SaunaLab Nagoya (サウナラボ名古屋)
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
土曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 15:40 〜 18:55
入泉時間 昼の部 16:20 〜 18:00
入泉プログラム
昼の部 夢心地のため不明
本日のビール ラピンクルタ2本
本日のツマミ マッカラ
本日のメインディッシュ〝温もり〟
「バカヤロー!責任者出てこいっ」
こんなモノ造ったらダメ人間になってしまうではないか。思わず笑いながら、そう叫びそうになってしまった。
オシャレ優先施設を頑なに拒絶してきたオジサウナーの、岩のような心が溶け出していくのを感じた。それはエレベーターの中で、白樺の香りを嗅いだ時から始まっていたのかもしれない。
17時からの男子解禁を待つ間にロフトサウナで予熱すると、オジサンの中に残っていた子供ごころが目を覚ました。そこは小さな二階建てスペースで、ガキの頃に遊んだ秘密基地を思い出させる。かなり狭く急な階段だが、これ以上の歳になると登れないかもと思い、頑張って上がってみた。そこには一人分のスペースに、クッションとロウリュセットだけが置かれていた。しかしサウナストーブがないので不思議に思っていると、床下の一階部分に置かれてあったのだ。二階から一階めがけてのセルフロウリュは、まるでイタズラでもしてるようで楽しすぎた。この時点でオジサウナーの心の扉は半開きだったようだ。
少しだけ早くメインのフォレストサウナの準備ができたようで、誰もいないサウナでセルフロウリュを楽しんだ。なんとも不似合いなアロマの香りに包まれると、心の泣き声が聞こえてきた。もはや、ここは地上の楽園かもしれない。
銭湯のサウナで育ち、スパセンで経験を積んで、今や高級ホテルのサウナにも臆する事なく行けるようになった。しかしここは何だ、全てがサウナを愛する人のために存在しているではないか。目や耳に入る全てのモノ、香りと空気が別世界に導いてくれた。
今夜のサ飯は〝サウナース〟さんにオススメしてもらったビストロを空席待ちしているので、軽めの前菜とアペリティフだけにしておいた。
見知らぬ土地で無事に美味しい食事にありつけたのもサ活をしていたからで、もしサウナ好きでなかったら出会う事のなかったビストロだったかもしれない。そう思いながらホロ酔い気分で宿泊先のサウナに向かった。
今回の名古屋蒸しで、世の中に身体を温めてくれる〝一流〟のサウナは数多くあるかもしれないが、人の心までも温めてくれる〝超一流〟のサウナは、そう多くないと思った夜の栄だった。
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