サウナとおばあちゃんと時々わたし
サウナイキタイ アドベントカレンダー 24日目の記事です。
ワタシの両親は共働きで、学校から帰るといつも家にはおばあちゃんがいた。
幼い頃から両親よりもおばあちゃんと過ごす時間が多かったため、物心つく頃には必然的におばあちゃんっ子になった。
今でも実家に帰るとおばあちゃんと女子会をして、気がつくとあっという間に23時になっている(ちなみにうちのおばあちゃんは24時とかまで起きているスーパーばあちゃん)。
ワタシがサウナの話をすると、いつも「ヒョー、そんな熱いのばあちゃんは入れないわー(ブルブル)」とおどけてくれる。
今回は、そんなおばあちゃんっ子なワタシがサウナで出会った、かわいいおばあちゃんズのエピソードを紹介しようと思う。
と、その前に、ワタクシにゃんこ侍についてちょっと自己紹介。
自己紹介
サウナにハマったのは2019年の夏。
雪国で育ってきたワタシにとって、サウナに入る目的といえば体を温める事だけで、もちろん水風呂など入らなかった。
それがある日、サウナ⇒水風呂⇒外気浴のルーティンでどっぷりととのう感覚を味わって、サウナなしでは生きられない人生に。
ちなみにサウナの良さを知ったのは東京都江戸川「イーストランド」さん。キラキラ水面の水風呂が大好き。
好きなサウナは、90度以上のテレビ無しサウナ。そういうサウナを「己と戦うサウナ」と勝手に命名し、勝手に日々己と戦っている。あと、20度以下の水風呂。水風呂で呼気が冷たくなることに幸せを感じる。
それではおばあちゃんエピソードに入ろう。
1.うっかり八兵衛おばあちゃん
あの日は冬に突入する直前の11月頃。
いつものように己と戦うサウナで己とじっくり戦っていると、お上品な白髪のおばあちゃんがちょこんと入ってきた。
テレビはないのでシーンとしていて、サウナ室にはワタシとおばあちゃんの二人のみ。すると、「いつもここの銭湯にいらっしゃるの?」と話しかけられた。お上品だ。
「ここは2回目ですね」と答えると、おすすめのサウナを色々教えてくれた。おばあちゃんのサウナ好きっぷりに関心するワタシ、会話も盛り上がる。
「おすすめ、今度行ってみます」と言うと「無料券あるから、あがったらあげるわよ!ちょっと待ってなさい」…おお、ラッキー!おばあちゃんの無料券で新規開拓だ!
ホクホク気分で一緒にあがり、おばあちゃんがカバンをゴソゴソして、財布から無料券を出してくれる。ほんとにくれるんだ!なんて優しい…と、なんだかおばあちゃんの様子がおかしい。
「あらまー!!!!!期限切れちゃってたわ!うふふ!ごめんね!」(肩をパシッとたたかれる)
笑顔に癒されたのでオールOKだ。あの時のうっかり八兵衛おばあちゃん、元気かなぁ~
2.スチームサウナ攻略おばあちゃん
前に住んでいた家の近所に、スーパーマグマ級のスチームサウナがあった。もはや火傷するんじゃないかってくらい熱いんだけど、それがたまらなくて通っていた。
しかしその日はあまりに凶暴なコンディションで思わず脱出。お風呂椅子に腰掛け「これはさすがに…いやでもせっかく来たし…」と、考える人みたいな恰好で悩むワタシ。
すると突然、ぽっちゃりしたかわいいおばあちゃんが隣に現れ、ドヤ顔でささやくではないか。
「サウナキーをドアの隙間に挟むのよ」
全てお見通しだと!?
さっそくアドバイスを実践してみると、熱くて気持ちいいけど火傷レベルというほどではない、ちょうどいい温度に!さすが地元のプロ…!
(念のため、隙間と言っても思いっきり開けるとかじゃなく1cm無いくらい&サウナにはワタシとおばあちゃんしかいない)
あの時のおばあちゃんのドヤ顔は忘れられない。
3.女子会おばあちゃん
サウナ室ではおばあちゃんたちの女子会が始まることがある。その女子会トークをこっそり聞くのが、実は大好き。
ワタシは現在、米作りが盛んな雪国に住んでいる。今日も常連のおばあちゃんが近況を話しあっている。
おばあちゃんA「稲刈り終わったぎゃ?」
おばあちゃんB「昨日で全部終わった~まんず疲れだっけな」
おばあちゃんA「おらえも一昨日終わってよ。昨日此処に来たばあんたいなくて寂しっけで~」
おばあちゃんB「あやぁ~私も寂しがったよぉ~(おばあちゃんAの肩を優しく叩く)」
仲良しおばあちゃんズのやりとりにほっこりしながら蒸されるワタシ。
4.宝石おばあちゃん
今のところワタシの中で最も記憶に残っているおばあちゃん。
それは100度越えの己と戦うサウナを初体験していたときのこと。
あまりに熱さにヒーヒー言っていると、「おねえちゃん、上段熱いでしょ?大丈夫?無理しなさんな」と声をかけてくれたおばあちゃん。
水風呂から上がるとちょうどご一緒に。するとおばあちゃん、お風呂セットのカゴの中から保冷バックを取り出し、カチワリ氷をひょいと差し出すではないか。
「はい。これあげる。宝石だよ」。
ただの氷なのに、なんだかホントに宝石に見えてくる。ニコニコ笑顔がきらきら輝くおばあちゃんも、宝石に見えてくる。
もらった氷を肌で転がせば、するすると溶けていき、肌のほてりがスッと引いて、とっても気持ちいい。
そのあとも色々お話して、帰り際の脱衣所で「ありがとうございました」と声をかけると、「あらあら。わざわざありがとうねぇ。また会いましょうね。」と。サウナと同じくらい心が温まった。
また会いたいな~宝石おばあちゃん。
今日もどこかで、おばあちゃんたちはサウナを楽しんでいることだろう。
クリスマスイブ、サンタさんならぬトントゥさんからHappyが届きますように!
全国のサウナ好きおばあちゃんたちに幸あれ。
割引券くれるおばあさんに出会ったことあります…!(東北在住ではないので違う人だと思いますが) わたしもけっこうサ室でおばあさんに話しかけられたことがあるので、いろいろ思い出してほっこりしました😌
おばあちゃんの可愛さに心温まりました😌
色々なおばあちゃんのお話、最高でした😚おばあちゃんって可愛いいですよね💕残トントゥ少なくて🙇♀️
草加にて、薬湯に浸かってるじーちゃんずの日常会話を耳に入れながら、ぼんやりと高い箇所にある窓から差し込む日差しを眺めるのが大好きです!!
ほっこり話ありがとうございました(*^^*)
とても好きなお話ばかりで癒されました!!私もおばあちゃんの女子会聞くの好きです笑
癒されるー!
ほっこり頂きました。ありがとうございます。
イイですね〜。女風呂というとヌシがいてコワイというイメージしかなかったですが、ホッコリしました。
素敵なサウナエピソード最高でした!今はコロナで「寡黙にサウナ」が当たり前ですけど、本来地域の井戸端会議の場だったはず。こんな一期一会のほっこりが味わえる場所だったのかもなぁと。今日はサ活に行かないのにほっこり整いました。
いい人ばかりですね😌
素敵なおばあちゃま方でしたね。心がホカホカしました✨
おっさんですが、おばあちゃんっ子です。😆 ちなみに祖母は103歳で健在です。サウナには入れませんが‥(笑)
ほっこりなお話、楽しかったです!
素敵なお話をたくさんお持ちで羨ましいですw
いいお話で温まりました。
ほっこり
良い話でほっこりしました!