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サンム

2023.07.09

1回目の訪問

♯新規開拓/累計435施設

オープンから話題奮闘。あっという間に名だたる有名サウナをも凌ぐ人気を獲得した『サウナ東京』さんにようやく初訪問。今回ばかりは余計な戯言をつらつらと書いていると施設の魅力を伝えられないので、さっそく本題に入る。

赤坂の中心部にドンと構えるその出立ちは貫禄すらも感じる。中に入るとすぐに受付があり、靴と脱衣所のロッカーは連動している旨伝えられる。偶々ではあったが、奇数番号をチョイスしたところ脱衣所ロッカーは上段をゲットできた。

脱衣所には畳が敷かれ、既に雰囲気がある。B1Fは食堂とコワーキングスペースがあるようだが今回はスルー。浴室は一変して黒を基調としたシックなデザイン。かっこいい。

1Fはカランと炭酸泉。大型テレビの存在感たるや。2Fが丸々サウナスペース。5種類のサウナと3種類の水風呂。冷却ルームに加え、広々とした休憩スペースを備える。

♯サウナ ★★★★★+★
①蒸気乱舞
一番の大箱サウナ。扉が二枚という面白い導入。中央の縦長ストーブを取り囲むように座面がコの字型に広がる。左右の隅っこは玉座のようなスペースがある。名前の通り、アウフグースが3時間毎に実施される。

わっちーさんによるスタッフアウフはKing Gnuの曲に合わせて軽快に。箸休めサトシさんのスペシャルアウフは二種類のアロマと確かな技術で緩やかに。存分に乱舞を堪能。

②手酌蒸気
セルフロウリュ可のケロサウナ。パインの木が立派。静かで穏やかなムードの中、ロウリュは一回につき5回まで可能とインパクトあり。

③瞑想
半個室が横にずらっと並ぶ。少し変わったエコチェアのような一人掛け椅子にもたれながら瞑想に浸る。目の前にはヴィヒタ。

④昭和遠赤
カラカラドライ。体感は一番熱い。遠赤ストーブとの距離感近い。唯一TVあり。

⑤戸棚蒸風呂
ストームサウナ×半身浴。お湯に浸かって仕舞えばそれほどでも無いが、立っていると蒸気でかなり熱い。

♯水風呂 ★★★★★
凍・冷・涼の三種類。それぞれ9℃・14℃・22℃と棲み分けバッチリ。冷には木炭が入っており臭い消しの役目。個人的なお気に入りは涼。細かいバイブラが身体を包み込む。この清涼感は病みつき。

♯休憩 ★★★★★
アディロンダックの大群。何脚あるか。壁際には撥水加工された畳が敷かれた寝ころびスペース。天井にはファンがくるくると旋回している。500円でポカリとデトックスウォーターが飲み放題。氷入りのグラス片手に微睡む。最高の環境。障子を模した窓から僅かに差し込む光がエモい。

外気浴こそ無いが、それ以外は完璧。人気の理由も納得。

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136

サンム

2023.07.07

1回目の訪問

♯新規開拓/累計434施設

茹だる暑さは止まることを知らず、連日の真夏日が当たり前のようになってきている。高知では最高気温が36.7℃まで上ったことをTVが伝えている。普通の人ならプールや海に行きたいとなるのだろうけれど、私はキンキンの水風呂に飛び込みたくなる。

そんな酷暑の中、訪れたのは『センター南温泉 湯もみの里』さん。先日はお隣センター北のゆったりCOcoさんを訪れたばかりだったので、北南の両雄に短期間でお邪魔したこととなる。結論、どちらの施設も総じて良かった。

まず初めに触れておきたいのは館内の清潔感である。高級感と喩えても良いだろう。優しげなヒーリングミュージックが流れ、至るところ隅々まで綺麗に清掃されている。また、特に感動したのは食事処。スタッフの方の気遣いや懇切丁寧な接客は大変清々しい気持ちになった。

料金は1,290円で大小タオル付きとお手頃。駐車場は3時間まで無料。リクライニングシートが多数置かれた休憩スペースは照明が暗くて思わずウトウト。コミック類は無い。岩盤浴あり。

お風呂も黄金色の天然温泉が楽しめる。その天然温泉に炭酸ガスを溶け込ませた「天然濃厚炭酸温泉」は魅力の一つ。向かいにある美泡湯は乳白色をしているが、この色の正体は大量の微粒な気泡。弾けた際にできる超音波により身体を芯から温める。

♯サウナ ★★★★☆
入口扉に85℃設定との貼り紙、その脇のデジタル室温計は95℃の表示、中に入ると天井付近の室温計は90℃を指している。どれが本当だ?と四段掛けの座面の最上段に座って、頭を悩ませるが想像以上に熱い。加えて、時折オートロウリュも入ってくる。

傾斜は抑えめのタワーサウナではあるものの、やたらと汗が出る。外の暑さに身体が負けて、基礎体温が上がっていたのかも。正面のTVでも熱中症警戒のニュース。水分補給大事。

♯水風呂 ★★★★☆
水温17.5℃と適温。一番好みの温度帯。広さ深さ共にたっぷりで余計な匂いもしない。常時、ジャバジャバと排水もあるので、循環も良い。トータルバランスの高い水風呂。

♯休憩 ★★★★★
外気浴の環境が整っている。露天スペースはとても静かで落ち着いていて、大人の空間。右奥にデッキチェアが4脚並んでいるが、ちょうど左半分が日向、右半分が日陰と二つに分かれているので、好みに応じて使い分ける。その他にも椅子が多数。

日向で微睡む。究極の日光浴、ひなたぼっこ。ジリジリと照りつける太陽は容赦なく身体を焦がしていく。次第に汗が噴き出てきて暑くて退散。サウナ→水風呂→日光浴→水風呂を繰り返すことに。笑 良いサウナでした。また来たいと思います。

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サンム

2023.07.02

2回目の訪問

おおよそ2年ぶりの訪問。たまには昭和チックなカプセルサウナも良いよね。東急東横線の学芸大学駅を線路沿いに行ったすぐ。『サウナ&カプセル ミナミ学芸大店』さん。お久しぶりです。

入口で流れる謎のサウナミュージックは健在。陽気に訪れる者を出迎えてくれる。午前中までに入れば、夕方の18時まで1,870円で利用することができる。2階へ上がっていくと、昔懐かしのレトロなロッカー群が目の前に広がる。

今回は見つけやすい番号だったので、小慣れた感じでロッカーの扉を開く。並びが複雑なので、迷う人はグルグルと迷っちゃうかも。ロッカーには、あらかじめ大小タオル・ガウン・薄手のパンツの用意があるので、手ぶらで来ても何ら問題ない。

当施設の最大の特徴は3Fに本格的なジムがあること。トレーニングウェアとシューズさえあれば(レンタルも可能)誰だって利用できてしまう。1,870円で筋トレマシーン使い放題、サウナ入り放題。月額の会員制ジムで高いお金を払うより、よっぽどお得だなと思ってしまう。

サウナがある浴室は4階。良い意味で古くささを残す空間。天井のカラフルなライト、鮮やかな造花の鉢植え、所々ヒビが入ったガラス窓...。歴史を感じる。レトロなこの雰囲気、私は大好物。さて、サウナ。

♯サウナ
皆さんも書き記していただいているが、サウナ室の扉が新調されており、ここだけが真新しくて少しだけ違和感。笑 以前に来た時は確かに不安になるくらいギシギシと音がなっていたように記憶している。

サウナ室内も少しだけ修繕された?気のせいだったら御免なさい。二段掛けストレートの座面と向かいに一段掛けがちょこっと。二段目に座って遠赤ストーブからの熱を受けるが、半端じゃない熱さ。室温計を見ると、なんと106℃表示。そりゃ熱いわけだ。パワフル。カラカラ。

♯水風呂
小ぶりだけど、しっかりと冷たくて深さもある水風呂。ホースからちょろちょろと注水がある。水温計はよく確認しなかったけど、18〜19℃くらい?あの熱さのサウナの後なので、もう少し冷たくても?と思ったけど、それは贅沢かな。

♯休憩
浴室内の奥にプラスチック椅子が二つ並べられていて、簾が付いた窓が開放されているので、半外気浴のような形で涼をとることが出来る。サウセンみたいに風鈴でもあったら、更に雰囲気でそう。笑

しかし、一番驚いたのは脱衣所から少し戻ったところにできた外気浴スペース!随分前にできたのかも知れないけど、以前は多分なかったので、びっくり。バルコニーみたいなスペースに椅子が6脚。最高ですね。

一日ダラダラとゆっくりしたい時はココで決まり。大好きなカプセルサウナです。

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サンム

2023.07.02

1回目の訪問

♯新規開拓/累計433施設

仕事自体は大きく変わってないのだけれど、やるべきことの規模がドンと大きくなって、身体的疲労はもとより、精神的に疲弊する毎日。表立ってネガティブなことは口にしないが、流石に少しばかり疲れた。

あまり騒がしくないところで、ゆったりと過ごしたい。パッとスーパー銭湯の類が思い浮かんだが、時間によっては賑やかな場合も多々ある。そうだ、リッチな価格帯が故、そこまでの混雑も無いと耳にしたあの施設に行ってみよう。

『サウナ・スパ テルマー湯 西麻布』さん。ご存知、新宿歌舞伎町にあるテルマー湯さんの2号店。これまた好立地。六本木駅からヒルズを通り過ぎ、246を下って行く途中。ホブソンズで有名な西麻布交差点のすぐ手前。

六本木には男女で楽しめる所謂一般的なサウナ施設が見当たらない。アダイブは入口で男女が分かれるし、ミナミは男性専用。その他は多数の会員制や個室サウナ。ここテルマー湯さんも平日3,500円と普通の施設と言われると、また違うジャンルに分類される気がするが、新たな行先として差別化できている。

店内はエジプト一色。店員さんのユニフォーム、用意された館内着、内装の雰囲気、エスニック料理が並ぶレストラン等、はたまた浴室の壁絵にはファラオやらピラミッドやらが描かれていたりして、コンセプトがハッキリしている。

♯サウナ ★★★★★
三種類。それぞれ異なる特長を持ったサウナ室。

一つ目は高温サウナ。86℃と室温の表記がある。タオル生地のマットを持っての入室。横長三段掛けストレートの座面。一番の大箱で開放感がある。左右に二基のストーブ。双方向からの熱がうまい具合に滞留する。オートロウリュあり。TVとエジプト風BGMで若干ごちゃつく。

二つ目はメディテーションサウナ。コンパクトなサイズ感。三段掛けだが定員は6名程度。暗めの照明が良い感じ。室温は110℃付近とかなりの高温。座面の広い二段目で胡座スタイルがおすすめ。

三つ目はスチームサウナ。50℃台の室温を感じさせないモワッとした熱気に包まれている。サウナ室内にシャワーがあったりして、少し変わった作り。

♯水風呂 ★★★★★
二種類のキンキン水風呂の用意がある。大きい方は歩行浴の要領で浴槽の中に手摺がある。それもそのはず、水深は最深163cmとなかなかの深さ。水温も17℃とばっちり。もう片方は長方形をしており、水温脅威のグルシン設定。

♯休憩 ★★★★☆
クールルームという名の黄色いアディロンダックが3脚置かれた涼やかな休憩室がある。その部屋の前にはズラッと12〜13脚?ほどのプラ椅子も置いてあるので数自体は充分。

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サンム

2023.07.02

1回目の訪問

旭湯

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計432施設

良く知る街だからこそ、当時は知らなかった銭湯との出会いをより大事にしたくなる。学生時代に多くの時間を過ごした日吉駅。駅から扇状に伸びる5本の通り。中央通り・普通部通り・浜銀通りはしょっちゅう使ってたけど、サンロードはそこまで。

二郎系インスパイアっぽいラーメン屋「どん」はまだそこにあった。反して、レトロで良い味を出していた純喫茶「まりも」は悲しくも閉業していた。時代は移ろい、人も街も変化していく。サンロードを抜けて、住宅街を進むと目的の場所に辿り着いた。

『旭湯』さん。街に溶け込む小ぢんまりとした昔懐かしい銭湯。「コインランドリー」と書かれた看板はノスタルジックな気持ちにさせる。下足入れも年季が入っており、店内の待合も昭和の香りがする。

料金は750円。タオルは大小ともにセットされるが、シャンプー類の備え付けは無し。購入もしくは持参を薦める。脱衣所のロッカーは指定無し。縦長長方形のものと、正方形のものがある。

浴室。コンパクトなスペースを持て余すことのないように、カランやら浴槽やらがびっしり並んでいる。青がかった色をしているあつ湯はバイブラ・ジェット・超音波と一通りのラインナップ。岩造りの露天風呂は褐色のじっこう湯。

♯サウナ ★★★☆☆
フックキーを使って開ける。ビート板無し。こちらも全体の雰囲気とマッチしたベテラン感のあるサウナ室。二段掛けストレートでサイドの奥に二巻の遠赤外線ガスストーブ。

薄暗いライティング。座ると目の前にTV。サウナマットの汗が少し気になる。全体的に温度はマイルド。頭上は熱の溜まりを受けて徐々に温まってくるが、足元は少しぬるいのが正直な感想。

♯水風呂 ★★★☆☆
段差を通じて一気に深くなる。身体全体がスッポリと収まる感じは好み。肩まで冷水に浸かる。水温計は16℃くらいを指してたけど、おおよそ18〜19℃くらいの体感。サウナ室とのバランスは良い。

♯休憩 ★★★☆☆
外気浴可能。露天風呂の周囲に木のベンチが置いてある。競争率は高い。4名ほどが同時に利用できる。溢れたものは大人しく浴室の洗体用の椅子か脱衣所の丸椅子へ。訪れたのは週末であったが、結構な人数が溢れてたので、それなりの客入りだった。

総じて、昔ながらのThe銭湯サウナといったところ。待合での常連と店主とのやり取りを聞いていると、他愛の無い話をこれでもかと繰り広げてて、なんだかクスッと笑えて平和な気持ちになった。

帰りは下り坂となった坂道を歩いて、来た道を戻る。親子連れが今日の夕飯は何かな〜?なんて手を繋ぎながら楽しそうに笑っている。ここでもほっこり。

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サンム

2023.06.26

1回目の訪問

♯新規開拓/累計431施設

混雑が予想されるであろう施設については、なるべく早い時間帯を狙って訪問するようにしている。適度な人口というのは勿論、料金の割引があったり、朝早くから行動することで1日を有効的に使えるので得した気分になれる。

昨晩は日を跨ぐことなく眠りについたので、今朝は早く起きた。相方はまだ寝ている。これはまたとないサウナチャンス。そそくさと準備をして、ちょっと出るねと一言。向かったのは2022年10月オープンの新進気鋭施設。

『LEDIAN SPA 恵比寿店』さん。恵比寿駅西口から駒沢通りをぐんと進んでいった先にある。エニタイムフィットネスと併設されており、シティホテルのようなシックで洗練された受付で朝ウナの利用を申し出る。

通常は90分2900円が相場だが、火曜はサービスデーということで1000円OFF。曜日関係無く、11時までの入館だと朝ウナ料金が適用され、60分1500円と割安で入場できる。とは言え、一般の施設と比べると価格帯はリッチ。

男女共同という訳では無いが、水着着用がマストのルール。サウナパンツの要領で素直に従う。予めロッカーに置いてある大小タオルはガシガシとしたしっかりした素材。頭には巻きにくい。サウナハットの貸出は有料。

♯サウナ ★★★★★
80℃、90℃、110℃と段階的に3つのサ室が用意されている。まずはウォーミングアップがてら80℃に。座面下のライトは青色。コンパクトな二段掛けストレートだが、それなりに熱い。ボナサウナで時折オートロウリュが入る。

90℃のライトは緑。一番の大箱。横長の二段掛けでかなりの人数を収容できそう。こちらもボナサウナ。体感は90℃以上な気がするくらいしっかりと熱い。オーソドックスで気に入った。

ラストは110℃。何分耐えられるかな?と挑戦的なポップ。座面下のライトは灼熱の赤。少し小ぶりなサイズで唯一ボナではない。またココだけ何故か一昔前のEDMがノリノリで流れている。TV画面には海の生き物のDVD。このミスマッチ感が面白い。因みにオートロウリュ時はめっちゃ熱い。

♯水風呂 ★★★★☆
9℃と15℃とこちらも段階的に二種類の用意がある。どちらも浅めの作りで寝ころび湯のような形で身体を収めて利用する。9℃ちょろっと15℃長めがお勧め。文句無しに冷たい。

♯休憩 ★★★★★
1人用のソファがズラッと並ぶ。追加料金を支払えば、自分専用のソファをキープできるのだ。新しいシステムで画期的だなと思うが、他にもフリーの休憩場所はちょこちょこあるので、無理しなくても良い。

清潔感があり、ただシンプルに良い施設でした。

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サンム

2023.06.23

1回目の訪問

♯新規開拓/累計430施設

港北ニュータウンの一角に堂々と居を構えるショッピングセンター「港北みなも」内にその施設は存在する。センター北・南の両駅から徒歩5分の好アクセス。3-4階の2フロア構造となっていて、お隣のスポーツジムとも中で繋がっている。

『港北天然温泉ゆったりCoco』さん。料金は平日フルタイムで990円とお値打ち。タオル・館内着等の備品は別だが、清潔感溢れる館内の様相、沢山の漫画本が置かれるリラックススペース、お風呂の充実具合等を考えると満足度の高い料金設定だ。

折角だからゆっくりしたいと思って、館内着を借りた。早速着替えて館内をぐるぐる。3階には大きな食事処、マッサージルーム、岩盤浴、休憩ルームなどがある。この休憩ルーム、ハンモックやYogiboが置いてあって、ダラダラと過ごすには快適すぎるスペース。

4階に上がると眼前に広がるのは巨大なキッズエリア。ボールプール・簡単なアスレチック等、子供が喜ぶアイテムが揃っている。その他のスペースはほとんどが浴室。脱衣所も隅々まで綺麗。

浴室。遮蔽感のある立ちシャワーを左手に進むと全容が見えてくる。カランの数が多い。内湯は中央に天然温泉、左にジェットバスと低温バイブラバスがある。露天スペースに目を向けると、ハーブ湯、シルキー湯、炭酸露天風呂等、ネーミングだけでワクワクするようなお風呂がたくさんある。

♯サウナ ★★★★☆
サウナ室の扉を開けると、すぐ右側に各段2名ずつ三段掛けの座面が現れる。正面の立派なストーブを挟んで、左側にはL字の座面。こちら側にはTVがあるので、好みで場所を選んだら良いだろう。バチッと熱い訳ではないけど、じんわり熱さを帯びるタイプ。アウフグースが出来るくらいには広い。

もう一種類。スチーム×足湯×腰掛け湯の三重奏からなる蒸し風呂もあったりして、汗をひたすらにかくという訳ではないけれど、これはこれで楽しかったりもする。

♯水風呂 ★★★★☆
大きな浴室空間にあって、角っこの陽のあまり当たらない場所に密やかに存在する。4名程度の収容だが、深さはたっぷりとある。ちょっぴり塩素の臭いがするが、気にならない程度。水温は16℃ほど。

♯休憩 ★★★★☆
露天スペースが開放的かつ余裕のある造りをしているので、休憩場所としては最適。至るところに椅子があるので、数は充足しているだろう。寝ころびの用意もある。日光浴最高。ただ、以前はインフィニティチェアもあったとのことなので、撤去は残念。

先述のYogibo等が置かれるリラックススペースの居心地の良さを初め、お店の名前通り「ゆったり」するにはピッタリの施設だった。

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サンム

2023.06.20

1回目の訪問

COCOFURO たかの湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計429施設

降って湧いた月曜日有休。雑務をこなして一目散に向かったのは大田区の人気施設。週末は中々に混むとの触れ込みだったので、またとないチャンス。月曜日の14時ごろ、門を叩いたのは『COCOFUROたかの湯』さん。

実はこれが初めまして。COCOFUROといえば「ますの湯」をはじめ、最近ではかつて過ごした北区にも「かが浴場」が誕生し、楽久屋グループの代名詞であるパンカールーパーを携えたネオ銭湯として、注目度の高い施設となっている。

元々は「隆の湯」という名の銭湯であった。経営が移り、リニューアルを遂げたのが2022年3月10日のこと。忽ち、ワンコインで大満足できる施設として話題を攫った。一番の特徴はミュージックロウリュ。音楽×サウナ。

外観はまだ新しさを残す。雑色駅周辺の昔懐かしいレトロな情景との対比では、小綺麗でちょっぴり浮いている。利用料は500円でサウナ付きと破格。確実にもっとお金が取れると思うけど、何かと値上げラッシュの世の中、この波に流されないでと切に願う。

タオルは料金に含まれないので持参を勧める。シャンプー類は常設されているのでご安心を。脱衣所・浴室共に隅々まで綺麗で清潔感がある。カランもスタイリッシュ。代わり湯の玉露の香り湯は緑がかったあつ湯。仄かに良い匂い。

♯サウナ ★★★★★
20分毎に4種類の異なる環境を楽しむことができる。うち3つはミュージックロウリュ。日によってテーマが変わり、そのテーマに応じた音楽が3曲変わりばんこに流れる。訪問日は洋楽デー。残りの一つはサイレントロウリュと言い、無音の空間でロウリュが行われる。

サ室の作りは至って普通。三段掛けで各段4名ずつの12名収容。コンパクトな割に人が入る。且つ、オーバースペックのタワーストーブがあるので、ロウリュ時は熱気が乱舞する。三段目は途轍もない熱さに襲われる。

ナイトクラブのフロアかと思うくらいの地響きと共に爆音で音楽が流れる。スプリンクラーからの噴射時間も半端なく長い。テイラースウィフト、タトゥー、ダフトパンクと世代の洋楽に自然と肩が揺れる。

♯水風呂 ★★★★☆
90cmの深くて冷たい水風呂。水温は16℃。先述の通り、ガッツリ蒸されるのでこの冷たさが心地良い。思わず吐息が漏れる。熱さに耐えた後のキンキン水風呂はこの上ない幸せ。

♯休憩 ★★★★☆
外気浴こそないものの、浴室の限られたスペースにしっかりと休憩場所が用意されている。木造りの椅子が8脚。

炭酸泉に浸かり周囲を眺める。火照った身体を休める同士たち。良い顔をしている。人気の理由が痛い程、分かった瞬間だった。

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147

サンム

2023.06.19

1回目の訪問

小松湯

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計428施設

良く晴れた土曜日。旧くからの友人たちと千葉方面でゴルフ。朝の6時台から渋滞するアクアラインを見て、コロナ禍はほぼ完全に終焉を迎えたことを知る。モタモタしてたら、スタート時間に間に合わず。ハプニングがありながらも、どうにかラウンドを終える。

30℃超えの真夏日。汗まみれの身体を早くシャワーで流したい気持ちを抑えて、ゴルフ場のお風呂をカットする。帰りはアクアラインに捕まりたくない。川崎で降りて、向かったのは以前から気になっていた銭湯。

『小松湯』さん。一度、ゆいるさんからのハシゴを決めて、店前まで辿り着くも定休日。本日はきちんと営業していることを確認してのリベンジ戦。店先の小便小僧とでっかい提灯に圧倒されながら、友人3人でぞろぞろと入場。

サウナ込み800円。大小タオル付きもシャンプー類の備え付けなし。脱衣所には所狭しと漫画本が並べられ、按摩器やらインフィニティチェアやら様々な形状の椅子たちが無造作に置かれている。

浴室はTHE銭湯の装い。ただ限られたスペースの中で、隅っこにアディロンダックがあったり、黄緑色の鮮やかな椅子が置いてあったりするので、サウナ好きに大変優しい環境となっている。

♯サウナ ★★★★★
一言で言うとパンチが効いてる。ヘビー級の重たいストレートを正面から喰らった感じ。豪快でパワフルな120℃のサウナ。二段掛け6名限界のコンパクトなサイズだからこそ、より体感はインパクトを増す。6分で充分。

遠赤ガスストーブ正面の席(特に二段目)は肌が焼ける感覚。中には観賞用のヴィヒタがあり、ほんのり香りがする。壁には白樺の木を輪切りにしたものが並べられ、北海道のウォーリュを思い出す。外にはヴィヒタスプレーとセルフ仰ぎ用の団扇があって、ギミックが効いている。

♯水風呂 ★★★☆☆
季節によって水温が変わると聞く。初夏のこの時期は正直なところ少しぬるく、20℃は上回ってしまっている。滝が流れ落ちる演出が楽しかったり、水底にはネットに入った備長炭が臭い消しの役割をしていたり、と楽しさもあるが、もう少し冷たければ!といった印象。

♯休憩 ★★★★☆
外気浴はできないものの、一般的な街銭湯と比べると十分過ぎる環境。先述の通り、浴室内に赤色のアディロンダックと黄緑色のプラ椅子が二脚ある他、脱衣所にも色々な種類の椅子やらベンチやらがある。頭上には扇風機が旋回しているので、涼やかな風も気持ちがいい。

感覚的にも東向島の寺島浴場さんと雰囲気が似てるなと思った。個人的にはかなりのヒット。近くにあったら通いたくなる銭湯サウナ。冬場の冷たい水風呂も体験してみたい。

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サンム

2023.06.16

2回目の訪問

初めて訪れたのは昨年2月の真冬日。ちらちらと雪が舞い落ち、身も凍えるほど寒い日であったことを昨日のように思い出す。本日は打って変わって、ジリジリとした太陽の日差しが照り付ける暑い一日。

蒲田駅東口からはすぐの『ガーデンサウナ蒲田』さんに再訪。前回はリニューアルから数ヶ月ということで、古さと新しさが融合した発展途上の施設という印象だったが、そのクオリティは目を見張るものがあり、今後の行く末に期待をしたものだ。

案の定、瞬く間にサウナ好きの間で話題となり、今では大田区を代表する施設となった訳だが、その良い意味での古くささは何も変わることは無く、妙な安心感さえも感じるくらいだ。

3時間1500円が基本設定。受付で渡されるフェルトっぽい生地のバッグには大小タオルとマット2枚が入っている。エレベーターで2階へ進む。長く続く廊下には無数のキリン一番搾りの広告旗が置かれている。

ロッカーのあるスペースで衣服を脱ぎ、先述のバッグを片手に階段を降りると、簡易的な脱衣所が広がる。ガラッとスライドドアを開けると、お待ちかねのお風呂タイムとなる。相変わらず広い。ドーンと構える中央の主浴槽は存在感がある。垢すりコーナーが復活したようだ。

♯サウナ
ファーストチョイスは高湿度のセルフロウリュサウナ。横長二段掛け。ストーブは煉瓦に囲われており、トントゥが顔をのぞかせる。施設が設定した15分に一度のセルフロウリュのルールを皆きちんと守る。

静態でもずっしりとくる熱さだが、蒸気の発生により、よりインパクトのある体感となる。天井や壁を伝って、時間差で降りてくる。薄暗いライティングも絶妙で居心地が良い。このサ室を嫌いな人は居ないんじゃなきかな。

向かいに高温サウナ。カラッとしており、ストロングな雰囲気だが、かなりの大箱でゆとりがある。ケツ焼きに近いくらい尻が熱い。退室時も足裏がやられそうになるので、つま先立ち駆け足の格好となる。

♯水風呂
可愛らしく隣同士に仲良く並ぶ。冷たいのとぬるいの。温度計見るのは忘れたが、前者は17℃くらい?の体感。もう少し冷たくても良い。後者は冷まし湯の要領で。25℃ほど。

♯休憩
浴室の一角に専用の休憩スペースがある。人工芝のマットと立派な石像。特大の業務用扇風機二台が豪快に風を送る。受け止めるは3台のデッキチェア。暫くぶりのサウナだったので、本当に効いた。

セルフロウリュサウナには氷ロウリュというスタッフさんによるサービスも追加されたようで、今回は時間の関係上、体験することは出来なかったが、確実な進化を遂げていた。

相変わらず、素晴らしい施設でした。また来たいと思います。

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サンム

2023.06.12

1回目の訪問

♯新規開拓/累計427施設

銭湯王区の大田区において、ひときわ存在感のある街「蒲田」。駅前には飲屋が軒を連ね、平日休日の境などお構いなしに飲んだくれが千鳥足で街をふらついている。そんな自由な街には黒湯の温泉が湧く。本日訪れたのもそんなお店。

『黒湯の温泉 ゆ〜シティー蒲田』さん。蒲田駅東口を出て左手に直進。暫くすると、夜空に怪しく浮かぶ赤色の「ゆ」のネオンが見えてくる。昔懐かしい味わいのある外観。外階段を登っていると、上階から上機嫌な歌声が漏れ聞こえてくる。

ただの銭湯ではない。お風呂上がりの休憩場所としても利用ができる「YCKホール」。飲食は勿論、歌声に自信のあるものは大衆の面前でカラオケを披露することもできる。大抵、この時間帯、このシチュエーションでマイクを取る人間は決まって酔っ払いなのだけれど。

そんな歌声をよそに、温浴さらにはサウナ利用を申し出る。手ぶらセットでタオル類シャンプー付きの850円。PayPayでの支払いも可能と利便性に富む。衣服を脱いだ後はサウナバッグを手に取り、浴室へと向かう。

ボッコボコのバイブラバスとジャグジーバスには人だかり。電気は何故か人気薄。真っ直ぐ抜けたところにある露天の黒湯は120m下から汲み上げられた天然温泉。仄かにモール泉っぽい独特な香りがする。

♯サウナ ★★★☆☆
座面は木板が丸出しなので、小タオルなどを尻に敷いて利用するのがルール。片辺が二段掛け、もう片辺が一段掛け。二巻の遠赤外線ガスストーブが熱源。じんわりと熱いサウナ。パワフルでは無いけど、しっかりと効く。無音TVなし。タオルで拾いきれずに、木板に汗がしたたる。

♯水風呂 ★★★★☆
小上がりになっている深さたっぷりの水風呂。水温計は15℃表示。プラスでバイブラがちゃんとあるので、体感温度はもう少し冷たい。クール!涼感!キリッとして気持ちがいい。サウナで12分粘ってからの水風呂はインパクトがあった。

♯休憩 ★★★☆☆
露天の黒湯温泉の前にはちょこんとベンチが一台置いてある。2名サイズのため、数は心許ないが、その素朴さが何とも乙な雰囲気。お近くには殆ど稼働していない打たせ湯。あれ使えたのかな?いずれにせよ、しっかりとした外気浴も出来るので、そこは有難い点。

サウナに極端に力を入れているわけではないけど、それぞれが確かな実力を持った安定感のある銭湯サウナだと思った。カラオケ付きの休憩スペースがある点については、お近くの蒲田温泉さんもそうだったなぁ...なんて思い返した。

アットホームで和気藹々。地域密着型の根強いサウナ。店員さんも優しくてフレンドリーだった。また来ます。

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サンム

2023.06.07

1回目の訪問

恵びす温泉

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計426施設

先週末のお話。K-1ミドル級トーナメントin横浜武道館。松倉選手の悲願の優勝と金子選手の切れ味鋭いパンチをこの目で見たいが為、横浜の街へと降り立つ。

お隣の横浜スタジアムではセ・パ交流戦のデーゲームが開催される。サイ・ヤング賞受賞の元メジャーリーガー、バウアーが満を持しての先発登板。ここら一帯はスポーツ一色。

そんな楽しみを控えながら、まずは恒例の銭湯巡りということで、本日は初訪問となる『恵びす温泉』さんにお邪魔することにした。最寄りはJR石川町駅のビル型銭湯。店先からは昔ながらの雰囲気がぷんぷんとする。

階段を登って二階。券売機で大小タオル付きのサウナ料金750円を支払う。受付のお姉さんはテキパキとしており、サウナは2時間制ですと告げられる。暖簾をくぐると広めの脱衣所。既に先客多数。

少しだけ無機質な印象の浴室だが、温浴の種類に富んでいる。カランを挟むようにして左右に温浴ゾーンが広がり、バドガシュタイン鉱石を用いた薬湯、ライオンの口から湯が注がれるジャグジーバス、細長い歩行浴等、アトラクション要素もある。

ロッカーキーとは別に渡されたバンドには鍵が一本付いていて、奥の銀扉の鍵穴に差し込むことで、サウナエリアに進むことができる。すぐ目の前にはカラン、右手に細長い造りの水風呂、左手にサウナ室という構造。上階へと続く階段もある。

♯サウナ ★★★★☆
まずは下の階のサウナ室へ。こちらがメインのボナサウナ。巨大で分厚いビート板を手に取り入室する。すぐにモワッと熱気が押し寄せ、その威力を肌で感じる。横長の二段掛けだが、奥の大窓近くは少しだけ座面が広く造られている。BGMもTVもない空間。

上階にはサウナが二つ。少し小ぶりのボナサウナは温度も控えめ。マイルドにゆったりがお好きな場合はこちらを使用すれば良い。棲み分けができている。もう一種類はスチーム。2人サイズ。

♯水風呂 ★★★★☆
変わった造りの水風呂。細長く奥に奥に続く。最奥には給水口があり、滝のように水が注がれている。脳天から浴びることで、いつもよりも爽快感を味わうことができる。冷たさもしっかりしているので、サウナとの相性も良い。

♯休憩 ★★★☆☆
上階のぽかんと空いたスペースにプラスチック椅子が四脚置いてある。完全な内気浴ではあるものの、休憩に適したスペースなので、なぜか落ち着く。水風呂後に階段を登らなくてはいけないので、導線は少し悪い。

地元の方々に愛される銭湯サウナ。お風呂の種類も充実していて、長い時間楽しめる。シャンプー類の備え付けは無いので注意。サッパリとして、次の目的地へ。

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サンム

2023.06.05

4回目の訪問

朝日湯源泉ゆいる

[ 神奈川県 ]

恐らく4回目の訪問となるのかな?意外に少ない。個人的にかなり気に入ってるけど、アクセスの問題があって、あんまり頻繁には来れておらず。ただ、現在の勤務先からはそれなりに近い。

天気はここ数ヶ月で一番の土砂降りだし、傘も意味をなさないくらいの突風が吹き荒れてるし、こりゃ空いてるかな?なんて淡い期待を抱いて来てみたけど、ちょっぴり混んでた。流石の人気施設。

『朝日湯源泉ゆいる』さん。問答無用に好きな施設。ご無沙汰。ゆいるさんの魅力は何と言っても1時間ごとに開催されるアウフグース。各回それぞれの楽しみがあって飽きさせない。そして技術がすごい。

そんなアウフグースのプロ集団がアウフグース専用のサウナ室を作ったことを耳にしてから、それなりの月日が経ってしまった。今日のアウフはアシダさん。初めましてで楽しみ。本当は剣持さんも受けたかったけど、時間なく。

さて、まずは肩慣らしに高温サウナ。あれ?こちらも改築されてる!明らかに一回り広くなったサウナ室。奥の座面は二段掛けから三段掛けに。それにそれぞれの座面が広々と座りやすくなっている。

室温計は105℃。毎時15分と45分にオートロウリュが入るが、とんでもないね。笑 一段目でも十二分に熱い。ピカっと光ってから、プシャーまでに時差があるのはご愛嬌。

そういえば、アロマボールによるロウリュサービスはこちらの高温サウナで実施されたんだった。本日のアロマはコーヒー。豆を煎ったときの香ばしい香りがたまらない。お腹すいたので、一度上がって、腹ごしらえ。

お足元の悪い中ありがとうございますと丁寧な接客。生姜焼きと唐揚げのわんぱく定食を頼む。ご飯もりもり、キャベツもりもり。大満足して、次のアウフまで休憩。

いよいよ、アウフグースサウナでのアウフ。あっしーさんの華麗なタオル捌きは序盤から。三段掛けストレートのシンプルな座面の中段に腰掛けて見守る。HARVIAのツインタワーはスカイスパみたい。

1セット目はスイートオレンジ、2セット目も甘い系の香り、3セット目はスモーク。ポップな邦楽に合わせて、ぐるんぐるんタオルが旋回する。技術力高いなぁ。思わず終わった後は拍手。お疲れ様でした。

その後は潜水可の琥珀水風呂へ。深さたっぷり。冷たさキンキン。直立状態から垂直に潜って、いいきもち。雪崩れ込むように外気浴スペースのインフィニティチェアへ。外は大雨だけど、ここは静か。扇風機が優しく旋回。冷気が体を撫でる。

やっぱり良いな、と改めて思いました。サウナ周りの設備がしっかりしていて、アウフも楽しめる。熱くて、ずっしりとした重みのある風を受けたくなったら、ココで間違いなし。

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サンム

2023.06.01

1回目の訪問

♯新規開拓/累計425施設

比類なきラグジュアリー空間。コストパフォーマンスを度外視すれば、洗練されたハイセンスな場所。ただ普段使いには絶対に向かない。羽田空港近くという立地もあって、インバウンド需要を見込んだ、外国人をターゲットとしている施設。

『泉天空の湯 羽田空港』さん。2022年12月オープン。羽田空港第3ターミナル直結。レストランやホテル(ヴィラフォンテーヌ)が入る羽田エアポートガーデンという商業施設の12F。エレベーターを降りると、複数の店員さんに出迎えられる。

初めに料金の説明。ホテル宿泊者は2,000円、ビジターは4,800円という驚愕の値段設定。日帰りの価格としては最高額じゃないかな。もうここまで来てしまっているので、引き返すわけにいかない。意を決して、その先へと踏み入る。

入口で館内着・タオル・岩盤浴着を取るシステム。それにしても、スタッフさんの数が多いな。それだけ、人件費にも余裕があるということか...。女性は富士山を望める富士見の湯に対して、男性は飛行機が飛び立つ銀翼の湯。

泉天空の湯さんといえば、有明にも店舗があるが、造りが良く似ている。特徴として、カランがズラッとあって、温浴は壁際にきっちり順繰りに並べてあって、漢方スチームサウナを挟んで、褐色の露天風呂がある。横に長いスタイル。

でもやっぱり高級感はすごい。エレガンスで非日常的。展望露天風呂の色使いとか植えられた木々の役割とか。おまけにシャワーヘッドはミラブル。ミストモードの水圧が繊細すぎて癖になる。持ち手は武器みたいでかっこいい。

♯サウナ ★★★★☆
こちらも浴室のコンセプトと合わせて、洗練された大人な空間になっている。何よりも清潔感があって綺麗。全体的に白を基調としているので、明るい雰囲気。五段掛けのタワー型サウナだが、よくあるスパ銭のものとは一線を画す。

ストーブは入口近くにあり、立派なストーン群に支えられている。時折、高い位置からオートロウリュが入るが、これが結構な熱さで良い。因みにビート板の用意もあり。

♯水風呂 ★★★★☆
水温15.7℃。冷たい広い深いの3点を外すことなく抑えている。サウナ室の目の前と導線も良い。総合力が高く、欠点は見当たらない。

♯休憩 ★★★★★
訪れた日は生憎の天気だったので、銀翼の湯の代名詞である飛行機の飛ぶ姿を満足に眺めることは出来なかったが、露天スペースからの展望は素晴らしく、心が晴れやかな気持ちになった。傾斜が予め付いているデッキチェア3脚と寝湯5名分に椅子が2脚ある。

サウナ周辺の環境が整備されていることは間違いない。後は値段と相談か。

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サンム

2023.05.30

1回目の訪問

♯新規開拓/累計424施設

サウナ・水風呂・休憩等、それぞれにおいて、これが欲しい!ってポイントがあると思う。そんなポイントをくまなく確実に抑えたレベルの高い会員制サウナだった。

色んな土地に行って、色んなサウナに入るのが好きな私にとって、会員制サウナは正直ピンと来なかった。それぞれの個性を楽しんで、あぁでもないこうでもないと御託を並べて、その土地で酒を飲むのが好きだった。

勿論そのスタンスに変化は無いのだけれど、通うならこういう場所だよなって本気で思ったのがココだった。久しぶりの大当たり。『オールドルーキーサウナ 渋谷ハチ公口店』さん。

システムを初めに説明しておく。サブスクよろしく月額18,700円が基本料金。通えば通うほどお得。ビジターは土日限定で一回2,530円。ネット事前決済で自身の顔写真を登録すると、顔認証で勝手に扉が開く。現代的。

ダイソンドライヤー備え付け。各種アメニティも充実。スマホの充電だって出来る。タオルも使い放題だし、周辺環境で気になるポイントは一つもない。こういうところも大事。

マイナスを強いて言うなら、温浴がないところくらい。立ちシャワーはいくつかあって、シャンプーはバルクオム。サッと身体を洗って、ビート板を手に取り、サウナ室へ。

♯サウナ ★★★★★+★
DUAL SAUNA。聞き慣れない言葉だが、読んでそのまま、それぞれの特徴を持った「二つのサウナ」が織りなす、別次元のととのいが売り。まぁなんせ、パワフルでシンプルに熱くて良いサウナ。身体の芯から温まる感じ。

先陣は超高温仕様のおしゃべり専用「談話サウナ室」。室温110℃設定のストロングタイプ。三段掛けの最上段なんかは身体の表面がヒリつくくらいの体感。オートロウリュ時は身の危険すら感じた。喋ってる暇ないよ。笑

次に待ち構えるのは超高湿度仕様の喋ったら即退会「絶対静寂サウナ室」。同じく三段掛けだが、こちらの方が少し広い。頻繁にオートロウリュが入り、パンカールーバーによる自動熱波付き。

この二つのサウナを超高温3分→超高湿度4分といった具合に交互に入ることをDUAL式と呼ぶ。

♯水風呂 ★★★★☆
グルシン水風呂と評判は聞いていた。しかし、サウナが効き過ぎて水温計を確認できずにいた。けど、いつもだったらグルシンは10秒〜20秒くらいで充分なのに、1分近く入れてた。それくらい気持ちよかったのかな。

♯休憩 ★★★★★
しっかりとした専用の休憩スペース。インフィニティと椅子が10脚くらいずつ。扇風機が勢い良く旋回する。壁全体に現代風アートのような作品が描かれる。

文句なしです。

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サンム

2023.05.29

2回目の訪問

大黒湯

[ 東京都 ]

振り返ってみれば、2021年1月以来の訪問となる。前回は恐ろしいほどの混雑具合。あの個性的かつ魅力的な休憩スペースが人で溢れかえり、正直なところ辟易としたものだ。

土曜日のオープン時間。15時を少し過ぎたくらいのタイミング。代々木上原駅の商店街を進むと、細路地へ誘うように「大黒湯」の看板が現れる。くねくねと進むと見えてくるのは、住宅街にバッチシ溶け込んだ、味わいのある銭湯。

コインランドリーが屋外にせり出していて、左右に古めかしい洗濯機やら乾燥機が並んでいる。ここを通るとノスタルジックな気持ちになる。奥には明るいネオンでOPENと記される。

入口で一旦男女が分かれるが、受付は一緒。優しくて穏やかなご主人に千円札を差し出す。サウナ利用の場合、950円で大小タオルが入ったカゴを手渡される。昭和歌謡の流れる乙なムードに包まれて、暖簾を抜ける。

脱衣所には一昔前の自販機があったり、スポーツ新聞が無造作に置かれていたりと、なんとも言えない味わいがある。マッサージ機は年季が入っているし、至る所にマスターと芸能人の写真が貼ってあったりするが、その雑多感が愛おしい。

お風呂も面白味がある。主浴槽は怪しげな水中ライトに照らされて、独特の色合いをしているし、ガラッと一枚扉を開けると、電気風呂が備わるラドン泉があったりする。

♯サウナ ★★★☆☆
一旦、脱衣所に戻り、奥のスペースへと足を運ぶ。ここからはサウナ利用者専用エリア。サウナ室・水風呂・休憩が一まとまりになっている。扉二枚隔てた最奥がサウナ室。さて。

すぐに木板が新しくなっていることに気付く。以前は所々に傷んでいる箇所があり、心配をしていたが、無事生まれ変わったようだ。形状は相変わらず変わった作り。二つの部屋をぶち抜いたようなスタイルで手前と奥の部屋に分かれる。

奥に煉瓦で囲われたストーブ。上段は常連さんの定位置なようで、なかなか足を踏み入れづらい。大人しく、手前の部屋の最上段へ。座面が狭目の作りなので、自然と姿勢が正される。漫画の持ち込みは黙認な模様。

♯水風呂 ★★★★☆
サウナ室を出たところのコンパクトなスペースに水風呂が二つ。片方は打たせ水とバイブラあり。こちらにもしっかりと水中ライト。緑色の不気味な光。

♯休憩 ★★★★☆
個人的に大好きな休憩スペース。おばあちゃんちのごちゃごちゃした居間のような、色んなものがそこらかしこに置いてあって楽しい。ぶら下がり健康器、競馬番組の付いたTV、地方のお土産屋に売ってあるような置き物...etc。

個性の詰まった唯一無二の銭湯。楽しくて、賑やかな場所。銭湯っていいなって思える場所。

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サンム

2023.05.28

1回目の訪問

中島湯

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計423施設

フラッと寄ってみて、個人的なストライクゾーンど真ん中にビシッと決まったときほど、嬉しいことはない。してやった感に包まれて、乾き切らなかった頭髪を春の陽気に靡かせながら、施設を後にした。

『中島湯』さん。川崎駅からはバスに乗り込んで、競輪場を少し過ぎたくらいの距離にある。歩くには少し遠い。昔この辺りでテニスコートを借りて、学生時代の友人と汗を流していたことを思い出した。今はテニスではなく、サウナで汗を流すことになるとは。

店先には大きくポップな文字で「なかじま」と表記がある。早朝6時から営業開始、深夜の24時までぶっ通しという元気の良さ。夜勤明け、出勤前の方に特に喜ばれてると云う。しかも料金はサウナ付きで590円とお手頃。駐車場もたっぷり14台。

お風呂も立派。主浴槽にはジェット風呂や電気風呂の備え付けがあるし、メインの褐色の天然温泉は肌に良く馴染み、気持ちが良い。屋外の半露天風呂は人工北投石入り。何より、高天井から差し込む陽の光が浴室内を明るく照らしていて、心地が良い。

♯サウナ ★★★★☆
モワッと熱気が滞留する。電気式のストーブの上にストーンがゴロゴロと積まれている。ロウリュは非対応だが、しっかりとした熱を感じることができる。座面は二段掛けのL字型がベース。最奥のTV前のスペースのみ一段掛けで天井が低い作り。

サウナはもう一種類。無料で利用ができるスチームサウナがある。全面タイル地。座っているとちょっと物足りない感じはするが、堂々と仁王立ちでもかませば、立ち昇る蒸気によってそれなりの体感になる。

♯水風呂 ★★★★☆
水温計の15.5℃、そのままの体感。ヒンヤリと冷たい。身体全体がシャキッとなるような涼しげな水風呂。バイブラもしっかりとある。先述の通り、天井から差し込む光がなんとも言い難い、幸福感をもたらしてくれる。好みの水風呂。

♯休憩 ★★★★☆
半露天がある屋外スペースには白色のプラスチック椅子が三脚置かれているので、外気浴を楽しむことができる。水風呂に入って、サッパリとした状態で春の陽気を受けて微睡む。幸せ。

サウナ・水風呂・休憩・温浴・コスパ・混雑具合とそれぞれのポイントを全て押さえた優秀な銭湯。初めての訪問であったが、一瞬でファンになった。通いたくなる銭湯サウナ。近くにあったらホームにしたくなるくらい。

利用者同士、適度な距離感はあるが、アットホームな雰囲気で、その辺りも居心地が良い。近年、いろいろな個性を持つサウナが誕生する中で、昔ながらの良さをそのまま残したいつまでもそこにあり続けて欲しい場所。再訪の時を楽しみにします。

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サンム

2023.05.24

1回目の訪問

水曜サ活

富士見湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計422施設

2022年10月1日リニューアル。瞬く間に人気銭湯の仲間入りを果たした実力派。混雑は元々好まないので、半年以上月日が経ったタイミングで頃合いかな?と思って、意を決して訪れてみた。

『富士見湯』さん。昭島でも太子堂でもなく、品川区の富士見湯さん。こじんまりとした外観だけど、ひとたび店内に足を踏み入れると、リニューアルサウナの片鱗が垣間見える。兎に角、清潔感があって綺麗。

受付のお姉さん、少し無愛想。サウナエリアでのお喋りはくれぐれも禁止と強く念押される。そして、やっぱり触れなきゃなのは価格。バスタオル付きで1500円。結果的にその価値はあったと思うが、かなり強気な設定。

まず驚いたのは、温かいお風呂やカランがあるエリアに人が極端に少ないこと。反して、フックキーを使って開けるサウナエリアには人だらけってこと。サウナ目当てのお客さんが殆どみたい。それにしても若者が多い。

左右壁際にカランが並ぶ。備え付けは炭シャンプー。中央に少しぬるめの微粒の泡風呂と、秋田県玉川温泉産の北投石を使ったあつ湯の二種類が縦に並ぶ。後者はジェットバス付き。

さて、先述のサウナエリアへ足を踏み入れる。扉一枚隔てたその先はまるで異空間。先ほどの温浴エリアが白くて明るい印象だったのに対して、こちらはコンクリート打ちっぱなし、スタイリッシュでクールな印象。

♯サウナ ★★★★★
サウナ室の外壁には富士の山が描かれる。ゴザのようなサウナマット片手に二重扉を開けると、モワッと熱された空気が顔面を刺激する。シンプルに熱い。パワフル。檜の香りも仄かに、照明の感じも好み。

L字型の座面は少し変わったつくり。片側は三段掛けだが、もう片側は二段+三段目に寝ころびスペースがある。これが噂の富士山か。1セット目から空いていたので、早速登頂してみる。

うまい具合に傾斜が付いていて、リラックスした体勢を取ることができる。ただ、位置がそれなりに高いので、かなり熱い。おまけに20分に一回のオートロウリュ。これが強力。熱の溜まりをこれでもかと感じる。ビックリ。効いた。

♯水風呂 ★★★★★
深さ広さ冷たさ、どれをとっても一級品。おまけに機械を通した超軟水とある。14℃くらいなので堪らなく冷たいんだけど、肌に優しくて、あの熱いサウナの後だからより気持ちよく感じる。

♯休憩 ★★★★☆
お日様の光が僅かな隙間から入り込む。その真下にはインフィニティが三脚置かれる。別サイドには一面「い草」が敷かれた寝転べるスペースがある。ひんやりとした体感は頭上の扇風機によるもの。

最近で一番良い銭湯サウナでした。

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サンム

2023.05.21

1回目の訪問

♯新規開拓/累計421施設

何気なく店前を通った記憶がある。アスティルの近くにこんなサウナ出来たのか〜!今流行りの会員制プライベートサウナかな?なんて、ろくに調べもせずに、その時は素通りしたと思う。

新橋付近に用事があったので、その前にどこかサウナを、と思ってネットサーフィンしていると、すぐココが目に留まった。2023年3月7日に誕生した新進気鋭の男性専科サウナ施設。

『ライオンサウナ新橋』さん。レンブラントキャビン&スパ新橋の中にある、サウナ・カプセル・コワーキングスペースを兼ね備えたハイブリッド施設。日帰りのサウナ利用は12時〜ということで、時間ぴったしに着いたが、既に待ちが5名ほど。

1階の下足キーがそのままロッカーの鍵になるタイプ。ゲートを通り抜けて、エレベーターにて4階へ。暖簾手前にあるフェイスタオルを2〜3枚取って、好きなロッカーを選ぶ。オープンしたてとあって、至るところ隅々まで綺麗。清潔感がある。

衣服を全て脱いだら、階段で3階へ。カランと温浴のあるフロアにて身体を清める。限られたスペースではあるものの、40℃と43℃の二種類の用意があるのも有難い。さて、続いてサウナエリアの2階へ。

♯サウナ ★★★★★
サウナは二種類。メインは「獅」と云う一文字で表現される「ライオンサウナ」。四段掛けのタワー型で照明は薄暗い。無音字幕のTV放送が怪しげに光り、少しクセのあるBGMが淡々と流れている。ikiストーブの熱は強力で、最上段はシンプルに熱い。

10分毎のオートロウリュ、毎時30分のライオンロウリュ、16時と18時にはスタッフアウフグースまであるので、イベント性もある。ライオンロウリュについては、ハクナマタタの陽気な音楽とライオンの雄叫びと共にロウリュが繰り広げられる。

もう一種類は「瞑」と称されるメディテーションサウナ。その名の通り、瞑想向きの空間。ヒーリング系のBGMと控えめな間接照明が心地良い。15分に一度のルールでセルフロウリュも可能。

♯水風呂 ★★★★★
鮮やかな青色のグルシン水風呂と爽やかな水色の17℃弱アルカリ性のミネラルたっぷり水風呂の二段階仕様。冷冷交代浴が捗る。前者はオーバーヘッドシャワーが備え付けられており、サバンナに降り注ぐ雨を表現している。ライティングもかっこいい。

♯休憩 ★★★★☆
陽の差し込むバルコニーのようなスペースに白色のプラ椅子がたっぷり並べられている。屋内にも立派な木板のベンチがあるので、色々なパターンを試してみても良いかも。

各階のスペースは限られているものの、存分にレベルの高い環境を提供してくれる優良施設です。

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サンム

2023.05.19

2回目の訪問

チェックイン

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