2019.05.06 登録
[ 東京都 ]
【サウナ行ったら、天才になった話】
「サウキン、お前もう休んだら。」
戦力外なのかもしれない。
年末からこの今月まで駆け抜けた。
尊敬する上司は嫌な顔もせずサラッ気遣ってくれる。
もう休もう。そろそろダメになるから。
先週は相方関連のご挨拶。小生には気が抜けない日々が続きすぎた。ここらで一息したい。
この休みを使って、日帰り遠征サウナでもしようか。……先輩、上司が踏ん張る姿が頭をよぎる。
己の不甲斐なさにカラダが震える。
気づいたらジムに。
ガムシャラに12kgダンベルを執拗にカールさせる。
もう上がらない……その時にふとシゴトのことが脳裏に浮かぶ。
「この……クソがっ……!!」
脳裏の残像を玉砕させる瞬間、上がらなかったダンベルが扇の軌跡を描く。
すっきり。いや、もはや放心。
時は15時半。サウナ遠征は難しくなった。
遠征感が欲しい。そのとき、あのサウナがパッと浮かんだ。
一人ゴンドラ。
サウナするために、ゴンドラ。係員が不審感を抱いている。
もういいから。ダメになれそうに己に羞恥心はない。
丘の湯。さっそくサ室に。
広い。棚田を彷彿とさせる段々サウナ。
平日とあって誰もいない。
12分を最上段。あっという間。
水風呂。うわっ、えぇ具合。感覚的には改良湯。でも水深が深めで1セット目からバックブリーカー体勢突入。
外気浴。なんや、この椅子タイプではないがベンチが至る所に。さっそく瞑想。
坐禅を組む脚が熱も帯びて、冷たい冷気とコントラスト。この湯気が沸き上がるカラダを見ると、自然と英気が湧いてくる。
これを4セット。ラスト外気浴は寝転び座敷で。
よく見ると雲がかかった夜空。この3ヶ月見ていたのはデスクモニター。
このモニターには何もチャートも数字もない。ただのくすんだ黒。
完全リセット。武藤敬司のTRIUMPHが脳内再生開始。雲が視界から逃げてゆく。これは……
サビが来た瞬間、くっきりとした黒に変わった。
不甲斐なかった己の姿はどこかへ消え去った。武藤のように「GENIUS」で王様の風格が。
気づかなかった。筋トレでパンプアップした上腕二頭・三頭筋がっ!腹斜筋がっ!
圧倒的高揚感。
見ろや、この我がサウナ金融マンのサウナ道、略して「サウキン道」
「俺は弱くない。」
つぶらな瞳には、ほんのり熱いものがこみ上げていた。[完]
P.S. 帰りもゴンドラ。前後にイチャつくカップル。こんなサウナ後に見るイルミはエモすぎた。
[ 東京都 ]
【やっぱりホーム、それが1番】
「結婚を前提にお付き合いさせていただいております。」
人生で最も真剣な眼差しだった。ホームで脱力感に抱えつつ振り返る………
今日は相方のご両親に挨拶する日。
多めのジェルで分け目を固める。
普段この時間は「空いてたらいいなー」とイキタイサウナに移動する。
今日はそんな平和な思想はない。
思いを伝える。それだけだ。
時はやってきた。開口前に目を一瞬瞑った。
軽く自己紹介でサウナに触れる。すると相手が気遣ったようにこう伺う。
「今朝週一でフジモリさんが池袋のサウナにいってたわよ。」
???誰なんだ、フジモリさん。なんで他人の週一のサウナを把握しているんだ??
落ち着け。
「池袋でサウナ」→「かるまる?」→「そういやこの前行った時、お笑い芸人さんいたな」→「あれ、オリラジ藤森さんのこと?」→「あっ、シューイチって番組ね!!」
小生はテレビが家にないため、芸能エンタメに弱いものの、偶然にも謎が解けた。運がいい。
「かるまるという施設で水風呂がいくつもアリマス」
「そんなだった!知ってるわね〜」
実際シューイチでかるまるが特集されてたか不明だが、このクダリで緊張がとけた。
ありがとう、サウナ。またお前に助けてもらっちまったよ。
気づけば2h弱。手土産を最初に渡すことを失念していたが、それ以外は何とか踏ん張る。
最後になにかありますかと聞かれたので
「繰り返しにはなりますが、結婚を前提に真剣に交際しています。その事を直接伝えたかったのです。」
もうこれでいい。
大きなる脱力感に感じた時には解散していて、無意識にホームサウナに向かっていた。
終わる前は、フロクニ熱波道で
「やっぱサウナ最高っすわww」的なサ活になると思ったけど、
今日はもう休みたい気分だった。
ホームサウナは戦場から帰還した小生を優しくむかえてくれていた。
いつもいる常連おじさん、シゴトできそうな中年さん。彼らの指には指輪が輝いている。
彼らもこうして家庭を築いたきたのかとふと思う。それまで普通のサウナ常連さんと認識していたのに。
そうなんだよ。サウナには人生の先輩がいっぱいなんだ。
亜熱帯系サウナ→19℃の水風呂。いつも通り。
どんな日でも日常を取り戻してくれるホームサウナ。
3セット目の水風呂。すべてのプレッシャーから開放された瞬間に、小生は見事にベストガンギマリをキメた。
「今日ぐらいオレをガンギマッていいんだ」
と白目で呟いた[完]
[ 東京都 ]
【赤坂を疾走する風。あの時の表情は忘れない】
「お前と赤坂で落ち合うなんて不思議だな。」
彼の言う通りだ。
サウナ金融マンとはもう10年来以上の仲だが、いつも中野とか下北沢で崩れたガールズバーに入り浸ってた。
互いにオトナになり、今日志楽の湯に続き、彼のサウナに同行する。
「連れサウナはするつもりはない。これから行くところは俺のペースにもついてくるな。」
かぷせるいん赤坂。
錆びれた靴入れ。年季のあるEVはまるで大衆店のアレ。ドアが開けば嬢が待ってるかのようだ。
そして越後湯沢のどっかのスキー場を彷彿とさせる簡素過ぎるロッカー。
「貴重品はフロントへ」チラシがありすぎて若干治安の心配がまとう。
バスローブを纏い、共に8Fへ。ここからはサウナ金融マンのサ活を以下に記す。
~~~~~~~~~~~~~~
誰もいないココが好きだ。過去にも訪れているが秘境として投稿をしていなかった。
下段に知ってる顔がいるが、一人の時間を楽しむ。
座禅を組みじっとしていると小さな雫が大きくなっていく。カラッカラ特徴の現象だ。
指で腕をそっとなぞる。この円滑な滑り。
己の純度120%の汗の証。
蒸気で誤魔化してくるフィン式では出逢えない独特の現象。
12分で水風呂。あえて熱いお湯で流して隣の水風呂へ。
水が溢れ出す音色。誰もいない浴室に優しく反響し続ける。
1分で限界。持参したポカリを飲み、シャワーの外されたいわゆる「空き地」で休憩する。
慣れない。人がいないと逆に不安になる。ネットで張り付くされた天井がアングラさを一層ひきたてる。
静かなサ室、キンキン水風呂、鏡に映る己を見れる「空き地」、過去最高レベルである。
4セットを終え、浴場から出たカゴ入れで奴と丁度落ち合う。切っても切れない仲だ。
奴はドリンクも持ってきてないから残りもポカリを譲る。美味そうに飲む奴の顔がどこか懐かしい。
横にマルシンスパのようなトビラがある。
今日は思い切ってあけてみた。うあっ。
その時本日初めて、奴と目があってどこか嬉しかった。
~~~~~~~~~~~~~~
彼は突然奥のトビラを開けた。
心地よい風がカラダに吹きかかる。飲んでいたペットボトルに驚愕の奇声を詰め入れた。
目の前には夜空を灯る満月、そしてパールビルとbizタワーが彩る夜景。なんて景色だ。
彼は直ぐに優しく閉める。その時、彼の笑顔は筆者をどこか安堵させた。
若き頃入り浸ったガールズバーでの笑顔と全く同じだったから。[完]
[ 神奈川県 ]
【縄文杉になれた一夜】
「自然と同化したい時があるんです。」
理解が追いつかない。突如彼は矢向駅前のマクドナルドでそう呟いた。
モバイルオーダーを楽々と使う。
入店した時に丁度出来上がっていた。テクノロジーを駆使する若者の姿に驚きを隠せない。
これから彼のサウナに同行する。烏龍茶を口に含んだあと、真剣な眼差しで続ける。
「連れサウナはしません。見届けて頂けますか。」
砂利道を抜け本日のサウナ、志楽の湯に舞い降りた。
アソビューアプリで入店。
ロッカー用の100円硬貨が必要と告げられると、丁寧な言葉遣いで両替を申し出る。
「キャッシュレス生活なので……」
こんな現代っ子と縄文天然温泉の時代コントラスト。筆者はその一部始終を見届けた。
密度の高い湯気が暗い浴場を完全支配。
彼は洗体後、湯気を切り裂くようにサウナに向かってゆく。
その際、伝えた一言が印象的だ。
「頃合いまでサウナで瞑想してます。目を開けたら出ます。」
彼は上段、筆者は下段で見届ける。平日の夕方、ガラ空きだからいろいろサウナで話をしたい。
後にその事を伝えると
「ガラ空きなら尚更、無言を楽しむべきです。」
彼は少し顔を上げて、気持ちよさそうに目を瞑っている。
TVもない。ただただ、筆者と彼だけの無言の時間が流れてゆく。
縄文の夜にタイムスリップしたような静かな時間がゆっくりと。
雨で冷えたカラダが徐々に温まり10分経過。彼の目はまだ開かない。
12分。そろそろ限界も感じた時、目は既に見開いていた。
己の滴る汗を確認。サ室を出る。
汗を流して、水風呂。正直あまり得意ではない。
彼の胃の奥から小さく「ゔぁぁ」と発する音が刹那に聞こえた。目は白目、正気か。
「このカラダからヘドロで出ていくような感覚です。出しまくってください。」
確かに呼吸で吐き出した時のこの感覚……
圧倒的恍惚感……圧倒的感謝っ……圧倒的至福っ!!
勇気を持って、初めて彼に言葉を告げる。
「なんなんですか、これ。」
「これからですよ。一旦外に行きます。」
露天エリアへ。丸太と切株に2人で腰を下ろす。
緑が茂り、葉がなびく。カラダには雨。
……ダメだ、言葉が出ない。話したいが、言葉が出ない。自然と同化しているのだ。
「こんな感じです」
縄文の自然から令和のライターに引き戻される。
サウナ金融マンにふとこのような感情が
「話しかけず見届けほしかった」と。[完]
[ 千葉県 ]
【優秀とは。アタマが夢の国からユーラシアの何処の国に迷い込む(後編)】
「優秀」の答えを追い求めて、14:50のビューサウナアウフグースへ。
無料イベントだが、その後岩盤浴でもダラダラ汗を流したいということで有料オプション行使
水分補給、そしてディズニーリゾートアプリを削除して真剣な心持ちで決戦に臨む。
熱波師さん再登場。常連さん含め笑いありの和みモードがなんともいい。
ラムネが含まれたアロマがヒーターに注がれる
「キュイ〜ンキュインキュイン」とどこかパチンコの大当たりに似た高音。
これはテントサウナ「MORZH」やオリエンタル赤阪ikiヒーターのロウリュサラウンドを彷彿とさせる。
※レインボー本八幡はまた違う唯一無二な音
最上段は熱いが幸い岩盤着があるため、汗がダラダラと気持ちよく流れる。
前編でのロウリュのため、毛穴が開き切り他の参加者より明らかに汗の滴りレベルが違う。
常連は耐えるというより、楽しんでいるのが印象的だ。あと男女混合だとこんな感じになるのね。いいじゃん、いいじゃん。
1セット目が終わると、熱波師さんの誘導で皆さん外で休憩。水分補給、外気浴で2セット目に進む。
「2セット目のアロマはユーカリで旧薬事法で…………」
ユーカリの効能説明は上記法により、グレーゾーンとのことで一笑いあり。
説明の有無は実際にアウフグースに足を運んで確認することを推奨する(笑)
楽しいぞ、この空間。ビューサウナとあって、目の前にはディズニーシー。証明には舞浜の海が一望できる。
しっかり5回×2セットを頂く。みんなが手拍子で一人一人の熱波を見届ける平和な世界が広がっていた
「余波」を味わうために、イベント終了後ビューサウナに1人残り、思いにふける。
結局、「優秀」の正解にはたどり着けなかった
ただ、1つ強く思ったのは
ガチ戦を仕掛けてくれた熱波師さんには
言い訳なく真剣に熱波を受け止める。
みんなで楽しく笑いありの雰囲気を創る熱波師さんには
集中したいからその雰囲気に乗らないと言わず、
リラックスして手拍子したり、笑ったりして熱波を楽しむ。
そのような柔軟性があり、いろいろな楽しみ方ができる能力、
それが「優秀」なのではないか。
いろいろなサウナ施設×楽しみ方のオプションのかけあわせでまだまだ未知なサウナ世界が広がっている。
ユーラシアを通じて、他の未知大陸にも横断したくなった、そんな舞浜の1日であった。[完](←強引さが否めない)
[ 千葉県 ]
【優秀とは。アタマが夢の国からユーラシアの何処の国に迷い込む(前編)】
「ディズニーは興味無いけど、舞浜ユーラシア行けるしな……」
そう思い込みながらディズニー行きのバスに乗り込む。
バス内は夢の国に期待するカップル、キッズのなか、小生は男1人バスに乗り込む。
この男だけ、ユーラシア大陸を横断することしか考えていない。
しかしいざ「夢の国」に到着すると、楽しみに楽しむ。食わず嫌いは良くない。
アンバサダーで一泊。今夜はサウナに入れない。入れるのはそう、翌日12時からだ。
その時はやってきたのだ……
圧倒的に広いロッカーを抜けて、浴場奥のサウナにたどり着く導線。
フィン式で12分。暗い照明、音無しTV設定に文句なし。無音の国会中継なんか全く意味を成さない。
17℃台の水風呂。外気浴セットならこの温度がベストか。
さて久しぶりのアウフグース。
「1人1回熱波をお送りします」とあるが、
実際は1人5回×2セット。ホスピタリティ精神は夢の国から溢れ出ているのだろう。
1セット目終了後、熱波師さんが誰一人退出しないサウナーたちに静かにこう煽る。
「優秀ですね。」
嬉しい。これほど嬉しい「優秀」というコトバが他にあるのだろうか。
これまで少なからず「優秀」と言われる機会はあった。しかし大半は皮肉交じりの意味が強かった。
熱波に皮肉もクソも無い。この「優秀」はイノセントでケガレのない「優秀」なのだ。
気持ちが高揚してアロマのグリーンティーの香りを気持ちよく吸い込んでゆく。
しかしその瞬間は、刹那であった。
熱波師さんはこう告げる。
「14:50からのビューサウナアウフグースはこの3倍熱いですけどね。(サラッ)」
負けた……あの「優秀」の意を取り違えた。
ケロサウナ最上段でグッと眼力が強くなる。
夢の国気分だった小生を現実へ引き戻す。
「優秀とは一体なんなのか。彼が思う「優秀」なサウナーはどんな姿なのか……」
ロウリュ後、舞浜の浜風が吹き上げるデッキチェア。瞑想フォームでひたすら省みる。
考えれば考えるほど分からない。そもそも「優秀」なサウナーなんているのだろうか……仮にいるとすると……
「まずその回に参加する。」
最近熱波不足していたし、ダブルヘッダーもあり。カラダが熱波、そして「優秀」への定義に飢えている。
小生はその答えを求め、告げられたユーラシア大陸のシルクロード
「ビューサウナアウフグース」へ突き進むことにした。(後編に続く)
[ 神奈川県 ]
【トトノイ<無 静寂サウナでメンタル回復】
「やること終わった〜。」
15時。各施設混雑が予想させる。明日への英気を養うために「梶ケ谷プラザ」へ。
浴室は誰もいない。ガラ空きサウナは久しぶり。
カランの音が浴場に響く。突然のシャワーからの異音にビビる。
それくらい無音……秘密基地感が強い。
高音サウナへ。熱は感じないカラッカラのサ室。
高温の浴室乾燥機で「乾かされる」イメージ。
誰もいないサ室で瞑想を10分。
カラダが冷えきっていたのか、汗が流れず完全乾き切ったカラダが印象的だ。
18分経過。気づくとダラダラでシャワーで流す。水風呂へ。
冷たくもぬるくもない。何もアタマとカラダがリアクションしないのだ。無だ。
すると微かに浮き上がるカラダ。まさか。
「お前もASKAなのか??」
返事は帰ってこない……引き続き無音の浴場。
ヒトが誰もいない……何も考えなくていい……無になる……アタマが真っ白になる……
トトノイとかそーいう感覚じゃない。
思考がゼロになって、カラダの芯にある「メンタル」のHPゲージが少しずつ回復していく感覚だ。
もっとサ室を熱くして、ロウリュとかやれば……トトノイ椅子をセットすれば……水風呂もあと-3℃にすれば……
それをするとこの静寂さが失われ、この「メンタルゲージ」が回復する感覚がなくなる。
「おまえはこのままでいい。」
久しぶりの体験。瞑想を通じてトトノイの先の世界を知ってしまった。
「メディテーションサウナ」という素晴らしい施設もあるが、そういう所は水風呂も外気浴もある意味
「人が気持ちよく感じる」ように人工的な施しがさせている。(いい意味です)
このサウナは良くも悪くも
「何も感じない」
何も感じないからこそ、メンタルが「なんもやんなくていいやー、ラッキー」ってなる。(難しい)
4セットでメンタルHP全回復。休憩室へ。
スマホは圏外、WiFiもない。デジタルデトックスにはある意味最適だし
「これ、マジで無にさせるの狙ってる?」って思わせるほど徹底ぶり。なんか怖くなってくる(笑)
30分爆睡。なんでサウナ後の仮眠ってこんなに気持ちよく、疲れが取れるのだろう。
快楽を求めるなら他の施設の方がいい。
小生は「メンタル回復させたい」ってなったらこの施設一択。
なんか面倒くさいサウナ好きになってしまったよ。でもなんかね
そんな気持ちにさせてくれたことが凄く嬉しかった。[完]
[ 東京都 ]
【大都会地上47階からの日の入りより、絶景だった水深0mからの水風呂ホライズン】
「エレベーター乗るのに10分程度お時間かかりま〜す。」
3連休ド真ん中。渋谷スクランブルスクエアには大勢の客が押し寄せていた。
激務すぎたこの一週間。酸素カプセルでがっつり1時間寝ても抜けない疲労。
そして夕方から人でごった返した渋谷へ……
行列ができるエスカレーターで上層階にコツコツ上がる。
衣服をまとったホモ・サピンスが大量輸送されている画に辟易。
「俺、地方異動申請しようかな……」
心の中で嘆く。天神(福岡)の地下街風景が頭をよぎる。あの「人」混みくらいがちょうどいい。
そんなこんなで47階へ。これが都会か。
壮大に広がるTokyoの日の入り景色。
「こんなとこでテントサウナして外気浴できたら死んでもいい。……あれサウナ行きたい……」
デートを終え、颯爽と明治通りを南へ歩む
……改良湯へいざ。
浴場に入ると、こちらでもサウナ行列が。
ただ回転率がいいのか、出入りがありすんなりサウナin。
オシャレなBGM、これがTokyo。
8人ぐらいだが、サ室セッティングはスタンダード。このタイプだと15分じっくりがいいだろう。
水風呂へ。なるほど、絶妙なバランス。ぬるく過ぎず、冷た過ぎず。一言で言うと気持ちいい。
小生はこういったバイブラがない水風呂が好み。
バイブラ好きの有無って、サウナ童貞喪失した時の水風呂で決まってくると勝手に推測。要するに初体験がキーになる。
小生はバイブなしだった。まぁ途中で仕込まれることもあるが。(意味深)
列が途切れていたので幸運にもすぐ2セット目へ。
この「薄暗い感じ」がなんとも言えない。
なんだろう、2次会終わりに気になる女の子と駅に向かう夜道を彷彿とさせる。
外には大行列が。3セット目は諦め、このセットをロングスティントさせることに変更。
優しく包み込むジャズ……あの夜道でこんなジャズが流れるBARに連れ込めたら……きっと……きっと……
「中野でそんなミセ、知っておけばなぁ。」
18分経過。水風呂で仕上げる。アタマギリギリまで浸かる。
水風呂の水平線がサンセット寸前の視界から綺麗に見える。
「地上230mより、海抜0mから眺める水風呂ホライズンが好きだ。なぁお前も好きだろ?」
帰り際、改良湯の大きな壁画に視線を預けた。
カイリョウユ・クジラが潮を噴こうと水面に上がっているように見えた。[完]
[ 神奈川県 ]
【隣のおじさんとユー鶴アトラクションに乗った話(妄想)】
「もうめちゃくちゃでしたよ。あの川崎の夜は。」
堀之内の話ではない。ユー鶴での一夜の出来事である。
……筋トレをして、ジムサウナという週末。
まだ15時。1日を終えるにはビミョーな時間。
この日常を変えたい思いが連休最後のもがきとなる。気づいたら着いていた。
入店した途端、なんだか懐かしい感じに。
修学旅行泊まった日光の「〇〇館」みたいなあの昭和の雰囲気にそっくり。
アソビューで1000円。かなり安い。
客層は20代男が目立つくらいシニアが多い。
こういう施設は良くも悪くも至る所に灰皿があるのだが、なんと分煙。嬉しい。
正面にアカスリスペースに軽く衝撃を受けつつ、いざサ室へ。
入口付近の傾斜に見事につまづく。
どうやら超常連さんはこれを見て「常連か一見」を見極めているようだ。
女性サウナには「主」的存在がいるようだが、男性サウナにもいる所はいる。
小生はムダに接触はしないが「無言の牽制」をすることがある。
「主」が座る特等席が空いていれば、小生は気になってつい座ってしまう。
「主」に鋭い目つきで睨まれたら、大胸筋・上腕二頭筋・腹筋をパンプさせる。特に意味は無い。
サウナでは常連・一見さん皆平等でありたい。それだけ。
……という取り止めのない思想にフケていたら12分。水風呂へ。
いいですね〜。キリッとした12℃。
水風呂で鼻から吸い、口から出すあの多幸感で包まれるあの時間。もう依存性ですね。
そして外気浴へ。おじさんのふたりで仲良く座る。
このおじさん、気持ちよさそうだなぁ。目つぶって何考えてるやろなぁ。
シーンと静まる外気浴エリア。そばの第二京浜の交通音でさえ聞こえてこない最高の時間。
冷たい風を避けようと少し前かがみに。
……きました、トランスやって来ました!
しかもジャイロトランスとは!
※ジャイロトランス︰タイムショック並みの360℃グルグルのトランスを指す。
錯綜する視界。過激なトランスはもはや1つのアトラクションであり、ひたすら楽しむ。
「ととのった〜」って心の中で漏らすと、このアトラクションは強制終了してしまう。
心を無にしながら、でもどこかずっと続いてくれというあの感じ。
まさにエロい夢でも見てる時のように……。
髪の毛から滴る冷たい水滴に目が覚める。
小生1人だけ取り残された外気浴エリア。
隣のおじさんは先にアトラクションから降りていたようだった。[完]
[ 東京都 ]
【実力派=力がある意でない。そう言われるまでの努力、忍耐、サービス精神の結晶の意だと思う】
「只今の時間館内大変混みあっております。ご了承ください。」
こんな時は混んでるサウナに入らず、一旦館内着に着替え、ダラダラするのが解というスタンス。
まんがラウンジにセット。本棚近くで仮眠する者の機嫌を損ねないように「闇金ウシジマくん」を丁寧に探す。
3分に1回のペースで鳴るライターの発火音に軽い異文化体験。
禁煙世代、吸ってもiQOS世代の小生、慣れない煙に目がやられ「闇金ウシジマくん」を探すのを諦める。
「TVer」でサ道チェック後、階段を下る。久々にやつに逢える。
長かった。朝5時から朝活、そこから両国第一ホテルでふるさと納税ブュッフェを堪能。
「もし墨田区の返礼品がニューウイング入浴券ならもっとやつと逢えるのに」
そんな思いを乗せて、「種子島」に館内着を放り込む。ボナサウナへ。
最上段にセット。通称この「上段カップルシート」はどこか本八幡最上段と同じ雰囲気を醸し出す。
全くいやらしくない湿度。熱もしっかり。じっくりとカラダをあたためてゆく。
今日の一日の疲れが汗として流れる感覚。8分経つと、全身がヒートアップしてくる。
10分で退出。今回はミニプール一択。
浴槽はツルツルで足元滑らせるがご愛嬌。
「完全に仕上げてやがる。」
実力派の水風呂。全く非の打ち所がない。
混雑としていようが、あの広さはストレスフリーで味わえる。
ジャスティス永田レベルで白目になる。口が半開きになる。これは確定だ。
大の字で3分。若干震えつつもトトノイ椅子で休憩。レギュラー西川並の半開き気絶状態へ突入。
この繰り返しが5セット。
吸い込まれるようにサウナに入り、惹き付けられるようにミニプール、そして椅子に吸い付かれるかんじで休憩。
福岡時代ではウェルビー福岡がこの感じだった。だが東京きて、この感覚はなかったと振り返る。
ニューウイング初めてのサ飯タイム。
生姜焼き定食かWセットか焼うどんの3択で悩む。
だがお初の時は「生姜焼き定食」と決めている。
別皿マヨネーズ付きは嬉しい。味は言わなくてもね。完食。
焼うどん(醤油)をオーダー。最高のサウナ体験をした時はよく食べることがいい。
別皿の紅生姜も嬉しい。マヨネーズといい、プラスアルファがあるのがニューウイング。
やはり墨田区ふるさと納税による返礼品「ニューウイング入浴招待券」への夢を捨てきれない[完]
[ 東京都 ]
【ファクト→抽象→転用で論破されがちのカレシ】
「今退屈だと感じたよね?」
見透かさせた。
今日は「地下鉄への招待状」デートの日。
都内の駅を周り、謎解巡りをする。
しかし本来小生の休日は
①アタマを無
②サウナに終日居座り
③リクライニングから離れない
という省エネライフ。
そんなやつが昼の眠気と戦いつつ
東京じゅうの地下鉄駅を歩き周り、かつ難解なナゾを解く行為へのモチベーションの低さが
楽しんでいた貴女に見透かされたのだ。
何も言い返せない。広尾駅ホームで沈黙が続く。
「別にいいよ。あんたがこーいうの好きじゃないの分かって誘っているから。」
やられた……オンナにそんなこと、言わせんなよ……
日比谷線車内で続けてカノジョはこう言い放った。強引にも明るく……
「あんな熱いサウナでなんで耐えられるかって、その後に快感があるからなんでしょ。謎解きも一緒な感じだよ。」
ハッとした。何かを感じた。
……その後小生は目の色を変えて超高速で謎解きを進める。最後の答えも導き出していった。
「どうせまた新橋サウナ行くんでしょ、じゃまた〜」
脚が疲れているからアスティルだとリクライニングで動けなくなる。
そう思った小生は銭湯サウナでサクッとリフレッシュしたかったのだ。
……フワッと柚子の香り。そうか冬至か。
サ室はちょうどいいマイルドさ。疲弊した小生を優しく受け入れてくれる。
遠赤外線のこの熱感、寿湯以来だなぁ。
水風呂に行くと、思わず「あぁ」と漏れる。
歩き回って悲鳴をあげていた脚がイキイキと蘇ってくる。なんなんだ、この感覚。
この感覚に求め、3セットを刻む。
水風呂もしっかり低温とアビネル福岡を彷彿とさせる水深。今日求めたサウナはまさにこれ。
トトノイ椅子で休憩。外気浴ではないが、外の空気が混ざり絶妙なバランスを演出。
利用者も施設を「丁寧」に使っているのが印象的で自分も丁寧な気持ちになる。
……我はサウナ、貴女は謎解き。
ヒトにはそれぞれ好みがあり、好みに合わないと嫌う傾向がある。
しかし貴女は我にこう説いた。
「本質は同じ」ではないかと。
謎が解けたときの快感を求めて、謎に向かう。
水風呂での快感を求めて、サウナに向かう。
我はこのような高尚な思想を日比谷線で説いてくれる貴女を愛してやまない。
「じゃサウナで謎解きすれば最強なんじゃねw?」
25歳の小生、まだまだ幼稚だと悟りつつ帰路の青山通りを歩んだ[完]
[ 東京都 ]
【感情をなくした夜。キミはサウナとどう生きるか】
業務が長引く。いや、長引かせたかもしれない。
今日、同じフロアで会社全体での忘年会が開催している。
小生はこーいった「造られたワイワイ」が大の苦手だ。
やめたお酒の力を借りれないから尚更。
「ほら、お前もいっておいで。まだ美味いもん残っているぞ。」
デスクに向き合う優しい上司が声掛けてくれる。
…………行けない。わざわざ騒がしく、ヒトが密集する空間に行くなんて正直怖い。
行先の見つからないこの気持ち。不甲斐なさに若干目頭が熱くなる。
やっぱり無理だ。小生は早歩きで会場の扉を通過する。
感情をなくした顔面が物語る。決してこの顔は社内では見せてはいけない。
この情けない自分と向き合いたい。少し一人でこの気持ちを反芻したい。
帰路で2次会に向かう同僚と会わないことを切に願い足を進める。そう、三軒茶屋駒の湯へ。
こんなに熱かったけ、サ室。
いつもは心地よいボイラーの破裂音がいいアクセントになるのだが
今日は不謹慎にもこのまま爆発して消えたいと妄想するほど傷心気味。ひたすら汗を流す。
「それスマートウォッチですか?」
常連さんが話しかけてくれた。小生は通信オフにしてスマートウォッチをつけたままサウナに入る。
そこから少し談笑。こういうの実は大好き。
飲み会では肩に力が入ってしまうけど、サウナではリラックスしながら世間話するのって楽しくなる。自然と笑顔になる。
水風呂は相変わらずキレッキレ。サウナ王方式で仕上げに向かっていく。
最終セット。嗚呼、冷えきってたココロをサウナで優しく温めてくれる。落ち着く。
本日の演歌、ロス・インディオス&シルビア「別れても好きな人」を添えて……。
~~~~~
変わらぬやさしい言葉で
私をつつしんでしまう だめよ弱いから
(歌詞 一部引用)
~~~~~
駒の湯はいつも変わらず小生をつつしんでしまう…… だめよ……今日の小生は弱いから……
サ室で目頭が熱くなり、水風呂→休憩へ。
「うわっ、マジか。」
それは左斜め前からロールしてくるトランスに突入。グルングルン。
久しぶりにこの感覚きた。恥ずかしいけど言う。ととのった。
右手で前髪をかき上げる。
再度、指の間隔を開いてかき上げる。
前髪がかき上げられた姿が鏡に映る。
その鏡には、
忘年会を蹴ったあの顔はどこにも映っていなかったのである。[完]
[ 東京都 ]
【美女を裏切るということ、それは最低で最高のオトコの生き様なのである。】
「今日はサウナといったお肌に負担な入浴は避けてください。」
渋谷でヒゲ脱毛を終えた小生に令和史上最高峰の美女が優しく説く。
このクリニックの施術師は美女ばかりだ。
多分同じぐらいの年齢でどこか身勝手ながらにも親近感を抱かせてくれる。
……カリギュラ効果……やるなと言われるとやりたくなる……
分かっているさ、美女がこんなオトコに
「ホントに肌に悪いから、サウナに行くな」
なんて1ミリ足りとも思っていないことを。
美女は無意識にも思わせぶりが得意になる。おかげで小生の青年時代は傷つきの連続だった。
でもね
「ホントに小生の事を思って言ったかもしれない」
そう心の隅にふと浮かんだ時には
すでにオリ赤17時ロウリュがスタートしていた……
やはり上段は最高クラスに熱い。
レインボー本八幡が爆発的な熱さとするなら
オリ赤は執拗にカラダに降りかかる熱さ。
でもここでリタイヤしたら、中途半端にサウナに行ってしまったことになる。
「美女を徹底的に裏切りたい……」
その一心だけで耐える。変態だ。
上段サウナーが一気に退散すると、サ室がちょうどいい感じに冷める。
この点がオリ赤を3ヶ月疎遠になっていた所以。そのサ室作りはikiヒーターへの負担がおおきすぎる。
ただ今日に限っては美女との
「逆説的な約束」を果たす重要な要素になった。
その後もそのまま18時ロウリュ。
マツモトさんは「温度」を大切にする熱波師、やはりこの温度が物足りないのか浮かない顔が印象的だった……
シルキー水風呂は絶好調でグルシン。
あまみ全開すぎて怖くなる。
トトノイ椅子で今日の5セットを振り返る。
次の脱毛は2ヶ月後。その時に出逢う別の美女も小生に繰り返しこう説くだろう。
「サウナといったお肌に負担のある入浴は避けてください。」
小生は毅然とした態度で美女を裏切る所存である。
「(どこのサウナに行くか)わかりました。」
次の施術が楽しみなのである。[完]
[ 東京都 ]
※本日簡易版
たまたま有給取れて、蒸しゴリさんとのご縁で体験することが出来ました。
全員含め6名で入場。皆さんよろしくお願いします。
サウナ室、採暖室(オススメ)、水風呂、外気浴の4スペースで、一つ一つの機能がしっかりしている。
サ室では熱波師ごっこで熱風を送っていました。こーいう体験あまりできないし、楽しかったです。
ロウリュしすぎて天井からお湯が滴り、まさかのオートロウリュ完成。笑いました。
水風呂はバイブラあり。普通に10℃前半で本気さが伝わる。
デッキで休憩。1月下旬並の本日の東京。あまみ全開でカラダ嬉しがってる。
空を見上げると、あら。目の前にスカイツリーが。
コレは天まで届くトトノイへの「ハシゴ」と幻覚する方が続出するのでは。
採暖室で休憩。この形状、普通に寝るわ。
そんな感じで皆さんと楽しくサウナできました。
最後に北欧カレー食べて解散。いい有休でした。明日から頑張ろ。
皆さんありがとうございました。そして蒸しゴリさん、この度はお誘いありがとうございました。[完]
[ 東京都 ]
一言:【トラウマの西麻布、そろそろケリをつけようと思う】
「西麻布でハロウィンパーティー instagram.com/…………」
あれはもう6年前の2013年。小生は事実上フラれた。
2回目のデート誘って、返事が来なかった。
当時の小生は調子に乗っていた。典型的な「大学生」を演じていた。
無理をして。だからその女性を誘った。無理をして。
その後友達から見せてもらった、SNSに写っていた仮装姿のタイムライン。
「西麻布でハロウィンパーティー……?」
次元が違った。中野の安居酒屋で梅水晶をツツいていた小生とは対照的に。
到底たどり着けない。西麻布のクラブになんて行く度胸なんてない。頑張っても町田で限界かな……
その投稿が小生を失恋という崖に突き落とした。いや、そうじゃない。
自ら崖に飛び降りた。その時だけ、サメの軟骨が濁っているように見えた。
それ以来、「西麻布」と聞くとトラウマが蘇り、このエリアに行くことを避けていた。
それから時が経つ。用事を済ませた晴天の六本木から南に歩む。西麻布、アダム&イブへ。
……
フワッと浴室に香るよもぎの香り。
それに気づくまでは
「これが西麻布クオリティの香りなのか」と低俗なファーストインプレッションを描く。
サ室は高温かつしっかり湿度も保たれている。
場所柄なのか意外と若い男性が多く、銭湯のおじいちゃん的人材が皆無だったのが印象的。
自分だけ彫り物してない状況は正直動揺するも一定ラインは守る感じは流石アダイブ。
放置されていた「Newsweek」を読み、香港情勢とインド大気汚染についてひたすらインプットし3セット。
水風呂は14度くらいで強め。よもぎスチームは予想以上に高温で多少価格設定が高くても満足出来る。
トトノイ椅子で休憩。
「西麻布でサウナ……」
西麻布のクラブでハロウィンパーティーは行けなかった。
その代わり、西麻布のど真ん中でサウナに入れた。
あの失恋した時の梅水晶は濁っているように見えた。
その代わり、テーブルに置かれたオポロはキンキンと金色に輝いていた。
「西麻布また来てみようかな。」
そんな思いで店を出た。真隣に中国大使館があり警官2人が厳重に巡回しこちらの挙動をうかがう。
「やっぱ俺には向いていないかな(笑)」
そそくさに渋谷方面に速度を上げた。[完]
[ 東京都 ]
【サウナには物語がある。デート中にサウナ失言を犯す】
「眠いの?あくびしてる(笑)」
カノジョとベルサール汐留で合流。
週末やりたいことやって、少し疲れたかもしれない。
どこかのサウナ施設に一日中ダラダラして英気を養うことも出来たかもしれない。
でも貴女との時間をより充実させる為にも小生が今週末頑張った。
築地場外市場で夕飯。汐留に戻り46Fから夜景を観る。そしてカレッタ汐留でアラジンのイルミネーションショーがはじまる。
「キレイだね。」
貴女は問う。しかし小生はその光景に硬直していた。
「アスティルの水風呂のようだ……」
目がチカチカする寸前の絶妙の蒼さ。
このタイミングでサウナを思い出してしまうのが小生というオトコである。
「ん?今なんていった?」
……………
烏森口で別れた。
「やっぱり落ち着く」
汐留デートに気が滅入ったか。
そもそも小生はそういう
「オンナを悦ばせるオトコ」ではない。
むしろその真逆であり、
傷心したココロをサウナで癒すような
ジブンのことでイッパイイッパイなオトコなのである。
アスティルはそーいったオトコを優しく受け入れてくれる。
オルゴール調の「涙サプライズ」が流れる。
相変わらずアスティルのサ室選曲は素晴らしい。
10年前。小生は当時中学生だった。
大都会のど真ん中で女性とイルミネーションを見てるなんて、
全くイケてなかった中学生の小生にきかせてやりたい。
でもあの時はあの時で野郎とアソんで楽しかった。凄く。
~~~~~~~~~~~~
今がきっと青春かも
遠い先で いつの日か
思い出すだろう 3!2!1!
(涙サプライズ 歌詞 一部引用)
~~~~~~~~~~~~
新橋のとある男性専用サウナで思い出した。
3セットが終わりそろそろ出ようとしたら
オートロウリュが始まる。
「このライトアップは!!!!?」
それはさっき見たアラビアンナイトのイルミネーションと同じ配色ではないか!!!
鳥肌が立つ。
サウナには物語がある。
デートに滅入ったココロを癒すサウナ
青春時代を回想するサウナ
ロウリュのライトアップに感動するサウナ
みんな黙って、時折つらそうな顔をして
サウナに入っている。
ただその顔にはもっと深い意味、物語があるかもしれない。
一人一人のおっさん達がサウナでの物語を創っている。
そう思うとサウナに入るのが楽しみになる。[完]
[ 神奈川県 ]
サウナ:15分 × 5
水風呂︰2分 × 5
休憩:3分 × 5
合計:5セット
一言:※今日も簡易版サ活で。
外気浴目当てに来てしまいました。
ここは丘の上にあって、ホントに風が気持ちいい!
昨日の大サウナ博とは真逆の
静かーに、じっくりとカラダを温める。
大サウナ博とのギャップがよりココロを気持ちよくしてくれる。
そして水風呂からの外気浴ですよ。(再)
デッキにもたれ掛かる時の
あの微かな「反動」が何とも心地よい。
ボッーと、でもきっちり5セット。
サ活書くつもりなかったけど充実した時は書きたくなる(笑)
しきじから話題になった「水の質」、
賞レースにもなる「熱波の質」
そして外気浴の「風の質」も今後フューチャーされる時代がやってくるのかぁ。
またメンドくさいサウナーへ近づいてしまったよ(笑) この季節の外気浴は最高です。
連休最終日は家にこもりがちだったけど、
あえて外に出て夜までサウナ施設にいると暗い心が晴れる気がする。
またサウナに救われてしまったよ。ありがとう。
明日からまた最高の一日にしよう![完]
[ 神奈川県 ]
一言:【カオスサウナ。is forever.大サウナ博編】
睡魔に襲われ軽くサ活を。
有給消化に4連休をもらう。
先日弾丸名古屋行きを告げた上司に
「またサウナに行くのかい?」と笑われる。
「そうです。大サウナ博っていうのがやるんですよ」
「ダイサウナハク?どこでやるの、有明?パシフィコ?」
違うよ。あなたが思うintelligenceな博覧会に小生は興味はない。
もっとSoulでChaosなPANEPPAな博覧会だよ。
………………
フロクニの「大サウナ博」に行ってきた。
小生は夕方17時前に入場したわけだが
「もつ鍋サウナ」「氷でシャキーン!」
などさっそくカオスなワードが当たり前のように飛び交っている。
今回のお目当て「熱ッスルマニア」が始まる。
個人的に推しているレインボー本八幡のたけさんは初戦敗退。
またアブドーラ・小林さんの新調ブーツは痺れたなぁ(感性がおかしい(笑))
最後の井上さんの魂の熱波は鳥肌たちました。
誰かを養う「熱波」はボクらサウナーのエネルギーも養ってくれる。タマシイパネッパ最高。
詳細は他のサウナーさんが書いてくれることでしょう(読みたい!w)
明日も朝早いのでここらで退散。
この短時間で色んなサウナ業界の方のお話と熱波師さんの風を受けれたから良しとしよう。
RAKUSPAかユーランド鶴見にハシゴしようかと思ったけど、今日は大サウナ博の余韻にひたるとしよう。
か・な・りマニアックなイベントで、またサウナ経験値をグッとあげることができました。
文脈もないサ活でホントすみません。エネルギー出し切った証なんでしょうか。
運営の方々ありがとうございました。[完]
P.S.サウナフェスや弦巻秋祭りで見覚えのある方がちらほら。我らサウナ人、考えることは一緒なんですね。なんか安心しました(笑)
[ 神奈川県 ]
サウナ:15分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット
一言:【「爆勝宣言」を聴きながらサウナに乗り込む。】
「最高の一日だった。」
何かイベントがあった訳もなく、平穏な一日。
朝6時に起床し、読みたかった本を2冊を読み部屋の掃除を進める。
8時に朝食、カフェで更に1冊本をチェック。
昼前から筋トレで腹直筋・腹斜筋を徹底していじめる。ついでにベンチプレスで仕上げる。
昼食後に酸素カプセルで昼寝。その後ふるさと納税を申請する。
納税先は富士吉田市と墨田区にした。
返礼品を使う時に墨田区ならニューウィング、少し遠征してレインボーに行ける。
ふるさと納税とサウナをリンクさせるほど、小生はサウナを愛してやまない。
やりたいことをやれた、最高の一日。
宮前平駅から無意識に橋本真也「爆勝宣言」を流す。
坂を登りきったところで曲が終わる。リングイン。
最終ロウリュ終わりで行列は途切れていた。
ここのロウリュは若い兄ちゃん2人組で行う。若いノリ押して、賑やかなロウリュスタイル。
この若いノリにオッサンたちが頑張って付き合いながらも「どこか親心で見守っている」感じが小生は大好きなのだ。
しかしの今日の目的は、外気浴。
勢いで推し進めた1日を優しく〆るためにやってきた。
サ室は大衆向けに優しいセッティング。
先週の弾丸名古屋でのアペゼ→ウェルビー今池、そしてストリートテントサウナと過激なサ活とは対照的。
ぼーっとして15分くらい汗を流す。
水風呂へ。相変わらずの塩素臭でせき込む(笑)
せき込むということは「カラダの機能が正常に反応しているから健康である」ということ。
これについてはヘルスケア代わりとして小生はポジティブな見解である。
外気浴へ。霜月の夜は冷える。多少空は霧がかって冷却を促進させる。
一息深呼吸をする。鼻から息を抜く。
すると霧がかっていた月が一瞬だけ晴れた。
「最高かよ。」
仮眠室でゴロゴロしてたら心地よい眠気が。
目をさまると1時間くらいトトノイの境地へ「爆翔」していた。
終電ギリギリで慌ててチェックアウトへ向かった。[完]
[ 東京都 ]
一言:【近所の世田谷のストリートサウナ、イッテきた】
朝6時からガンガンやることやって、時は11時。
「あっ、弦巻秋祭り行こ」
偶然にも家から徒歩圏内。歩くと燻製の香りが漂ってくる。
テントサウナはサウナフェスの「フィンランド・ヴィレッジ」以来。
その時のサ活はどーでもいい小生の「初体験」の話が長くなったのも思い出。
順番に4種類のサウナを順番に楽しむ。
熱子さんのアウフグース、いいですなぁ。
本人も仰っていたけど、「ロウリュの美味しいところを最大限に活かす熱波」は
どこかインテリジェンスを感じたなぁ。
水風呂もきもちいい。ちびっ子もプール感覚でご一緒。
「ほらっ、泳いじゃだめ。」
お母さんはお子さんに言う。
水風呂プールでキマッテ、硬直してる小生に気遣ってくれたか。すみません。
全然いいんです、お母さん。
「お子さんが泳いでいただければ、バイブラ代わりになりますから。」
とは言えずっ!!!!
でもずっと泳いでいただけたので感謝。
あんまこういう機会もないし、非日常感あってある意味楽しかった。
外気浴で休憩。
普段見ているのと違った世田谷の空が見られたなぁ。
運営スタッフの方々、商店街の方々ありがとうございました。
徒歩で帰宅。上着にいい香りが染み込んでいる。
いい香りに包まれて、コロッと昼寝に堕ちた。[完]
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。