2020.11.02 登録
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計394施設
在宅ワークを終えて、すぐさま楽な格好に着替える。スウェットにパーカーのスタイルとなり、いつものようにミニボトルのシャンプーセットと適当に選んだ大小タオルを鞄にぶち込む。
ものの5分ほどで家を飛び出し、颯爽と車で駆け出す。本日向かうのは東京都葛飾区の四つ木エリア。前回はご縁が無かったあの場所へ、脇目も振らず一直線に進む。
対向車が来たらお手上げってくらいの細路地をくねくねと行く。備えられた駐車場は満杯だったので、近場のパーキングに車を収める。さぁいざいかん、またの名を湯ったりランド。『アクアガーデン栄湯』さん。
券売機でサウナ付800円のチケットを購入。ショートカットの奥様に応対してもらうが、コミュニケーションが心地良い。タメ語なんだけど、全然イヤな感じじゃない。最早、実家のお母さんみたいな安心感。
シャンプー類はある?と聞かれたので、持ってきました!と言うと、偉い!いってらっしゃい!と返される。その言葉に背中を押されて、なんだか清々しい気持ちで男湯の暖簾をくぐった。
アットホームな雰囲気は浴室にも。浴槽は長く一つあるのみだが、中で様々なゾーンに区分けされている。白湯・電気・バイブラ・フットジェット・ハイパワージェット等々。奥に打たせ湯付の露天があるが、土日祝限定という変わったスタイル。
♯サウナ ★★★★★
ちょっと個人的な嗜好が入るかもだけど、結論とっても好み。下調べ無しだったので、入室してビックリ。温かみのあるロッキーサウナ。見事。フワッと香るヒノキチオールの香り、ストーブ枠や壁面の丸木の感じ。どれもが素晴らしい。
二段掛けの座面が少し距離をとって向かい合わせに。間に立派なストーブがあり、3分おきにちょろっとオートロウリュが入る。室温は90℃だけど、湿度たっぷりで居心地が良い。大きな丸窓もこの雰囲気作りに一役買っている。
♯水風呂 ★★★★☆
滝のような形で水が注ぎ込まれる。ボコボコのバイブラもあって循環が良く、パワフルな水風呂。水温は体感で15〜16℃くらい。かなり冷たい。ロッキー12分粘って、1分入るくらいでちょうど良い。
♯休憩 ★★★★☆
土日祝限定の露天風呂。平日はお湯が張られていない。その代わりと言っては何だが、露天スペース全体が外気浴専用エリアになっているのだ。あっぱれ。
プラスチック椅子7脚。浴槽の縁に足を掛けて、ヒンヤリとした外気を受けながらの休憩。たまらん。サウナ→水風呂→休憩のコンボ感強め。かなり好きだなぁ。
93点。ここ最近の銭湯開拓では一番のヒットであることは違いない。また必ず来させていただきます。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計393施設
江戸川区ハシゴサウナ。お風呂のテーマパーク、あけぼの湯さんでは地域の強面の諸兄方に混じって、味わいのある遠赤外線サウナでじんわりと蒸された。そこからほど近くの距離にあり、船堀駅からもすぐの好立地。
『サウナカプセルホテル コア21』さん。パチンコ屋の上階にある。一階のジャラジャラとした大音量とは打って変わって、こちらはどこか静けさのある落ち着いた雰囲気で、昔ながらのサウナといった印象を抱く。
そう多くを語るものはおらず、利用者は各々のペースでリラックスタイムを過ごしている。施設全体は時代を感じる風貌で、少しだけ薄暗い。水色の館内着に着替えて、まずはお腹を満たす為に食堂へと向かう。
看板メニューの一つであろうカツカレーを食して、リクライニングチェアーで少しばかりの休憩。グースカとイビキをかいている初老の男性がたくさん。皆さんお疲れのご様子。
浴室は白を基調とした明るい雰囲気をしている。広さが十分にあり、一つ一つの浴槽も大きい。ボコボコと音を立てる丸型のジャグジーと背中腰の3点ジェットを備える主浴槽で身を温める。
♯サウナ ★★★★☆
フカフカのオレンジ色のサウナマットが敷き詰められた座面はコの字型になっており二段掛け。最奥にTVがあるが、座る位置によっては少し見にくい。
熱源は石が置かれた電気ストーブ二基。上段に座るとパワフルな熱の対流を感じられる。室温計はその体感を表した102℃。広々と開放感のあるスペースではあるものの、バッチリと熱い。
♯水風呂 ★★★★☆
水温計は20℃弱を指すが明らかに温度はもっと低いだろう。おおよそ16℃くらいの体感。長くサウナ室に入った後、限界まで我慢して迎えるこの水風呂はありがたい。
サウナ室同様、とっても広々としているにも関わらず、混雑度合いはそれほどでも無いので贅沢に使わせてもらう。足をだらんと伸ばしてノビノビと。
♯休憩 ★★★☆☆
整いイス、整えました!という貼り紙を浴室の入口で目にしたが、4脚ほどのプラスチック製の椅子が等間隔に並んでいる。目の前にもたっぷりとスペースがあるので、こちらでも足を伸ばしての休憩が叶う。
ふと後ろを振り返ると窓が開けられるようになっており、ひとたび開けるとヒューっと冷たい風が吹き抜け、外気浴に近しい環境でととのうことができる。
88点。一見、古めかしい施設かな?と思うが、一つ一つのクオリティは高く、全体として満足度の高いサウナ施設。お値段は3時間1500円と一般的だが、なによりも空いているのがありがたい。時間を気にせずゆったりと過ごすのに向いている。良きでした。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計392施設
本日は仕事を早退けできたので、江戸川区は船堀エリアのサウナをハシゴ。サウナを好きになるまでは一介の路線駅と思っていたが、実はこの船堀駅は数多くの銭湯・サウナ施設がひしめく魅力溢れる場所なのである。
スーパー銭湯であれば「まねきの湯」。サウナ施設であれば「コア21」。銭湯であれば「乙女湯」「鶴の湯」。そしてこの『あけぼの湯』さんの5つがある。
お隣に5台分の月極駐車スペースがあるが、一杯だったので仕方なく時間貸しの箇所に車を停める。入口へと続くアーチ状の屋根とズラリとお風呂の種類が掲示された看板を目にして「蒲田温泉」さんに似てるなと考えを巡らす。
中に入ると銭湯には珍しく、机椅子が並ぶ食事処があるではないか。なかなかお目にかかれない光景を楽しみながら、券売機でサウナ付のチケットを買う。お値段800円でパウチのシャンプー類・大タオル・フックキーを貸してもらえる。
脱衣所も一風変わっている。自販機のそばに2階へと続く内階段があり、裸の男たちが行き交っている。まずは一階から楽しむことにして、しっかりと洗体を済ませ、奥へと進む。
縦長の浴槽は弱アルカリ性の天然温泉ときた。肌を包み込むような優しい泉質。中で区分けされており、強ジェットや傾斜の付いたリラックスバスなどが備わる。その更に奥には露天の岩風呂もある。
2階。まず目に飛び込んでくるのは立派な屋根付の岩盤泉。地元のイカツイお兄さんたちが談笑している。カランの奥には座風呂寝風呂の他に牛乳酵素風呂と名の白色のジャグジーバスがある。流れるプールのようにぐるぐると水流があり、面白い。
♯サウナ ★★★★☆
お風呂たくさんで楽しかったなぁなんてことを考えながら、遠赤外線サウナへ。コの字型二段の座面で照明は明るすぎず暗すぎず。TVあり。和彫の諸兄方に囲まれながら蒸される。室温計は93℃あたりを表示しており、上段はそれなりの熱さ。熱の伝導を感じる。
もう一種類。今度はパッと明るい2名サイズのスチームサウナもある。温度は低めだがそれなりに汗は出る。体感は優しい。
♯水風呂 ★★★☆☆
銭湯にしては比較的広めの水風呂。水温20℃のまろやかタイプ。長居できてしまう。頭上には富士山のタイル画。目の前の擦りガラスには蛸の模様。よくよく観察すると色々出てくる。
♯休憩 ★★★☆☆
水風呂脇にプラスチック椅子が4脚。気持ちヒンヤリとしているので、内気浴ではあるものの、満足度は高い。下に降りて露天まで行くには導線が悪いので、このスペースがベストだろう。
86点。地元に根差したお風呂がいちばんの魅力の銭湯サウナです。
男
[ 北海道 ]
♯新規開拓/累計391施設
北海道一泊二日の弾丸飲んだくれ旅行。友人夫妻とひたすらに北海道グルメを堪能する。勿論そこにお酒は付き物。ただ一つだけ我儘を聞いてもらって、宿泊のお宿はサウナ付きのホテルを選ばせてもらった。
『プレミアホテル-CABIN-札幌』さん。札幌イチの繁華街といえばニッカウヰスキーの看板が印象深いススキノ以外他ならない。その場所より徒歩で数分の立地。タクシーの運転手さんに伝える、南5西7。
宿泊利用で5000円弱。しっかりとしたダブルベッドのお部屋。荷物を先入れして、昼飲みに繰り出す。海に囲まれた北海道だからこそ味わえる海鮮料理の数々に舌鼓を打つ。立て続けに食べたジンギスカンも臭み無く、サッポロクラシックと良く合う。
〆の味噌ラーメンを平らげて、フラフラと氷点下の寒空の下を歩きながら、どうにか帰還する。本当は眠いけど、折角北海道まで来たのだから、余すところなく満喫したい。この勢いでお風呂に行っちゃおう。
深夜帯なのに何名かの人の姿。メインの大浴槽は少し緑がかった色をした天然温泉。ススキノのど真ん中で温泉が楽しめる。湯温高めで冷えた身体にじんわり染み渡る。背中部分が当たる壁は少しだけ傾斜が付いており、その塩梅が丁度いい。
♯サウナ ★★★★★
素晴らしいサウナ。これに尽きる。構造としては縦に長く四段掛けとなっている。ストーブはMETOSのジールを使用しており、座面に対してその位置が極端に低いのが特徴。セルフロウリュの際はその低い位置から天井目掛けて熱気が巻き上がり、最上段は途轍もない熱さとなる。
北海道特有のウォーリュも可能。味わいのある木板の壁目掛けて水をぶっかける。忽ち木のいい香りが室内を包み込み、幸福感が高まる。各段の足元からの僅かな光も良い感じ。TVは不要かな。
♯水風呂 ★★★★★
地下水。水温の設定は13℃前後とのことだが、その言葉通りの冷たい水風呂。思わず声が漏れてしまう。サイズ感は小さめだけれども、そのクオリティでマイナス点を余裕で上回ってくる。ピシッと身体が引き締まる。
♯休憩 ★★★☆☆
屋上の露天風呂が外気浴の絶好のスポットになる筈なのだが、いかんせん導線が悪すぎる...。外階段で2フロア分をひたすらに登っていく必要があり、その道のりは果てしなく遠い。
やっとの思いで辿り着いた露天には寝転べるような椅子は無いのもイマイチ。ぬるめの壺湯での休憩か浴室内のオットマン付きのアディロンダックでの休憩をお勧めする。
94点。導線は気になったものの、サウナ・水風呂・温泉はハイレベルで感動した。よく飲んだ分、よくととのうことができました。
男
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計390施設
二日ほど間が空くと、しばらくサウナに行ってないような気がしてくる。たった二日だけなのに。もはや中毒者だなと苦笑いを浮かべて、また今日もサウナへと向かう。
『印西温水センター』さん。気になっていた施設の一つ。千葉県印西市。北総線の千葉ニュータウン中央駅より少し歩いた場所にある。消防署の裏手。工業地帯のような建物群の中の一つ。温水プールがメインの複合型施設。
料金は通常3時間で520円と破格。印西市・白井市・栄町に在住・在勤・在学の方は更にここからマイナス100円引きされる。この料金でプール・トレーニングルーム・お風呂を楽しめるなんて。本当にお安い。
とは言え、プールとトレーニングには目もくれず、一目散に向かうのはお風呂場なのである。本日の日本列島は10年に一度の大寒波。少しでも早く温かいお風呂でぬくぬくしたい。
筋トレ終わりと見られる身体の引き締まったお爺ちゃんが多い。温浴は主浴槽と円型ジャグジーの二つ。主浴槽はとても広々としていて、ジェット・寝湯を同時に備える。よく観察したら壁際に打たせ湯の存在も確認できた。
♯サウナ ★★★☆☆
オレンジ系のライトが温かみを齎す。コの字型二段掛けで8名までの利用制限となっている。奥角にはしっかりとしたサウナストーブがあり、上段はそれなりの熱さ。室温計は91℃の表示。
TVやBGMの類は一切なし。黙々と12分計と睨めっこするのみである。厚めのサウナマットは幾人もの汗で湿っており、清潔感には欠ける。ビート板等の用意も無いので、気になる方は持参を薦める。
♯水風呂 ★★★☆☆
2〜3名サイズ。バイブラは無いが水中に僅かな水流を確認。水温は体感で19〜20℃ほど。温水プールの影響か?比較的強めのカルキ臭がある。
♯休憩 ★★★☆☆
浴室内で休むとすれば、打たせ湯と寝湯の間のちょっとしたスペースを活かす他ない。細かい正方形のガラスを所狭しとくっ付けたような形状の大窓は外の木々たちの影を映し出し、まるでモザイクアートやドット絵のような不思議な模様を描き出す。
脱衣所兼ロッカーにはちょっとしたスペースにプラスチック椅子が5脚ほど置かれているので、こちらの方が休憩には向いているだろう。BGMは有線だろうか。最新のJ-POPヒットチャート。
82点。お風呂はあくまでサブポジション。プールもトレーニングジムも利用できて、最後にサウナとお風呂で〆る。これで520円というところに最大の価値がある。
老後のちょっとした運動には最高だろうな、なんてことを考えながら、胸筋の発達したお爺ちゃんたちに会釈をして当館を後にした。
男
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計389施設
ようやく来れた!千葉県で気になる施設3選の一角。ビバークランドロードの湯さん、edenさんと並び、サウナ好きからの評判高く、近いうちに!と思っていたところ、とうとう機会に恵まれた。
『カプセルホテルふらる』さん。最寄りは千葉駅。あまり降り立ったことがなかったので、その巨大さにビビる。頭上を走るモノレールを確認しながら小さな川沿いを進むと、ラブホテルの並びにライトアップされた看板が現れる。
こぢんまりとしたカプセルホテルといった第一印象。サウナのみでビジター利用の場合、1時間800円(タオル・館内着別)、2時間1400円、フリー1900円が選べる。タオルの持参も無かったので、2時間コースをセレクト。
1階にロッカー。ここで館内着に着替えて、エレベーターで2階へ上がる。早速、オープンスペースにインフィニティチェアが置かれているのを発見する。奥にはちょっとした漫画コーナーがあったりもする。
脱衣所にも簡易的な鍵付きロッカー。お隣のカゴは千葉の名所やらルーツのある有名人の名前が書かれている。夢の国、アクアライン、有馬記念、マツコデラックス、氣志團、キムタク...etc。
浴室もかなりコンパクト。中央の主浴槽は変わり湯のようで、本日は薬湯だった。強めのバイブラが気持ち良い。しっかりとした生薬の匂いが浴室中に広がっていた。
♯サウナ ★★★★☆
その名も「ふくろうの巣」。夜行性の梟が日中身を隠す巣をイメージしているようで、室内は一才の光もない。扉から差し込む浴室の光のみという挑戦的なサウナ室。レインボーのそれよりも暗い。
室温は100℃設定とのこと。座面は二段掛けで上段の方が幾分か広め。最大5名収容となっている。ストーブの石の上には三脚のようなものが携えられており、銀色のバケツと麻袋が吊るされている。
麻袋の中身はおそらくだが、オリジナルに配合したタイのハーブが入っている。リラックス&デトックス効果が高く香りも芳しい。TVもBGMも無い空間で嗅覚が研ぎ澄まされる。
♯水風呂 ★★★★☆
チラーが元気良く稼働する水温15℃設定の水風呂。体感は17℃くらい。「掛水定員1名まで」という謎の表示があるが、最後まで意図が分からなかった。笑 奥には不感の湯。段階的に身体を冷やすことも叶う。
♯休憩 ★★★★☆
バリエーションいろいろ。浴室には白色のプラスチック椅子が二脚のみだが、一度脱衣所の外に出れば、先述のオープンスペースにインフィニティが置いてあるし、外に出れば外気浴もしっかり堪能できる。照明の具合も程良い。
91点。混雑度合いも程々。穴場ですね。
男
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計388施設
千葉県成田エリアについては、その殆どにお邪魔させていただいたつもりでいたが、肝心要の此方を忘れていた。成田駅から歩くには少し遠い。県道51号を車で5分ほど進んだ距離にある。白と紫の大きな看板が目印。
『華の湯』さん。地域に根付く和風のスーパー銭湯。成田市民の車文化を象徴するように駐車場のスペースは広々と取られている。アットホームな雰囲気。入浴料は840円。
退館してから気付いたのだけど、男女の浴室が日替わりとなる入れ替え制度を取っているようだ。和の湯と洋の湯の二種類。本日は前者。手前側の暖簾をくぐる。いつか洋の湯も。
お風呂の種類たくさん。ジェット・電気・寝湯やらが順繰りに並ぶが、ふと水風呂が現れるトラップ。大概は少し離れた場所にあるのが相場だが、お隣同士くっ付いてる。
その隣には主浴槽のトルマリン風呂。一番高温で気持ち良い。外湯もメインの露天風呂・高濃度炭酸泉・壺湯と一通りのラインナップ。
♯サウナ ★★★★☆
おおっ!入ってビックリ!間接照明がとても良い味を出してる。雰囲気◎。一段一段の座面幅が広いタワー型サウナで五段掛け。白髪の好々爺たちが広い座面に胡座をかき、一段上の足元の照明を背に受けている。まるでオーラを纏った武道の達人みたいな雰囲気で少し面白い。
壁が丸くくり抜かれており、それが高級料亭にあるような丸窓障子のように見えて、とっても粋。何度眺めても惚れ惚れする。とことん和を追求したサウナって感じがして好み。
並ぶようにして塩サウナ。天井付近の室温計は85℃近くを指す。陶器にはこんもりと塩が盛られており、一般のものよりサラサラ。一頻り汗を流した後、出口の扉を開けると、頭上からビックリシャワー。こりゃたまげた。自動シャワーとは恐れ入った。笑
♯水風呂 ★★★☆☆
先述の水風呂。かなり冷たい。体感で17℃くらいかな。広さ深さもたっぷりで全てが及第点。特徴は無いけど、シンプルイズザベスト。
♯休憩 ★★★★☆
露天スペースは奥に奥に長い造りとなっているが、至る所に休める場所が用意されているので、難民になることはまず無い。
やはりファーストチョイスは建物に沿って施された縁側のようなウッドデッキになるだろう。サウナで追い込んだ後に大の字になれるのは何事にも変え難い。
88点。サウナ室の雰囲気は日本人であれば誰しもが小さな感動を覚えるのではなかろうか。全体としてアットホームで普段使いには最適。
客層は様々で老人・中年・若者・ファミリー層と幅広い年代から愛される。次回は洋の湯側も是非とも体験してみたい。ありがとうございました。
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計387施設
手賀沼。千葉県北部の柏市・我孫子市・白井市・印西市に跨がる利根川水系の湖沼。千葉県有数の都市である柏駅より左程遠くない距離にあるのにも関わらず、ここら一帯は緑と水を身近に感じられる、長閑で優しい雰囲気を併せ持っている。
『手賀沼観光リゾート 天然温泉 満天の湯』さん。遠くからでも分かる、夕焼け色をした大きな看板が目印。駐車場は広く、農産物の直売所やカットサロンなどが併設されており、地域の人々で賑わいを見せている。
お屋敷風の建物は正に日本のスーパー銭湯の佇まい。館内に足を踏み入れてもその印象は大きくは変わらず。ただ一つ、二階のトリックアートは奇々怪怪。オーナーの別次元の発想か。異様だけど面白いから良し。
早速お風呂。なんと言っても、最大の売りは源泉掛け流しの手賀沼温泉。巷で多く見られる褐色のナトリウム塩化物強温泉ではあるものの、さらに浸透圧の高い高張性泉となっている。長湯は禁物。一回5分まで。
特に露天が充実していて、中央に岩風呂、円形のあつ湯、3つある壺湯、陽射しポカポカの寝ころび湯、いきなりヨーロピアンな雰囲気満載の別称"ヴィーナスの湯"と呼ばれる高濃度炭酸泉がある。順繰り楽しむ。
♯サウナ ★★★★☆
メインはタワー型のドライサウナ。五段掛け。室温計は84℃を表示しているものの最上段でもソフトな体感。真正面にTV。右に遠赤外線ガスストーブ。シンプルなスパ銭サウナ。
サブはよもぎスチームサウナ。入室した瞬間、フワッとよもぎの匂いが香る。これまでのものとは違って、どことなく"甘い"香りがした。数分に一度短い感覚で機械が作動し、ビッシリと天井に張り付いた水滴を掠めるようにスチームが天井高く行き巡る。室温62℃。
♯水風呂 ★★★★☆
遮蔽性の高い静かな水風呂。井水循環式。水温は18℃ピッタリでバイブラは無いが充分に冷たい。深さもそれなりで身体中が満遍なく冷える。
♯休憩 ★★★★☆
露天スペース中央の岩風呂を取り囲むように点々と黒色をした丸い椅子と木のベンチが置かれる。背もたれがないのが玉に瑕だが、いっそ身を放り出して休みたいのであれば、寝ころび湯をお勧めする。
瓦屋根を視界の端に映しながら、雲一つない晴天の青空を眺める。薄く張ったお湯がこの季節は丁度良い。それでも寒くなったらお隣の炭酸泉で休むのも悪くはないだろう。
90点。施設全体は少しだけ古い印象だが、それも味わいの一つ。サウナ周りの環境も充分で、何より天然温泉の数々が素晴らしい。地域に愛されるスーパー銭湯。
休憩処から見える手賀沼の景色をこの目に焼き付けて施設を後にした。
男
[ 茨城県 ]
♯新規開拓/累計386施設
感覚的には少しだけ久しぶりの新規開拓。再訪したかった施設が沢山あったので。仕事の関係で茨城方面に来ることになったため、ついつい寄り道。ノーマークだったけど、とっても楽しかった。
『あずま健康センター』さん。茨城県稲敷市。茨城のAKCとはココのこと(嘘)。まさか草加や厚木、はたまた今は無き相模を差し置いて、茨城にも健康センターがあったとは。勿論、湯乃泉グループでは無いので悪しからず。
圏央道の稲敷東ICから程近く。緑に囲まれた場所に年季の入った時代を感じる大きな建物。バブル期創業ということで、まぁそういうことだろう。北海道の高砂温泉さんに雰囲気が少しだけ似てる。
中は旅館のような作りをしているが、途端にゲームコーナーがあったりして、和がベースなんだけど醤油やらケチャップやら様々な角度から味付けをしたような、面白味のある施設となっている。
立派な暖簾をくぐると多くの時代を超えてきただろう昔懐かしのサウナ屋のロッカーに出迎えられる。イラストのタッチが昭和だもん。いや、僕は大好物よ、こういう雰囲気。ガタガタ言う扇風機の音も一つのスパイス。BGMは薄らとAdoやセカオワ。ギャップ堪らないね。
さて。浴室に入るとドーンと構える岩風呂に目を取られる。荘厳。かっくいい。惚れ惚れしながらジェットを背に受ける。お隣の寝風呂のジェットはお休み中みたい。
奥には健康センターよろしく生薬湯。チンピリは薄かったものの、身体の底から温まる感じが良い。露天はこれまた面白く、ものの見事な岩風呂が目の前にあったと思いきや、お隣は人工的な歩行プールがあったりする。中身は空っぽだけど。
♯サウナ ★★★☆☆
分厚めのオレンジのサウナマットが敷き詰められている。いいね。二段掛けL字の広々サウナ。遠赤ガスストーブが斜め置き。みなさんTVに夢中。照明のデザインもちょっとだけ昔風。
室温計は82℃を指す。表示通りの優しめの温度。人によっては少しぬるいと思うかも。まぁ、アレだけ広ければ致し方ない。
♯水風呂 ★★★★☆
広い深い冷たいの三拍子揃ったお見事!な水風呂。管から水面目掛けて勢いよく放水があり、滝みたいに打ち付ける。体感は19℃ほど。
♯休憩 ★★★☆☆
眼前に広がる山々を望みながらの外気浴。プラスチック椅子が4脚。ツボ押しにも使えそうな、竹を半分に切ったものを足置きにして使用する。一癖も二癖もある。ただ、眺めは最高。
84点。色々とツッコミを入れまくってしまったが、個人的にはかなり好きな部類。本来であれば友達とアレコレ言いながら楽しみたい施設。ありがとうございました。
男
[ 東京都 ]
今年度いっぱいを以って閉店になると耳にして、居ても立っても居られず、無理くりでも時間を作ろうと躍起になってはみたものの、中々思うように事は運ばず、年明けのこのタイミングになってしまった。
『そしがや温泉21』さん。生まれ育った町からは程近い距離にある。少し前に訪れた時はぷかぷかとプールに浮かんで、我を忘れて童心に帰ったものだ。あのワクワク感がもう味わえないと思うと、やっぱり淋しく思う。
駐車場はパンパン。受付にもひっきりなしに人が押し寄せている。最後の時を惜しむのにはまだ早いかも知れないが、同じような感情を持ってここに訪れた人はきっと多いのだろう。
一番下のロッカー。荷物は入れにくいけど、その分、床暖房の温かみを感じられる。この小さな気遣いも簡単には真似できないよな、なんて思いながら、一歩一歩その足元を確かめるように浴室へと進んでいく。
想像通り、沢山の人々が思い思いの時間を過ごしている。賑やかとはこういう光景のことを指すのだろう。ぽっかり空いたスペースを見つけて、黒湯の天然温泉に身を投じる。
♯サウナ
大画面の大型TVに映し出されるのは、日本の国技大相撲。サウナ室前には案の定行列が出来ていたので、浴槽の縁に座って順番待ちをしながら、闘いの様子を見守る。
5名の人数制限と10分の時間制限があるが、存外回転は早く、ものの5分ほどで自分の番になった。手元のフックキーを使って入室してまず初めに思ったのは、調光の素晴らしさ。暗すぎず、明るすぎず。やけに落ち着ける。
浴室の賑わいは何処へやら、サ室にはTVはおろかBGMの一つもない。その絶妙なライティングに包まれながら、黙々と汗を流すのみなのである。マット交換の際はスタッフの方が皆まで言わずとも、率先して手伝う文化が出来上がっている。
折角だからと、無料で利用できるミストサウナにも入ってみた。メインよりは低温だが、こちらも静かで落ち着ける。素晴らしい環境に思わず顔も綻ぶ。
♯水風呂
こじんまりとしたサイズ感だけど、その水質は驚くべきレベル。天然温泉×軟水×トルマリンのハイブリッド。ひゃー。まろやかってこういうことなんだろうな。
これを水風呂と呼ぶかはさておき、身体を冷やすための方法として冷凍サウナの備えもある。一人用の電話ボックスみたいな形をしていて、氷点下の冷気浴が楽しめる。
♯休憩
ひとたび屋外に出ると、そこには10mほどのミニプールが広がる。そしがやさんと言ったらやっぱりこのプール。泳がずには居られない。水風呂で身体を引き締めてから、ぷかぷかと漂うのが最高。
湯上がりはテラスで休憩。微睡む。長い間お疲れ様でした。
男
[ 東京都 ]
2021年3月以来の訪問。ご無沙汰。行きたいと思っていたけれど、新規開拓を優先してしまい、足が遠のいていた。久しぶりに訪れて改めてクオリティーの高い施設だと再認識。『東京荻窪天然温泉 なごみの湯』さん。
杉並区荻窪の繁華街ど真ん中に位置する。人の波を縫って車で進むが、施設隣の提携駐車場は立体で車高制限があるので、少し離れた別の提携駐車場に停める。
入店。フロントのある一階スペースは少しごちゃっとしているが、店員さんがどうにか誘導して行き交う人々を捌いている。料金は2380円。館内着・タオル付きだが、少しお高め。
エレベーターで男性浴室のある4階へと上がる。B1階が休憩処、2階が女性、3階がレストラン。縦長のロッカーが立ち並ぶ脱衣所には多くの人。
浴室も同様でおじいちゃんから若者まで、様々な世代のお風呂好きで賑わっている。カランで洗体後、バイブラ付きの白湯に浸かって、施設全体を懐かしむように眺める。
奥まったスペースには大人気の炭酸泉。いつも人でいっぱい。カラン付近には威力強めのジェットバス。少し歩いた別エリアにはつるつる温泉と名の付く半露天風呂がある。
♯サウナ
三種類と豊富。まずはメインのロッキーサウナ。薄暗い控えめなライティングが心地良い。二段掛けL字の他、壁際には一段掛けストレートの座面がある。収容は20名くらい。
大箱にも関わらず、常に9割程度は埋まっていた。人気。どこからかラベンダーのような香りがしたけど、ストーブは遠赤ガス。あれはなんだったんだろう?
そして、お次はお隣のテルマーレ。部屋のど真ん中に陶器に入った塩が置いてある、スチームサウナ。よもぎの香りが良い感じ。そこまで低温では無く、しっかり身体が温まる。
ラストは1番のお気に入り、ボナサウナ。壁の至るところにヴィヒタがぶら下げられていて、良い匂い。どのサウナも香りにポイントを置いているのが好み。
兎に角落ち着ける空間。温度もそうだけど、湿度もたっぷり。定期的に背面ではオートロウリュが起こり、ストーンに注水がされる音が聞こえてくる。
♯水風呂
浴室内、白湯と炭酸泉の間にある。ボナサウナからの導線は良くない。元気よくジャバジャバと給水があり、水温は16℃弱をキープしている。
♯休憩
浴室内の壁際に白色のプラ椅子がズラリ。つるつる温泉のある別エリアは内気浴と外気浴が分かれている。外気浴は赤と黄色のアディロンダックが4脚ずつ。足元にはオットマン。
導線だけが唯一気になる点だが、サウナ・水風呂・休憩のバランスが良く、安定感のある施設であることは間違いない。特にボナサウナの居心地の良さが堪らない。
男
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計385施設
造園技師の力量をまざまざと感じる、風光明媚で開放感いっぱいの露天風呂は、過去を含めてもナンバーワンの完成度と言っても過言ではない程に素晴らしい環境だった。
600サ活目の節目に訪れたのは『小谷流温泉 森の湯』さん。千葉県八街市の山間、都会の喧騒からかけ離れた長閑な場所に悠然と佇む。高級料亭のような立派な建物。青い暖簾が爽やか。
入ってなお綺麗。隅々まで行き届いた清掃は清々しい気持ちになる。お食事処もしっかりしており、風呂上がりの休憩スペースは色とりどりのビーズクッションが置かれ、鳥籠のような椅子がゆらりと揺れている。外の開放的なスペースにもアディロンダックがちらり。
後から知ったが、有料のリラクゼーションエリアでは岩盤浴とフィンランド式ロウリュウが体験できるサウナ、クールダウンルームがあるようだ。脱衣所はとことん綺麗で水滴一つ見当たらない。カランは屋内と屋外があるが、屋外は調整中とのこと。
そして冒頭にも触れた、露天風呂に足を踏み入れたのである。あんぐりと開いた口が塞がらない。創意工夫が詰め込まれた美しい光景は誰しもが感動を覚えるだろう。
自然との調和をコンセプトとしており、緑が至るところにみられる。大露天風呂の岩々は厳かで凛としており、バイブラを兼ね備えた寝風呂やワクワク感満載の洞窟風呂、大型のジャグジー等、楽しさもある。ひとしきり体験して、サウナ室へ。
♯サウナ ★★★☆☆
コンパクトなサイズ感だが、木板や電気ストーブはまだ新しい。L字の座面は二段と一段に高さが分かれる。正面にTV。15分のオレンジの砂時計あり。
室温は102℃を示しているが、どちらかと言うとマイルドな体感。先程の露天スペースでの休憩を楽しみにしながら、黙々と汗を流す。15分計の砂が落ち切らないくらいでサウナ室を後にする。
♯水風呂 ★★★☆☆
おひとり様サイズの水風呂。三方の壁が高く、遮蔽感がある。黒を基調とした色合いでシックな印象。水温は18℃でサッパリと気持ちいい。
♯休憩 ★★★★★+★
露天風呂の造形美を横目に奥のエリアまで進んでいくと、外気浴に向いたスペースが広がる。フルフラットとなるメッシュのデッキチェアが5脚。ご丁寧にタオル地のマットの用意がある。なんて贅沢な外気浴。
「採暖室」と名の付く個室が露天にあるのも目新しい。電気ストーブと暖房が付いているので、少し冷え込んだ時期には丁度いい休憩場所となるだろう。
92点。繰り返すようだが、サウナメインではなく、野天風の露天風呂を心ゆくまで楽しみたい施設。圧巻ですので、興味がある方は是非。感動します。
男
[ 千葉県 ]
現在の住まいからこんなにも近かったのかと衝撃を受けた。車であれば、ものの15分ほどで到着する。もっと早くわかっていれば、頻繁に訪れたのに。これからもっと来ようと決意を新たにした。
『天然温泉 湯〜ねる』さん。新習志野駅すぐの好立地。総合ディスカウントストアのミスターマックスのテナントのひとつに数えられる。駐車場の数も豊富で使い勝手が良い。
毎週月金はアウフグースイベントが催される。レジェンドゆうさんの仰ぎも頻繁にあるようで、色使いが一際目を引く立て看板には思わず視線を奪われる。
入ってすぐ。まずは受付。タオルは別料金。ワンフロアのみとなっているものの、兎にも角にも広い。浴室エリアまで辿り着くのに長くどこまでも続く廊下をひたすらに進む。
途中、同じくテナントとして扱われているCoCo壱やはなまるうどん等をイートインとして利用できるフードコートにも似た食事スペースが現れる。少し行くと岩盤浴もあったりする。
これだけ広々とした空間の使い方をしている割に、脱衣所は不自然なくらいにコンパクト。ちょっと拍子抜け。浴室も同様に決して広くはない。
内湯は複数のジェットバスとヤッターマンとコラボした高濃度炭酸泉が面白い。疲れた身体に確実にジェットを押し当て、少しぬるめの炭酸泉にゆっくりと浸かる。外湯は源泉掛け流しの天然温泉が主役。
♯サウナ
二段掛け横長のストレート。ビート板を携えての入室。人気の二段目は人でいっぱい。ストーブ前の一段目に腰掛けるが、どうも温度が低い。ふと注意書きに目をやると、現在ストーブ調整中とのこと。
自分の確認不足を嘆くが、確かに室温は上がりきっておらず、身体が温まりにくい。室温計は80℃いくかいかないか。二段目に移動してどうにか汗を絞り出すも、思うようにいかない。
毎時0分と30分にオートロウリュがあるが、ストーブが故障しているので発動せず...と思ったらスプリンクラーから突然の注水。青天の霹靂。しかもしっかりと3回に分けて、時間も長め。
天井が高めの造りなので、じわじわと上から熱気が降りかかってくる感覚を味わえる。オートロウリュの満足度は高い。
♯水風呂
こじんまりとしているけれども、しっかりと冷たさを宿す水風呂。14℃。狭目の造りなので、2〜3名で限界。
♯休憩
プロジェクターから向かいのビルの壁面に映像が投射されている。季節の風景だが、よーく見るとパソコンのスクリーンセーバー。笑
しかし、露天のチェア類はかなりの充実度。デッキチェアにアディロンダック、通常タイプの椅子の足元にはオットマン。
長めの2セットで終了。今度はゆっくりしよう。
男
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計384施設
皆さんも似たような勘違いをされていたみたいだけど、私もご多分に漏れず、一種の市営バスの終着点のような形で、業務を終えた乗務員さんたちで賑わうコミュニティーセンターみたいな温浴施設を勝手にイメージしていた。
『馬橋湯 馬橋バスセンター』さん。そこにはバスの営業所などは姿形なく、どちらかというと入り組んだ細路地にひっそりと存在する地元の街銭湯といった佇まいで私を出迎えてくれた。
偶に見かけるコミュニティセントウのロゴと緑色の馬橋バスセンターのロゴが縦に並ぶ。昔ながらの内観と湯守のマイペースな雰囲気がマッチして、初めて訪れたけど妙な安心感があった。
サウナ利用を告げて、680円を支払う。マジックテープの黄色のリストバンドと大判のオレンジのサウナマットを受け取る。脱衣所のギシギシと音を立てる床板からは年季を感じる。
シンプルな浴室。壁面のタイルアートは素朴でお風呂も座風呂とバイブラの二種類。カランの固定シャワーの上部には観葉植物がぽつぽつと置かれている。
♯サウナ ★★★☆☆
初めは室温計の120℃表示に素直に驚くが、次第に故障していたことに気が付く。横長二段掛けストレートの座面は木板のみ。先述のサウナマットを敷いて利用する。
奥に音なしTVと二巻の遠赤外線ガスストーブ。NHKのニュースはテロップも少なく、ボケーっと眺めるのみとなる。お隣のストーブは時折、ブワーンブワーンと激しい音を立てる。
よくよく観察すると、明らかに耐熱仕様の無い普通の壁掛け時計が床に置かれており、あのマイペースなご主人のことを思い出した。何故か笑ってしまった。
♯水風呂 ★★★★☆
四角い形状をした澄んだ水風呂。蛇口から給水があるが、ネットのようなものを通して水面に着水するので水流が起きにくく、羽衣を作り易い環境となっている。
地下水汲み上げとあって、まろやかで身体を包み込むような優しい肌感。水温も17℃と冷たいが、冷たすぎない丁度良い塩梅でずっと入っていられる。
♯休憩 ★★☆☆☆
浴室内で洗面椅子を持ち出しての休憩がスタンダード。気分を変えて、脱衣所のソファーで微睡んでも良い。外気浴におあつらえ向きの縁側のようなスペースもあるが、椅子の用意は無い。
80点。利用客は常連が多いが、ベタベタし過ぎない適度な距離感が程良い。一つとっても素敵だなと思ったのは、その常連客それぞれがこの銭湯を大事にしているという点。
サウナ室を立ち去る際はマットで座面の汗を拭き取っていたり、浴室を出る時には溜まった水を桶で流していたり。常連に愛される銭湯、見ててとても清々しかった。
男
[ 千葉県 ]
三連休の中日は友人宅でしこたまお酒を飲んだので、最終日の今日はヘトヘト。頭がガンガンする。一日中ダラダラと過ごして、さすがにサッパリしたいなとなって、重い腰を上げる。
どうせならと、平日の仕事終わりに寄るには少し遠い、柏方面のサウナを目指す。千葉県流山市の南柏駅が最寄り。およそ1年ぶりの訪問となる『南柏天然温泉 すみれ』さんにライドオン。
すみれさんといえば、岩盤浴内にある熱響の間のミュージックロウリュが有名だが、着たり脱いだり移動したりが面倒で、今回はお風呂のみにしておいた。休祝日料金で980円。
レストランは家族連れで大きな賑わいを見せている。脱衣所・浴室はまだ若い学生グループと見られる利用者が多く、威力凄まじいオートロウリュの感想戦に励んでいる。
まずはお風呂からと、内湯のシルク寝湯でまったり。身体が少し温まったところで、露天スペースに移動して、源泉100%掛け流しのあつ湯に身を投じる。
手先足先がジンジンするくらいの高温で、瞬く間にぽかぽかの状態になったので、お隣のくつろぎ湯に移って、のんびりと過ごす。そろそろ頃合いかなと、お待ちかねのサウナ室へ。
♯サウナ
メインの熱風オートロウリュサウナからスタート。四段掛けストレートのタワー型。右側にTV、左側にストーブという構造。ストーンが山積みになったストーブの上には赤いランプと銀色の筒状の送風機。
20分ごとのオートロウリュが当サウナの名物。大量の水がストーン目掛けて散布され、それまで鳴りを潜めていた赤いランプが点灯し始める。ゴーッという音がしたかと思うと、銀筒から豪風が発せられ、熱気を循環させる。
普通の施設のオートロウリュは3分もあれば終了となるが、すみれさんのそれはとにかく長い。え?まだ終わらないの?と誰しも思うことだろう。最上段で完走し切る人は純粋に尊敬する。笑
もう一種類はよもぎ泥塩サウナ。その名の通り、よもぎの泥パックと塩の入った陶器が置かれている。それなりの室温なので、満足度は高い。
♯水風呂
今回ちょっと残念だったのが水風呂。備長炭入りのネットが沈められた天然地下水で水質は保証されているが、明らかに水温が低い。オートロウリュ後は特に物足りなさを感じてしまった。こんな低かったっけな...?
♯休憩
露天にデッキチェア2脚・インフィニティ1脚・アディロンダック2脚、その他椅子がたくさん。寝ころび湯や内湯の椅子も使ったりすれば、さまざまなパターンの休憩を実現できる。
個人的には内湯の椅子の並びの中で、一番露天に近い場所に座っての休憩が好き。スライドドアが開く度にヒンヤリとした風を受けられるので。
[ 東京都 ]
昨年七月以来のレインボー新小岩さん。成田市のゴルフ場であるグリッサンドゴルフクラブさんでは、時間の関係上、サウナを1セットしか出来なかったので、より熱い環境を求めて新小岩に降り立った。
自身に与えられた時間は1時間ばかり。気合の3セット、行っちゃいましょう。と思って、階段を登ると、大森熱狼さんのアウフグースイベントのポスターが目に飛び込んできた。
ふむふむ。14時、17時、20時と3回開催。この時、既に15時半。1時間半粘って、17時回に参加するかどうか葛藤するが、どうにか自制して当初決まり通り行こうと決意を新たにする。
シューズロッカーは大半が埋まっている。三連休初日の夕方はどうしても混むよね。受付で1700円PayPay払いで入場。脱衣所の縦長ロッカーにはあらかじめ大小タオルと館内着の用意があるので、手ぶら訪問でOK。
浴室。お風呂は一番奥に二つ。円形のハイパワー風呂(ジェット)と高温のヒノキ風呂。軽めの洗体と湯通しで、早速サウナ室へ。
♯サウナ
メインの高温サウナ室の二段目からスタート。設定温度は114℃とされているが、三段掛け最上段にある室温計は116℃を表示する。毎回、安定的な熱さを感じることのできる、素晴らしいサウナ室。
高校サッカーの準決勝に一喜一憂して、ゴールシーンのリプレイまで見たところでようやく退出、みたいなことをしてたら、10分くらい経ってた。TV付きサウナも良いね。
2セット目はフクロウサウナ。先ほどのメインサウナとは180°方向性が異なる。暗くて、静かで、自分と向き合うためのメディテーションサウナとなっている。ミントっぽいスッキリとした香りもあって、いつも以上にリラックスできた。
ラストセットはミストサウナも考えたけど、高温最上段で8分一本勝負を選んだ。首と背中がヒリヒリしてくるのを我慢して、どうにか耐え切る。水風呂へGO。
♯水風呂
設定14〜16℃のキンキン水風呂と、24〜26℃の冷まし湯の二種類が並ぶ。前者はそのキンキン具合に磨きがかかっており、水温計は12℃を指していた。頭上からはお馴染み、ミストの噴射があり、気分はショーシャンク。
冷まし湯も段階的に身体が冷えていく感じで、細かめのバイブラが気持ち良い。独り占めのときはバイブラで身体を浮かせて、プカプカ漂う。
♯休憩
半年前とは違い、オレンジ色のアディロンダックが二脚追加になっていた。外気浴は出来ないけれど、ほんのりと送風があったりの工夫がされている。この季節は内気浴のみでも大きな問題はない。
本当は食堂でビールでも引っ掛けたかったけど、残念ながらタイムアップ。また来ます。
男
[ 千葉県 ]
♯新規開拓/累計383施設
新春ゴルフということで、三連休初日は仕事よりも早起き。寝ぼけ眼を擦りながらどうにか起き出し、夜中と疑うくらいに真っ暗な京葉道路を車でひた走る。成田ICから程近くのゴルフ場に本日はお邪魔した。
『グリッサンドゴルフクラブ』さん。女子プロのトーナメントコースとしても名高い、名門ゴルフ場。今回は縁あってプレーできることとなり、前々からこの日を楽しみにしていた。
クラブハウス前に堂々と聳え立つ、一角獣のツノの様なカラフルなモニュメントが印象的。外観はヨーロッパの古城のようで、厳かで格式高い雰囲気。
館内にはレッドカーペットが敷かれ、シャンデリアは煌びやかな輝きを放つ。ゴージャス。まるで高級ホテルかと目を疑うレベル。オマケに朝食付き。円卓を囲って贅沢に。
戦略性の高い、自然と調和した素晴らしいコースに苦戦はしたものの、どうにか100切り。大満足の18ホールをプレーした後、冷えた身体を温める為にお風呂場へ。
なんじゃこりゃ!広い、広すぎる。そこらへんの温浴施設よりも環境が整っている。そして見つけてしまった、私の目には燦然と輝いて見えた、サウナ室。
♯サウナ
テンションうなぎ登り。神のご加護か。幸運なことに圧倒的貸し切り。扉はバチッと閉まり、熱が全く逃げない。立派なストーブに支えられて、室温は90℃。
柱を挟んで座面は二つに分かれる。どちらも二段掛け。サウナマットはグリッサンドのバスタオル。肌触りが良い。木板は比較的新しく、清潔感も備わっている。良き。
♯水風呂
長方形の静かで清らかな水風呂。黒をベースとしたシックな浴槽。水温は体感で18〜19℃。十二分なレベル。あれ?これまた良いぞ。
♯休憩
脱衣所に木造りのゆりかごチェアがひとつ。ソファと椅子の丁度あいのこくらいの座り心地の良い椅子が5〜6脚ある。いやいや、ここゴルフ場だよね?お風呂屋さんに全然引けを取らないんだが。
ビックリ仰天のゴルフ後のサウナとなりました。これだけでもお金取れそうな感じ。ラウンドのみでなく、まさかこんなご褒美な待ち構えるとは露ほども知らず。最高の休日となりました。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計382施設
良い湯だった。お店を後にして、薄暗い細路地を往く足取りは軽く、街銭湯の素晴らしさを噛み締めながら、人通りも少なくなった亀有の街を歩いた。
『ゆートピア21』さん。こち亀の舞台、亀有の駅前すぐの好立地。チラッと見え隠れする宮造りが素敵な地元のコミュニティ銭湯。木曜日夕刻の入店。
これでもかってくらい腰が低く、丁寧な応対のご主人に接遇いただく。恐縮です。サウナ利用を申し出ると、せっせと大小タオルとキーの付いたリストバンドを用意してくれる。料金800円。
サウナ利用者は専用の縦長ロッカーを使用することができる。脱衣所には懐かしのメロディーが流れる。恐らくU-SENだろうな。この雰囲気、好きなんだよな。
たくさんの人で賑わう浴室。パッと目を引くのは、タイル絵の河童の女の子。鯱?トビウオ?様々な海の生き物に跨って、虹が架かる大海原を優雅に漂っている。
お風呂の種類も一通り。くすり湯はじっこうの生薬風呂。川芎によるチンピリがちょびっと。銀枕付きの座風呂と寝風呂の間には、麦飯石のお風呂。
♯サウナ ★★★★☆
おんがくサウナだ。脱衣所で流れてたU-SENがここでも楽しめるなんて。二段掛けストレートの座面の上には厚めのオレンジ色のサウナマット。ストーブは小型で二巻の遠赤だが、けっこうパワフル。室温100℃。
本日の香りはヒノキとのこと。ストーブを囲む枠に麻袋がぶら下がっており、ここが香りの発源。常時人が居たので中は覗き込めなかったけど、確かに木の良い匂いがする。
明るめのライト。乱反射する光が美しい。ここで、本日のセトリを。
○ 夜桜お七/坂本冬美
○ ハートのエースが出てこない/キャンディーズ
○ ギャランドゥ/西城秀樹
○ DESIRE -情熱-/中森明菜
○ 桜坂/福山雅治
○ ハナミズキ/一青窈
○ Yes-No/オフコース
どれも思わず口ずさんでしまうような懐かしのメロディー。
♯水風呂 ★★★★☆
地下水使用のまろやか水風呂。蛇口からドバドバと給水。バイブラも力強く、渦のように水流が出来ている。水温は19℃。掛けずオヤジが一名生息していたのだけが気掛かりだったが、水風呂自体はハイレベル。
♯休憩 ★★★☆☆
立ちシャワーの位置にプラスチックの椅子が鎮座している。奥まったスペースにあるので、ひっそりと休むことが可能。脱衣所にも同じくしてプラ椅子。
いらすとやのイラストと面向かって、懐メロを遠くに聴きながらの休憩は心地良い。女湯のヒソヒソ話は高い天井に反響して、男湯まで漏れ聞こえてしまっている。
89点。オススメ。
男
[ 千葉県 ]
サウナシュラン2022第1位の「スパメッツァおおたかの森」さんを抑えて、千葉県のイキタイ数No.1の当館。根強い人気。確かに個人的にもコチラの方が好みかも。温かみのあるケロサウナはいつ来ても、利用者を優しく迎え入れてくれる。
『スパ&ホテル ユーラシア』さん。年末年始休暇の最終日。今週末のゴルフコンペに向けて、ちょっくら練習でもするかなと、ロッテ葛西へ。70球くらいしか打たなかったけど、良い感じ。そのテンションのまま、家に帰るのではなく、舞浜へ寄り道。
17時以降の入店だったので、WEB限定クーポンの夕割プランを使おうとしたところ、本日は水曜日ということで、更にお安いメンズデー料金の1300円が適用された。ちょっとしたことだけど、嬉しい。
受付のある3階から一つ上のフロアに上がって、まずはカウンターで大小タオルを受け取る。そのまま暖簾をくぐって脱衣所へ。ロッカーがズラーっと並ぶ。相変わらずとんでもなく広い。
お風呂。水曜日限定のハンマム。トルコの蒸し風呂をイメージした低温のドーム状のお風呂。楽しい。褐色の掛け流しの天然温泉は化石海水源泉。昨日作った切り傷に痛いくらいに沁みるけど、湯温も適切で気持ちが良い。
♯サウナ
三種類を順繰りに。最初はやっぱり定番のケロサウナ。足元の間接照明は控えめで、BGMやTVの類は一切無い。本場フィンランドのサウナはこんな感じなんだろうな。溜息が出るくらい美しい。
向かいのフィンランド式サウナはケロよりも少しだけ高温だけど、コンセプトは変わらない。木の温もりを感じながら、暗がりでゆったりと蒸される。心地良い。
青いタイル地の椅子が弧を描くように並ぶのはカルダリウム。中央に塩が入った陶器が置かれる。塩を身体中に乗せて、じんわりと汗をかいてきたら馴染ませて、揉み込む。リラックスタイム。
♯水風呂
三種類のサウナ室の世界観がフィンランドを彷彿とさせる雰囲気なのに対して、一気に日本のスーパー銭湯っぽい無機的な水風呂になってしまうのがどうかな?と思っていたけど、冷たさは保証されている。加えて、カルキ臭が以前よりは少しだけ弱くなった気がする。
♯休憩
ユーラシアさんもう一つの強み。海の近くという立地もあって、解放感をより感じられる外気浴スペースはとっても好み。ウッドデッキ部分が工事中ということで入れなかったけど、デッキチェアを上手い具合にデッドスペースに設置していて、空間の使い方に工夫が施されている。
うん、やっぱり素晴らしい施設。少し肌寒いこの季節は内湯のぬるま湯での休憩もお薦め。30℃ちょっとの湯温が程良い。また折を見て、お邪魔させていただきますね。
[ 東京都 ]
折角、錦糸町に来たのだからとご無沙汰だったココにも足を運んでみた。黄金湯さんでガッツリ4セットした後だったので、60分一本勝負。超高温サウナで焼き上がって、2023年をスタートさせよう。
『サウナ錦糸町』さん。青色の暖簾が冬風になびく。長年この地を支えてきた漢たちが押し黙って、黙々と汗を流す、正に漢のサウナ。何と一年半ぶりの訪問となる。
当時を思い返すと、その何とも言えない怪しげな雰囲気に気圧され、ビクビクしながら階段を登ったことを思い出す。不思議と今回は堂々と振る舞うことができた。
一年半ぶりとはいえ、施設全体を通して変わったところといえば、外気浴スペースの椅子の種類と数くらいで、良い意味でずっと変わらない錦糸町のシンボルのような場所だ。
さて、60分コースだと1000円ちょうど。ホームページだと800円と書いてあるが、このご時世、少しばかり値上げしたようだ。変わってるところ、早速あった。笑
大小タオルをフロント横で取って、ヒンヤリとする階段を半階分登る。自動ドアを抜けるとすぐにロッカーが立ち並ぶ脱衣所にたどり着く。前回も思ったが、独特な匂いは健在。
三が日の夕刻ともなると、仕事始めに向けた最後の時間を謳歌する人々で、浴室も溢れかえる。カランはほとんど埋まっている。奥のお風呂でまったりしてから、魔境へと歩を進める。
♯サウナ
扉こそないが、一つのサウナ室に二つの空間がある変わった造り。ついこの間訪れた、京都の五香湯さんを思い出す。五香湯さんとは違って、手前が超高温、奥が高温となる。
奥側はストレート二段掛け。一部、木板にガタが来ているところがあるので、足元には注意いただきたい。手前側は三段掛けが向かい合わせに。それなりの傾斜が付いている。
室温計を確認すると110℃ほど。冷静に考えるとこれでもかなり高温の部類に入るのだが、前回のインパクトがとんでもなさ過ぎて、それほどでもないなと思ってしまう不思議。まぁ、有り得ないくらいには熱いのだけれど。
♯水風呂
浴室のど真ん中、センターポジションに堂々と居座る。掛水カット公認の鉱泉の水風呂。まろやかな肌触り。天井からホースを伝って注水があり、バイブラもかなり効いている。サウナ錦糸町さんといえば、超高温サウナに目が行きがちだが、水風呂も実はハイレベル。
♯休憩
脱衣所から続く階段を登っていくと、片やトレーニングルーム、片や外気浴スペースへと続いている。ウッドデッキには椅子が6脚。以前はデッキチェア?があったように記憶しているが、撤去されてしまったみたい。
サクッと3セット。120℃超えを期待したが、それはまたの機会に。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。