波と風とサウナと
サウナイキタイ アドベントカレンダー 8日目の記事です。
みなさま、こんにちは!!!
8日目を担当いたしますのは、フリーのアウフギーサーとして全国の温浴施設、サウナ施設で皆様に風をお届けする仕事をしております、わたくし五塔熱子でございます。
アウフギーサーなのにアウフグースのこと書かんのかーい!というツッコミを多数頂いている気もしますが、私にとっての「サ」といえば、実はサウナともう一つ、サーフィンなのです。
今回は、私の人生においてサウナと同じくらいどハマりし、無くてはならない存在であるサーフィンの話、またサウナとのつながりなども書いてみれたらと思います。最後まで読んで頂けますと嬉しいです。
自然との一体感と癒やし効果
私がサーフィンに出会ったのはもう十年以上前の若かりし頃。
大失恋をした反動で「今までに体験したことないものをやってみたい」という衝動に駆られていたところ、通勤途中の駅の売店に並んでいた「横乗り系」(ボードに横に乗るスポーツ=サーフィン、スケートボード、スノーボードなどのこと)雑誌の『Fine』がたまたま目につき、「サーフィン、やってみたい!」と思い立ったのがきっかけです。
私が感じるサーフィンの醍醐味は、なんといっても自然との一体感、波と呼吸を合わせて風になれるところです。
特にロングボードが好きで、自分が波を切り裂くというよりは、波に自然と運ばれていくボードをちょっぴりコントロールしながら、その波のいいところを走っていく。それが上手くできた時の浮遊感と疾走感は本当に心地の良いもので、心が無になり、自分が水面を走る風になったような感覚を味わう事ができるのです。
上手くできずにボードから投げ出されて波に巻かれ、洗濯機の中みたいにぐるんぐるんになったとしても、普段の生活では加わることのない外力を受けることで脳味噌がリフレッシュするのか、今まで溜め込んでいた思考や感情がいったんゼロになるような感覚になります。
海に浮かびながら遠い水平線を眺めていると、広い空と海の中では本当に自分がちっぽけな存在に感じ、心のモヤモヤも「なんか小さい事考えてたんだな」となんとなく俯瞰して見られるような気になり、心が穏やかになるのです。
自然に対して純粋に感謝し、繋がる事ができるサーフィンの癒し効果は絶大で、自分にとってなくてはならない存在になっていきました。
一度その感覚を味わってしまったらやめられないのが人間の性というもの。踏み入れたらその道を極めたくなる私の性格も相まって、暇を見つけては車で全国各地のサーフスポット(とサウナ)に赴くようになりました。
次第に波乗り仲間が増え、友達のホームにお邪魔して一緒に練習したり、大会にも挑戦したり。引越しや温浴業界への転職などもあり、1日の始まりか終わりは海で!というライフスタイルになっていきました。
「ローカル」との付き合い方
毎朝のサーフィンがルーティンになってくると、いつも同じ時間に同じ人達に遭遇することになります。
サーフィン界ではサーフポイントにおける常連さん達のことを「ローカル」、逆に他の場所から訪れる側を「ビジター」と呼んでいます。
サーフポイントによってはローカルさん達のルールもあったりして、「板のロングとショートによってエリアを分ける」など合理的なものから、「いい波はローカル優先」などローカル贔屓なものまで様々あります。
ホームでも遠征先でも気持ちよくサーフィンをするために大事なのは、ローカルの方々といい関係性を築くことです。お互いに気持ちよく波乗りをするためには、思いやりやちょっとした気遣いが必要。特に遠征先では、自分の波だけに集中することよりも、波をシェアさせてもらうという、一歩引いた気持ちの余裕を持つことも、損した気持ちにならずに済むコツかもしれません。
そうは言っても、リフレッシュしにいく場所で気を遣う事に疲れる時もあったりして、そんな時は人の少ない時間や場所を選んだりしながら、まずは自分への元気をチャージを優先。心身共に余裕がある時にはコミュニケーションに挑んでみるなど、自分のペースでサーフィンをすることで、バランスを取っています。
「サ」ーフィンと「サ」ウナ
自然との一体感、癒やし効果、常連さんたちとの付き合い方。何かに似ているなという気がしませんか?そう、サウナです。
特に常連さんたちとの付き合い方は、学べる部分が多いなと思っていたり。
もちろん施設側やビジターが把握できなかったり損をするような、ローカルだけに都合のいいルールは看過されるべきではないし、利用者の増加や時世によってその施設のルールも変化していかなければならない事も出てくるでしょう。
ですが、郷に入っては郷に従う精神でその場その場を楽しむことができる人でありたいですよね。
それはけして煩わしい事ではなく、当たり前の事。サウナもサーフィンも、一人になれるものでありながら、そこには自分しかいないわけではなく、人がいる。人がいるから成り立っている。
特に熱波の仕事をしている私にとって、サーフィンは風に対する感受性を培う場であり、そして人とどのように付き合っていくのか、どうしたらみんなが気持ちよい空間を作れるのかを考える場でもあった気がします。
私にとって2つの「サ」は、ガサガサした心をたおやかにし、何気ないコミニュケーションの中にある温かみを感じさせてくれるもの。日々の疲れを癒し、また明日も頑張ってみようと思わせてくれるものだと思っています。
そんなサのある1日1日を、これからも大切に過ごしていきたいと思います。
もし、この記事を読んでサーフィンに興味を持って下さった方は、是非とも体験してみて下さいね。世界観が変わりますよ!
ここまで読んで下さいまして、どうもありがとうございました。皆様におかれましても、充実したサのある生活をお送り下さいませ♪٩( ᐛ )و
自分,SUPをやっていまして! 共感させられました…(*゜Q゜*) どの界隈も大事なのは,OMOIYARIですね(*´∀`)♪
熱子さんがサーフィンをされていたとは知りませんでした…!カッコ良い(`;ω;´)!
とても共感出来る素晴らしい内容でした。 いつか五塔さんの風を受けれる日を楽しみにしています。
サ女子だっただなんて!!!かっこいい!
熱子さんのパフォーマンスから海を感じていたのは、そういうことだったんですね◎
サすがの考察!!! 今は休んでますが、私もサーファーなので「ローカル」「ビジター」の感覚は非常によく理解出来ました!!
熱子さんのアウフグースを受けると、自然の中にいるような穏やかな気持ちになれる理由がわかった気がしました✨また受けれるの楽しみにしてます😊
わっめちゃくちゃサーフィンをやってみたくなってしまいましたー!
サーフィンとサウナ、確かに似てますね!いつかチャンスがあったらサーフィンチャレンジしてみたいです!素敵なお話ありがとうございました♫
2つの「サ」によって、あの華麗な技が生み出されるんですね✨✨
サーフィンとサウナ、本当に通じるものがありますね😄🌸とても素敵なお話しを聞かせていただき、ありがとうございました😆🌟また、先日は札幌ニコーリフレのイベントの際はお疲れ様でした❗残念ながら抽選に外れて熱波は受けれなかったのですが😭隣のスチームサウナまで楽しさが伝わってきました笑❗いつか熱子さんの熱波を受けれる日が来ると良いな~と楽しみにしてます🙏🌟
サーファーだったんですね☺️✨🏄♀️
サーフィンとサウナ、通ずるものがありますね。あるんですね。
サーフィンも🏄♀️できるなんて! 熱子さんの熱波が心地よい理由がわかりました♥᷂
いいっすね!サーフィン!👍
熱子様、素敵すぎです。 また平和島いきます! ちなみに私は泳げないことをしらずにセットで巻かれて挫折しました笑笑
いつか熱子さんの熱波を受けにイキタイ🔥🔥🔥😆😆
興味深く読みました。 自然に身を任せる。されど制御も加える。 サウナ世界の上手な味わい方にも大きくつながりますね。
ビッグ・ウェンズデーのジャン=マイケル・ヴィンセントに憧れてた世代です。共感できる記事、ありがとうございました。
この「サ」記事は穏やかで心地の良い風を感じます☺️自分のペースの「サ」でバランスを取る。とても素敵な言葉だと思いました🙏
深いなぁ・・・
ゴトントゥ
自分も今年からサウナデビューしまして1173🌊1137🧖♂️を求めて2つのサ活をしています^ ^
サーフィンとサウナ…なるほど。雪山に置き換えて読んでみたら共感ポイントがいくつもありました✨ 熱子さんの風を受けてみたくなりました⛄
サウナも一緒ですね。私は新規開拓が大好きなんですが、施設に入ったら周りの人の挙動を確認するようにします。最近は特に混雑で並ぶことが多いので、そのときはローカルルールが結構あって緊張します。
海と、風と水とサウナ。熱子さんの風に風景を感じるのは色々な想いを表現されているからなんですね🍀
サーフィンされていたんですね。 私のホームも海が直ぐなんで、サーファーは結構いらっしゃいます。 ローカルとビジターの関係性はどのコミュニティでも当たり前ですが、この記事を頭に置いて熱子さんを思い出すと「あぁ…なるほどなぁ…」と気付かされます。 せっかく今は海に近いのだから、やっぱサーフィンやっときたいなぁ🤣
いい❣️とてもいい❣️なにこの清々しい気持ち❣️すてきな「サ」です❣️
嗚呼、サーフィンやりたくなってきました🏄♀️🌊🏄🌊🏄♂️🌊✨