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のさのら

2019.12.25

6回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 23:05 〜 翌 07:50
入泉時間 夜の部 23:10 〜 翌 00:40
入泉時間 朝の部 06:35 〜 07:35
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (5 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ チーズタッカルビ

本日のメイン 〝クリスマスプレゼント〟

ガキの頃に聴いていた浜田省吾の歌が現実となる日が訪れた。例えば、それが「MONEY」のように〝最高の女とベッドでドン・ペリニヨン〟ならば良かったが、今年も「ひとりぼっちのクリスマス・イブ」となった。

誰からの誘いもないイブの夜なので自宅にいたのだが、深夜近くなると身体がどうしてもサウナを求めてしまい玄関を飛び出した。向かった先はクリスマスイブという事で、もちろんアダム&イブだった。

クリスマスイルミネーションが光り輝き、恋人たちが肩を寄せ合う、けやき坂を急ぎ足で通り抜ける。その先にこそ、私が心から一人になれる場所が待っていてくれる。

聖なる夜を迎えるイブにサウナにいる人は珍しく、いつもは混み合っている時間帯なのにサ室も空いていた。普段ならばデッキチェアを占有する勇気もないが、今夜だけはそれも可能だった。

都内屈指のストロングスタイルを貫く高温サウナと、キリッとした水風呂とデッキチェアのトライアングルを繰り返す。最後はヨモギスチームサウナに入り、年末行事で疲れた身体を内側からデトックス。

その後は食堂へと降りて行き、少しでもクリスマス気分を盛り上げようと思い、鶏カルビにチーズを乗せてもらう裏メニューを作ってもらった。いつもより辛味を強くしてくれたという鶏カルビは、コチュジャンの甘みとキムチの辛味が絶妙で生ビールが進んでしまう。そんなオモニの優しさに、ひとりぼっちの寂しさも薄らいでいった。

そんな私に更なる喜びが待っていて、サンタさんはプレゼントも忘れていなかった。何気なくメールをチェックしていると、サウナイキタイ運営チームからメールが届いていた。なんと、水曜サ活でイオンウォーターが当選していたのだ。

人生捨てたもんじゃないと感じながら二段ベッドで眠りに就いたが、翌日は水曜日で食堂が休みという事を忘れていた。昼サ飯も楽しもうと思っていただけに、とても残念に思いながら西麻布をあとにしたクリスマスだった。

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  • サウナ温度 104℃
  • 水風呂温度 15℃
163

のさのら

2019.12.24

1回目の訪問

平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 10:00 〜 現在
入泉時間 昼の部 10:10 〜 11:55
入泉プログラム
昼の部 (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 缶ビール350ml 4本
本日の昼サ飯 広島風お好み焼き

本日のメインディッシュ 〝お別れ〟

出会った瞬間から別れが始まっているとは、まさにこの事である。「続・清瀬のオヤジ」さんのサ活で知ったのは、今月27日でこちらが閉店してしまう事だった。これから各地の王様めぐりをしようと思っていた矢先だっただけに、とても残念なニュースに驚いた。そこで本日は、遅ばせながらの初訪問へと急いだ。

10時オープン前にもかかわらず、すでに大勢の開店待ちの行列ができていた。下駄箱を37番をゲットして〝サンキューセール〟の390円の入浴料を支払い脱衣ロッカーも37番を手に入れた。

まずは身を清めてから内湯での予熱準備を済ませ、初めてのサウナへと足を進めた。オープン20分後なのに満席に近い客で埋め尽くされ、地元客の先輩方の邪魔にならないように最上段に腰を下ろした。オレンジ色のレンタルタオルを使っているのは私だけと、東久留米の王様を愛してきた人ばかりである。本日だけはサ室内での〝チューインガムおじさん〟や〝アグラー兄さん〟の存在は忘れるとしよう。そんな客をも受け入れてきた王様に対して敬意を表するためにも、今回は全て我慢する事にしようと決めた。

年配サウナーの皆さんにも優しいセッティングのサウナは、最上段でも発汗するまでに時間を要する。水風呂も冷えすぎず、穏やかなクールダウンを楽しんだ。王様との別れを惜しむ客で常に混み合っているサウナを避けて、露天風呂へと足を向けた。途中にある釜風呂と書かれた小さな扉を開けると、蒸気で満ちた小部屋の中は塩サウナとなっていた。こちらは空いていたので、じっくりと肌を磨き上げた。次第にカランも埋め尽くされる様子を見ると、本当に閉店なのが嘘のような賑わいである。

サウナ上がりに楽しみにしていた食事処は先月で閉店していたが、広島焼の屋台が出店していたので缶ビール片手に昼サ飯を味わった。隣には手作り弁当を食べている老夫婦がいらしたが、次はどこの回数券を買えば良いのかと閉店を悲しんでいた。そんな声があちらこちら聞こえてきたので、本当に愛された王様だったのだろう。

閉店まであと4日だが、入館時にもらったクーポン券を頼りに他の王様めぐりもしようと思った東久留米の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 18℃
168

のさのら

2019.12.24

1回目の訪問

新千歳空港温泉

[ 北海道 ]

平日 曇天 通常利用
館内滞在時間 11:15 〜 12:15
入泉時間 昼の部 11:20 〜 12:05
入泉プログラム
昼の部 (10 × 2) M (1 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ3杯
本日の昼サ飯 立ち食い寿司

本日のメインディッシュ 〝空港〟

旅先でのスマホのトラブルでサウナイキタイにログインできないという、サ界中でひとりぼっちになったような哀しい時間を過ごしていた。

午後1時過ぎのフライトよりも随分と早く札幌駅を出発して新千歳空港に到着したのは、数ある空港の中でも珍しいサウナがあると知ったからである。今まで何度も利用した事のある空港なのに、露天風呂があるとは思ってもみなかった。そこはピラミッド型の建物の最上階に位置し、空港の中心あたりからエスカレーターで向かう事ができる。

入館時に靴を脱いで下足袋に入れるスタイルで受付を済ませ、いざ大浴場へと。入った瞬間に、ここが空港である事を忘れるくらいに大きな浴槽が出迎えてくれる。まずは広めのカランで身を清めて、内風呂の白湯で十分に予熱作業。その後に向かったサウナは平日の昼間とあって入浴客は少なく、ここでもひとりぼっちである。浴室の割にはこじんまりとしたサ室内は、かなりドライな設定で肌を刺すようなストロングスタイルだ。室内のテレビからは北海道ローカルのCMが流れており、最後の旅気分を味わった。

掛け水してから水面が凛と張り詰めた水風呂に入り、外気浴のために露天風呂に出てみる。湯けむりで前が見えないくらいに外気の低さを物語っている。寒さを感じるのは湯けむりだけでなく、露天に置かれたベンチにも氷が張っていた。そこに座ると尻から脳天へとダイレクトに冷たさが伝わり、1分もじっとしてられなかった。寒さに絶えかねて浴室に戻り、真ん中にある大理石に腰を下ろして休憩をとりながら今回のサ旅の事を振り返ってみた。

サウナだけのために訪れた北海道ではあったが、何かをやり残している気がしてならない。それは北海道に来ているのに、海鮮料理を何一つ食べていない事だった。こちらのサウナは館内着があり施設内でも食事する事ができたが、せっかくなのでレストランフロアへと降りてみた。

数多くある店の中から選んだのは、私の中では新千歳空港定番の立ち食い寿司だ。生ビール片手にタラの白子やホッケ、キンキなど北海道ならではの寿司を楽しんだ新千歳空港の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 17℃
164

のさのら

2019.12.23

1回目の訪問

日曜日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 18:30 〜 09:55
入泉時間 夜の部 18:40 〜 20:25
入泉時間 朝の部 08:35 〜 09:30
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 4) M (1 × 4) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 2) M (1 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 大ジョッキ4杯
本日のツマミ ラムロースジンギスカン

本日のメインディッシュ 〝オトコゴコロ〟

北の聖地と呼ばれる白銀荘から、およそ五時間近くかけてススキノの聖地に辿り着いた。エレベーターホールには本日開催されたイベントのポスターが貼られていて、妙な男心をくすぐられた。

東京を発つ前からネット予約しておいたカプセルルームで館内着に着替え、初めての大浴場へと降りて行った。他の施設では、あまり見かけないタイプの押しボタン式カランで身を清めた。北海道初とある〝水素風呂〟で予熱作業をしている最中に、男心を標的にした施設が目に入った。

それはアカスリやオイルマッサージを施術する場所で、サウナなら当たり前にある施設である。しかし他の施設と明らかに違っていたのは、施術する女性の若さである。私も定期的に決まったサウナでアカスリやマッサージを受けるが、失礼ながら同年代以上の方が施してくれる。よって無防備な姿になっても安心感があるが、こちらでは落ち着かない気がした。

ノーパンにタオルで隠しただけでマッサージを受けるオジサンたちを見ているだけでも、妙なドキドキ感で心拍数が上昇してしまった。その後に入ったサウナは、偶然にもロウリュの時間に当たってしまった。必ずバスタオルを腰に巻くのが、二コーリフレスタイルのようである。マナーに従いタオルを巻いて最上段に腰を下ろして10分が経過した頃に、ロウリュスタッフが現れた。本日のアロマ水はマンダリンで、心地良い香りとともに湿度も急上昇した。本来は苦手なイベント的ロウリュだったが、温度や熱波の波状攻撃が抜群だった。

その後はメニュー豊富なレストランで北海道名物のジンギスカンと生ビールを味わうと、男心に火がついてしまい夜のネオン街に身を投じた。夜中の何時にカプセルに戻ったのか、覚えてない程に飲んでしまい朝を迎えた。

翌朝のサウナは軽めに抑えて、帰京するために新千歳空港へと向かったススキノの朝だった。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 16℃
157

のさのら

2019.12.22

1回目の訪問

日曜日 小雪 通常利用
館内滞在時間 11:05 〜 13:50
入泉時間 昼の部 11:10 〜 13:15
本日のビール サッポロクラシック500ml3缶
本日の昼サ飯 日清カップヌードル

本日のメイン 〝私の年末スペシャル〟

「行ってきましたよ、北の聖地 白銀荘」

ドラマ サ道の年末スペシャルの放送が発表された当日に、旭川空港行きのチケットを予約してしまった。現地の雪だけが心配だったが、小雪が舞い散る程度の天候に恵まれて無事に辿り着けた。まずは北の聖地に敬意を表して入念に身を清め、内湯の岩風呂で温浴してからサウナに向かった。

こじんまりとしたサウナには、内湯越しに雪景色が眺められるガラス窓が設けてある。普段は最上段に上がりがちな私だが、景色の良い窓際を陣取った。テレビやBGMのない静かなサウナ内には、サウナストーブと五分計の砂時計だけが置かれている。初めのセットだけは砂時計を倒したが、時間の事など忘れてしまうくらいに居心地が良い。温度と湿度、景色や香りの全てが素晴らしいサウナの中にいると、日常の時間の概念が無意味に思えてしまい、砂時計すら見るのをやめた。

どれほど時間が経ったかも分からないくらいに蒸させた後は、掛け水をしてから水風呂に身を沈めた。絶えず水が流れ出ている蛇口の上にはマグカップが置かれてあるので、飲んでも良いのだろうと口に含んでみた。それは一切の角がない、サラリとした清らかな名水だった。水風呂を出て露天風呂に向かい、大人げなく雪の積もったベンチで仰向けに寝転んでみた。すると想像以上の冷たさが背中を襲い、慌てて浴室へと逃げ込んだ。身体を冷やすつもりが肝を冷やし、調子に乗り過ぎた事を反省してワンセット目を終了。

2セット目以降は浴室内のデッキチェアや打たせ湯などで様々な休憩をしてみたが、そんな中で私が最も気に入ったのが、一番奥にある露天風呂だった。露天風呂の中でも低温の岩風呂に浸かり、岩に積もった雪を頭の上に乗せてみた。すると身体は温かく頭は冷んやりとして、のぼせ防止の役割を果たす。周囲からは不思議に見られたかもしれないが、実に気持ちよく長湯ができた。目の前には汚れのない雪景色だけが広がり、都会で暮らす薄汚れた心すらも浄化してくれそうだ。

サウナ上がりには暖かな休憩所でカップ麺と缶ビールと簡単な昼食になったが、日常とは違った味わい深いものになった。帰りのバスを待つ間に、受付に飾ってあったサイン色紙を記念撮影させてもらった。わざわざ色紙を持ってくださったスタッフさん、本当にありがとうございました。

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  • サウナ温度 90℃
230

のさのら

2019.12.22

2回目の訪問

土曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:05 〜 翌 06:30
入泉時間 夜の部 22:15 〜 23:50
入泉時間 朝の部 05:20 〜 06:10
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (5 × 3)
朝の部 S (10 × 1) M (1 × 1)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ 肉ニラ

本日のメインディッシュ 〝遠足前夜〟

私がここを訪れるという事は、早朝の飛行機に乗らなければならないからである。もちろん羽田空港近くのホテルを利用すれば便利だが、残念な事にサウナがあるホテルを知らないのだ。

そんな時に私の要望に応えてくれるのがこちらで、前回の九州サ旅の時に初めて訪れたサウナなのだ。正直言って新参者には謎が多い施設だったが、二回目ともなればダンジョンのような館内にも迷う事はない。無事にキャビンルームで館内着に着替えて大浴場へと向かったが、あいかわらずスリッパの置き場だけは、どこが正解なのかは不明である。

まずは身を清めてからバイブラバスで温浴する。前回は気が付かなかったが、浴槽の柱にはライオンの吹き出し口があった。しかし口からお湯は出ておらず、少しずつ水が滴り落ちている。その姿がヨダレを垂れる飢えたライオンのように見え、おどろおどろしく映る。

しっかり予熱してから向かったサウナは、ひな壇の高さが独特の造りである。二段しかないが、最上段に上がるには少しばかり気合がいる。映りの悪いテレビを見ながら蒸し工程を終えると、水風呂とぬるま湯風呂を繰り返す。二脚だけデッキチェアも置かれているが、ぬるま湯の中が一番落ち着く。寒い季節のととのいスポットは、ぬるま湯がマイブームとなっている。

明朝は午前6時に起床しなくてはならなかったが、欲望に負けてレストランで生ビールを楽しんでしまった。明日は初めて行くサウナなので皆さんのサ活を読んでイメトレしておくが、ついつい夢中になりすぎて気が付けば深夜1時を回りビールの杯数も増えていた。

キャビンルームに戻り寝ようとするが、見知らぬサウナにワクワクが抑えきれず寝付けない。そんなままで時間ばかりが過ぎていき、眠れないうちに朝を迎えてしまった。出発の支度をするために朝ウナに入ったら、あろうことか湯船の中で眠気が襲ってきた。なんとも心地良いぬるま湯が、全身のチカラを奪っていく。次の誰かが入ってくるまで眠ってしまい、目が覚めると20分近く経っていた早朝の蒲田でした。

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  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 18℃
154

のさのら

2019.12.21

2回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:30 〜 翌 09:55
入泉時間 夜の部 22:35 〜 翌00:10
入泉時間 朝の部 07:05 〜 08:30
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ ニラ玉

本日のメインディッシュ 〝やはり昭和〟

花金のナイトフィーバーをドロンして、営団地下鉄 ザギン線に乗って稲荷町に向かった。半ドン前の夜の電車内は、ナウいヤングなアベックたちがハッスルしている。その隣には DCブランドを買い漁り、月賦生活に疲れたハウスマヌカンが家路を急ぐ。そんな、ひと昔前の光景が似合うサウナがニュー大泉だ。

下足箱にズックを入れて脱衣所に向かうと、今夜の昭和歌謡曲は、ピンクレディの〝UFO〟だった。おニューのメンズビギのスタジャンと、ダメージ加工のジーパンをエモン掛けに掛けて寝巻きに着替えると〝UFO〟をBGMに〝FURO〟への階段を上がった。

まずはしっかりと身体を清めて髪の毛も洗ったが、自宅にシャンプーハットを忘れてしまい泡が目にしみる。少し前までは風呂桶の中にリンスを溶いていたが、現代ではそんな事をする必要がなくなり便利な時代になった。それが薬師丸ひろ子がCM する〝ちゃん リン シャン〟のフレーズでお馴染みの「ソフトインワン」発売のおかげである。

私の両親は〝エメロン派〟だったが、雑誌 POPEYEでオシャレに目覚め、密かに〝アンノン族〟と付き合うと心に決めた私は〝恋コロン髪にもコロン ヘアコロンシャンプー〟を自分のこづかいで買った。それと同時期に3歳年下の妹が〝カネボウ サラ〟の大きなポンプ式ボトルを、シャンプー リンスのフルセットで母親におねだりして、自宅の狭い風呂場がシャンプーだらけになった記憶がある。

そんな昔を懐かしみながらサウナに入ると、金曜日の夜とは思えないほど落ち着いていた。地元の常連サウナーと思われる方が数人で、思い思いのタイミングで数セットをこなしている。示し合わせたわけでもないのに、わずか二つのデッキチェアも埋まる事はない。

ゆったりとしたサウナを堪能した後は、食堂の呼び名がピッタリの憩いの場所へと向かった。ひとテーブルだけ空気清浄機にガードされた席で、生ビールを楽しんだ深夜の稲荷町だった。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 16℃
186

のさのら

2019.12.20

4回目の訪問

平日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 00:45 〜 12:40
入泉時間 夜の部 00:55 〜 02:55
入泉時間 昼の部 11:05 〜 12:20
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (5× 3)
昼の部 S (10 × 2) M (1 × 2) G (5× 2)
本日の生ビール 中ジョッキ6杯
本日のツマミ ふぐ皮ポン酢

本日のメインディッシュ 〝包まれる〟

目が覚めれば午前0時過ぎと、終電に乗り込めばサウナに間に合う時間帯だ。そこで深夜もレストランがオープンしている施設を探すと、やはり近場のコチラが思い浮かんだ。とりあえず寝グセ頭にニット帽に押し込み〝着のみ着のまま、木の実ナナ〟で電車に飛び乗った。

歌舞伎町のキャッチの声には耳を傾けず、一心不乱にテルマー湯を目指した。向かった大浴場には多くの若者たちが集い、深夜の歌舞伎町らしさを見せつける。それと同時に〝瞬間最高年齢〟を、私が間違いなく記録しただろう。

身を清めて高濃度炭酸風呂で予熱してから入ったサウナでは、最初は軽めの3セットにしようと思っていた。しかし、深夜過ぎになればサウナを利用する入浴客は少なくなり、気が付けば午前3時の清掃時間まで静寂に包まれながらのサウナを満喫した。

その後は空腹だったためレストランに向かったが、真夜中という事で〝ふぐ皮ポン酢〟とカロリーの少なそうなツマミだけで生ビールを楽しんだ。ここでも午前4時半のラストオーダーを迎えて休憩スペースで横になった。暖かいブランケットと、大勢のイビキの大合唱に包まれながら眠りに就いたのは、すでに明け方だったろうか。12時間の利用時間を最大限に活かすようにアラームで目覚めると、お昼は露天風呂を中心に天然温泉を楽しんだ。

歳をとってから夜の新宿という街から足が遠のいていた私だったが、テルマー湯の24時間営業の開始のおかげで随分と訪れる機会が増えた。そこで本日の昼メシは、こちらのレストランではなく、ある老舗店を二十年ぶりに訪ねてみようと思いチェックアウトした。

その店は新宿アルタの路地裏で五十年以上も続いているロールキャベツの人気洋食店「レストラン アカシア」である。今では羽田空港でも食べられるが、やはり新宿本店は老舗の風格が違う。もちろんメニューは柔らかキャベツに包まれたロールキャベツシチューと、昔ながらの卵に包まれたオムライスとドイツビールを味わった新宿の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 16℃
189

のさのら

2019.12.19

4回目の訪問

スカイスパYOKOHAMA

[ 神奈川県 ]

平日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 21:20 〜 11:55
入泉時間 夜の部 21:25 〜 23:15
入泉時間 朝の部 06:35 〜 08:20
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール EXコールド4杯
本日のツマミ シラスおろし

本日のメインディッシュ 〝横浜なのに〟

家路へ急ぐ人波を逆らうように横浜駅へと降り立った。脱衣ロッカーに向かうと帰宅する人たちと入れ違いだったようで、随分と混み合っていた。その分、浴室は空いており落ち着いたサウナを楽しめそうだ。

まずは〝掛布からバース〟と、阪神タイガース黄金期のクリンナップのように〝掛け湯からバス(風呂)〟を怠らない。もちろん洗髪ピッチャーや新井(洗い)のマナーもきちんと守り、静寂のサウナに入った。まるで甲子園球場のアルプススタンドのような広々としたサ室の最上段に座り、夏場のデーゲームのような灼熱で汗が噴き出る。その熱を作り出すのが二基のサウナストーブで、その姿は〝江夏と田淵〟のようなオーラを放っている。このバッテリーが生み出す蒸気に包まれながら、安定感のある蒸し工程を終えた。ここの砂時計が甲子園の砂だったら完璧なのだが、そんなに都合よくはいかない。

その後は水風呂にて一気にクールダウンするが、この急激な温度変化もタイガースに酷似する。85年には日本シリーズを制したが、翌々年にはリーグ最下位まで急降下している。あんなにサウナでフィーバーした身体が、短時間の水風呂でキンキンに冷え込むのと似ているのである。終盤を迎える7回裏あたりになると、ラッキー7の〝ジェット風船〟ならぬ〝ジェット風呂〟に入り無事にゲームセット。

本日のツマミには〝六甲おろし〟ならぬ〝シラスおろし〟を味わいながら、ある人の事を思い出していた。阪神タイガース黄金期と言えば、2003年の存在も忘れてはならない。ある人というのは当時のチームを率いた闘将 星野仙一さんである。星野さんがお亡くなりになられて、もうすぐ二年が経とうとしている。

実は星野さんが亡くなる半年前に、お好み焼きをご馳走になった事があり、今でもその時の事が思い出となっている。すでに病を患っていたはずなのに、周囲には一切そんな素振りを見せずに明るく豪快なままの星野さんだった。そんな星野さんを思いながら、しんみりとしてしまった横浜の夜だった。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 16℃
190

のさのら

2019.12.18

1回目の訪問

水曜サ活

平日 曇天 通常利用
館内滞在時間 09:30 〜 15:30
入泉時間 昼の部 09:40 〜 11:20
入泉プログラム
昼の部 (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール メガジョッキ2杯
本日の昼サ飯 もの凄い鯖御膳

本日のメインディッシュ 〝新ととのい〟

品川区大井町。遠いとばかり思っていた駅だったが、実は自宅から東急バスで乗り換え要らずと初めて知った。昨夜も忘年会によるアルコール摂取のため、夜サウナを我慢して朝が来るのを自宅のベッドで待った。

午前9時半の営業開始前に大井町駅に到着すると、バス停の目の前にコチラのビルがそびえ立っていた。まさに王様の暮らすキングダムである。平日のオープン前から行列のできる人気施設だが、入館後は下駄箱、脱衣ロッカーともに37番をゲットした。

まずは、汚れた身体を清めるためにカランへ向かう。両サイドはガードされているが、背後へも配慮しながら洗体洗髪を終えた。初めての施設に興奮しながらも、露天風呂で余熱作業も決して怠らない。

最初のセットは王道の〝キングスサウナ〟へと足を進めてみた。扉を開けた瞬間に、入口右手のくぼみに体育座りで蒸されている中年男性がいた。入口からではサ室内の全貌が見えないので満席なのかと思ってしまったが、中へ入ると誰もいなかった。人それぞれ好きな場所で蒸される権利がサウナにはあるので問題はないが、どうして彼があそこに座っていたのか気になってしまった。

そこには純白のふかふかマットが敷き詰められて、木の香りに満ちた清らかで清潔感のあるサウナが待っていた。敢えていびつな形状の室内は、思い思いのシュチュエーションを想定しての設計なのだろうか。私は最上段の奥にある、テレビを遮る壁のある場所に陣取った。さほど高温ではないが適度な湿度が発汗を促し、12分計が一周する頃には汗だくとなっていた。サ室と水風呂の間には、ぬるま湯の掛湯があり、完璧な導線となつている。深めの水風呂で瞬冷した後は、お気に入りのととのいスポットを模索する。

この季節に私が一番ととのったのは、水風呂の横にある〝湯ったり腰掛〟である。そこに座ると目の前にある〝絹の湯〟の水面の揺らぎと、私の脳波が一致する。露天風呂の扉が開いた瞬間に、冷たい風が肌を撫でると恍惚の時が訪れた。

その他にも超高温の漢方蒸風呂など、たった一度きりでは説明できないくらいに充実した施設に感動した大井町の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 18℃
179

のさのら

2019.12.17

11回目の訪問

平日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 22:10 〜 14:50
入泉時間 夜の部 22:15 〜 23:30
入泉時間 朝の部 08:35 〜09:55
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5× 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5× 3)
本日の生ビール 中ジョッキ8杯
本日のツマミ 冷奴と納豆
本日の昼サ飯 キーマカレーと目玉焼き

本日のメイン 〝 エスカとロスコ 〟

昨夜ここに来る事は、昼過ぎに名古屋駅を出発する前から決めていた。なぜなら〝エスカとロスコ〟という、名古屋とサウナを知らない人にとっては意味不明な言葉だと思うが、私にとっては共通点のある場所なのだ。

十数年前から再開発の進む名古屋駅周辺は、毎回訪れる度に進化し続けているエリアである。そんな中で今も昭和の面影が色濃く残る場所が、名古屋駅の新幹線口にある地下街「エスカ」である。もはや誰も言わないであろう〝エスカへのエスカレーター〟を降りて行くと、最先端のモノが揃う地上階とは異なる別世界が広がっている。

人気の名古屋めしの名店や特産品が一通り揃う地下階だが、きらびやかなオシャレ感は一切ない。だがこの落ち着きこそが、我が愛する「駒込 ロスコ」と似ているのだ。昨日は昼メシこそ食べられなかったが、新幹線に乗る前にお土産を買いに訪れたのだ。私の中では名古屋の全てが此処に在ると言っても過言ではないくらいに、足を踏み入れるだけで満足感がある。これも「ロスコ」と類似していて、サウナの全てが詰まっている場所だと思っている。なので昨夜はロスコに行こうと、エスカにいる時から決めていたのだった。

古びたエレベーターや脱衣ロッカーだが、ここが一番落ち着ける。しっかりと身を清めた後は、ひとりで蒸される事に集中できるサ室と、適度に冷たい水風呂を休憩を挟みながら往復する。この当たり前の繰り返しが、平凡ながらも自分にとっては最高のご褒美かも知れないと改めて思った。

特別な〝ととのい〟を得られるわけではないが、いつも何かを必ずリセットしてくれる。日本中のサウナーの皆さんにも、そんな特別な場所があると思うが、私にとってはロスコがそれである。

昨晩の食事処は団体さんが盛り上がっており賑やかだったが、そんな大きな話し声さえもBGMに変えてしまう魔力と居心地の良さがある。そんなロスコやエスカのような場所が、いつまでも残り続けてくれる事を願ってやまない夜更けの駒込だった。

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 20℃
207

のさのら

2019.12.16

1回目の訪問

日曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:25 〜 翌 11:25
入泉時間 朝の部 07:05 〜 08:40
入泉プログラム
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日のビール ハイネケン4本
本日のアサ飯  オムレツ八丁味噌ソース 他

本日のメイン〝名古屋名物が名残り惜しい〟

昨晩はホテルへのチェックインが遅かったのと、かなりの飲酒状態だった為に夜サウナは断念して大人しくベッドに身を沈めた。

コンシェルジュフロアの宿泊客は無料で利用できるサウナの、午前7時の利用開始時間に合わせて目覚めた。15階のフロントからフィットネス専用エレベーターに乗り換えて、18階の受付でロッカーキーを受け取り、いざ浴室へ。

名古屋らしくサウナパンツも置かれた脱衣所で裸になると、まずはウォーターサーバーで水分補給をしておく。広めのカランで身を清めてから、湯船に浸かり予熱準備。この当たり前の事が、良きととのいへの基本である。しっかりと身体に付いた水分を拭きとり、サ室の扉を開けた。

入った瞬間に鼻の穴がチリッとするくらいに、超ドライでハードなセッティングだ。よって発汗するまでに時間を要するが、額からの汗をキッカケに全身の毛穴から止めどなく汗が吹き出してくる。そのスピード感は、大ヒット映画「SPEED」の主人公である〝毛穴 リーブス〟さながらである。

ここの浴室には水風呂があるのもサウナーにとってはありがたく、20℃の表示よりも冷たく感じる。外気浴やデッキチェアはないが、ゴージャスな休憩スペースが併設してある。バスローブに包まれて、ソファやリクライニングチェアで優雅にリラックスした後は、初めて目にしたパナソニック製マッサージチェア「リアルプロシリーズ」に身を任せた。温かな揉み玉が心地良く、エアーの排気音が独特なので背後から〝ダースベーダー〟に抱かれているような感覚だった。早朝なので誰一人として後を追ってこないサウナと休憩スペースを独占した。

名古屋の景色を眺めながらの朝ウナを満喫すると、アサ飯を楽しむためにラウンジへと向かう。今回は全く名古屋めしを味わえなかったので、せめてもの思いでオムレツのソースを八丁味噌味にしてみた。朝からアルコール類もフリードリンクなので、洋食ビッフェをツマミながらビールが進んでしまう。

名残り惜しいが帰京のために名古屋を発たねばならず、フロントに飾ってあるクリスマスツリーに別れを告げた。シャチホコサウナーの皆さん次回はぜひ、ご一緒させてくださいね。

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  • サウナ温度 108℃
  • 水風呂温度 20℃
162

のさのら

2019.12.15

2回目の訪問

日曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 13:45 〜 18:30
入泉時間 昼の部 15:15 〜 18:00

本日のビール ラピンクルタ1本
本日のツマミ マッカラ

本日のメインディッシュ 〝 びっくり 〟

友人のご令嬢の結婚式で訪れた名古屋で、絶好のサウナチャンスを見つけて再び和製フィンランドを訪れた。

今回は厚手のソックスが用意されていて、私が常に持ち歩いている〝湯あがり足袋〟は必要なかった。やはりこのポンチョスタイルには足袋よりもモフモフソックスの方が似合っている。前回の初訪問時には足を踏み入れなかったロフトにある休憩所でトナカイの毛皮に寝そべったり、ワークスペースで読書を楽しんだりした。

オシャレすぎる空気感のはずだが、何故だろうかオジサンでも居心地が良い。そんな中でくつろいでいると、古くからの友人よりLINEが届いた。ロスコで生ビールを飲んでいるとの事だったので、ロスコの昭和感とは真逆の写真を送り返した。

数年前まではサウナがオシャレになるなんて思ってもみなかったが、現実に名古屋には存在している。私も初めてここに来るまではサウナにオシャレは不要と思っていただけに、このハマりっぷりは、誠にお恥ずかしい限りである。しかしサウナの多様化が進んでいる事には逆えず、私も流行りに流されている人間の一人だ。いや、流されているのではなく、自らが望んで流れているのだと思う事にしよう。

17時の男子解禁までは、子供の頃に戻れるロフトサウナでアイドリングしながら予熱しておく。薄暗く狭いサウナで聞こえるのは、ストーンの灼ける音だけである。このセルフロウリュだけでも訪れた甲斐があると思える、孤独で神秘的な空間だ。

その後は定刻よりも早くフォレストサウナが解禁となり、寝そべりながらのサウナを楽しんだ。その休憩の途中で、前回書いた寄せ書きを見直してみた。すると「らぶりさん」が私の寄せ書きに対して、隣ページでコメントしてくれていたのだ。サ活上ではなく、まさかの現地でコメントには本気で驚いてしまい何度も見直してしまった。

この後の予定がなければ愛知県在住のサウナーの皆さんと会いたかったのたが、飲酒後のサウナは危険なので泣く泣く諦める事にした。

ここは肉体的な効果を求めるよりも、精神的な悦びを感じたい時に来るべき場所だと思った名古屋の夜だった。

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  • サウナ温度 75℃
204

のさのら

2019.12.14

1回目の訪問

土曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 08:00 〜 14:20
入泉時間 昼の部 08:10 〜 10:35
入泉プログラム
昼の部 (12 × 4) M (1 × 4) G (10 × 4)
本日の生ビール 生中3杯
本日の昼サ飯 国産牛ランプステーキ

本日のメインディッシュ 〝嘘偽りなし〟

ここは〝日本最大級〟ではなく〝日本最大〟と言い切っているのは本当だった。

昨晩も夜サウナを逃した身体がうずいて仕方なく、朝早くに家を飛び出していた。開店前から50人近くの行列ができるほどの人気施設は、本日テレビ撮影が入るとの貼り紙がされていた。

1137番の下駄箱をゲットして、不慣れな最新式タッチパネルシステムで入館手続き。広々としたロッカーで裸になり、まずば掛け湯のマナーを守る。ゆったりとしたカランで身を清めてから、高濃度炭酸泉で予熱作業。浴室内は混み合っていたがサウナユーザーが少なく、ほぼ独占状態のサ室が待っていた。丁寧に敷き詰められたふかふかのマットはキレイで清潔感があり、最上段からの眺めは〝日本の棚田百選〟に選ばれてもおかしくない絶景である。自動ロウリュで湿度は高めのはずだが、肌触りはドライに感じる。思ったよりも玄人向けのサウナで汗をしぼり出すと、掛け水してから炭酸水の水風呂で一気に急冷。最初こそは皮膚の弱い部分がピリッとするが、慣れてくると爽快感がたまらない。ここの露天風呂にはデッキチェアは置かれてないが、畳敷きの休憩スペースがある。横になって空を眺めながらの〝ととのう〟は格別で、リクライニングチェアとは違った趣きがあった。

サウナ上がりにフードコートで生ビールとステーキを味わったが、国産牛の表記に偽りなしの旨味の深い赤身肉だった。メニューもバラエティに富んでおり、周囲の家族連れの楽しそうな食事姿に癒された。

休憩スタイルも様々で、行ってみなければ分からない楽しさが詰まっている。そんな中で私が選んだ場所は、ハングルーズルームという低温の岩盤ルームだ。レンタルした大きなバスタオルを持ち込んで、2時間ほどのお昼寝タイム。部屋の奥にある蜂の巣のようなスペースを撮影で使用するらしく、利用できなかったが興味をそそられた。

ひと眠りした後は数種類の本格的岩盤浴で汗をかいて、館内着がビショ濡れになったところでオールアップ。

ここでは書き切れないくらいに充実した施設は〝日本最大〟の言葉に偽りはなかった。大箱ながらも細やかなサービスも行き届いており、皆さんがココに住みたいと言うのが理解できた東久留米の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 14.6℃
221

のさのら

2019.12.13

1回目の訪問

天然温泉 満天の湯

[ 神奈川県 ]

平日 曇天 通常利用
館内滞在時間 06:00 〜 11:20
入泉時間 昼の部 06:10 〜 09:40
入泉プログラム
昼の部 (12 × 5) M (1 × 5) G (10 × 5)
本日の生ビール 大ジョッキ2杯
本日の昼サ飯 あんかけちゃんぽん

本日のメインディッシュ 〝 五杯 〟

昨晩も忘年会による酒気帯び状態のため、夜のサウナを断念せざるを得なかった。まだ午後10時前というのに、サウナに入れない苦悩を抱えながら自宅のベッドに身を沈めた。その代わり早朝6時から営業しているコチラを見つけたので、午前4時半にアラームをセットして東横線の始発に乗り込み人生初の上星川駅に降り立った。まだ日の出前の薄暗い早朝にもかかわらず、大勢の朝風呂ファンで脱衣所は賑わっていた。

浴室に入ると「掛湯、先ずは五杯」の文字が出迎えてくれる。私もしっかりと五杯分の掛湯をしてから、カランにて身を清める。漢方炭酸浴で予熱をしてから名物のタワーサウナに入ると、映画館の座席のように配置された広々とした空間に圧倒される。最上段に座ると正面には、浅草雷門の〝風神雷神〟のように二台のサウナストーブが鎮座している。30分毎のオートロウリュは左側のストーブはマイルドで優しく、右側はストロングと異なる設定となっている。この絶妙な強弱と時間差が無限ループを生むので、ついつい何セットも繰り返してしまう。

そうこうしているうちに4セット目には、8時のイベントロウリュのタイミングとなった。派手な要素はなく温度や蒸気、時間において程良いロウリュに身体が喜ぶ。水風呂への導線も完璧で、ここにもまた「掛水、先ずは五杯」の注意書きがマナーを意識させる。

しっかりクールダウンした後は、その都度好きな場所でリラックスできる。露天風呂のリクライニングチェアで冷たい風に当たるも良し、浴室内のデッキチェアで物思いにふけるのも良しだ。さらには他の施設では見た事のない〝うたた寝湯〟という、畳敷きの寝転び湯も初体験の感動を生む。

他にも様々な内風呂や外風呂など、ここでは紹介しきれない程にバラエティに富んでいる。最初は3セットくらいで終えるつもりだったが、気がつけば五杯分もセットを繰り返していた。

食事処のオープンまでを〝あかさん流〟に〝あんま王 Ⅳ〟で癒された。肩や腰だけでなく足裏や尻までも揉みほぐしてくれる心地良さには、うたた寝してしまいそうだった。保土ヶ谷名物らしい「あんかけちゃんぽん」を昼サ飯にして生ビールを楽しんだが。さすがに大ジョッキ五杯とはいかなかった保土ヶ谷の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 78℃
  • 水風呂温度 15.8℃
207

のさのら

2019.12.12

1回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:20 〜 09:55
入泉時間 夜の部 21:30 〜 23:10
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:35
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ ソーセージエッグ

本日のメインディッシュ 〝 15の夜 〟

10数年ぶりにコチラにやって来た。下駄箱の空きを見ると、それほど混んではいないようだった。独特の緑色のロッカーで裸になり、タオルセットを手に取り浴室へと向かう。浴室前の棚には山手線の各駅名が番号がわりに振り分けられているが、高輪ゲートウェイ駅が完成した際に、どう対応するのか楽しみである。

フェイスタオルだけを握りしめ、バスタオルを渋谷と書かれた棚に置いて浴室に入った。まずは身を清めてバイブラバスで予熱をし、準備万端となった所で、いざサウナへ。

都内で現存するサウナの中でも、かなり古いと思われるサ室は至るところにガタがきている。12分計は曲がっており、テレビやスピーカーも歪んでいるのが哀愁を誘う。スピーカーに関しては、もはや故障しており音声が途切れ途切れで聞こえてくる。ちょうど「FNS歌謡祭」が流れていたが、どの曲も何を歌っているのか分からない。それは「クイズ ドレミファドン」の逆さ歌コーナーのようだった。

そんなサ室で昨晩も大声で喋る若者たちに遭遇したが、すぐに出て行ったので落ち着いたサウナを堪能した。サウナ上がりの生ビールを楽しもうと、向かった脱衣棚で事件は起きた。畳んで置いていたはずのバスタオルが誰かに使われて無くなっていたのだ。湯冷めしないように慌てて戻ったサウナで、尾崎の唄が聴こえてきた。

♪ しゃがんでかたまり 背を向けながら
心のひとつも解りあえない若者達を疑う
そしてオヤジ達は今夜小言の計画をたてる
とにかくもう 会社や家には帰りたくない
自分の存在が何なのかさえ 解らず蒸されている
50のよぉ〜るぅ〜
畳んだタオルを盗まれた 予備もない 隠せない
暗い夜のサウナの中へ
誰にも見られたくないと 逃げ込んだ水風呂に
自由になれた気がした 50の夜

最終的にフェイスタオルを何度もしぼって全身を拭いて食堂で生ビールを呑んだが、翌朝もバスタオルが無いのかと思うと気が重い新大久保の夜だった。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 17℃
163

のさのら

2019.12.11

4回目の訪問

水曜サ活

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:55 〜 翌 11:50
入泉時間 夜の部 22:05 〜 23:30
入泉時間 朝の部 06:05 〜 08:30
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 4) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 男気ビール3杯
本日のツマミ 冷奴と納豆

本日のメインディッシュ 〝 セブンルール 〟

サウナ上がりの食事処で、テレビから流れていた番組がセブンルールだった。生ビール片手に今夜のサウナでの出来事を振り返ってみた。順調に 1st セットを終えた頃に、マナー知らずの若者三人衆が入ってきた。そんな彼らの〝セブンルール〟を紹介したい。

【1】サウナ前に決して身体は洗わない
一日中働いて汚れた身体も自分の証。その汚れもサウナに持ち込み、汗とともに流すのが自分スタイル。

【2】サウナマットも俺流アレンジ
誰かの汗が染み込んだマットに、身体の一部だって触れたくはないのさ。それってキモくね?だから常にサウナマットは三枚持ち込んで、お尻だけじゃなく背中や足元にも敷き詰めるのがオレらのやり方。

【3】テレビの音量には負けたくない
オレら三人はいつだって仲間だから、テレビの音量をかき消すように喋るんだ。サウナの中で黙ってうつむいていちゃ明日は見えないよ。そうだろ、そこのオジサンたち。

【4】冷たい水風呂だってダイレクトイン
どんなに試練や逆境が待ち構えていたって、オレらはへっちゃらさ。だって、汗を流してから水風呂に入るなんて昭和スタイル、そんなのもう時代遅れじゃん。オレたち三人は平成スタイルを貫き通すのさ。

【5】仲間だって時にはライバル
たまにビビって水風呂に入らない仲間がいると、そんなヤツには風呂桶で冷水を浴びせてやるのさ。周りに他の客がいたって、かまわないのさ。だってその洗礼が真の仲間の証なんだから。

【6】水もしたたるイイ男
これって古いオジサンたちの使う言葉だって思っていたけど、サウナに入る時だけはオレっちだってそうするのさ。キンキンに冷えた身体に付いた水滴を拭く事に何の意味があるのさ。

【7】縄張りだけは決して譲れない
オレらにだってプライドがあるのさ。デッキチェアだけは誰にも渡さねーよ。サウナに入っている時だって、タオルをイスに置いてキープするのさ。それこそがオレらの存在意義だから。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 14℃
182

のさのら

2019.12.10

10回目の訪問

平日 雨天 宿泊利用
館内滞在時間 23:05 〜 翌 11:10
入泉時間 夜の部 23:10〜 翌 00:50
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:50
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 2)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ 手羽先の素揚げ&たこの唐揚げ
本日のアサ飯 野菜たっぷり豚汁定食&納豆

本日のメインディッシュ 〝 安らぎ 〟

週末の忘年会や贅沢サ活のために、身体が本能的に穴ぐらを求めていた。こんなにもカプセルで寝ていないのを、思い出せないほどに久しぶりである。都内に数多くあるサウナ付きカプセルホテルから、今宵の寝床に選んだのは「ロスコ」だった。

自宅からでは決して近いわけではではないのだが、山手線で乗り換え要らずとアクセスは悪くない。世間が一日を終えようとしている頃に、お泊まりセットひとつだけ持って自宅を出た。

いつもならガールズバーの女の子たちが呼び込みをしている駒込駅前も、昨夜は小雨が落ちていたのでひっそりとしている。角を曲がれば見慣れた電飾看板が、いつも通りに出迎えてくれホッとする。

チェックインして三階の風呂場に上がるのだが、このエレベーターの揺らぎすら安心感となっている。初めて乗った時には少し怖いと感じた沈むような揺れだったが、今ではもう母親の胎内で浮かんでいるような安らぎがある。ロッカー内に置かれてあるバスタオルは朝ウナ用に残して、フェイスタオル一枚だけを持ち出してサウナに向かう。

しっかりと身を清めてから入ったサウナは深夜が近いにもかかわらず、四人ほどが常にサ室内にいる状況だ。この時間帯のロスコにしては珍しいが、誰一人として静寂や秩序を乱す者はおらず落ち着いている。やはり、この空気感が肌に合う。失礼ながら何一つ豪華な設備や派手なイベントはないが、それでいいのだ。いや、それがいいのだ。

ただ他に負けないのは水風呂の素晴らしさで、全身に化粧水を浴びている様な滑らかさがある。休憩中に飲むウォータークーラーの水すらも、舌や喉に引っかかる事なく身体に浸み込んでいく。

その水質の良さは言わずと知れた、ロスコ名物でもある食事の美味しさにも表れていて、夜のツマミや昼メシ全てが絶品である。まだロスコを訪れた事がない方は、泊まりとはいかないまでも時間をとって、ゆったりとロスコの全てを満喫して欲しいと願う、駒込の昼下がりでした。

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 20℃
169

のさのら

2019.12.09

1回目の訪問

日曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 16:00 〜 翌 11:50
入泉時間 夜の部 16:40 〜 18:10
入泉時間 朝の部 06:35 〜 07:40
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M シャワーのみ
朝の部 S (10 × 2) M シャワーのみ
本日の生ビール ピルスナー4杯 他
本日のツマミ PIZZA DIAVOLA

本日のメイン 〝 フロランタン 〟

月に一度の贅沢サ活に選んだのは、高層ビルが立ち並ぶ日本橋エリアにある、マンダリンオリエンタル東京にあるサウナだ。

チェックインのあと、夕方からのサウナ利用は有料と分かっていながらもスパへと向かった。ふかふかのスリッパに履き替えてエレベーターで37階へ上がり、スパ専用の受付で名前を書いていざ浴室へ。まずは立ちシャワーで全身を清めてから、誰もいないサウナに毛布ほど厚手のバスタオルを持ち込んだ。さほど熱くはないサ室で寝転びながら、東京タワーや富士山をバックに贅沢なひとときを過ごす。

水風呂は無いので冷たいシャワーを浴びてクールダウンした後は、体温ほどの〝ヴァイタリティバス〟に入り、ぬるま湯ととのい。誰も追ってこないサウナを独り占めしていると、3セット目の前にインド人男性が入ってきた。ここは日本男児たるもの〝蒸し道精神〟を見せねばならず、寝転がるのをやめて姿勢正しく座り直した。その男性はあまりサウナの経験がないのか戸惑っていたので、タオルの場所やサウナ後のシャワーのマナーをレクチャーした。

サ室内で話を聞いてみると、彼はインドの宝石商で今回はダイヤモンドの大きな取引きがあり日本を訪れていると言っていた。その後もジェットバスのボタンの位置やアメニティの種類などを教えてあげると、脱衣所で着替えている時にポケットから小さな袋を取り出し私にくれた。日本のブラザーへのお礼と言って手渡してくれたが、小袋の中には2ct はあると思われる大粒のダイヤが入っていた。あまりに美しい輝きがまぶしいと思った瞬間に、部屋のベッドの上で目が覚めた。どうやら夢だったようだ。

確かに宝石商のインド人男性とサウナで会話をしたまでは現実なのだが、その後にホテル内のピッツァバーで飲み過ぎて眠ったらしい。現実に戻り我に帰ると朝ウナを満喫してから、ホテルの朝食の中でも人気メニューでもある〝ポーチドエッグのフロランタン〟を楽しんだ。

〝フロ〟の中の夢はまるで〝ランタン〟の灯りのように儚いと知った日本橋の朝だった。

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  • サウナ温度 46℃,80℃
202

のさのら

2019.12.08

1回目の訪問

日曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 09:00 〜 15:10
入泉時間 昼の部 09:10 〜 11:40
入泉プログラム
昼の部 (15 × 4) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯 他
本日の昼サ飯 あこう醤油麹仕込み定食

本日のメインディッシュ〝 お菓子の家 〟

三夜連続の忘年会によるアルコールの過剰摂取により、夜サウナに入る事ができず悶々とした朝を迎えた。そこで以前から気になっていたコチラへと初訪問を目指した。

随分と前のアド街情報によると、もともと温泉街だった綱島エリアだけに、オープン前から風呂好きが行列するほどの人気施設だ。他を圧倒するような立派なエントランスを抜けると、とても清潔感のある大浴場が待っていた。

まずは身を清めてから予熱のために露天風呂に向かうと〝綿菓子〟のような湯けむりが立ち昇っている。この界隈に多く見られる黒褐色の濁り湯が特徴的で、露天風呂に入るスキンヘッドおふたりの後ろ姿が〝白玉ぜんざい〟に見えてしまった。

十分に予熱してからの本命のサウナは、白樺を思わせる清々しい佇まいだ。白を基調とした清潔感のあるサ室内に入ると、ロウリュのタイミングに合わせて隙間なく人が並んだ。その様子はまるで、森永製菓の〝白い小枝〟の箱の中に迷い込んだようだ。温度設定も高くはなく〝ウエハース〟みたいな軽やかさの中で、ゆっくりと蒸し終えた。掛け水で汗を流して入った水風呂も黒く濁り、バイブラが勢いよく湧き上がる。そこに身を沈めると、自分が昭和の喫茶店の〝コーラフロート〟のアイスクリームになった気分である。

天然冷鉱泉でクールダウンした身体を休憩するために、ロッテ〝クランキーチョコ〟のような色合いのリクライニングチェアに横たわり空を見上げた。かき氷の〝ブルーハワイ〟みたいに真っ青な空に、ひと筋の飛行機雲がストローのように映る。その後はフランスボルドー名産の〝カヌレ〟のような形をした、御影石の壺湯に浸かって時を過ごした。

温浴の最後はスチーム塩サウナで〝ガトーショコラ〟に降りかかった粉糖のように、粗塩を全身にまとって優しく肌を磨く。するとこんなオジサンの肌でさえも〝マシュマロ〟みたいなモチ肌が蘇った。

レストランで昼サ飯と生ビールを楽しんだ後は、柄にもなくスイーツの〝豆富アイス黒蜜かけ〟を食べてしまった休日昼下がりの綱島でした。

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  • サウナ温度 84℃
  • 水風呂温度 16.7℃
182