ホテルキャビナス福岡
カプセルホテル - 福岡県 福岡市
カプセルホテル - 福岡県 福岡市
平日 曇天 2時間利用
館内滞在時間 09:10 〜 11:10
入泉時間 昼の部 09:15 〜 10:30
入泉プログラム
昼の部 (10 × 3) M (2 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ2杯
本日の昼サ飯 野菜たっぷりチャンポン
本日のメインディッシュ〝いぶし銀〟
午後イチのフライトまでの時間を利用して、自身の偏サ値アップのためにキャビナスを訪れた。さすがは博多を代表する老舗サウナだけに、フロントの佇まいから王道の風格がある。
ロッカーの中に置かれた館内着が独特の柄模様で、劇団四季のライオンキングの舞台衣装を思わせる。その膨大なロッカーの数を見ただけで、福岡出張のビジネスマンには欠かせないサウナであると実感する。エレベーターで向かった先に広がっていたのは、まさに王道スタイルの大浴場だった。
昭和のストロングスタイルを継承した施設に足を踏み入れた瞬間に、とあるプロレスラーの名前が思い浮かんだ。それは〝木戸修〟である。プロレスの神様 カールゴッチ氏に師事してグラウンド技を学び、地味ながらも堅実なファイトスタイルで定評があった木戸修氏に似た大浴場だった。
一切の派手さを排除して、過剰なパフォーマンスをする事のない落ち着いたサウナに身も心も落ち着ける。新たに導入されたらしい、METOS社の大容量のサウナヒーターが鎮座している。その整然としたフォルムが、一糸乱れる事のない木戸氏のヘアースタイルとリンクする。ハイパワーな熱気で着実に汗が吹き出した後は、見事な導線上に設置された水風呂にてクールダウン。その後は屋上の露天風呂への階段を上がり、ととのいイスで玄界灘の風を浴びる。
ちょうど雨があがり陽の光が射し込む博多の空を眺めながら、全身が痺れてくるのを感じた。身動きをとりたくても、全く身体が動いてくれない状態に追い込まれていった。これぞまさに木戸修の必殺技である〝キド・クラッチ〟である。実際には本当にキマッテいるのか分からないような技なのだが、不思議と身体が動いてくれないところも似ている。
そんな昭和の王道いぶし銀スタイルで見事にととのった後は、床の肌触りが心地良い食事処で、チャンポンと生ビールを満喫した。
今回もサウナ以外に観光する事なく九州サ旅を終えたが、まだまだ物足りない思いで帰路に就いた雨あがりの博多でした。
男
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