2020.11.02 登録
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計277施設目
喜楽湯さんを後にして、もう一軒、別の銭湯サウナを目的地に定めて町屋方面へ歩く。明治通りの五叉路を超えて、暫く進むとさくらトラムの町屋二丁目駅に辿り着く。
道すがらに老年男性のカラオケを3名分ほど耳にした。この辺りはスナックが多いようだ。それにしても、いつも思うがスナックの防音ってどうなってるの。笑 楽しそうなカラオケに吸い寄せられて入店...みたいな効果もあったりするのかな?
さて、やってきたのは町屋二丁目駅から徒歩2分ほどの『タイムリゾート』さん。なんて素敵なお名前。表のネオンカラーの看板もバブルを感じる派手派手さ。
常連客と談笑するご主人。ハッと私の存在に気が付いて、接客を始める。サウナの利用を伝えると、嬉しそうにビニールバッグを差し出してくれる。大小タオルとサウナマット付きで800円。シャンプーボディソープのパウチも貰う。
初めてですか?と問われたので、正直にはい、と答える。とても丁寧で感じの良いご主人。細やかに利用方法を教えてくれる。マットは最後、サウナ室前の籠に入れて、タオル類はフロントに返却するのがルール。
脱衣所はとても広々としている。小休憩が取れるように、テーブルと椅子が置いてあったりする。浴室は良い意味でゴチャッとしていて、冒険心がくすぐられる。
主浴槽はバイブラとジェット。お隣のラドン浴泉の小部屋は静かで心地良い。お次は露天スペース!と思ったら、窓は閉ざされており、半露天とも取れないような不思議な作り。岩風呂の向かいには寝湯が二つ。このポジションに寝湯とは中々に稀有である。
♯サウナ ★★★★☆
横長二段掛けストレートの座面。5名ずつ10名分のキャパだが、コロナ禍を意識して5名までの制限。とっても広々としており開放的。アウフグースの一つでも出来そうなくらいには広い。
斜め置きの遠赤外線ガスストーブからの輻射熱がバチッとくる。室温90℃でしっかりとした熱さ。微音の演歌がひっそりとスピーカーから流れ聞こえる。
♯水風呂 ★☆☆☆☆
遮蔽感のある作りで深さもたっぷり、と見た目は良いが、水温計は32℃を指す。しっかりとした熱さのサウナ室の後には正直物足りないか...。ぬる湯や不感の湯に近い体感。惜しい。
♯休憩 ★★★☆☆
先述の半露天にも似たスペースにプラ椅子が二脚置かれているので、そこでの休憩が安定する。森林浴システムを採用とのこと。不思議な安心感がある。但し、外気を感じることは出来ない。
10分を2セット。78点。水風呂さえ変われば化ける。サウナ・温浴は特に素晴らしい。ご主人の人柄も良く、アットホームな雰囲気。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計276施設目
昨日の投稿でも少し触れたが、住み慣れた十条の街を間もなく去ることになる。この数年で北区・板橋区・豊島区・台東区・埼玉県南エリア等、近辺のサウナ施設・銭湯については、その殆どにお邪魔させていただいた。
近場でいえば、残すところは荒川区・練馬区。それなりにアクセスも良い筈であるが、未訪の銭湯がまだまだ沢山ある。ラストチャンスとは言わないが、そう簡単に来ることもできなくなるので、今のうちに体験しておきたい。
閑話休題。そんな心持ちで本日お邪魔したのは荒川区の『喜楽湯』さん。JR常磐線の三河島駅より徒歩3分ほどの好アクセス。立派な宮造りの昔ながらの銭湯。入る前からワクワク。
先人たちのサ活を拝見して、一度はお話をしてみたいと思っていたお婆ちゃんが出迎えてくれる。サウナの利用を伝えると、ニヤリとひと笑い。細かく680円を支払うと、少し多いんじゃないかい?と。一つ一つ一緒になって数えて、ピッタリ。互いに微笑む。
大小タオルを受け取り、いってらっしゃいの声に背中を押されて、男湯の暖簾をくぐる。開放感のある脱衣所に流れる演歌。下町の銭湯色全開。良いな、この雰囲気。
壁一面に広がる富士山。シャンプー類は備え付けなし。身体を清めてから、まずは奥の森林浴ミスト風呂へ。あれ?稼働していない?残念ながら、ミストを楽しむことは出来ず。されども、ボコボコのバイブラのお風呂はとっても気持ちよかった。
♯サウナ ★★★☆☆
脱衣所の演歌はここでも。寂れた雰囲気は少なからずあるものの、何の脚色も無い、昔ながらの良いサウナ。網目状の鉄柵に囲われた歴戦の遠赤外線ガスストーブ、萎びれたマットもその雰囲気の演出に一役買っている。
室温は86℃で高温好きには少し物足りない感もあるが、ゆっくり寛ぐ分には丁度良い。お爺ちゃんの利用多し。
♯水風呂 ★★★★☆
深い!銭湯において、このたっぷりの水深は中々お目にかかれない。それでいて水温は16℃と適温。ジャバジャバの給水とボッコボコのバイブラにより、オーバーフロー気味。爽やかな体感。問答無用に良い。
♯休憩 ★★☆☆☆
浴室内に腰掛けるようなスペースは無く、脱衣所での休憩がメイン。旋回する扇風機からの風を受けてのんびりと。レベルの高い水風呂の後なので、ピシッと身体が引き締まる。
10分を2セット。81点。演歌サウナと新鮮で循環の良い水風呂に強み。お婆ちゃんの人柄も愛らしく、地元住民のコミュニティ施設。互いに挨拶を交わすような間柄の常連さんが多い。
サウナ付きの銭湯が少ない荒川区においては貴重なスポットか。肩肘張らない雰囲気も良い。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計275施設目
狛江湯さんを後にして小田急線の上り電車に乗り込み、千歳船橋駅で下車。駅前の商店街を通りながら歩くこと5分ほど。向かったのは『世田谷温泉 四季の湯』さん。れさわさんのホーム銭湯。お邪魔します。
日曜日16時40分頃の入店。男湯のサウナは定員人数に達してしまったようで、広く明るいロビーにて暫し待つことに。10分も経たぬ内に、気前の良い六平直政似のご主人にちょんちょんと肩を叩かれる。
入浴券は事前に券売機で購入。サウナ代のみフロントで300円を支払う。合計780円。ビニールバッグに大小タオルとフックキーが入っている。
当銭湯は曜日固定の男女入替制。日曜日は右側の「くすりの湯」が男湯となるようだ。本当は左側の「ろてんの湯」の時に来たかったのだが、仕方無い。もう一度、来れば良いだけの話だ。
脱衣所は開放感があって広々。中央に畳状の腰掛けスペース。首振り扇風機。浴室内は多くの人で賑わっている。じっこうの赤褐色の薬湯でまずは下茹で。
よくよく観察すると、今し方訪れた狛江湯さんの温浴とラインナップが似ている。ミクロバイブラと超音波マッサージ座風呂は同じもの。加えて、ハイパワージェットを備える。幼い男の子が勢い良く吹っ飛ばされている。笑
♯サウナ ★★★★★
入って数十秒で気付く、絶妙なセッティング。室温103℃に裏付けされた、しっかりとした体感の熱気。それでいて湿度もあって、鼻から息を吸ってもヒリつく感じは一切ない。コンフォートの更に上、といった印象。
無骨な二巻の遠赤外線ガスストーブは手入れが行き届いているのか、まだまだ新しく、荘厳さすら感じる。L字型二段掛け、短辺のみ一段掛けの座面のどこに座ってもバチッと熱い。輻射熱と対流熱のコントラスト。素晴らしい。
♯水風呂 ★★★★☆
火照った身体をじんわりと冷ましてくれる地下水使用の水風呂。水温も15℃と涎が出る程だが、何より水質が良い。爽やか。循環さえ良ければ★5。
♯休憩 ★★☆☆☆
専用の休憩スペースこそないが、通用口の手前の段差や入口付近の赤い高めの椅子に腰掛けることでカバーできる。脱衣所にて、首振り扇風機の風を受けても良い。
3セット。88点。「ろてんの湯」側であれば、休憩時の満足度は更に上がるのではないだろうか。それにしても、サウナ室のセッティングには恐れ入った。こんなに自然にダラダラと汗が噴き出てくるサウナは久々かも。
サウナの利用制限をしているお陰もあってか、日曜日夕刻の時間帯でもサウナ室前で待つといったことは無く、ノーストレスのサ活。次は必ずや曜日を選んで左側へ。そう、心に決めた。
女
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計274施設目
しとしとぴっちゃん。静かに冷たく降る雨に肩を濡らしながら、小田急線狛江駅からの道のりを行く。3分ほどで目的地である『狛江湯』さんの軒先に辿り着く。
毎年の正月休みを利用して、実家から程近い小田急線沿線の銭湯サウナを回っている。本日は未訪となっていた千歳船橋の四季の湯さんをゴールに設定して、まだ開拓できていなかった狛江エリアに向かう。
魅力的な銭湯サウナが幾つか存在する当エリア。三が日も元気に営業している施設は、少し気は早いが来年の年初めにお邪魔すれば良い。情報によると狛江湯さんはその期間、お休みのようなので、この機会に訪れてみようと思い立った。
住宅街のど真ん中にあるマンションの一階部分が銭湯。隣にはスナック。料金はサウナ代込みで800円。ビニールバッグに入った大小タオル付き。マジックテープのグレーのバンドがサウナ利用者の証となる。
脱衣所は変わった形状で奥に長い。番号が振られたロッカーは新品。後から入ってきた常連さんは口々に随分変わったね〜、と呟いている。リニューアルでもあったのかな?
浴室内は薄暗い雰囲気でコンパクトサイズ。天井は低く、マンション銭湯ならではの様相。主浴槽はミクロバイブラ。確かに気泡は細やかだが、勢いが物凄い。お隣は超音波マッサージ座風呂。
♯サウナ ★★★☆☆
狙った訳ではないが、開店時刻となる15時の入店であったため、一番風呂ならぬ一番サウナをいただく。と思ったが、ストーブの電源を入れたばかりのようで、室温は60℃。
これは待った方が良いなと引き返す。暫くして室温計が70℃を指すようになったので、いざ着座。L字型の二段掛け。二巻の遠赤外線ガスストーブのゴーゴーという音のみの静かな空間。
あまり汗が出なかったので1セット目は20分ほど粘る。2セット目は86℃ほどまで回復したが、利用の際は開店直後は避けた方が良さそうだ。
♯水風呂 ★★★☆☆
温浴の浴槽に比して、大きめの水風呂。4〜5名は同時に利用できるサイズ。水温は20.5℃。柔らかくまろやかな水質で居心地が良い。
♯休憩 ★★★☆☆
カランがあるスペースの一部が休憩専用のスポットとなっている。白色のプラスチック椅子が3脚。排水の為の溝に後ろの脚が嵌まるようになっており、そのお陰で少し傾斜が付く。壁際に設置されているので、もたれることも可能。地味に嬉しいポイント。
ゆっくり2セット。80点。一見、普通のマンション型の銭湯であるが、専用の休憩スペースがあったり、ドリンクを冷やせるようにクーラーボックスの設置があったりと、サウナ好きを意識した造りとなっている。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計273施設目
5月15日をもって65年の歴史に幕を下ろすことになった『山の湯』さん。日頃からやり取りさせていただいている皆さんのサ活を拝見して、閉店までに一度は訪れたいと心に決めていた銭湯。
要町駅からの道のりは静かで、人通りは少ない。細い路地をいくつか抜けると、ひっそりとした灯りに照らされた「山の湯温泉」という看板が目に入る。
「ジブリ」と表現されている方がいるのも頷ける。味わい深く、独特の世界観を持っている。吸い込まれそうな、どこかにワープしてしまいそうな、そんな不思議な魅力を秘めている。
入口からして男性と女性が分かれている。番台さんがいる銭湯は久しぶりだな。脱衣所の空気感もやっぱり凄みがある。置いてあるソファ・掛け時計などの家具はレトロで趣がある。
棚には常連さんのお風呂グッズが並ぶ。長く地域の方に愛されてきたんだろうな、としみじみ思う。初めましてだけど、今日はそんな歴史を感じながら、存分に楽しもう。
擦り戸をガラッとやる。目に飛び込んでくる瓢箪型の湯船はバスフレンドのラベンダー風呂。淡い藤色の優しい色合い。真ん中に仕切りがあって、手前側のぬる湯のバイブラは故障中のようだ。
水瓶を肩に背負った小さめの裸婦像は年季が入っており、塗装が剥げ落ちている。奥側の浴槽は湯温高め。45℃くらいはありそうだ。
♯サウナ
よもぎ漢方スチームサウナと名付けられた奥に広いサウナ室。タイル地の座面はストレート一段掛け。同時に5名は座れるサイズ。室温もそれなり。
入口付近にシューシューと音を立てる無骨な銀色のストーブがあり、洗濯ネットに入れられたよもぎがそっと掛けられている。蒸気によって溜まった水滴が天井にビシッと並ぶ。
♯水風呂
水風呂はなし。立ちシャワーにて身体を冷やす。固定されたオーバーヘッドシャワー。マイルドなスチームサウナの後なので、水風呂はなくとも、大きな問題にはならない。
♯休憩
浴室内の好きな場所で休む、もしくは身体の水滴を拭き取った後で、ひんやりとした脱衣所にて休憩する。
アド街を眺めながら、先述のレトロなソファに深めに腰掛けて目を閉じる。慌ただしく過ごしていた昨日までの日々とは打って変わって、ゆったりと時が流れる。
カランのシャワーは固定式にも関わらず、暴れまくって落ち着かなかったり、脱衣所のトイレの扉は立て付けが悪く、相応の力を入れないと開かなかったり、そこらかしこに年季は感じるのだけれど、それも長年働いてきた証拠。
心の底からお疲れさまでしたと、お伝えしたい。身も心も温かくなって、名残惜しさを感じながら施設を後にしました。
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計272施設目
板橋区のサウナ施設も残すところ三つ。隠れた銭湯名区として、多くの銭湯サウナを抱える当区の開拓も佳境を迎えようとしている。
チャリではなく今日はゆっくりと電車で。東武東上線のときわ台駅で下車。南口から徒歩10分ほどの『パブリバ八光(はっこう)さんにやってきた。
パブリバというのはパブリックバス(=公衆浴場)の略称である。マンションの1階部分が銭湯となっているが、一見銭湯には見えない造り。グレーの石材を用いた壁面やローマ神殿のような白い柱が特徴的。
前評判では訝しげな顔を浮かべてサウナ利用者を拒む、名物ご主人がいるとの噂。少しだけ緊張しながらサウナ利用を伝えると案の定、サウナ入るの?というレスポンス。
初めて?と言われたので、正直に初めてですと返す。こういうご時世だからバスタオルを腰に巻いて、ルールを守って使ってね、と。決して嫌な感じはなく、純粋な堅気なお爺ちゃんといった具合。元気良く、はい!と返事をして脱衣所へ。
一見よく見る街銭湯の脱衣所の雰囲気だが、よくよく細部を観察すると、風変わりなポイントが随所に。風見鶏が頂点に置かれた屋内屋根があったり、洋風の白くて細長い街灯が中央部にデンと構えていたり。
脱衣所と浴室を繋ぐ曇りガラスには十二星座のデザインが施されている。ガラッと扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのは壁一面のモザイクアート。聖母マリアと赤子のキリスト、そして平和の象徴である鳩。テルマエ感が凄い。
お風呂は薬湯、マッサージ、ジェット、岩造りの露天と種類豊富。ふと横に目をやると、男湯と女湯を仕切る壁に小さく丸い穴が空いており、石鹸渡し所とある。この穴を伝って、おーい!母ちゃん!と言った具合に石鹸を行き来させるのだ。乙。
♯サウナ ★★★★☆
言われた通り、バスタオルを巻いて。二段掛けと一段掛けが向かい合うボナサウナ。座面や床面だけでなく、壁際にも新しいサウナマットが掛けられている。
室温は89℃だが、熱の篭り方が尋常じゃない。貸切利用が故か、とにかく室温以上の熱さを感じる。TVがNHK固定なのが玉に瑕。
♯水風呂 ★★★☆☆
ボコボコのバイブラ水風呂。水温は19℃。浴槽内に僅かな段差。スッキリとしていて、気持ち良い。
♯休憩 ★★★☆☆
簡易的な露天の隅に一人だけ腰掛けられるような小ぶりな岩があるので、そこで外気浴。風の通りはそこまでだけど、ひんやりしていて丁度良い。
穴場。83点。風呂上がりはドリンクのサービス。冷蔵庫からコーヒー牛乳を拝借してグビっと。今日もビエイラ打たれてる。外は雨模様。もう少し休んで帰るかな。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計271施設目
「不定休」という情報に少しだけ怖気付いていた。近頃の私と言えば、正に猫の手も借りたいほどに忙しく過ごしていたので、目の前の銭湯へ店休日も確認せずに、勢い良く飛び込んだ。
そんな私を温かく迎え入れてくれたのは成増の『初音湯』さん。こういう時は決まって臨時休業というのが関の山だが、今日は運が良かったようだ。しこたま働いた恩恵かな。
マンション型の銭湯の外壁には大きな赤い「ゆ」と緑の「初音湯」の文字。ステンドグラスがあしらわれた三角屋根の付いた階段を登るとカンカン帽を被った柴犬の置物が傍らに。少しびっくり。
ご主人にサウナの利用を告げ、780円を支払う。電子決済。少しサウナは混んでますよ、と意外な反応。失礼ながら、そんなに混んでることは思わなかった。サウナキーとバスタオルを受け取り、脱衣所へ続く暖簾をくぐる。
アットホームな雰囲気。確かにサウナキーを持った人が数多くいて、脱衣所をウロウロとしている。まあ並ぶ程では無いだろうと、ゆっくりと身支度をして浴室へ。
コンパクトながら味わいのある空間。ラドン泉、電気風呂、座風呂、寝風呂、シルク湯と豊かなラインナップ。座高の低い人には高すぎるくらいの固定シャワーを用いて、まずは身を清める。
寝風呂の銀枕がヒンヤリとして気持ち良い。シルク湯は少しぬるめ。赤みを帯びた照明が心なしかミステリアスな雰囲気を醸し出している。
♯サウナ ★★★☆☆
ボナサウナ。L字型で片方の辺のみが二段掛け。黄色のバスタオルを尻に敷いて利用する。室温は93℃付近。湿度もそれなりで過ごしやすい環境。インストのポップなBGMも明るく軽快。
一段目に腰掛けると目の前に広がるのは木と障子で出来た襖。和の雰囲気たっぷりでとっても落ち着く。木の香りも鼻先をくすぐる。少し引いてやらないといつまで経っても閉まらない縦長の扉には要注意。
♯水風呂 ★★★☆☆
深々とした水風呂。水温は体感で24℃ほどであるが、マイルドなボナサウナの後なので存外丁度良い。地下水使用のまろやかな肌触りは少しだけホームの十條湯を彷彿とさせる。ふと上を見上げれば、青空模様の天井が目に入って、気持ちは涼しげ。
♯休憩 ★★☆☆☆
脱衣所の木のベンチがメイン。もしくは浴室内のお好きな場所で。水風呂がいつまでも浸かってられる温度帯なので、いつもより長めに浸かって、休憩のような使い方をしてみたが、これもアリだな。
計3セット。77点。ゆっくりまったりとサウナを楽しむにはうってつけの銭湯。時間の流れが緩やかに感じた。今度のお休みは4月5日と12日とのこと。是非参考にして欲しい。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計270施設目
金曜日。新しい春と同時に慣れない業務が新規付与され、責任をどこかに押し投げる訳にもいかず身を粉にして働く。ドバッと溜まった疲れを全身に感じながら、舎人ライナーに身を委ねる。
赤土小学校前で下車。西口のスギ薬局の脇を入って、商店街を右折。どうやらこの商店街、尾久銀座という名前らしい。またまた現れたドラッグストアのサンドラッグを過ぎて、左へ折れると大きなビル型銭湯『尾久ゆ〜ランド熊野前』さんに辿り着く。
一見、銭湯には決して見えない外観。中に入ってもその印象は変わらず。何とも見事な広々とした畳の待合が眼前に。大きめのスピーカーやらマッサージチェアやらが点々と置かれている。
料金はサウナ代込みで800円。大小タオルは50円で貸出。シャンプーボディソープは使い切りタイプのものを貰える。男湯の暖簾をくぐり、階段を上がっていく。男女入れ替え制で本日の男湯は3階。
受付で渡されたキー番号のロッカーを使用。荷物はさほど多くなかったが、二つ使ってくださいと有り難い配慮。いざ浴室。
照明は薄暗いがとっても広々。一般の銭湯とは異なる面白い構造。どデカい主浴槽内にジェット・バイブラ・電気・寝湯が一緒くたになっている。外湯は半露天。
♯サウナ ★★★★☆
深み、味わい、貫禄のあるサウナ室。天井は屋根の形に合わせて斜めに。二段掛け。一段目のみがL字型。デッドスペース多く、床部分にのびのびと座っている方もチラホラ。
室温は94℃。三巻の少し大きめサイズの遠赤外線ガスストーブが熱源。決してカラカラ過ぎず、湿度もそれなり。絶妙なセッティングである。リモコンを使って、自由にTVのチャンネルを変えられる。
♯水風呂 ★★★☆☆
3〜4名サイズ。水温15℃だが、そこまでは冷たくない。一際目を引くのが、壁のペンキ絵。顔が描かれた富士山と太陽。小学生が一生懸命描いたようなポップでキュートなデザイン。
♯休憩 ★★★★☆
学校の屋上のような広大な外気浴スペースは間違いなくこの施設のウリ。水風呂と同じくして、壁には不思議なタッチのカラフルな花の絵が並ぶ。よくよく見ると、めしべとおしべがある真ん中部分は"鼻"の絵が。まさかのオヤジギャグ。
これはアート集団が描いたものなのか、地元の小学生が描いたものなのか、本気で悩む。後でご主人に聞いてみようと思っていたが、ととのい過ぎてすっかり忘れる。椅子4脚。
計3セット。87点。穴場感満載。荒川区No. 1だと思う。客層はビッシリ和彫の強面さん、ヤンチャな地元のお兄ちゃん軍団、演歌を口ずさむお爺ちゃん等、中々のカオス具合だがそれも面白い。
男
[ 東京都 ]
およそ1年ぶりとなる『天然温泉 湯どんぶり栄湯』さん。三ノ輪駅3番出口を左に進み、矢吹ジョーの銅像が現れたら、もうすぐそこ。それなりに歩いたけど、今日は気候も回復し、夜風が気持ち良いくらいだ。
サウナ代は500円。すなわち入浴料と合わせて980円。仕事終わりに直行したので、追加で150円を支払い、大小タオルもお借りした。
広々とした脱衣所。木曜日の19時過ぎ、そこまでの混雑は無さそうだ。湯どんぶりさんの魅力の一つであるのが、銭湯の域をゆうに超えた、充実のお風呂のラインナップ。
手始めに、天然温泉×超高濃度炭酸泉×麦飯石のハイブリッド炭酸泉でぬくぬく。間髪入れずに内湯と露天スペースの間にある、じっこうの薬湯で身体を芯から温める。
仕上げは露天のナノファインバブル温泉。白色のシルキーバス。まろやかでしっとりとした肌触りが特徴的。何と!この浴槽の中には壺湯が二つ。これがいわゆる"湯どんぶり"というわけ。人が入るとジャバーっとお湯が溢れ出すのも乙。
♯サウナ ★★★★★
サウナ室の脇に赤色の丸いビート板の用意あり。受付で渡された長方形のフックキーを使っての入室。横長ストレート二段掛け。奥にTVとストーブ。
!?!?!?
以前は存在していなかったように記憶しているが、ストーブの上には、どこぞの施設でよく見かける銀筒が三つ並んでいるでは無いか...!
オートロウリュに爆風付きだと...。どこまでサウナ好きを喜ばせれば気が済むんだ!しかもその間隔は15分おき。こんなんじゃ、毎セット楽しめてしまう。困ったもんだ(褒め言葉)。
常態の室温は96℃。湿度もたっぷり。TVの下には、薪とヴィヒタとヒバチップ。部屋とTシャツと私。もとい、光を当てられた間接照明のようなピンク岩塩と共に良い味わいを醸し出している。
♯水風呂 ★★★★★+★
カバー範囲の広いレインシャワーを頭からザーッと被って、露天にある水風呂へ直行。忽ち、超微粒のマイクロバイブラが身体を包み込む。これよ、これ。
その名を美泡水風呂と云う。天才的。水中からライトアップされた様もとても美しい。水温は16℃とキンキン。こりゃあ、堪らない。病み付きになる。
♯休憩 ★★★★☆
水風呂の傍らに木のベンチが2台。それなりのサイズなので、合わせれば同時に7名くらいは着座可能。あれだけのレベルのサウナ×水風呂があれば、その後の外気浴は説明不要。ばっちし、ととのう。
計4セット堪能。97点。寺島浴場さんの次に好きな銭湯サウナ。オートロウリュの威力と繊細な水風呂の相乗効果は計り知れない。土地柄、イカツイ和彫の諸先輩方が多い印象です。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計269施設目
本日は少し足を伸ばして町田へ。以前からずっと行ってみたかった、株式会社楽久屋の系列店の一つ『多摩境天然温泉 森乃彩』さんへ。
南柏のすみれさん、久が原のますの湯さん、グランドオープン後に話題高騰のたかの湯さん等を系列に抱え、銀筒から容赦なく吹き付けられる爆風ロウリュが売りの注目のグループ。
連日のスパ銭巡り。地域住民を中心に混み合うのが休日夕刻のお決まりパターン。外観は純和風の高級旅館のような造り。入館と共にパジャマを着た湯上がりの子供たちに迎えられる。
お屋敷風の館内にはゲームコーナーやキッズルームがあったり、やはりファミリー層向けのコンセプト。但し、三連休の最終日の夕刻の時間とあってか、そこまでの混雑度合いでは無いようだ。
温浴は錚々たるラインナップ。内湯には炭酸泉、日替わり湯(草津温泉)、各種ジェット、寝転び湯等、露天も温度帯の違う天然温泉が並ぶ。多彩。
♯サウナ ★★★★★
二種類。肩慣らしにまずはよもぎスチームサウナへ。中央にシューシュー音を立てる無骨な機械があり、それを取り囲むように、コの字型の座面が広がる。
スチームサウナにしてはしっかりと熱い。塩・泥パック・キャプテンスタッグの黄色い団扇の用意もあるので、色々試してみてもいいかも。
メインはお馴染みの爆風ロウリュサウナ。見慣れた形状のサウナ室。四段掛けの傾斜の控えめなタワー型。正面にはTVとストーンが敷き詰められたストーブ、そして、銀筒二つ。
常態で90℃。オートロウリュ発生時?そりゃ、もうとんでもない熱さ。笑っちゃうくらい。どんだけ長時間、水が噴射されるの?って不安になるくらい長い。
終わったと思ったら、赤いランプのアラートと共に爆風。みんな、すぐ逃げ出す。あまみ、出まくり。
♯水風呂 ★★★★☆
水温15℃ほど。深さ90cmで奥行きもたっぷり。あれだけの威力のあるサ室なので、必然的にいつもより長く浸かってしまう。
♯休憩 ★★★★★
これまた凄い。露天にととのいスペースと名付けられた専用の休憩所がある。傾斜のあるウッドデッキに枕付き。その他にもインフィニティ1脚、アディロンダック2脚、ベンチ・椅子多数。多過ぎて数えるのをやめた。それくらいには多いし、難民になることはまず無い。
細やかなポイントではあるが、露天スペースにTVやBGMが一切無いのが、この上なく良い。屋号通り、森の彩りを感じるような、自然に囲まれた空間。余計な音は必要ない。
96点。素晴らしい。久々にぐわんぐんきた。どうでもいいが、エステ処の名前が「排毒屋」なのには思わず笑ってしまった。
男
[ 埼玉県 ]
♯新規開拓/累計268施設目
極楽湯さんを後にして向かったのは『おふろの王様 和光店』さん。車で5分ほどの距離。2021年12月4日オープンということで、まだ開業から3ヶ月ほどの月日しか経っていない。
外観からして、新しさがあり、とってもお洒落。おふろの王様の他店舗は大井町と町田のみ訪問したことがあるが、そのどちらにも似つかないスタイリッシュな面持ちである。
タッチパネルでコース・レンタル品の有無などを選択する。スタッフレス。食事処の雰囲気だったり、休憩所のクッションやロビーのソファだったり、いちいちお洒落。
2階に上がるとこれまたびっくり。「かまくらうんじ」という有料コーナーがワンフロア全体に広がる。一際目を引くのは、かまくらの形をしたテントのような白いドーム型の半球。600円で個室のように利用できる。
白樺の木が立て掛けてあり北欧風のコンセプト。併設のカフェもデザインが可愛らしい。大変女子ウケしそうな、何とも映えるスポットである。
3階は大浴場エリア。脱衣所はロッカーたくさん、隅々まで清潔感があり、ドライヤーもパナソニックのナノケア。浴室もとっても広く、カランがズラーっと並ぶ姿は壮観。
お風呂も充実。露天の黒湯天然温泉、壺湯、高濃度炭酸泉を堪能。それにしても人が多過ぎて、ちょっと異様な光景だったな。鮨詰め状態とは、正にこのこと。
♯サウナ ★★★★★
まずは露天スペースにある高温スチームサウナから。横長の部屋には点々とプラスチック椅子が8脚ほど置かれる。確かに名前の通り、他店のそれよりも熱く、しっかりと汗をかける。
お次はメインのロウリュサウナへ。入口に2つ、奥に1つ、ヴィヒタが吊るされている。横長ストレート(正確には僅かにL字)の三段掛け。おおよそ25名ほどの収容。
足元の間接照明もカッコいい。室温は90℃だが、30分毎にオートロウリュが入り、これが中々のクオリティ。水の噴射量はかなりのもの。上段キツい。
♯水風呂 ★★★★☆
黒湯の天然温泉水風呂。水温は19℃とあるが、刻んだハッカを袋に入れて浮かべてあるため、より冷たく感じる。心なしか、スーッとした感覚もある。
♯休憩 ★★★★★
兎に角、椅子の数がこれでもかっていうくらい多い。浴室内に10脚以上、露天にも腰掛けられるようなスペースがたくさん。メインは炭酸泉の隣にあるメッシュのリクライナー5脚。壁の方向を向いているのも気が効く。
混雑度合いを加味して、96点。極楽湯さんがファミリー層向けだとしたら、こちらは若者グループ・カップル向け。棲み分けできている。素晴らしいが、空いている時に来たい施設。
男
[ 埼玉県 ]
♯新規開拓/累計267施設目
本日は特段の予定も無かったので、梯子サウナを企図。和光市のサウナ施設が目に留まり、早速車で向かうことにした。まずやってきたのは『極楽湯 和光店』さん。
いわゆる和風スーパー銭湯の括り。家族連れを中心に人でごった返す館内。三連休中日の夕刻とあれば、そりゃあ混むわなと思いながらも、人の多さに辟易とする。
休日料金は970円とスパ銭にしてはお安い。有り難い設定ではあるが、この辺りも混雑具合に多少なりとも影響しているのかもしれない。
館内は食事処・ゲームコーナー・癒し処等、一通りのラインナップは揃っている。浴室は階段を上がって、2階となる。
脱衣所のロッカーは100円式。人の波を縫いながら、どうにか浴場へ。お風呂は数・質ともに充実しており、申し分ない。内湯には天月の湯というYouTuber?歌い手?の天月さんプロデュースの浴槽がある。コラボ企画なのかな?
露天スペースには黒湯の天然温泉。あつ湯とぬる湯の二種類。みんな同じ方向を向いて、テレビに齧り付いている。
♯サウナ ★★★★☆
サウナは二種類。メインのドライサウナの前の長蛇の列を見て、少し時間を空けようと、スチームサウナへ。釜風呂と名前が付けられている。
石造りのベンチが向かい合わせに並ぶ。詰めれば10名ほどの収容。室温はそこまで高く無いものの、中々雰囲気があって面白い。
さて、メインのドライサウナへ。タワー型で五段掛け。最上段のみ三名、それ以外は五名掛けとなっている。TVを挟んで左右に遠赤外線ガスストーブが並ぶ。
天井付近の室温計は94℃を指している。最下段は60℃程度だが、ストーブとの距離が近いので、ダイレクトに輻射熱を食らう形となり、それなりの体感。勿論、上段はとっても熱い。バナナマンのせっかくグルメに飯テロされながら、どうにか耐え忍ぶ。
♯水風呂 ★★★★☆
広さ、深さ、冷たさ、その全てが及第点。水温は18℃ほどで良く冷える。段差が急なので、浴槽の縁に脛を当てないように注意いただきたい。
♯休憩 ★★★★☆
露天スペースの至る所に椅子が設置されている。数えてみたが12脚もあった。加えて、インフィニティチェアが2脚。スピーカーから流れる大音量のTVサウンドさえなければ、★5評価。
混雑している割にはチラホラと空きがあった。もし埋まっていた場合でも、寝湯で寝転んで休憩したり、露天風呂の縁に腰掛けたりしても良いだろう。
計2セット。88点。人の入りは時間帯にもよると思うが、施設全体としての満足度は高い。無難に良い、総合力の高いスーパー銭湯。ファミリー層が多いのも頷ける。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計266施設目
昨晩の大雨は朝まで残ることはなく、一転して、晴れやかな日差しの気持ちいい週末の幕開けとなった。千葉でのゴルフ終わりに向かったのは足立区西新井の『岡田湯』さん。
エニタイムフィットネスと同じビルに居を構える。2019年3月にリニューアルオープンしたようで、表看板の雰囲気からもまだ新しさを残し、小綺麗な印象。ロゴマークは戸越銀座温泉さんと同じような赤と白の色使い。
2Fへと上がり、いつものように下足箱に靴を入れる。ふと聴こえてきたのは、ジャズのようなインストの大人ミュージック。その正体が気になるが、まずは券売機でサウナ+入浴680円のチケットを購入する。
受付の奥へと進むと、まるで都心のおしゃれカフェのような、ハイセンスなロビーが広がる。BGMもここのスピーカーから流れる。天井まで伸びる棚には書籍・観葉植物やらが置かれている。
リニューアル前のものと見られる、宮造り銭湯時代の写真がモノクロに加工されて、壁際に飾られている。エモい。センスフル。脱衣所も青を基調としたポップでアートな空間でとってもワクワクする。
浴室内は一般の銭湯とは異なり、横長の造り。どことなく学校を改装したような、そんな雰囲気。上を見上げると、プランターに植えられた植物たちがたくさん。緑を感じられる。
♯サウナ ★★★★☆
まずはメインのドライ。コンパクトな二段掛けのストレート。一段目3名、二段目2名。正面にTVと二巻の遠赤外線ガスストーブ。室温は104℃。
小窓から光が差し込むため、明るくて温かい雰囲気のサウナ室。昼と夜でまた違った顔を見せるんだろうな、なんてことを考えながら蒸される。
もう一つはスチームサウナ。青いタイルが爽やかな印象。こじんまりとしたスペースに椅子が3脚。蒸気モクモクでしっかりと熱い。
♯水風呂 ★★★☆☆
水風呂も二つ。一つは浴室内の壺湯風水風呂。水温計は21℃表示。お一人様サイズですっぽりと落ち着く。
もう一つはウッドデッキが広がる外のスペースに。ジャグジーバスのような浴槽が丸ごと水風呂になっている。体感は18-19℃ほど。
♯休憩 ★★★★☆
ウッドデッキの外気浴スペースは浴室内よろしく多くの緑に囲まれた自然豊かな空間となっている。女将さんの趣味なのかな?
丁度いい傾斜の付いたベンチでぬくぬくと。二台で四名のキャパシティ。気候も良いし、銭湯としてはかなりハイレベルな休憩場所。
計3セット。86点。
明るくて絶妙なセッティングのサウナ室、ガーデンテラス風の外気浴環境に強み。街銭湯には中々見られない、ロビー一帯のセンスにも脱帽。
男
[ 東京都 ]
ここ数日続いた、春のうらやかで明るくのどかな陽気がそうさせるのか、今日の寒さはいつに増して堪えた。久しぶりの寒気に手先足先は冷え切っている。こんな時こそ、温かいお風呂に身を投じ芯から温まりたい。
ついでに、ゆったりと都会の喧騒から離れたような落ち着ける場所だと尚良い。ふと、思い付いたのが『東京染井温泉SAKURA』さんであった。これで二度目の訪問となる。
小雨がパラパラと降る中であったので、今回は自家用車で向かった。名門東京スイミングスクールの駐車場に車を斜め置きし、室内プールを横目にして敷地内へ。趣のある和風料亭のような佇まい。静かで洗練されている。
平日利用料金は1320円。初見殺しの脱衣所ロッカーは健在。フロントで渡される電子キーの番号とは無関係に、使用したいロッカーを選ぶ。緑色は空き、赤色は使用中を意味する。手に持っている電子キーをスライドさせることで施錠する。
どうにか勝手を思い出し、生まれたままの姿となり浴室へ。黒を基調とした縦長のシックな作り。内湯には寝風呂とぬるめの褐色天然温泉の用意がある。露天スペースには高温の天然温泉と純白のシルキーバス。
♯サウナ ★★★★☆
浴室と露天を繋ぐ通路から横に逸れると、サウナと水風呂のあるスペースとなる。サウナ室は七段掛けのタワー型。急傾斜が付いており、下段と上段の温度差はかなりのもの。最上段にある室温計は84℃を指す。
中央にあるTVを挟むようにして、左側に遠赤外線ガスストーブ、右側にイズネスが置かれている。さながら阿形吽形の仁王像のような出立ち。壮観である。
特にイズネスのオートロウリュときたら、いままでのマイルド仕様が嘘だったかのような、灼熱地獄に包まれる。あんだけ量をぶっかければ、そうなるよね。毎時30分。
♯水風呂 ★★★★☆
広い・深い・冷たい、三拍子揃った水風呂。おまけに黒い浴槽がスタイリッシュでカッコいい。水流や給水が少なく、汚れが目立つのが玉に瑕。水温18℃弱。
♯休憩 ★★★★☆
露天での外気浴がスタンダード。シルキーバスの縁は一辺がウッドデッキのようになっていて、休憩には適した環境。傍らの庭園風の小庭を眺めながらととのう。その他にベンチも一台ある。
内湯にも石造りのベンチ一台、浴室⇆露天の通路にも二台、寝風呂での休憩も無しではない。バリエーションはさまざま。
計3セット。90点。食事処は今回はスルー。館内は全体的に静かでとても落ち着ける雰囲気となっている。大人のデートにも良い。
お陰様で身体はぽかぽか、シルキーバスでお肌はツルツル。イズネスのオートロウリュの頻度が30分毎になったら無双。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計265施設目
中延記念湯さんのスチームサウナを堪能した後、旗の台の住宅街を練り歩く。僅か5分ほどで立派な宮造りの銭湯が目に入ってくる。友人の到着を待つ間、店先に貼られた銭湯図解をじっくり観察。イメージを膨らませる。
『新生湯』さん。品川区で話題の銭湯サウナとあって、訪問前から先人たちのサ活を拝見したり、色々と事前調査をしていたりしていたが、想像の何倍も素晴らしい銭湯であったことを、まず初めに記しておく。
利用料金はサウナ代込みで710円。大タオル付き。ゆっぽくんシャンプーの備え付けアリ。まねきさんの投稿通り、サウナハットのレンタルを行っており、気に入ったら購入することもできる。これは良い試み。
当銭湯も週替わりの男女入れ替え制。本日の男湯は向かって左側の太陽の湯。歩行用プールと洞窟露天がある方だ。もう片方はウッドデッキが特長の大地の湯となる。
アトラクション要素たっぷりの浴室。やはり一際目を引くのは歩行用プール。30℃の不感の温度。泳ぐのは禁止なので、ぬるめの水風呂代わりには使えない。流水に逆らって大股で歩く、歩く、歩く。その他、内湯には丸型の浴槽をした炭酸泉と各種マッサージバスがある。
露天風呂のエリアへ。うわー!本当に洞窟だ。男なら誰しもが持つ少年心がひょこっと顔を出す。ワクワクしながら身を低くして先に進むと、壁面が青色水色の斑点模様で彩られた洞窟風呂。楽しい。
♯サウナ ★★★★☆
二段掛けストレート。奥に遠赤外線ガスストーブ。座ると目の前にTV。その下に照明を囲むようにして、ヒマラヤ産のピンク岩塩が水晶のように積まれている。少しだけ湯どんぶり栄湯さんに似ている。
室温は96℃。コンフォートサウナの謳い文句通り、湿度もしっかりあって心地良いセッティング。8分で丁度良い感じ。
♯水風呂 ★★★★★
天然地下水使用のまろやかな水風呂。水温は21℃。バイブラ付きで出た後はスッキリもする。この時期に正に適した水温。水質は最高レベル。
♯休憩 ★★★★☆(喫煙者は★5)
洞窟の露天の手前に簡易的な外気浴スペースあり。色とりどりのプラスチック椅子が3脚。見上げれば桜の季節ならではの造花がユラユラと揺れる。春の陽気でぽかぽか。
新生湯さんこれだけじゃ無いんです。脱衣所の先を抜けるともう一つの外気浴スペースが。小ぶりな庭園を薄目で見ながら悦に浸る。タバコ片手に。至福。
計4セット。93点。飽きさせない素晴らしい施設。サウナも最高。一点、少しだけ寂しいなと思ったことが一つ。黙浴を徹底するのはこのご時世有り難いが、小さい子供にまで注意しなくてもいいのでは。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。