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サンム

2021.11.27

2回目の訪問

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サンム

2021.11.26

1回目の訪問

1126(イイフロ)の日は読んで字の如くだが、良いお風呂に浸かりたい。

聞けば、小田急線の世田谷代田駅に山里の雰囲気そのままに温泉地を訪れたような癒しの時を過ごすことの出来るお宿があるということで、さっそく足を運んでみることにした。

『由縁別邸 代田』さん。2020年10月オープン。実を言うと、私の地元が正にここから目と鼻の先でして、ここ数年の世田谷代田駅の変貌ぶりには目を見張るところだったが、ついに旅館までこしらえたかと。

傍にはお洒落なカウンターの焼き鳥屋まであったりして、様変わりとは正にこのことだなと呆気に取られて入館したわけであります。

フロントからして、コンパクトながらも高級感漂う小洒落た空気感に迎え入れられ、スタッフの方のホスピタリティに溢れた案内を受けて、庭付きのお部屋へ。本日は贅沢にも宿泊利用。えへん。

残りの仕事を片付けて颯爽と大浴場へと向かう。湯上がりのこじんまりとした休憩処にはアイスキャンディーのサービス。大人になっても、秘めた幼心はいとも簡単にくすぐられる。何だかワクワクする。

脱衣所は適度な暗さを保っていて、隅々まで清掃が行き届いており、清潔感に溢れている。黒を基調とした浴室も洗練されており、シックな装いが格好良い。

♯サウナ ★★★★★
奥に細長いサ室。横長ニ段掛けのボナサウナ。足元の間接照明のみの仄暗い空間。無音。雰囲気たっぷり。こりゃいいわ。

室温は83〜85℃を行ったり来たり。10分ごとにオートロウリュが入る。天井付近の少しだけ空いた隙間から熱が対流し、頭上から足元目掛けて舞い降りてくる。マットもふかふかで素晴らしい環境。

女性側はミストサウナだけのようだ。男女入れ替わり制を敷いても面白いかもしれない。と、提案してみたり...。

♯水風呂 ★★★★☆
内湯と隣り合わせの水風呂。石造りで丸型。壺湯のような見た目。水温計は15.5〜16.5℃を表示する。キンキン。仄かに塩素の匂いがするが、到底気にならない。

♯休憩 ★★★★☆
スライド式のドアの開けて露天スペースへ。暖色の間接照明とモダンなデザインが特徴的な空間。木のベンチが2台。

浴室を含め常に貸切状態だったので、大胆にもベンチに身を投げ出して寝転ぶ。静寂がととのいをアシストする。

身を起こして、ライトアップされた小庭の木々を眺める。ここが東京都心の世田谷区内であることを当たり前のように忘れている。

計5セット。95点。浴室とサウナの雰囲気が兎に角洗練されており、男なら誰しもがカッコイイと思うだろう。たまの休日に電車ですぐの温泉旅行も新しい旅の形なのかもしれない。

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  • サウナ温度 84℃
  • 水風呂温度 16℃
220

サンム

2021.11.25

1回目の訪問

巣鴨湯

[ 東京都 ]

堪らなく銭湯を欲していた。栃木・茨城のサウナ旅行を終え、久しぶりのお仕事。しっかりと働いた後は心休まる銭湯サウナでぬくぬくとしたい。

ここ数日はサウナ施設かスーパー銭湯ばかりだったので、何の変哲もない街銭湯で自由な時間を過ごすことを目的に大塚駅に降り立った。

『巣鴨湯』さん。つむぐさんとれさわさんの文章に触れ、良い銭湯であることは認識していたものの、予想を遥かに上回る素晴らしいお風呂屋さんだったことを最初に述べておきたい。

最寄りは庚申塚駅。大塚駅からも歩いて10分ほどの距離にある。暗がりにおいても確かな存在感を放つ藤色の看板に誘われて、暖簾をくぐる。

780円を支払い、ロッカーキーと大小タオルを受け取る。湯上がりの休憩スペースには立派な鉄道のジオラマ。ご主人の趣味なのかな?とっても本格的。TVでは連日好ゲームが続く日本シリーズ。オリックスが連敗を止めるべく息を吹き返している。

広々とした脱衣所。サウナ利用者専用の縦長のロッカーに荷物を押し入れ、浴室の扉をガラッと開ける。銭湯としてはゆとりのある作り。立ちシャワーのカラフルなステンドグラスは良い具合に年季が入っている。味わいがある。

丸型に象られたジェットバスに身体をスッポリと収めたり、ぬるめのバイブラバスに身を委ねたりして、まったりとした時間を過ごす。お風呂の種類もたっぷりなので、早くも少しだけのばせてしまった。笑

♯サウナ
入った瞬間に気付く、絶妙な温度と湿度のバランス。巧妙なセッティング。室温は94〜100℃とバラツキがあるが、身体の芯から温まるのを感じる。このサ室はレベルが高いぞ。

その熱さの源は上段の座面の下に隠れたヒーター。カチカチと小刻みな機械音を立てる。ボナサウナでこれだけの体感温度を齎してくれるのは貴重。その分、座面はかなり熱いので要注意!マット必須。

ふと壁面に目をやると乾燥し切ったヴィヒタが一束。かぐわしい香り。

♯水風呂
ボコボコのバイブラが熱を持った身体を包み込む。水温18℃。適温。余りに気持ち良過ぎて、ついつい長居してしまう。ふんわりと硫黄っぽい匂いがしたのは気のせい?

♯休憩
浴室内に椅子等の用意は無いが、脱衣所での休憩の満足度が高い。マッサージチェアの隣にあるソファ。傾斜が程良く付いており、角度が絶妙。

バスタオルを腰に巻き、業務用扇風機の風量を弱にセットして、遠目から風を当てがう。身体がポカポカして、あっという間にととのう。最高だ。

計4セット。皆さん口を揃えて言うように、正に穴場という言葉に相応しい、隠れた名銭湯。再訪確実。

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  • サウナ温度 97℃
  • 水風呂温度 18℃
226

サンム

2021.11.24

1回目の訪問

KURA:SAUNA IBARAKI

[ 茨城県 ]

栃木・茨城のサウナを巡る小旅行。第五弾となるラストを締め括るのは『KURA SAUNA』さん。レジェン道の生みの親、レジェンドゆうさんのアウフイベントがあるということで、今回の旅の終着点と決めていた。

栃木から茨城は意外にも近い。開始時間に余裕を持って到着するも、駐車場や施設の入口が分かりづらく、ウロウロと彷徨ってしまう。初心者を露呈するが、併設するカフェの心優しいお姉さんに案内してもらい、どうにか辿り着く。ホッと一息。

アメコミのようなポップなデザインをした扉を開けると、お洒落なバーカウンターのような受付の先に歴史を感じさせる蔵がお目見えする。築90年を超える旧呉服店の蔵を大胆にもサウナへとリノベしたもので、古さの中に新しさがあり、面白い。

♯サウナ ★★★★★+★
蔵の2階部分がサ室となっている。雰囲気抜群。灰色のペンキで塗られた壁面は無機的だけどそれがお洒落で、個展の一つでも出来そうなアートな空間。今までのサ室で一番モダン。

中央に縦長の薪ストーブ。ゴツゴツのサウナストーンが下から上へとこれでもかと敷き詰められている。常態ではそこまでの熱さは無いが、アウフグース時は大量のストーン故、とんでもない威力を発揮する。

座面は奥に三名分の小上がりのスペースがあり、一番熱い。その他は丸椅子が7脚。

ゆうさんとクリクリさんのアウフは多彩な技のオンパレードで思わず見惚れた。アロマ水のロウリュの分量は異常だけど。笑

そんな中、スタンディングさせられたり、膝をついてお見合いさせられてる人がいたり、文字に起こすと最早意味不明だが、エンタメ性に富んでいてとても面白かった。3時間で計6セット。最後の方はフラフラに...。笑

♯水風呂 ★★★★☆
サ室を出て、朦朧とする意識の中、急な階段に細心の注意を払いながら、水風呂へと向かう。正直導線は悪いが、文句は言えない。

詰めれば三名程が同時に入れる巨大な桶がここの水風呂。天然地下水をジャバジャバに掛け流している。潜るのOK。給水部分から直接脳天に冷水を受ける。まるで修行僧みたいに。

♯休憩 ★★★★★
水風呂がある屋外のスペースにズラーっとインフィニティチェアが並ぶ。無事昇天された方々がそれぞれのイキ顔を見せる中でクールスイングをしてくれる。冷たい風が心地良い。

水風呂の導線が惜しいところ。98点。

以上!ゆうさん、クリクリさん、参加された皆様、ありがとうございました。

五つの施設を巡った小旅行はこれにて終了。帰りの首都高速ではラルクのDriver's Highが流れてきたが、正に「生粋のサウナ狂」だなとニヤッとしてしまった。

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  • サウナ温度 75℃
  • 水風呂温度 16℃
320

サンム

2021.11.24

1回目の訪問

栃木・茨城のサウナを巡る小旅行。第四弾は『ベルさくらの湯』さん。ケーズデンキやTOHOシネマズ等が入る巨大モール(ベルモール)の一角に居を構える。郊外の和風スーパー銭湯といった佇まい。駐車場の導線がぐるぐるとして少し難しかったので注意!

平日料金770円。入ってすぐの食事処、とんでもなく広い。風呂上がりにオロポを流し込むことを心に決め、長い廊下を進んで浴室へ。

お風呂の種類がたくさん。内湯には主浴槽の他に高濃度炭酸泉やジェット等、露天には褐色の天然温泉掛け流しの岩風呂をはじめ、寝ころび湯、壺湯の用意がある。サウナ抜きにして、これだけでも充分満足感がある。楽しい楽しい。

♯サウナ ★★★★☆
と言いつつも、サウナは絶対に必要です。前言撤回。サウナは何と!全部で三種類とバリエーション豊か!

①スチーム式ハーブサウナ
本日は陳皮(ちんぴ)の香り。柑橘系の匂いをイメージしていたが、そこまでの爽やかさは無い。銀色の如何にも機械的なストーブが無骨で格好いい。シューっと音を立てて、蒸気を発生させる。時たまゴトゴトと音を立てる。室温は44℃とかなり低め。唯一露天スペースにある。

②塩サウナ
室温55℃。遠赤外線ガスストーブ。その名の通り、塩を揉み込んで楽しむ。特筆すべき点は特に無いノーマルな塩サウナ。体感は若干ぬるめ。

③ドライサウナ
メイン。四段掛けでとても広々としている。開放感がすごい。間引いているため14名収容だが、本来は確実にもっと入るだろう。一段一段の座面が広いのが特徴。室温は93℃。少しカラッとしている。TVあり。

♯水風呂 ★★★★☆
水温16.5℃。冷たくて大きい水風呂。井水使用とのことだが、カルキ臭が結構ある。ドライサウナとの相性は良いが、他2つのあとだと少し冷たすぎるように感じる。

♯休憩 ★★★★★
露天スペースには所々にベンチが置いてある。加えて、奥のスペースにはプラスチック椅子が5脚。うち2脚は傾斜が付いたもの。こちらもととのうには十分な環境だが、正解は寝ころび湯。

丁度お日様からの日光が当たるようなポジションにあり、ポカポカと気持ちが良い。寝ころび湯の中では湯量が少ない部類なので、熱すぎない点も良い。

素っ裸での日向ぼっこ。子供からお爺ちゃん、終いにはサウナーたちまで、仲良く川の字で寝っ転がる。平和。誰も生き急いで無い。

計3セット。92点。全体的なバランスが良い。いかにも郊外のスーパー銭湯といった感じだが、天然温泉も素晴らしく、近隣の人からは重宝されているだろう。湯上がりは宣言通り、オロポをぐびっとやる。さて、次の目的地に向かうとする。茨城県へ

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  • サウナ温度 55℃,44℃,93℃
  • 水風呂温度 16.5℃
273

サンム

2021.11.24

1回目の訪問

お丸山ホテル

[ 栃木県 ]

栃木・茨城のサウナを巡る小旅行。第三弾は『お丸山ホテル』さん。当初の予定では那須から宇都宮に戻り、南大門に泊まろうかなとざっくりと考えていた。

ふと、ある方のサ活にて当ホテルの存在を知る。セルフロウリュもできるホテルサウナは魅力的であるし、導線的にも有り難い場所にある。東北道を矢板ICで降りて、10分ほどの距離。

喜連川の小高い丘の上に威風堂々と聳え立つ。高級感漂うホテル。立派なロゴが特徴的である。お部屋は10畳+広縁の和室。い草の
匂いが何とも落ち着ける。改めて"日本"を思い出す。

浴衣に着替えて、いざサウナ!の前に日本シリーズ。本日も大熱戦が繰り広げられている。展開が面白すぎて、中々切り上げるタイミングを見出せない。笑

後ろ髪を引かれながらも強制的にTVの電源をOFFにして大浴場へと向かう。宿泊者以外でも日帰り温泉の利用が出来るため、多くの人で賑わっている。

浴室は雰囲気たっぷりのアーティスティックな空間。サ室の前には祠のような謎のスペースがあり、大きめの石が中央に置かれている。どこか神秘的、いや前衛的と表現すべきか。(追記:打たせ水でした。一度ボタンを押すだけで、かなり長い時間、水が落ちてきます。)

♯サウナ ★★★★★
ビート板を持って入室。L字型二段掛け、7名収容のコンパクトなサイズ。控えめな間接照明がエモい雰囲気を作り出している。この暗さは大好き。そして無音。静寂。最高。

一方で、室温は82℃と少し物足りたない。加えて、木板に染み込んだ汗の匂いがかなり気になる。個人的に匂いはサウナにおいて、かなり重要な要素だと思うので、少し残念。

そんなことを思っていると、お兄さんがアロマオイル使って良いですか?と声を掛けてきた。勿論です!

途端に柑橘系の香りが室内に広がる。その後も別の常連のお兄さんがアロマオイルでのセルフロウリュもしてくれた。流行ってるのかな?

♯水風呂 ★★★★★
井戸水を使用したまろやかで肌触り抜群の水風呂。水質がとても良く、水温も体感で17℃程度と冷たさも素晴らしい。縦長で深さもたっぷりある。作りがオシャレ。

♯休憩 ★★★★☆
露天スペースには休憩におあつらえ向きのウッドデッキがある。例えるなら縁側のような形。椅子などは一つもない。また庭園風の小庭の木々たちがライトアップされており、幻想的な雰囲気がある。とてもカッコいい。

計3セット。96点。コンパクトながらもサウナ、水風呂、休憩のバランス良く、全てのレベルが高い。もう既に栃木のサウナーには見つかっているようだが、全国的にはまだあまり知られていないので、穴場スポットかもしれない。

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  • サウナ温度 82℃
  • 水風呂温度 17℃
305

サンム

2021.11.23

2回目の訪問

お丸山ホテル

[ 栃木県 ]

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サンム

2021.11.23

1回目の訪問

栃木・茨城のサウナを巡る小旅行。第二弾は『源泉 那須山』さん。その前に宇都宮へちょっと寄り道。お腹も空いたところだし、宇都宮餃子で腹ごしらえといきましょう。

10個をペロリ。羽根付きパリパリ。美味しいものを食べると元気が出る。那須までの道のりはそれなりの距離があるが、餃子パワーで近く感じる。

那須ICを降りて、ものの2〜3分車を走らせると、広大な敷地にデンと構える建物が見えてくる。てっきり子どもがたくさん集まるような和風スパ銭を想像していたが、どこかシンプルで保養所のような雰囲気。

入浴料は1040円でタオルは別。館内はとても静か。良い意味でお風呂屋さんっぽくない。ゴチャゴチャ感が全く無く、とても洗練されている。

浴室に入るとまず目に入るのは大きな檜風呂。十坪、畳二十畳の広さということで、浴室の半分くらいの面積を占めている。こんな大きな浴槽はひさびさ。両手両足を広げて大の字になり、天然温泉を楽しむ。普通のスーパー銭湯とは異なり、内湯一つ露天一つとシンプル。

♯サウナ ★★★☆☆
露天スペースにあるコンクリート打ちっぱなしの無骨な小屋。一転、中に入ると木の良い香りがするマイルドなボナサウナ。ギャップが凄まじい。

優しくてまろやかな熱の伝わり方。室温は88℃。L字型二段掛けで詰めれば15名程度の収容。身体の芯から温まる感じは正直無い。

♯水風呂 ★★★☆☆
水風呂は露天スペースではなく、浴室内にあるので二枚分の扉を開け進まないと辿り着くことが出来ない。導線は正直なところ悪い。

天然地下水の掛け流し。水温は体感で18℃ほど。マイルドなサウナの後だと少し冷た過ぎるくらい。水質はまろやかでとても良い。

♯休憩 ★★★★☆
露天スペースはその殆どが芝生の広場となっており、おおよそ1000平米と広い。中央に柿の木がポツンと生えており、木枯らしに枝葉を持っていかれたようで、どこか切なく儚い。

丸型の露天風呂の隣にはウッドデッキが敷かれており、日向ぼっこには持ってこいのスペース。外からは丸見えだけど、まあいいや。

サクッと2セット満喫。84点。サウナが少しぬるかったので、温泉→サウナ→水風呂→休憩→温泉...といつもとは違うルーティーン。当館の良さはサウナでは無く、間違いなく天然温泉にある。那須に訪れた際は是非。

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  • サウナ温度 88℃
  • 水風呂温度 18℃
256

サンム

2021.11.23

1回目の訪問

栃木・茨城のサウナを巡る小旅行。前回の栃木ツアーでは宇都宮や小山を中心に攻めたが、今回は大自然の営みを求め、趣向を凝らしたプランを練ってみた。

その第一弾は世界遺産である日光東照宮のお膝元、栃木県日光市の山中にある『日光サウナリゾート』さん。2021年7月オープンの話題の施設。正に自然と一体化した"生"を感じられる場所であった。最初に申し上げておくが、ここは本当にオススメです。

オフロードにも近い山間部の細道を進むと、少し開けたスペースにテントサウナやバレルサウナ、小川の渓流を引いた湖が現れる。TV局のクルーが本格的な機材を携えて撮影に来ており、注目度の高さが窺える。

簡易的なシャワールームで水着に着替え、お待ちかねのサウナ。本日は銀色のトレーラーがサ室となった「エアストリームサウナ」を利用した。

♯サウナ ★★★★★+★
キャンピングトレーラーの最高峰とも称されるエアストリームを大胆にもサウナに改造。銀色のメタリックな風貌が格好良すぎる。日の光に照らされた姿は圧巻の一言。

木を組み立てた座面は二段掛け。上段に座ると天井と頭の距離がほぼゼロになる。フィンランド製のKOTA社の薪ストーブと遠赤外線ヒーターのダブル仕様。薪の燻された匂いがアクセントとなっている。

室温は97〜99℃。時折スタッフの方が薪を焚べてくれる。湿度は存外カラッとしているものの、セルフロウリュで調整できる。丸みを帯びた天井を伝って、蒸気が対流してくるのが分かる。溜息が出るくらい良い。

♯水風呂 ★★★★★+★
プラスチック製の巨大な桶に湖の水が汲み上げられる。物凄い勢いでオーバーフローしており、新鮮さを物語っている。

この水風呂も良いが、やはりメインはその大元となる湖。本日の水温は10〜11℃とキンキン。ゆらゆらと浮かぶ船着場のようなウッドデッキから飛び魚のように水面目掛けてダイブする。こんな経験は中々できやしない。

水深は3mもの深さがあるので、当たり前のように頭から爪先まで湖にスッポリ収まる。本場フィンランドを彷彿とさせる湖でのクールダウン。最高かよ。

♯休憩 ★★★★★+★
用意されたキャンプ椅子に腰掛けても良し、草っ原にタオルを敷いて寝転ぶも良し。陽の光が湖面に反射して眩しいが、それがまた嬉しい。山々を見上げると紅葉の赤が綺麗だ。

2時間でゆっくり4セット。100点。文句の付けようがない。次回は友人と一緒にバレルサウナを利用することを心に決めた。そしてそのまた次はモルジュのテントサウナも利用してみたい。欲張りだけど、それくらい満喫できたし、また何度でも来たいと思わせてくれる施設であった。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 11℃
297

サンム

2021.11.22

2回目の訪問

後編。ケロサウナの感想は前編をご覧いただきたい。

♯水風呂 ★★★☆☆☆
オーバーヘッドシャワーでの水シャワーのみかと思っていたが、簡易的な水風呂の用意があった。蛇口からジャバジャバと水が注がれ、オーバーフロー気味。

お一人様専用サイズだが、意外にも体感は冷たくて気持ち良い。クーラーボックスに用意された特大の氷を入れることで温度の調節が可能。

♯休憩 ★★★★★+★
スパゾーンの各所にインフィニティチェアやデッキチェアが置かれている。多すぎて数えるのを辞めた。笑 最高。

コタから一番近くのコールマンを水平にして、身体を休ませる。天高く伸びる椰子の木の先には星空が広がり、松明の炎の揺らめきが視界の端に映る。まるでアジアンリゾートの浜辺で星空を眺めているような気分。無敵感が凄い。

♯その他
テルマリウム(古代ローマ式サウナ)もガーデンスパ内に建てられている。

・テピダリウム
アスティルのテルマベッドと同じもの。緩やかな曲線の陶製ベッド。ほんのり暖かい。

・ラコニウム
青色のタイル地の座面が扇状に広がる。低温サウナ。勉強不足を晒すようでお恥ずかしいが、熱源が分かりにくかった。体感はかなりぬるめ。

・カルダリウム
翡翠色のタイル地の座面。いわゆるスチームサウナ。壁面から放射されている。テルマリウムゾーンでは確実に一番熱い。独特な匂いもあるが、すぐ慣れる。

以上、食事・お風呂だけでなく、サウナをこれでもかと満喫させていただいた。99点。ここのケロサウナは重要文化財に認定して良いレベル。アジアンテイストな環境に包まれる中での外気浴も至高。概念変わります。

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288

サンム

2021.11.22

1回目の訪問

前編。2021年11月20日-21日訪問。

新規開拓200施設目の節目に訪れたのは『蓮台寺温泉 清流荘』さん。風光明媚なその場所は山々と小川が織りなす自然の奥ゆかしさとラグジュアリーなリゾート感を併せ持つ、唯一無二のこの世の楽園とも言える旅館であった。

土曜日の東名高速はコロナ禍がひと段落する中において、渋滞の格好の餌食となる。進んでは止まりの精神的疲労がありながらも、何とか沼津港に辿り着き、駿河湾で採れた新鮮な海鮮を堪能する。

物珍しい深海水族館なるものもこの機会だからと体験したり、まったりとした時間を過ごしていたら、気付けば陽も傾き始めている。はやる気持ちを抑えきれず、伊豆半島を南下する。

1時間30分ほど車を走らせた先に趣のある老舗旅館が現れる。月蝕を経て、今宵は満月となった月の光に照らされて、何とも乙な雰囲気を醸し出している。

館内の和の雰囲気の中で、サウナグッズの置かれたコーナーは多少の違和感はあるものの、サウナ好きとしては堪らなく愛おしく思える。

部屋に荷物を置き、まずは大浴場にて天然温泉を心ゆくまで楽しむ。男湯と女湯は深夜0時をもって入れ替えとなる。ひとしきり堪能した後、脱衣所で水着に着替え、まるでリゾート地のようなスパゾーンへと向かう。

中央の極大温水プールを囲むようにして、ガーデンサイドバーやテルマリウムが立ち並び、椰子の木や松明の炎が南国リゾートの雰囲気を演出している。映えるとかは通り越して、もはや圧巻の域。あんぐり。空いた口が塞がらない。

♯サウナ ★★★★★+★
奥のスペースにあるコタは最高級のケロを使用している。重厚感がありながらも、木々の温かみを確かに感じる。入口横には四種類のアロマの用意がある。この心遣いはありがたい。

貫禄のある薪ストーブ。時折パキパキと枝が割れる音を放つ。柄杓で掬った水にアロマを垂らして、セルフロウリュする。石の鳴く音とユーカリメンソールの香りが室内にパーっと広がる。森の中で深呼吸しているかのような、そんな錯覚を巻き起こす。たまの薪の燻された匂いも落ち着く。

三段掛けの座面。照明は上段のライトの僅かな光のみ。落ち着ける。完全に好みのサ室、もといコタ。室温はおおよそ体感で80℃くらい。ここに住みたい。いや、住む。

またサ室前にはゴロゴロした大きめの氷が入ったクーラーボックスがあるので、氷ロウリュも可能。常態での室温が低いので、ジワジワと常に蒸気を発生させることのできる氷ロウリュはかなりオススメ。

安定の文字数オーバー。笑 画像はケロサウナです。水風呂以降のレポートは後編にて確認ください...。一個にまとめたかった🥲

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  • サウナ温度 35℃,50℃,80℃
  • 水風呂温度 18℃
257

サンム

2021.11.19

2回目の訪問

2021年4月以来、人生で二度目の草加健康センターさん。通称SKC。ラッコちゃん。まだまだサウナーとしては半人前だけど、原点にして頂点。やはりここは圧倒的だなと改めて思い知らされた。すごいよ、ここは!

前回痛い目を見たチンピリ効仙薬湯の湯通しも、今回はその感覚を身体が覚えたのか、ヒリヒリを楽しむくらいの余裕ができた。強烈な勢いに浴槽の外まで吹き飛ばされかけた(これは流石に嘘)スーパージェットは故障中だった。リベンジならず。

まだまだ時間に余裕があったので、お風呂というお風呂を堪能した。炭酸泉には15分は入っていたし、硫黄の匂いがする露天の温泉にも長く浸かった。お爺ちゃんって、なんであんなに長くあっついお湯に入ってられるのか、未だに不思議だ。

話は逸れたが、複数のジェットバスもそうだし、極め付けはノーマルタイプの白湯にまで入ってみた。折角だからと、隅々まで楽しんでみたわけだ。健康センターを心底楽しんだのだ。

そんなこんなで、相変わらず素晴らしいセッティングの麦飯石サウナでも勿論たくさん蒸された。報道番組では大谷翔平のMVP受賞のニュースが流れていた。遠赤外線ガスストーブとストーン対流式のダブルストーブのこのサ室こそ、真の二刀流じゃないかと思ったのは、決して私だけじゃ無いはず。

ブルーライトにSHOW射された水風呂も15℃を切っていた。最高のサウナに満遍なく灼かれた身体を細かいバイブラが優しく包み込む。軽めのカルキ臭はご愛嬌。あっついサウナにつめたい水風呂、それさえあれば良い。そう思わせてくれる環境。シンプルイズザベストってこういう時に使う言葉として、ぴったりだ。

風の通りが良い外気浴スペースの椅子に身を預ければ、それはそれは深いととのいを感じることができる。みんな幸せそうな顔をしてる。ここだけ時が止まったかのような、静けさに包まれた空間。SKCはみなさんマナーも良く、その点も好き。

何セットしただろう。何分くらいサウナに入っていただろう。数えるのに疲れたから、最近はあまり意識しないようにしている。ただサウナ→水風呂→休憩のルーティーンを心ゆくまで楽しむだけ。

風呂上がりはコカ・コーラ一択。さすがに喉が渇いたから。喫煙所で常連と見られるおばさま方のお話を拝聴して、酸辣湯麺を食べて、家路に着く。辺りはすっかり暗くなってしまった。

明日は新規開拓200施設目の節目に全国屈指のサウナを訪れる予定。さて、どこに向かうのか。今から楽しみで仕方がない。渋滞だけが少し不安だけども。

その前段としては贅沢すぎる素晴らしい草加の夜を過ごさせていただき、感謝してもし切れない。また是非訪れたいと思う。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 14.7℃
239

サンム

2021.11.18

79回目の訪問

十條湯

[ 東京都 ]

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サンム

2021.11.17

1回目の訪問

光徳湯

[ 東京都 ]

東京都板橋区徳丸エリアの新規開拓二軒目は『光徳湯』さん。店舗の壁面には「ゆ」と「こうとく」という文字がそれぞれ赤色と青色で大きく描かれている。ポップな丸文字がお茶目でかわいい。ただ存在感は半端じゃない。びっくりするくらいドデカい。

入店していきなり顔を赤らめた、陽気なテンションのおじさま達が談笑している場面に遭遇。地元のローカル感強め。店内には特製のおかきが売ってたりして、ゴチャゴチャ感があるがそれがまた楽しい。唯一無二の空気感。

サウナは入浴料込みで700円となる。ズラーっと壁に沿うようにしてさまざまな浴槽が並んでいる。手前にはあし湯、こし湯、ふか湯と水深が三段階に分かれた、一風変わった湯舟。初めて見た。そこから奥に行くに連れて、複数のジェットバス、弱目の炭酸泉、水風呂と順々に続いていく。

♯サウナ ★★★☆☆
薄暗ーく、重厚な雰囲気がある。どっしりと腰を据えて顰めっ面をするお客さん多数。二段掛けで座面は広々。奥に遠赤外線のガスストーブ、手前にはTVの用意。室温は98℃としっかりと熱い。湿度もそれなりにある様子。

ここも黄金湯さんも同じくして座面がアチアチ。いわゆるケツ焼きってやつだ。マットが薄手なのかな?汗の湿り気についても、どうしても感じてしまうくらい。携帯用のサウナマットを持ってき忘れたことを後悔する。持参をお勧めする。

♯水風呂 ★★★☆☆
水温計は16℃を指すもそこまでは低くなさそう。体感温度は幾分か高め。給水・排水が常にあるので循環は良い。コンパクトだけど安心感のある水風呂。

♯休憩 ★★☆☆☆
専用の休憩スペースは無い。脱衣所は有料のマッサージチェアが3台置かれているが、ここはサウナ間の裸での休憩には適さない。

個人的に気に入ったのは先述した「あし湯」での休憩。いつもより長めに水風呂に入ってから、少し入り過ぎたかな?くらい身体を冷やしてから、脚だけ暖かい湯舟に浸かる。ここでの休憩は浴室のアットホームな雰囲気も相まって何だかホッとする。

計3セット。79点。サウナも良さはあるが、この銭湯の良さは温浴の種類に尽きる。アトラクション要素もあって、お風呂好きはかなり楽しめると思う。銭湯でかなり満足度の高い温浴を味わえる。

帰り際、受付にはチャキチャキのおばあちゃん。ありがとねぃ!と気さくでフランクな挨拶。実家に帰ってきたかのような、ほっこりとした気持ちになりました。

板橋区は銭湯王区として、数多くのサウナ付き銭湯を抱えるが、その中でも雰囲気含め、地域密着のスタイルが面白く、充実した時間を過ごせた。お風呂もセットで楽しみたい人には向く。また近々訪れたいと思います。

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  • サウナ温度 98℃
  • 水風呂温度 16℃
267

サンム

2021.11.17

1回目の訪問

黄金湯

[ 東京都 ]

本日は徳丸エリアの銭湯を新規開拓。最寄駅は東武東上線の東武練馬駅。今まで立ち寄ることのなかった街を散策できるのも、サウナを趣味とする者の一つのメリットのように感じる今日この頃。本日も歩いて目的地を目指す。

駅前はローカルな感じを残しつつも栄えている。恐らく近隣住民にとって有難い存在である巨大なイオンの横をすり抜け、10分ほど歩くと『黄金湯』さんがひっそりと顔を覗かせる。隣の緑道のような場所には全裸に野球帽を被った謎の石像が置いてある。なんじゃこりゃ、とってもシュール。

ひとえに黄金湯と言っても、墨田区の錦糸公園近く、常に話題を呼んでいるリノベ銭湯とは無論別物である。DJブースがあったり、クラフトビールを飲めたりするわけではないが、良い意味で混雑も無くシンプルイズザベストの街銭湯であった。

サウナは入浴料合わせて700円。北区銭湯でよく見かける赤と緑のケミカルシャンプーの備え付けがある。湯温高めのマグマのようなバイブラあつ湯とジェットの影響か、浴室内は立ち込める湯気に包まれて靄がかかっている。

♯サウナ ★★★★☆
パッと明るめの二段掛けサ室。一段目の座面が二段目の倍くらい広い。折角だからと一段目に腰掛けるも、その瞬間お尻が灼けるような熱さに襲われる。思わず蝗のように飛び跳ねる。悪戦苦闘した挙句、フェイスタオルを下敷き代わりにして、何とか落ち着きを取り戻す。マイマットを持参するのを忘れたことを激しく後悔する。

カラカラ系ながらも、室温は104℃でガッツリとした熱さ。一見よく見る遠赤外線ガスストーブで、天井と頭の距離もそれなりにあるのに、何故こんなにも熱いのか。たった一回の訪問ではその理由を解き明かすことはできなかったので、有識者の皆様に是非一度検証していただたい。

♯水風呂 ★★★☆☆
20℃の正方形をした水風呂。浴槽に並々の冷水が溜められている。いまにも溢れ出しそう。バイブラ等はないものの、しっかりと冷たい。

♯休憩 ★☆☆☆☆
休憩場所はほぼない。脱衣所のベンチもプラスチック製で座り心地は良くない。浴室内の角っこのスペースに洗面椅子を置いて、脈拍を落ち着かせる。

計3セット。77点。銭湯において100℃超えであまみがバチっと出るサウナは貴重。

余談だが、普段は休憩の合間にポカリスウェットかイオンウォーターで水分補給をするが、本日は売り切れで麦茶を試したらこれが大当たり。また一つ新たな発見があったサ活だった。

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  • サウナ温度 104℃
  • 水風呂温度 20℃
241

サンム

2021.11.16

78回目の訪問

十條湯

[ 東京都 ]

チェックイン

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サンム

2021.11.15

1回目の訪問

日曜日の深酒が月曜日まで尾を引いていた。ここ最近では間違いなく一番のダメージ。元々翌日に酒を残しやすい体質だが、今日のそれは段違いだった。

「風呂は命の洗濯よ」ミサトさんの金言がこんなにも身に染みたことは無い。ひとたび傾斜のついた寝湯に身体を委ねると、思わず寝落ちしそうになる。微睡むとは正にこのこと。

早めに仕事を切り上げて、ボロボロの身体で向かったのは池袋駅西口から10分ほどの距離にある『湯〜ゆランドあずま』さん。立教の大学キャンパスのすぐ近くにある。
こんな状態でも何だかんだで新規開拓をしてしまう。いや、今日は流石にホームと迷ったけど。早く上がれたし。

大量のゆっぽくんが描かれたファンシーな表看板。靴箱はカラフルな色使い。「サウナを愛でたい」で取り上げられたなら、演者の二人が喜びそうな風変わりなポイントが幾つもある。ピンクとパープルがイメージカラー?

サウナは入浴料と合わせて830円。大小タオルとフックキーが入ったビニールバッグを渡される。備え付けのシャンプー類が無い代わりに、受付で小袋に入った使い切りタイプのものを貰える。

浴室も稀有で面白い作り。最奥には岩盤泉ということで、内湯にも関わらず岩風呂が堂々と存在している。その隣にはコンパクトな薬湯。今日はシルキーバス。浴槽の底には赤々としたライト。そして、冒頭にも登場した寝湯がある。

♯サウナ ★★★☆☆
いわゆるコンフォートサウナ。ここではリラックスサウナと呼ぶ。サウナエンジニヤリング社製。ヤがポイント。室温は80℃で湿度たっぷり。ちょうどバラエティ番組が始まった時間帯。ゆっくりとじんわりと汗をかきながら、脱力した格好でTVの画面を眺める。偶然、今日のコンディションに適したマイルドなサウナと巡り会えた。

横長二段掛けストレートの座面がメイン。向かいにベンチが1台。計10名強の収容。地元のローカル感強めで、利用者はおじいちゃんばかり。立教の大学生と思しき学生は一人も居ない。若者グループのドラクエを覚悟していたが、その心配は杞憂に終わる。

♯水風呂 ★★★☆☆
奥まったスペースに水風呂はある。脱衣所から丸見え。これまた不思議な作り。独特な匂いを放つ。気になる人は気になると思う。バイブラありの体感19℃。冷たさは充分。

♯休憩 ★★★☆☆
脱衣所に置いてある背もたれ付きの椅子で。頭上には扇風機。導線はイマイチだが、良くととのう。これは体調面の影響かな。ここにも目の前にはTVがある。

計4セット。80点。サッパリ。所々に愛でたいポイントが溢れる、肩肘張らない街銭湯。リハビリには丁度いい施設だった。ありがとうございました!

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  • サウナ温度 80℃
  • 水風呂温度 19℃
217

サンム

2021.11.14

1回目の訪問

有明。首都高湾岸線が入り組み、高層マンションが建ち並ぶ、臨海副都心エリアの中心地。東京オリパラのテニス競技でも激闘が繰り広げられた有明コロシアムの目の前『泉天空の湯 有明ガーデン』さんにやってきた。

昼頃からお台場で用事があるので、その前にひとっ風呂。ホテルヴィラフォンテーヌ有明の大浴場代わりにもなっていることもあって、早朝からオープンしている。ゲスト利用だが、ちゃっかりと恩恵に預かる。

エントランス、ロビーの雰囲気はどことなくラクーアに似ている。土日祝は2200円と少し値が張るが、その値段も納得のラグジュアリー感。館内は隅々まで清掃が行き届いており、感染対策もバッチリだ。

脱衣所前に置かれたタオル類を必要数分だけ取って、ロッカーに荷物を押し入れる。サウナハット片手にいざ浴室へ。

綺麗。スタイリッシュで清潔感のある浴室。横長でカランの数も豊富。温浴のラインナップにも富んでいる。奥から順番に日替わり湯(りんご生姜湯)、炭酸泉、ジェット。露天スペースには褐色の天然温泉と寝湯。沢山のお風呂に囲まれて、この上ない幸せ。

♯サウナ ★★★★☆
まずは高温ドライ。ビート板の用意あり。二重扉の先には三段掛けの座面が広がる。最上段のみ4名、その他は3名の計10名収容。TVはあるものの、字幕のみで無音。落ち着ける空間。

室温は89〜91℃を行ったり来たり。湿度は存外カラッとしているものの、10分毎に少量のオートロウリュが入るため、そこで調整される。体感は温度表示よりも熱く、しっかりと汗をかける。

露天スペースにはスチームサウナ。室温は感覚で50〜60℃の間くらい。丸椅子が壁面に沿って5脚置かれている。背もたれ部分が無いので、タイル地の壁面に身体を預ける形を取ると、背面からしっかりと温まることが出来る。塩の用意もある。

♯水風呂 ★★★★☆
広めの水風呂。水温は14.6〜15.0℃付近。ピシッと冷たく、身体が引き締まる。軽めのカルキ臭はあるものの、そこまで気にならない。

♯休憩 ★★★★★
露天スペースに白色をしたウッド調のリクライナーが3脚。その他内湯付近も含め、ベンチが多数。寝湯での休憩も良い。

所々に置かれた観葉植物と吹き抜けから齎される心地良い朝の秋風がととのいをアシストする。控えめなヒーリング系のミュージックも癒し効果がある。

計4セット。94点。サウナ、水風呂、休憩のバランス良い。カップル利用に向き。一点、平日は1650円と少し安くなるものの、やはり値段が若干気になるところ。

帰りは国際展示場までの道のりで東京湾からの汐風を受けて、ここでもととのいそうになりました。

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  • サウナ温度 55℃,90℃
  • 水風呂温度 14.8℃
255

サンム

2021.11.12

1回目の訪問

COCOFURO ますの湯

[ 東京都 ]

本日は仕事が午後からだったので、早めの昼食を済ませた後、11時頃から久が原の『COCOFURO ますの湯』さんにお邪魔した。駅からすぐそば。暖簾にプリントされたロゴのデザインが何とも可愛らしい。外観からして小綺麗でハイセンスな様子が窺える。

券売機はキャッシュレス対応。入浴料の480円さえ支払えば、サウナは無料という破格の値段。のっけから驚きいっぱいの入場。

2019年3月にリニューアルオープン。2年半が経った現在でも新しさがあり洗練されている。湯上がりの休憩スペース、脱衣所、浴室、そのどれもがデザイナーズな雰囲気。

それでいて、シャンプーボディソープは勿論、ドライヤーまで無料。冷水機から出る飲用水もきちんと冷たいし、細かいながらも痒いところに手が届く、正にカスタマーファーストな銭湯。

お風呂は二種類。黒湯の天然温泉は贅沢にも掛け流し。とろみがあってまろやかな肌触り。少し熱めの湯温で身体の芯から温まる。そのお隣には並ぶようにして炭酸泉。銭湯でこのクオリティ。お風呂だけでも充分満足できる。

♯サウナ ★★★★☆
入り口のラックに置かれたビート板を持ち込む。正方形にも近い室内はとてもコンパクトだが、その分天井も低く、熱気に包まれている。二段掛けで本来は6名収容だが、コロナ対策もあり4名ルール。皆きちんと決まりを守る。

室温100℃のボナサウナ。背中側にヒーターがある。よくよく観察すると天井付近は少しだけ隙間が空いており、反熱板が覗き見える。この隙間を伝って熱が対流してくるので、上段着席時の頭部や頸部はそれはそれは凄い熱さに襲われることとなる。

湿度もたっぷりとあり、素晴らしいセッティング。ただどうしても、キャパシティが狭いこととサウナ無料のため利用者が多いということで、待ちが発生してしまう。

♯水風呂 ★★★★☆
お一人様専用の壺風呂。こちらも贅沢に黒湯の冷泉掛け流し。武蔵小山の清水湯に似た体感。滑らかでヌルヌルはするんだけど、決して嫌な感じはなく、むしろ水風呂を出たあとは余計にスッキリする、そんな不思議な水風呂。水温は体感で19℃くらい。

ただこちらも回転は良くないため、必ずと言っていいほど待機列が出来る。黒湯のあつ湯の湯温が高いこともあり、サウナ利用じゃない方も温冷交代浴をしているので、その辺りも影響している。

♯休憩 ★★★☆☆
浴室内に椅子3脚とベンチ1台。シンプルだが水風呂からの導線は抜群。

計3セット。お風呂、コスパ、静けさ、アクセス、清潔感等も全て踏まえて90点。480円でこのクオリティは目を見張る。家の近くにあったら、毎日でも来ちゃうな。オススメです。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 19℃
259

サンム

2021.11.11

1回目の訪問

愛染湯

[ 東京都 ]

仕事が割と早めに終わったので、自転車で環七沿いを直走り板橋本町の『愛染湯(あいぜんゆ)』さんへ。住宅街のど真ん中に煌々と光る白看板。渋目のフォントが格好良い。

券売機でサウナのボタンを押そうとしたところ、まさかのバッテン表示。あれ?もしかして、もうサウナの受付終わった...?折角ここまで来たのに...と全身の血の気が引く。

受付のおじちゃんにサウナは終了ですか?と尋ねたところ、6人グループ、3人グループのラッシュに巻き込まれ、今は満員御礼。一杯であるとのこと。少し待たせてもらえることに。サウナ受付が終わったわけではなく、一安心。よかった、よかった。

5分も経たずして、お兄さん可哀想だからといった感じで、特別にフックキーを渡してくださった。ピンク色のS字型。申し訳ない気持ちになりながらも、ご厚意を有り難く受け止めて脱衣所へ。

広々していて、とても綺麗。浴室も同様に清潔感に溢れている。外観からは到底想像が付かない現代風のお洒落な空間。ガラス戸の向こうにはシルクの露天風呂が見える。リノベーションしているのかな?

受付で聞いていた通り、グループの利用客で賑わう浴室。わいわいがやがやと少し騒がしい。殆どがサウナ目的のお客さんのようだ。しばらくして、6人グループの団体がいなくなり、どうにか落ち着きを取り戻した。

♯サウナ ★★★☆☆
横長の二段掛け。各段4名ずつの8名収容。奥にTVと遠赤ガスストーブがある。室温は90℃でカラッとしている。照明は明るめ。一つ残念だったのは薄手のサウナマット。恐らく全く交換されていないであろうそれは汗をたっぷりと吸って、ビチョビチョ。匂いもかなり気になる。

♯水風呂 ★☆☆☆☆
水温21℃。バイブラなし。水流は少しだけあるが、循環はイマイチ。長く浸かることで辛うじて身体は冷えるが、配水が全く無いので、明らかに清潔感に欠ける。室内灯に照らされた水面は見るに耐えかねる。これは是が非でも改善して欲しい...。

♯休憩 ★★★★☆
ガラス戸を開けるとコンパクトな露天スペースが広がる。プラスチック椅子2脚とベンチ1台。風の通りも良いので、しっかりとした外気浴を楽しむことができる。

計3セット。72点。偉そうなことを言って申し訳ないが、所々惜しい銭湯。折角良い雰囲気の浴室としっかりとした露天スペースがあるのに活かしきれていない気がする。

また、これは店側の問題では無いが、グループ客の質が悪すぎる。サウナハットを被ってる人達が休憩スペースはおろか会話自粛の張り紙があるサ室でぺちゃくちゃ喋っているのは、サウナーの印象を悪くするだけ。見ていて少し悲しくなりました...。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 21℃
218