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のさのら

2019.12.07

1回目の訪問

土曜日 小雨 通常利用
館内滞在時間 08:00 〜 12:20
入泉時間 昼の部 08:05 〜 10:05
入泉プログラム
昼の部 (12 × 4) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール アイスドラフトパネジョッキ2杯
本日の昼サ飯 メガチキンカツ ネギ山脈定食

本日のメインディッシュ 〝 将棋 〟

昨晩は二夜連続の忘年会があり、深夜前にもかかわらず酒気帯び状態のためサウナを断念して帰宅した。

今朝は早朝から入れるサウナを求めて検索していると、土日祝は午前8時からオープンしているコチラを見つけた。しかもサウナ天国である、新鶴見橋エリアとなれば〝連湯〟も可能な温浴施設だ。

8時前に現着すると地元ファンがオープンを待ち構えていた。定刻に開店を迎え、まずは身を清めてから白湯で予熱する。女風呂と壁一枚で隔てられた昭和の銭湯スタイルの浴室には、東海道名物とある将棋盤と駒が置かれてある。腕に覚えのある男どもが、全裸で〝金〟や〝玉〟を取り合う姿を想像するだけで武者震いがしてくる。

午前9時からの井上皇帝によるハマ熱波のタイミングに合わせて、10分前に最上段の奥隅をキープしたのが事のはじまりだった。3分前になってもサ室はガラガラなので不思議に思っていると、9時ちょうどのタイミングで待ち構えたように漢どもが押し寄せてきた。あっと言う間に埋め尽くされたサ室内で、すぐにロウリュが始まるかと思ったが、これからが皇帝の真骨頂だった。本来は得意ではない祭り騒ぎのイベントなので、目を閉じて静かに瞑想していたのだ。

そんな姿が皇帝の目に触れてしまい、思わぬターゲットになってしまったのだ。すでにサ室に入って15分以上が経過しているが、逃げ出したくても逃げられない〝詰め将棋〟のように追い込まれていった。しかし苦手だったはずのイベント型ロウリュも皇帝の巧みな話術に引き込まれてしまい、あれよあれよと言う間に時間が過ぎていく。

結果として25分を耐えた後に向かった露天風呂は冷たい雪まじりで、日本将棋会の重鎮である内藤邦雄九段のヒット曲「おゆき」を思わせる。その後の食事処では、今にも崩れそうな〝将棋倒し〟を想像させる「チキンカツ ネギ山脈定食」とアイスビールを楽しんだ。

全てにおいて計算された、愛のある皇帝の熱波を大いに満喫できた。当初は連湯予定だったが十分に満足してしまい〝挟み将棋〟のように向こう側に見える施設に行かず、珍しいアイスビールを楽しんだ小雨降る鶴見川のほとりでした。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 16℃
186

のさのら

2019.12.06

5回目の訪問

平日 曇天 通常利用
館内滞在時間 08:00 〜 現在
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:50
入泉プログラム
朝の部 (15 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ2杯
本日の昼サ飯 豆腐チゲ定食

本日のメインディッシュ 〝 紅葉 〟

今年は、紅葉シーズンを楽しむ事もなく忘年会シーズンに突入してしまった。昨晩は大きな忘年会があり、大量にアルコールを摂取したので、サウナには向かわず大人しく自宅に帰った。

今朝は少しアルコールの残った身体を無理矢理に起こして、毒抜きのためにコチラにやって来た。早朝8時過ぎの清掃後を狙ったのだが少しばかり早すぎたようで、サ室のマットが敷かれる前だった。その間にマナーを守って身を清め、発汗効率を上げるために湯船で予熱をしておいた。この下準備が良き〝ととのい〟への第一歩である事を、最近は強く実感するようになってきた。

清掃後なのでジェット水流や循環装置も止まっている静かで温めの湯船で、ゆっくりと温まった。するとサ室の準備ができたようで、恐れ多くもアダムの一番サウナをゲットした。マット交換後のサ室は90℃と、高温サウナで知られるコチラとしては低温での 1stセットをスタートした。金箔、黄土、木炭など様々な天然素材に囲まれながら、普段よりもスローペースで汗をかいていく。無音のサ室と乾いたマットで心地良く蒸し終えると、安定の水風呂とデッキチェアを独占した。オロポとスマホを持ち込んで、皆さんのサ活を読みながらのクーリング。2ndセット目からは通常の108℃に上昇したサウナとキリッとした水風呂を繰り返すと、今年は一度もゆっくり愛でる事のなかった紅葉が目の前に見られた。

それは私の全身に浮かび上がった〝あまみ〟である。特に内もも辺りは「いろは坂」の紅葉にも引けを取らない絶景を見せてくれた。

本日は〝ととのい〟よりも重要だったデトックスを果たすと、再び毒素を注入するためにレストランへの階段を降りていった。正午のオープンまでを、普段なら空いている事の少ないテレビ前の黒ソファに陣取った。

本日の昼サ飯には、紅葉にも負けないくらいに真っ赤な豆腐チゲと生ビールを注文した。サウナと水風呂だけでなく、胃袋の中でも熱々のチゲと冷えた生ビールで温冷を交互に繰り返した。すると二日酔いだった身体が、内側からも次第に回復していくのが感じられた。

やはり紅葉に欠かせないのはイチョウ(胃腸)だと知る事になった、昼下がりの西麻布でした。

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  • サウナ温度 108℃
  • 水風呂温度 14℃
187

のさのら

2019.12.05

6回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:55 〜 14:50
入泉時間 夜の部 23:00 〜 翌 00:35
入泉時間 昼の部 09:55 〜11:20
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3 )M (1 × 3) G (5 × 2)
昼の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ7杯(2杯無料)
本日のツマミ おでん 他
本日の昼サ飯 あんかけ焼きそば

本日のメインディッシュ 〝 B’z 〟

カプセル利用でしか来館した事のなかった私が、サウナ利用客しか着る事のできない館内着に袖を通す日がやって来た。

いつも通りに昨晩も、人の流れが落ち着いた深夜近くを見計らって上野駅に降り立った。カプセル回数券を利用して、着慣れた館内着に着替えてサウナに向かった。コメントをくださる「敬太さん」の昨晩の投稿どおりに空いていて、久しぶりの「HOME」北欧を満喫した。深夜2時まで「ALONE」な時間を楽しむと、翌朝のサウナを楽しみに寝慣れたカプセルで「愛しい人よ Good Night...」ところがアラームをかけていたのに目が覚めると、退館時間の午前10時の15分前で「you、liar、liar、もう信じられないやー!」

すぐに身支度をしてチェックアウトを済ませたが、身体がうずいて仕方がない。求める身体には抗う事は出来ず、思わずそのまま通常利用でチェックインしてしまっていた。

ホームサウナに掲げておきながら、北欧人生初の左側のロッカーへと進んだ。そこには今まで着た事のない、テレビドラマでお馴染みのガウンスタイルの館内着が置かれていた。普段はカプセル用のプルオーバー式館内着ばかりだったので、喜びと緊張の面持ちで袖を通した。

初体験の感動も束の間に大浴場の脱衣所で裸になると、朝の日の光が射し込む静寂のサウナを満喫した。続いては昼サ飯を求めてレストランへと降りていった。

これまた北欧での昼サ飯も初めてなのだが、夜と変わらぬ生ビールで喉を潤した。昼間っからのサウナ上がりのビールは、思わぬ心地良さを生んでくれる。思ったよりも館内着のパンツの丈が短いので、こんなオジサンでもパッと見は「ウルトラソウル」を熱唱する B’zの稲葉さんにも見えなくはない。

油断すると大事な部分が「ギリギリchop」で見えてしまいそうだ。案の定、酔っ払って気が付けば「イチブトゼンブ」をさらけ出していた昼下がりの上野だった。※ B’z ファンの方ゴメンなさい

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 13℃
207

のさのら

2019.12.04

9回目の訪問

水曜サ活

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:35 〜 現在
入泉時間 夜の部 22:40 〜 翌 00:25
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:45
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 4) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ7杯
本日のツマミ 里芋の鶏そぼろあん
本日の昼サ飯 ジャンボハンバーグ定食

本日のメインディッシュ 〝男女格差〟

昨日は数々のトラブルに見舞われて、散々な思いで安らげる場所を求めていた。本来ならばホームに向かうのが当然であろうが、降りるべき駅を通過して駒込駅までやって来た。

昨今のブームでサウナ業界が盛り上がりをみせるのは素晴らしいが、不遇の時代を支えてきた昭和サウナーの居場所がなくなるのは非常に堪え難い。私のような中年サウナーは時代の変化にしがみついて生きていけるが、団塊世代を生き抜いてきた先輩方には、老後くらいは穏やかに暮らして欲しいと願ってしまう。そんな熟年サウナーに愛させる場所が、ここ駒込には今もなお存在している。

他店ではロウリュなどのイベントでサウナ需要の底上げを図っているが、もちろん若者たちへの導入部としては大賛成である。例えば〝おニャン子クラブ〟ならば、河合その子や新田恵利などのフロントメンバーの華やかさが大切なのは理解できる。しかし樹原亜紀や名越美香の存在も、決して忘れてはならないのだ。世の中の仕組みを知らなかった私は、物事の上部ばかりを見て判断していた。そんな私は渡辺美奈代ファンだった。

戦後の高度経済成長期を支えてきた男たちの疲れを癒す温浴施設として全国に普及していったサウナだけに、現在でも男性優位である事は否めないのが実状だ。しかし一昨日訪れた「ユー鶴」でも感じたが、女性サウナーの多さには驚かさせる。随分前から女性の社会進出が話題だが、現在でも男女格差が色濃く残っている世界もある。例えば、飛行機のパイロットや寿司職人などは圧倒的に男性が多い。このように男性ばかりにスポットライトが当てられる世界があるが、真逆の世界もあった事を忘れないでいて欲しい。

それは「おニャン子クラブ」ばかりが日の目を浴びていた当時、わずか一年足らずで解散してしまった「息っ子クラブ」が存在していた事を。

オーディションを合格した織田裕二がメンバー入りを辞退したのは正解だったと思いながら、昼下がりのビールを楽しんだ駒込だった。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 22℃
201

のさのら

2019.12.03

1回目の訪問

平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 09:45 〜15:50
入泉時間 昼の部 10:05 〜 11:55
入泉プログラム
昼の部 (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール EXコールド3杯
本日の昼サ飯 カルビうどん (辛さ5倍)

本日のメインディッシュ 〝ぬるま湯〟

いつぶりになるか分からないくらい久しぶりに自宅のベッドで目覚めたが、カプセルに慣れた身体には広すぎるベッドが役不足で申し訳なく思える。よほど自宅のベッドの寝心地が悪いのか早朝6時前に起きてしまったので、皆さんのサ活を楽しみながら昼サ飯のあるサウナを探していた。そんな中に見つけたのは、人気サウナでありながら未訪のコチラだった。

定刻の15分前のドアオープンになると、37番の下駄箱をゲットして受付開始を待った。すでに30名近くが行列をなす、地元の人気施設のようである。受付を待つ人の中では中年の私ですら最年少に思われ、若者のサウナ人気とは別世界だった。

マナーと効率を重じて身体を清めた後に向かったのは、天然温泉の露天風呂だ。うすい麦茶のような色素のお湯が、天然由来である事を物語る。十分に開いた毛穴から温泉の成分を吸収してから、いざサウナへと。

流行りの北欧スタイルではなく、独自の進化を遂げてきた日本式のサ室である。漆喰のように壁や天井には黄土が塗られ、ひな壇も効率的に配置されている。適温適湿の中で蒸させた後は名物の〝ビックリシャワー〟で汗を流してから、もう一つの名物である10℃の水風呂に入った。ただでさえ冷たい水風呂なのに案内板に書かれた「Hie Hie」の文字が、さらに体感温度をグッと下げてくれた。

こちらは風呂の種類が多いのも魅力のひとつのようだ。そんな中にあって私が最も気に入ったのが、他のサウナでは見かけた事のない〝クールダウンバス〟と書かれた風呂だった。32℃ほどに設定された〝ぬるま湯〟の天然温泉に身を預けてみた。すると温泉成分の肌を刺すような感覚と、外気浴のような血管拡張を同時に感じられるのだ。その肌感覚は誰かに〝ドンパッチ〟を塗られているようであった。ぬるま湯でととのい、少し偏サ値が上がった気がした。

その後はメニュー豊富な食事処に行くも良し、広い休憩処で寝るも良しと、温泉施設の全てがここにはあった。次回は火曜日限定のビンゴゲーム大会に加わって、地元の熟練サウナーの大先輩方と楽しんでみたいと思った。これぞ本物の大人の楽園だと知った昼下がりの鶴見だった。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 10℃
184

のさのら

2019.12.02

1回目の訪問

平日 曇天 2時間利用
館内滞在時間 09:10 〜 11:10
入泉時間 昼の部 09:15 〜 10:30
入泉プログラム
昼の部 (10 × 3) M (2 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ2杯
本日の昼サ飯 野菜たっぷりチャンポン

本日のメインディッシュ〝いぶし銀〟

午後イチのフライトまでの時間を利用して、自身の偏サ値アップのためにキャビナスを訪れた。さすがは博多を代表する老舗サウナだけに、フロントの佇まいから王道の風格がある。

ロッカーの中に置かれた館内着が独特の柄模様で、劇団四季のライオンキングの舞台衣装を思わせる。その膨大なロッカーの数を見ただけで、福岡出張のビジネスマンには欠かせないサウナであると実感する。エレベーターで向かった先に広がっていたのは、まさに王道スタイルの大浴場だった。

昭和のストロングスタイルを継承した施設に足を踏み入れた瞬間に、とあるプロレスラーの名前が思い浮かんだ。それは〝木戸修〟である。プロレスの神様 カールゴッチ氏に師事してグラウンド技を学び、地味ながらも堅実なファイトスタイルで定評があった木戸修氏に似た大浴場だった。

一切の派手さを排除して、過剰なパフォーマンスをする事のない落ち着いたサウナに身も心も落ち着ける。新たに導入されたらしい、METOS社の大容量のサウナヒーターが鎮座している。その整然としたフォルムが、一糸乱れる事のない木戸氏のヘアースタイルとリンクする。ハイパワーな熱気で着実に汗が吹き出した後は、見事な導線上に設置された水風呂にてクールダウン。その後は屋上の露天風呂への階段を上がり、ととのいイスで玄界灘の風を浴びる。

ちょうど雨があがり陽の光が射し込む博多の空を眺めながら、全身が痺れてくるのを感じた。身動きをとりたくても、全く身体が動いてくれない状態に追い込まれていった。これぞまさに木戸修の必殺技である〝キド・クラッチ〟である。実際には本当にキマッテいるのか分からないような技なのだが、不思議と身体が動いてくれないところも似ている。

そんな昭和の王道いぶし銀スタイルで見事にととのった後は、床の肌触りが心地良い食事処で、チャンポンと生ビールを満喫した。

今回もサウナ以外に観光する事なく九州サ旅を終えたが、まだまだ物足りない思いで帰路に就いた雨あがりの博多でした。

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  • サウナ温度 102℃
156

のさのら

2019.12.02

1回目の訪問

ウェルビー福岡

[ 福岡県 ]

日曜日 雨天 宿泊利用
館内滞在時間 20:00 〜 現在
入泉時間 夜の部 20:10 〜 21:50
入泉時間 朝の部 05:05 〜 06:15
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (12 × 2) M (1 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 大ジョッキ4杯
本日のツマミ 博多水炊き

本日のメインディッシュ 〝ペフメア〟

念願の熊本「湯らっくす」を後にして先々週にもいた福岡に戻って来たのは、前回果たせなかったウェルビー福岡を訪れるためだ。九州新幹線とタクシーを乗り継いで辿り着いた先には、どんたくサウナーが愛してやまないのが納得できる場所が待っていた。

九州サ旅を決めた時からネット予約しておいたプレミアムルームにチェックインすると、エレベーターで降りた地下階にはウェルビーならではの北欧スタイルが待っていた。

ここ最近では自宅のインテリアに於いても北欧スタイルがトレンドとなっているが、私が若い頃に流行っていたものは全く違っていた。無機質な打ちっぱなしのコンクリート壁の部屋に黒い家具を置いて、大型のブラウン管テレビを床に直置きしたトレンディドラマスタイルが主流だった。ポケベルさえ無い当時は、留守番電話機能付きの電話だけが女子との連絡手段だった頃が懐かしい。

その時代からは想像できないくらいオシャレな内装の部屋で館内着に着替えると、待望のサウナへと向かった。初めて訪れるサウナに興奮しながらも、マナーを忘れずに身を清めてから入ったサ室の空気感だけで、ととのいそうになってしまった。薄暗い照明の室内にはヴィヒタの神聖な香りが満ちており、ウェルビーならではの小鳥のさえずりが独自の世界観を表現している。

3セット目で迎えたアウフグースも非常に厳かで神秘的な雰囲気の中で行われて、今まで感じた事のないサウナ紳士だけの大人のサ界が存在していた。過剰な演出のないアウフグースで蒸された後に向かった5℃の強冷水も、他では味わう事の出来ない瞬冷を体感できた。

名古屋のウェルビーに比べるとシンプルな構成ではあるが、足りないながらも豊かさを感じさせてくれるサウナだった。

今夜の寝床であるフィンランド語で〝フワフワした〟の意味を持つ、ペフメアと名付けられた部屋に戻り、未だ本物を知らない北欧感に包まれながら明日の帰京を惜しんだ雨の博多だった。

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  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 5℃
160

のさのら

2019.12.01

1回目の訪問

日曜日 晴天 湯らっくすコース
館内滞在時間 11:15 〜 18:30
入泉時間 昼の部 11:25 〜 13:35
入泉プログラム
昼の部 (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 特大 男気ビール3杯
本日のツマミ 馬ホルモン煮込み

本日のメインディッシュ 〝シノラー〟

♪ わーたしはウルトラ湯らっくす!すーてきに無敵な湯らっくす!

再ブレイクを果たした篠原ともえのヒット曲〝ウルトラリラックス〟を替え歌したくなるようなサウナにやって来た。この曲のAメロ部分の「♪ 今日は一日ヒマックス」とあるように、デートの予定すらない日曜日に肥後国までのチケットをとっておいたのだ。いろんな方のサ活投稿を読んでいて、ロスコの食事処で酔っぱらった勢いで航空券のチケット予約をクリックしてしまったのが始まりだった。

しかしそのワンクリックからの本日までは、念願の湯らっくすに来られるというだけで期待に胸打つ日々を送ってきた。その興奮のままに JAL 625便に乗り込んで訪れた西の聖地は、聖地たる所以をまざまざと見せつけてくれた。

私の投稿を読んでくださっている方はご承知だと思いますが、普段のサ室内では迷走ばかりしている私ですら、メディテーションサウナの中では真の瞑想の境地に入る事ができた。偶然にも最上段のセルフロウリュを支配するポジションをゲットすると、己のタイミングでベストロウリュを蒸発させて無の世界に入る事ができた。

その後は名物である水風呂の〝MAD MAX〟に向かうが、13段ではないにしろ絞首刑台への階段に見えてしまった。しかし誰しもが笑顔で3段の階段を上がっていく姿には、この施設ならでは悦びを求めている証に思えた。たった一本の真っ白なロープに自身を託す恐怖心と共にする、相反した安心感の中で冷やされる水風呂は唯一無二の存在であった。

2セット目は本日一発目の、12時のアウフグースに狙いを定めて最上段に陣取った。流行りのイベント重視な要素はなく、蒸し客の皆さんも淡々粛々と熱波を浴びていた。お祭り騒ぎのようなイベントが苦手な私にとっては、とても居心地の良いアウフグースだった。

レストランでは都内では珍しい〝馬のホルモン煮込み〟が美味すぎて、ビールを飲みすぎてしまい「クルクルミラクル」になってしまった昼下がりの熊本でした。注 ) 篠原ともえで検索ください

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  • サウナ温度 98℃
179

のさのら

2019.12.01

1回目の訪問

土曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:40 〜 翌 06:45
入泉時間 夜の部 21:50 〜 23:35
入泉時間 朝の部 05:35 〜 06:30
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (5 × 2)
朝の部 S (12 × 2) M (1 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ 胡瓜の浅漬け

本日のメインディッシュ  〝 クセ 〟

明朝のフライトが早いため羽田空港へのアクセスの良いサウナを探していると、蒲田で見つけたコチラへ初めてやって来た。

靴を下足ロッカーに入れてスリッパに履き替える〝クセが強い〟システムでチェックインを終えると、さっそく大浴場へと向かった。カプセル利用者のロッカーや、エレベーターの仕組みにも〝クセが強い〟館内に戸惑いながらも、どうにかサウナにたどり着いた。サ室内のテレビからは「IPPON グランプリ」が流れていたので、決勝戦にタイミングを合わせるように3セット目を迎えた。

サウナでは良くある黄色いタオルが敷き詰められたサ室なのだが、テレビの向こうのステージセットの配色と見事に一致して臨場感がある。しかもそのタイミングでサ室の最上段には、私の他に一人のオジサンと二人だけの決勝戦と同じシチュエーションになったのだ。そんな決勝戦の対決は〝博多大吉 vs 千鳥大悟〟となり、どちらも大好きな芸人さんだけに期待が高まる。

私は漫才コンビ千鳥のネタを初めて見た時に、あまりの〝クセの強さ〟に大ファンとなってしまった一人なのだ。そのネタは18年近く前にテレビで偶然見た「ペタニージ」のオチで終わる、とにかくしつこい漫才だった。

決勝戦の結果は皆さんご存知かも知れないが、あの瞬間まで20分以上もサウナにいたのに苦痛ではなかった。大悟さんの照れくさそうにしながらも、嬉しそうな勝利者インタビューを見届けてから水風呂に入った。

こちらは〝ととのいイス〟がないのだが、二種類ある水風呂が未体験の〝ととのい〟与えてくれた。正直言って30℃の水風呂になんの意味があるのかと思っていたが、17℃の冷たい方の水風呂に入った後だと、外気浴にも負けない血管拡張効果を見せてくれた。

その温めの水風呂から見える〝エステ〟と〝あかすり〟と書かれた文字にも「クセが強い」と反応してしまった。

その後はキュウリの IPPON漬けでビールを楽しんだ蒲田の夜だった。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 17℃
144

のさのら

2019.11.30

1回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:05 〜 翌 08:55
入泉時間 夜の部 22:15 〜 23:45
入泉時間 朝の部 07:05 〜 08:40
入泉プログラム
夜の部 S (18 × 2) M (1 × 2) G (10 × 2)
朝の部 S (15 × 3) M (1 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ 国産大豆のおぼろ豆腐

本日のメインディッシュ 〝 テレビ番組 〟

都内で最も近寄らない街が池袋である。以前は後楽園に住んでいた事があり電化製品を求める時は池袋を訪れていたが、テレビドラマの「池袋ウエストゲートパーク」の放送以来、変わった人がいる街のイメージが強くなってしまい足を踏み入れる事が少なくなった。根強いファンがいる作品ではあるが当時からオジサン化していた私にはインパクトが強すぎたので、あれほどまでに再放送を繰り返したドラマなのに一度も見た事がないのである。

ライフワークとしていたラーメンめぐりでも池袋は外せない場所であるが、オジサン向けの〝淡麗系ラーメン〟は絶望的に少なく、濃度と粘度を誇示する濃厚ラーメンばかりが台頭しているエリアである。そんな理由で、いつからか苦手な街になっていた池袋だった。巷の話題では同エリアに新たなサウナ施設がプレオープンしたと聞いたが、昨晩は勇気をふりしぼって初訪問を試みた。

エレベーターで最上階に上がり向かったサウナは、予想通りに若者達しかいないヤングチームな空間だった。たった一人でアダルトチームを担う私は、若者に負けじの覚悟で挑んだ。それはCX系のクイズ番組「クイズ!年の差なんて」の高島忠夫さんを思い起こさせる。当時は敵方のヤングチームだった中山秀征さんや森口博子さんも、今では立派なアダルトチームだ。

そんなアウェイなサ室だったが、思いのほか若者のマナーが良くて驚いた。グループで来ていた若者たちも、サ室では無駄におしゃべりせずにテレビから流れる「ルパン三世」に見入っていた。しかし人の出入りが多いせいか納得のいく蒸し工程までは時間がかかり、最上段にいても毎回15分以上を要した。その後はキリッとした水風呂と外気浴のルーティンを楽しむと、苦手だった池袋の街で見事に〝ととのい〟を得た。

さらに、ととのいの向こう側を求めてレストランへの階段を降りたが、その私の姿はまるで「夜のヒットスタジオ」の出演者紹介の階段のシーンを思い起こさせる深夜の池袋だった。

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  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 12℃
193

のさのら

2019.11.29

8回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:50 〜 14:50
入泉時間 夜の部 22:55 〜 翌 00:10
入泉時間 朝の部 08:35 〜 09:55
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ8杯
本日のツマミ カツオのタタキ & ネギトロ
本日の昼サ飯 チキンソテー定食(おろしポン酢)

本日のメインディッシュ 〝オロポ 再び〟

先にネタばらししておくが今回の〝オロポ〟は〝おろしポン酢〟である。

深夜のサウナで世の中に存在する〝オロポ〟の事を考えてみた。

「オロチョンラーメンにポッカレモン」を合わせてみると、酸辣湯麺みたいで美味しそうだが「オロナイン軟膏とポリデント」だと、どこに処方していいか悩んでしまう。

「コオロギのポタージュ」では舌触りが悪そうだが、「ボビーオロゴンのポテンシャル」ならば認めざるを得ない。

「イデオロギーとポピュリズム」いかにも賢そうな言葉を並べてみたが、さっぱり何のことだか意味不明である。

最近サウナに入りすぎて脳が溶けはじめたのだろうか、くだらない事ばかりが頭に浮かんでくる。そんな昨晩のサウナは無心になれず、早めに切り上げて食事処へと上がって行った。

入館が遅かったので深夜メニューに切り替わっていたが、限定メニューの中からカツオのタタキとネギトロのセットをツマミに生ビールを楽しんだ。しかし、ここでもまた〝オロポの呪縛〟が襲いかかってきた。

私はてっきり〝ネギとトロ〟で「ネギトロ」だとばかり思っていたが、ネギが入っていなくてもネギトロと呼ぶらしい。それはマグロの骨に付いた身を〝ねぎ取る〟が語源らしく、ネギはおろかトロすらも無関係だったのだ。危うくスタッフさんに「ネギ入れ忘れてますよ」と言って恥をかくとこだった。

こうなってくると、オロポの語源がオロナミンCとポカリスエットだとは断言できない。もしかしたら〝愚かな風呂〟が、オロフロ...オロプロ...オロポと訛ったものではないだろうか。もしや世紀の大発見を駒込 ロスコで果たしたのでは、と一人で歓喜した。そうだとすれば〝ロスコ〟の語源も気になってしまい眠れない夜を過ごした。

今朝はそんな事はすっかり忘れて目が覚めると、朝ウナを満喫して「チキンソテー定食 おろしポン酢」を味わった駒込の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 22℃
157

のさのら

2019.11.28

1回目の訪問

豊島園 庭の湯

[ 東京都 ]

平日 小雨 通常利用
館内滞在時間 10:00 〜 16:00
入泉時間 昼の部 10:05 〜 11:50
入泉プログラム
昼の部 (15 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ2杯
本日の昼サ飯 かさご煮付定食

本日のメインディッシュ〝 こころ 〟

昼サ飯を求めて豊島園にやって来た。水着が必要なエリアがあるという事で、今までは訪れるのを躊躇していた施設だった。しかし皆さんの投稿を読んでみると、そのエリアは一部だけで普通の施設と変わりない事を知った。しかも食事も美味いと聞けば、本日の昼サ飯にピッタリだと思い初訪問を決めた。

開店前から行列となっており、人気の高さを感じながら37番の下駄箱をゲットした。毎週木曜日が〝メンズデー〟で入浴料が割引だと知らずに来たので、とても得をした気分でサウナに向かった。

本日のアロマは〝マラクーヤ〟の香りで、いわゆるパッションフルーツである。サ室に入ると穏やかながらも芳醇なフルーツ香に満ちていて、一切のオジサンの汗臭さを感じさせない。中温中湿の設定となっているので最上段でも発汗までに時間を要するが、サウナビギナーや年配サウナーにも優しいセッティングだ。高温の息苦しさが苦手な方にもオススメできるサウナである。

さすがは数多くのスパ施設を手掛けてきた西武グループだけに、サウナ好きの心を分かっている要素がいくつもある。まずは広々としたサ室内は、テレビやBGMすらない暗めの照明で落ち着ける。聞こえてくるのはサウナストーブの熱源がチリチリと焼ける音と、室外からの水風呂のせせらぎだけだ。

その水風呂も深めとなっており、白い丸タイルが水面に反射して清潔感を表現している。そのあとの〝ととのいスペース〟にも工夫が見られ、室内で空調の風に撫でられて〝ととのう〟のも良し、屋外では色づき始めた木々を眺めながら移りゆく季節を感じるのも趣がある。

心まで癒された後は食事処の「緑水亭」に向かったが、本物の〝もてなし〟を受けた。「ごゆっくりどうぞ」いまや飲食店では当たり前に耳にするフレーズだが、その言葉に気持ちや思いを感じる事は少なくなっている。しかし、久しぶりに心の込もった「ごゆっくりどうぞ」を聞かせてもらった。この歳になれば、それが口先だけの言葉か、そうでないかくらいは分かるようになってきた。とても心の込もった言葉をかけてくれたスタッフさんのおかげで、とても心地良く昼ごはんと生ビールを楽しんだ小雨降る豊島園だった。

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  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 15℃
142

のさのら

2019.11.28

3回目の訪問

平日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 22:55 〜 翌 09:20
入泉時間 夜の部 23:00 〜 翌 00:30
入泉時間 朝の部 06:55 〜 08:30
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 2)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ6杯
本日のツマミ じゃこおろし & ポテトサラダ

本日のメインディッシュ 〝オロポ〟

本日のメインが〝オロポ〟と聞いて、察しの良い方にはネタバレしている事を承知で書き進める。

こちらは深夜遅くまでレストランが営業しており、生ビールが飲めるので最近の利用頻度が急上昇中なのだ。昨夜も深夜料金に切り替わる頃を見計らって、深夜の歌舞伎町にやって来た。関東三大酉の市を終えた花園神社を抜けて、夜のネオン街の誘惑に負けずフロントにたどり着くと大浴場へと上がって行った。

初めのワンセット目はサ室も混んでいたが、24時を前にする頃には狙い通りに随分と空いてきた。年齢のせいかロウリュなどのイベントよりも、静かなサウナを求めている私にとって心地良い時間が過ぎていく。オートロウリュによる適度な湿度が保たれているサウナで蒸され、名物の唐辛子水風呂でのクールダウン。そこから露天風呂の脇に置かれたイスでの〝ととのい〟と、何不自由のない完璧なルーティンを楽しんだ。そのあとはオジサウナーながらも大好物の〝塩サウナ〟で老廃物を取り除き、おかげで手のひらまでもツルツルに蘇った。

見事にデトックスを果たした身体が、否応なしに欲する生ビールのためにレストランへと向かった。深夜をとっくに過ぎているので混んではなかったが、外国人客の姿が多く見られた。その中にはアフリカ系アスリートのような団体がいたが、日本人よりもマナーが良く驚いた。誰ひとり大声で話す人はおらず、深夜という事をわきまえて食事を楽しんでいた。

遠くの席からは、中国人男性の中年三人組の会話も聞こえてくる。こちらには文化の違いが見られ、ケンカか麻雀でもしているかのような大声が聞こえてきた。そんな中国活劇のような光景をバックに夜更けの生ビールを味わった。

サウナの定番人気メニューとなりつつある〝オロポ〟を注文したのだが、こちらにはオロナミンCもポカリスエットもない。そこで私は〝じゃこおろし〟と〝ポテトサラダ〟という語呂合わせで、オリジナルの〝オロポ〟を楽しんだ深夜の歌舞伎町だった。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 15.5℃
132

のさのら

2019.11.27

1回目の訪問

水曜サ活

平日 小雨 通常利用
館内滞在時間 11:00 〜 13:50
入泉時間 昼の部 11:05 〜 12:50
入泉プログラム
昼の部 (10 × 4) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ2杯
本日の昼サ飯 ミックスグリル定食

本日のメインディッシュ〝ルールとマナー〟

稲荷町で〝旧湯(旧友)〟と言うべきか〝銭湯(戦友)〟と呼ぶべき存在のシャアザクと戦ってきた。その後は小雨の降る中、新たな〝親湯(親友)〟を求めてタクシーに乗り込んだ。

皆さんの投稿を読んで気になっていたサウナへの初訪問である。同エリアの「サウセン」には度々お世話になっているが、宿泊施設のないコチラは気になりながらも二の足を踏んで未訪だった。しかし本日は昼サ活だけでなく、美味しいと評判の昼サ飯を求めてやって来たのだ。

11時開店前の現着だったが、すでに地元のベテラン勢で行列となっており人気の高さを物語っている。軒下で小雨を凌ぎながら待っていると定刻通りにオープンとなり、下駄箱は37番をゲットした。とりあえずフルセットのチケットを購入して、いざ浴室へと向かった。

サウナ利用客専用の青い札を身に付けて入ったサウナは、中温中湿で無理なく発汗できる年配サウナーにも優しいチューニングだ。広々としたサウナで汗を流した後の水風呂も、冷たすぎずの心地良さがある。

外気浴のために向かった露天風呂には「お静かに!」の注意書きが至る所に貼られてあった。露天の岩風呂だけに近隣の住民への配慮からの貼り紙ではあるが、これ程までに注意喚起しなければならないマナー知らずの入浴客がいる事を残念に思った。その貼り紙には、営業時間の短縮も迫られているとの内容も書かれてあった。そうなれば施設にとっては大打撃で、もはや大声で話す客は風呂テロリストである。そんなマネー違反で、地元の方の憩いの場を奪うような行為は謹んで欲しいと心から願った。しかし本日の客人は静かに露天風呂を楽しむ方ばかりで、そんな貼り紙が無用に思えて安心した。

サウナ上がりに向かった「食事処 こもれび」は、システマティックなセルフスタイルながらも〝木漏れ日〟の名に相応しい温もりのある穏やかさに満ちている。もちろん食事も美味しくリーズナブルで、風呂上がりの昼ごはんを楽しむ客で賑わっていた。そんな地元の方に紛れて、定食をツマミに昼ビールを楽しんだ雨上がりの鶯谷だった。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 18℃
147

のさのら

2019.11.27

1回目の訪問

水曜サ活

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:45 〜 翌 09:55
入泉時間 夜の部 21:50 〜 23:10
入泉時間 朝の部 07:05 〜 09:10
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 2) M (2 × 2) G (10 × 1)
朝の部 S (10 × 4) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯 他
本日のツマミ 肉野菜炒め (単品)

本日のメインディッシュ 〝古き良き昭和〟

何年ぶりになるだろうか、それすら覚えていないくらいの訪問となった。銀座線の中でも最も乗降客数が少ない稲荷町に降り立つ理由がなく、上野と浅草という観光地に囲まれながらも独特の雰囲気を残すのエリアにある老舗サウナだ。

そこはチェックインの受付の時点から〝昭和の匂い〟を感じさせてくれる。巷ではヒーリング音楽で出迎えてくれるサウナがあったりと、サウナのオシャレ化が進行している流れもある。それはそれで望ましい傾向だが、昭和生まれのオジサウナーとしては館内に流れるBGMが昭和歌謡曲なのがグッとくる。

ちょうど私が入館した時に流れていたのが、ピーターさんの「夜と朝のあいだに」だった。そんなピーターさんとは勝手ながら思い出があるのだ。それは他界した母親から聞かされていて、赤ん坊の頃に横浜のデパートでピーターさんに抱っこされた事があるらしいのだ。

ひと月ほど前にピーターさんと直接お話しする機会があったので、その事を伝えてみると思わぬ答えが返ってきた。あの風見慎吾さんからも同じ事を言われたらしく、世の中にはピーターさんに抱かれた男子が多く存在すると、ご本人は笑っておっしゃっていた。

そんな事を思いながら、サウナで汗を流して向かったのも昭和感が満載の食事処だった。美味そうな匂いと独特の空気感が漂う店内が、懐かしきノスタルジーを醸し出す。豊富なメニューの中から肉野菜炒めを注文して、生ビールを呑みながらくのクールダウン。昨晩は〝風呂の日〟という事でドリンク一杯無料券が付いたのでラッキーだったが、こちらの生ビールは泡の注ぎ方にまで拘りを感じた。きめ細やかな泡は、まるでビロードのように滑らかだ。店内には中華鍋をあおる音が、BGMとなって空きっ腹を刺激してくる。和洋中なんでもござれの昭和の食堂のような雰囲気の中で、最高に美味い生ビールがあれば酒が進んで仕方がない「夜と朝のあいだに」を楽しんだ稲荷町だった。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 16℃
125

のさのら

2019.11.26

7回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:50 〜 14:55
入泉時間 夜の部 21:55 〜 22:40
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:55
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 2) M (2 × 1) G (10 × 1)
朝の部 S (12 × 4) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ7杯
本日のツマミ レバニラ炒め (単品)
本日の昼サ飯    赤魚正油干し定食

本日のメインディッシュ 〝静と動〟

週末は名古屋と平塚と上野を股にかけたプチサ旅を楽しんだ。日本国内で令和となって一番最初なのではないかと思われる忘年会も含めた、まさに〝動〟を表す週末だった。そこで昨晩は〝静〟を求めて落ち着ける場所に戻ってきた。

きらびやかな六本木一丁目駅から南北線に乗り込めば、乗り換え要らずの20分弱で静寂の駒込駅までやって来られる。改札を抜けて4番出口を上がると、ロスコへは二つの道順がある。右の坂を下れば山手線沿いの雑踏の中を、ロスコの電飾看板に引き寄せられるように進んで行く〝動〟のルートがひとつ。左手のS字の下り坂を進めば住宅地を抜ける〝静〟のルートもある。昨晩の気分は〝静〟を求めていたので、左手のルートを選んで下りていった。

夜のサウナは控えめして、地球上で最も落ち着ける場所かもしれない食事処へ向かった。もし私に「アナザースカイ」の出演依頼があれば、迷わずロスコの食事処を選ぶことだろう。

ここの食事処は男女共有スペースなのだが、同じ共有スペースでも先日訪れた名古屋の「サウナラボ」の雰囲気とは全く異なる。ソーセージを片手にフィンランドビールを楽しむオシャレサウナガール達が〝動〟とするならば、もろきゅう片手に麦焼酎の水割りを飲むベテランサウナ女史は〝静〟である。そんなどうでも良い事を考えながら、冷たい生ビールを呑んで夜が更けていく。

今朝は時間をかけて、ゆったりと朝ウナを楽しんだ。ロスコを訪れた方なら分かると思うが、こちらには屋内の浴槽が二つある。ひとつは強烈なバイブラで常に対流させている〝動〟の湯船と、水面にさざ波ひとつ立っていない〝静〟の湯船がある。これは個人の好みによって大きく分かれるだろうが、私は〝静〟の方が好みである。サウナの最後に入る静かな白湯が、身体だけでなく気持ちも落ち着かせてくれる。

そんな心の静寂を与えてくれるロスコに感謝しながら、胃袋も満たしてくれる食事処へと再び向かった昼下がりの駒込だった。

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 19℃
146

のさのら

2019.11.26

5回目の訪問

平日 曇天 通常利用
館内滞在時間 11:30 〜 14:10
入泉時間 昼の部 11:35 〜 13:10
入泉プログラム
昼の部 (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ1杯
本日の昼サ飯  北欧カレー (ハーフ)

本日のメインディッシュ 〝復活祭〟

敬太さんのコメントで〝ドリンク無料券〟が復活した事を知り、自身の目で確かめるために北欧を訪れた。と言うのは大げさだが、自身の体調も復活させるためにやって来たのだった。

昨晩は平塚「太古の湯 グリーンサウナ」で友人と令和初の忘年会のあと、友人の地元である上野に戻ってからキャバクラのハシゴをしてしまった。そのおかげで、今朝は久しぶりの二日酔いで自宅で目が覚めた。二日酔いの対処法は皆さんそれぞれ違うだろうが、私の場合は無性にカレーが食べたくなるのだ。つまりは〝ウコン〟を身体が欲しているのだろう。

そこでサウナのカレーと言えば、真っ先に浮かんだのが北欧だったので、今朝方まで呑んでいた上野にわざわざ舞い戻ってきた。まずはサウナでスッキリと汗を流して水風呂と外気浴のルーティンをこなすと、随分と体調が優れてきた。さすがのサウナ効果を実感できた。

その後は、肝臓が欲しているウコンを求めてレストランへと向かった。もちろんオーダーはターメリックたっぷりのカレーだが、全く効果のない民間療法である〝迎え酒〟をするために生ビールを一杯だけ追加してしまった。この時点でアルコールは抜けていたと思われるが、カレーを食べて内臓からの肉体復活を願った。

実際の北ヨーロッパのサウナでカレーが食べられているかは定かではないが、上野の北欧では揺るぎない人気メニューである。ライスに浸み込もうとしない粘度たっぷりのカレーは、濃厚ながらも軽やかに胃袋に収まっていく。食後には見事に体調の復活を果たすと、レストランを後にした。

ウコン効果で体内からデトックスされてチェックアウトする際に、一時は廃止されたかとサウナ業界を震撼させた〝ドリンク無料券〟だったが、敬太さんの情報通りに無事に復活を遂げていた。

二日酔いの身体だけでなく、ドリンク無料券も復活したのを祝ってエレベーターを降りていった昼下がりの上野だった。敬太さんありがとう!

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  • サウナ温度 108℃
  • 水風呂温度 14℃
174

のさのら

2019.11.25

2回目の訪問

日曜日 晴天 ゆったりコース利用
館内滞在時間 12:00 〜 19:50
入泉時間 昼の部 12:05 〜 13:20
入泉プログラム
昼の部 (10 × 3) M (2 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ7杯
本日のツマミ 爆弾ザンギ 他

本日のメインディッシュ 〝テントサウナ〟

新幹線で名古屋を出発して、小田原で東海道線に取り替えて平塚駅にやって来た。今回は大人になってから出会った友人と、二人だけの忘年会をサウナでやろうとなったのだ。二人とも都内暮らしなのだが、友人が〝テントサウナ〟に入ってみたいと言うので平塚駅前で待ち合わせた。

天候が心配だったが薪を焚べるスタッフさんの姿を見て、本日も開催される事を二人して喜んだ。思い思いのルーティンでサウナを楽しめるのも、気が置けない仲である証だ。

外気浴のリクライニングチェアで偶然にも隣り合わせになった友人と、順番を待ってサウナテントに入った。他の方一人と三人で入ったので、私が上段のストーン側で彼は下段に腰を下ろした。前回の失敗を踏まえて今回は徐々に蒸気を起こしていった。5分程で肩がチリチリし始めた所で一人の方が出て行ったので、席替えをしてヒシャクを彼に託した。すでに限界間近だった私の身体に、友人の投じた一振りで極限に達してしまった。堪らずテントを飛び出して、ガッシングシャワーへと急いだ。私は前日からの疲れで仮眠室で昼寝をしている間も、友人は17時のロウリュを楽しんだりと一人で満喫したようだ。

いよいよ食事処へと向かって忘年会の宴のはじまりである。もともとBARで知り合った友人だけに二人とも大の酒好きである。出会った当時は独身だった友人も結婚をして、今や二児のパパである。以前は毎日BARで顔を合わせていたが、結婚を機にそうはいかなくなってきた。子供が生まれると尚更で、二人で飲む機会も年に数回となっていた。

子供たちが休日の午後なのに、ゆっくりと酒を呑めるのには理由があるのだ。実は奥さんと子供とは別居状態で、現在は離婚協議中なのだ。不謹慎ではあるが、昔のように酒を呑める嬉しさも無くはないのが本音だ。しかし子供たちと毎日会えない寂しさを話す友人を見ていると、とても複雑な気持ちになる。今は都内で別居中だが、春からは奥さんの実家がある遠方へと引っ越してしまうらしい。そうなると今よりも子供たちと会う回数も減ってしまうだろう。

そんな友人の気晴らしになればと、これからもサウナめぐりに誘い出そうと決めた平塚の夜でした。

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182

のさのら

2019.11.24

1回目の訪問

サウナイーグル

[ 愛知県 ]

土曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:55 〜 翌 08:45
入泉時間 夜の部 23:00 〜 23:40
入泉時間 朝の部 05:05 〜 06:55
入泉プログラム
夜の部 酒気帯びの為、サウナなし
朝の部 S (10 × 4) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ3杯
本日のツマミ じゃこおろし

本日のメインディッシュ〝チームメイト〟

「あっぴっぴさん、かずさん、ジョージさん見てますか!行ってきましたよ、サウナイーグル」

少し到着が遅れてしまったが、慣れない電車を乗り継ぎチェックインできた。Tポイントカードのような色合いの館内着に着替えて黄色いタオルを手に取ると、初めて来たにもかかわらず周囲の皆さんと一体感が生まれる。その一団はスウェーデン代表を思わせ、すぐに私もチームメイトになったような気分になれた。

昨晩は酒を飲んでいたので、サウナは自粛してシャワーと軽めの入浴だけに留めた。土日限定らしい〝おはようロウリュ〟に狙いを定めて早朝5時に目覚ましをセットしてベッドに入った。

こちらの宿泊施設はカプセルではなく、半個室の快適空間で心地良く目覚める事ができた。朝イチこそサウナは空いていたが、ロウリュの始まる30分前には多くの人で混み合ってきた。そんなサウナ好きの名古屋人の心をつかむ要素がいくつも見られた。

最初に感心したのは、サ室内のマット交換の時間を明記してある点だ。あと3分蒸されたいと思った時にマット交換で強制退去を強いられ、ととのうタイミングを見失う事が多々ある。そんな施設にも導入して欲しいアイデアだと思った。次には都内では体感する事のないシングルの水風呂で、水温だけでなく深さもサウナ好きの事を熟知している。ととのいイスの配置にも計算し尽くされた配慮が見られ、外気浴用のイスが設置された場所にもイスを洗い流せるように専用のカランがあった。浴室内のイスに横たわると、ととのうに重要な〝風〟も送風口からそよいでくる。新参者でも見事にととのうと、このサウナが愛される理由が分かった気がした。

こんな素晴らしい施設を教えてくれたのも、愛知県在住のサウナー方だった。勝手ながらに皆さんをチームメイトと思っており、住む場所は違えどサウナを愛する仲間を頼りにしている。今回の名古屋蒸しは滞在時間こそ短かったが、それぞれの特徴を楽しめた。施設のスタッフさんをはじめ、シャチホコサウナーの皆さんに感謝しながら新幹線に乗り込んだサ活でした。

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  • サウナ温度 89℃
  • 水風呂温度 7.8℃
166

のさのら

2019.11.23

1回目の訪問

土曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 15:40 〜 18:55
入泉時間 昼の部 16:20 〜 18:00
入泉プログラム
昼の部 夢心地のため不明
本日のビール ラピンクルタ2本
本日のツマミ マッカラ

本日のメインディッシュ〝温もり〟

「バカヤロー!責任者出てこいっ」

こんなモノ造ったらダメ人間になってしまうではないか。思わず笑いながら、そう叫びそうになってしまった。

オシャレ優先施設を頑なに拒絶してきたオジサウナーの、岩のような心が溶け出していくのを感じた。それはエレベーターの中で、白樺の香りを嗅いだ時から始まっていたのかもしれない。

17時からの男子解禁を待つ間にロフトサウナで予熱すると、オジサンの中に残っていた子供ごころが目を覚ました。そこは小さな二階建てスペースで、ガキの頃に遊んだ秘密基地を思い出させる。かなり狭く急な階段だが、これ以上の歳になると登れないかもと思い、頑張って上がってみた。そこには一人分のスペースに、クッションとロウリュセットだけが置かれていた。しかしサウナストーブがないので不思議に思っていると、床下の一階部分に置かれてあったのだ。二階から一階めがけてのセルフロウリュは、まるでイタズラでもしてるようで楽しすぎた。この時点でオジサウナーの心の扉は半開きだったようだ。

少しだけ早くメインのフォレストサウナの準備ができたようで、誰もいないサウナでセルフロウリュを楽しんだ。なんとも不似合いなアロマの香りに包まれると、心の泣き声が聞こえてきた。もはや、ここは地上の楽園かもしれない。

銭湯のサウナで育ち、スパセンで経験を積んで、今や高級ホテルのサウナにも臆する事なく行けるようになった。しかしここは何だ、全てがサウナを愛する人のために存在しているではないか。目や耳に入る全てのモノ、香りと空気が別世界に導いてくれた。

今夜のサ飯は〝サウナース〟さんにオススメしてもらったビストロを空席待ちしているので、軽めの前菜とアペリティフだけにしておいた。

見知らぬ土地で無事に美味しい食事にありつけたのもサ活をしていたからで、もしサウナ好きでなかったら出会う事のなかったビストロだったかもしれない。そう思いながらホロ酔い気分で宿泊先のサウナに向かった。

今回の名古屋蒸しで、世の中に身体を温めてくれる〝一流〟のサウナは数多くあるかもしれないが、人の心までも温めてくれる〝超一流〟のサウナは、そう多くないと思った夜の栄だった。

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