2019.10.03 登録
[ 北海道 ]
初めての湯屋サーモン。
散々いじり倒されているのだろう、脱衣場に店名の由来が掲示してあった。
「ふるさとの川に帰ってくる鮭のように、お客様に戻ってきてほしいという願いを込めてサーモンと名付けました(大意)」ということらしい。
それなら「湯屋伝書鳩」「湯屋ブーメラン」でもいいじゃんと思ったが、北海道的にはやっぱり鮭なのだろう。
いや、そもそも鮭のように戻るのは我々客なので、店側がサーモンを名乗るのはおかしい。サーモンである客が戻る風呂はいうなれば川だ。したがって「湯屋川」が正解だろう。
湯屋サーモン改め湯屋川。
日曜真っ昼間、地元住民と思われる紳士達でフルハウスだ。にも関わらず秩序は厳格に保たれていた。
湯屋サーモンが位置している札幌の西側は総じて民度が高い。そんな西の実力を見せつけられた。一方、私の住む東側はブロンクス、ファイナルファイトみたいなエリアである。
だが、拾ったガムを食って体力を回復するような私をもサーモンは温かく迎えてくれた。
遠いので頻繁には行けないが、鮭の如くいつか戻ってこようと思うに値する施設だった。
川に戻ったオス鮭は遺伝子を放って絶命するらしいので、見習いたいと思います。
[ 北海道 ]
年に数回、膝が死ぬほど痛くなる。
チャリで長い距離を走った後などに生じるのだが、痛みは2、3日で消える。恐らく炎症か何かなのだろう。
そして、今まさにその症状が出ている。
新聞広告の「膝の痛みでお悩みの方におすすめのサプリメント!『これを飲むようになってから毎日の散歩が楽しみになりました』(板橋区・斉藤 ヨシ様・81歳)」といった商品に惹かれたこともあったが、俺はヨシほどひどくねぇぞという安いプライドと相談し、良さげなサポーターを装着することに落ち着いた。病院は行きたくない。
さかえ湯の脱衣場、サポーターを外す。ベリベリっという大きな音が響く。
自意識過剰なのは分かっているが恥ずかしい。「なんだそのサポーター⁉︎ジャンボ鶴田かっつーの!」という心ない言葉を浴びせられるのではとドキドキした。
もちろん、さかえ湯にそんな人はいなかった。さかえ湯じゃなくてもいないだろうが、胸を撫で下ろし浴場へ。
片足を引きずる私は鶴田というより武藤、というより神奈月だ。
安定の3セットをこなし、脱衣場へ戻った。
心なしか膝の痛みが和らいだ気がする。もちろん、心も穏やかだ。
さっきは恥ずかしいなんて思ってごめんな、と呟いてサポーターを再び装着。
二十四軒駅を目指し、人っ気のない中央市場を歩く。
気分がよかったので鶴田を気取り虚空にジャンピングニーを放った。さっきまでサ室で一緒だった爺さんが不思議そうな顔で私を見ながらチャリで追い抜いて行った。
[ 北海道 ]
健康診断を終え、真っ昼間の絢ほのかへ。
認めたくはないが、私は完全なおっさんである。
「ややおっさん」とか「おっさんっぽい」ではなく、ザ・おっさんだ。
にも関わらず、どういうわけか健康診断で引っかかったことがない。
もし私がジムやらランニングやらに勤しむマッチョ系おっさんなら
「今回の健診も問題なかったよ〜」
と自慢げに語るところだが、私はマッチョ系ではない。
マッチョ系どころか、暴飲暴食ニコチン中毒クソ不摂生熟女AV好き安月給人見知り根暗系おっさんである。
日々記憶がなくなるまで酒を飲み、咳が止まらなくなるまでタバコを吸い、栄養士が見たら泡を吹いて卒倒するような食生活を送っている。熟女系AVも見ている。
これで問題なしとはどういうことなのか。
私の出した結論は
「健診センターがテキトーな仕事をしている」
だ。
「人生の豊かさは健康度に反比例する」とは私がいま考えた格言である。
間違いなく私の健康度は低い。故に人生はそこそこ上々だ。
とはいえ、ノープレブレムだという健診結果にはやっぱり納得がいかない。
もしかしたらサウナか。サウナなのか。絢ほのかの暴力的なサウナ室で思いを凝らした。
サウナが健康によいのか否か、意見の分かれるところだろう。
個人的にはどっちでもよい(よかろうが悪かろうが入るから)のだが、もし健診結果にサウナが寄与しているのなら、こんなにありがたい話はない。
こんな文章もタバコを薫せつつ、黒糖焼酎を片手にタイピングしている。
今回の結果がどうなろうと知ったことではない。
熟女系AVを見て寝ます。本当にすいません。
[ 北海道 ]
朝の時点で「仕事終わりで絶対さかえ湯行く!」と強い気持ちと強い愛で心を決め、 お仕事カバンに風呂道具を詰め込んで出勤。
いつもは憂鬱でしかない満員の東西線も、カバンに忍ばせた石鹸やらタオルやらのおかげで妙な優越感と背徳感に包まれた。丸善に檸檬を持ち込んだ梶井基次郎も同じような心持だったに違いない(違う)
家に帰るまでが遠足らしいが、こちとら家を出た時からサウナなのだ。
他の人のことはわからないが、金曜サウナは我ながら珍しい。「金曜だし混んでるだろうなぁ」と決めつけていたきらいがある。
よくよく考えてみれば、金曜のサウナが混んでいるなどというのは根拠のない思い込みだ。
飲み屋が金曜に混んでいるのはわかる。明日休みだし飲みまくろうぜロックンロール!という発想はあるだろう。
酒はダメージしかないが、サウナはむしろヒーリングである。したがって、翌日が休みだからサウナに行くという発想は誤りですらある。多分、私は間違っていた。
勝手な決めつけをしていた自分を恥じ、与えられた仕事を終え、スキップでさかえ湯に向かった。
混んでたよね、さかえ湯。でも好きだよ。
[ 北海道 ]
かつやでヒレカツ丼をかき込み、チャリ爆走で西岡のたまゆらへ。
小食の私にとって丼もの、しかもカツ丼を食うというのはなかなかヘビーなことだ。さらにチャリ激漕ぎ。到着時、すでに少々気持ちが悪かった。
洗体やら何やらを済ませサウナ室へ。
温度の上昇とともに胃袋が一層暴れ出した。これはヤバいと思い、気を紛らすために視線をテレビへ。
映し出されていたのは北海道が誇るお好み焼きチェーン・風月の人気メニューランキング。ジュージューという音とともにもんじゃ焼きやらお好み焼きやらの映像が続いた。今のコンディションにはあまりに酷だ。
いよいよヤバい。迫り来るリバースの予感にサウナ室を出た(風月は大変おいしいお店です)
外気浴で調子を若干取り戻し、再びサウナ室へ。
待ってましたとばかりに勢いを取り戻す胃袋。またまたヤバいと視線をテレビへ。
映し出されていたのは北海道が誇る料理研究家・星澤幸子先生によるお料理コーナー。しかも青椒肉絲というなかなかパンチのあるメニュー。今のコンディションにはあまりに酷だ。
いよいよヤバい。迫り来るリバースの予感にサウナ室を出た(星澤先生は大変腕のある料理人です)
何度かルーティンをこなすうちに胃袋は落ち着き、いつもと変わらぬサウナ経験を得ることができた。
日曜昼下がり、帰って晩飯の用意でもします(青椒肉絲)
※サウナはご自身の体調に合わせ、無理せずご利用ください。
[ 北海道 ]
連休明けの激務をノーサウナで乗り切れるほど強くはなかった。「たった3日間頑張ればまた週末じゃん!お得!つるセコ〜!」とコペルニクス的転回により自分を奮い立たせてみたが、48時間で身も心も死んだ。息も絶え絶えで花ゆづきへ。
3セット目だけ露天スペースで外気浴。
さすがに寒いかと思ったが、温めの風が優しかった。
暦を見るまでもなく季節は秋といってよいはずだが、まだギリギリ夏なのかなと少しセンチメンタルになってしまった。
なんでもギリギリが一番だ。食い物は腐りかけが一番美味いし、失禁寸前のトイレが一番快感だし、触られてるのか触られてないのかくらいが一番気持ちいい。
今年はずっと家に篭っていたので、夏らしいことは全然なかった。でも、仕事終わりのサウナで夏の尻尾に少し触れ、心が穏やかになった。
帰る前にジュースでも飲みながら一服と思い、まず自販機へ。コーラを購入すると「数字が揃ったらもう1本!」のスロットが回り出した。
「3333」
穏やかな心は運を呼び込んだ。
さすがに2本は飲めないので、帰ってから焼酎でも割ろうと水を選んだ。
いろはすがガタンと音を立てて落ちてきた刹那、
「しまった!一番高いのにすればよかった!いろはす110円じゃん!」
と激しく後悔した。どこが穏やかだよ。
[ 北海道 ]
四連休最終日。十数時間後には満員の地下鉄でゾンビと化している自分を想像し、いてもたってもいられず湯めらんど。
本日の男湯はロッキーサウナ。個人的にはかなり久々。少なくとも自粛期間明け以降では初だ。洗面器ロウリュへの期待が高まる。タイミングを見計らってサウナ室へ。
いよいよお姉さんがやって来た。「待ってました!」という言葉を口にしかけて飲み込んだ。ここは末廣亭ではない。
しかしそんな私の期待とは裏腹に、お姉さんは言い放った。
「換気しまぁ〜す」
…そうか。換気は大事だ。どんどんやっていただきたい。
しかし換気とロウリュの関係は矛と盾、亀仙人と鶴仙人、前田日明と安生洋二、大島渚と野坂昭如である。
このご時世だ、仕方があるまい。サウナに入れるだけありがたいと思おう。
ドアを開け放つこと数分。お姉さんが戻ってきた。閉められるドア。
「では水かけますねー」
やるじゃん!水かけんじゃん!ぶっかけんじゃん!BUKKAKEじゃん!
放たれる水。立ち上る湯気。視界さえ危うくなる。ベルリンの赤い雨よりも、湯めらんどの白い湯気のほうが殺傷能力は高いだろう。
しかもだ。換気により温度と湿度が失われていたことにより、その威力は一層高く感じられた。いわゆるカウンターである。「まるでライプツィヒのサッカーですね!」と言いかけて、これも飲み込んだ。
洗面器ロウリュのおかげで初っ端からキマッてしまった。
明朝の地下鉄を待つまでもなくゾンビになりました。
[ 北海道 ]
ここのところサウナペースが上がっている。
世の中には「週7でサウナ行ってるよ!ガッハッハ!」という絶倫サウナ紳士もいるので週3程度でデカい顔はできないのだが、私としては結構な頻度である。
理由は色々と考えられるのだが、つまるところ反動なのだろうと思う。半年ほどサウナから遠ざかっていたので、たがが外れた状態なのだ。
溜めれば溜めるほど放たれたときのエネルギーは大きい。
エロい意味ではない。ストⅡでもソニックブームなどの溜め技は溜める時間が長ければ長いほど威力が大きかった。
久しぶりの蔵ノ湯。平日とは思えないくらい混んでいた。
おしゃべりに余念のない若者集団。野球中継にヤジを飛ばすご老人。
ここで文句を言っているようではダメだ。真のサウナ紳士たるもの、いかなる状況でも己のゾーンに持っていかなくてはならない。
目を閉じる。却っていつも以上に無だ。
こんなときは不思議なことに、ひらめきや気づきが降ってくる。
「ソニックブームの威力って溜め時間と関係ねーよ!」
俺、春麗使ってたからさ。ガイルとか知らないのよ。
[ 北海道 ]
僕がサウナに行く理由はだいたい百個くらいあって
ひとつめは右の肩がバキバキに凝って息も詰まりそうになった
ふたつめは職場で余った弁当を貰って晩飯の用意をする必要がなくなったこと
みっつめはない
途中から替え歌として成立していないし、そもそも元の曲がそこまでメジャーではないという問題はあるが、そんなわけで飛び出せ花ゆづき。
以前は職場に風呂道具一式を常備していたため、仕事中に降って湧いたサウナ欲も柔軟に処理できていたのだが、自粛期間中に片付けてしまった。
この状況だと、タオルなどのアメニティが充実した施設しか選択肢にならない。
職場から行くとなると花ゆづき、極楽湯だ。
ドラクエウォークのレベル上げを目論み、敢えて遠い花ゆづきをチョイス。
肩凝りはそこまで改善しなかったが、ホイミ程度の疲労回復は得られた。ドラクエウォークのレベルは上がりませんでした。
[ 北海道 ]
数年ぶりに月見湯へ。
一時期は月に2、3回のペースで通っていたのだが、生活環境の変化により足が遠のいてしまっていた。
今でこそサウナヤリチンの私だが、あの頃は純潔なサウナチェリーボーイ、サウ貞野郎だった。
当時、冷やかし半分でサウナ室に足を踏み入れ「熱すぎて草不可避www」と汗を流す面々に侮蔑の視線を浴びせた記憶がある。なんと非礼な行為だろう。サウナストーンを口いっぱいに詰められるべきだった。
あのとき以来のサウナ室。
あれ?よくない?
よくないコレ?コレよくない?
よくなくなくなくなくなくない?
特に湿度は私の身体にジャストフィットだった。
かつてバカにしたことを恥じ入るよりない。
クラスで7番手くらいの女子と同窓会で再会したら超絶美女化していたような心持ちだ。
サウナを堪能し、シメにラドン泉へ。
ド級の文系である私はラドンが何物で、如何なる効果があるのか全く分からない。名前が怪獣っぽくてカッコいいな、程度の捉えだ。
ラドン泉は完全に仕切られたスペースなので、雑音がシャットアウトされている。唯一耳に入ってくるのは有線の昭和歌謡だ。ぬるめの湯に浸かりながらしっとりとした往年の名曲に酔うことができる。
北海道が生んだスーパーシンガー・五十嵐浩晃の「ペガサスの朝」などの流れる中、ゆったりとした時を過ごした。「次の曲が終わったら出よう」と決めた私の心は穏やかさの極地にあった。
刹那、スピーカーから
「♪アチャーーーーーーー!」
とけたたましい声。モンキーマジックである。ゆったりも穏やかもぶち壊しだ。好きな曲だが今じゃない。
With a little bit of monkey magic.
Every things will be all right.
ちょっとした猿の魔術で全部上手くいくぜ!ってところか。今じゃないけど、なんかありがとう。
[ 北海道 ]
半年ぶりのさかえ湯。
一夫多サウナ制度を提唱しているので特定の施設だけに肩入れはしたくないのだが、さかえ湯はやはり良い。
あの頃と何も変わっていなかった。ビニールシートと消毒液が設置されるようになっていたくらいだ。
いや、それだけではない。何かが違う。
違和感の正体は貼り紙だった。
ディスタンスを促すものだけではなく、新たな注意書きが増えていた(多分)
「【巡回中】館内で不謹慎行為等を発見した場合は、警察等に通報します」
なるほど、館内の秩序を保ちたいという施設側の思いが詰まっている。
しかしだ。「不謹慎行為」とは一体なんであろうか。「迷惑行為」「暴力行為」ならわかる。
不謹慎という言葉の意味は知っている。しかし具体的な不謹慎行為はなかなか思いつかない。
蒸されながら不謹慎な行為を考えてみる。
通夜にTシャツ。
謝罪文にギャル文字。
爆笑しながら余命宣告。
なくはない。
しかしサウナ、浴場での不謹慎行為とは一体なんだ。「警察等」の「等」も謎だ。怖い。
答えを出せないまま蒸されていると、テレビで「世界の衝撃映像」的な番組が始まった。
歩道に佇んでいる女性。横を通り過ぎるトラック。その荷台の板が外れて女性に直撃。倒れる女性。
なかなかショッキングな映像だった。
しかし板が直撃したその瞬間、隣で汗を流していた紳士が「ハハハッ」と笑い声をあげたのだ。
ふ、不謹慎!警察等に通報してくれ!
[ 北海道 ]
時間を持て余しまくっていたので、少し足を延ばして長時間滞在が可能な絢ほのかへ。
こちらでは1時間に1度、オートロウリュが発動する。要は機械である。
今は一定の間隔で一定量の水と風をぶっ放すだけだが、世のAI化が加速すればオートロウリュも進化するだろう。
天気や客の状態に応じた温度、湿度の設定はもちろん、「今日 ノ アロマ ハ カモミール デス」「オ食事処 ノ 味噌ラーメン 大好評デス」などと喋りだすに違いない。
しかし私はAIを信じない。
手仕事の温もりこそ至高とかいう前時代的な価値観のせいではなくだ。
アンチAIになったのは言うまでもなくドラクエⅣのおかげである。
戦闘にAIを導入という触れ込みで発売されたドラクエⅣ。「ガンガンいこうぜ」や「いのちをだいじに」といったプレイヤーの指令に応じてAIが動くというのだ。
少年は未来の到来に心を踊らせたが、効きもしないザラキを連発するクリフトのおかげでその心は砕け散った。
AI使えねーよ‼︎と嘆きながらも攻略を続けたドラクエⅣだったが、キングレオとの戦闘中に弟がファミコン本体につまずいたため冒険の書はお釈迦となった。私の心は完全に折れた(弟は殴った)
そんな懐かしい少年時代の思い出に浸りたかったが、それを許さないくらい絢ほのかのサウナは熱かった。なるほど、「ガンガンいこうぜ」というわけか。ならばこちらは「いのちをだいじに」である。
[ 北海道 ]
ウィズコロナ時代。新たな価値観や生活様式に基づいた判断が求められている。
代表的なのはマスクだ。外すタイミングがわからん。
もちろん脱衣場での話である。
自分のためにも人のためにも、マスクは1秒でも長くしていた方が良いに決まっている。
しかし、マスク外しを最後に回すということは即ち、フルチンマスクおじさんの参上を意味する。
色々と思案した結果、マスクは最後から2番目、パンツの前に外すこととした。トリがマスクで大トリがパンツだ。紅白でいうならば、マスクが石川さゆりでパンツが北島三郎である。
パンイチマスクおじさんもどうかとは思うが、フルチンマスクおじさんよりはよかろう。
昨日まで真夏日を連発していた札幌だが、今日は最高気温が20度を下回っていた。赤道ギニアからシベリアに送られた気分である。そんな中、パンツもマスクも脱ぎ去った私を湯めらんどは温かく迎えてくれた。
グッと気温が下がったうえに今日は雨だ。
雨の外気浴、嫌いではない。単純に雨粒が火照った体を冷ましてくれる。
そして「雨の外気浴」という響きが叙情的だ。八代亜紀あたりが「雨の外気浴」という歌を唄っていても何ら不思議ではない。「それは『雨の慕情』だろ?」などというツッコミは野暮である。
なにがウィズコロナだよ馬鹿野郎。
with t.komuro世代であるオッサンのボヤキは恋しさと せつなさと 心強さを伴って水面の泡となった。
教科書は何も教えてはくれない。
[ 北海道 ]
「夏休み取りなよ」という上司のありがたい言葉を受け、昨日(金曜)は有給。
平日真っ昼間ディスタンスサウナチャンス(HMDSC)である。どこかのサウナで汗を流すはずだった。
はずだったのだ。ドキュメンタル8を見終わった時、すでに射程圏内のサウナは全て営業終了。
泣きながら布団に入ったが、一夜明けてもサウナ欲はビンビン。早い時間なら大丈夫だろうとの判断で開店直後の湯めらんどへ。
家を出てまずは近所のラーメン屋へ。食券を買いカウンター席へ。
しかし、待てど暮らせど誰も来ず。食券を目立つ位置に置いたり、少し大きめのあくびをしたりしたが、一切気付かれず。
カウンター越しの職人を引っ張り出してパイルドライバー(ゴッチ式)を喰らわそうかと思ったその時「すいません!遅くなりました!」と店員登場。やっとオーダーが入った。
実は先週も牛丼屋で同じ目に遭った。
腹を空かせた中年男性の存在感なんて、幽霊に毛が生えた程度のものだということはわかっている。
しかし、こうも続くとそのほかにも理由があるのではないかと勘ぐりたくなる。
俺が激臭で「誰対応する?」と裏で相談されているのか?
俺、実は死んでて、能力者にしか見えてないのか?
俺のスタンドがザ・ワールドなのか?
なんとも言えぬ気持ちでいざ湯めらんど。
コロナ対策でサウナ室のドアが定期的に開放されていた。
温度と湿度の流出は惜しいが、サウナ室内から眺める洗い場の風景は新鮮だ。
新鮮だ。
それはよいのだが、そろそろドアを閉めに来てくれてもよいのではないだろうか。5分も開けておけばよいと思うのだが、もう10分は経っている。さすがに温度やら湿度やらも心配になってきた。
「すいません!遅くなりました!」
スタッフのお姉さんが駆け込んできた。
謝ることはない。多分、俺に責任があるのだ。
[ 北海道 ]
"I'll be back"と呟き、親指を立てながら水風呂に沈み早数ヶ月。ついに私は戻った。
仕事が仕事なので絶対に感染は避けたい。故に、緊急事態宣言が解除され愛するサウナたちが営業を再開しても自らを律し続けた。
この期間、サウナ欲は当然増す一方だった。果てしないサウナ欲を解放することは、感染を防ぐこと以上に難題だった。
「サ道」や「サウナを愛でたい」を映し出すモニタ。それにかじりつき「むは〜、最高かよ〜」などと悦びの声をあげる。
この行いを私は「サウニー」もしくは「サウナーベーション」と名付け、日々取り組んだ。しかし、サウナ欲はサウナでしか昇華されないということを知っただけだった。
平日の昼間だから大丈夫ということはない。が、人が少なければ間違いなくリスクは小さい。
貴重な夏休み。雨の環状通を北上し(徒歩で)、湯めらんどへ向かった。
本日の男湯は右側。ロッキーがよかった、などと贅沢なことは言いますまい。
体を清めて湯に浸かり、ついにサウナ室のドアへ手をかける。
ドアの向こうは何も変わっていなかった。帰ってきたぜ兄弟とサウナストーブを一瞥。37.5℃を遥かに超える兄弟は相変わらず健康そうだ。
俺は今サウナにいる。会話禁止とディスタンス確保を促す注意書きさえ眩しい。
全てを終えた脱衣場。有線からTHE ALFEEの「星空のディスタンス」が流れてきた。出来すぎだよバカ野郎。
[ 北海道 ]
今年度中、つまり今日中に有給を半日分消化しないと色々まずいから早く帰れ、というありがたい言葉を背中に浴びながら退社。まっ昼間から優雅にニコーリフレへ。
かつてはロウリュを効率的に受けるため時間を計算して入館していたが、最近はそれほどこだわることもなく、気が向いたときにふらりと訪ねている。
が、1セット目にロウリュと相成ることの多いことよ。頭のどこかで計算しているのか、偶々なのか。
1セット目からロウリュはなかなかハードである。乾杯でダブルのロックを空けるようなものだ。
あるいは初めて付き合う女の子が広瀬すずのようなものだ。
あるいはライアンが城を出た瞬間に最終形態のデスピサロに襲われるようなものだ。
あるいは童貞喪失が巨漢女王様によるハード緊縛プレイのようなものだ。
もうやめるし、ハード緊縛プレイを童貞喪失とみなしてよいのかはわからないが、そういうことなのだ。
今日も洗身、入浴後に即ロウリュ。
「即」という文字で男子のテンションが上がるのは、なんかエロいうえに「橋本真也、負けたら即引退スペシャル」の興奮が蘇るからだろうか。
リクライニングでダラダラ打つ文章はこんなもんです。
[ 北海道 ]
先日までキャプテン翼の電子書籍版が全巻無料公開されていたので、サウナに行くのも忘れて一気に読んだ。
スカイラブハリケーンなどのエキセントリックシーンが満載にも関わらず名作とされるのは、キャラクターの個性に依るところが大きいだろう。今でいう「推し」について議論しようものなら、4時間は飲める。
当然「推し」に正解はない。みんな違ってみんないいのだ。
翼も日向も三杉も石崎も、みんないい。森崎だっていい。
今のところ私は嫌いなサウナに出会ったことがない。みんな違ってみんないい。サウナとは即ちキャプテン翼なのだ。
翼のような絶対的王道サウナも、日向のようなパワー系カラカラサウナも、三杉のような豪華スパ銭サウナも、石崎のような庶民派銭湯サウナも、みんないい。森崎だっていい。
さて、さかえ湯だ。
サウナ室、水風呂、外気浴はいずれも質が高く動線もいい。三位一体だ。
クオリティは高いのに決して派手に振る舞わない姿勢も好感が持てる。
そして地域への根づき、貢献。
そう、さかえ湯は修哲トリオなのだ。
三位一体、地味、地域性。
3人の地味な連中が、いい年になっても小学校(地域)の名前で括られている。それが修哲トリオである。
バカにしているわけではない。私にとって世界一のウインガーはいつだって滝一だ。
滝以外の2人の名前はいつまでも覚えられないのだが、そんなことはどうでもよくなるくらい今日もさかえ湯はよかった。ガッツが回復した。
[ 北海道 ]
私が銭湯に行くのは当然サウナが目的なので、湯に対する拘りはそれほどない。
しかしながら銭湯のメインディッシュはあくまで湯だ。薬湯だ炭酸泉だと様々な工夫を目にすることができる。
今日のさかえ湯、1枚の貼り紙が目に入った。
「4月5日(日)ちんぴ湯」
ちんぴ。
その3文字を認識した瞬間に思ったことは「惜しい」だった。
しかもよく見れば「ふれあい入浴デー」という文言もある。ちんぴでふれあうのだ。
みかんの皮を乾燥したものが「陳皮」と呼ばれることは知っていた。知っているが故に「別に『陳皮湯』でよくね?何で平仮名?」とも思った。
確かに万人が陳皮を知っているとは思えない。読めない人もいるだろう。「皮」はともかく「陳」という字を日常で目にすることは多くない。
となるとここは「ちん皮湯」が正解ではないだろうか。
すいませんでした。
[ 北海道 ]
午後半休。サウナに直行したいところだったが、ホワイトデーの買い出しというタスクを担っていたため、まず大丸へ。
我が職場は男が圧倒的少数なので、色々な意味でホワイトデーの負担が大きい。世の中には義理チョコ廃止を宣言した賢明な職場もあるようだが、私の周りにはその気配すらない。
どうせ義理ならチョコなんかではなく、「おっぱい1回揉める権利」とかをいただけないだろうか。韻踏んでてサラッと言えるしね、おっぱい1回揉める権利。
「逆に『おっぱい1回揉まれる権利』をあげればwin-winかもな」とも思ったが、どう考えてもlose-loseなので渋々クッキーやら何やらを買い込みニコーリフレへ。
平日の昼下がりに用事を済ませた解放感から、珍しく5時間でイン。職場で過ごす5時間は永遠かというくらい長いが、ここでは一瞬だ。なるほど、これが相対性理論か。
ホワイトデーなどという甘ったるいイベントを無難にこなしている己への戒めとして、「超ド級‼︎激辛フェア」の「鬼辛ダイナマイトロウリュ麺(赤)」をいただきました。鬼なうえにダイナマイトとは恐ろしすぎますが、美味しかったです。
[ 北海道 ]
仕事でのストレスを抱えたまま終業を迎え、そのまま極楽湯へ。
外気浴中、空を見上げると見事な満月が煌々と浮かんでいた。
隣のご老人に「月、綺麗っすよ!」と話しかけそうになったが、夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した話を思い出して言葉を飲み込んだ。危なかった。
夏目漱石のエピソードに初めて触れた時、「なんてモダンな感性なんだ!すごい!」と感動したものだが、当時の私はわかったフリをして偽物の感想を無理やり抱いたフシがある。
その証左に、あの頃よりは愛とか恋を多少経験した今の自分が「なんだよ月ってw そんなんで伝わるかよwww」などと思ってしまっている。
明日もストレスフルなお仕事だ。いつの日か今宵の月のように輝きたいものである。夏目漱石も宮本浩次も偉大だ。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。