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のさのら

2019.11.05

2回目の訪問

平日 晴天 休憩利用
館内滞在時間 08:20 〜 15:00
入泉時間 昼の部 08:30 〜 10:50
入泉プログラム
昼の部 S (12 × 4) M (2 × 4) G (10 × 4)
本日の生ビール 生ビール2杯
本日の食事    カルビ定食

本日のメイン 〝本場の韓国料理〟

台北 那覇遠征を終えて帰ってきた都内で、平日の午前中ならば空いているだろうと思い西麻布にやって来た。ここの入口への階段はまさに〝大人への階段〟である。その先には予想通りに下駄箱は空いていて、迷うことなく26番をゲットした。

大浴場に向かうと誰もおらず、しばらく貸し切り状態のサウナを楽しんだ。空いているだろうと予想したのは勿論だが、こちらへ来た理由には、食事処で味わう韓国料理の魅力も大きい。今回も昼メシを求めて訪れたと言っても良いくらいだ。

きっちり4セットをこなしてから、昼12時の食事処の始まりをソファで昼寝をしながら待った。夜ならば単品をツマミに生ビールを楽しむのだが、今回はメニューからカルビ定食を選んだ。

程なくキムチや韓国海苔などの副菜が届くと、自粛しようと思っていた生ビールを注文してしまった。副菜をツマミに飲んでいると、熱々の鉄板に盛り付けられた骨付カルビが白ごはんと共に到着した。鉄板から立ち昇る香りだけでも生ビール3杯はいける自信があるが、まだ昼間なので自主規制をかけた。

この骨付きカルビの漬けダレが、本場韓国を思わせるリンゴのような果実の甘みを活かした味付けとなっている。そのリンゴ酸の効果によって自然な甘みだけでけでなく、肉質を柔らかく仕上げる効果も出ている。なので肉厚ながらも解けるような歯応えが生まれ、カルビを噛み締めるたびに甘みの利いた味わいが素晴らしい。ごはんやキムチとの相性は言うまでもなく、私の最も好きな食べ方を楽しんだ。

それは韓国海苔でカルビとキムチを巻いて食べる方法で、簡単に言えば韓国風海苔巻きといった感じだ。柔らかいカルビ肉は海苔巻きとして味わい、骨のまわりのスジの部分はツマミとして生ビールと楽しむ。この悪魔のルーティンが食欲をそそり、気が付けば生ビールも白ごはんもおかわりしていた。

食後も7時間の利用時間を最大限に使ってリクライニングチェアで、ゆったりと過ごさせてもらった。サウナも休憩所も空いている上に、月曜 火曜は入浴料が千円も割引きされる。なんだか得をした気分になれた、昼下がりの西麻布だった。

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  • サウナ温度 104℃
  • 水風呂温度 14℃
144

のさのら

2019.11.04

1回目の訪問

祝日 曇天 休憩利用
館内滞在時間 16:20 〜 18:10
入泉時間 昼の部   16:30 〜 18:00
入泉プログラム
昼の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 生ビール4杯
本日のツマミ  カプレーゼ

本日のメインディッシュ〝ロウリュ〟

先ほどの「りっかりっか湯」が地元の年配層に愛されているサウナなら、こちらは観光客や家族連れで賑わっている。

館内に入ると17時からのロウリュの知らせを聞き、時間を逆算してタイミングを見計った。5分前にサウナに入ると、運良くストーブ側の最上段が空いていた。見知らぬロウリュの最上段は、危険だとは分かってながらも譲れないのが男の意地ってものだ。サウナ内での他人への意地は不要だが、自分に対してのプライドは捨てられない。そんなくだらない事を考えていると、大きなうちわを持ったスタッフが入ってきた。

おもむろにヒシャク4杯分のアロマ水をかけると、室内には赤オレンジの香りが蒸気とともに立ち昇った。その蒸気を室内に行き渡らせるために、うちわを左右に振り始めた。その姿はジュリ扇を振る〝荒木師匠〟を彷彿とさせる。室内に流れている琉球民謡も、その時ばかりはユーロビートに聴こえてきた。最前列に座っていたロン毛の男性が〝ジョンロビンソン〟にすら見えてしまった。

おかわりロウリュの余波をもらって、きっちりと汗をかいた後は水風呂でクールダウンした。温度はまずますの冷たさだが、水質の良さは肌が感じとった。

その後は岩風呂の横にひっそりと置かれた〝ととのいイス〟に座り沖縄の海風を全身に浴びると、速攻ととのってしまった。今回の沖縄めぐりの3施設とも、風が素晴らしい役割を果たしてくれて、ととのいが訪れるのが早かった。

最後は大好きな塩サウナでじっくりと蒸し直すのだが、本日の塩は〝茶塩〟という変わり塩で見た目も茶色く室内にもお茶の香りが満ちている。その効果なのか通常の塩サウナよりも効果があり、シャワーで塩を流した後はツルツルお肌に変身していた。

素晴らしい温泉施設だったが、食事処がないので、敷地内にあるオープンテラスのカフェバーを紹介された。オジサンには不似合いな海沿いのテラスで、工事が進む第二滑走路と海を眺めながら、樽生のオリオンビールを楽しんだ。オシャレな佇まいなので残念ながら冷奴や目玉焼きはなく、カプレーゼをツマミにした。曇り空なので夕日は見られなかったが、今回の弾丸サウナツアーが無事に終われた事に感謝した、那覇最後の夕暮れだった。

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  • サウナ温度 80℃
147

のさのら

2019.11.04

1回目の訪問

祝日 曇天 休憩利用
館内滞在時間 11:15 〜 15:30
入泉時間 昼の部   11:25 〜 14:30
入泉プログラム
昼の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 生ビール4杯
本日のツマミ  ゴーヤチャンプル

本日のメインディッシュ〝22周年創業祭〟

昨晩のキャバ嬢から仕入れた情報を元に、朝メシがてらに那覇で人気店の「元祖大東そば」でソーキそばを食べてきた。多少アルコールの残る身体に沁みるような優しい味わいで、食べ終えた頃には随分と楽になっていた。

ベストな体調を取り戻すために向かったのが、これまたキャバ嬢情報で得たコチラのサウナだった。先ほどのソーキそば屋からも歩いて来られ、道中の国際通りで少しだけ観光気分を楽しんだ。

館内に入ると沖縄三線の音色が出迎えてくれる。下駄箱は37番は使われていたが、運良く26番をゲットできた。入浴からタオルの貸し出し、食事も全て券売機のシステムとなっている。慣れないシステムなのでタオルを借り忘れたりと、二階の更衣室と何度も往復してしまった。

たまたま本日から創業祭が行われていて、景品のタオルをいただいた。その他にも地元の宮平牛乳のサービスがあったりと、初めて来たのに得した気分だ。

広々とした大浴場のサウナは88℃で、昨晩の「ロワジールホテル 島人の湯」のサウナも88℃だった。道すがら国際通りで見たステーキ屋の名前もも88だった。なんだが末広がりで目出度い気分で蒸し終わると、水風呂を経由して露天風呂に置かれた〝ととのいイス〟に腰を下ろした。正面のスダレ越しにそよぐ風が肌を撫でると、ワンセット目から身体が溶けていくのを感じた。

この施設には数々の風呂があり、塩サウナや噴水のようなファウンテンバスという珍しい風呂もある。そんな中でも気に入ったのが、シェイプバスという横穴式のジェットバスだ。胸までくらいの水深があり、手すりに肘をかけて足を上げると、水流によって自然と身体が浮遊するのだ。まるで季節外れの鯉のぼりにでもなったように、風呂の中に浮かんでいるのが気持ち良い。

天然露天風呂の泉質も素晴らしく、湯あがりの肌はオジサウナーでもスベスベである。無料で借りられる館内着に着替えて、一階に併設された食事処「ゆんたく」に降りて行った。生ビールと、沖縄らしくゴーヤチャンプルの食券を購入して地元の方たちに交じってテーブル席に座ってみた。すでに二日酔いも消えており、何ひとつ当てのない今後の予定を考えながら、樽生のオリオンビールを楽しんだ昼下がりの那覇でした。

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  • サウナ温度 88℃
137

のさのら

2019.11.04

1回目の訪問

日曜日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 21::00 〜 翌10:25
入泉時間 夜の部 21:30 〜 22:55
入泉時間 朝の部 09:10 〜 10:10
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 2) G (10 × 1)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 1) G (10 × 1)
本日の生ビール 樽生オリオンビール4杯
本日のツマミ なし

本日のメイン 〝夜のネオン街〟

台北を出発して東京へは戻らずに沖縄に向かった。それも全てはサウナとソーキそばだけの為である。那覇までは東京からだと移動時間がかかるが、台北からだと1時間で到着した。本日の宿はサウナがあるという事でコチラを予約しておいたので、チェックインを済ませると早々に大浴場へと向かってみた。

二段ばかりの小さなサウナの室温計は88℃を示しているが、思いのほか早く発汗が始まった。サウナが低温の割には水風呂は冷たく、体感では16℃くらいに感じた。露天風呂の横に一つだけ置かれた〝ととのいイス〟に座ると、私の身体は沖縄の風とひとつになった。

ホテルの最上階にあるバーでオリオンの生ビールで喉を潤してから向かったのが、那覇最大の歓楽街である松山だった。タクシーのドライバーさんによると、飲み屋のキャッチが集まっているエリアがあると聞いたので連れて行ってもらった。タクシーを降りると代わる代わるキャッチの中から、生ビールが飲めるキャバクラを選んだ。

ここで言っておくが、キャバクラに来たのは下心ではなく、あくまでも沖縄のサウナとソーキそばの現地リサーチの為である。なので女の子からサウナ情報を得ようと思っていたら、最初に着いてくれた子は横須賀生まれで、いわゆるリゾキャバ嬢だった。しかし8年も沖縄に住んでいて、サウナにもよく行くらしいので話を聞いてみた。

沖縄の女性は裸はおろか水着になるのも恥ずかしがる若い子が多いらしく、大衆浴場に行くのはお年寄りばかりと言っていた。そんな女の子と横須賀の「サウナトーホー」の話題で盛り上がってしまい、気が付けば場内指名をしてシャンパンを2本も入れてしまった。

本当は沖縄なまりの女の子との会話を楽しみたかったのだが、サウナの話題となると我を忘れてしまっていた。色っぽい話をひとつもする事なく時間だけが過ぎていき、その分お会計の金額も増えていった。その代償と言ってはなんだが、しっかりとサウナ情報も聞き出してホテルに戻った那覇の夜でした。

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  • サウナ温度 88℃
  • 水風呂温度 16℃
126

のさのら

2019.11.03

1回目の訪問

日曜日 曇天 休憩利用
館内滞在時間 11:50 〜 14:20
入泉時間 夜の部 11:55 〜 13:20
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 2)
本日の生ビール 台湾ビール 4本(350ml)
本日のツマミ 豬肉水餃

本日のメイン〝台湾三温暖 第二彈〟

昨夜に続いて台北サウナめぐり第二弾として訪れたのは、商業施設の最上階にあるサウナ施設だ。

こちらの更衣ロッカーも異国情緒があり、裸になるだけで気分が上がる。まずは身体を洗って最初に向かったのがサウナで、ここも広い室内が印象的だ。床には絨毯が敷き詰められていて、そこで座禅を組んでる人もいる。入口の扉の下には小窓があり、外気が入り込んでくるので下段の温度は低めである。しかし上段のサウナストーン近くは高温を維持して、しっかりと汗をかく事ができた。

噂には聞いていた水温7℃の水風呂に入ってみたが、30秒もすると記憶が遠のいき命の危険すら感じた。昨晩の10℃を遥かに下回る水風呂には手も足も出なかった。

2セット目に入った薬草蒸し風呂は視界ゼロの蒸気で満たされ、高湿度ながら温度も高い。その後に向かった〝冷療室〟という小部屋も真価を発揮していた。さほど冷たく感じない室内のベンチに座ると、背後から程よい冷気が吹いてくる。火照った身体を背中から包み込むような風で一気に、ととのいの向こう側へと誘われた。露天風呂や外気浴のない施設でも、新たな〝ととのう〟を知る事ができた。

この施設の最大の目玉は、もう一つの水風呂だろう。もはや水風呂と言うよりはプールほどの大きさで、それは25mプールも凌ぐ広さである。水温は高いが、いくつもの滝や打たせ水があり、至る所で水しぶきが上がっている。日本の古いサウナでもよく見かけるライオンの口から水が出ているのだが、その内の一つから出てくる水の量が半端ないのに驚いて、思わず写真を撮ってしまった。その水の勢いは、歓迎コンパで調子に乗りすぎた大学生の末路を思わせる。

基本的な施設は日本と変わりないが、明確に異なるのが休憩所の装いだ。そこに足を踏み入れた瞬間は、銀座の高級クラブにでも来たような錯覚を受ける。ゴージャスなソファが並んだ景色は、自分が大金持ちにでもなった気分だ。

注文した缶ビールがぬるいが初めから氷入りのグラスが付いてくるので、冷たいビールを楽しむ事ができた。本日のツマミは軽めに水餃子と思ったが、15個も入っていのにも驚いたサ活だった。

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 7℃
135

のさのら

2019.11.03

1回目の訪問

土曜日 晴天 休憩利用
館内滞在時間 18:40 〜 22:30
入泉時間 夜の部 18:45 〜 21:05
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 台湾ビール 5本 (350ml)
本日のツマミ 酸菜肥腸

本日のメイン 〝台湾三温暖〟

気が付けばクラクションの鳴り響く雑踏の中に立っていた。目の前には怪しげなピンク色に煌くサウナの看板があった。とうとうサウナの為に海を渡ってしまった。

台湾桃園国際空港から國光バス1819系統に乗って、ホテルにチェックインしたのが午後6時すぎ。余計な荷物を置いて地下鉄で向かったのが、台北の老舗三温暖だった。三温暖と書いてサウナとはセンスの良さに感心してしまう。さっそく豪華なロッカーで裸になって身を清めてからサウナに入った。ホームの北欧の二倍の広さがあり、ひな壇は二段となっている。ひょうたん型の室内には無駄に思われるスペースが広くとってあり不思議に思っていると、後から入ってきた地元の中年客が広い床に座ったのだ。せわしい東京で暮らしていると、高い場所に座って少しでも早く汗をかこうとするクセがついてしまっている。しかしそのオジサンは30分くらいかけて、ゆっくりと汗を流していた。同じようなサウナでも、お国柄が出る事を知った。

続いての水風呂は28℃と、ぬるま湯のようだった。しかし滝のような打たせ水が大小二つもあり、まずは小さな方に打たれてみた。細いながらも中々の威力で、浅草ROXまつり湯の打たせ湯と、いい勝負の勢いがある。次に、見るからに凄そうな打たせ水に身を預けてみた。まるで出初式の消防車の放水のような勢いで襲ってきて、身体の力を抜くと弾き飛ばされそうになるくらいだった。

日本式のように〝ととのいイス〟がないので、休憩スポットを探して円形の浴場内を一周してみると〝極寒浴〟と書かれたもう一つの水風呂を見つけた。手を入れると今まで感じた事のない冷たさに、休憩も程々にして慌てて第2セット目のサウナへ移動した。

先ほどのオジサンはまだ床でじっくり汗を流している中、私は早くあの水風呂を味わいたくて最上段で蒸し急いだ。きっちりと蒸されて極寒浴の水を風呂桶で頭から掛けてみると、立ちくらみがするような冷たさが足先まで駆け降りた。その後、恐る恐る水風呂に浸かってみたが1分も待たずに根を上げてしまった。

その後はレストランで酸菜肥腸という、酸っぱい漬物と豚の大腸の炒め物をツマミに台湾ビールを楽しんだ台北の夜でした。

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  • サウナ温度 60℃,106℃
  • 水風呂温度 10℃
173

のさのら

2019.11.02

3回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:10 〜 翌 08:30
入泉時間 夜の部 22:15 〜 22:55
入泉時間 朝の部 06:45 〜 08:15
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 1) M (2 × 1) G (10 × 1)
朝の部 S (12 × 3) M (2 × 3)G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ6杯(1杯無料)
本日のツマミ 冷奴

本日のメイン 〝カプセル回数券〟

成田からの渡航予定の前泊先に選んだのがコチラだった。一週間前の金曜日にはカプセル満室で撤退を余儀なくされたばかりだったが、当日は数量限定のカプセル回数券の発売最終日だった為、チケットを買い込んでからサウナセンターへと移動した。

消費税増税にともない各施設が値上げを決行する中、こちらも価格変更に踏み切っていた。私の友人はショートステイユーザーなので、今回の値上がりに大きなダメージを受けていた。しかしカプセルユーザーの私にとっては回数券があるので、増税前と変わらぬ価格変更でサウナライフを楽しんでいる。

平日では4200円、週末だと4500円のカプセル宿泊費が曜日に関わらず、一泊あたり3100円で利用できるのだ。しかし常に販売しているわけではなく、二ヶ月に一度くらい三日間限定で販売されるチケットを、心なしか待ち望んでいる私なのだ。

五泊分のチケットなので一冊あたり15500円となるが、私は発売となるたびに複数購入をしている。もちろん自分が使用する為でもあるがサウナーの友人や、これからサウナを好きになって欲しいと思う後輩たちにプレゼントとして送っているのだ。

こちらはカプセル回数券だけでなく、今月末までの限定で、サウナ回数券も販売しているのでオススメだ。誕生日プレゼントにも最高だし、普段がんばってくれている部下への労いにも抜群の効果を発揮するはずだ。

そんな回数券を利用した週末の北欧なのだが、サウナは入場規制がかかるほどの混雑ぶりで落ち着かない。団体行動の若者グループが多いので水風呂も大渋滞だ。ととのいイスは、まるでイス取りゲームのような争奪戦を繰り広げていた。

昨今のサウナ人気は喜ばしいが、あまりのマナー違反の客にはうんざりする。それは若者に限った事ではなく、我々のようなオジサウナーにも多く見られるので非常に残念だ。昨晩も混み合うサウナ内の最上段で、満室になろうともお構いなしにあぐらを組んでいる、通称〝アグラー〟のオジサンがいた残念な上野の夜だった。

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  • サウナ温度 105℃
  • 水風呂温度 16℃
168

のさのら

2019.11.01

1回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:45 〜 翌 09:50
入泉時間 夜の部 21:50 〜 23:20
入泉時間 朝の部 07:50 〜 09:10
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (12 × 2) M (2 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ6杯
本日のツマミ 冷奴

本日のメイン  〝外気浴〟

年季の入った浴場内の壁には大きな富士山の写真が貼られてある。左右に二枚、小窓の五枚を合わせると計七枚もの富士山が出迎えてくれる。いずれも湖の向こうに見える壮大な富士の景色だが、昭和 平成 令和と、今まで何人の男たちの裸を見守ってきたのだろか。そんな事を思うだけで身体だけでなく、心も温められる浴場だ。

船橋駅前の繁華街にありながらも夜の時間帯はとても空いているので、じっくりとサウナを楽しむ事ができる。誰もいないサウナ内で蒸し上げたボディを、彫刻像の待つ水風呂で一気に冷ます。しかし外気浴スペースはないので二席だけの〝ととのいイス〟で心拍数を整える。ここではまだ本来の〝ととのう〟を得る事は出来ないが、この季節ならではの〝ととのう〟を求めて食事処へ上がっていく。

テレビの置かれた大座敷が人気だが、私は厨房付近のテーブル席がお気に入りだ。その理由は床に座るのが下手なのと、何よりもビールサーバーが近いので注文しやすい点である。しかもテレビがないので静かに生ビールと自身に集中できる場所なのだ。

今夜も生ビールと冷奴のクールダウンベアでサウナ上がりの火照ったボディを癒すのだが、ここの冷奴には砕いた氷が添えてある。味覚ばかりでなく視覚からも涼を呼ぶ最高のツマミで、普通の醤油でなく割り醤油で食べるのも気が利いている。

この場所こそが、この季節ならではの感覚を得るために重要なポイントである。テーブル席に座っていると、外気を取り入れるために非常扉が少しだけ開けられている。そこから微かに入ってくる秋風が、心地よく肌を撫でてくれるのだ。浴場では得られなかった〝ととのう〟だが、この風が私を恍惚の世界へと誘ってくれる。

上野や平塚の外気浴で味わう〝ととのう〟を〝光のととのい〟とするならば、こちらは〝影のととのい〟と呼ばれるかもしれない。しかし私はどちらも好きだ。

不自由や不便を感じる日々の生活の中でも、考え方ひとつで物事の見え方が変わる事を教えてくれる、そんな食事処に感謝しながら更けていく船橋の夜だった。

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  • サウナ温度 102℃
153

のさのら

2019.10.31

1回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 14:45 〜翌 11:20
入泉時間 昼の部   15:40 〜 17:05
入泉プログラム
昼の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 瓶ビール(小) 8本 他
本日のツマミ 飲茶点心 他

本日のメイン  〝クラブラウンジ〟

普段はカプセルやリクライニングチェアで夜を明かす事が多いので、今回は消えゆく東京の絶景を目に焼き付けておく為に六本木を訪れた。東京ミッドタウンの高層階にあるホテル内のサウナだが、このホテルから東京タワーを眺められるのも、あと四年と思われる。それは東京タワーとホテルの間に日本一の高層ビルが建設中で、すでに基礎工事は始まっているのが部屋から見えた。

そんな消えゆく夜景を眺めるために、今回は最上階の53階にあるクラブレベルに部屋をとった。クラブレベルの利点は安心のセキュリティは勿論だが、滞在中に何度も楽しめるプレゼンテーションも大きな魅力だ。少し早めにクラブラウンジでアフタヌーンティーを楽しみながらチェックインを済ませると、すぐに46階のスパへと降りていった。

部屋からスパまではバスローブとルームシューズで移動しても良いのだが、このバスローブが柔道着のように分厚いのだ。高級感と共に重厚感も身にまとって向かったサウナは、チェックイン直後なので貸切状態だった。サウナとしての設備は一般的だが、浴室からの絶景は私の中では文句なしの No. 1 である。

男性用からは六本木ヒルズが目の前に見えるが、女性用からは東京タワーが一望できるらしい。しかしその景色も見納めとなるので、女性サウナーの方にも悲しい知らせである。

ゆったりとサウナを楽しんだ後は部屋に戻って服に着替え、再びグラブラウンジに向かった。すると軽食メニューに切り替わっていた。もちろんアルコール類も飲み放題なので、シャンパーニュを皮切りに次々にドリンクを楽しんだ。このラウンジにいるとレストランに食事をしに行く気がなくなってしまうくらいに食事やアルコールが充実している。もともと夜の食事を控えている私には、ちょうど良いシュウマイなどをツマミながら日本一の夜景を楽しんだ。

本来ならば翌朝もサウナに行きたかったが、スパの利用料が一日一回以上は別料金になるので朝メシを楽しむ事に集中した。

贅沢な日常を楽しんだ後は、また現実の日々が待ち構えている。大きなベッドを独り占めで寝てみたが、なぜだかカプセルの方が落ち着くと思ってしまった六本木の夜だった。

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  • サウナ温度 102℃
210

のさのら

2019.10.30

1回目の訪問

水曜サ活

平日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 21:50 〜翌 09:50
入泉時間 夜の部 22:00 〜 23:55
入泉時間 朝の部 08:20 〜 09:30
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 2) G (10 × 2)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 1) G (10 × 1)
本日の生ビール 中ジョッキ 6杯
本日のツマミ 板わさび

本日のメインディッシュ  〝美人の湯〟

夜のネオン街が大好きな私でも近寄らない場所がある。それが眠らない街、歌舞伎町だ。

今や都内で眠っている街を探す方が難しい時代になったので、歌舞伎町を〝不夜城〟などと呼ぶのはオジサン世代だけだろう。そんな不夜城で遊んでいる時代もあったが、今では伊勢丹までは来ても、地上を徘徊する事はなくなった。

しかし昨晩は、こちらが24時間営業となって以来の久しぶりの訪問を決めた。赤坂で所用を終えて丸ノ内線で乗り込んできた来た新宿だが、繁華街の喧騒を避けて入口にたどり着いた。

普段から女性と共有スペースのある施設には慣れているつもりだが、いつもよりも女性の客層が若く何故だかドキドキしてしまう。(駒込 ロスコの女性客の皆さん、ドキドキしなくてゴメンなさい)

本日のメインディッシュに挙げた〝美人の湯〟は若くて美人が多い客層の事ではなく、露天風呂の別名なのだ。なんでも中伊豆から毎日輸送されてくる天然温泉らしく、その効能は素晴らしいものがある。しかし私がオススメしたいのは温泉の効能ではなく、露天風呂の横に置かれた〝ととのいイス〟である。

もちろん広々としたサウナや、日本初の唐辛子を浸した水風呂など魅力的な施設が満載であるが、久しぶりに訪れた歌舞伎町で経験した事のない〝ととのいスポット〟を見つけてしまった。

ヨモギを使った塩サウナで汗を流し、唐辛子の入った水風呂で身体を冷やした後に向かった〝ととのいイス〟が奇跡を呼んだ、そして全米が泣いた。

ここでの全米とは決してアメリカの事ではなく、私の米粒ほどの両乳首の事だ。

この時期になると外気浴の効果も寒さが勝ってしまい、ととのいの邪魔をする事が増えてくる。しかし美人の湯と呼ばれる露天風呂に置かれたイスには外気浴の風と共に、露天風呂の温かい風が肌を撫でてくれるのだ。

露天風呂の水面から届けられる真っ白な湯気に包まれながらの〝ととのう〟は、これからの季節に幾度となく求めてしまいそうな予感のする歌舞伎町の夜でした。

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  • サウナ温度 51℃,90℃
  • 水風呂温度 16℃
180

のさのら

2019.10.29

2回目の訪問

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:00 〜 翌 09:40
入泉時間 夜の部 22:10 〜 23:45
入泉時間 朝の部 07:45 〜 09:15
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 ×3)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 2) G (5 × 1)
本日の生ビール 中ジョッキ6杯(1杯無料)
本日のツマミ しらすおろし

本日のメイン〝麻雀ゴージャスナイト〟

週末に訪れた時には、カプセル満室でフラれたホームに戻ってきた。フロント前の下駄箱には普段よりも多くの空きがあり、実際に大浴場に上がっても信じられないほど人がいない。さすがに月曜日の夜なので食事処もガラガラで、穏やかな雰囲気の中で晩酌を楽しんだ。深夜過ぎまで生ビールを楽しんだ後は寝るだけなのだが、その前に毎回立ち寄ってみる場所がある、

それは宿泊利用の方でないとご存知ないかもしれないが、三階のカプセルフロアのエレベーター前には小さなゲームコーナーがあるのだ。定番のスロット台と並んで、二十年前くらいのアーケード版の麻雀ゲームも置かれている。その名も〝麻雀 ゴージャスナイト〟だ。多少のエロ要素も含まれるゲームだが、それ以上に興味をそそられるのは景品の存在だ。

30ポイント達成すれば館内利用1000円割引券がゲットできるゲームなのだが、今までも幾度となく地道な上がりを繰り返して景品カプセルを手に入れてきた。その中には500円分のチケットが二枚入っていて翌朝のお会計時に割引してもらうのが楽しみなのだ。

しかしここ最近は〝ツモ〟や〝ロン〟を決定するNボタンの接触が悪く、ボタンを押しても反応せずにロンが流れる事が何度もあったのだ。ハード面の故障か、基盤の不具合か分からないが何度も上がり損ねてしまっていたのだ。

そこで今回はボタンの調子を確かめるために、ゲームのある三階に降りてみた。喫煙フロアなのでタバコの煙が少ないのを確認してからゲーム台に座りボタンに触れると、操作が軽やかになっており修理されていた。小学生低学年のように、一日で100円しか使わないと決めているので最初の配牌に期待した。すると運良く〝ニ向聴 (リャンシャンテン)〟に恵まれて、五巡目にはリーチとなった。ツモれば八飜以上はある役だったので、幸先の良いスタートが切れると思っていたが相手にフリコミ負けてしまった。

古ぼけていたのはゲーム機だけでなく、自分の思考能力だと思い知った深夜の上野でした。

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  • サウナ温度 106℃
  • 水風呂温度 16℃
156

のさのら

2019.10.28

1回目の訪問

サウナしきじ

[ 静岡県 ]

日曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 17:05 〜翌 09:35
入泉時間 夜の部 17:10 〜 19:00
入泉時間 朝の部 07:45 〜 09:15
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 4) M (2 × 4) G (10 ×4)
朝の部 S (8 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ7杯
本日のツマミ 冷奴

本日のメインディッシュ 〝匂い〟

サウナイキタイに投稿を始めてからは、初の聖地訪問である。私が静岡の地を訪れる時には、もう一つの聖地も巡る楽しみがあるのだ。それは私の中でのハンバーグの聖地である「炭焼きレストラン さわやか」で静岡県内以外では食べられない、名物〝げんこつハンバーグ〟を食べる事である。今回も新静岡セノバ店で120分待ちしてまで食べたが、店内に入った瞬間の鉄板でハンバーグが焼ける匂いと言ったら、それだけでビールが飲めそうなくらいだ。

「 I Have a Dream 」で始まるキング牧師の演説ではないが、私には夢がある。

それは聖地と呼ばれる〝サウナ しきじ〟での願いである。この地を訪れた人なら誰しもが奇跡の水に魅了されるはずで、私も幾度となく水の素晴らしさを体感してきた。しかし私の夢は奇跡の水に関する事ではなく、決して叶わぬ夢とは分かっていても願ってしまうのが男心というものだ。

聖地しきじに行かれた人なら誰でも感じると思うが、浴場全体には〝薬草サウナ〟の匂いが漏れて漂っている。その匂いはまるでベーコンやソーセージでも燻製しているような香ばしい匂いで、その匂いだけで生ビールを飲める自信が私にはあるのだ。そう思うと浴室内の、ととのいイスが屋上ビアガーデンのイスにすら見えてしまう。

もはや重度のアル中患者のような願いなのだが、しきじ名物の高温サウナと天然地下水の水風呂上がりに、あの香ばしい匂いに包まれながら、ととのいイスで生ビールを飲む事が私の夢なのである。

とてもキング牧師には聞かせられない演説なので、今回は断念して大人しく二階の食事処へと上がっていった。そこで飲む生ビールにもこだわりを感じる。それは冷やしたジョッキや、きめ細やかな泡を見れば一目瞭然である。周囲には〝まんが日本昔話〟に出てくるような山盛りごはんの生姜焼き定食を頬張る客が多いが、夜の炭水化物を控えているので泣く泣く我慢した。生姜焼きの匂いをもらいながら、冷奴と生ビールで空腹を満たした夜でした。

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  • サウナ温度 60℃,118℃
195

のさのら

2019.10.27

2回目の訪問

土曜日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 22:10 〜 翌 08:55
入泉時間 夜の部 22:15 〜 23:55
入泉時間 朝の部 06:45 〜 08:15
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 2) M (2 × 2) G (10 × 2)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 1) G (10 × 1)
本日の生ビール メガジョッキ 4杯
本日のツマミ タンドリーチキン

本日のメイン〝入館料20% 割引きクーポン〟

今回は割引券にスポットを当ててみたいと思います。皆さんのホームサウナにも色んなサービス券があると思いますが、私のホーム「北欧」のドリンク無料券は、ドラマ「サ道」の中でも登場したくらい有名なチケットではないでしょうか。私も毎回その恩恵を授かっているので、常に持ち歩いているチケットなのです。

その無料券と共に持ち歩いているのが「アスティル」の 20%割引券で、ショートステイユーザーの方には耳慣れないチケットだと思いますが、施設内での飲食代などが五千円を超えると会計時に渡されるチケットなのです。

ここに来るたびにレストランでメガジョッキを何杯も呑むので、もれなく割引券をいただき、そのご利益を今回も得るために新橋の地を訪れた。和製ハロウィンで賑わう六本木や渋谷を通らなければ自宅に帰れないのと、明日は静岡遠征を目論んでいたので今宵の宿を新橋に求めたのだ。

もちろん「アスティル」のある新橋も、ラグビーW杯やハロウィンで普段の土曜日よりも賑わっている。そんな中でも宿泊目的で割引券を握り締めてフロントまでエレベーターで上がってきた。ここは事前予約が出来ないので、寝床の確保に不安があったのだが、残り二つのデラックスルームをゲットできた。その利用料が20%も割引きなので、その分をビール代に回せると思うと心が躍る。本当は、いち早くレストランで生ビールを飲みたい心境だが、その前にサウナで汗を流すのが、サウナを愛する者としての流儀と心得て大浴場へ向かった。

出入りが激しく若者グループの大きな話し声が邪魔をするサウナ内では、気持ちを集中する事が出来なかった。まだまだ〝蒸し道精神〟の鍛錬が足りない事を痛感する。また〝ととのいスポット〟に風がない施設なので、今回はととのい不足のままで館内着に袖を通した。

しかしこんな時も生ビールだけは私を裏切らず、心地良い快楽を与えてくれる。サ活は不十分だったが、ビ活だけは大満足で夜が更けていった

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  • サウナ温度 80℃
  • 水風呂温度 18℃
173

のさのら

2019.10.26

1回目の訪問

平日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 22:05 〜 翌 11:50
入泉時間 夜の部 22:10 〜 翌 00:05
入泉時間 朝の部 08:00 〜 09:50
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 4) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 1) G (10 × 1)
本日の生ビール 中ジョッキ 6杯
本日のツマミ ハム目玉焼き

本日のメイン  〝ペンギンルーム〟

25日の金曜ナイトという事を忘れて向かったホームサウナの「北欧」のエレベーターホールには「カプセル満室」の死刑宣告。本日が発売最終日のカプセル回数券だけを購入して撤退せざるを得なかった。

こんな時に迷うのが「駒込 ロスコ」と「鶯谷 サウナセンター」のリカバリーの選択肢である。上野を含めたサウナのデルタゾーンに暮らす人々が、うらやましく思ってしまう〝蒸し風呂天国〟のエリアだ。そんな中で、今回は久しぶりにサウナセンターへと向かってみた。三ヶ月前くらいに訪れた時はカプセル施設を改築中だった上に、隣のビルも工事中だったので落ち着かなかったと記憶している。しかしカプセル完成の知らせを皆さんの投稿で知っていたので、初カプセルを楽しみにきた。

もちろん寝床に入る前にサウナを楽しむのだが、この季節になると最後を水風呂で締めるのがツラくなってきた。サウナ上がりの湯冷めを避ける為に、最終セットの水風呂の代わりをしてくれるのが〝ペンギンルーム〟なのだ。

普段よりもワンセット増やして最後に向かったペンギンルームは、水風呂とは違ったクールダウンが待っている裏技的な〝ととのいスポット〟なのだ。普段ならば、サウナから水風呂を経てからの外気浴が〝ととのう〟への基本ルートである。しかし水風呂と外気浴を同時に行えるのが〝ペンギンルーム〟である。

それは水風呂のように身体の芯まで冷やす事なく、火照った身体の表面だけを徐々に冷やしてくれる。それと同時に収縮した毛細血管が広がっていく感覚は、まさに〝ととのう〟そのものである。そんな最短ルートで見事にととのった後は、お楽しみの食事処へと降りていく。天国への階段を昇るとは聞いた事があるが、ここは天国への階段を降りて行くのだ。

嫌煙家には肩身の狭い食事処ではあるが、わずかばかりの禁煙席も設けてある。副流煙と戦いながら呑む生ビールも悪くないさと自分に言い聞かせて、ラストオーダーまで楽しんだ夜だった。

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  • サウナ温度 99℃
  • 水風呂温度 14℃
157

のさのら

2019.10.25

4回目の訪問

平日 雨天 宿泊利用
館内滞在時間 22:05 〜 翌 14:00
入泉時間 夜の部 22:10 〜 24:10
入泉時間 朝の部 08:20 〜 09:50
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ 6杯
本日のツマミ もつ煮込み

本日のメインディッシュ〝内気浴〟

台風19号が日本上陸した夜を、こちらで過ごして以来の御礼参りです。あの夜は帰宅困難の中、食事を提供してもらい不安な夜のはずが安心して翌朝を迎えられた。それもひとえに、スタッフさんたちの懸命な働きによって与えられたものだった。その時のお礼の思いを胸に夜の駒込駅に降り立った。

失礼ながら特に何が優れているわけではないサウナだが、不満な点など一つもない。本日は少し水風呂の温度が高かったが、地下水を汲み上げた良質の水が補ってくれる。さらには露天ジャグジーがあるので〝ととのう〟に重要な外気浴も、イスはないが可能である。

しかし私には、外気浴よりも好きな〝ととのいスポット〟が密かにあるのだ。それは脱衣所にあるテレビの前に置かれた丸太のイスだ。それも前列の左側の丸太なのだ。

私が〝ととのう〟為に重要な要素は〝風〟である。もちろん自然の風が一番だが、人工的な風も悪くないと思えるのがコチラだ。大きな丸太のテーブルを囲む四つのイスの中でも、頭上のエアコンの風が全身を包み込むように当たるのが前列左側のイスだ。決して強い風ではなく、あくまでも自然と身体を撫でるように吹いている。目を閉じれば、それはまるで草原のそよ風のようにも感じる。そうなるとテレビの音も、ロッカーの開け閉めの雑音すらも耳に入ってこない時がある。

この瞬間こそが私の〝ととのう〟であり、外気浴なしでも〝肉体の飽和状態〟を感じられる。  

「風は吹けども山は動ぜず」

そんな言葉が浮かぶ施設はそう多くはないが、昨夜も最初のセットから其の境地に入ることが出来た。

そんな安定感を求めてロスコに来たが、ここの楽しみはそれだけではない。サウナ上がりの食事処で飲む生ビールも決して私を裏切らない。専用の冷凍ストッカーでキンキンに冷えたジョッキは、いつでも私を待ってくれている。都内の自宅に帰っても誰も出迎えてくれないが、いつも変わらず私を待ってくれている。それを思うだけで幸せになれたサ活でした。

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  • サウナ温度 108℃
  • 水風呂温度 22℃
154

のさのら

2019.10.24

2回目の訪問

スカイスパYOKOHAMA

[ 神奈川県 ]

平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:10 〜 翌 11:50
入泉時間 夜の部 22:20 〜 翌 00:20
入泉時間 朝の部 07:30 〜 09:10
入泉プログラム
夜の部 S (15 × 3) M (2 × 3) G (10 × 2)
朝の部 S (12 × 2) M (2 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ 6杯
本日のツマミ 冷奴とシラスおろし

本日のメインディッシュ 〝アサ飯〟

24時間営業となって使い勝手がさらに良くなったので、またまた新橋から東海道線で乗り込んできた。やはりカプセル利用客のチェックアウトが9時から12時になったのは有難く、朝風呂を浴びた後の過ごし方に大きな違いが出てきた。

その恩恵を最も受けるのがアサ飯だ。今までは食後に忙しいのが嫌で食べる機会は少なかったのだが、今月からは最終9時半までに食べ終えていれば、その後はレストラン内で食後のコーヒーを楽しむも良し、カプセルに戻って寝る事だって出来るのだ。

本日は久しぶりにスカイスパでの朝サ飯を楽しもうと、入館時に朝食券を予約しておいた。時間を逆算して早朝から軽めの2セットをこなして、レストランへと向かった。不思議と、昨晩も遅くまで呑んでいたメンバーが揃っているのが笑える。まるで家族のような時間を共有していると、勝手な親近感が湧いてくる。

私にとってのアサ飯は、もう一つのライフワークであるラーメンめぐりの為に、女子的な量と内容しか食べられないのだ。大好きな白メシや納豆を見ないように、洋食メニュー中心で OLさんカフェランチほどで我慢する。しかし普通ならば 580円でカレーやデザートまで食べ放題と、十分に満足できる内容なのでオススメできる。まるでステマのようになってしまったが、機会があれば楽しんでもらいたい朝食ビュッフェだ。

食後にコーヒーを飲んでからも2時間以上も滞在できるが、私のお気に入りスポットは午前10時半までの清掃時間を待ってから利用する事のできる〝コンフォートルーム ベイ・ビュー〟である。

その名の通り眼下に湾岸を見下ろしながらゴロ寝が出来る男女共有スペースだ。この時間帯になると大浴場の清掃が終わるので、大方の客はそちらに集まっていく。

よって貸切、もしくは一人くらいが寝転がって仮眠をしているだけの、浮世離れの空間が広がっている。そんな背徳感を感じながら、昨晩からの出来事をサ活に投稿するのが楽しみな〝蒸し道〟なのです。

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  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 16℃
150

のさのら

2019.10.23

1回目の訪問

水曜サ活

祝日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 16:15 〜 翌 09:55
入泉時間 夜の部 16:20 〜 18:20
入泉時間 朝の部 06:30 〜 08:00
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 2)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール メガジョッキ 3杯 他
本日のツマミ 石焼マーボー豆腐

本日のメイン  〝ヒット曲メドレー〟

食事処が秋の季節メニューになってから二度目の訪問となるが、今回は楽しみにしていたテントサウナは雨のために入れなかった。

しかし夕方5時のロウリュに照準を合わせて、2セット目を迎える事に成功した。しかも最上段のサウナストーブから3番目と好位置をキープしてのロウリュだ。スタッフがおもむろにアロマ水を掛けると、頭から顔面にかけて蒸気が襲ってきた。すかさずサウナストーブ上の熱を室内に行き届けるように片手でタオルを振り回し始めた。その姿は広島が生んだ 西城秀樹の「ブーメランストリート」を想像させる。

水風呂に向かう前に寄り道してグリーンサウナの名物シャワーへ。地元の方には見向きもされていないように見える〝ガッシングシャワー〟でサウナの汗を流す。必ず一度はこのシャワーを浴びるのを、密かな楽しみにしているのだ。そんな大量の水をかぶりながら頭の中に流れてくるのは、THE MODSの「激しい雨が」だった。

マナー通りに汗を流してから向かったのが地下水を汲み上げた水風呂で、茶色い水質と円形状の浴槽が特徴的だ。ロウリュ後の水風呂は大変混雑するので長居は無用だ。私が水風呂に入ったタイミングは、四人のオジサンが円形の水風呂の中心に向き合って座っているという構図だった。その光景は1つのスタンドに4本のマイクが付いているSPEEDの「My Graduation」のPVを思わせる。

外気浴のために置かれた屋外のリクライニングチェアに横になった。タバコが吸えるのが嫌煙家としは残念な点で、今回も私が横たわっているすぐ横で愛煙家の方がタバコをふかし始めた。本来ならば席を変わりたかったがロウリュ後なので、ととのいイスは全て埋まっている。仕方なく夕日が沈む前の空を見上げていると、タバコの煙が視界に入ってきた。心地良い風に肌を撫でられて、ととのいそうになっていた時に頭の中に流れてきたのは、猿岩石の「白い雲のように」だった。そう思っているとタバコの煙も不思議と嫌ではなくなっていた。

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  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 17.5℃
195

のさのら

2019.10.22

1回目の訪問

平日 曇天 仮眠利用
館内滞在時間 22:05 〜翌 07:30
入泉時間 夜の部 22:10 〜 翌 00:40
入泉時間 朝の部 06:00 〜 07:15
入泉プログラム
夜の部 S (12× 2) M (2 × 2) G (5 × 2)
朝の部 S (18× 2) M (2 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ 5杯
本日のツマミ 豆腐チゲ (単品)

本日のメイン〝アカスリ&竹塩マッサージ〟

実は水曜日にも来たのだが、水のトラブルでサウナに入れずに退散した経緯があるのだ。その時は笹塚に移動してリカバリーに成功したが、本日はサウナ無料招待券を活用する為に再び訪れた。

この招待券が届くようになって十数年、毎年ありがたく利用させてもらっている。サウナの内容については書けない事が多いが、私の中では付き合いの長いサウナである。

毎週のように訪れる常連ではないが、三ヶ月に一度の衣替えの時は必ずここを訪れるようにしている。その衣替えとは〝アカスリ〟の事だ。多くのサウナ施設で受けられるアカスリなのだが、ここのアカスリが一番自分に合っている。まさに〝肌が合う〟である。それはアカスリだけでなくオプションで追加する〝竹塩マッサージ〟の効果も大きい。

他のサウナでは目にする事のない施術なのだが、初めて受けた十年以上前からアカスリの際には必ず一緒にお願いしている。あまり詳しくは知らないのだが、韓国独自の製法で作られた竹塩という塩を使ったマッサージみたいだ。塩と言っても塩サウナのように粒子のある塩ではなく、オイルに溶け込んだような肌感覚だ。その竹塩を使ってアカスリを終えた顔から足先までの全身のリンパを流していく。顔に至っては、頭蓋骨をダイレクトに押されているような強い刺激だ。

しかしそれを耐えた後には全身の、むくみが取れて身も心もスッキリとしている。さらにはキュウリパックで、血流の良くなった顔面をクールダウンしてくれる。普通にすり下ろしただけのキュウリらしいが、この冷たさの気持ち良さと言ったら、今まで女性だけの楽しみだったのがズルイと思ってしまうくらいだ。これで中年おじさんの素肌も10歳は若返ったようにスベスベとなり、明日への活力も得られた。

その後は更なる活力を注入するために、食事処へと向かって生ビールを渇いた喉に注ぎ込む。冷えたビールで潤った喉に、熱々の豆腐チゲを放り込みながら西麻布の夜は更けていく。そんなオジサウナーの〝蒸し道〟でした。

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  • サウナ温度 110℃
  • 水風呂温度 15℃
171

のさのら

2019.10.21

1回目の訪問

日曜日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 14:30 〜 翌 11:00
入泉時間 昼の部 14:50 〜 18:00
入泉時間 夜の部 21:10 〜 22:50
入泉時間 朝の部 06:00 〜 07:45
入泉プログラム
昼の部 S (25 × 3 )M ( 2 × 3) G (15 × 3)
夜の部 S (12 × 2) M ( 2 × 2) G ( 10 × 2)
朝の部 S (15 × 1) M ( 2 × 1) G ( 30 × 1)
本日の生ビール グラスビール 3杯 他
本日のツマミ 中華料理 (鳳凰コース)

本日のメイン  〝朝焼けインフィニティ〟

こんな中年オジサウナーでもラグジュアリーな〝ととのう〟を得られるとは思っていなかった。

前評判ではインスタ目的だけのビジュアル先行のサウナ施設だとか、浮かれた若者たちの水遊び場のようなイメージを持っていた。たしかに午後3時のチェックイン後の入泉ラッシュの時間帯のサウナは、ひっきりなしに出入りする扉の開閉で汗が出ずに時間ばかりが過ぎていく。上段に座ったにもかかわらず20分を超えても発汗せずに、昼の〝ととのう〟を諦めた。

中華のフルコースを食べ終えて、ひと休みしてから再び〝ととのう〟を求めてスパ棟に行ってみた。夕暮れ時の混雑ほどではなかったが、気持ちを集中しきれずに〝ととのう〟を断念した。思ったよりも早くスパのバーカウンターが20時にクローズとなったので、部屋へと戻り缶ビールを3本空けてベットに入った。

翌朝こそはと5時半にアラームをセットして、6時のスパのオープンと同時に一番乗りでサウナに入った。もちろん下駄箱は026番、脱衣ロッカーは037番をゲットした。誰一人として後を追ってこないサウナ内は、90℃とは思えない程に熱く感じる。昨夜は25分でも汗が出なかったのに、今朝は5分で発汗が始まった。普段と変わらぬ 15分で蒸し工程を終えると、滝のようなシャワーで汗を流してから水風呂で冷却工程に入る。20℃ながらも凛とした水風呂から出ると、昨日は常に混み合っていたインフィニティプールへと向かってみた。

すると奇跡のような景色が目の前に広がっていたのだ。誰もいないプールサイドから眺める朝焼けの光と、海からの南風に抱かれると考える暇もなく〝ととのう〟がやって来た。全身に痺れを感じ、身動きすらとれないくらいにととのってしまった。

こんなオジサウナーをも魅了してしまう、素敵な〝蒸し道〟をありがとう。

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207

のさのら

2019.10.20

1回目の訪問

土曜日 曇天 宿泊利用
館内滞在時間 19:50 〜翌 09:30
入泉時間 夜の部 20:00 〜 22:00
入泉時間 朝の部 08:20 〜 09:10
入泉プログラム
夜の部 S (15 × 3) M (1 × 3) G (10 × 2)
朝の部 S (10 × 2) M (1 × 2) G (5 × 2)
本日の生ビール 男気ジョッキ 4杯 他
本日のツマミ 冷奴

本日のメインディッシュ〝水風呂〟

この施設を訪れる時に、真っ先に調べておかなければならない事がある。それはメットライフドームのイベント情報だ。惜しくも日本シリーズを逃した西武ライオンズの本拠地だが、野球の試合は無くともコンサートなどのイベントがあると、とにかく混むので確認が必要なのだ。このパターンは「スカイスパYOKOHAMA」にも言える現象だ。うかつに行ってしまうと、芋洗い状態の水風呂に入らなければならない事がある。

今回は事前確認を済ませてから所沢入りをすると、たっぷりと優雅に大浴場を満喫した。今回の目玉は何と言ってもサウナ後の水風呂である。夏真っ盛りでも水温 13℃をキープしていたが、少し気温が下がった昨晩はデジタル水温計で 12.0℃を示していた。たった 0.5℃の違いでも年間 300日以上サウナを愛し〝蒸し道精神〟を極めんとする修行中の身ながら、小さな温度差を感じ分けられる体感を少しずつ得てきたのだ。この感覚は風邪をひいた時に、微熱でも体調の違いがあるのと似ている。

この 13℃を下回る水温には身も心も震え上がってしまい、1分も入っていると天地がひっくり返るような幻想が浮かんでくる。この水温を味わってしまっては、他のサウナの水風呂など熱湯に思えるくらいだ。埼玉県内はおろか、関東屈指の冷たさを誇る水風呂に取り憑かれたファンも多いのではないだろうか。実際に私もそのうちの一人である。

外気浴で所沢の風に撫でられて〝ととのう〟と恒例の食事処へと階段を降りて行ったのだが、食事処は営業中にも関わらず座敷に毛布を持ち込んで寝ているマナー知らずの若者たちがいた。そんな無法者の大いびきを聞きながら呑む生ビールは美味いものではなく、奥にある〝トレインビュー〟の席に移り深夜を過ぎるまで生ビールを楽しんだ。ここから電車を眺めながら呑む生ビールも悪くない。それを気付かせてくれたのも、食事処の座敷席で寝ている若者たちのおかげだと思うと、少しは穏やかな気持ちに戻れた今回の〝蒸し道〟でした。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 12℃
173