2020.05.17 登録
[ 東京都 ]
曜日時間:土曜16時
混雑具合:リルビッ混んでた
セット数:5
ロッカー:小ロッカーのみ
言問団子を買いつつ、下町三兄弟の長男薬師湯へ。途中カドにマリーナと、そそる喫茶があって目移りした。他にも趣深い店が多くあり、既にまた来たい。
次男萩の湯、三男寿湯にあった漫画セイントセントーは当然のごとく、壁には様々な情報を載せた紙が貼られている。100種の日替わり湯のカレンダーや、細かい字でびっしり書かれたコラムなど、全部ちゃんと読んだら確実にのぼせるレベル。
今日の日替わりはフロ野球シリーズの広島カプサイシンで赤い。その辛さはサウナに入った時に分かった。唐辛子を食べた後の唇の状態を、体全体で味わう感じ。そのサウナは脇の窓に積んであるバスタオルを敷いてマットにするのだが、毎回取り替えるのは忍びなく、かといって持ち歩くわけにもいかず、正解が分からない。常連の作法もまちまちで、場所取りに使うケースもあった。
奥の水風呂は半個室状態で縦に奥行きがある。魚眼レンズでのぞいている感覚になった。体は水風呂に浸かり、頭は打たせ湯に打たれるという全身贅沢冷却。2脚の休憩椅子は埋まりがちだが、浴室自体はさほど混んでいなかったので至るところ休めた。
脱衣所の女湯方面からよく通る声が聞こえる。よくよく聞けば嫁と墨田区在住の友人の会話だった。競馬で当てたらしい。下町の女は声でかい説。
歩いた距離 2.2km
男
[ 神奈川県 ]
曜日時間:金曜19時半
混雑具合:少し混んでた
セット数:6
サウナ飯:サウナナポリタン
レックスイン川崎の館内着はバランスが悪い気がする。裾の短いパンツが、膝が隠れるほとでない丈の浴衣で隠れ、どうもバカボンみたいなのだ。を、脱ぎ捨てて浴室へ。
サウナ室は埋まりかけている。つめてもらった上段に座った。おそらく前回の氷ロウリュの香りがまだ残っている。ストーブの隣は膝が熱い。休憩を飛ばして2セットこなしたところで氷ロウリュ。ぎっしり埋まっていた。じわじわと、天井知らずで熱くなる。またストーブ脇に陣取ったせいですぐギブした。
ロウリュからの水風呂、不感、外気浴。大風呂も熱く、レックスインはシンプルながら全てが揃っている。川崎ビッグとの2トップはキャラも立っていて質が高い。眠い。腹減った。
ラストオーダーぎりぎりで350円のナポリタンを頼んだ。ボリューミーな上に目玉焼きも乗っていてコスパが高い。味も濃い。強烈に眠い。
歩いた距離 2.6km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:水曜17時半
混雑具合:かなり空いてた
セット数:5
ロッカー:中ロッカーあり
ちょうど男女の仕切りの上に富士山がそびえる壁絵に出迎えられ、黄色い桶を取る。よく見るとケロヨンではなくナツヨンだった。桶には石野田奈津代とも記されている。調べてみるとシンガーソングライターで、10年前にここ中延温泉松の湯でライブをしたらしい。出身が母と同じ神津島だったと分かり、途端にこの桶が欲しくなる。歌聞いたことないけど。
ロッキーサウナは90度にも満たないがどすんと熱い。オートロウリュがちろちろと短いスパンでしたたり落ちて発汗を促す。銭湯サウナの中では広く、人も少なくてすこぶる快適だった。
水風呂の隣の薬湯は高校生らしき4人組が占拠していてこちらは快適でない。長いこといるので蹴散らした。その後、露天の炭酸泉に移っていたが、その年で仲良く銭湯好きが集まるのも微笑ましく、炭酸泉は広かったので見守ることにする。
炭酸泉の横の長椅子で外気浴する。雨に打たれながら庭の松の木を眺めるのもおつ。
帰ってから母に今日のことを伝えた。石野田奈津代さんは遠縁だった。歌手になった話は昔聞いていたと。彼女の父は島で村長を務めたそうで、元を辿れば母も石野田性だったらしい。
男
[ 神奈川県 ]
曜日時間:火曜17時半
混雑具合:男には空いてた
セット数:高温3、低温2
帰れない夜なんてなくても川崎ビッグ。ロッカーキーを受け取って階段を下りた。先客がタオルやら荷物やら散乱させているのでどけてもらう。足の指に、念入りに薬を塗り込んでいた。今日は館内着に靴下といういでたちで移動することにすることにする。
さらに階段を下りて、浴室から騒がしい声がするのは全てテレビ。何台もあるので多様な音がする。人は少なく、サウナは貸切もあった。広い低温サウナでソロになれば寝転がり、じっくりと汗をかく。
ミニマムな高温サウナも混雑することなく、入ってきた老紳士は柔軟体操をはじめ、アナルを見せつけられても気にすまい。川崎だもの。
その人は水風呂でもフリーダムで、八つ墓村のように足だけを出していた。川崎だけど。2つの水風呂で冷冷交代浴し、テレビを見ながら休憩。至るところにテレビがあるので、どこに座っても観賞できる。
1階フロントの奥で締めの一服をば。ここにもテレビが2台。角の小さいほうはリモコンもあってチャンネルが変えられた。ザッピングしてたらアダルトチャンネルに当たった。川崎だけに。
歩いた距離 3.4km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:日曜17時半
混雑具合:めっちゃ混んでた
セット数:4
ロッカー:小ロッカーのみ
土日の三軒茶屋は全滅かしらん。週末の駒の湯は未経験だが、富士見湯も以前日曜に行ったら混んでいた。日曜夕方の八幡湯は、6人定員のサウナ室が基本待ち状態。
墨を入れた若者が多い。彼の名前なのか、彼が尊敬する誰かなのか、背中にアルファベット表記で名前が記されていた。銭湯は刺青を見るのも楽しい。
ゆるめの水風呂に長く浸かり、脱衣所にて休憩。長椅子も基本的に埋まりがちだった。皆、サウナ八幡湯と書かれたオレンジのバスタオルを巻いている。白んだ空に壁絵の白樺の木々がより白い。
初めて銭湯にて髭を剃る。サウナ屋に行っても、置かれているカミソリでは肌が負けてしまい、そこで剃る習慣はなかった。T字とジェルを持って行くことが面倒に思っていたが、サウナ後の髭剃りは蒸しに蒸されて滑らかに剃れる。もっと早くからそうしていればよかった。携帯用の、小さい容器のシェービングを探そう。そうしよう。
歩いた距離 4.3km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:土曜17時
混雑具合:割と混んでた
セット数:5
後楽園から散歩がてら、途中で喫茶店ビー玉で一服しつつ大塚まで歩いた。ニュー大塚で明るいうちに外気浴がしたくて。
漫画の入浴ヤンキースが置いてある。そういえばウェブでちょうど大塚記念湯の回だった。混んでると聞いて少しひるみつつ、館内着とトランクス、バスタオルにタオル2枚か入った袋を受け取った。
毎回ではないものの、サウナは2回に1回埋まっていた。そして2人に1人は漫画や本を持ち込んでいる。静かなサウナ室。1段目の座面の広さが、混雑でも圧迫感をやわらげる。
水風呂を経由すると外気浴ですぐ冷える。かけ水だけして外に出るくらいが今日はベストだった。
3セットしていったん館内着に着替え、水分補給と大休憩。眠くなってきた。時間を気にしなくていいのがありがたい。LLのトランクスが、かがむと張り裂けそうで怖かった。
サウナに戻り、もう2セットして締める。ホープ軒のラーメンが薄く感じるほど汗をかいた。
歩いた距離 5.5km
男
[ 神奈川県 ]
曜日時間:木曜17時
混雑具合:大体空いてた
セット数:5
広い敷地に土と砂利の駐車場、その奥に林があってその中に建物がある。それが縄文天然温泉志楽の湯。コンセプトがしっかりしている。さほど期待していなかったが、穴場だった。
薄暗い浴室はそれなりに人がいても静かだった。夕方なのに雰囲気がなんとなく朝っぽい。木と石で作られたいにしえの世界観を醸してした。世界観世界観。
サウナも水風呂も特筆すべき何かがあるわけではない。温泉も水質のことは正直分からない。味噌樽風呂という他では見ない興味をそそられるものもあったが、その説明書きもない。しかしよかった。
石の配置が見事だった。決して無造作でない、ちょうど体がはまる位置、または枕になる高さで、露天風呂や大きな枡風呂に沈んでいる。それが、よそにはない寝湯となってディープリラックスが訪れた。
帰り際はレンタルもなかったので受付を素通り。挨拶もない無愛想なスタッフもまた、肩肘を張らない証拠かもしらん。惜しむらくは完全禁煙の張り紙がそこかしこにあって前面に押し出されているところ。気に入ったがアウェイではある。
歩いた距離 2km
男
[ 神奈川県 ]
曜日時間:水曜18時
混雑具合:まあまあ空いてた
セット数:5
サウナ飯:スーラータンメン
ユーランド鶴見に行ってスーラータンメンを食べることは朝から決めていた。替えのTシャツを持っていざ、30分歩いて着く頃にはもう汗だく。
温度も湿度も高くないのにがっつり響く。黄土サウナの実力たるや。いきなりじゃばっと汗をかいた。真ん中に島があり、2段目の座面は少なめ。その希少価値が高い上段が埋まりがちと思いきや、ドア付近の座面も人気が高い。
シングルに近い水風呂、不感の湯、温泉は高温と低温。露天に出れば壺湯に寝湯に外気浴。あらゆるととのい方ができる。どのセットでも必ず通るのがびっくりシャワーで、脳天直撃のかけ湯が汗と邪気を払い飛ばした。
汗じみが残るTシャツに着替えてスーラータンメンを食す。サウナ並にまた汗をかいた。美味い、が、気持ち悪い。そして一服。ヤニくさい、が、景色を眺められるこの喫煙所も好きだ。
追いサウナをかませて新しいTシャツを被る。歩いてサウナは服を多めに持ったほうがいい。
歩いた距離 2.7km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:月曜17時
混雑具合:めちゃくちゃ混んでた
セット数:4
ロッカー:中ロッカーあり
天気がぐずつく月曜日。それでも混んでてサウナ待ち。中目黒の光明泉は入場規制の12人を17時で超える。
「イマケン探訪7」
クリーム色の浴室はコンパクト、サウナ室もこじんまりとしていた。90度にも満たないが湿気があって汗は出る。7人入ると満室で、大体埋まっていた。ドラクエも散見される。サウナも水風呂も同じタイミングで出入りするほど仲睦まじい。鍛えている人が多かった。蒸れマッチョが群れマッチョ。
水風呂はバイブラのある18度だが体感はもっと高い。いつまでも入っていられる。ここもカランの壁で目隠しされていた。丸い鏡とグラビティフリーの壁絵も準レギュラーといえるかしらん。
階段を登って露天スペースへ。休憩椅子に座っていると東横線の往来が聞こえる。こちらの露天風呂もサウナ脇の炭酸泉も人がたまっていた。どの箱も賑わっている。
先週と比べ気温が下がり薄着を後悔したが、じっくり茹でた体で歩いて帰るには適温だった。ひとまずイマケン探訪は終わり。
歩いた距離 2.8km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:土曜14時半
混雑具合:サウナは混んでた
セット数:5
ロッカー:中ロッカーあり
電車を1本乗り遅れて、篠崎からイーストランドまで早歩き。開店には少しだけ間に合わない程度だったが、浴室に入るともう人がそこそこいた。
「イマケン探訪6」
上が住居のリノベーション銭湯ながら、浴室はオールドスクールを踏襲した昔ながらのオーセンティックな造り。上の窓から光が差し込んで、青みがかった薄いクリーム色のタイルに反射した。半個室のような水風呂以外は目隠しがなく、開放感がなんだか新鮮に思える。まず大きな枡風呂でくつろいだ。
3辺に座面があるサウナ室は結構広い。しかしそれでも混んでいる。上下2段を千鳥に座ると入りきれなかった。温度は低めだが湿度はそこそこあり、ほのかにいい香り。これは長く入るパターンで回転が滞る。
隔離された水風呂。イマケンこのケースが多い気がする。程よい水温でじっくり浸かることができる。割と広めで詰めれば4人は収容できた。
外気浴は竹の生えた庭を眺めながら。和のテイストが心を穏やかにした。天気もよくて休日を満喫している気分。冷えてきたら隣の生薬の露天風呂に浸かる。
サウナの混雑のタイミングを見計らいながらその手前の炭酸泉に入った。ここもなかなかの混雑具合。
16時の嫁との待ち合わせに間に合わず。最近長湯になってきた。脱衣所のタイルの目地がピンクでかわいかったというので、再確認しに戻る。たしかに。ははーん、イマケンの真骨頂はタイル使い、目地使いだな、さては。
歩いた距離 1.2km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:金曜18時
混雑具合:サウナは混んでた
セット数:6
ロッカー:小ロッカーのみ
嫁にラインで、凍ったクリスタルカイザーが50円で売っていると、向かう前に情報提供しておいて自分が買い忘れるという。2セット目のサウナ室で思い出した。
「イマケン探訪5」
千川から歩いてクアパレス藤。豊島区にあると思っていたら板橋区に入っていた。コンビニすら見当たらない静かな住宅地に、落ち着いた趣の銭湯が現れる。木目の多い室内に大きな水槽があり、カラフルな熱帯魚が泳いでいた。
浴室はいびつな形で目移りする。カランには丸い鏡、その壁の向こうにナノ湯。この辺りがイマケンらしさかしらん。真ん中の青い円柱がシンボリックだった。なんだかお湯が柔らかい感じ。
サウナ室は湿度が高くていい香りがする。もたれた背中が熱くない。軽い懐メロがかかって大体2曲半で出た。隣で飲んでいるクリスタルカイザーが羨ましくて仕方ない。我慢できず一度着替えて購入した。サウナ上がりの、常に冷たい水がこれほどまでにうまいとは。
水風呂がぬる気持ちいい。物足りないと思うのは最初だけで、このなかなか冷えないがゆえの長湯ならぬ長水で快楽が訪れた。
外気浴スペースには扇風機がある。サウナ、水風呂のセッティングといい、ご主人はおそらく相当なサウナ好きかと思われる。この凍った水、いまだに溶けきらないので帰りの電車で持ったままだが、50円で売ってくれるなんてサウナ愛とサウナー愛とが溢れている。
モルモットのように延々とぐるぐる繰り返し計6セット。2時間いた。サウナあるある。刺青の人は体を丁寧に拭きがち。
歩いた距離 1.6km
男
[ 東京都 ]
曜日時間:水曜18時、普通コース
混雑具合:最後は混んでた
セット数:5
サウナ飯:アスカ定食
サウナ各施設のカードが増えてきたので、専用のケースを設けたが、それごと忘れるという。しかし女神アスカは慈悲深く、後日持ってくればこれまでの分と今日の分を合算してくれるそう。
この東京ドームからほど近いアスカのサウナ室で野球観戦をしたかったが別の番組。ここの熱さを耐えるには野球がほしかった。上の階の喫煙所で少しだけ中日巨人戦を見る。スリークォーターにフォームを変えた鈴木の好投が光る。
2階の食事処の脇にも喫煙スペースがあった。裏階段から水道橋西通りを見下ろしながらの外気浴が最高。金髪モヒカンのスタッフは喋れば親切、給仕のインド系スタッフも人懐っこい笑顔の接客で気分がいい。湯上室に置いておいたタオルは片付けられたか使われたか、これも受付に言えば布おかわりしてくれる。
追いサウナの頃には浴室に人が増えていた。建て付けの悪いサウナ室の扉を閉める際、飛び出た棒を引っ張っるかどうかで、そのサウナーのアスカ愛を図れる。
男
[ 東京都 ]
曜日時間:月曜18時
混雑具合:少し混んでた
セット数:3
神田セントラルには1回行ったきり、久しく訪れていなかったのはタバコが吸えないから。サウナをうっすらとしか覚えていなかったので再確認しに行く。
ずしりと重いこの熱さで100度を下回っているとな。謙遜も過ぎる。慇懃無礼なサウナ。本当に98度かしらん。結果、温度は徐々に上がって100度を超えたが、なかなかにきつかった。テレビもBGMもなく、正面の温度計と12分計とただただ見つめ合う。
狭い長方形の水風呂もまた、温度より冷たく感じる。人がいなければ足を伸ばし、後頭部で支えて浮いたりして。先ほどサウナ室で、水風呂のほうからうめき声が聞こえたが、確かにこれは声が漏れる。
3セットきめて、よく冷えた麦茶を飲み干し、脱衣所脇の休憩所でテレビを見ながら綿棒を耳に突っ込んだ。耳をほじっている時が最も弛緩しているかしらん。
男
[ 東京都 ]
曜日時間:土曜18時
混雑具合:まあまあ空いてた
セット数:3
ロッカー:3つのサイズ
蒲田駅から歩いてはすぬま温泉へ。住宅街にぽつねんと大正ロマンが現れる。明確な世界観が素敵。
「イマケン探訪4」
窓のステンドグラスと天井が同じ格子模様で統一感がある。浴室の扉を開けると、風呂に浸かっている人たちが皆こちらを向いていた。両サイドにカラン、真ん中に浴槽。その浴槽に幅がなく、同じ向きになる。全体的に狭いが、それがミニチュアのようで心が躍る。居心地のよさを感じた。レトロな雰囲気がそう思わせるのかしらん。壁絵は一面に荘厳な山、谷、滝。迫力があった。
サウナは90度未満、水風呂は20度とマイルドな設定。それでも物足りなさはない。立ちシャワーを含めて動線もばっちりで快適だった。
休憩スペースがないので炭酸泉で半身浴する。先の水風呂と同じく横並び。今度は自分が、扉を開けて入ってくる人と対面して出迎える。
出て向かいの駐輪場に灰皿があり、そこで一服。夜風が沁みた。
男
男
[ 東京都 ]
曜日時間:木曜18時
混雑具合:結構空いてた
セット数:6
ロッカー:中ロッカーが少し
新宿区と豊島区のちょうど境の落合南長崎駅から静かな住宅街を抜けて栄湯にたどり着いた。番台には外国人のきれいな女性。今日の男湯はサウナのあるカントの湯。
「イマケン探訪3」
白い脱衣所はロッカーも白い。浴室も白いタイルで、目地は水色。男女を隔てる壁には青の、サウナ室の上は黄色の間接照明が灯る。どこか浮世離れした雰囲気がある。と思うのは釈迦サウナの情報があるから完全に先入観である。
そしてその釈迦サウナ。上からオッドアイのお釈迦様に見守られながら汗をかく。さほど熱くはないが頭がぼいんぼいんしてきた。先日の戸越銀座温泉や改良湯の時もそうだ。共通事項があるのかしらん。
水風呂はゆるめの20度で長く浸かる。小学生くらいの子どもたちが、湯船からこの水風呂に入っては休憩を繰り返していた。未来のサウナーたちよ。
脱衣所に椅子が多くあり、そこで休憩をとっているとふわふわしてきた。混雑しない程度の入り具合もリラックスできる。
最後はソロでのサウナ室。寝転がればお釈迦様と並行になり、目が合った気になる。そして回りだした。この絵もグラビティフリー。
水風呂を浴びて着替え、落合の夜道を千鳥足で帰る。
男
[ 東京都 ]
曜日時間:火曜17時半
混雑具合:ふんわり混んでた
セット数:5
ロッカー:小さめの中ロッカーあり
ペインティングユニットのグラビティフリーによる壁絵。描かれている七福神のどれかは分からないが、某福神がジェンベを叩いているではないか。今井健太郎もアフリカンダンスをやっていたという。言わば兄弟子にあたる。
「イマケン探訪2」
戸越銀座温泉もカランの島を背にして浴槽があり、目隠し機能がついていた。薄オレンジのタイルに日の光が差してより明るい。今日は男湯が陽の湯。
こちらはコンフォートサウナではないはずだが、湿度が高くて頭がぼーっとしてきた。この手のサウナは思考が停止する。2段6人と、テレビの辺に1段2人、面積はコンパクトながらつめ込んでいる。
扉を開けてすぐ水風呂だが、かけ水よりかけ湯派なので立ちシャワーへ。軟水と電解水の2タイプあった。ははーん、やはり軟水のほうが柔らかいな、と思ったけどよくよく考えたらおそらくそれは水圧のせい。
深い水風呂でしっかり冷やして階段を上り、露天で外気浴する。はじめは明るかった露天も最後のセットでは夜の帳が下りて2度楽しめた。黒湯の露天風呂で皆テレビ。宣言明けても静かに浸かり、静かに見てた。
男
[ 東京都 ]
曜日時間:日曜13時
混雑具合:悪天候でも混んでた
セット数:3
ロッカー:中ロッカーあり
これは千載一遇のチャンス。雨風が強い日ならば、人気が高いと言えど駅から遠い改良湯は空いているはず。ずぶ濡れになりながら、しかし読み外れた。開店と同時に入ったのにサウナ室は渋滞が発生している。都内の銭湯イキタイ数1位は伊達ではない。
「イマケン探訪1」
いつでも混んでると評判だったので、近いが足が向かなかった。しかし嫁が最もととのった銭湯だと鼻息が荒かったので気にはなっていた。曰く、今井健太郎建築の銭湯は動線がすばらしいと。
炭酸泉に軽く使ってからまずは水通し。黒を基調とした室内の中でも、三面を壁で囲んでとりわけ暗く、一筋のライトがきらめく水面を照らしている。女湯のほうは、入りと出で口が2つ用意されてスムースらしい。
サウナ室は2段で8人。かなり密なのでいつものスタイルのあぐらがかけない。座面に奥行きがあり、体育座りで温まった。老いで体が固くなり、狭い面積におさまるのが苦手になってきたが、それでも体勢がとれるくらい縦には余裕がある。混雑で回数をこなせないと判断して、1セットを普段より伸ばした。
カランは体を洗う人よりも休憩で使う人が多い。脱衣所の休憩椅子もおおむね埋まった。黒い浴室に対して脱衣所は白くて開放的。場所柄からか客層がえらく若い。友連れも多く見られたが、黙浴が徹底されていた。
浴槽とカランの島がくっついており、先の水風呂同様に遮断された空間が多い。意図的に死角を作っているのかしらん。壁絵は抽象絵画と思いきや、よく見ると松の木やら茅葺の小屋やら古き原風景が描かれていた。今昔のクロスカルチャーかしらん。
男
[ 東京都 ]
曜日時間:土曜15時
混雑具合:もんまりと混んでた
セット数:5
ロッカー:太くて奥行きあり
天理高校か妙法湯かというくらい紫紺の暖簾が、15時前に出ている。若旦那曰く、結構並ぶので早めに開けるとのことだった。後ろのクラフトビールや地サイダーがおいしそう。
きれいでコンパクト、一番大きいシルキー炭酸風呂に目がいく。柔らかな軟水をまといながら大きい画面のテレビを見ているとなかなか出られなくなる。
サウナは最初90度くらいで汗が噴出しなかったが、時間が経つにつれ温度は上昇し、最後のセットの頃には110度を超えていた。スイングしているBGMといい香りのアロマ水の中、じっくりからどっしりへ。定員6人は大体ほぼ埋まる。
3段階の深さがある水風呂。最深部が1メートルだったかしらん。立ったり座ったり浮いたり、いろいろな体勢で冷やした。
脱衣所には椅子が多くあり、休憩で混雑することもなかった。大きな鏡を正面にした椅子だと、タオルで隠しきれない稲荷が写し出される。あと髪が薄くなってきているなと。
カランは川によって硬水と軟水があって好みを選べた。正直違いが分からないけども。立ちシャワーは放水形状が多様で楽しめる。
帰りがけ、近くに喫煙できるところを尋ねたら裏手の敷地内で吸っていいと言ってもらった。ゆっぽくんサイダーと一服の相性たるや。
男
[ 東京都 ]
曜日時間:木曜17時半、3時間コース
混雑具合:基本的には空いてた
セット数:高温4、トロン2
たまたまかと思い、同じセットを2度試したが、両方すごいのがきた。トロンサウナに入り、全方位の立ちシャワーを浴びて高温サウナ。そこから10度の激しい水流の水風呂から狭く静かな水風呂にうつる。これでいかつい昇天。ノスタルジック四獣の玄武、みづほの底力を知った。
肝は立ちシャワーな気がする。頭には強めで太めのぬる湯、横360度からは優しい水が吹きかける。長く入らないと発汗しないトロンは芯まで温まるが表面はそうでもない。ここで水風呂はきついので、高温サウナへつなぐ経由地としてのシャワーが後に効いてくる。
浴室中央の湯船もトロンをうたう。やたらとトロン推し。口上を読むとドイツのバーデンバーデンにあるトロン温泉に由来しているらしい。貴族の湯ともある。たしかにいい意味での退廃感が没落貴族を思わせる。いい意味で。そこに浸かりながらガラスの天井を見上げ、最初明るかった空も徐々に暗くなり、寒くなり、ラジバンダリ。いい意味で。
向かいの喫茶店ルアンに、前回は日曜18時ラストオーダーで入店できず、今日こそは寄ろうと思っていたが木曜定休だった。いつも調べが甘い。調べていないと同義。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。