サンム

2023.01.11

1回目の訪問

♯新規開拓/累計384施設

皆さんも似たような勘違いをされていたみたいだけど、私もご多分に漏れず、一種の市営バスの終着点のような形で、業務を終えた乗務員さんたちで賑わうコミュニティーセンターみたいな温浴施設を勝手にイメージしていた。

『馬橋湯 馬橋バスセンター』さん。そこにはバスの営業所などは姿形なく、どちらかというと入り組んだ細路地にひっそりと存在する地元の街銭湯といった佇まいで私を出迎えてくれた。

偶に見かけるコミュニティセントウのロゴと緑色の馬橋バスセンターのロゴが縦に並ぶ。昔ながらの内観と湯守のマイペースな雰囲気がマッチして、初めて訪れたけど妙な安心感があった。

サウナ利用を告げて、680円を支払う。マジックテープの黄色のリストバンドと大判のオレンジのサウナマットを受け取る。脱衣所のギシギシと音を立てる床板からは年季を感じる。

シンプルな浴室。壁面のタイルアートは素朴でお風呂も座風呂とバイブラの二種類。カランの固定シャワーの上部には観葉植物がぽつぽつと置かれている。

♯サウナ ★★★☆☆
初めは室温計の120℃表示に素直に驚くが、次第に故障していたことに気が付く。横長二段掛けストレートの座面は木板のみ。先述のサウナマットを敷いて利用する。

奥に音なしTVと二巻の遠赤外線ガスストーブ。NHKのニュースはテロップも少なく、ボケーっと眺めるのみとなる。お隣のストーブは時折、ブワーンブワーンと激しい音を立てる。

よくよく観察すると、明らかに耐熱仕様の無い普通の壁掛け時計が床に置かれており、あのマイペースなご主人のことを思い出した。何故か笑ってしまった。

♯水風呂 ★★★★☆
四角い形状をした澄んだ水風呂。蛇口から給水があるが、ネットのようなものを通して水面に着水するので水流が起きにくく、羽衣を作り易い環境となっている。

地下水汲み上げとあって、まろやかで身体を包み込むような優しい肌感。水温も17℃と冷たいが、冷たすぎない丁度良い塩梅でずっと入っていられる。

♯休憩 ★★☆☆☆
浴室内で洗面椅子を持ち出しての休憩がスタンダード。気分を変えて、脱衣所のソファーで微睡んでも良い。外気浴におあつらえ向きの縁側のようなスペースもあるが、椅子の用意は無い。

80点。利用客は常連が多いが、ベタベタし過ぎない適度な距離感が程良い。一つとっても素敵だなと思ったのは、その常連客それぞれがこの銭湯を大事にしているという点。

サウナ室を立ち去る際はマットで座面の汗を拭き取っていたり、浴室を出る時には溜まった水を桶で流していたり。常連に愛される銭湯、見ててとても清々しかった。

サンムさんの馬橋湯 馬橋バスセンターのサ活写真

  • サウナ温度 120℃
  • 水風呂温度 17℃
0
163

このサ活が気に入ったらトントゥをおくってみよう

トントゥをおくる

トントゥとは?

ログインするといいねや
コメントすることができます

すでに会員の方はこちら

サウナグッズ

アプリでサウナ探しが
もっと便利に!

サウナマップ、営業中サウナの検索など、
アプリ限定の機能が盛りだくさん!