2020.11.02 登録
[ 東京都 ]
東京随一のサウナタウン「錦糸町」。蒙古タンメンをかっくらった後、久々となるリノベ銭湯の「黄金湯」さんへ。
錦糸公園を抜け、数分歩くとお洒落な外観の建物が現れる。まるで都心のインスタ映え必至のカフェのような出で立ち。クール。コンクリート打ちっぱなしの感じも、とっても格好良い。
施設内にはDJブースがあり、特製のクラフトビールを味わうことが出来る。湯上がりにグラスを傾けて...なんて最高。
人気店であるが故に混雑具合および客層(若者グループが多い?)が気になるところだったが、平日の16時頃の入店とピーク時を外したためか、心配は杞憂に終わった。
サウナの前に温浴を楽しんだ。 あつ湯、薬湯、炭酸泉とバリエーションに富んでおり、特に薬湯(本日はしょうが湯であった)が心地良く、適度なバイブラもあり、身体がポカポカになった。
♯サウナ ★★★★★
肝心のサウナはサウナ利用者のみが入れる奥の専用スペースにある。浴室の暖かい雰囲気とはガラッと変わり、無機質な洞窟のような造り。幼少期に味わった、秘密基地に乗り込む前のあの高揚感が思い出される。
サ室の入口付近にビート板があるのが有り難い。室内は足元の間接照明が眩く光る程度で薄暗い。TV・BGMは無く、聞こえるのは定期的なオートロウリュウの水が石を打ち、蒸発する際のジリジリという音のみ。エモい。
二段掛けで12名収容。一段一段が広く作られているので、胡座をかいたり、体育座りをしてみたり、各々好みの体勢で蒸されることが出来る。室温98℃の対流式ストーン。
♯水風呂 ★★★★☆
サ室同様薄暗いが、ライトで水中を照らしているため、水面がキラキラと光って見える。細部に拘りがあり、随所に見られる新しさの演出がニクい。水温16℃と冷たさも十二分。
♯休憩 ★★★★☆
外気浴スペースにあるととのい椅子×8を用いる。壁にもたれ、頭上を見上げると、天高く伸びる煙突が壮観であり、新しさの中に銭湯ならではの懐かしさを感じる。
サウナ:9分、12分、11分、15分(下段)
水風呂:全て1分
休憩:全て5〜6分
計4セット。95点。
料金はバスタオル・フェイスタオルを持参したので、入湯料480円+サウナ料金500円の合計980円。
この価格帯で普通の銭湯とは一味違う多幸感を味わえるので、若者を中心に様々な世代に人気というのも頷ける。水曜日は男女入替。次回は是非狙いたい。
土日の混雑具合は目を瞑りたくなるほどのものと聞くが、空いている時間を狙えば、この上ない幸せを感じられる、そんな銭湯。
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計290施設目
いのいちばん。『一の湯』という名前にはどういう意味があるのだろう。すぐには分からないにしても、やはり気になるネーミングだった。
加えて、女将さんのホスピタリティーときたら、中野区に留まらず、都内随一であるという声をよく耳にする。とっても気になる。
そして、まねきさんのレディースタイム(レディースデーでは無い)の投稿である。男湯を一日丸々女湯とするのは偶にあるが、時間限定とは。これも女性の意見に耳を傾けた、正にホスピタリティーの賜物。
というわけで、本来は旅程になかったのだけど、弾丸ツアーの締め括りとして、ここ『一の湯』さんにやってきた。沼袋駅からは徒歩ですぐの距離。途中、赤提灯を掲げる味わいのある居酒屋を何軒も目にする。良い街だな。
入店。ルンバが凄い勢いで床を旋回している。のっけから面白い。男湯のドアをガラッと開ける。番台スタイルだ。名物女将が温かく出迎えてくれる。満面の笑みでいらっしゃい!と声を掛けられただけなのに、人柄の良さがビシビシと伝わってくる。
キャッシュレス決済可能。480円。サウナ代は無料。すぐに脱衣所。こりゃ、たまげた。ワクワクする造り。中央の喫煙所と箱庭を取り囲むようにロッカーが並び、その上には漫画本が並べられている。
ソファでは子供たちが三ツ矢サイダー片手に無邪気に笑っている。喫煙所では裸のお爺ちゃんがししおどしを横目に一服してる。店員さんは布巾を持って、休むことなく隅々まで掃除をしている。
浴室。岩盤泉やらホットバスやらが備わる主浴槽。ここにも菖蒲。でもやっぱり一番の魅力は露天の岩風呂。藁葺き屋根。中央部分だけ吹き抜けのように穴が空いている。薄暗い雰囲気はまるで秘密基地みたい。ワクワクが止まらない。
♯サウナ ★★★☆☆
これぞミストサウナ!という王道ミスト。天井のスプリンクラーからミストが常時降り注ぐ。剥き出しのストーブにはストーンが積まれ、時折ゴーゴー音を立てて蒸気を発生させる。座面は青いタイル。尻の形に合わせて窪みが6つ。
♯水風呂 ー
なし。立ちシャワーを用いる。
♯休憩 ★★★★☆
先述の露天の岩風呂の周りに腰掛けられるようなスポットが三席ほどある。水風呂の用意は無いが、高温すぎないミストサウナの後なので、ダイレクトで外気浴くらいが丁度いい。風の吹き抜けも良い具合。
ハシゴしまくったので、ミストサウナは一度のみ。ゆっくりとお風呂+銭湯全体の雰囲気を楽しんだ。アットホーム。皆んな親戚みたいに接してくれる。実家に帰ってきたかのよう。
噂通りの素晴らしい銭湯。居心地抜群。また訪れたいと思います。
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計289施設目
後付けで恐縮だが、本日を「弾丸!西武池袋線沿線の銭湯ツアー」と名付けたい。うん、名付ける。当初は武蔵関の松乃湯さん→井荻の井草湯さん、そしてこの鷺ノ宮の『平和湯』さんの三湯でフィニッシュの予定だったが、気が変わった。
沼袋の一の湯さんまで行っちゃおう!これぞ、弾丸ツアー!だってゴールデンウィークだしね。皆さんの華々しい全国サ活を見て、羨ましくなったんだもん!仕方ない!と、良い歳こいて駄々をこねてみる。良い歳こいて。
そんなこんなで、まずは鷺ノ宮。北口を出て、セブンイレブンの先の角を左に曲がったら、あとは一直線。ファミレスのジョナサンの斜向かい、新青梅街道沿いにある。徒歩10分はかからない距離。
平和湯さんの名前にぴったりの優しい人柄の御主人に出迎えられる。サウナ利用を告げると、大小タオルに加えて、手鉤のような形をしたフックキーとフカフカのサウナマットを手渡される。お値段は880円也。
脱衣所のロッカーは定番の松竹錠。浴室の壁面は淡いピンクのタイル地。優しい色使い。メインの温浴は二股カルシウム温泉。お隣のバイブラは湯温高め。給水口が高めに位置取られており、滝のようにジャバーっとお湯が湯船に注がれる。
♯サウナ ★★★☆☆
年季の入った渋さが堪らないサウナ室。二段掛けストレート。収容は4名ほど。遠赤外線ガスストーブのジリジリという音がこだまする。BGMはラジオ?テレビの音声のみ?ニュースの模様。
室温は98℃。低湿でカラッとしている。通気口からは浴室の様子を覗き見ることができて、何だか悪いことをしている気分。15分くらい入ってる人が居たけど、凄い汗の量だった。
♯水風呂 ★★★☆☆
2名収容のコンパクトサイズの水風呂。水温計は22℃表示もしっかりとした冷感。井水使用とのこと。ドライサウナの後、開き切った毛穴が物凄い勢いでキュッと引き締まるのが手に取るように分かる。
♯休憩 ★★☆☆☆
脱衣所の中央に井草が敷かれた腰掛けスペースがあるので、そこでの休憩がスタンダードとなる。両サイドの扇風機からの風を受けて、じんわりとととのう。静かで落ち着ける空間。
計2セット。79点。サウナ料金が400円と高めだが、タオル・マット付きかつ値段に裏打ちされた、しっかりとした熱さのサウナ、井水使用の水風呂と、満足のいくサ活。
二股カルシウム温泉も銭湯にしては珍しく、発生装置とは久しぶりのご対面。改めて隅々まで観察してしまった。
人柄抜群の御主人には最後までほっこり。ありがとうございますの優しいトーンに送り出され、残すは大本営の一の湯さん。ラストスパート!
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計288施設目
西武池袋線の井荻駅。南口より環八沿いを荻窪方面へとひたすらに真っ直ぐ進む。格安スーパーのオーケーさんの裏手、広さたっぷりの敷地に小綺麗で清潔感溢れる銭湯『井草湯』さんが現れる。
杉並浴場組合加盟店。出た!パンダ銭湯!もう覚えたぞ。ピカピカの店内の一角にはパンダ銭湯の記念撮影スポット。バルコニーにはウッドデッキが敷かれ、日向ぼっこにはおあつらえ向きのスペースとなっている。
サウナの同時利用は8名まで。ちょうど満員とのことで、5分ほど待った。退店した17時頃は夕方の時間とあって、更に多くのサウナ待ち(入店待ちもいた)が発生していた。訪問時間帯は選んだほうがいいかも。
サウナの利用時間は90分制限。料金は900円。大小タオルとフックキーが入ったメッシュバッグを受け取る。こどもの日ということで、本日は小学生以下が無料。沢山の子供で賑やかな脱衣所。
浴室。まぁ、何とも綺麗なこと。聞けば、2018年4月にリニューアルをしたとのこと。丸4年が経過した訳だが、ついこの間出来ました!と言われても疑わないくらいには綺麗。隅々までピッカピカ。
温浴も充実。露天の高濃度炭酸泉は大人気。内湯には白色のシルキーバスとジェット多数の白湯。白湯には菖蒲の葉が浮かぶ。小さめの浴槽は"こども風呂"とある。ししおどしの要領で、ピタゴラスイッチのようにカタンカタンとお湯が加水される仕掛け。
♯サウナ ★★★★☆
フックキーで扉を開ける。フワッと香る木の良い匂い。見れば、遠赤外線ガスストーブの前に麻袋がぶら下がっている。中身は確認できなかったが、恐らく芳しい香りの大元はこの中。チップかな?
二段掛け。一段目がL字。2名ー3名の5名収容。隅っこのTVから流れる野球中継に齧り付く。室温は86℃のコンフォートサウナ。まったり、ゆっくり。
♯水風呂 ★★★★★
軟水特有のまろやかさを肌で感じられる優しい水風呂。井戸水汲み上げのようで水質も抜群。中で段差があり、深いところで90cmの水深。水温は18.2℃。バイブラ付き。穴が無い、素晴らしい水風呂。
♯休憩 ★★★★☆
露天スペースの傍らにプラスチック椅子が三脚。外気浴可能。本日は晴天につき、この環境がいつに増して有り難い。幼な子の楽しそうな声にこちらまで笑顔になる。
計2セット。90点。ここが話題になっていないのは何故だろう?と疑問を抱くレベルで素晴らしい銭湯サウナ。久々の大当たり。
途中マット交換にも遭遇。清潔感がどこまでも担保されている。小まめな交換ご苦労様です。銭湯サウナ好きに全力でお薦めしたい施設でした。再訪は確実です!
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計287施設目
練馬区内の銭湯において、その営業時間の短さから一介の働き人にとっては近付き難い存在になっていると聞く。月火定休に加え、14〜21時の実働。20時35分から閉店にかけては大音量で蛍の光が流れるとある。
プレッシャーはなるべく掛けられたくないなと思い、開店同時の14時を目掛けて、西武池袋線は武蔵関駅に降り立つ。北口を出て、春のうらやかな陽射しを浴びながら石神井川沿いを進み、7分ほどの距離にその銭湯は居を構える。
『松乃湯』さん。ローマ宮殿のような洋風の出立ちであるが、店前には巨大な招き猫が二匹。早速のコンセプト迷子に顔が綻ぶ。このゴチャゴチャ感、堪らなく好みである。
銭湯にしては珍しく、サウナの時間制限があり、2時間制とのこと。色々な情報から、仏頂面の御主人による愛想無しの接客を想像したが、入ってみるとカラフルなポロシャツを着たお姉様が優しく丁寧に応対してくれた。
館内は隅々まで清掃が行き届いており、とっても綺麗。螺旋階段を上がった先にちょっとした待合も備えるくらいには広い。
浴室内も奥に長く広々とした造り。左右のカランに挟まれた中央の通路にはチョロチョロと水が噴き出す。左手にはガラス張りの露天スペース。気になって、早速中に入ってみる。
炭酸泉と強弱の異なるバイブラバスが二つ。マグマのように湧き出る"強"で寛いでいると、頭上から視線を感じる。見上げた先にはゴブリン?のような恐ろしい見た目をした石像が。ここでも謎コンセプト。いいね。
内湯には様々な種類のジェットを備えた主浴槽がある。天井高くの窓はステンドグラス仕様。鮮やかな色彩と晴天の日差しとのコントラストが素敵。
♯サウナ ★★★★☆
ロッキーと遠赤ドライの二種類。これだけでもテンションが上がる。まずはロッキー。L字型二段掛け。室温64℃とマイルドかつ全面が木で覆われており、とっても落ち着く。4分に一度オートロウリュがチョロっとある。
続いて、大人気の遠赤外線ドライ。二段掛けストレートの座面。斜め置きのストーブの上にはTV。およそ10名程度のキャパ。照明は薄暗い。室温は83℃もしっかり熱い。
♯水風呂 ★★★☆☆
大口を開けたライオンからの給水はジャバジャバ。バイブラはボッコボコ。水温は20℃も体感はもう少し冷たい。ほんのりカルキ。
♯休憩 ★★★☆☆
露天の浴槽の縁、もしくは脱衣所の3名掛けベンチが休憩スポット。後者は扇風機の使用可。十條湯と同じくパナソニック製の風力あるやつ。
1セットずつの計2セット。86点。780円でロッキーと遠赤同時に楽しめちゃう。満足度の高い銭湯。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計286施設目
中野駅周辺の銭湯巡り。三軒目。香藤湯さん→マジック温泉昭和浴場さんと来て、中野お遍路のラストを華々しく飾るのは『高砂湯』さん。こちらも中野駅からのアクセスは良い。
高砂湯と名の付くサウナ付き銭湯は都内に三つ、全国に六つ(※当サイト調べ)あるようだ。墨田区のそれはかつてお邪魔したことがあるので、これで二湯目となる。こうやって、一つ一つクリアーしていくのはやっぱり楽しい。
そんなこんなで、中野区の高砂湯さん。店先の看板がカラフルなネオンカラーをしており、昭和ムードを感じられるのが、とても好き。このセンス、後世でも無くしちゃあ、いけない。
淡々とした受付のご婦人。サウナ代は400円と強気の設定。バスタオルと勾玉型のフックキーを渡されて、脱衣所へと向かう。縦長のロッカーがこちらにも。有り難いねぇ。
夕刻の時間とあってか、人で賑わう浴室。カランは半個室タイプのものが人気。内風呂の浴槽は中で数種類に区切られている。
緑色のネオンを放つのは電気湯、赤色の照明が怪しげなミクロバイブラバス。ところがどっこい、座風呂のポイントマッサージだけは無色透明、照明が使われていない。
気を取り直して、露天風呂。ここだけリノベーションしたのかな?とっても綺麗。観葉植物が置かれており、ライティングも丁度いい加減。本日は白色の濁り湯。この露天、とても気に入った。
♯サウナ ★★★☆☆
二段掛けストレートの座面。各段4名ずつの8名キャパ。プラス、木の丸太椅子が一つ。斜め置きの遠赤外線ガスストーブは三巻仕様。存在感ある。
室温は88℃と控えめも、天井と頭の距離が近く、じわじわと熱さが体を伝ってくる。BGMは元気で明るいポップ調のインストミュージック。照明は温かみのあるオレンジ色。
♯水風呂 ★★★☆☆
2人入れば満杯のコンパクトな水風呂。水温計は22℃を差すも、バイブラの効果もあり、体感はおおよそ20℃。長めに入れば問題なく身体は冷える。
♯休憩 ★★★★☆
当銭湯の強みは間違いなく露天の外気浴スペース。露天風呂の脇に石造りのベンチが一台こさえてあり、和テイストの落ち着く環境の中、存分にリラックスすることができる。
ふと頭上を見上げると、長くて太い立派な煙突が目に飛び込んでくる。夜空に向かって、どこまでも高く伸びる煙突を見ていると、ちっぽけな悩みなんてどうでも良くなる。
長めを2セット。83点。繰り返しになるが、外気浴スペースとしても、温浴のみであったとしても、露天風呂の雰囲気はかなーり好み。気に入りすぎて、サウナ室よりも多くの時間を露天スペースで過ごしました。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計285施設目
中野駅周辺の銭湯巡り。二軒目。香藤湯さんを後にして向かったのは『マジック温泉昭和浴場』さん。中野駅と表題で謳ったものの、当銭湯はどちらかと言えば、丸の内線の東高円寺駅が最寄りとなる。小さいことは気にしない!ワカチコ。
店名からして、どんな変わり種の銭湯なのだろうと、前々から興味を持っていた。表の看板には「マジックショーが見られる健康ランド」という文字。気になる。然し、マジックを見たい人は事前に問い合わせの上、訪問する必要があるようだ。無念。
同じ看板には「人生は毎日洗いましょう」という格言と各種イベント・メニューが記されている。月曜日はプレゼント大会、土日は薬湯とイベント性に富んでいる。
大サービスディは毎日のようで、サウナ利用者は次回のサウナ代は無料となる。加えて、銭湯内の商品券30円分が付く。通常時もサウナ代は100円と手頃だが、破格のサービスである。
脱衣所は広々。正方形のロッカーに加えて、縦長のロッカーまで備える。浴室は何処となくファンシー。ピンク色に塗装された壁面、カランの鏡はハート型をしている。
温浴は手前から電気、泡(備長炭)、寝湯、座風呂。湯温の目安が書いてあり、奥に行くに連れて、熱さが増していく。泡風呂は少しぬるめとあったが、充分熱い。
♯サウナ ★★★★☆
受付でお借りしたサウナマット片手に入室。コンパクトなサイズの二段掛け。一段目には立派な赤煉瓦で囲われたストーン式のストーブが迫り出す。
二段目に腰掛けると頭と天井の距離がほぼゼロとなり、眼下にストーブを臨む形となる。寺島浴場さんのサウナ室に何処となく似ている。室温は93℃だが、ずっしりと熱い。
木板が剥き出しな為か、ツンと鼻をつくような匂いがする点を除けば、相当にハイレベルなサウナ室。
♯水風呂 ★★★★☆
長方形の広々とした水風呂。井戸水使用で余計な成分も無く、すっきりと澄んでいる。水温計は無いが、おおよそ18〜19℃。給水もたっぷり。羽衣が形成されやすく、あっついサウナの後なので、いつまでも入ってられそうな錯覚を起こす。
♯休憩 ★★★☆☆
脱衣所の奥に三人掛け程度のソファが置いてあり、「休憩所」と書かれている。ガラスのテーブルと漫画が並べられた本棚もあり、サウナ利用者だけでなく、色々な人が一息付いている。
計2セット。86点。来てみてビックリの穴場銭湯。加えて、マジックショーまであると言うのだから、話題に尽きない。マジシャンの名をタジマジックさんと言うそう。
湯上がり、休憩所で休んでいたら、どこからともなく、仔猫ちゃんの登場。ここでも癒された。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計284施設目
ゴールデンウィーク。憲法記念日の今日は一日かけて中野駅周辺の銭湯を巡る、湯めぐり探訪デーと位置付けた。この辺りは銭湯の数が多く、まだまだ開拓の余地がある。ワクワク。
そんなこんなで、降り立つは中野駅南口。マルイの横道、「レンガ坂」に並ぶカフェやレストランは現代風でお洒落。煌びやかな電飾が施された街路樹がその洒落乙ムードを更に後押ししている。
坂を抜けると、その雰囲気は一転。暗く怪しげな野球居酒屋フルスイング、粋な内観の中村屋米店、劇場ザ・ポケット、謎の木彫り人形が店前に置かれるカフェハイチと、道中は一風変わった店舗で彩られている。
『香藤湯』さん。最寄駅は中野だが、住所は杉並区高円寺南。寡黙なご主人にサウナ利用を告げる。780円。大小タオルと赤いバンドを受け取る。
脱衣所・浴室ともにいわゆる街銭湯の雰囲気で大きな特徴は無い。温浴もジェット付きの座風呂とバイブラが備わる主浴槽の二つとシンプル。湯温は高め。壁には富士山のペンキ絵。
よくよく目を凝らすと白熊?の四コマ漫画が至る所に。どうやら、杉並浴場組合と人気絵本パンダ銭湯のコラボ企画のようだ。小さい子供がそれを見て喜んでいた。オジサンは初めて知ったけど、これ有名なのかな?ほのぼの。
♯サウナ ★★★★☆
良い銭湯ではあるものの、あんまり目立った特徴が無いなぁ…と思っていたが、当銭湯の強みはここ、サウナ室にあった。
表に北欧サウナと表示があったのを思い出す。白い木板がとっても綺麗で美しい、清潔感のあるボナサウナだ。木の良い香りが鼻先をくすぐる。
室温は90〜92℃を行ったり来たり。BGMはインストのヒーリングミュージック。微かな音量だが、それもこのサウナ室の雰囲気に凄くマッチしている。
二段掛け。一段目のみ軽くL字。下段は座面が広いので、思い切り足を投げ出してみる。全セット貸切で混雑も無い。
♯水風呂 ★★★☆☆
1〜2名ほどのサイズ感も深さ充分。水温計は23℃あたりを差しているものの、たっぷりのバイブラに加えて、常時蛇口からの給水があるので、循環が良く、サッパリ冷たい。オーバーフロー気味でじゃぶじゃぶ。
♯ 休憩 ★★☆☆☆
脱衣所の柔らかいソファーがメインスポット。ツルツルの床材が反射して輝いているのを眺めながら、まったり。余計なBGMなどが無いから、自分だけの世界に浸れる。
長めに10〜12分を2セット。80点。無難だけど、それが良い。サウナ室の清潔感だけでいったら、巷の街銭湯ではナンバーワン。毎セット、惚れ惚れしてしまった。
さて、お次はお近くの別銭湯へ参ります。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計283施設目
押上、代々木上原、上中里、千川、千住に続き、6湯目。勘の良い方ならもうお気付きかもしれません。そう、本日やってきたのは『大黒湯』さん。仕事終わりに、文京区は大塚三丁目の大黒湯さんに初めましてのライドオン。
最寄となる駅は丸の内線の新大塚・茗荷谷、有楽町線の護国寺あたり。どの駅からも丁度歩いて10分ほどの距離にある。殆ど出番が無かった長傘を入れるロッカーは鰻の寝床のように奥に細長い。
女将さんは元気溌剌。サウナ利用を伝えると、うちはスチームサウナで狭いけど良いかしら?と。二つ返事で、勿論ですと返す。サウナ料金は100円。貸しタオルも大小合わせて100円。
脱衣所に流れる控えめなオルゴールサウンドは数年前のJ-POP。テンポがゆっくりでなんだか落ち着く。受け取ったゴムバンドを手首に付けて、浴室へ。
ほのぼのした街銭湯の装い。肩肘張らないアットホームな雰囲気。壁面のタイルは水色をベースとしており、所々に小ぶりなヨットが浮かんでる。固定シャワーの温度がアチアチなので注意!
温浴は浴槽二つ。日替わりの薬湯は今日はコラーゲン。赤紫色。お隣にはバイブラ&ジェット付きの白湯。両者ともに湯温は低め。
♯サウナ ★★★☆☆
スチームサウナ。タイル張りの壁面座面。しっかりと熱気が篭っており、中々に熱い。室温計は見当たらず。座面はL字型一段で5名ほどの収容。
蒸気の発生源であるストーブの上にはストーンがゴロゴロ。上部に固定されたシャワーヘッド二つからは常時温かいお湯が降り注ぐ。ストーブ付近の方が体感温度は高め。
♯水風呂 ★★☆☆☆
正方形に近い形をした、お一人様すっぽりサイズの可愛らしい水風呂。水温計なし。体感は22℃ほど。蛇口を捻って、手で循環を作ってやると幾分か冷える。高温ドライの後だと、物足りないが、スチームなので及第。
♯休憩 ★★☆☆☆
脱衣所にオレンジ色のソファ。3名分。丸椅子も一つ。縦長の昔ながらの送風機からの風を僅かに受けながら、ととのう。とっても空いているので、基本的に脱衣所ではひとり。オルゴールは癒し効果を助長させる。
長めに2セット。74点。文京区のサウナ付き銭湯はこの大黒湯さんのみ。その点、区民のサウナ好きにとってはかなり貴重な存在。スチームサウナとは言えども、熱さはそれなりで、いわゆる「ととのう」という感覚も味わうことが出来た。
客層は地元の高齢層が殆ど。サウナ室内はお爺ちゃんたちが険しそうに顔を顰めながら汗を流す。急かせかしてる人など一人も居らず、それぞれがお風呂タイムをまったり楽しんでる様子が何だかとても微笑ましかった。
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計282施設目
今日は何がなんでも外気浴メインのサウナに行くんだ!
そう心に決めたのは、昨晩見た天気予報が最高気温27℃=今年イチの暑さとなることを伝えていた時だった。
起きてみたら、確かに。こんな天気の良い日は久しぶりだ。外気浴は勿論、階下のカフェではテレワークも出来ちゃう、あの話題の施設にお邪魔してみよう。
『ROOFTOP』さん。西荻窪の駅に辿り着くまで、Tシャツ一枚でも汗をかくくらいには暑い。こりゃ期待が持てるな。駅南口からは歩いてすぐ。
水色の「ROOFTOP Sauna」、オレンジ色の「LifeWork Cafe」と書かれた看板に沿ってスロープを渡ると、奥まったスペースにエレベーターホールが広がる。間違ってパチンコ屋に吸い込まれないように。
受付は3F。LINEの友達追加による会員登録が必須。料金体系は様々なので、詳しくはHPを参照いただきたい。今回は1時間1480円を利用。サウナのフロアは4F。
履いてきた靴をビニール袋に入れて、ロッカーキー(奇数が上段)、大小タオル・サウナマットを一枚ずつ手に取る。脱衣所は白を基調としており、明るくキレイ。
浴室は打って変わってグレーをベースにシックな装い。壁際にカラン5つが並ぶ。お湯が張られた浴槽は無し。毎時37分にロウリュのサービスがあると聞いていたので、足早に洗体を済ませる。
♯サウナ ★★★★★+★
コの字型二段掛け。一段一段の座面がとっても広々。足を伸ばしたり、胡座を描いたり、体勢の自由度が高い。20名強は入るんじゃないか?というキャパ。空いている際は寝サウナOK。
中央にストーンが敷き詰められた縦長の電気ストーブ。八角形の天板がカッコイイ。室温は96℃ほど。この広さだけど、しっかりと熱く、湿度もかなりある。温湿度のバランスが素晴らしい。
ロウリュは緑茶のアロマ。個別の仰ぎは無かったけれど、大きな団扇でブンブンと旋回してくれるので、おこぼれ熱波を浴びまくる。
♯水風呂 ★★★☆☆
一人用のバスタブが4つ。12℃と15℃が2つずつ。さほど温度差は感じなかったが、身体を冷やすには充分。時折、スタッフの方が手網で浮遊物を取り除いていた。細やかだが、とても有難いポイント。
♯休憩 ★★★★★+★
こりゃ堪らん。ドッカーン!と開けたスペースに、コールマンの180°水平4脚、インフィニティ7脚、アディロン9脚。強い。ポカポカ陽気と合わさったら、こりゃもうダメだ。脳が喜んどる。ぐはっ。
計3セット。96点。1時間だと短い。湯上がりは3Fのカフェで少しだけお仕事。テレワークに最適ね、ここ。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計281施設目
土日出勤に辟易としながらも、溜まった疲れの分、深いととのいを得られるんじゃないかと淡い期待を抱く。東京駅の京葉線ホームは何故こんなにも遠いんだろう。ディズニー帰りの大人子どもたちとは反対方面の動く歩道をひたすらに進む。
歩いてきた道のりを考えると、列車に乗ってる時間はほんの僅かである。一駅分、凡そ2分程度で八丁堀駅に降り立つ。B3出口からの導線も分かりやすく、あっという間に目的地の前に辿り着く。
『湊湯』さん。とってもお洒落でシックな雰囲気の外観。黒をモチーフにした厳かな佇まい。ボタンをポンと押すと開かれる自動扉の先、こじんまりとした待合には、夕方の賑わいそのままに、多くの人が寛いでいる。
家族経営なのだろうか、受付のお父さんとお母さんの視線の先には無邪気に遊び回る、まだ幼い娘さんたち。なんとも微笑ましい光景にほっこりとした気持ちになる。
日曜日の夕刻とあって、サウナ待ちが発生するも、ものの5分と経たないうちに番号を呼ばれて、サウナ代込みの980円を支払う。大タオルを脇に抱え、フックキーを手に取り、本日は右側の男湯に踏み入る。
まず目に飛び込んでくるのは、眩いライトに照らされた、細かい水泡をイメージしたような壁面。スタイリッシュで格好良い。脱衣所はコンパクト。ロッカーは100円式。
浴室は奥に長い。カランも散り散りにあって、中々面白い造り。まずは丸型のジャグジーバス。囲いの壁に高さがあるため、遮蔽感が出て、隠れ家のよう。奥には小さめのあつ湯と超音波風呂を備えた主浴槽がある。
♯サウナ ★★★★☆
右側の浴室のサウナ室はコンフォートサウナとなっている。天井付近のライトのみの仄暗い空間。壁材は赤煉瓦で雰囲気ある。二段掛けストレートで各段3名ずつの6名収容。
遠赤外線ガスストーブはまだ新しい。室温は85℃。その名の通り、湿度たっぷりで快適。TVの用意有。左側のロッキーサウナもいつかお邪魔したいな。
♯水風呂 ★★★★☆
軟水使用。コンパクトなサイズで2名が限界も、バイブラが元気に稼働しており、しっかりと冷たい。水温計の19℃表示よりも更に冷たく感じる。余計な匂いもない。
♯休憩 ★★☆☆☆
浴室内に二箇所ほど、少し高めの洗体用の椅子が置いてあるスポットがあり、そこがどうやら休息のスタンダード。その他、浴槽の縁を活用したりと人によって様々。脱衣所に椅子の用意はなし。
計3セット。84点。客層良く、サウナの人数も入口で制限しているので、その点は快適。毎週日曜日を境に男女の浴室が入れ替わるようなので、次回はロッキーサウナにチャレンジしたい。
男
女
[ 東京都 ]
1年以上ぶりの訪問となる『妙法湯』さんにやってきた。前回はゴルフ終わりだったことを思い出す。西武池袋線の椎名町駅北口より徒歩3分ほどの距離。
そうだ、こんな外観だったな、なんて懐かしむ。当時は見逃していたけれど、隣には岩盤浴サロンが併設されている。銭湯とのお得なセットもあるようなので、気になる方はチェックしていただきたい。
コンパクトな待合にはコーラだったり、一風変わったお洒落なアルコール類だったりの瓶が並んでいる。ちょっとしたスペースもあるので、湯上がりのサッパリした身体に生ビールなんてのも良いかも知れない。
サウナ代込みで790円。大小タオルとフックキーを渡される。シャンプー類も備え付けのものがあるので、手ぶらの入店でも全く問題はない。
脱衣所は明るくてとっても綺麗。片側半分はマッサージチェア・木のベンチ・椅子が2脚置かれていて、正に休憩して下さい!と言わんばかりのスペースとなっている。
浴室も同様に白くてパッと明るくて、何だか清々しい気持ちになるような、清潔感のある雰囲気をしている。カランは硬水ゾーンと軟水ゾーンに分かれる。やっぱり後者が人気なようで。
身体を清めたら、奥の軟水炭酸シルキーバスでまったり。トロトロのお風呂が肌に良く馴染んで気持ちが良い。お隣には湯温高めのミクロバイブラバス。ジェットと電気を備える。
♯サウナ ★★★★☆
ムーディーなジャズミュージックが流れるサウナ室。二段掛けストレートの座面は各段3名ずつの6名キャパ。ふかふかのマットが敷かれている。
室温計は114℃を表示している。乾湿サウナではあるものの、遠赤外線ガスストーブの上に置かれた、水が入った容器のおかげもあり、カラカラ過ぎず、湿度もちゃんと感じられる。
♯水風呂 ★★★★☆
軟水使用の水風呂。まろやかな体感を期待したが、どちらかというとさっぱりした爽やかなタイプ。奥半分は1mもの深さがあり、手前半分はバイブラが付いている。一度で二度楽しめる、遊び心がある水風呂。
♯休憩 ★★★☆☆
浴室内に休憩を取るような場所はこれと言って見当たらないが、先述の脱衣所スペースに椅子が4脚と木のベンチが置かれているので、そこでの休憩がメインとなる。
扇風機が元気に首を振っていて、時折冷たい風を受けることが出来る。ロッカーの振動音を背中で感じながら、ぐらぐらと心地よい揺れを楽しむ。
計3セット。87点。スタイリッシュな雰囲気も魅力。清潔感といった意味でも満足度の高い銭湯。女性側は桶が花柄模様とのこと。芸が細かい。浴槽は二つながらも、バリエーションに富んだお風呂も銭湯ファンから好まれるポイント。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計280施設目
板橋区の銭湯およびサウナ施設については、休止中の施設・ジムサウナ・区民専用の公衆浴場等を除いて、晴れて全店舗を訪れることが出来た。そのラストを飾ったのは『さくら湯』さん。
月木が店休日かつサウナの利用は19時までということで、仕事終わりに向かうには少しハードルが高い。いつか行けるだろうと思っていたら、最後の最後になってしまった。
火曜日の17時過ぎの入店。サウナ代込みで840円。オレンジ色の大タオルとフックキーを受け取る。加えて、ケースに入ったロッカーキーを自分で選ぶシステム。上段狙い。運試し。
脱衣所はコンパクトな空間ながら、輝度高めの大塚製薬の自動販売機が存在感を放っている。運良く上段のロッカーを確保。
浴室は昔ながらの銭湯といった装い。ミクロバイブラ・三口ジェット・ショルダージェットを兼ね備えた主浴槽。お隣には深々としたシルキーバス。湯温も良い感じ。
♯サウナ ★★★☆☆
明るめの室内。二巻の遠赤ガスストーブがジリジリと音を立てる。二段掛けの座面は各段2名ずつが着座可能。室温は96℃。鼻から息を吸うとヒリヒリと痛いくらいには低湿。TV・BGM等は無し。
♯水風呂 ★★★☆☆
ボコボコのバイブラが特徴的な2名サイズの水風呂。蛇口からの水も勢いが良く、オーバーフロー気味。深さも充分。水温は20℃。若干のカルキ臭あり。
♯休憩 ★★☆☆☆
脱衣所にソファーが2つ。扇風機は残念ながら停止中であったが、人も少なく、静かな環境の中、ととのう。良くある銭湯サウナの休憩スタイル。
計3セット。78点。サウナ利用者少なく、ゆったりと過ごすことができる。バランス良く、無難に良い銭湯サウナ。
さて、最後に板橋区の一覧を。あくまで個人の感想となります。
さやの湯処(志村坂上)92 ときわ健康温泉(上板橋)90 クアパレス藤(大山)90
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アクアセゾン(ときわ台)86 岩乃湯(赤塚)86 紀の国湯(蓮根)85 功泉湯(西台)85 湯〜HOUSE(上板橋)83 松の湯(志村三丁目)83 ヒルトップ(成増)83 パブリバ八光(ときわ台)83 スパディオ(板橋本町)82 第二富士見湯(大山)82 大黒湯(千川)82 みやこ湯(大山)81
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光徳湯(東武練馬)79 さくら湯(板橋区役所前)78 寿湯(上板橋)78 ゆーらんど(板橋)77初音湯(成増)77 黄金湯(東武練馬)77 愛染湯(板橋本町)72 湯ーとぴあくまのゆ(志村坂上) 68
やっぱり板橋区は銭湯王区!
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計279施設目
降り頻る雨の中、降り立つは御徒町駅。上野駅との丁度中間辺り、周りにはオリ系列・ドーミーイン・グランカスタマと数々のサウナ施設が犇めき合う激戦区にそのサウナは存在する。
『ホテル丸谷』さん。サウナにハマることが無ければ、立ち寄ることは無かったであろう。煌々と輝く、青字に白抜きのどデカい看板ですらも、飲み屋街を彩る背景の一つでしか無かったのかも知れないと思うと、人生って不思議だ。
入口からロビーまでの導入部分は神田のセントラルホテルさんに似たような雰囲気を持っている。腰の低い、丁寧な接客を受けて、ホテルならではのホスピタリティーを感じ、心地良い気分になった。
電子決済にて800円を支払うと、大小タオル・歯ブラシ・剃刀を受け取ることができる。日帰り入浴の利用時間は15時〜23時。脱衣所には貴重品用の小さいロッカーしか無いので、荷物がある方はフロントに預けることをお勧めする。
フロント横のロビーのソファには巨大なパンダのぬいぐるみが置かれている。その他、赤いテーブルが四つと何故か剣道の胴着?武士の兜と甲冑?のようなものが飾られている。不思議なコンセプト。
地下一階の浴室。脱衣所で一際目を引くのはドラム式の最新の洗濯乾燥機。決して綺麗とは言えない空間において、良い意味で目立っている。
浴室はコンパクト。広々とした檜風呂が一つ。変わり湯となっていて、本日はローズマリーのお風呂。ボコボコのバイブラを身体に当てる。檜材の匂いが安心感をもたらす。
♯サウナ ★★★☆☆
二段掛けストレート。立派なストーン式のストーブが存在感を放つ。少しだけ、座面に向けてせり出ているので、一段目は二名、二段目は三名掛けとなっている。
室温は86〜90℃を行ったり来たり。低湿との前情報もあったが、それなりに湿度はあるように感じた。コンフォートサウナのような雰囲気。
TVはおろか、BGMや12分計も無く、あるのは壁際の室温計と砂時計のみ。シンプルだけど、それがこの雰囲気に合っている。天井の板材だけがやけに新しい。張り替えたのかな?
♯水風呂 ー
なし。立ちシャワーもないので、カランのシャワーを使って身体を冷やす。
♯休憩 ★★☆☆☆
浴室内に休めるような場所は無いので、必然的に脱衣所のソファーにて休憩することになる。頭上には扇風機。空いているので、自由に使うことができる。
計3セット。1時間強の利用だったが、宿泊利用のお爺ちゃんと二人だけの空間であった。サウナ内で会話はしなかったが、脱衣所でしばしの談笑。ここはとても空いていて良いね、と。上野エリア、これにて制覇。
男
[ 東京都 ]
日の出湯さんは素晴らしい銭湯であったものの、やはり久しぶりに時間が取れたので、スチームだけでなく、ドライサウナにも行っておきたい。
そう思ってからは早かった。稲荷町駅を挟んで反対側。駅からはすぐの距離、マンションに囲まれた立地に宮造りの立派な屋根の銭湯。『東上野 寿湯』さん。
1年ぶり以上の訪問となる。券売機でサウナセット800円を購入。大小タオルとアカスリタオル、サウナ利用者の証となる黄色い番号付きのバンドを受け取る。
足元の悪い中、訪れたからであろうか、前回よりは遥かに空いている。とは言え、やはり複数人で訪れている若者が圧倒的に多い。紋紋の入った諸兄方は少なめ。
まずは湯通しと緑色をした薬湯へ。森林浴と名前が付いている。あっちぃ。深々とした湯船に身を沈めるが、あっという間に肌を真っ赤に染め上げる。露天の岩風呂は後回しにして、早速サウナ。
♯サウナ ★★★★☆
まずは内湯にあるドライサウナ。ビート板の用意を確認。コンパクトなスペースに二段掛けの座面と遠赤外線ガスストーブ。上部にTV。
室温は102℃とバチっと熱い。斜め置きのストーブから送られる輻射熱によって、満遍なく身体が熱される。こんな熱かったっけ?と嬉しい誤算。
所々に年季が入っているが、嫌な匂いなどはしない。やっぱり、アチアチのドライサウナはその後の水風呂の幸福度が段違い。
もう一種類、露天スペースの最奥地にタイル張りの塩サウナの用意がある。熱源はドライと同じく遠赤外線ストーブ。
ドライより温度は低めだが、座る位置によってはかなりの体感となる。こちらにもTVあり。ミュージックステーションを眺めながら。因みに室温計は120℃超え。ぶっ壊れてる。
♯水風呂 ★★★★★
地下水掛け流しの水質抜群の水風呂が二つ。
塩サウナの隣には洞窟のような半個室のスペースがあり、ボコボコの水風呂が待ち構える。水温は19℃も爽やかな体感で問答無用に気持ちが良い。塩サウナとのバランスも◎。
露天スペース、入ったすぐのところにもう一つ。岩風呂の水風呂。15.5℃とこちらの方が幾分か冷たい。動線を考えても、ドライサウナの後はこちらがオススメ。
♯休憩 ★★★★☆
露天スペースの壁際にズラッとプラスチック椅子が並ぶ。岩水風呂の傍らにも三脚。そこまで広くは無いけど、上手いことデッドスペースを埋めている。
真上を見ると、マンションがこんにちは。無防備な状態なので、少し恥ずかしいくらいだが、そんなことはすぐ忘れて、ととのいの世界へ。小雨にさらされて。
2セットずつ、計4セット。92点。長沼三兄弟の末っ子銭湯、恐るべし。
男
[ 東京都 ]
♯新規開拓/累計278施設目
立ち上がりの4月。多忙を極めた年度始めの業務もどうにか落ち着きを取り戻し、大好きなサウナに掛ける時間もこれから徐々に増えていくことになりそうだ。
近頃は専らホームサウナでの一時間一本勝負がお決まりとなっていたので、今日は気分を変えて、久しぶりの新規開拓と洒落込みたい。以前から行ってみたかった台東区の銭湯に出向こう。
『日の出湯』さん。最寄りは銀座線の稲荷町駅。寿湯さん、ニュー大泉さんと稲荷町もさまざまなタイプのサウナが存在する、魅力的な街の一つである。
木のベンチが並ぶ、店前のスペースは広々としている。湯上がりにココでのんびりなんてのも良いなぁと思いながら、「日の出」をモチーフにした看板があしらわれた入口扉を開ける。
こじんまりとしたカフェのような雰囲気のお洒落な内観。自家製ジンジャーエール、アイスコーヒー等のドリンクメニューも充実している。入浴料は480円。サウナ代は無料。シャンプー類やタオルは「全部セット」150円で手に入る。
当銭湯は週替わりの男女入れ替え制。水曜日の定休日を挟んで、木曜日が切り替えのタイミング。1階にのみサウナがあり、2階は外気の入る岩風呂が用意されている。本日は狙った訳では無いが、たまたま1階が男湯。
脱衣所はウッディーな装いで可愛らしい。擦り戸の向こうにはお目当てのスチームサウナが見える。縦長の浴室はパステルな色使いが鮮やかで、小綺麗な印象を齎す。
壁際にカランがズラッと並び、中央に湯船が二つ。手前は檜のお風呂。奥はジェットバス付きの白湯。長座の体勢をとると、丁度狙ったかのように太ももとふくらはぎにジェットが当たる。天然地下水100%とあって、湯質が素晴らしい。
♯サウナ ★★★☆☆
電話ボックスを一回り大きくしたような個室のスチームサウナ。プラスチック椅子が一つだけ置かれている。お一人様専用でMAX15分までのルール。自分以外の使用なし。
銀色の機械の中からチョロチョロと水が流れているような音が聞こえる。側面にキャプテンスタッグの団扇が置いてあったので、ここぞとばかりにセルフアウフグースをカマす。室温は42℃。
♯水風呂 ー
水風呂はなし。5分100円の炭酸シャワーが気になってしょうがないが、持ち合わせが無いので、ノーマルの冷水シャワーを浴びる。マイルドなサウナの後なので、これで充分。
♯休憩 ★★☆☆☆
専用のスペースは特に見当たらないが、浴室は空いているので、壁にもたれたりして、自由な場所で寛ぐことができる。脱衣所の丸椅子を使っても良い。扇風機から送られる風を受けながら。
2セット。満喫。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。