サウナセンター稲荷町(旧サウナホテルニュー大泉 稲荷町店)
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:30 〜 翌 09:55
入泉時間 夜の部 22:35 〜 翌00:10
入泉時間 朝の部 07:05 〜 08:30
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ ニラ玉
本日のメインディッシュ 〝やはり昭和〟
花金のナイトフィーバーをドロンして、営団地下鉄 ザギン線に乗って稲荷町に向かった。半ドン前の夜の電車内は、ナウいヤングなアベックたちがハッスルしている。その隣には DCブランドを買い漁り、月賦生活に疲れたハウスマヌカンが家路を急ぐ。そんな、ひと昔前の光景が似合うサウナがニュー大泉だ。
下足箱にズックを入れて脱衣所に向かうと、今夜の昭和歌謡曲は、ピンクレディの〝UFO〟だった。おニューのメンズビギのスタジャンと、ダメージ加工のジーパンをエモン掛けに掛けて寝巻きに着替えると〝UFO〟をBGMに〝FURO〟への階段を上がった。
まずはしっかりと身体を清めて髪の毛も洗ったが、自宅にシャンプーハットを忘れてしまい泡が目にしみる。少し前までは風呂桶の中にリンスを溶いていたが、現代ではそんな事をする必要がなくなり便利な時代になった。それが薬師丸ひろ子がCM する〝ちゃん リン シャン〟のフレーズでお馴染みの「ソフトインワン」発売のおかげである。
私の両親は〝エメロン派〟だったが、雑誌 POPEYEでオシャレに目覚め、密かに〝アンノン族〟と付き合うと心に決めた私は〝恋コロン髪にもコロン ヘアコロンシャンプー〟を自分のこづかいで買った。それと同時期に3歳年下の妹が〝カネボウ サラ〟の大きなポンプ式ボトルを、シャンプー リンスのフルセットで母親におねだりして、自宅の狭い風呂場がシャンプーだらけになった記憶がある。
そんな昔を懐かしみながらサウナに入ると、金曜日の夜とは思えないほど落ち着いていた。地元の常連サウナーと思われる方が数人で、思い思いのタイミングで数セットをこなしている。示し合わせたわけでもないのに、わずか二つのデッキチェアも埋まる事はない。
ゆったりとしたサウナを堪能した後は、食堂の呼び名がピッタリの憩いの場所へと向かった。ひとテーブルだけ空気清浄機にガードされた席で、生ビールを楽しんだ深夜の稲荷町だった。
男
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