ひばり湯でのケツ焼きについて
サウナイキタイ アドベントカレンダー 1日目の記事です。
もう師走、時が経つのは早いですね。
いい感じに寒くなってきてサウナの楽しい季節になってきました。いや、いつでも楽しいのだけど。
軽い気持ちで応募したアドベントカレンダー、まさかのトップバッター当選に恐縮しております。
ケツ焼きという概念
ひばり湯は、神奈川県鎌倉市の大船にある銭湯だ。
当たり前だが皆さんにとってサウナに入る行為は体を温めるためだろう。
多くのサウナ室の場合、熱は上に行くので、頭が一番熱くて足下は温度が低い。
ひばり湯のサウナは熱源が座席の中にあるボナサウナなので、下から熱がやってくる。
座席が一段のみのコンパクトなサ室ということもあって、他のサウナに比べてより熱源が体に近いのだと思われる。
上記の要因によって得られるもの。それが、
「ケツ焼き」
そう、お尻が熱いのである。
サ活を見てみると「尻焼き」と呼称している方が多かった。
ただ私が尻を焼くという概念への気づきを与えてくれたのはくじらさんのTweetだったので、そこで使われていた「ケツ焼き」という呼び方をしようと思う。
ちなみに夏頃に男湯が改装され、露天に謎の階段が出現した。
登った先にあるのはととのい処。壁にはOCEANという文字。
何を言っているのかわからないかもしれないが、気になる方は是非行って確かめていただきたい。
ひばり湯には「サウナ求道者の忘備録」という名のノートが置いてあり、利用者が思い思いのことを書いている。
11月現在、もう三冊目に突入しているのだが、その三冊目の裏表紙に「尻焼きnoヒバリーヒルズ」とデカデカと書いてあった。
ケツ焼きだの尻がどっかいなくなるだの好き放題書いていて施設的にはどうお思いなのだろうかと若干心配していたが、公式でケツを焼くサウナという認識であるのなら、思う存分ケツを焼く素晴らしさを書くことができる。
ひばり湯のドライケツ焼き
「ドライケツ焼き」
皆さんもサウナに通っていればお尻熱いという経験がある方がほとんどだと思う。
私が思うにその多くは「ウェットケツ焼き」である。
銭湯サウナでよく使われている黄色のサウナマット。それが汗を吸ってビショビショになっている状態でサウナの熱で温度が上昇する。
そこに座った瞬間「アチィ!」となるあれである。
しかしこのケツアチ(お尻が熱いさま)の場合、熱さのピークは座った瞬間であり、我慢して座っていればやがて水分の温度が体温に近づき、熱さはデクレッシェンドしていく。
しかしひばり湯のケツアチは異なる。先に書いたとおり熱源が座席下部にあり距離が近い。
何が起こるのかというと、座った時はそうでもないのにジワジワとケツが熱くなってくるのだ!
クレッシェンドケツアチ!
これはサウナマットが濡れていようがいまいが関係なく訪れる。
私はこれをウェットに対して「ドライケツ焼き」と呼んでいる。
もう苦悶の表情でケツをずらさざるをえないほど熱くなるのだ。
運がよければウェットとドライを同時に楽しむこともできるぞ!
清められる感覚
「ちょっとまって?ケツが熱いのはわかったけれどそれっていいことなの? 気持ちいいの?」
との疑問が聞こえてきそうだが、これが私にはたまらないのだ。
ケツ焼きという概念にたどり着くまでは、私もお尻が熱いのはいやだなと思っていた。
しかしくじらさんのおかげで、ひばり湯で私はケツを焼いていたのだと気付いてから快感に変わっていった。
なにかこう心身ともに清められるような感覚があるのだ。
ある日仕事中に上司によろしくない態度をとられたことがあった。
すごいモヤモヤした。
その夜ケツを焼いた。
「ちょっと虫の居所が悪かっただけだな」と思えた。私にも落ち度があったかもと。
彼も私とケツを一緒に焼けばいいのだ。
ケツ焼きはモヤモヤを吹き飛ばしてくれる。
身体を焼くという行為で言えば、護摩行に近いものがあるかもしれない。
護摩行では煩悩や業を炎で焼き払うらしい。
私のモヤモヤもボナサウナの熱でケツとともに焼き払われたのかも……。
ケツアチポイント探求のススメ
ケツ焼きに目覚めてからは積極的にケツアチポイントを探り始めた。
ある時ケツがポイントにハマりすぎた。最高だった。
帰り道もケツがヒリヒリ。
帰宅後に鏡で確認すると見事に赤くなっているお尻。
進化論的には人類はもともと猿だった。
多くの猿ってお尻赤いよね?
そう先祖返り(?)である。
これがケツ焼きの可能性である。
コの字型のひばり湯の座席。
ここでマイフェイバリットケツ焼きポイントを紹介しよう。
コの字の上の角だ!
実際にはサウナ室に入って左の奥だ。
安定してケツアチを提供してくれる。
下の角、実際には入って右奥もポイントではあるのだが、恐らくここが熱源に一番近い。
そのためケツアチが鋭すぎて上級者向けとなっている。
ケツがどっか行く可能性が高いので注意しよう。
もちろんこの他にもポイントはある。
日によって条件が変わるのか、いろんなところに出現するのが面白い。
ケツ焼きは奥が深いのだ。
ただ黄色いサウナマットの下に断熱用のスポンジマットが敷いてあり、これがどんどん増やされている。
ケツアチポイントは減っているのが現状ではある。
この記事を書くことが決まった後早速焼きに行った。
しかしセッティングがぬるめだったこともあり、ほとんどケツアチがなかった。
私は戸惑った。もうケツは焼けないのか?
後日再訪するとちゃんと焼けた。
その時の嬉しさは今年イチだったかもしれない。
ケツの熱さに一喜一憂。
私はケツ焼きの良さをシリすぎた・・・。
ひばり湯
住所: 神奈川県 鎌倉市 大船1丁目13-7
夢中になれるものがみつかりました ありがとうございます
来年のトレンドはケツ焼きだな🔥
11月に行った時にはケツ焼けなかったので、ねぎさんの記事を参考にまた再訪します。
読んだ人、皆、ケツ焼きしてみたい🤤と思うのではないだろうか。 早速、イキタイに登録させて頂きました。
自身から湧き出た『ケツアチ』というワードが、他の方からも湧き出るんだと認識して嬉しくなりました。
ケツ焼きといえば思い出す施設がありました。栃木にある宝湯の女性側ですが謎の敷石が座面に3,4箇所あり直火で焼かれる感覚があります。ドライもウェットもいけそうです!(常連さんは敷石を避けて座ります。)誰かのケツ焼き体験のためになれば幸いですw
ケツを焼くという概念...
オレのせいでケツ焼きの世界に引き込んでしまっていたのか…申し訳ございませんでした。
所変わればすべてが変わるファンタジーを体験できました。ありがとうございます。一度ひばり湯さんに体験しに行きたいと思います。
あの天才のイチローさん然りトップバッターはしれっとかっ飛ばすケツ焼きのお話最高でした!!
勉強になります
初日の重責お疲れ様でした。山梨の国母温泉もケツ焼き系なので是非自転車でお越し下さい!
ケツ焼き、ケツアチ、めっちゃ気に入りました‼️
カプセルプラスの共有スペースでニヤニヤしながら読ませて頂きました。マイサウナマット持参でひばり湯へ行った私は邪道だったのてすね
女性も焼けるかな...イキタイ押しました🔥
トップバッター、最高に面白い記事ありがとうございます。みんな、ケツを焼きに行きたいと思ったはず。
赤くなるほど焼かれてみたい😄
芳ばしいケツ焼きの空気を感じる記事でございしまた。ありがとうございました。
ひばり湯さん、むかし行ったことあったのと この前、川崎のゆいるで尻焼きもしたので愉しかったです☺️
最近、ひばり湯はまっています。 今度、角スポット試してみます!
ケツ熱くて嫌な記憶しかなかったのですが、逆に焼いてみたくなりました!
ケツ焼きのボジティブ変換が315ですね。
楽しく読ませてもらいました!
いいお話。
知らず知らず自分もケツ焼きしてたし、好きでした。
今年のアドベントはいきなりケツネタですか!熱いぜ!爆笑で読ませていただきました。
私はバスタオルを敷く派なのでケツ焼きはしませんがひばり湯を愛しています!
何回「ケツ」と書いてあるか数えてみましたが、ゲシュタルト崩壊の為断念しました。
プレジデントのヒーター前にあるイスは、ケツ焼き勢の為のモノなのか…
まじおもろすぎ いやインタレスティングの方です 最近の嫌なこと忘れました 私も今度ケツ焼きにケツ焼きに行く事にしました
ケツ焼き 奥が深いです!
きっちりオチまで付いて。 とてもトップバッターの前座とは思えぬ素晴らしさ!
大変面白く読ませていただきました! 私は赤いケツよりプリケツを求道したいと思います…!(笑)
「その夜ケツを焼いた。」がとても好きです。
最高の記事でした🙇🏾 その夜ケツを焼いたには見事に吹きました。笑 前から気になっていたので私もケツ焼きに行かさせていただきます🍑
👍
面白すぎました!!笑
焼きたくなりました
いままでのケツ焼きは確かにウェットだったかも知れません。笑 記事、面白かったです。
その夜ケツを焼いた 笑笑
天才を見つけさせて頂きました
全く新しい知見をあただいた。シリで喜びを感じるのかぁ。今までの人生でその視点全くなかったな。
ひばり湯さん、毎週のように土日に通ってます。ケツ焼き、わかります!自分だけかと思ってました^^