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サンム

2023.01.04

3回目の訪問

水曜サ活

黄金湯

[ 東京都 ]

2023年のサウナ初めは滋賀の「おふろcafeびわこ座」さんとなった。帰京ラッシュに巻き込まれない内に戻ってきて、三が日は家族と静かに過ごしていたので、東京でのサウナ初めはまだ。

どうせなら、久しぶりに行きたい場所があるんだよなと、予約サイトをチラ見。あれ?思ったよりも空いているじゃない。すぐさま、頃合いの良い時間帯をポチり。

『黄金湯』さん。錦糸町、否、東京都を代表する銭湯サウナ。サウナ好きにその名を知らぬものは居ない有名施設。こんなにも簡単にweb予約が取れるとは。ラッキー。

到着はギリギリになってしまった。サウナは勿論、人数制限中。予約なしの場合、約2時間待ちということで、店先で諦める同志がちらほら。予約してきて良かった。

人でごった返しているので、オペレーションはぐっちゃぐちゃだが、どうにか受付を済ませて、これまた人で溢れかえる脱衣所へ。もやもや。当たり前だけど、混み具合って大事な要素だなと再認識。

本日の薬湯はコーヒー風呂。褐色に近い色合いのあつ湯。物凄い勢いのバイブラでぼっこぼこ。ササっと下茹でして、奥の扉から続くサウナ利用者専用のスペースへ。

♯サウナ
灰色を基調としたシックな導入部分を通り抜けると、すぐにサウナ室が目に入る。ビート板を持って、入室。予約制とはいえ、タイミングによっては待ちができるくらいには人がいる。

黄金湯さんの強みはサウナ室・水風呂・休憩スペース全てに共通するが、絶妙なライティングにあると思っている。

二段掛けストレートの座面。足元の間接照明がオシャレ。15分に一度のペースでオートロウリュが入るため、温湿度のバランス良く、無理なく汗がかける。

♯水風呂
こちらも水中を照らす白い光が特徴的。薄暗い空間にたっぷりの広さ深さの水風呂。ライトによって幻想的な雰囲気。水温は12.5℃とバッチリ。

♯休憩
小さい階段を降りると、アディロンダック7脚が弧を描くように並べられている。足元にはオットマン的な効果を持つ足置きが準備され、傍らには観葉植物なんかもあったりして、リラックスできる。

控えめのライティングもそのリラックス空間の演出に一役買っている。向かって左側のアディロンダックに腰掛けると頭上には夜空とお月様。右側は高く伸びる煙突を視界に捉えることができる。

湯上がりはクラフトビールでも、と思ったけど、こちらも多くの人で賑わいを見せていたので、今回はスルー。駅前でいっぱいひっかけることに。

サウナ・水風呂・休憩スペース、その全てがハイレベルかつ知名度も抜群なので、そりゃ混んでしまうよね、と自身に言い聞かす。やっぱり良い銭湯でした。

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  • 水風呂温度 12.5℃
197

サンム

2023.01.03

1回目の訪問

♯新規開拓/累計381施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第八弾】
今回の京都・滋賀サウナ旅ラストとなる施設に選んだのは『大津温泉おふろcafeびわこ座』さん。実はこのサ活が2023年の新年初サウナ。いわゆるサウナ初めってやつでした。

旧ニューびわこ健康サマーランド&ホテル。2019年11月のリニューアルから2年ほど経つが、食事処や浴室をはじめとして、館内各所にその名残を残す。隣には宿泊用のホテルも併設される。

全国に幅広く展開する「おふろcafe」系列の一つで、東海道五十三次の宿場町をテーマに、お風呂と大衆演劇を楽しめる複合型の施設となっている。元々が和の雰囲気なので、正月サ活にぴったりである。

明けましておめでとうございますの挨拶に出迎えられる。ふと、入口に気になるものが。水色の「サウナ〜る」という謎の液体。更にはその上位グレードとして、黄色の「キワメ〜る」というものがあるらしい。

聞くに、CBDとMCTオイルを配合した、ととのいの一歩先を目指すためのリラックス用のプロダクトだとか。怪しさ満点だが、旅のノリで購入してサウナに挑む。

館内ではおふろcafeらしさ全開の可愛らしい館内着に身を包み、インスタ映えしそうなスポットでフカフカのクッションに身を預けて漫画を読む、なんて過ごし方が出来てしまう。

しかし浴室は一変、どこか懐かしさを覚えるような、一昔前のスーパー銭湯の雰囲気をしており、ギャップを感じる。一通り浴室を見て回った後、キワメ〜るを用法に沿って体内にしたためてから、サ室の扉を開ける。

♯サウナ ★★★★☆
黒に近い落ち着いた色合いの木板が大人っぽくて良い。ストーブはMETOSのiki。サ室全体の雰囲気とマッチしている。20分毎のオートロウリュ。座面はL字。三段と二段掛け。マットが等間隔に並べられており、人と適度な距離を保ちながら蒸されることができる。TVあり。

もう一種類、お隣には低温サウナ。ノの字型と言ったらいいのか、部屋全体が緩くカーブしている。年季の入ったストーブ近くでも、体感はかなり低め。

♯水風呂 ★★★☆☆
水温17℃の広々とした水風呂。適度な水流があって、身体が良く冷える。大きな特徴は無いが、無難に良い。

♯休憩 ★★★★☆
露天の奥側全てが休憩のためのスペースとなっている。デッキチェア2脚にアディロンダックが5脚。少しだけTVの音量が気になるが、数は充分。内湯にも支柱を取り囲むように椅子が複数置かれている。

87点。悪くないが、浴室もお洒落な雰囲気を期待していたので、ちょっと拍子抜け。キワメ〜るの効果についてもノーコメントで。

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  • 水風呂温度 17℃
171

サンム

2023.01.03

1回目の訪問

♯新規開拓/累計380施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第七弾】
これまで二日間かけて京都府と滋賀県の銭湯・サウナ施設をサウナ好きの友人たちと共に巡ってきたが、ここからはサウナ初心者の友人を加えてのご指南サ活。

是非、奥深いサウナの世界を知ってもらいたい!と言うことで、布教活動に勤しむ。メインは年越しのグランピング。時系列がめちゃくちゃで、のっけから御免なさい。12/31の大晦日の出来事となります。

さて、というわけで向かったのは滋賀県が誇る、日本最大の湖である琵琶湖方面。途中、スキー場に併設されるびわ湖テラスなる洒落乙施設に寄り道。東京では見かけない積もった雪に触れ、冷てぇ!なんて、はしゃいだりして童心に返る。

『ビワコグラスター』さん。先述の通り、琵琶湖に面したグランピングが出来る、自由度の高い施設。ドーム型のテントの中には広々したダブルベッドが4つと冬の風物詩であるこたつ。外は肌寒いが中はポカポカ。

夜ご飯はお鍋とバーニャカウダ。15時〜20時30分までは飲み放題付きという破格設定。宿泊とは別料金でテントサウナも楽しめるということで、勿論セットした。

♯サウナ
更衣室もしくは自室で水着に着替えて利用する。薪ストーブで温められたサウナ室は65℃。低い。隙間風がなるべく入ってこないように、入口のチャックを完全に締め切るものの、なかなか思うように温度が上がらず、苦戦する。

じっくりと薪を焚べるも、足元はやっぱり冷える。どうにかセルフロウリュで体感を上げつつ、最後は何とか全身に汗をかくことができた。やっぱりテントサウナは難しい。

♯水風呂
水風呂はなし。いや、ある。目の前に広がる琵琶湖そのものが水風呂となる。身体から湯気を発した人間たちが極寒の湖にダイブしていく様はあまり見ることが出来ない。

体感温度はグルシン。15秒くらいは入ってられたかな?それで充分。開いた毛穴が一瞬にして引き締まるのが分かった。意外にも湖は透明度が高く、とっても綺麗だった。琵琶湖へのダイブ、良い経験をした。

♯休憩
浜辺にカラフルな椅子が6脚並んでいる。仲良くそこに並んでの休憩。琵琶湖越しの山々を眺めて、時折吹き付ける風に身を任せて、ととのう。最高の時間。

焚き火スペースもあったりするので、そこで暖をとりながら休んでも良い。自然と一体となって、サウナを楽しむ。素敵。

夏はサップ等のマリン?レイク?スポーツも出来るようなので、暑い季節に訪れることで、もっと楽しめそう。

明け方は、初日の出も琵琶湖越しに拝むことができた。絶景をこの目に焼き付けて、一年の飛躍を誓った。また来ます。

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161

サンム

2023.01.02

1回目の訪問

都湯-ZEZE-

[ 滋賀県 ]

♯新規開拓/累計379施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第六弾】
京都ルーマプラザさんにて朝ウナを楽しんだ後、朝食バイキングで腹を満たし、9時過ぎにはチェックアウトした。本日からは関西在住の友人が更に加わり、滋賀県に乗り込む。

滋賀のサウナは人生で初めての訪問となる。ただ、多くの方の投稿を拝見して、これから向かう施設だけは行ったことが無いのに、何故か前から知った気でいた。

『都湯-ZEZE-』さん。まず印象的なのはそのネーミングである。由来は所在地にある。滋賀県大津市の膳所駅(ぜぜ)が最寄駅。長閑な田舎町の中に自然と溶け込む、街銭湯。

ただ、ひとたび扉を開けて中に踏み入ると、エモい音楽が流れていたり、お洒落なグッズが壁にかかっていたりと、ただの街銭湯では無いことが分かる。現代風のネオ銭湯だ。ホームページの充実っぷりもすごいので、是非チェックしてみて欲しい。

さて、浴室。アーチ状の天井が可愛らしい。何だか不思議と愛着が湧く。カランの鏡には広告が掲げられる。そう、こちらもゆとなみ社の湊三次郎さんの手によって、再建された銭湯の一つなのである。

お風呂はジェットの座風呂と白湯、奥に電気湯とシンプル。並びの一番手前に水風呂がある。2023年の福袋の宣伝、風呂上がりのおススメのクラフトビール等、読み物としての広告が面白い。

♯サウナ ★★★★☆
一段掛け。3名並べるヒノキの座面。逆サイドに電気ストーブと1名分の座面。計4名までの収容。ストーブの上にはオリジナルの可愛いロゴ入りストーン。

室温計は116℃表示。コンパクトなサウナ室なので、良く熱が篭る。シンプルに熱い。汗腺がバカになっているのもあるが、ものの5分ほどでダラダラと汗が出てくる。異常なほどに汗が出る。

♯水風呂 ★★★★☆
サウナの梅湯・水風呂の都湯と称されるように、天然地下水100%と純度マックスの良水が贅沢にも掛け流されている。黄金色のライオンの口から溢れ出る地下水はオーバーフロー(OVER FRO)していて、見た目もインパクトがある。

水温は18℃設定と適温。深さもたっぷりで大人ひとりがスッポリと肩まで収まるサイズ感。気持ちが良すぎて、ずっと入っていたくなる衝動を抑えて、次の人に譲る。

♯休憩 ★★★☆☆
浴室奥に青色のプラ椅子が2脚。ヒンヤリとした脱衣所にも茶色のソファが2台。好みに応じて、使い分ける。個人的には後者が好き。思わずヨコに揺れちゃうようなサウンドを聴きながらの休憩はいつも以上にリラックスできる。

90点。こんな銭湯サウナが家の近くにあったら良いのにと何度思ったことか。オススメです。

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  • サウナ温度 116℃
  • 水風呂温度 18℃
168

サンム

2023.01.01

2回目の訪問

♯新規開拓/累計378施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第五弾】
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。勝手に評価や点数を付けておりますが、あくまで個人の感想です。少しでも訪問の際の参考になれば、との思いでおりますので、改めてご理解いただければと思います。

さて、完全に時系列がおかしくなっておりますが、第五弾の記録を付けていきたいと思います。それでは。

ーーーーーーーーーーーーー
五香湯さんにて、想像を遥かに超えるバッチバチの高温サウナを体験し、おじさんたちのHPは黄色信号。オロポで回復を図るも足らず、一旦の休息が必要だ。

『サウナ&カプセルホテル ルーマプラザ』さん。祇園四条駅。八坂神社へと続く参道、お土産屋さんや商店が立ち並ぶ通りに突然現れる男性専科のサウナ。今日のお宿はコチラ。

チェックイン当日の夜はサウナをお休みにして、京都の街に繰り出すことにした。京都に住む友人にアテンドしてもらい、お勧めの街中華やおでん屋を巡り、食い飲み倒れる。

二日酔いも程々に、起き抜け一目散に浴室を目指す。因みにカプセルについては、これまで泊まったカプセルホテルの中で一番良かったかも。布団はふかふかで、防音性も高く、深い睡眠にありつけた。

縦長のビルに造られたサウナ施設なので、1フロアの広さは決して広くは無いが、その分浴室は2フロアに分かれている。6階から入って、外の螺旋階段を登ると屋上露天へとたどり着く。6階には一人用のジェットバスが2つと八角形のジャグジーバス、屋上には薬湯一つとシンプル。

♯サウナ ★★★★★
メインは6Fのロッキーサウナ。サウナパンツを履いて利用する。広々としたL字型の三段掛け。丸太が組まれたストーブ枠と大量のサウナストーンは存在感がある。全体的に木の温もりを感じる、あたたかみのあるサウナ室。

もう一種類、屋上露天には塩サウナの用意がある。二重扉の一枚目を開けると塩が入った陶器が置かれ、小皿に移してサウナ室内に持ち込む。タイル地で二段掛けの座面。マイルドな体感。

♯水風呂 ★★★★☆
各フロアに一つずつ。6階は17℃、屋上は21℃とサウナとの相性を考えた温度設定となっている。どちらもジャグジーのような湯船。冷たい。

♯休憩 ★★★★☆
メインのロッキーサウナからの導線は悪いが、屋上露天の休憩スペースは絶好。デッキチェアとインフィニティチェアが所狭しと並ぶ様は圧巻。現実、階下には祇園の街が広がっているのだが、それを感じさせない開放的な空間。

94点。銭湯サウナが多い京都で泊まりサウナをするなら、ココは絶対に外せません。

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181

サンム

2022.12.31

1回目の訪問

チェックイン

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サンム

2022.12.31

1回目の訪問

五香湯

[ 京都府 ]

♯新規開拓/累計377施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第四弾】
白山湯高辻店さんにて肩透かしを喰らい、世間のサウナブームを改めて思い知った一行は、本日の宿泊地であるルーマプラザさんに移動して、ゆっくりと自分たちのペースでサウナを楽しもうと企図するが、どうしても後ろ髪が引かれる。

試しにGoogleマップで別の銭湯の名前を打ってみると、現在地から徒歩8分ほどで着くでは無いか。これぞ正に天啓。神の思し召し通りに動く他ない。今度は混雑してませんよーに!と願をかけて、いざ入店。

『五香湯』さん。サ道でも取り上げられた、古き良き銭湯。原田泰造さんのポスターを至る所で見かける。料金はこれまた490円。ワンコインでお釣りが出ちゃう。お安い。

こちらもそれなりのロッカーの埋まり具合だが、先程とは比べ物にならない。満足のいくサ活が出来そうだ。浴室は定員2名サイズくらいの湯船が点々と設けられている。一つ一つ順繰りに巡る楽しさがある。

最大の特徴は銭湯にして、完全な二階建て施設であるということ。ステップの幅が狭い階段をぐるりと登っていくと、途端にサウナ室から飛び出してくる男たちに遭遇する。ひぇー!とかあっちぃー!とか叫び声がこだまする。え?そんなに熱いの?

♯サウナ ★★★★★
サウナ室の中に扉がある変わったスタイル。一つのサ室で二種類のサウナが楽しめる。手前側はマイルド、扉を抜けた奥側はワイルド。厚めのビート板を敷く座面は深紅のフェルト生地のような素材。少しだけ独特な臭いがする。

手前側にストーブがあり、奥側には無かったので、てっきり奥の方が室温が低いのかと思いきや、入ってみるとまさかの超高温。バッチバチに熱いではないか。その正体は足元や背面に潜むボナサウナ。

体感がこれまでのサウナに比べて、段違いに熱い。優しそうな顔をして、物凄いパワフルなサウナ室に面を食らって、ひたすらに汗を流す。

♯水風呂 ★★★★☆
硬水使用のしっかりとした冷たさが売りの水風呂。頭上から打たせ湯のような形で給水があるので、脳天で受け止める。良い意味で暴力的な熱さのサウナ室の後だから、いつもよりも何倍も気持ちが良い。ととのいの世界はもうすぐそこ。

♯休憩 ★★★☆☆
半露天スペースにベンチが2台置いてある。うち一つは背もたれ有り。ヒューッと冷気が抜けてきて、ぐらんぐらんKO寸前の身体を確実に捉えてくる。純粋に心地良い。

いつもより長めに休憩を取って、少し冷えたところで、傍らのバトガシュタイン鉱石がたっぷり入ったラドン温泉に浅く浸かる。ただただ落ち着ける。

91点。シンプルに熱い。素晴らしい銭湯。

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176

サンム

2022.12.31

1回目の訪問

白山湯 高辻店

[ 京都府 ]

♯新規開拓/累計376施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第三弾】
水春松井山手→サウナの梅湯と来て、三軒目となるのは『白山湯 高辻店』さん。490円を支払い中に入るも、ロッカーは空いておらず、衣類が放り込まれた籠が床に散乱している。

脱衣所から浴室の様子を覗き見ることが出来るが、おびただしいほどの人の山。奥のサウナ室目掛けて、狂ったように裸の男たちが列を成している。多分、20人以上は並んでたんじゃ無いかな?

さすがに詰め込みすぎ、と思い、満足に楽しめなさそうだったので、そのまま退散。流石にこのご時世、人数制限をかけた方が良い気が...。また、時期をあらためて訪れたいと思います。

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145

サンム

2022.12.30

1回目の訪問

サウナの梅湯

[ 京都府 ]

♯新規開拓/累計375施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第ニ弾】
水春松井山手さんを後にして、一行が向かうは烏丸線の五条駅。ここからは京都が誇る名銭湯の数々を片っ端から巡っていく。

と、その前に、腹が減っては戦が出来ぬということで、五条駅の吟醸らーめん久保田本店さんで腹ごしらえ。330gの味噌つけ麺大をペロリ。失われた塩分をしっかりと補給して、これから待ち構えるハシゴサウナに備える。

冬のカラッとした晴天の中、15分くらいまったりと歩いて辿り着いたのは『サウナの梅湯』さん。細く長く続く高瀬川に架かる小橋を渡ると、ドラマ・SNS・雑誌等、色んなメディアで見てきた印象的なネオンライトの電飾看板に出迎えられる。

オープン時間から少し経った14時過ぎの訪問。料金は490円。サウナ付きでこのお値段が京都銭湯のスタンダード。店内には梅湯グッズの数々が所狭しと陳列されている。2階フロアは立入禁止となっており、見学することは出来ず。

いわゆる昔ながらの銭湯なんだけど、ゆとなみ社らしさが全開に溢れている。店主の湊三次郎さんはマイホームサウナ十條湯の店長である湊研雄さんの実兄。浴室の"梅湯新聞"はらしさを感じる。

バスフレンドみかんの湯に身を投じて、大窓からサウナ室の様子を観察する。老いも若いも関係なく、皆それぞれに汗をたらたらと垂れ流している。待機列も出来ていることだし、もう少しお風呂を楽しもう。

奥まったスペースに電気のマーク。お一人様専用の電気風呂、揉兵衛が待ち構える。あまり得意では無いので普段は入らないが、折角だからと挑戦してみる。ビリリ、やっぱり駄目みたい。

♯サウナ ★★☆☆☆
それなりの待ちがあった後、ビート板を抱えてサウナ室の中へと押し進む。一段掛けL字の座面。皆、押し黙って黙々と瞑想している。ただ、一つだけ苦言を述べると、明らかに温度が低い。

扉の立て付けが悪く、蝶番が上手く噛み合っていない。人が出入りする度に冷気がフワッと身体を撫で、体感も寂しい。時間帯の問題であったと思いたい。これだけ全国にファンがいるサウナなので、偶々だと思いたい。

♯水風呂 ★★★★☆
滝のように滴り落ちる勢いのある水風呂。高瀬川に架かる橋をオマージュしたかのようなちっこい橋が可愛らしい。水温も適温で好み。

♯休憩 ★★☆☆☆
浴槽の縁がメイン。脱衣所は人がそれなりに滞在してるので、休むには適していない。なんだかんだ、カランの前でボケーっとするのが一番かも。

銭湯としては珍しく26時までの営業。気合が入ってる。店員さん元気。今度は遅い時間を狙って訪れてみたい。リベンジを誓った。

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168

サンム

2022.12.30

1回目の訪問

♯新規開拓/累計374施設

【京都・滋賀 年末年始サウナ旅 第一弾】
銭湯好きを謳っているのにも関わらず、日本随一の名銭湯が犇めく京都府のそれには過去を含めて一度も訪れたことがないことに、一種の恥ずかしさのようなものを感じていた。

京都にはこれまで幾度となく足を運び、著名な寺社の数々を参じたり、京料理に舌鼓を打ったりしたものだが、かつての自身はまだサウナの楽しみや奥深さを知らず、惜しいことをしたものだなと今になって思う。

そんな訳で友人と京都・滋賀の年末年始サウナ旅を敢行することにした。ミーハー心が満載の、王道の銭湯を中心とした工程になるが、その皮切りは敢えてラグジュアリー感漂うスパをチョイスした。

『SPA&HOTEL水春 松井山手』さん。ハイセンスなロゴがあしらわれた外観はシックで格好良い。スパのみでなく、ホテルやジムも兼ね備える複合型の施設。料金は1200円。フロントにはチェックアウトを待つ長い列。お風呂はその傍らの機械で受付できるので、惑わされずに。色とりどりのソファが置かれたメインのスペースは、天井高く窓も大きくて開放的な空間となっている。

浴室。お風呂は十七種類とこれ以上無いラインナップ。内湯の回遊ジェット風呂は各種ジェットや電気が迷路のように配置され、面白い。ミルクイオン風呂と不感の湯も人気。露天は源泉掛け流しの京美人の湯がメイン。他にも炭酸泉・寝風呂・壺湯がある。

♯サウナ ★★★★★
メインは高温のロウリュサウナ。五段掛けの広々としたスタジアム型。30名くらいは入れそうなサイズ。一人用のふかふかのマットをお尻に敷く。室温は92℃。

毎時0分にオートロウリュが入るが、単なる注水のみでなく、和太鼓の音と共に煽るような映像がTVに映し出され、バラエティ性に富んだ演出が楽しい。

もう一種類、露天に漢方薬草塩サウナがあり、これがかなり良い。左右に分かれる座面を分断するように中央に細長いストーブがあり、麻袋に入った薬草が置かれる。数分に一度激しい音がしたかと思うと、大量のスチームが発生する。

♯水風呂 ★★★★☆
炭酸水風呂。ほんのりチンピリ。金曜日の今日は通常よりもマイナス2℃の設定で水温14℃台。オートロウリュ後は途轍もなく気持ち良い。

♯休憩 ★★★★★
問答無用で良い。デッキチェアが2種類で6脚、アディロン2脚、その他にもベンチや椅子がある。個人的に気に入ったのが、炭酸腰掛け湯での休憩。ゆったりとした傾斜が付いていて、リラックスできる。一つ一つ仕切られているので、落ち着けるし、少し寒くても風よけの効果が期待できる。

96点。1発目からレベル高い。

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  • サウナ温度 92℃
  • 水風呂温度 14.5℃
146

サンム

2022.12.28

1回目の訪問

水曜サ活

♯新規開拓/累計373施設

行ける時に行っておこう!ということで、茨城県に出向く用事があったので、近場のスーパー銭湯に寄り道。茨城県のサウナはKURA SAUNA以来、二度目まして。まだまだ訪れたことのないサウナが全国には沢山ある。

『湯舞音 龍ケ崎店』さん。この表記で"ゆぶね"と読ませる。スーパー銭湯に当て字は付き物だが、ついつい読み返してしまいそうな、粋なネーミングである。ここ龍ケ崎と袖ヶ浦に店舗を持つ。

スーパーマーケット・ユニクロ・ホームセンター・蔦屋書店等と共にショッピングモール内に敷地を構える。少し歩けば、たつのこ山という小さな人工のお山があったりして、子どもたちの絶好の遊び場となっている。この辺りではかなり栄えているエリアとなる。

入館。ゆとりあるスペースを存分に活かして、お風呂のみでなく岩盤浴にも力を入れている。二階には広々としたフィットネスジムもあり、多くの利用客で賑わっている。料金は温浴のみで880円。

お風呂は全体的に湯温が低め。内湯には替わり湯・不感の湯・電気風呂、外湯には天然温泉・高濃度炭酸泉・壺湯・寝ころび湯の用意がある。お日様の光が眩しいくらいの晴天。心ゆくまで温浴を楽しむ。

♯サウナ ★★★★☆
広々としている。四段掛けであるものの、傾斜はとても緩やか。一段一段の座面はゆとりがあるため、体勢の自由度が高い。正面にTV。右にストーブとスーパー銭湯特有のオーソドックスな形態。

室温は天井付近で98℃ほど。身体を纏うように熱が対流しており、最上段はかなりイイ感じに熱気を蓄えている。壁際には熱波の宣伝ビラ。土日祝はアウフグースもあり、盛り上がりを見せるようだ。

♯水風呂 ★★★☆☆
冷たくて深さもある無難な水風呂。クセがない。奥まったところ、かつサウナ室のすぐ隣なので、充分に熱された身体を瞬時に冷やすことができる。水温は16℃。

♯休憩 ★★★★★
外気浴環境が当館の最大の強み。ベンチ1台、椅子は2種類で計8脚、アディロンダック1脚、ウッド調のデッキチェア4脚と圧倒的なバリエーション。ズラッと横並びになった姿は壮観。

加えて、寝ころび湯もたっぷり6名分のスペースと申し分ない。中でもデッキチェアが一番人気。程良い音量のオルゴールサウンドがBGMとなる。お天道様の光が木々の隙間を抜けて、身体の表面を照らす。ぽかぽかと気持ちが良い。

計3セット。90点。関東地方は例年と比べると、そこまでの冷え込みは無い中で、本日のような暖かい気候との相性は抜群に良い。他方で、夕方以降、陽が落ちた時間帯の雰囲気も見てみたいなと思った。安定感のある良質な施設です。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 16℃
169

サンム

2022.12.28

1回目の訪問

金町湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計372施設

年の瀬を迎え、いよいよ正月休みが近づいてきた。世間的にはもうお休みの人もいるのにな、と小さいため息を漏らしながら、明らかに利用者が少なくなった電車に揺られて、仕事へと向かう。

帰りくらいは早く帰ろう、と仕事を切り上げ向かったのは葛飾区金町。鮮やかなイルミネーションを横目に細く真っ直ぐ続く通りを行く。暫くすると、見事な宮造りの建物が見えてくる。

『金町湯』さん。昨年9月にリニューアルをした、ちょっとお洒落な街銭湯。まず面白いなと思ったのは、入口及び下駄箱の造り。左右二つに分かれ、どちらの扉を進むか二者択一の選択を迫られる。

片方を進んだ先にはフカフカのマットが敷いてあり、もう片方は泥水がしたためられているのでは?と、昔のバラエティー番組でよく見た光景をイメージして進むも、普通に小綺麗な受付があるだけだった。

入浴料はサウナ付きで800円。片側の浴室にのみサウナがあるスタイルで、第二週の金曜日を境に翌週の水曜日までは女性が利用でき、それ以外は男性となる。

浴室に入った途端、入道雲を纏った夏の赤富士が目に飛び込んでくる。壮大な中島画伯のタイル絵に惚れ惚れする。チラッとお隣を見ると、こちらは春の桜が咲く富士のデザインのようだ。

お風呂は丸型のジェットバスと四角のバイブラバスの二種類。ぐるっと赤富士を背にすると、反対側の壁面に秋冬の風景が描かれているのが分かる。春夏秋冬の完成となる。

♯サウナ ★★★☆☆
折りたたみ式のサウナマット3つを共同利用する。つまりは制限3名。このせいか、タイミングには気を付けなければならない。サウナ室内はL字の一段掛け。本来は詰めれば4〜5名のサイズ。

小ぶりな電気ストーブの上にストーンと共に置かれるのは石鍋のような鉢。例えるなら石焼ビビンバの器。アロマ水が溜め込まれているようで、道理でサウナ室内は良い匂いに包まれている。室温は94℃を記録するも、一段掛けのせいか、そこまで高くは感じない。

♯水風呂 ★★★★☆
軟水使用のまろやかな水質。サウナとは反対側にあるので、導線はイマイチも確実に身体を冷やしてくれる。水温16℃。水中で給水があり、水流が作られる。

♯休憩 ★★★★☆
個人的にとても好きだったのが屋外の休憩スペース。無音かつ絶妙なライティング。ウッドデッキの自然味も良い。壁に沿って作られたベンチに座って、ゆったりとした時間を過ごす。この時ばかりは、年末の忙しなさも忘れる。浴室内にもプラ椅子が二脚ある。

87点。清潔感溢れる綺麗な銭湯。時折、無機的な注意喚起の機械音声が浴室内を反響するのが、とてもシュール。

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  • サウナ温度 94℃
  • 水風呂温度 16℃
163

サンム

2022.12.25

3回目の訪問

クリスマスも終わりに近づく、12月25日の遅めの時間帯。この週末はノーサウナだったので、明日以降の年末ラストスパートに向けて、英気を養いに錦糸町のサウナへ。

『ニューウイング』さん。今年の6月に3つ目となるサウナ室が誕生したことは知っていたものの、今日に至るまで訪問出来ておらず、皆さんのサ活を眺めるのみの日々を過ごしていた。

世間はクリスマスムード一色だが、ここニューウイングは普段の日常そのもので、サウナ好きのおじさんたちが幸せそうな顔をして休んでいるところを目の当たりして、何だかほっこりした。

時間も限られていたので、2時間コース2000円をチョイス。サクッと楽しんで、夜ご飯は蒙古タンメン中本で〆だなと、脳内でルートを描き出す。青色の館内着に着替えて、そそくさと上階へ。

44℃と高温の二股カルシウム温泉は、冬の寒さによって冷えた身体をジンジンと温めてくれる。丸型のジェット・バイブラ付きのお風呂も一通り堪能して、三種類のサウナ室へと乗り込む。

♯サウナ
まず最初はボナサームサウナ。木の温もりを感じながら、穏やかにのんびりと過ごすことのできる温かみのあるサウナ。時折、裏に潜むヒーター内のストーンに水がかかる音が聞こえる。スタッフさんによる床ロウリュも名物の一つ。

お次はテルマーレ改。セルフロウリュ可の瞑想向きサウナ。入口扉には「スナックよしだ」と貼り紙がしてあり、吉田支配人のお茶目な一面を窺い知ることができる。

ミント系のアロマはスッキリとした香り。BGMはサ道でお馴染みコーネリウスのサウナ好きすぎ。自分がサ道の登場人物になったつもりで、一人きりの時間を有意義に過ごす。

そして、大トリを飾るのは「からからジールサウナ」となる。白い木板はまだ新しく、少し高い位置に向かい合わせに座面が設けられている。足元よりも低い場所にジールストーブがあるが、とっても格好良い。BGMはラジオと珍しい。

右奥には唯一の三段目スペースがあって、少しだけ奥まっており、傾斜が付いていて、楽な体勢を取りながら蒸されることができる。カラカラなため顔がヒリつくが、温度はパワフルでたっぷりと汗をかける。

♯水風呂
遊泳可能な水風呂。冷水プールでは、ざぶんとキンキンの水に頭をくぐらせて、脳天からその冷たさを楽しむ。ミストの仕掛けがあるお隣の水風呂もあるので、身体の温まり具合を見て、使い分ける。

♯休憩
内気浴のみだが、頭上からの冷風や旋回する扇風機によって、外気浴に近しい環境を作り出している。工夫。ジールサウナの後は特にぐらんぐらんにととのった。

やっぱり良いサウナ。コアなファンが多いのも頷ける。

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166

サンム

2022.12.23

1回目の訪問

Re: PRIVATE SAUNA

[ 千葉県 ]

♯新規開拓/累計371施設

仕事で確かな成果を残せたこともあって、今日ばかりは贅沢に趣味のサウナに没頭する時間を作ろうと思い、帰りしな気になっていた個室サウナの空き状況を確認する。

遅めの時間帯の1枠、図ったかのようにタイミングよく空いている。天啓とはこのことかとすぐさまクレジットカードを財布から取り出し、決済を完了させる。

『Re: PRIVATE SAUNA』さん。2022年10月1日、船橋駅に新たにオープンとなった個室サウナである。京成船橋駅すぐ、ドンキホーテのビルの7Fに居を構える。

入店。この空間だけ、時空を切り取ったかのように緩やかな時間が流れ、ハイセンスなインテリアもそれを後押しして、居心地の良い洗練された場所となっている。

利用コースは80分。4500円とそれなりのお値段だが、飲み会一回分と考えれば安い。他にも60分3600円、VIPルーム(水風呂あり・複数での利用可)80分6000円とコースが分かれる。

美人店員さんの丁寧な説明を受け、一通りの段取りを把握する。VIPルーム2つ、スタンダード6つの計8部屋。今回案内されたのは「halu」と名の付くお部屋。

水滴一つない清潔感溢れる室内。冬至の今日は柚子のアロマをご用意いただいているとのことで、その芳しい香りがほんのりと漂っている。間接照明の具合も絶妙。

♯サウナ ★★★★★
温浴は無いのでシャワーでサッと身体を流して、早速サウナ室へと足を踏み入れる。受付でお借りしたツートーンの洒落たサウナハットを相棒に広く造られた座面にまずは寝転んでみる。

ウレタンマットが最下部に敷かれ、その上からサウナマット→バスタオルと続くので、座り(寝)心地は抜群。大の大人一人が余裕で足を伸ばせるくらいには広い。これだけ幅のある個室サウナは珍しい。

室温94℃・湿度56%と高温多湿の素晴らしいセッティング。おまけにセルフロウリュもできる。柚子の香りが好みすぎて、いつもよりも多くロウリュしてしまった。掛けすぎて御免なさい。

♯水風呂 ★★★☆☆
スタンダードルームに水風呂はなし。代わりとなるのはオーバーヘッドシャワー。冷たさは十二分もやっぱり水風呂は欲しいかも。

♯休憩 ★★★★☆
初めて見るタイプのローチェアが一つ。ファブリックの座面は適度な弾力性があり、身体を包み込むようにフィットする。Bluetoothでお気に入りの音楽をかけて、ライトを自分好みに調光して、オリジナルな環境を作り出す。正に個室サウナの醍醐味である。

計4セット。90点。かなり良い。水風呂ありでコスパ◎のVIPルームはより真価を発揮しそう。

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180

サンム

2022.12.22

2回目の訪問

およそ半年ぶりの訪問となる『楽天地温泉 法典の湯』さんへ。小雨がパラつく不安定なお天気であったため、手先足先は冬の寒さにやられ、かじかんでいた。

週半ばの溜まった疲れと共に、しっかりとした天然温泉に浸かって英気を養おうという魂胆だ。サウナも勿論だけど、今日はお風呂を全力で満喫したい。

というわけで、仕事終わりに車でやってきた。駐車場はたっぷりとあり、3時間半までは無料サービス。平日の入館料は850円。以前より50円ほど値上げした模様。ここでも物価高の影響を見る。

こんな感じだったなと、半年前を懐かしむ。螺旋階段をぐるりと昇った二階が浴室エリアとなっている。100円式ロッカー。ラッキーなことに人影は少なく、割と空いている。

身体を充分に洗った後、内湯から順繰りとお風呂を楽しむ。日替わりのシルク湯に始まり、高濃度人工炭酸泉を経て、当館ウリの露天風呂へと歩を進める。

「化石海水」と呼ばれる地下1500mから湧き出た塩分濃度の高い天然温泉。贅沢にも掛け流しで堪能できる。段々作りの岩風呂も見事。和の趣を感じられる。

信楽焼の壺湯3つも大人気。さらさらとお湯が流れる寝ころび湯と横長のジェットバスも全て屋外に設置されている。満遍なく一通りを楽しんで、サウナへと向かう。

♯サウナ
五段掛けのタワー型。しっかりと傾斜がついているので、その日の体調に合わせたポジション取りができる。正面のTVは両脇にイズネスと遠赤外線ガスストーブを携える。

1時間毎にあるイズネスのオートロウリュを最上段で受ける。効く。それ以外の時間は三段目・四段目あたりに腰掛けて、水曜日のダウンタウンを鑑賞。

クロちゃんが主役のモンスターハウスの最終回。クロちゃんの奇々怪界な一挙手一投足にサウナ室内は笑いに包まれる。続きが気になりすぎて、休憩カットのシーソーサウナを繰り返す。笑

今日ばかりはお隣のよもぎスチームサウナは人気薄。水ダウが面白すぎて、皆自然とTVを求めてしまう。

♯水風呂
水温18℃のまろやかな水風呂。深さ広さたっぷりで相当のことが起きない限りは広々と利用することができる。

♯休憩
個人的にここの外気浴はお気に入り。至る所にととのい椅子が置かれており、好みの場所で休むことができる。縁石に足を投げ出して、下からライトアップされた松の木を薄目で眺める。

少し目線をずらすと、和を感じる瓦屋根が視界に入る。身体が寒く感じたら、先述の寝ころび湯での大の字休憩をお勧めする。程良い湯量。曇りがかった空を無防備な体制で見上げる。

クロちゃんのせいで、何セットしたか分からない。笑 お陰様で爆睡できました。

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165

サンム

2022.12.20

1回目の訪問

五色湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計370施設

奥ゆかしさと謎めいた艶やかさを併せ持つ、不思議な魅力たっぷりの銭湯サウナ。椎名町を彩る新たなランドマークとして、今後更に注目を集めること間違いなし。

『五色湯』さん。その始まりは昭和27年と歴史は古い。銭湯界では著名な今井健太郎氏の設計により、令和4年の9月にリニューアルオープンを遂げた。今、話題のサウナ。

西武池袋線の椎名町から徒歩3分ほどの距離。風格さえも感じる立派な店構え。黒を基調とした館内は戦国大名のお屋敷のような、荘厳なムードを携える。

受付で900円を支払い。奥に進んでいくと、男湯と女湯の狭間に昔懐かしの按摩機が二つ並ぶ。暖簾をくぐり、脱衣所へと足を運ぶと、シックなロッカーの上にレトロな広告が掲げられている。

味わいのあるイラストと共に、パチンコ屋・パブ・筆耕業者・牛乳屋等の電飾広告があり、一つ一つが可愛らしいデザインをしているので、長いこと眺めてしまう。良いなぁ、この雰囲気。

浴室も同様に時代を感じる設計となっており、窓際には大正浪漫の風情を残したステンドグラスがあったり、奥のタイルには躍動感のある滝の絵が描かれていたりする。お風呂は浴槽が縦に並び、手前から深さたっぷりのジェット、中温バイブラ、高温風呂と続く。

♯サウナ ★★★★★
薄暗く妖艶な雰囲気を持ったサウナ室。二段掛けストレートの座面。奥には遠赤外線ガスストーブがあり、その真正面が一番の特等席。常態でも100℃超えの室温だが、ストーブ前は輻射熱を直に感じられるので、体感温度はかなりのもの。

時間帯によって、薄らと聞こえるBGMの音色は僅かに変化し、時にはちゅんちゅんと鳴く鳥たちの鳴き声だったり、宇宙空間のようなサイケっぽい音楽だったりする。

♯水風呂 ★★★★☆
地下水使用のボコボコの水風呂。バイブラにも色々な種類があるが、こちらは下から上にジェットを噴き上げているような、兎に角「圧」を感じるようなバイブラになっている。滝の絵の効果もあって、滝壺にいるような感覚になる。

♯休憩 ★★★★☆
奥の扉の先に外気浴スペースが広がる。インフィニティ1つにととのい椅子4脚。隅っこの椅子から上空を見上げると、天高く伸びる煙突を真下から望むことが出来て、何ともエモい。

静寂に包まれた秘密の隠れ家のような空間で、頭の中を空っぽにして、目を瞑る。足元がタイルなので、ちょっぴり冷たいのはご愛嬌。

計3セット。94点。コンセプトがハッキリとしていて、没入感のある見事な銭湯サウナ。ストーブ前で蒸し上がってから、後はひっそりと自分だけの時間を楽しむ。是非一人だけで訪れてみて欲しい。

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  • サウナ温度 101℃
  • 水風呂温度 15℃
201

サンム

2022.12.19

2回目の訪問

巣鴨湯

[ 東京都 ]

リニューアル前後を比較しようと意気込んでいたけど、比べるとかは浅はかな考えで。良い意味で以前とはまるで違った、銭湯サウナのトップクラスと呼べるレベルの仕上がりだった。

『巣鴨湯』さん。かつての印象は「藤色の看板」「鉄道ジオラマ」「ステンドグラス」「カチカチと音を立てるボナサウナ」。誰もが知る銭湯ではなかったものの、そのクオリティの高さは当時から目を見張るものがあった。

まずはその店構えである。藤色の看板は鳴りを潜め、淡い鶯色をモチーフとした雰囲気に変わっていた。ゆるキャラのすがもんがとっても可愛い。開店同時の入店であったため、人の波に揉まれながらもどうにか一回転目に滑り込む。それにしても凄い人気。

やっぱり印象的かつ他のリニューアル銭湯との大きな違いだと思ったのは、浴室の床に敷き詰められた「畳」である。休憩処に敷かれることはたまにあるが、浴室全体に広げてしまおうという発想は無かった。これが気持ち良いのなんのって。

お風呂の種類も充実してて。美泡風呂・シルク・ジェット・寝風呂・電気・露天。サウナだけじゃ無い。フライングで露天から外気浴スペースが見えたけど、あんまりじっくりみないようにして、お待ちかねのサウナ室へ。

♯サウナ ★★★★★
桶をイメージした外観そのままにストーブを囲うのも大きな桶。フィンランドのSAWO社のタワーストーブの上、天板との間のスペースには更に小さな桶が複数個吊されている。

絶妙な間接照明によって、静かで温かみのある雰囲気となっている。各段三名ずつの三段掛け。最上段のみ奥にちょっとした空間がある。室温は97〜98℃ほど。

20分毎に「おけしゃんろうりゅ」なるオートロウリュがある。ピラミッド型に積まれた桶の上部からシャンパンタワーの要領で下へ下へと水が落ちていき、最終的にはストーブに注水される仕組み。じわじわと時間差でくるのが面白い。

♯水風呂 ★★★★☆
爽やかなブルーのライトが印象的な軟水まろやか水風呂。水温は16℃と適温。お隣の美泡風呂も30℃ちょっとなので、冷冷交代浴もバリエーションとしてはアリかも。

♯休憩 ★★★★★
これまた驚き。インフィニティ2つにアディロンダック5つ。しっかりと専用の外気浴スペースが用意されている。足元にはオレンジ色の間接照明のみで落ち着ける。とても感動的だった。来れて良かったなって心の底から思った。

確かに混雑はしているけど、それも納得。だって、全てが素晴らしいもの。97点。

個人的に好きな銭湯は他にもあるけど、世間的に評価されている松本湯・改良湯・黄金湯・堀田湯あたりのリニューアル銭湯にも全く引けを取らない。

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  • サウナ温度 97℃
  • 水風呂温度 16℃
191

サンム

2022.12.19

1回目の訪問

第二喜多乃湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計369施設

スパジャポさんを後にして向かったのは、同じ東久留米市の粋なお風呂屋さん。都内屈指の水質を誇る、このエリアならではの水風呂が堪能できる銭湯として、前から気になってはいたものの、訪れる機会に恵まれず、先延ばしとなってしまっていた。

『第二喜多乃湯』さん。なんともノスタルジックな店構え。宮造りの立派な瓦屋根が格好良い。店先には自転車、奥まったところにある駐車場にも沢山の自動車。開店直後の時間だが人気ぶりが窺える。

入って正面、受付の並びに靴箱がある変わったスタイル。靴を押し込んでから、ご主人にこんにちはと挨拶をする。サウナ代は無料なので、ワンコインで全てを楽しめてしまう。シャンプー類の備え付けは無いので注意。

客層はお年寄りが多い。浴槽は大きく一つしかないが、ジェット、バイブラ、電気等に中で細分化されているので、少しの移動でたくさん楽しめる。特に一番右奥の傾斜のついたリラックスバスが気に入った。

また一つ驚いたのはタイルアートである。大きい鳥一羽と小さい鳥二羽が太陽に向かって羽ばたいているのだが、何故か稲光にも似た黄色い直線が斜めに走る不思議な構図。そう、境南浴場さんと全く一緒。このデザインにもう一度会えるとは思っていなかった。

♯サウナ ★★★☆☆
奥まったところに細長い扉。どうにかスペースを確保した手狭なサウナ室を想像したが、中に入ってみると意外にも広い。二段掛けの座面と一段掛けの座面があり、MAXで7名ほどの収容となる。

ヒーターは遠赤外線ガス。全て二段目で受けたが、バチッとストロングというよりかは、まったりじんわりタイプ。ヒーター前は熱熱との噂。
座面は木板剥き出しだが、脱衣所から続く外のスペースにレンタルマットが用意されているので、それをお尻に敷くのを忘れずに。

♯水風呂 ★★★★★
こりゃたまらん。名水百選の名の下、最高級の水質を誇る水風呂。しかもしっかりと冷たくて、身体全体に澄み渡る感覚がリアルに味わえる。すっぽりと身体が収まる感じも好み。

圧倒的な強み。ジャバジャバと掛け流し。少しだけ口に含んでみたが、抜群に美味い。やっぱりサウナは水風呂が主役と再認識した。それ程に素晴らしい水風呂。

♯休憩 ★★★☆☆
脱衣所から続く外の休憩スペースにはベンチが2台、向かい合わせに置かれている。間には灰皿。本来は喫煙所であるが、バスタオルを腰巻にして、休ませてもらう。

視界の端っこに宮造りの屋根が映って、視覚的にも楽しい。ちょっと休んだら、タバコを一服。至高の時間にうつつを抜かす。

86点。ここの水風呂は是非とも一度は経験されたい。

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155

サンム

2022.12.18

1回目の訪問

♯新規開拓/累計368施設

当サイトでイキタイ数多い順にソートしてサウナを検索すると、まだ訪れたことの無い施設として目に留まるのがいつも決まってここだった。

各地転々と回ってきたが、東京西部を代表するこの大型施設には一度フラれた経験があり、本日は比較的早い時間に狙いを定めて、リベンジを果たしたのである。

『スパジアムジャポン』さん。前回は週末午後の時間帯、小雨がチラつく中でのチャレンジとなったが、有象無象のカップル・ファミリー・学生軍団の長蛇の列2時間待ちに泣く泣く退散。

恐る恐る入口を目指すが、何とか混雑タイミングを避けられたようで、スムーズに入館することができた。入浴料は950円。岩盤浴を付けると1900円になるが、ケチって追加せず。結果、これが大きな失敗を招く。

5Fの岩盤浴専用フロアの充実っぷりといったら、この手の施設の中でもトップクラス。漫画が所狭しと並べられた本棚や入り組んだ面白そうな構造の休憩スペースをただ下から眺めるだけとなってしまったので、是非とも岩盤浴はセットをお勧めする。

浴室は施設全体の大きさと比べると小さめの造りだが、お風呂の種類が充実している。全てに○○的と名前が付く。例えば四季折々の薬膳湯は「季的」のように。特に力を入れているのは炭酸泉と泡風呂。中でも天然温泉×高濃度炭酸泉の内湯と泡のシルク風呂が気持ち良かった。

♯サウナ ★★★★★
まずはメインの高温スチーム&灼熱旋風熱熱ロウリュサウナ。長々とした名前であるものの、特徴を良く捉えてる。四段掛けのタワー型だが、最上段に座ってナンボ。

鉄柵にぎゅうぎゅうに詰め込まれたストーン式のストーブは圧巻。8分に一度という絶妙なタイミングでオートロウリュとファンでの送風が入る。上段の隅っこが特等席。バチバチに熱い。105℃+ロウリュなのでかなり来る。

もう一つは塩サウナ。こちらも80℃とそれなりの温度。よくあるスチームではなく、しっかりとしたストーブが熱源。

♯水風呂 ★★★★★
ノーマルの水風呂は17.3℃。掛け流しでジャバジャバ。お隣は更に冷たく13℃。こちらが曲者で強烈な炭酸ガスによるチンピリが楽しめる。あまりにもヒリヒリするので、股間に手を当てて入る。二つの間には氷製造機。めちゃかっけぇ。

♯休憩 ★★★★☆
所々に椅子や広めのベンチがあるが、リクライニング系が無いのが玉に瑕。観葉植物が多く、自然味を感じられるのが良い。存外狭めの露天スペースなので、もう少しゆとりがあると尚良い。

95点。今冬にも露天に新しいサウナと水風呂が爆誕する予定とのこと。ワクワクする。次回の楽しみが出来た。

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  • サウナ温度 80℃
  • 水風呂温度 17.3℃,13℃
176

サンム

2022.12.16

1回目の訪問

♯新規開拓/累計367施設

一見、こじんまりとした田舎のお風呂屋さんかと思いきや、面白おかしく、自虐ネタをふんだんに織り込んだ変わり種スパ銭だった。スーパー銭湯で自虐ネタ?と首をかしげるのも無理はない。良くも悪くも店構えは"普通"だったもの。

『天然温泉 黄金の里』さん。富里ICから少し走ったところ。近くに駅は無いので、バスを用いるか自家用車でのアクセスとなる。角張った二階建ての建物で、どことなく昭和の香りがする。

料金は850円でタオル別。一階がお風呂とカットサロン、二階がレストランや休憩処となっている。エントランスにはお土産やらなんやら色々な商品が陳列されている。雑多感。

一番好きだったのが脱衣所。脱衣所に好きも嫌いもあるの?と思うのは常人の思考なのでご安心を。ただね、ロッカーの貼り紙一つ一つがとっても面白くて。こんなに浴室に入るまで時間がかかったのは初めてかも。

統一しているのは、二階ゲームコーナーの人気の無さを嘆いているということ。「お気の"毒"様」という文字と共におどろおどろしい毒キノコの画像があったり、SF映画「第9地区」に掛けてUFOキャッチャーが100円で3回できるヤケ営業・人影の少ないゲームコーナーと書いてあったりと、自虐が凄い。

AMEMIYAが冷やし中華ではなく、やけくそ販売始めましたぁ〜♪と歌っている貼り紙にクスッとして、ようやく浴室へIN。やっぱりここからは少し時代を感じる造りなのね。所々傷んでるけど、味わいがある。

屋号と同じ黄金色に輝く天然温泉は、含ヨウ素ナトリウム塩化物強塩泉。よく見かける塩っぱくて肌触りがヌルッとするタイプのやつ。露天も内湯も一つずつだけど、シンプルに気持ちが良い。

♯サウナ ★★☆☆☆
電気ストーブの上にストーンがちょこっと。二段掛けでL字を反転した形。室温計は98℃を指すが、体感はかなりマイルド。年季を感じる風貌。木板は古め。ビート板の用意あり。

♯水風呂 ★★★☆☆
ジャバジャバの掛け流し。水温は19℃くらい。水流が強めなので、羽衣は剥がされやすい。大きな特徴は無いが、冷たさは充分なレベル。

♯休憩 ★★★☆☆
露天風呂の脇にベンチ1台と椅子1台。お手製?DIY感がひしひしと滲み出てる。これだけだと正直なところ物足りないが、奥に小上がりになったウッドデッキのようなスペースがあり、ここの満足度は高い。

デンと仰向け大の字になって、微かに隙間から差し込む光を浴びる。天然温泉から湧き上がる湯気が天井を見つめる視界の端にかかる。

計2セット。78点。混雑も無く、自分のペースでサ活できるが、全体としては今一歩。

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  • サウナ温度 98℃
145