サウナ・アダムアンドイブ
温浴施設 - 東京都 港区
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一言:【トラウマの西麻布、そろそろケリをつけようと思う】
「西麻布でハロウィンパーティー instagram.com/…………」
あれはもう6年前の2013年。小生は事実上フラれた。
2回目のデート誘って、返事が来なかった。
当時の小生は調子に乗っていた。典型的な「大学生」を演じていた。
無理をして。だからその女性を誘った。無理をして。
その後友達から見せてもらった、SNSに写っていた仮装姿のタイムライン。
「西麻布でハロウィンパーティー……?」
次元が違った。中野の安居酒屋で梅水晶をツツいていた小生とは対照的に。
到底たどり着けない。西麻布のクラブになんて行く度胸なんてない。頑張っても町田で限界かな……
その投稿が小生を失恋という崖に突き落とした。いや、そうじゃない。
自ら崖に飛び降りた。その時だけ、サメの軟骨が濁っているように見えた。
それ以来、「西麻布」と聞くとトラウマが蘇り、このエリアに行くことを避けていた。
それから時が経つ。用事を済ませた晴天の六本木から南に歩む。西麻布、アダム&イブへ。
……
フワッと浴室に香るよもぎの香り。
それに気づくまでは
「これが西麻布クオリティの香りなのか」と低俗なファーストインプレッションを描く。
サ室は高温かつしっかり湿度も保たれている。
場所柄なのか意外と若い男性が多く、銭湯のおじいちゃん的人材が皆無だったのが印象的。
自分だけ彫り物してない状況は正直動揺するも一定ラインは守る感じは流石アダイブ。
放置されていた「Newsweek」を読み、香港情勢とインド大気汚染についてひたすらインプットし3セット。
水風呂は14度くらいで強め。よもぎスチームは予想以上に高温で多少価格設定が高くても満足出来る。
トトノイ椅子で休憩。
「西麻布でサウナ……」
西麻布のクラブでハロウィンパーティーは行けなかった。
その代わり、西麻布のど真ん中でサウナに入れた。
あの失恋した時の梅水晶は濁っているように見えた。
その代わり、テーブルに置かれたオポロはキンキンと金色に輝いていた。
「西麻布また来てみようかな。」
そんな思いで店を出た。真隣に中国大使館があり警官2人が厳重に巡回しこちらの挙動をうかがう。
「やっぱ俺には向いていないかな(笑)」
そそくさに渋谷方面に速度を上げた。[完]
こんな感じのサ活、大好きです。どんどん書いてください。
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