絞り込み検索

地域

選択する

条件

選択する

サンム

2023.05.19

1回目の訪問

はすぬま温泉

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計420施設

大正ロマン。訪れた者が皆、口を揃えてそう称すように、私も多分に漏れず、同じ言葉を使いたくなった。帰り道はノスタルジックな感情を抱いたまま、生温い夜風に触れつつ、蒲田駅までの道のりを歩いた。

『はすぬま温泉』さん。その名の通り、本来の最寄駅は蓮沼駅となる。住宅街のど真ん中、暗くなった夜道に煌々と光を灯す。色ガラス入りのアンティークなガラス窓が等間隔に並ぶ姿は、やっぱりどう見ても大正ロマンの雰囲気。

サウナ付き800円。PayPay支払可能。大小タオルとフックキーを受け取りながら、ご主人の懇切丁寧な説明を聞く。逸る気持ちを抑えながら脱衣所へ。ロッカーもレトロなデザインで大小さまざまなサイズがあって使い勝手が良い。

今井節を感じざるを得ない、徹底された空間作り。浴室は溜め息が出るくらい洗練されている。いみじくも今井氏がコンセプトに掲げる「旅情」を肌で感じる。天然温泉に浸かりながら、壁面の絵付けされたタイル絵を眺め、しみじみ思う。お隣にはしゅわしゅわと弾ける炭酸泉。贅沢。

♯サウナ ★★★★☆
白くてまだ新しい木板がパッと陽気で明るい印象をもたらす。L字の座面上段に座ってみると、微かに聞こえるのは、鳥のさえずりと川のせせらぎの音。90℃に届かない室温もこの癒しの雰囲気に合っている。

二巻の遠赤ガスストーブがジリジリと頑張っている。マイルドだと思っていたのは最初だけで、5分も過ぎるとしっかりと汗が出てくる。蒲鉾みたいな形状の変わったビート板にぽつぽつと滴るほどに。

♯水風呂 ★★★☆☆
天然温泉を堪能できる水風呂、との触れ込みは確かに魅力的。滑らかで肌触りの良い水質は温泉ならではというのも痛いほどに分かる。ただ水温については正直なところ、物足りない。

おおよそ24℃。例えとしてではなく、ずっと入っていられると本気で思った。現にいつもは間に挟む休憩の時間をカットして、サウナと水風呂の交互浴に勤しんだのだから。

♯休憩 ★★★☆☆
ヒンヤリとした脱衣所にはい草の敷かれたベンチが二つ。何処ぞの銭湯やサウナ施設で見かけるプラスチック椅子や傾斜の付いたベッドなどは存在しない。

当たり前っちゃ、当たり前。それよりか、浴室内の邪魔にならないスペースを見つけて、浪漫に満ちた内装を心ゆくまで楽しみながら、休んだ方が何倍も良い。

トータル的に言えば、サウナのみを楽しむ場所ではなく、お風呂をメインに浴場全体の雰囲気を味わいながら、ついででサウナに入る、くらいの感覚で良いのかも知れない。

いずれにせよ、独特の個性を持つ、唯一無二の銭湯でした。また折を見て来ます。

続きを読む

  • サウナ温度 88℃
  • 水風呂温度 24℃
147

サンム

2023.05.15

1回目の訪問

♯新規開拓/累計419施設

勝手にヨーロピアンなスパ施設を想像していたのだけど、それとは真逆のアジアンテイストでバリ風な場所だった。鶴見区は獅子ヶ谷。駐車場は広くたっぷりあるので、車でのアクセスがお勧め。送迎バスも◎

『スパ リブール ヨコハマ』さん。1階から5階まで丸々。入口は薄暗く怪しげな雰囲気を醸し出しているものの、ひっきりなしに人がやってくる。1時間のクイックコースと迷うが、今日は通常で。1520円。

2階が脱衣所。とっても静か。館内着に着替えて、3階を覗き見。所狭しと並べられた漫画本コーナーとレストラン。激辛鉄火麺で腹ごしらえ。辛さレベルは一番下にしたけど、それでも十分辛い。ここでも汗ダラダラ。

4階が浴室スペース。タオル類はこちらに備え付けられている。浴室内も至る所にバリっぽい雰囲気。温泉は黒湯の源泉掛け流し。とろみがあって、まろやかな肌触り。

内湯には日替わり湯があり、本日は鮮やかなピンク色のカーネーションの湯。母の日を意識してかな?種類は少ないけど、外湯にも壺湯があったりして工夫が見られる。

♯サウナ ★★★☆☆
いままで一度たりとも見たことのない作り。階段にも見て取れる幅の狭い二段の座面をヒョイと越えると、その先に広がるのはこれまたデンと大きい座面。大人4人が寝転べるくらいのサイズ。言葉で形容するのが難しい。

煉瓦で囲まれたストーブ。室温は90℃くらい。決して熱いって感じはしないけど、モワッと熱さが押し寄せてくる。TVあり。座面の形状のせいか、なんか不思議な時間を過ごしている感覚になった。

♯水風呂 ★★★★☆
黒湯の源泉の色素を抜いて、無色透明にして冷却した変わり種。サウナに続いてこれまた面白い。一癖も二癖もあってワクワクしてくる。元々が黒湯だったわけだから、当然その泉質は良くって、ぬるっとした体感もそのまま。

水温も16℃ほどで適温。お隣に不感の湯とも取れる温度帯の源泉掛け流しの浴槽もあったりするので、水風呂と段階的に使うのもアリ。

♯休憩 ★★★★☆
しっかりとした外気浴ができる。ベンチが四つほどあるのに加え、椅子が二脚。そもそも混雑は然程していないので、これくらいの数でも充分。風も良く通るし、春の外気浴に最適。

総合的に言えば、異空間とまでは言わないけど、所々どことなく変わってて、飽きのこない施設であった。気付けば4セットもしてたみたい。

レストランも広々、漫画もたくさんだし、岩盤浴もできたりするので、一日を通してゆっくりと楽しんでみても良いかも。群雄割拠の鶴見エリアでも確かな存在感。他に負けてない。また折を見て来たいと思います。

続きを読む
127

サンム

2023.05.15

2回目の訪問

渋谷SAUNAS

[ 東京都 ]

チェックイン

続きを読む

サンム

2023.05.08

1回目の訪問

♯新規開拓/累計418施設

GWのような長期休暇を上手いこと使って、普段フラッと来ることのできない地方都市のサウナに赴く。旅行×サウナの組み合わせはいつだってワクワクする。今回もそんな気持ちを携えて、長野県まで遠路はるばるやってきた。

『天空のサウナ 梅の屋リゾート 松川館』さん。長野県内においてはTheSaunaさんに次いで第二位のイキタイ数を誇る当館。一見、普通のお宿のように見えるが、支配人のこだわりが随所に発揮された、サウナーにとっては垂涎ものの秘境であったことを初めに記しておきたい。

今回は宿泊での利用。完全貸切となる天空のサウナは予め利用する時間が指定されており、パブリックの森のポルクサウナは宿泊の場合、夜の時間帯に楽しむことができる。どちらも男女共用と珍しい。

受付近くにはサウナ関連のグッズが陳列され、オリジナルのサウナハットや美大卒のアーティストによるデザインTシャツ等、興味が湧く品々が多い。その他にも地元のワイナリーで生産されるワインなんかも置かれている。

湯の花が浮かぶ高温の天然温泉が張られた内湯の用意もあるが、通常の温泉旅館と比べると簡易的。あくまでもサウナ特化型の旅館といった印象。

♯サウナ ★★★★★
森のポルクサウナ。建物に沿って作られた通路をぐんぐんと進んでいくと、専用のエリアが現れる。中央にはパチパチと弾けて燃える焚火があり、それをぐるっと取り囲むようにコールマンのインフィニティチェアが並ぶ。

水風呂を挟むようにして、左右に二つのサウナ室。110℃の高温を誇るビアンカと85℃のマイルド設定のフローラ。ドラクエファンの心をくすぐるネーミング。新しくデボラも作られたりして。

どちらもサ室の形状は同じで三段掛けのストレート。最も低い位置にHARVIAのオーバースペックヒーターが置かれ、セルフロウリュが可能となっている。雰囲気も抜群でライティングのセンスが素晴らしい。

天空のサウナは80℃台の優しめな設定。Tyloのストーブ。畝るような形状の木の座面が特徴的。

♯水風呂 ★★★★★
ポルクの方は深さ120cmの四角い水風呂。水中に潜ませたライトが七色に怪しく光る。天空は樽型の水風呂で兎に角冷たい。体感グルシン。どちらもそれぞれ特徴があって、両者面白い。

♯休憩 ★★★★★+★
森に囲まれ、自然に帰ったような気分を味わえる。ポルクは夜の帷の中、パチパチと弾ける焚き火をただ一点見つめて。天空は鳥の囀りを耳にしながら、遠くに望む黒姫山を朧げに見つめて。開放的で唯一無二の時間。

夜も朝も別々の楽しみがある、至福のサウナタイム。問答無用で良い。

続きを読む
131

サンム

2023.05.05

1回目の訪問

♯新規開拓/累計417施設

2024年1月8日をもって閉店することが決まっている当館。訪れた日は丁度残り250日と云う節目のタイミングで。入口にあったカウントダウン掲示からは淋しさを感じたが、ゴールデンウィークならではの家族団欒の雰囲気もあって、すぐに馴染んだ。

『よみうりランド 丘の湯』さん。その名が示す通り、よみうりランドのすぐお隣にある。今回は自家用車での訪問となったが、電車の場合、駅で降りてからゴンドラに乗り継ぎ、当館を目指すこともできる。遊園地気分がここでも味わえる。

施設の駐車場は高台となっていて、間近に大きな観覧車を望むことができる。名門よみうりゴルフ倶楽部、ジャイアンツ球場、東京ベルディグラウンドなんかも近くにあったりして、スポーツも盛んな地域だ。

客層は土地柄か家族連れや地元のお爺ちゃんが多く、アットホームで肩肘張らない点が魅力の一つ。またレストランのメニューは大半がそば・うどんとなっており、力の入れようが見て取れる。

浴室は一般的なスーパー銭湯と似た造りになっているが、内湯の麦飯石の浴槽が良い感じ。露天は中央に円形の絹の湯があり、大きな存在感を放っている。気取らないシンプルな造り。

♯サウナ ★★★★☆
六段掛けと縦に長いタワー型サウナ。正面のTVを挟んで、遠赤外線ガスストーブが二基。一番奥に階段があるので、退室の際はぐるっと回って出る。ビート板が無いので持参推奨。

運良く全セット最上段をゲット。室温は高いところにある室温計で90℃表示だったので、そこまでのパワフルさは無い。じんわりじっくりタイプ。

露天スペースに身を低くして入る釜風呂があり、ここが塩スチームサウナになっている。中央に置かれた二基のストーブから定期的に多量のスチームが湧き出る。空いてて良い感じ。

♯水風呂 ★★★★☆
壁に埋め込まれた備長炭を伝って水が注がれるタイプの浴槽。お陰で余計な匂いや澱みも無く、澄んだ肌感が保証されている。水温も15℃付近とバッチシ冷たい。ラストセットに汗流しカットマンに遭遇したのだけ残念。

♯休憩 ★★★★☆
露天スペースの向かって左側ではズラッと裸の男達が寝転んでいる。手前は三人分のととのい処。奥は八名くらい?の寝ころび湯。お日様がダイレクトに当たるため、サウナ利用者の休憩としてのみでなく、絶好の日向ぼっこスペースとして、人気が高い。

その他にもプラ椅子やら木のベンチもたくさんあるので、休憩場所に困ることはないだろう。

施設の老朽化は否めないが、まだまだ戦えそうなスーパー銭湯であったので、閉館は残念。閉じてしまう前に来ることができてよかった。

続きを読む
133

サンム

2023.05.03

1回目の訪問

水曜サ活

新呑川湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計416施設

疲れが溜まってたのもあるけど、超ヘビー級のサ室と気取らない居心地の良い雰囲気が後押しして、いつも以上にととのうことができた。思わず、ニヤっと笑ってしまうくらいに。

大田区大森南。細長く東京湾への伸びる呑川のほとり。公共交通機関ならバスでのアクセスがお勧め。自家用車の場合でも、駐車場4台分のスペースあり。

『新呑川湯』さん。大人から子供まで多くの人の笑顔で溢れる談話室。アットホームな雰囲気。料金はサウナ付きで700円。レンタルタオルは小のみで20円。サウナマットが敷かれていないので、レンタル100円もしくは持参推奨。

脱衣所はとっても綺麗。ここだけ新しく改装したのかな?って思うくらいに。反面、浴室はどこか懐かしさを覚えるような作り。正面左のガラス張り個室はラドン泉と電気風呂。はたまたシルキーバスと炭酸泉は同じ浴槽にあるので、境目で軽く喧嘩してる。笑

フラッと右の扉の先を抜けると、露天風呂の表記。正確には屋内なので、擬似露天風呂。岩造りだし、雰囲気は感じるけどね。親子が横に並んで、笑顔で会話してる。とっても微笑ましい。

♯サウナ ★★★★★
フックキーを使ってサウナ室の扉を開ける。瞬間的にモワッと熱せられた空気が顔に触れ、思わず、熱っつ!と声を発してしまう。室温計を確認すると、何と130℃を指している。久しぶりの超高温サウナ。いざ、勝負。

その室温は人の出入りによって125〜132℃の幅で変動した。二段掛けL字の8名収容サイズ。入口正面には赤煉瓦で囲われた立派なストーブがある。ストーン量も多く、見るからにパワフルな見た目。

サウナ室内にTVは無く、軽快に流れる有線音楽のみ。洋楽だったり、昭和歌謡曲だったり。軽快なリズムの中、顔をクシャクシャに顰めながらヘビー級の重たい熱を受ける。あちぃ。

♯水風呂 ★★★★☆
サウナ室を出て、右奥の方向に進むと水風呂がある。奥まったところにあり、壁で遮蔽されているので、人目をあまり気にせず寛ぐことができる。

水温は17℃ほどで本来であれば一番好みの温度帯だが、あの超高温サ室の後である、もう少しだけ低くてもいいなと思ってしまった。笑 それでも、バイブラがあったりするので、長めに使って、鼓動を落ち着かせる。

♯休憩 ★★★☆☆
擬似露天風呂のあるスペースにプラスチックの椅子が二脚ある。殆どの場合、この特等席は埋まっているが、先述の真新しい脱衣所にも木のベンチがたくさん置いてあるので、何も心配する必要は無い。

身体中に斑らな赤斑点。あまみが凄い。分かりやすく熱くて、分かりやすくととのえる場所。かなり好み。

続きを読む
142

サンム

2023.05.02

1回目の訪問

渋谷SAUNAS

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計415施設

年の瀬にとんでもない施設が爆誕したとの噂がサウナ界を駆け巡ったのは記憶に新しい。渋谷に颯爽と現れたその施設はサウナブームの火付け役、漫画サ道の作者であるタナカカツキ氏が監修したこともあり、その人気に拍車がかかった。

これだけの注目度である。オープンから数週間経っても週末は予約争いも起こるくらいの人気ぶりであった。混雑は元々好まないので、少しばかり落ち着いたこのタイミングで初めて訪問することにした。

国道246号で隔たれた比較的静かな桜丘町エリアに悠然と佇む。外観内観ともにお洒落。ハイセンスなデザイン。WOODSとLÄMPIの二つに分かれ、男女日替わりの交代制。偶数日は男性がWOODS側。

大小タオル付で3,850円(休日料金)。2時間が基本コースだが、ラウンジでドリンク一杯でも注文すると30分無料延長となるシステム。正直言うと、高い。攻めてるなって思うけど、それだけのクオリティはある。

浴室も2フロア。サウナ5つに水風呂2つ。温浴は無く、立ちシャワーが3つのみ。入ってすぐのフロアは全室屋内。コンパクトなサイズ感だけど、シックなテイストで格好良い。一方で上階は全面屋外で開放的。木の温もりを感じる。

♯サウナ ★★★★★+★
一言で言うと、文句なし。様々なコンセプトをそれぞれが体現していて、一度で二度も三度も美味しいフルコースメニューのようなサウナ施設だと思った。

①VIHTA
→複数のヴィヒタが天井から吊るされた半個室サウナ。3名分のスペースがあり、パーソナルな空間の中、芳しい香りと共に蒸される。
②HARMAA
→グレーを基調としたオートロウリュサウナ。最奥にポコっと窪んだおひとり様専用スペースが良い感じ。
③KERO
→清潔感がありながらもしっかりとケロの歴史を感じる空間。セルフロウリュも可能で満足度高い。
④TUULI
→一番の大箱サウナ。時間帯によってはアウフも楽しめる。ライティングも絶妙で大窓からは外の様子を伺い知ることができる。
⑤ TEETÄ
→茶室をイメージ。座面が緩やかな弧を描いたサ室。個人的には一番好み。セルフロウリュもコンパクトなだけあって、存分に熱い。

♯水風呂 ★★★★★
各階に一つずつの二種類。上階は身体がスッポリと収まる深さを特長とするのに対して、下階は寝湯のような形をしているので、浅くはあるものの楽な体勢を取れる。

♯休憩 ★★★★☆
造形美すら感じる屋外の休憩エリア。複雑な形のウッドデッキとそこら中に植えられた観葉植物たちに囲まれた自然味溢れる癒しの空間。

計算し尽くされた、素晴らしい施設。

続きを読む
150

サンム

2023.04.25

1回目の訪問

♯新規開拓/累計414施設

サウナ特化型のスーパー銭湯。もとい、アウフグース傾注型のエンタメスーパー銭湯。方々から噂は聞いていたが、館内の至る所からその真髄を垣間見ることができた。

日曜日の今日は神奈川方面で友人たちとゴルフ。暑すぎることもなければ寒すぎることもなく、猛威を振るった花粉もどこかへ消え去り、季節的には最高のシーズン。

ゴルフ場のお風呂はカットして、帰りの東名高速の渋滞覚悟でこちらへ寄り道。『湯花楽 秦野店』さん。入ってから気付いたけど、こちら浴室のサウナ以外にも2階に専用着を着用して入る「癒心」なるサウナ専用フロアがある。

岩盤浴の要領で男女共用の二つのサウナに一つの冷却ルーム。紫水晶が壁面に埋め込まれたアメジストサウナとエキゾチックな雰囲気の黄土サウナ。興味津々だったが、帰りの時間を考えて、本日は泣く泣くスルー。

とは言え、浴室のサウナだけでも十二分のクオリティと聞く。サッと衣類を脱ぎ捨て、先へと進む。一見、どこにでもあるような平凡な雰囲気であるが、よくよく観察すると、室内にデッキチェアがあったり、サウナの近くにクーラーボックスがあったりと、ポイントを抑えている。露天の岩風呂は佐賀の嬉野温泉。内湯の炭酸泉はおじいちゃんたちを中心に大人気。

♯サウナ ★★★★☆
五段掛けストレートの大箱サウナ。手前に遠赤外線ガス、奥にストーンとストーブが二つ。ビート板をお尻に敷いて利用する。毎時00分にはスタッフによるロウリュサービス、15時(休日のみ)と20時と22時にもアウフグースが開催される。

このこまめなロウリュのお陰で全体的に湿度は高め。温度はガッツリと高いわけではないが、よく汗が出る。熱波に注力しているからか、サウナハットを被った方も多い。常連の大声のおしゃべりは正直なところ、かなり目に付く。

♯水風呂 ★★★★☆
広々とした水風呂。水温も15℃ほどで清涼感がある。冷たさは保証されている。掛水カットなど誰もしていないのに、無差別的に注意喚起をするおじさんがいたけど、施設のCS向上に一役買ってるかは甚だ疑問。

♯休憩 ★★★★★
露天スペースのど真ん中、大部分を占める大量の椅子たち。アディロンダックにはじまり、座面が深くゆとりのある玉座イスやら簀子のとものい処やら休憩場所は豊富。サウナ好きなら誰しも満足できる環境。

総じて、レベルの高いスーパー銭湯。常連のシニア層とサウナ好きの若者が入り混じる客層はちょっとしたピリつきも感じられたが、その中でマイペースに過ごした。夜の時間帯のアウフグースや2階のサウナ専用スペース「癒心」についてもいずれどこかで経験してみたい。

続きを読む
146

サンム

2023.04.23

1回目の訪問

桜館

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計413施設

大きな木の一枚板に力強い書体で屋号が描かれる。まるで老舗旅館のような立ち振る舞い。桜の季節にぴったりな地域密着銭湯『桜館』さんに潜入。東急池上線の池上駅より徒歩10分ほどの距離。

のんびりマイペースなご主人に迎えられる。仕事終わりで手ぶらスタイルだったので、貸しタオルやらシャンプー類やらもまとめてお願いする。全て持参の場合、サウナ付きでも600円で済むので、コストパフォーマンスは良い。

1ヶ月を二つに分けて、前半は女性、後半は男性が「壱の湯」を利用することができる。「弐の湯」はその逆。本日は月の後半であったため、男性は壱の湯側。運良く屋上階の展望風呂を楽しむことができた。

大田区特有の黒湯温泉。古くは重曹泉と呼ばれるが、こちらでは「純養褐層泉」として知られる。一階の一部の浴槽と屋上階の露天風呂はこの黒褐色のお風呂となっており、つるつるした肌感は美肌効果が期待できる。

浴室は一階部分がとっても広い。カランが所狭しと並び、白湯に始まり、ジェットバスやら電気風呂やら一通り揃っている。屋外には水風呂があり、上へと続く階段が伸びる。一種のワクワク感がある。

♯サウナ ★★★★☆
メインは高温サウナ。一階にある。サウナ利用者の証となる黄色い薄手のタオルを持って入室する。木板ではなく、ゴムっぽい素材の座面にそれを敷く。

薄暗い空間は少しだけどんよりした雰囲気をしているが、老人たち常連同士の掛け合いが面白い。あーでもないこーでもないと意見が食い違って、話が一向にまとまらない。笑

苦笑いをしてその場をやり過ごし、ニ階のスチームサウナへ。くいっと迫り出すような形の造りで、ガラス張りの窓からは一階の様子が窺える。こちらでは昭和歌謡曲が流れる。熱さもそれなりで良かったが、独特の匂いには慣れるまで時間を要した。

♯水風呂 ★★★★☆
先述の通り、1階の屋外のスペースにあるため、開放感がある。岩造りの浴槽にチラーで冷やされた冷水が元気よく注がれる。体感で17℃くらいだろうか。キリッとした冷たさ。

♯休憩 ★★★☆☆
ぐんぐんと階段を昇っていくと、屋上の展望風呂があるスペースに辿り着くが、その道のりは中々に長い。浴室内に目立った休憩スペースが無いので、選択肢としては多少頑張って、屋上を目指す他ない。

ただ屋上そのものは静かで落ち着ける雰囲気をしており、壁際にベンチの用意もあるため、満足度は高い。ゆっくりと長い時間をかけてこの幸せを噛み締める。

退館した後、目の前の中華料理屋「さくらっ娘」へ。店主が老体に鞭を打って作る炒飯は絶品でした。是非こちらもご賞味あれ。

続きを読む
123

サンム

2023.04.18

2回目の訪問

文化浴泉

[ 東京都 ]

リニューアルオープンを遂げたと聞いて、気になってはいたのだけれど、直後だと途轍もなく混雑するんだろうなとどこか後ろ向きになってて。週末に時間が出来たので、意を決して訪れてみた。

『文化浴泉』さん。東急田園都市線の池尻大橋駅より数分。土地柄、アクセスの良さとジャズが流れるサウナ室とか積極的なグッズ展開とか、ネオ銭湯的な新しさもあって、若者人気が凄い。

訪れたのは日曜日の11時30分頃だったけれど、店外まで若者で溢れてた。恐る恐るサウナ利用を申し出ると案の定、引換札を渡されてその場で待つことに。

この人の入りだ。どんだけ待つんだろうな...と思っていたが、存外回転が早い。10名くらい前客は居たと思うが、ものの20分ほどで番号を呼ばれた。諦めずに待つことも大事ね。せかせかしない。

温浴とカランは大きく変わった様子は無かったけど、以前は存在しなかった専用の休憩室ができている。昨今のサウナブームを逃さないぞと言わんばかりの魔改造。サウナーには嬉しい変容。

♯サウナ ★★★★★
サウナ室の扉を開けてこれまたビックリ。熱が逃げない仕組みの二重扉を抜けると、SAWO社のサウナストーブが眩い光に照らされている。ムーディーな雰囲気の薄暗い環境の中にあって、それは神々しく輝いて見える。

二段掛けの座面が向かい合わせになっており、小気味良いジャズミュージックをBGMにしながら、ただ黙々と蒸される。20分毎のオートロウリュウはかなり激しい。スプリンクラーからは勢い良く水が噴射され、その時間も長い。

落ち着ける雰囲気なんだけど、威力もパワフルで、この上ないサウナ室。ただ、入場制限を敷いている割に浴室に人が多く、ラストセット時は5名のサウナ待ちが発生した。

♯水風呂 ★★★★☆
爆発力のあるチラーがこれでもかとハイパフォーマンスを繰り広げる。水温14℃ほど。問答無用で冷たい。奥側にはバイブラもあって、更に体感温度は下がる。ギリギリまでサウナで追い込んで入るくらいでちょうど良い。

奥まった場所にあるため、遮蔽感が担保されているのも良い。深さもたっぷりあるので、冷たい水風呂好きには堪らないと思う。褒めるポイントは沢山だけど、私には少し冷たすぎるかな...笑

♯休憩 ★★★★☆
先述の専用休憩室。小部屋にズラリと椅子が並ぶ。等間隔に同じ方向を向いているので、少し圧倒される。よくよく観察すると、うち数脚がオットマン付きのアディロンダック。上を見上げると扇風機が旋回しており、内気浴ではあるものの、少しの工夫がされていて、この点はやっぱり嬉しい。

進化した文化浴泉さん、人気なのも納得。ナイスリニューアル。

続きを読む
147

サンム

2023.04.17

1回目の訪問

♯新規開拓/累計412施設

慌てふためく金曜日の夜。蒲田駅西口の雑踏を横目に一目散に向かうは駅近のスパ施設『SPA&HOTEL 和-なごみ-』さん。なんせ今日は時間がない。夕食までの1時間一本勝負。スピードコース1580円。

まず初めにボーンヘッドを一つ。余りにも急いでいたため、事前の調査を全くしなかった結果、水風呂を一つだと思い込み、肝心の黒湯水風呂を経験する事なく、退館してしまった。たまにやっちゃうのよね。

まあそんなやらかしも、後の祭りってわけで、滞在時は満足感でいっぱいだったのでオールOK。また来れば良いってことにしよう。次の楽しみが増えたとポジティブに捉えよう。

西口のドン・キホーテの裏手、居酒屋やパチンコ店が立ち並び、決して治安が良い場所とは言えないが、館内に入って仕舞えば、雑踏などどこ吹く風。落ち着いた空間で居心地が良い。

清潔感のあるスパ施設。3階が男性専用フロアとなっているが、脱衣所も広々としていて良い。ササッと洗体をして早速サウナ。外から中を覗くと、人は1人も居らず貸切状態。ラッキー、ツイてる。

♯サウナ ★★★★☆
広々とした造り。ウッディーな雰囲気で安心感がある。座面はL字で三段掛けと二段掛けの各辺。ふかふかマットに優しいライティング。ストーブは対流式で包み込むような熱体感。バチッとは来ないけど、じんわり。

小ぶりなTVと癒し系のBGM。決して喧嘩はしてないけど、どちらか一つでも良いかなと思った。とにかく空いていたので、満足度が高かった。金夜だからもう少し混むと思ったけど、いつもこれくらいなのであれば、かなり良い。

♯水風呂 ★★★☆☆
そして、冒頭やらかしの水風呂に繋がる。サウナ室を出て掛け湯をして、そのままお隣の水風呂にドボン。水温20℃ほどで2名収容くらいの小さめサイズ。大きな特徴は無く、至って普通。もう一種類、黒湯水風呂があったとは...!後悔先に立たず...。

♯休憩 ★★★★☆
半露天のような屋外スペースには白色のプラスチック椅子二脚とひんやりとした石造りの丸椅子が複数。外気を取り込めるよう窓を開けているけど、あまり風通しは良くない。

黒湯の露天風呂は漆黒の闇のようで、ずっと見ていると吸い込まれそう。奥にちょっとしたスペースもあるので、そこにもたれて足を伸ばすのも良かった。内湯にもベンチあり。数は充分。

駅近でサクッと利用する分には適。ちょっと割高だけど、綺麗で空いているので、相応の満足感。岩盤浴もあるみたいだし、利用の幅も広そう。蒲田には他にもたくさんサウナがあるので、これから開拓していきます。またいつか訪れたいと思います。

続きを読む
132

サンム

2023.04.12

2回目の訪問

水曜サ活

富士見湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計411施設

実は私、少し前に車を買い替えて、購入後初めての6ヶ月点検を迎えたのだが、そのディーラーが昭島にあるもんで、紹介先とはいえ、自宅からは遠く、正直面倒だなぁと愚痴をこぼしながら、中央道を直走ったわけです。

しかしながら、昭島といえば都内有数の名水地区。北は玉川上水、南は多摩川と豊かな緑と水に囲まれた自然味あふれるエリア。点検の後は無論サウナ。ノータイムで狙いを付けた銭湯に向かうことに。

『富士見湯』さん。以前から気になって気になってしょうがなかったのだが、訪れる機会に恵まれず、先延ばしになってしまっていた。何と!銭湯であるのに、営業時間は12時〜翌朝9時。無数の漫画に寝ころびゾーンまであって、なんちゅう自由な銭湯なんでしょ。

日曜日の真っ昼間。ゆっくりと時間が流れていく。サウナ付きで700円。お財布にも優しければ、人にも優しい受付のおばちゃん。軽く談笑して、漫画が敷き詰められた本棚を横目に男湯へ。

光が差し込む明るい浴室。真正面の壁画がとっても個性的。不思議なタッチのカラフルな描写で、くじら・招き猫・鳳凰・プードルなどが描かれる。向かいにある寝ころび湯に浸かりながら、思わず見入ってしまう。

内湯の温浴は左から低温(電気・ショルダージェットあり)→中温(丸型のハイブラジェット)→高温(白湯)となっており、外にも岩造りの露天風呂(桜湯)があって、ラインナップは充実。

♯サウナ ★★★★☆
時間帯によって雰囲気が変わるとある。18時まではクラシックサウナということで、90℃設定のTVありで室内は明るい。18時以降は瞑想サウナと呼ばれ、100℃設定でTVには焚き火の映像となるようだ。

入室するとすぐにヴィヒタの香りに包まれる。束が入口付近に3つほど吊るされており、良い香りをさせている。座面はL字型で奥が二段、横が一段となる。遠赤外線ガスストーブ正面の二段目が一番熱い。

♯水風呂 ★★★★★
さすが、昭島。陽光に照らされた水面の汚れは若干気になったものの、入ってみるとあらビックリ。冷たすぎず、ぬるすぎずの清らかな水がスーッと身体に澄み渡っていく。浄化される感覚。水質ってやっぱり大事よね。

♯休憩 ★★★★☆
決して広くはない露天スペースなんだけど、うまいこと深緑色をしたアディロンダックを三脚配置してくれている。お昼の時間に訪れると、ちょうど太陽が屋根の隙間から照らしてくれる形になるのだが、それがとっても良い。

日光浴。光を存分に浴びて、水風呂に長めに浸かった後でもすぐにポカポカしてくる。この瞬間を味わうためにサウナがある、そんな気さえした。お薦め。

続きを読む
145

サンム

2023.04.10

1回目の訪問

サウナ道場

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計410施設

4/8土曜日のお話。昨日は会社の歓迎会があったので起き抜けはどうもスッキリとしない。ただ折角早く起きたので、このまま朝ウナでも敢行しようとまだ眠い目を擦り準備を始めた。

渋谷センター街を突っ切った先。都心ど真ん中の好立地ということもあって、完成した当初から各方面で話題奮闘。一度タイミングを見てお邪魔したいなと考えていたのだが、今日がその時だ。

『サウナ道場』さん。眠らない街、渋谷の朝方は昨晩の残り香が感じられ、まだどこかざわつきがある。当施設も24時間営業と街と真っ向勝負の佇まいで来る者を迎える。男性専用施設で道場と名を冠すその場所は正に漢の園。いざ、出陣。

歌舞伎役者の隈取りをモチーフにしたロゴはインパクトがある。スタッフは若者が多く、渋谷のサウナ!といった勢いのある様相だが、和をモチーフにしており、日本ならではの趣もある。

料金は60分1500円もしくは90分1800円がベース。朝ウナは少しだけ安く、9時までに入れば60分1000円で利用できる。大小タオル付きなので、手ぶらでの利用も可能だ。

浴室内は奥まったスペースにカランがあり、中央にはズラッとインフィニティチェアが並ぶ。その様は圧巻でこの後への期待が増す。小ぶりだが温浴の用意もあるのは有り難い。

♯サウナ ★★★★★
そもそも各階の天井が低めの作りとなっているので、熱が良く篭りやすいのであろう。稀に見る熱さのサウナ室は上級者向けのテイスト。分かりやすく、熱い。どデカいサウナマット片手に座面を目指すが、兎に角熱い。

座面に段差はあるものの、どこに座ってもそこまで体感温度は変わらない。中央のストーブを覗いてみると、ゴロゴロのストーンがたくさん。サイズも大きく、このパワフルな体感も納得がいく。

15分に一度のオートロウリュウとスタッフによる熱波もあるので、ここから更に己を追い込むことができる。TV・BGMの類はなし。正にサウナ道場の名に相応しいサウナ室である。

♯水風呂 ★★★★★
このサウナ室の後の水風呂がぬるかったら、モヤモヤが溜まることだろう。ただそんな心配をよそに水温は11℃台を表示している。本来の設定はグルシンとあるが、これくらいがちょうど良い。

♯休憩 ★★★★★
激アツサウナからキンキン水風呂を経て、先述のインフィニティチェアにダイブ。ととのい間違いなし。問答無用で良い。視界ぐるぐるの多幸感。一脚だけ、少し変わった形状の椅子があって、無重力感を味わえる。

分かりやすく、ととのえるサウナ。バチッと決まりたい時にオススメ。みなさんが高評価なのも納得のクオリティです。

続きを読む
178

サンム

2023.04.06

2回目の訪問

本当は神奈川県の新規開拓を進めるべく、スパリブールヨコハマさんをターゲットに定めていたのだけれど、機器の故障?か何かで臨時休業とのこと。そうなれば新規開拓ではなく、再訪を心に誓った施設に向かうとしよう。

『ヨコヤマユーランド鶴見』さん。前回訪れた時の記憶は今も鮮明に残っている。レトロな風貌とやけに落ち着く空間。おじいちゃんおばあちゃんのワンダーランド。お決まりの名物坦々麺。想像するだけでワクワクする。

てなわけで、立体駐車場に車を停車させて、その門を叩いたのである。パッと明るいライトが照らす一階フロントにはお客の姿は無く、あれ?空いてる?と自身の目を疑った。

そんな心配をよそにひとたび二階へと足を踏み入れると、あれよあれよと湧き出てくる(失礼)老人たち。お!若者か!珍しいな!と先輩方から檄が飛ぶ。実際はそんなに若くないのだけど、ここでは赤子のように扱われる。笑

浴室。良い意味でなーんにも変わってない。このひと昔前の感じが堪らなく好み。ヒノキ浴槽の天然温泉に浸かって、辺りをじっくりと見渡す。やっぱり良いなぁ。

黄土サウナ。あれ?座面の木板、新しくなった?以前の訪問がかなり前なので、情報のアップデートが間に合ってなくて御免なさい。でもまだ新しい感じ。木の香りもしっかりするし。

前はゴロゴロ無造作に置いてあった石たちも纏めて端に寄せられてる。ストーブは遠赤2基のパワフル仕様。100℃ほどの室温に間違いは無い。バッチリ熱い。

今日ばかりはいつもよりも長めに。その熱さを我慢したのちに入るキンキン水風呂だけを楽しみに、顔を顰めながらも10分粘る。よし、そろそろ頃合いだ。いくか。

おっと、その前に。しっかり汗を流すには傍らのビックリシャワーを使うと良い。ボタンを押すと頭上からとんでもない勢いで水が滝のように流れ落ちる。まるで気分は修行僧。

デンッ!と構えるお目当ての水風呂。やっぱりユー鶴と言ったらこの水風呂を語らずには始まらない。水温14℃。もう少し冷たかった印象だけど、キリッとした肌感は変わらない。軽く痺れる感じがイイ。

ふらふらしながら、扉2枚を開けて外のスペースへ。おお!コールマン2台にプラ椅子もたくさん。神々しさすら感じる。珍しい白迷彩柄のコールマンを水平にして、存分に微睡む。たまらん。

この季節の外気浴は本当に素晴らしい。四つ並んだ寝ころび湯はおじいちゃんたちの格好のウトウトスペースになりがちだけど、それも一周回って愛おしく思える。

湯上がりは決まって坦々麺中辛。塩分が身体に沁みる。次は大辛?いやその先の激辛?鬼辛?獄激辛?にいってみようかな?本日も良いサウナでした。

続きを読む

  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 14℃
151

サンム

2023.04.04

1回目の訪問

溝口温泉 喜楽里

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計409施設
※タイムラグご容赦下さい

神奈川県のサウナはこれまで有名どころを20〜30くらいしか訪れてこなかったので、これからまだまだ開拓のしがいがあるぞ、とワクワクしていた。

日曜日の昼下がり。まずは近場からだなと、車を走らせ向かったのは神奈川県川崎市。最寄りは南武線の武蔵新城駅となるだろうか。こちらも湯楽の里・喜楽里を経営するスパサンフジ傘下のスーパー銭湯。

『溝口温泉 喜楽里』さん。年季の入った建物は塗装が剥がれていたり、ところどころ黒ずんでいたりして歴史を感じる作り。いわゆる和風スーパー銭湯の類いだが、子連れのファミリー層などは居らず、館内はとても静か。中学生以上限定のカラクリ。

休日入館料1130円にタオル・館内着は含まれない。そのまま二階に上がって、早速浴室へ潜入。なんせ一週間ぶりのサウナ。はやる気持ちを抑えることに必死だ。

浴室は幾分かコンパクト。特に浴室内にある天然温泉を用いた高濃度炭酸泉が人気。まるでパズルを埋めるピースのように、はたまたテトリスのブロックのように、大人たちが褐色のお風呂に身を狭くして浸かっている。乳白色のシルク湯と露天のど真ん中に構える岩造りの天然温泉もいい感じ。

♯サウナ ★★★★☆
メインの高温サウナは大人気。日曜日ということもあってかサウナ待ちが常に発生する混雑ぶり。酷い時は10名弱くらいの列になっていた。ただ17名くらい入るので、回転は早い。

中央に上へ上へと伸びる階段があり、両サイドが四段掛けの座面となっている。いわゆるタワー型のサウナ室。階段の終点、五段目だけは横並びで5名までいけるが、四段目以下は片側2名ずつの4名まで。

入口側に遠赤外線ガスストーブがあり、こちら側の方が輻射熱の勢いを感じる分、少し熱めの体感。奥側にTVがある。

サブでよもぎ塩サウナの用意もある。扉を開けた瞬間、モワッと蒸気が室外へと溢れ出す。タイル地の座面に腰掛けて塩を塗る。存外熱いので楽しめる。

♯水風呂 ★★★★☆
収容4名まで。ただし、サウナから見て手前側の1名分のスペースは水深が極端に浅くなっているので注意。偶然、他の人と出るタイミングが被ったりすると渋滞のリスクもある。水温18.5℃ほどと冷たさは充分。

♯休憩 ★★★★☆
この手のスーパー銭湯にしては露天スペースがコンパクトだが、至る所に休憩場所の用意がある。岩風呂を囲うように椅子と石造りのベンチが置かれており、各々休憩の時間を楽しむ。

右手にある寝湯もズラッと並ぶがほぼほぼ満席。外気浴が気持ち良い季節になりましたね。これからも神奈川サウナ楽しんで参りましょ。

続きを読む
127

サンム

2023.03.28

1回目の訪問

すえひろ湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計408施設

住まいを変えるとなると、単純な引っ越し作業の他にも役所での転出入届の提出や免許証の住所変更など、細やかな手続きが付きものだ。加えて、家具を変えてみたり、断捨離し過ぎてドラッグストアに駆け込んだりと否が応でもストレスが溜まる。

そんなストレスフルな状態に歯止めをかけるべく、ずっと気になっていた銭湯にお邪魔することにした。とは言っても、これは先週末の日曜日のお話。なるべくその日のうちに記録を残したいんだけれど、致し方なかった。

『すえひろ湯』さん。大井町駅より徒歩ですぐの好アクセス。訪問した日は生憎のお天気で降り頻る雨は冷たかった。この状況であっても、客入りは順調で下駄箱はそれなりの埋まり具合であった。

昨年の年末にリニューアルオープンを遂げた公衆浴場。ハイセンスな水色の暖簾とお洒落な「す」一文字のロゴ。中ではクラフトビールを嗜むこともできちゃう。店員さんも若いし、勢いを感じる。

値段は少しお高めでサウナ付きで1100円。タオルの自動セットは無く、サウナマットが入ったナイロンバッグを受け取る。黒マジックで「マングース」と書いてある。今日は何かな〜?なんて、常連さんは楽しむんだろうな。

八角形の洗い場が途轍もないインパクトを放つ。リニューアルどこいった?って、一瞬首を傾げたけど、懐かしさと新しさを同時に楽しむことができる場所であるとプラスに捉える。

お風呂は手前から寝風呂、色付きの電気風呂、座風呂、白湯、ミクロバイブラと一通り。一番奥に趣のある岩風呂があり、薬湯の表示にバッテンがしてある。ココが水風呂。

♯サウナ ★★★★☆
金春湯さんと似たような造りの格納式サウナ。真っ白な木板は清潔感があって、これだけでも来た価値があると思わせてくれる。それほどに美しい。横長の二段掛けだが、最奥のみおひとり様専用のスペースがある。狭いとこ好きには堪らんだろうな。

ガッツリ!って感じではないけど、湿度は存外低めで、確実に汗が出てくる。TVもBGMはおろか12分計すら無い空間なので、ただただ目を瞑って濡れ頭巾スタイル。笑

♯水風呂 ★★★★☆
ボコボコのバイブラに支えられた岩水風呂。キリッとした肌感で気持ちが良い。余計な匂いも皆無で、バランスの良い水風呂。

♯休憩 ★★★★☆
内気浴のみであるが、このスペースにこれだけの椅子の数があることは特筆すべき点。暖簾と同じ水色のプラ椅子が7脚。先述の八角形の洗い場の片サイドを囲むようにズラリと配置される。

風呂上がりのクラフトビールはまた今度に取っておく。清潔感のあるバランスの良い銭湯サウナ。女性にもオススメ。

続きを読む
145

サンム

2023.03.26

1回目の訪問

♯新規開拓/累計407施設

船橋からの引越しが決まり、残った千葉県サウナを巡るという選択肢もあったが、広大な土地面積が故、それなりの時間がかかってしまう。もう一つの選択肢として、江戸川区や葛飾区あたりの東京以東にも未訪施設があったので、そちらを優先することにした。

『ニュー小岩310』さん。江戸川区唯一の未訪サウナ(ジムサウナを除く)である。小岩駅の北口より徒歩3分ほどの距離。商店街のど真ん中の細道にひっそりと佇むレトロなサウナ施設。駐車場は満杯でやむ無く、近隣のコインパーキングに停める。

利用できるコースが複数あるが、今回はスピードIにした。3時間滞在かつ館内着付きで1600円。ゆっくりと施設全体を丸っと楽しもう。

館内は昔ながらのサウナ施設で比較的空いている。二階が脱衣所&浴室、三階がリクライニングシートのある休憩スペースと食事処となっている。肩肘張らない感じがとても好みである。

浴室はどことなく洋風な雰囲気。中央に休憩用の椅子三脚が置いてあり存在感がある。お風呂は一種類の大浴槽のみであるが、中で銀枕付きの寝風呂があったりする。

♯サウナ ★★★★☆
変わった形状のサウナ室。鰻の寝床のように細長い。奥に奥にといった具合に長く続いている。最奥の座面は少し弧を描くような形で丸みを帯びており、一部が二段掛けとなっている。ベースは一段だが、手前側にTVがありその目の前の特等席も二段掛けとなる。

ストーンサウナで熱さもけっこうなレベル。自然にダラダラと汗が流れ落ちる。意外にもサウナハットを被った青年が多い。小岩のレトロ施設ですらもハットを見かけるとは。サウナブーム恐るべし。

♯水風呂 ★★★★☆
大きな特徴は無い、至って普通な水風呂ではあるものの、その冷たさは十分でピシッと身体を冷やしてくれる。細かいことは言わないし言わせないといった無骨さがある。及第点を抑えた水風呂。

♯休憩 ★★★☆☆
浴室のど真ん中に三脚のプラスチック椅子。順繰りに使うものの、やはり数はもう少しあっても良いと思う。導線といった意味ではかなり良いが、これからの季節は外気浴が愛おしくなるかも。

たまにはこういった静かで落ち着ける昔ながらの施設でゆったりと過ごすのも良い。混雑も無く、利用者のマナーも良い。喫煙所はやたらに広く、パチンコやスロットの実機が置かれる様も、ならではだなと思う。ニュー小岩、また再訪します。

次の開拓エリアは東京都大田区。ココを中心に新しいサウナ・銭湯を訪れたいと思います。年始は忙しいからマイペースに行きます。いままでありがとう、千葉県のサウナたち。もとい、東京以東のサウナたち。

続きを読む
133

サンム

2023.03.21

1回目の訪問

♯新規開拓/累計406施設

何日振りの新規開拓?指折り数えてみれば、二週間以上も経過していた。年度末の慌ただしさは想像を遥かに超え、どうにかサウナの時間を作り出してはみたものの、家の近所のジートピアに一時間行くくらいで、中々まとまった時間を取れずにいた。

そんな状況の中、久しぶりに落ち着くことが出来たので車を走らせて蘇我に向かうことにした。実を言うと、間も無く船橋から去ることが決まっており、千葉県サウナの開拓も佳境を迎えることとなる。

これまで訪れた千葉県のサウナは57施設。eden勝浦に行けなかったのが唯一の心残りではあるが、また別の機会に訪れるとして、今回はこちらへ。『湯の郷ほのか蘇我店』さん。

ほのかグループは北の大地、北海道を中心に展開する温浴施設。ポツンと千葉の蘇我と野田にも一店舗ずつある。蘇我のそれは東京湾沿いの広大な敷地に居を構え、独特の存在感を放っている。

湾を望む展望露天と五種類の岩盤浴が素晴らしいとの触れ込みだが、今回は温浴のみとした。受付にて、料金に含まれる範囲でタオルセットもしくは館内着のどちらかをチョイスする。

館内はどことなくアジアン風のテイスト。奥まったところにある男性浴室の暖簾を掻き分け、脱衣所へと進む。浴場内はだだっ広いわけでは無いが、露天スペースの全国名湯替わり湯が楽しい。この日は東京都の黒湯。

やはりお風呂で言うとメインは3階の展望露天となる。一度着替えて行き来する必要があるのが少し面倒だが、絶景を目の前にしてジャグジー、シルキー、高濃度炭酸泉を楽しむことができるので満足度は高い。

♯サウナ ★★★★☆
三段掛け横長ストレート。室温計は80℃を超えたあたりの表示であったが、上段はバッチシ熱い。自然と汗が滴る。正面には煉瓦ブロックに囲われたストーブとTVが置かれている。

ふと壁の説明書きを見ると「高濃度酸素発生装置」というワードが目に入る。強く意識したわけでは無いが、息苦しさがあまり無かったのはこの装置のおかげ?真偽は不明だが、そういうことにしておこう。

♯水風呂 ★★★☆☆
サウナ室のすぐお隣にそれなりのサイズの水風呂。水温は19〜20℃くらい。足を伸ばしたりはできるけど、少し物足りない印象。マイルド。カルキ臭も気になるのが正直なところ。

♯休憩 ★★★★☆
露天スペースのど真ん中にアディロンダックが五脚並べられている。吹き抜ける夜風を身体で受け止めながら、TVに映し出された公共放送を眺める。奥には木で作られた二段掛けのベンチもあったりする。

サウナ周りについては大きな特徴は無いものの、外しはしない。岩盤浴セットが吉。

続きを読む

  • サウナ温度 82℃
126

サンム

2023.03.19

8回目の訪問

チェックイン

続きを読む

サンム

2023.03.11

7回目の訪問

チェックイン

続きを読む