2021.03.23 登録
[ 鹿児島県 ]
鹿児島市のホテルにチェックイン。
2時間後に、食事会の予定が組まれたので、この時間を使ってサウナを探すと宿泊するホテルから目と鼻の先にニューニシノがあるでは無いか!
調べると鹿児島の雄という立ち位置らしくここに行かずして鹿児島サウナを語れないというサウナらしい。
そんなサウナが近くにあるなんてなんたる奇跡!そして2時間空き、行かない理由がひとつもな無い!
金曜日の16時という時間帯にもかかわらず、浴室内にはたくさんのお客さん。
まずは体を清めてと体を洗うと、気づくシャワーから出てくるお湯のまろやかさ、これは温泉だ。
温泉に浸かると、むむ、これだけでととのいそうな上質な温泉、九州の温泉は今までに入ったことのない種類のタイプだ。
2段L字型の大きい室内、テレビでは昨日の豪雨で種子島地方に被害が出たニュースをやっている。ロウリュがあるわけではないのに程よい湿度。素晴らしいセッティング!
イスは2脚ひとつは窓際にあって窓を開けて外気を楽しむことが出来る。
イスの数は少ないのでヘリに座る。湯船のヘリは座るためにあるのかも知れない、ヘリを考えてくれた人ありがとう。
3セット目にようやく、外気を楽しめるイスに座ることができて、目を瞑ると一気に未知の世界と誘われてた、、、。
ふと気づくと今まであったざわめきがない、辺りを見渡すと浴室に人がいなくなっている、ふやけきっていた脳みそがにわかに働き出してサ脳が敏感に反応した。
サウナ室に動きアリ!
サウナ室に駆け込むと、熱波サービスが始まっている。端の席に座り様子を伺っていると、どうやらロウリュが終わったあとで、これから熱波を送るところだったようだ。
熱波を受けるとありがたさが込み上げてくる。2回目は人が少なくなったので2段目に移動する。ありがとうございます。ありがとうございます。思わず拍手が溢れる室内。
ここでタイムアップ、鹿児島グルメを味わいに行きます。
ホテルニューニシノは湿度の完璧な調整にも唸ったのだけど温泉の質の高さに脱帽、これまであまり九州に縁のない生活を送ってきたので、今度はゆっくりと九州温泉サウナ旅をしたいと思いました。
[ 東京都 ]
渋谷で仕事が終わったので家を出る前から目をつけていた、てっぺんサウナ道場へ。思ったよりも遅くなってしまい。着いたのは22時、1時間コースを選んでサウナ室へ。
胡座で座るスタイルという記述が気になっていたのだけど、意外にも地面だけではなくて、両サイドにはイスがちゃんとある。
イスと地面を比べてみると、地面に座るとロウリュで湿度が上がってもマイルドな変化でじっくり蒸しあげることができる。
一方、イスに座るとロウリュ後は背中が焼けるほどに熱波が降りてくる。
水風呂は9度だけれど、思ったよりもマイルドで突き刺すような冷たさは無いと感じた。
壁側をシャワー、水風呂、湯船と囲まれていて中央に無数のインフィニティチェアが並び映画館や学校を思わせる。
1時間に3セットは詰め込み過ぎで、忙しくなってしまった。
渋谷の喧騒を忘れて、心を清めることができたのに、センター街を帰る間に同じだけの不浄なものを吸収してしまったような気がする。
渋谷に渦巻く、欲望や穢れはてっぺんサウナ道場でも浄化出来ないようだ。
[ 東京都 ]
所用で王子に友人と来たので、、
と書き出して所用という奥歯に物の挟まったような表現に自分の中でもどかしさを感じ、詳細に記載してみようと心がわりした。
遡ること4日前、石神井川の源流から合流地点まで歩くというイベントが行われて、出発地点の花小金井から隅田川に合流する王子まで踏破した。その距離35km。隅田川に到着したときには、日頃の運動不足がたたって両足首が悲鳴を上げている。
踏破の喜びをその日歩いた10名と分かち合おうと集合写真を撮ることになり、三脚を持っていた僕の友人がiPhoneを取り出した。三脚に据え置いてタイマーで撮影するのだ。
石神井川と隅田川が合流する地点には橋がかかっていて、歩行者用と車両用があり車両用の橋に集合していると、誰かが上の橋(歩行者用)から撮った方が川がよく見えるんじゃない?と声をかけた。その声に反応した友人は歩行者用の橋へ駆け出して行った。
三脚にiPhoneをセットして、アングルを調整している。その時、ボキッと鈍い音がした。次の瞬間、落下するiPhoneがスローで見え、友人の顔を見ると、今まで見たこともない目を剥き出した青白い顔をしている。
川を見下ろすと漆黒の闇があるだけでiPhoneどころか、川すら見えない
iPhone14pro 20万円 24回払い
ローンを払った回数4回 残金16万円
iPhoneには故障保険と紛失保険があり友人は紛失保険には入っていなかった
だか、故障していてもiPhoneが見つかれば保険で復活できるのだ。こうしてiPhone奪還作戦が開始した。
先日の橋に着いてみると、陸地から川まで思ったよりも高さがある、梯子や足場がないと水に触れることすらできない。
橋の下が目視で確認できないので一段下がっている部分に行ってみると、歩行者用の橋と車両用の橋の小さな隙間に体を捩じ込んで降りる友人。
降りたものの、iPhoneは見つからず、川に降りる為の手がかりもなかった。戻ろうとすると橋と橋の間に挟まって、中国人の子供みたいなっている。20分格闘してなんとか脱出。この作戦は、ミッションインポッシブルだということが分かってきた。
そんな中、たまたま水質調査をしに水道局員がやってきたので、水深を聞いてみるとその場で図ってくれて6mと教えてくれた
6mのタモなんてないし、潜るなんて現実的とは思えない。つまり、最初から不可能だったのだ。こうして、iPhoneサルベージ計画は失敗に終わってしまった
35km 歩き、iPhoneがなくなりローンが残った。
🎵 米米CLUB/君がいるだけで
🎵 ゴダイゴ/モンキーマジック
🎵 Mr.Children/終わりなき旅
[ 東京都 ]
足立区。その遠さから敬遠していたけれど、ここをクリアしないことには東京ゆらんミニ完全制覇の道はない。
仕事を早めに切り上げて目指すはじんのび。変な名前。
西新井大師西駅から歩くこと10分、緑色に染まった異様な建物が見えてくる。これ
こそが、湯処じんのびなのだ。
受付でゆらんシールをもらい更衣室へ。シーンと静まり返っている。不思議なくらい静かだが、浴室に入ると、そこそこ人はいる。なんだか不思議な感覚。
二股ラジウム温泉で湯通し、電気風呂で感電して、サウナ室へ。
まさかのソロ、足立区にはまだサウナブームは来ていないようだ。
テレビでは西城秀樹特集。そうそうたる歌手が歌う中、とんねるずの木梨憲武が堂々と歌い切る。とんねるずはお笑いにとどまらないスターだということが伺える一幕だった。
水風呂で冷やして、外気浴。
噂には聞いています、2階の外気浴スペースへ。ここもまた静かだ。
左手には露天風呂、右手には歩行湯なるお風呂。
腰くらいの湯船の中を10mくらい歩くのが歩行湯、地面には足ツボマッサージの石があり、歩く度に足が痛い。2周してみた。きっとどこかが良くなっているのだろう。
露天風呂は体温くらいの温度でいつまでも入っていられそう。時間が希釈されていく。ふと顔を上げると「時忘れの湯」と看板が。
分かってらっしゃる!
その後2セットして気づいたことは、サウナブームはやっぱりきてなくて、常連さんたちでほぼ占められていて先輩方が無い話題を無理矢理作り出してお喋りする素敵な憩いの場になっているということ。
これでやめようと思ったらお相撲さんが入ってきたので、最近サンクチュアリを見たのでチャンスがあれば四股でも踏んでやろうと観察してみたけど、デッカくて怖くて話しかけられない。
そんなわけで、すぐに土俵を降りたのだけど、1時間かけて銭湯に来て1時間かけて帰るのが癪に思えて、無理やり丸源ラーメンを食べて、満腹関とかして帰路についた。
[ 東京都 ]
自転車を飛ばして20分。目指すは皆に愛される憩いの銭湯「井草湯」
時刻は20時45分、待ちが発生していて待つこと10分、閉店時間は22時半。銭湯にしては早い閉店時間、ここはやはりファミリー銭湯だからだろうか。
入れたのは21時。閉店まで1時間半、丁寧なプログラムを心がけたい。
まずは垢を落とす、これを省いてはいけない。脳がサウナを求めているが焦ってはいけない。急いでいる時こと丁寧に。大人の余裕。
湯通しをして、サウナ室へ。
テレビではヴィンディーゼルが絶対に弾に当たらないし、どんなに地雷原を走っても車は爆発しない。それがワイルドスピード。
アクションから目が離せなくなっていると大粒の汗が吹き出している。
限界がやってきて水風呂へ。
ちょうどいい!
露天スペースで座ると待っていたかの様にあちらの世界へ誘われる。
お湯、サウナ、水風呂、ととのいスペース、全てが過不足無く揃っていてこれでいいんだよと思わせる、毎日来たいファミリー銭湯のお手本のような銭湯。
帰り際に、自転車置き場に行くと3歳くらいの男の子が帰りたくないとグズっていて、お父さんが、ねぇ帰ろうよ。もう11時だよ。
と、強引に自転車に乗せようとすると大泣き。男の子の鳴き声を背中に感じながら自転車で帰路へと急ぎました。
[ 大阪府 ]
大阪に来たのは何年振りだろうか、仕事を終えてやってきたのは、アーベイ天王寺ホテル。部屋にトイレやお風呂やシャワーがなくてもサウナがあればそれでいい。
仕事が終わって食事会も終わり、時刻は23時を回っていて、気だるさがすごかったけど、サウナに入らない理由はひとつもない。
翌日が本番で朝が早かったし、考えることが多くてあまりリラックスできなかったけれど、とにかく乾燥していて、ザ・男のサウナという印象。「漢は黙って座ってればええねん!」とすり足で歩く巨漢の男に言われたような気がした。
古き良き、伝統の漢サウナを堪能することができました。
[ 東京都 ]
最近の東京はやたらと新施設がオープンしていて、行きたい施設がたくさんあるけれどなかなか行けてない。
そんななか近所に住んでいる友人とサウナに行く話になり、新施設を並べてみた。
渋谷サウナス
渋谷サウナ道場
赤坂サウナ東京
新橋ライオンサウナ
西麻布テルマー湯
概ね、こんなところだろうか、こうしてみると、もはや供給過多ではないかと不安になる一方、愛好家としては喜ばしい。
会議の結果、西麻布テルマー湯に行くことに。
受付には絢爛豪華なエジプトイス。
ファラオの胸像。
古代エジプトの壁画と象形文字。
これでもかというエジプト押し疑問を抱きつつ階下へ
まずは高温サウナ。こちら高温サウナという名称だが温度は80度、一方メディテーションサウナは108度。108度の灼熱で瞑想などできるのだろうかと思ったけれど、まずは高温サウナへ。
広い室内にタワー型ストーブが2つ。3段目に座りミヤネ屋を見ているとなかなかどうして、だくだくに。80度な訳ない体感温度、なかなか痺れます。
水風呂がまた規格外で、2つの温度が用意されていて、4度と12度。
4度!?と二度見してしまう温度、施設で4度はみたことがないかも知れない。
まずは12度に入る、12度を高い方の温度と表現する氷河期なんだけど、ここはそれだけではなくて水深163cm溺れしまう。
次はメディテーションサウナ、入った時は108度の割にはそれほど暑くないと思ったがオートロウリュが始まると強烈な暑さ、壁から伝わってくる熱を避けようと背中を丸めると背中がヒリヒリと焼けるようだ。
思わず飛び出して、今度は4度の水風呂へ。うへい、久しぶりに痺れるような冷たさ、膝から下が凍りついたようになり、這い出すように水から上がった。なんとういう冷たさ!
セットを繰り返したらあることに気づいたそれは、心に引っかかっているピラミッドとメディテーションの謎だ。
メディテーションサウナに入り座禅を組んで座ってると、瞑想するには高すぎる108度の謎に気付く、、、なるほど、煩悩の数か!
静かに座っていると一つ一つ煩悩が落ちていく、そして、正面を見るとピラミッド型△に切り取られた窓。そうそれは座禅をしている私の形とぴったりと符号するすのだ🧘△
ピラミッドと同じ形で座るとピラミッドパワーが体に浸透していく!これはまさしくメディテーション!
古代エジプトとサウナのコラボレーションに疑問を抱いていたけれど、今はこの最高な出会いに賛美を送りたい。
[ 東京都 ]
アクア東中野、水族館のような名前の銭湯は以前は富士の湯という屋号だったそうだ。
100周年記念タオルには、上にアクア東中野の外観、真ん中に100周年という文字、下には富士山の絵ともに富士の湯という文字。
100年前にはこの場所からペンキ絵の富士山ではなく本物の富士山が見えていたに違いない。そんな100年前の姿に想いを馳せて、浴室へ行くと予想していたけれど大混雑している。
サウナの前には常に5名ほどの行列ができていている。
行列が少しでも短くなるタイミングを湯船から見計らっていると、当然同じ考えの人が多く、浴槽から同時に立ち上がり、もぐら叩きゲームのような状態となってしまう。
空からハンマーが降ってくることはなかったので無事サウナには入ることができた。
実はオートロウリュが導入されてから初アクアで、ロウリュがなかった頃よりもだいぶ入りやすくなっていた。
前に座るヤクザ屋さんの背中に大量の汗が浮かび、鯉が滝登りしている。
「活きがいい鯉を飼ってますね」
と声をかけてみたいと思ったけれどそんなことができるわけもなく、鯉を眺めていると自然と汗が吹き出してきて限界がやってきた。
シャワーで汗を流してプールへザブン。
平泳で2往復して、プールサイドで休憩。
隣には先ほどのヤクザ屋さんが呆けている。彼が泳いだら鯉が泳いでいるみたいに見えるな、などと妄想しながら座り。
2セット目をしようと、浴室に戻ると相変わらず行列ができている。それでも2セット目をなんとかこなして、少し物足りない気もしたけれど終わりにした。
終始混んでいたアクア東中野だけれど、100年も歴史があることに驚いた。いったい100年前の東中野はどんな風景だったんだろうか、などと考えながら帰路は少し風が冷たかった。
[ 東京都 ]
大容量のデータを送る必要が多々あるのにも関わらず家のネットワークが弱すぎて時間がかかるだけにはとどまらず待ったあげくぶっ壊れてる、なんてこともたびたびある。
このストレスをどうにかしようとやってきたのは 楽スパ神田1010。
仕事前にととのい過ぎると眠くなるので軽めに2セットにして、4階のワーキングスペースでダウンロードを始めると全く進まない、、、どうやらデータが重すぎるようだ。しかし、PCを放置してもう一度サウナに行くことは出来ない。。。
当初の作戦では、軽サウナ→データダウンロード→作業→休憩(漫画)→作業→本格サウナ このように計画を立てていたのだけれど、全くダウンロードが終わらないのでひたすら漫画を読んだ、ちょっと気になる新進気鋭の作家の本を手にするも、ピンとこずに、浦沢直樹「あさドラ」を読むとぐんぐん引き込まれる。やはり浦沢先生に間違いなし!
ダウンロードが終わったのは21時。8時間ただひたすらダウンロードしていたことになる。
ただひたすら漫画を読んだことになる。
全く疲れていないけれどシメにサウナと、浴室階に行くと、昼間と比べものにならないほどの人、人人人。
部活終わりの部室を思わせる汗のにおいが漂う更衣室に怯んで、このまま帰ろうかと思うが、少しだけと浴室へ向かうと、カランを目指して行列ができている。サウナ室の前にも列ができている。満室のサウナ室は人の出入りで低めの温度、逆に水風呂は高めの温度。
もとから座るところが少ないので、みんな風呂のへりに座ることになる。
まるで不忍池の亀のようだ。
金曜日の21時は1番混む時間帯なのかも知れない。
以前、休日に来た時は、浴室よりも休憩スペースが混んでいて驚いたのだけど、この日は休憩スペースはむしろ余裕がある感じだった。
日にちよって混雑にかなりのばらつきがありそうだ。
それから、ゆらんミニのシールももらった。
[ 東京都 ]
一昨日も来たので1日空けて香藤湯。
一昨日来た時は、珍しくサ活を書かなかった、理由は特にないのだけど、書きたいことは少しあった。
この日は、タトゥーを入れている人が多く、前に座った人が「白虎」と背中に入れていて脇には虎が描かれている。その後に来たラッパー風の男は龍が描かれていた。「青龍」です。あと、「朱雀」と「玄武」が揃えば四天王が揃う。
いつか、サウナ内で四天王を揃えたい!と思った。
一昨日来たときに、書きたかった事は以上です。
今日書きたいことといえば、時間が遅かったからか、オケやイスが散乱していたので「この銭湯の治安はオレが守る!」と背中で語って整理したことくらいだ。
そしてとにかく落ち着く。
この理由はよくわからないのだけど、「やっぱり畳は落ち着くなー」みたいなやつだろう。きっと。
[ 東京都 ]
やはり無理はよくない。
寝落ちを繰り返して終わらせた仕事は満足いくものにはならずに、もやもやとした重たい頭だけを残した。
もう、銭湯だけが頼りだ。
バスタオルを腰に巻いて入るのが桜湯流、女性側のサウナをつぶして繋げたのでシンメトリーに部屋がつながっている。
これが、シンメサウナと呼ばれる由縁だ。(言ってる人を見たことはない)
いつものようにサウナに入り、水風呂に入る。脱衣所が広いので心おきなく休憩ができる。テレビの音量が少し大きい。
充分リラックスできる。
テレビでは元スマップの中居くんとSnowManが出ている。しかし、これだけジャニーさんのセクハラが話題になっているのに誰も触れない四角い箱は世間から断絶されているつもりなのだろうか。
とにかくサウナは良くてぐっすり眠れました。
[ 東京都 ]
すぐに書かないとサウナ室で思いついた書きたいことは忘れていき、今ではあまり覚えていないのだけど、ホモサピエンスは今しか認識できない生物だから、今覚えていることが全てだ。などと怠惰を詭弁で打ち消して1週間前のことを書こうとしている。
薬師湯のことをメールで聞かれたので、「長沼三兄弟の銭湯の中で1番好き!セイント、セントーの内容は、不純烈が分裂して風呂のヘリに座って迷惑って話だったよ」
と送ると
「怪文書かな」
と返事が来た。
薬師湯について伝えるにはいろいろと前提条件が必要なようです。
変わり湯が独特で前回来た時は「酢豚の湯」今回は「スカイツリーの湯」時間ごとに色が変わるのだ、僕の滞在時には青から白へと変化していった。
きれいに色が変わるのでその様子をぷかぷかと眺めていると
「いろが変わるの○△¥@…かわるかわる」
途切れながら濁声が聞こえてくる。
問いかけられた老人は何かの病気だろうか首にタオルを巻いていてわずかに首を縦に動かす。声が出せないようだ。
声が出せる老人は、さらに色が変わることを熱弁している。
声が出せない老人は聞こえているよと首の傾きで示している。
喉を手術したばかりなのか、タオルの隙間から見える肌は赤く腫れ上がっている。
喋れない老人に対して喋る老人はさらに濁声を張り上げてお湯の色が変わることを伝えている。
こういう牧歌的な風景が見れるからこの銭湯が好きだ。
サウナ室を開けると先客が1人。
懐メロに耳を傾けて暑さに耐えているとタオル交換。タオル交換が終わると、アロマ水をまいてくれる。流行りの温浴施設みたいな演出。
アロマ水はジンジャースパークリングなんとか(こういう部分を忘れる)生姜がフワッと香って癒される。
水風呂に入ってイスに座る。
椅子は水風呂の横に2脚、湯船の横に1脚。湯船の横のイスに座るとガクンと大きいやつ、あまり体調が良くないかもしれない、逆にいいともいえる。
いつもと少し違う感じ、なんとか戻ってこれて、辺りを見渡すと湯が注がれるところに麦飯石が置かれている。この麦飯石から目に見えない成分が放出されて、体になんらかの効果をもたらせているのかもしれない。
気持ちいいような気持ち悪いような調子なので早めに終わりにしようと思いつつ3セット。最後はいつも通り平穏な気持ちになった。
虫の息のおじいさんやボリューム調整がバカになってるおじいさんも優しく包む変わり湯。歴史が作り出した風景の銭湯のなんと温かいことかいつまでもこの風景が続いて欲しい。
[ 東京都 ]
自転車を飛ばすこと25分、目指すは五色湯。妙法湯に行く時に、Googleマップに表示されていて、こんなに近くに銭湯があるのか、という程度の認識だった銭湯。
その銭湯がリニューアルオープンし、ゆらんミニに新登場したではないか!
受付でゆらんミニのシールをもらい浴室へ、リニューアルしたてでピカピカの脱衣所。黒で統一されたデザインが落ち着い雰囲気を演出している。
浴室は広くはないけれど、壁のステンドグラスとペンキ絵が目を引く。
体を洗い、強めのジェットバスを肩に当てたり腹に当てたりしていよいよサウナ室へ。
その前にスペックを紹介させていただきたい。
最近はスペックを書くことに意味を見出せなくてただひたすら超私的駄文を書き連ねていたのだけど、オープンして日も経っていなのでここからさらなる進化がありそうなので、記録しておくことに多少の意味があるのかも知れないと思い書いてみる。
料金:900円(タオル付)
お風呂:高温・中温・ジェットバス(強強)
温度:100度
水風呂:16.5度
外気浴:アリ〼
・インフィニティ1
・プラ4
その他
退店時にサウナ待ち人3名
サウナ室は2段。1段目、ストーブの前の席はやや窮屈になる印象。
乾式ストーブなのに不思議と湿度がある。ストーブの上にバケツが乗っていてそこに水が入っているのだろうと予想される(中は未確認)それにしても温度と湿度のバランスが絶妙で体に馴染む。
水風呂はサウナ室から出てすぐ右側に現れる。しかしここからは入れない。柱沿いにぐるりと回ると入り口がありそこから入る。リニューアル前の雰囲気を少し残している。
外気浴は水風呂を出てすぐのペンキ絵の前か扉を開けた外。
まずは外へ。
ここは、露天風呂があるわけではなくまさに外気浴をする場所。リニューアルの際に露天風呂を作らずに外気浴スポットを作る英断をした店主に拍手を送りたい。というか、露天風呂作るには狭すぎたのかも知れない。
とにかく、インフィニティチェアに横たわり風の音に身を任せていると五色が体を通りリセットしてくれる。五色とは火、水、風、土、雷的な中二病のことなのだ!(嘘)
次は内気浴にしてみる、目の前には立派なペンキ絵この絵はリニューアル前から存在してるのだろうと思わせる。
それにてもいい絵だ、銭湯にありがちな富士山ではなくて、赤と緑をたたえた木々が所狭しと画面を埋め尽くしている。2本の大きな滝からは絶え間なく水が流れて森の静寂を静かに壊している。ここはどこなんだろう場所が分かれば行ってみたい、店主に聞いてみるかなどと思ったけれど。出る時にすっかり呆けていて覚えていなかった。
[ 東京都 ]
東京ゆらんミニ10ヶ所目
かねてより企んでいたwith銭湯 作戦をついに決行する時がやってきた、飛んで火に入る夏の虫とはおまえのことだ!
「今日の夜、飲みに行きませんか?」
「OK」
「どこにします?」
「月見湯温泉!」
「?!」
「サウナに入っていいアイデアが思い浮かぶかも知れないですよ」
「いいですね」
巧妙に誘い出すことに成功して、ゆらんミニのシールをゲットした。
彼は京王線沿いに住んでいるのに「月見湯温泉」を知らなかったのだ、もったいない。
かく言う私も世田谷銭湯スタンプラリーで一度来たきりなので先輩面をするほどのことではない、以前来た時よりだいぶ混雑している。特に常連さんと思しき先輩方がすれ違いざまに、二言三言交わしているのが印象的。
ほぼ満席のサウナ室で熱に耐えていると、
テレビでは警察24時的な番組がやっていて、共同危険行為、峠道を複数人でドリフト走行をした罪で容疑者を追うという内容の番組をやっている。
満室のサウナ室内ではその様子を固唾を飲んで見守っている。
その時、常連と思しき先輩が「サウナ室でも共同危険行為を適応してほしいね、3人以上で来ちゃだめとか」「ぷす」と私は笑ってしまったのだけど、誰も笑っていない。
こんなにナイスなサウナギャグなのになぜ誰も笑っていないのだ!とそれとなく見渡すと、サウナギャグの先輩は本気(と書いてマジ)な顔をしている。
(その顔まさか、ギャグじゃなかったのか、、、)
先輩はそれを捨てゼリフのように出て行ってしまった。
コロナもおさまったことだし、若者の集団行動くらいおおらかな目で見てあげてほしいと私なんかは思ってしまうのだけど、若い時はとにかく、集まって意味なく朝まで遊んだり、ドタバタするのが楽しかったじゃないか!
もしかしたら、在りし日の自分の若さと重ね合わせて嫉妬に似た気持ちを抱いているかも知れない。
翻ってみると、私は友人と一緒に行っているけれど、外気浴の時に少し喋るだけでほとんど会話を交わしていない。
つまらない大人になってしまったものです。
とにかく、サウナはどんな人間でも受け入れてくれる存在であってほしい、この素晴らしい文化をみんなに知ってもらい、なんてことをほてった頭で漠然と考えたり考えなかったり、するのがサウナのいいところだったりもする。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。