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れさわ

2023.12.03

1回目の訪問

サウナ飯

弾丸すぎる旅の始まり。

雪降るらしいけど大丈夫?と何度か聞いたけどスルーしてスノーブーツもヒートテックも不携帯、が不慣れな寒さと雪に完全に心折れまくる家の人。温暖湿潤気候に分類されてるらしいがここは北海道、見栄より備え。

無駄なく見るべき史跡を効率的に回れるナイスな市電のおかげでひとまず行くべきスポットを巡りまくり、15時オンタイムでチェックイン。明るいうちに眺望を愛でてきますとダッシュで大浴場にイン。観光地のホテルサウナ(除く温泉地)はチェックイン開始時刻直後が空いてると思うのだけど実際どお?

ドーミーも野乃もそれなりに泊まってきたけどラビスタは初めて。ここも共立さんのあの感じ…と思ったら大いに違う!驚き!

まずお出迎えはシャンプーバー。ブランドは忘れたけどオーガニックでハーバルな香りのを選び備えのプラカゴに入れて浴室へ。シャンプーバーは数多あるけどプラカゴが備えられているきめ細やかな配慮。浴室はなかなか広め。大きな窓からほんのり注ぐ15時の柔らかい日差しが好み。ナトリウム系の白濁した湯から立ち上る湯気を眺めて予熱。雪の露天が最高で、少し熱めで広めの浴槽、ソロ用の壺に檜はちとぬるめ。ひらひらと舞う雪と躍りながら回遊。温泉としても過不足なく、個人的に最高。

あったまったとはいえしばれるねー、と傾れ込むサウナ。ぬるめやさしめ温度なのは共立さんにしては意外。ストレートなボナ、2段か3段か忘れる記憶の全ては窓からの眺めに奪われた。大きな窓から見える函館ベイの風景。くれなずむ刻ならではの灯りの移ろいに心奪われる。窓を開ければ、いや開かないけど港が見えるサウナは大好物なのだ。まったり優しい熱に癒されながらゆっくりゆっくり3巡。ぼんやりと景色を眺めながーくサウナに浸る幸せ。最高。

汗流し水風呂は冷えすぎないがちゃんと整えてくれる温度。こんな冷え冷えの函館で水かよ、ってならない適温がすてき。

外気浴は露天…もある、なんなら寝そべることができる板間的なスペースもあるのだけど雪と寒さに腰が引ける。そんなビビリのための素晴らしい配慮が、露天と内湯の間にあるプラ椅子の存在。他にお客様もいないのでここを定位置としてゆったりまったり、露天と内湯の空気が混ざり合う時間を楽しむ。

風呂上がりはおくつろぎスペースへ。自販機でレサワ買い、サウナとはまた違う角度から見える函館の街をつまみに飲む。もちろん共立さんお馴染みのアイスキャンディーもあるけど酒に気を取られた。なんなら夜鳴きそばも食べ忘れたくらいに、このすてきなサウナと函館を楽しみまくった。そして楽しいのはこの建物。文字数尽きたが食べまくったあれこれも書きたかった…!

ハセガワストア ベイエリア店

やきとり弁当

ずっとT字路sが流れてて港町と合うねって思いながらテイクアウト。あれこれ食べたけど函館らしさベスト1

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れさわ

2023.11.23

3回目の訪問

サウナ飯

竹の湯

[ 東京都 ]

駅のサインボードに「サッカーの聖地」って書いてある四つ木。グラウンドもチームも名門校もないがかのまんがの作家様ゆかりの地だかららしい。そのまんがについて然程の知識はないが、この駅には様々なギミックがあってなんかもうサッカーまんがのファンみたいな刷り込み。

週末だからねとゆるゆる鳩の街を彷徨いて流れる。ぬるくてゆっくりしてたら22時半過ぎにサウナの電源が切れたと家の人が泣いてた…

鳩五五酒場

麻婆焼きそば、焼売ミックス

『原色の街』のナイスな酒場。玉の井、鳩の街、立石と物語の舞台が連なる墨東

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れさわ

2023.11.19

1回目の訪問

サウナ飯

京乃湯

[ 京都府 ]

450円でサウナ込み、シャンリンボディソ備えあり、しかもドライヤー無料。京都府浴場組合加入であれば490円。お値段の安さは京都随一。

公式サイトからピカピカのリニューアル銭湯を勝手に想像していたのだけど、実際はいかにも京都の銭湯らしいインフラ感。随所に生活感。下足箱もロッカーも鍵がぶら下がっているから空いてるのねと思いきや荷物が入っているのは当たり前(ロッカーもかいな!)、たまに荷物入ってないの見つけたら鍵壊れてたりな。盗られたら…なんて概念が微塵も感じられない。ファミリーも多い。浴場からワイノワイノと子どもの声。月齢半年ほどの赤子を抱き抱えて走り回るびしゃびしゃのママとかそんな感じで。

ササと支度し浴槽は二つ。京都にしては熱くない。片やじっこうの薬湯、片や白湯で電気もあり。はしゃぐちびっこ、それをたしなめる姉と思わしき少女の声。

サ室はぎゅうぎゅうで振り向けなかったけど多分ストレート3段。テレビありで千鳥司会のお笑い番組、なんだがネタが全く聞こえないくらいのお姉さまトーク声が響く。最大4名。まあまあ大きなストーン式ストーブに温められ、下段でも熱に不足なし。マットが備えられているのは京都ではレア。一瞬わたしともうひとりお姉さまと2人体制になり、「最近のテレビってつまんないわよねー」「あらこの芸人さんって…」なんていきなり話しかけられる。何せ相手は京都の人、つまらんこと言うたら鼻白むだけやないですか。そこはうまく返さんと…とプレッシャーに心折れる反面、一見さんにもフレンドリーな京乃湯スタイルに癒される。

水風呂は深くバイブラあり、もちろん吐水口はライオンさん。夕方に観た竹内栖鳳の絵を思い出しながら口から水を吐くライオンに冷やされる。

外気浴、いや休憩はカラン前で。天窓が開いているのか?頭のてっぺんがいい感じにスースーして、でも浴室は寒くない。居心地良くて、また人の流れを眺める。常連さん多く子連れも多く、コミュニティとして機能している感じがすてき。

浴場とフロント&待合&併設居酒屋をつなぐ階段には、例の事務所の花形スターたちのシングル盤や雑誌の切り抜きが年代順に貼られている。例外的にヒデキ。そして居酒屋スペースの壁にはドーナッツ盤。プラモや大量のVHSもディスプレイされていて、アラフィフ姉弟の趣味部屋をごちゃ混ぜにした感じ。

多分もうしばらく、少なくとも年内の京都出張はこれが最後だし、なんなら出張も少なくなりそう。なんて思いもあり、そして久々に中心地だけのお仕事だったので、行きたくて行けなかった展覧会をハシゴして、さらにまあまあ中心地から離れたここまで足をのばした。来れてよかった!また会う日まで。

トルコライス

こんな時間に食べちゃダメなものナンバーワン。ご飯はドライカレー。減らしてもらったけどボリューム満点…

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れさわ

2023.11.19

4回目の訪問

サウナ飯

寺島浴場

[ 東京都 ]

過日の記録です。

寺島、はこのあたりの旧町名。酎ハイ街道エリアを徘徊しようとなり、んじゃ気まぐれで風呂に入りたくなる準備もして出かけようってあれこれ持参して正解だった。銭湯料金プラス500円払ってお邪魔します。フロントでお借りするリンスインシャンプーはピンク、ボディソープはブルーグリーン。サウナ利用者の証となる腕輪嵌めて。

脱衣所から鳴り響く有線はA-06「邦楽☆ヒットパレード」を予感させる倉木麻衣「Stay by my side」。真相を確かめたくてササと支度。森林浴風呂でぬくぬくと温まり、電気を一撃して予熱。

サ室は貸切状態。砂時計を見守りながらそっと水をかけ石をあたためる。まずは中段で行儀よく座り「恋するカレン」「Lemon」で一旦水風呂。

水風呂はキンキンで1巡目にして網目状態。でも刺激的すぎない、やさしい冷やし感。久しぶりだけどやっぱりいいなぁ。

休憩はカラン前あるいは脱衣所で。脱衣所のインフィニティチェアが気持ちよくて、しかも有線聴けて最高。混んでると遠慮しちゃうけどこの日この時間はなかなか空いていて、サウナも貸切状態でゆっくり静か。ラッキー。

2巡目は空いてるのをいいことに下段で中座。鈴木聖美さんの「TAXI」。空いてるのをいいことに歌う。しかし鈴木さんご姉弟…声量ブラザーズ…

からの聖子ちゃん「秘密の花園」そして畳み掛けるように名曲の数々。個人的に嬉しかったのは「夢で逢えたら」が吉田美奈子さんバージョンだった件。

岩田屋商店/イワタヤスタンド

焼酎ハイボール

酎ハイ、ボール、焼酎ハイボール。同じエリアでもお店によって呼び方が違うけど氷なし琥珀色がスタンダード

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れさわ

2023.11.19

2回目の訪問

サウナ飯

なかなか来ることない場所なんだがとにかくここの大浴場が大好き。サウナには大きな窓があってお庭が見える。広々として開放感。しかもこの場所なんで人は少ない。概ね貸切。もしかしたらもう用事はないかもしれない、けれどまた来たい。風呂は最高。

月曜はレストランが休業。徒歩10分以内に食事をとれる店はなく、最寄りのコンビニは大きな駐車場を下って歩くこと大体5分。駅までの最終バスは18時過ぎに終わり駅からのバスは既に最終を終えている。チェックイン前に夕飯のことだけはちゃんと考えた方がいい。しかし風呂は最高。

だだっ広い。何が最高って露天の檜風呂。まずこれがデカい。長辺8メートルくらいあるのかなぁ、自分の身長から推理しながら芳しい檜の香りを吸い込む。

檜に癒されサウナは貸切。何度も書くがここのサウナ1番の魅力は大きな窓。開放感。まあまあぬるいがこの窓さえあれば最高でしかない。

水風呂も露天。しっぽりと暗く夜風に吹かれる。

外気浴はもちろん露天で。背中から漂ってくる檜風呂の香り。なんせ貸切なんでゆるゆると。

綿貫宏介先生の意匠によるロゴや貼り紙、浴衣の意匠まで統一感があり、目にも癒し。15時にチェックインして黄昏時までお風呂、そこから駅まで出て鴨葱鍋食べてしこたま飲むのが福知山の黄金コースなのかも。そんないつかを妄想しながら現場に急行や。

丹波茶屋

日替わりの一人鍋

お腹が空いて力が出ないので終バスで駅前へ。たどり着いたのは天国酒場。牡蠣の胡麻味噌鍋、最高

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れさわ

2023.11.13

5回目の訪問

サウナ飯

またも出張。

紅葉と桜は京都の二大観光名物。今年に入ってオーバーツーリズムに拍車がかかり、まだ紅葉ってほどでもない時期からホテル代は高騰。そんな中にあって穴場!京都駅近ホテルの2〜3割ほど安い価格で泊まれて、静かで快適でサウナあり。

荷物も多いしホテルまでタクシーかな、と乗り場まで行くも凄まじい行列。寒いし待ちたくないので、重い荷物と体を引きずり地下鉄を目指す。烏丸線から阪急に乗り換えて15分ほどでこちらへ。最寄駅から2分くらいで着いちゃうし、なんせ通りに人が少ないので快適。

チェックイン時にスパ利用券をもらうのだが、自分から言い出さないと忘れられがち。今回もスパ入口で券を…と言われて慌てて取りに行く。

ここの楽なところは、部屋からタオルを持参しなくていいこと。そのあと出かけようってときにあれ意外とめんどくさくて。スパはフィットネスクラブの付帯施設なので、フロントで大小タオルとビジター用リストバンドとカード式ロッカーキーお借りする。ロッカーのスロットに差し込んで鍵を有効化するカード。ジムでおなじみのやつ。

良い意味で薄暗い浴室。すなわち旅人やスポーツ後の交感神経優位なモードをスイッチング。髪顔体洗い浴槽はゆるジェット併設のノーマル風呂と水風呂のみ。しかしそんなに混んでないので程よいサイズ感。

コンパクトな浴槽に反してここはサウナ室が広い。L字3段。16人くらい入るのでは?しかしこの日もガラガラで、最大5人の瞬間あるもソロ時間もあり、平均2〜3人ってところか。京都あるあるなんだけど座面にマットが敷かれていない、かつビート板備えないので、マイマット持参が吉。なければレンタルバスタオルできっちり汗ガード推奨。皆様徹底されているからなのか、デフォマットなしにしてとてもコンディションよく清潔。ここはボナの熱がとても良い。あらためてボナ最高!って思う幸せな熱。体の芯までじわじわくる。急に寒くなっちゃって凍れるこんな日の天国。そしてBGMはテイラーとかじゃないほうのカントリー&ウエスタン。木の香りに包まれながら、ログハウスにいるような妄想。子どもの頃よく「大草原の小さな家」とか見てたよな。

癒しムードなボナから出てすぐ水風呂はバイブラなく深めなのが好み。2人は余裕で入れるので円滑に回る。水温は19度くらいかな。そこそこ冷えて肩まですっぽり。

休憩は浴室内、浴槽ふちから続くベンチ的なスペースで。毎回そう思うけど、この日も宿泊客はわたしだけで皆さんフィットネス会員様。囁き声で交わされる会話も心地よく。

風呂上がりはテレビがある休憩スペースへ。マッサージ椅子でほぐされようと思ったら動かず断念し夕飯へ!

マンボ飯店

おまかせ

前菜、点心、料理2品。好きなもの苦手なもの食べたいものリクエストするわがままスタイル3560円。旨し

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れさわ

2023.11.12

3回目の訪問

やなぎ湯

[ 東京都 ]

また今日も休日出勤、代休取れなくていやんなっちゃう。しかも寒いし立ちっぱなしで体がガチガチ。早く帰らなきゃだけど、まずは疲れを癒したいの。

十条駅から心を無に、行きたい酒場を全力でスルーしてGoogleマップに従い歩く。最近先生がかなりの難題を突きつけてくると思うのはわたしだけ?ここ、道じゃないよね?と思うようなルートを示され、思考停止して言いなりになって進む前に前に前に。

15分ほど歩いて、墓場に浮かぶ明るいネオンに吸い寄せられる。荷物でパンパンのリュックサックから財布を取り出さずとも、iPhoneで決済できる手軽さがありがたい。フロントはお姉さんふたり。いつもこちらのスタッフさんはお若い印象。サウナ込み大小タオル付きで1020円です。PayPay。

シャンリンボディソは備えあり。ササと支度し予熱はでんき。手前からそっと電極板に後背部を差し出し、痛気持ちいい部位を探る。腰骨背面の骨の下がいちばんアタタタ。からの露天は本日炭酸泉お休み。室内に戻り丸いシルキーバス、ジェット、バイブラなどひと通り。

2年以上来てなかったんだけど前からこんなストーブ構成だった?2巻遠赤外線ストーブ+毎時3回オートロウリュウ行うストーン式のW体制。ストレート3段で死角的な位置にテレビがあるのは記憶通り。松茸掘りに行く番組。目をつぶって音声だけで画面を想像して楽しむ。途中オートロウリュウタイム。幅広に優しく噴霧するシャワーにストーンの奥底が反応して深く放たれる重めの熱。上中段びっしり人が座ってて際下段でゆるりと楽しむ。噴霧から程なくして自分以外の全員が退室し、ゆったりとねちっこい熱を楽しむ。

立ちシャワーで汗流し、それなりにバイブラな水風呂へ。水温計は10度を指すが体感15度。十分冷たいよ。深さも十分でふわふわボコボコ冷やされる。

外気浴は露天のプラ椅子で。椅子増えた?と思うのは気のせい?4脚+2脚で、それなりに人は入っているけど満席にはならず快適。バチバチネチネチな熱、十分冷やしてくる水風呂、のあとのこの外気浴。あまみが出ないわけがないし、ふわふわといい気分。ここは東十条。からし焼き食べたい。美味しいもつ焼き屋とうどん屋もある。でと早く帰らなきゃ…と泣く泣く腹の虫を鎮める。

明日から出張だし、今週平日コツコツとサウナなし銭湯でスタンプ収集に励み、目と鼻の先にある藤ランドさんに入湯しチャコールカラーのゆきたんタオルをいただく。引換券のコメント欄にびっしり書き込んですてきなマダムの失笑いただく。こんなノベルティ欲しい案あれこれあるんだよなぁ。ともあれ4年ぶりの待望ゆきたんグッズ。嬉しすぎて我が家の宝箱にそっと収めました。

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れさわ

2023.11.10

2回目の訪問

竹の湯

[ 東京都 ]

520円でドライサウナ無料、水風呂も露天風呂もある。シャンリンボディソも備えあり。宮造りの渋感。なんなら近所に最高酒場だらけ。コスパ良し人良しの最高銭湯です。

引っ越してもうすぐふた月。仕事に追われてざわつく気持ちでは銭湯サウナをゆっくり楽しめず、やっと少し落ち着いたと思ったらスタンプラリーのために毎日仕事帰りにコツコツと北区のサウナなし銭湯へと足を運ぶ。なんかもうそろそろいいよね…と、お久しぶりのこちら。引っ越した先が、たまたま昔好きだった演歌歌手の自宅と目と鼻の先だった!的な。

脱衣所、浴室、出会う人出会う人みなさんなんだかお若いのはちょうど22時くらい、おばあちゃまはお布団へ、お母さまはおうちのお片付け、娘たちは仕事帰りの時間だからか。

ササと支度しながら見上げるペンキ絵は中島盛夫さん作なんだけど、もうお一方のお名前もサインに!23年11月の作なのでかなりホヤホヤなのだが、他にも23年最新ダブルサインペンキ絵銭湯あるのかしら?どなたか教えてください…

ぬるめな露天は柚子の香り。家にいただきた柚子とかすだちとかいっぱいあるから持ってきて浮かべようかしらとか妄想。からのぬるめなジェットはちゃんと穴塞がってなくてゴオゴオと揉みしだかれる。少し前に観た映画「アンダーカレント」は薪で沸かす銭湯を運営する苦悩をとても丁寧に描いていてたなぁ、なんて思い出しながら湯船に浮くのはやめておこう。

サ室はストレート2段。温度計は110度を指すがどう考えても80度前後。まあまあぬるい。でも長居してゆっくり汗かけるすてきな温度。無音。きれいなタオルマットが敷かれているので、このきれいさを保つためにマイマット持参してガードしたい。下段は結構ぬるい。それもそれで味わいとして楽しみたい。途中お若いお客様が入室されるが基本的に自分ひとり。防水ラジオ持ち込んで聴いてみたいなんてバカな妄想。しないけど妄想。じわじわじわりと滲む汗。ぼおっと空間。

水風呂は温度計見当たらず。まあそんなに冷たすぎずで20度くらいかしら。里山的低山が連なるペンキ絵を眺めながらゆっくりしたいがら急に気温が下がって寒いので長居禁物。

外気浴は露天風呂に風呂椅子を持ち込んで空を眺める。インフィニティチェアは場所取るし、サクッと畳めるキャンプ椅子があれば楽に運用できるかしら。ヘリノックスとかあるといいのかしら…とまたまた妄想。頭の中で観葉植物なんて置いてみたり。

引っ越したからってホームを変えたりはしないけど、最寄りにこんな銭湯があったら通い詰めたい、詰めるほどあれこれ追われすぎているけれど、ほっとできるときはすぐに来ます。家の人もかなり好きみたい。

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れさわ

2023.11.06

1回目の訪問

サウナ飯

COCOFURO かが浴場

[ 東京都 ]

サウナあり銭湯をハシゴ。4年越しの悲願、愛しのゆきたんグッズを手に入れるために。ゆきたん可愛いよなぁ。王子は稲荷さんだから駅のゆるキャラはきつね王子。ゆきたんもきつねさん。

リニューアル前に訪問し臨時休業で結局その後伺うチャンスに恵まれなかった切ない思い出。バス利用だと急坂を登らずに済むので楽ちん。

券売機で入浴券とサウナ券買いフロントでマットとサウナ利用者の証リングを受け取る。混んでいそう…と怯えながら脱衣所に入ったら、あら、全然混んでない。こりゃありがたいやって浴室へ。

全体にコンパクト。カラン席も多くなく立ちシャワーブースがひとつ。ササと支度し予熱は炭酸泉。浴槽はこれと薬湯と水風呂のみの潔さ。ノーマルジェットバイブラ的スタンダードなものが一つもない。炭酸泉に電気風呂、強弱二つ選べてナイス。

この日のミュージックロウリュは林檎縛り。林檎風呂でもないのに何故だろう。今日は林檎の日?…まぁいいや。奇数時は林檎を歌った曲で偶数時間は名前が林檎のアーティスト。時間に限りあり、ピコ太郎とサイレントと林檎さんを楽しむ。意外と「PPAP」はサウナに合う気がした。

サ室はそこそこ人が入れる3段ストレート。ビート板持って、フロントでお預かりしたタオルマットに重ねる。サイレントは他のお客様がおらずの貸切状態、ミュージックタイムも満席にならないレベルで超快適。ミュージックはそんなに風強すぎないしサイレントは熱回ってて薄暗くてしっとりした感じ。いい汗が流れる温度湿度。下段も上段もどこ座ってもどれも良かった。こんなに混んでないならまたぜひ来たい。家の人とともに。

立ちシャワーで汗流す。温度設定できるノーマルと、頭上から地下水出てくるオーバーヘッドが選べる至れり尽くせり。狭いスペースにひと工夫の努力がすてき。水風呂はバイブラなしの地下水。バッチバチに熱い風に吹かれた体をしんしんと冷やしてくれる。

専用の外気浴スペースで休憩。露天風呂じゃなく外気浴スペースにしてしまう潔さ。リクライニングとかはなくて全部座りタイプなんだがそれも良き。ここも待ちなく私語なくマナー良く、いたく快適。

ドライヤーは無料の太っ腹。混んでないし清潔だしありがたい。クイックに身支度整え階下のコーヒー&昼飲み店へ。漏れ聞こえてきた音楽とメニューが好みど真ん中でわくわくしながら入店したら、数冊だけ置かれたカウンターの本まで好みど真ん中で再訪確定。あれこれ頼みたかったけれど家の人からお呼び出しを受けワイン1杯でまた来ます。

赤羽で合流して、ダメ元でと常に大行列の人気店に行ったらまさかの待ちゼロ!うれしくて楽しくて、ああまた飲みすぎてしまうよ。

コーヒー・たち呑み うろちょろ

オレンジワインをグラスで

入口の写真しか撮ってなかった。ビーフンと焼きそばが食べたかった…

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れさわ

2023.11.05

5回目の訪問

十條湯

[ 東京都 ]

金色の魚たちが泳ぐ海へ。

銭湯サウナに夢中になった最初期によく訪問していた。今となっては手の届かない初恋の人、みたいな。

ニコニコと元気なフロントのお兄さんにサウナでと告げ千円札からおつりをいただき、小タオルとサウナフックお借りする。このフックはロッカーキーも兼ねていて、サウナ客用は縦長スタイル。

久しぶりのゆっポくんアメニティ。泡で出てくるリンスインシャンプーとボディソープ。天井を見上げて光を感じる。朝風呂は効率的な面もだけど、この光の色が好きなのだ。マナー、お湯の種類、細かく張り紙があって迷わない。

サ室はストレート2段、定員7名と明記。下段にお客様がいてもちゃんとお声がけして上段にいくなり、定員内ならひるむことなく座っていいからね!というやさしさのメッセージがありがたい。この日は最大4名、ソロタイムもあって快適。BGMはガチな90年代中期から後期。おんがくマップによると有線ではないらしく、探したけど確かにこの選曲のチャンネルはなかった。TRF、globeなど小室ファミリーに混ざってMOONCHILD「ESCAPE」。めっちゃ孤独のメッセージに流行エキスを混ぜに混ぜぬいた時代の産物。あと記憶に残ってるのはthe brilliant green「そのスピードで」。勝手に脳内変換したかもしれないが、ヴォーカルのtommyさんがインタビューで、次の曲この日までにレコーディングしてねって言われて「そのスピードで⁉︎」って思わず口から漏れてそれがタイトルになったとか。仕事してるとよく思うよ。そのスピードで⁉︎って。

シャワーして水風呂。しっぽり物陰感があって良き。

からの外気浴なく室内くつろぎタイムはプラ椅子2脚でお好きな感じで。深海でクリソとか飲みたい、なんてぼんやり鮮やかな色を思いながら北区、次へ!都バス一日乗車券、見た目も利便性もすてきすぎる。

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れさわ

2023.11.04

1回目の訪問

信頼するサウナ愛好ご夫妻に好きなサウナをお聞きしたら、妻さまがこちらを指名された。引っ越して近くなったのでウキウキと出かける。平日は10〜14時の間に入館すれば大人800円で何時間いてもOK。何このコスパ。

東京のサウナはほんと久しぶり。銭湯もサウナなしばっかり行ってたし、ごくたまにスパ銭行っても結局仕事しちゃってサウナは1回のみとかだった。

人様にボールお渡しする以外は仕事しないと決めつつも、結局1時間半ほど仕事。コンセントがあるお仕事用横並びデスクがあるので、遠慮なく捗る。

お食事処以外のくつろぎスペースがなく家の人が暇を持て余してしまう。今日はゆっくり、でも少し急ぐ気持ちを忘れずに。

シャンリンボディソは見たことない和風なブランド。洗顔フォームやスキンケアコスメはない。シンプル。

シンプルなのはお風呂も同様。内湯は大きなヒバの浴槽で半分があつ湯、半分はぬる湯。少しぬるつきを感じる温泉。好みの泉質と温度。露天は空が抜けていて、3つに区切られた岩風呂と、おひとり様用ひのき風呂がふたつ、不感温のお湯。電気風呂も薬湯も炭酸泉もない。しかし快適な温度帯のお風呂さえあれば十分と改めて感じる。

いい湯だなと心で歌いながらサ室へ。入口にはっきりくっきり定員17名と書いてあり、人数分のソロマットがしっかりはっきり置かれている。そこに入口から持参したビート板を重ねて置く。清潔第一。ナイス。私語と場所取り禁止の旨張り紙とアナウンスで周知徹底されている効果が、とにかくこのふたつがまったくない。すなわち快適。下段は変形コの字…しの字とでも呼ぼうか。しの短い辺が1人で足伸ばして座れるスペース。2段目と3段目はストレートでテレビ向き。12分計室温計あり、90度。3段全て試し、一番好みは中段と確定。それなりに人は多いけど静か、清潔、適温、マナー良し。すなわち申し分なし。

出てすぐかけ湯で清潔保証。冷たいのがお好きならかけ水もある。すっきり流して水風呂は16度弱。この適温こそ共立メンテナンスクオリティ。肩まで浸かってよくよく冷やして。

外気浴は露天の寝椅子、2脚しかないのにほぼ毎回座れた、いや寝られた。しかし普通の椅子含め外気浴スペースはほぼ満席、でも待ちなし。なんとスムーズなのだろう。浴室内にはベンチもあり、お天気悪い日はそっちもいいだろうな。秋晴れの快適な外気浴日和、高く青い空に吸い込まれる。

曜日問わず10時半〜18時はハッピーアワーでハイボールと酎ハイ300円、ソフトドリンク100円って太っ腹。写真撮り忘れたけどサ飯もお安めで悪くない印象。アプリ会員になってタオルセットクーポンも入手。ここは再訪確定!

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れさわ

2023.11.01

2回目の訪問

年に一度の亀岡詣。日没と雲海を捕まえに。霧の街、亀岡。

京都そんなに寒くないって油断したら山の方の黄昏は寒くて冷えきった。街中のホテルサウナだったら怖くて行けない19時台だけど、そんなに混んでなくて、オーバーツーリズムの余波がそこまで広く及んでいないことを実感する。ちなみに向かいに新しくできたホテルはなかなかの人入りだったらしいが。

ビジター利用も可能だけど宿泊客は無料で、館内着&スリッパで行ける気やすさ。通し営業で翌朝10時まで入れるのもありがたい。

凍えた体を整え予熱。お風呂はノーマル、ジェット、バイブラとシンプルなつくり。肩までとっぷり、あったまる。

1年ぶりねのサウナは、ストレートと記憶していたがよく見ると下段はほんのりL字。サウナ座席の形状が気になるのは大衆酒場好きの性。コの字とか二の字とか、つい見ちゃうのよね。12分計室温計ありで88度。なんといってもパンチがあるのは、テレビ付きなのにそれを上回るBGMが流れていることだ。この日はベートーヴェン特集なのか、ピアノソナタ。テレビはよりにもよって昭和・平成・令和のヒット曲にまつわるクイズ番組。メロディがごちゃごちゃになって困るので、サ室にBGM流さなくていいんじゃないか。でも清潔だし、音問題以外はなんの問題もない。

出てすぐ水風呂、トイメンにかけ湯コーナーもあって気持ちよく。ゆるいバイブラ。三段の階段を下がりながらじわじわと冷やす。階段付き深め水風呂、好みです。しかしアウトドア仕事の帰りなので冷やしすぎ禁物。ほどほどに。

外気浴用スペースなく、カラン前か脱衣所で。パラパラとお客さま。みなさんソロ活で静か。

前回は利用しなかったのか、できなかったのか。今回は岩盤浴も行く。岩盤浴って時間に余裕ないと行かなくないですか?スパ銭って大体いつもバタバタな仕事片付けに行くので岩盤浴つけてもお仕事目的なだけで、ほぼルームに入れたことない。しかしこの日はもうデスクワークしないって決めていたのでゆっくりと。表裏15分温めてクーリング5分、を2回反復。内臓が温まる感じ。癒される。

リクライニングルームでくつろごうかと思ったけど、ホテルの部屋のほうがベッドもあるし快適よね、と気づいて見物だけ。まんがも雑誌も少なめだが枕と毛布が気持ちよさそう。

翌朝は日の出前からさらなる寒さに身を投じ、一旦ホテルに帰って再集合と。無料でついてくる朝食は種類豊富なおにぎりが嬉しい。内臓まで冷えてしまったので、お茶と味噌汁とコーヒーをかわるがわる飲んで温める。

温かい食べ物でどうにか体温取り戻し、お風呂とサウナでさらに温まる。サウナがある世界に感謝。

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れさわ

2023.10.30

1回目の訪問

サウナ飯

久々にドーミークオリティ。やはり良い。

銭湯で温まっていたらチェックイン15時に間に合わず、まぁそれでも早め時間なら空いているであろうと16時に大浴場へ。先客様には5枚ほどの洗い場。人種はバラバラ。ソロの方、親子連れ。構成もいろいろ。

アメニティは見慣れたポーラのアロマエッセゴールド。サ室から漂っているのか、浴室にほんのりと檜の香り。

光に誘われ露天で予熱。タワーホテルと一、二を争う駅からの好アクセスゆえ、9階露天風呂から京都の街一望!的ビューは望めないが、天井が抜けていて青空が見えるのはいい。葦簀に謎の箒草みたいな枝が張り付いているのは、秋らしさを演出しているのか。露天風呂に流れる琴曲もまた和の風情を演出するためか。檜風呂と壺風呂があるのが良き。

入口に私物置きとビート板置きを兼ねたラック。ビート板をピックアップしてサ室へ。ストレート2段、12分計あり室温計あり。ああでもどっちもちゃんと見なかった。何度でもいい、整った熱が部屋の隅々まで行き渡る。ガードに囲まれ形状やメーカーは確認できないが、うっすらストーン式であることはわかる。そして檜の香り玉。すっとえもいわれぬ香りが満ちる。テレビはNHK。BSでパラスポーツの話。見入る。途中で何人かお客さま。サウナ利用者もさまざまな人種の方がおられる。が皆様すごくマナーが良くってうれしい。

出てすぐ1人用に区切られたカラン。サウナから出てパッと汗を流したい気持ちに応えてくれてありがとう。さっぱりして水風呂。水温16度弱。パシッと冷えて引き締まる。

そろそろ水温と外気温が同じになる時間と季節。ひとり座ってちょうどいいくらいのスペースがあり、そこに腰掛ける。見上げれば空。よく温まるサウナからよく冷える水風呂を経由して今ここにいる幸せ。高い高い秋の空。琴曲。箒草みたいな枝。ループ。

夕方の部終えてひと仕事して晩御飯食べて少し寝る。からの深夜部門は1セット。夕方と同じくらいの混み具合。

サウナは1〜5時の間ストップとなる。再開と朝食時間の兼ね合いで6時前に朝の部。さすがに空いてるっしよ、と思ったけど先客様3名。サウナはソロになることほぼなく、ゆるく回転しながら人が出入りする。館内着とスリッパで利用できる気楽さもいいな。夕方はアイスキャンディー、朝は乳酸菌飲料。普段口にしないものをいただく贅沢さ。まんがの蔵書は割と少なめ。

普段口にしないシリーズでドーミーといえばの朝食ブッフェ。いくらモリモリ盛ってひとときの幸せに浸る。そしてチェックアウトは12時。お昼まで部屋でお篭り仕事。コンパクトなお部屋ながらデスクはそれなりに広くて仕事が捗りありがたかったです。

山本まんぼ (YAMAMOTO MANBO)

まんぼ焼き

大体そば、辛めでオーダーするけどたまにはうどん、甘め。1人だとこれ1枚でお腹いっぱい。もっと食べたい

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れさわ

2023.10.29

1回目の訪問

船岡温泉

[ 京都府 ]

こんな銭湯が好き、の頂点。国宝に認定してほしい。

どうかしてるってなくらいに人人人な秋の京都。観光客の大好物的なノスタルジー銭湯も激混みなのか、と思いきや、この時期は人気スポットがモリモリであるせいかガラガラでもなく、混み混みでもない。

ドライサウナ付帯は当然、追加料金なんてナンセンスってのが京都スタイル。シャンリンボディソは持参か購入、もちろんタオルも持参が必然。

入口にミニ池+橋ってのは京都あるあるだけどここは脱衣後、浴室入るアプローチに。まるまると太った鯉を尻の下に眺める。京都の銭湯ではよく鯉に出会う。こちらの施設の紹介でよく見るモロッカンタイルもここで。鮮やかな彩りで描かれた花や風景や。統一感の無さがむしろ素敵。タイルとかガラスブロックとか、正方形や立方体に区切られたまちまちフェチ。ペンキ絵とかない代わりに造作やタイルに個性があるの。京都銭湯の特徴のひとつなり。

ひそやかに差し込む自然光を眺めてニヤニヤしながら支度を整え電気風呂へ。待合に掲出されている小学生の社会科見学レポートによると、こちらは電気風呂発祥の地らしいぜ。やさしくビリリ。

うたせ湯、あつ湯、露天、薬湯。申し分ない予熱各所。古いけどきっちりお掃除されていてつやっつや。おばあちゃん、外国人観光客、ママと子ども、そして太った後期中年(わたし)。絶妙なバランスで混みすぎず。完璧な楽園。

ラックから清潔に並べられたビート板を手に取りサ室へ。ストレート2段で下段にのみマットが敷かれているが、ビート板の存在によりなんの不自由もない。3巻遠赤外線ガスストーブ、室温計も12分計もないがなくてええやろ。代わりにド正面にテレビ。関西ローカルのバラエティの賑やかさとガスガスなヒーターの熱、でも毛氈敷かれてないゆえハウスダスト感なくこれまた最高ポイント。なんせ利用料インクルードなのでさらっと入室するお客様もいたりいなかったり。要はほぼ空いていて快適でしかない。

出てすぐシャワーでマット洗うが汗流すはカラン。すっきりと水風呂も温度計ないが20度くらいか。窓に近い配置で光に包まれなごむ。深くはないので自発的にコントロールし浸かり具合を加減するのが正解かと。

外気浴は露天で。露天には檜風呂と壺湯。葦簀に囲まれるも天が抜けて青空。天高い秋、そよ風にそよそよと吹かれてこの幸福を490円で楽しめる贅沢にひれ伏す。椅子などはなく、壺風呂横のスペースに腰掛けなごむ。

もう少し秋が深まると、近くにある建勲神社の紅葉も美しく色づく。が案外穴場のような気がする。近くに宿がないせいか、わたしも10年以上来ていなかった。しかし最高なのでまた機会を狙う!必ずや。

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れさわ

2023.10.06

1回目の訪問

昨年三泊したのにサ活書いてなかったのか、いや、サウナに入った記憶がない。休止中だったのか記憶力の問題か定かではないがまっさらな気持ちで。

昨今の京都で学んだこと、それは「ホテルサウナを楽しむなら大浴場オープン直後と朝イチに訪れるべし」ということ。ここはチェックイン15時、大浴場のオープンは16時。仕事してバッと16時ジャストに大浴場を目指す。…あら、どうやら同じ考えのお客さまとばったり。ふわっとこんにちは的な挨拶をしてササと浴室へ。

シャンプーバーでスティーブンノルをピックアップ。あら先ほどのお客さまもノル。同好の士。アイコンタクト。

バイブラゾーンとノーマルゾーンが区分けされた横長な浴槽で予熱済ませサ室のドアを開け震える。

ぬるい。

いや寒い。

ストーブのスイッチが入っていない⁉︎

インターホンでフロントのお姉さんにSOSを発信。

戻ってきたらお客さまがサ室に入り秒で出てくる。今スタッフさん呼んだんで…なんてお伝えして、待ちながらおしゃべり。お湯で茹だっちゃうわねぇ、なんてまたくたびれた頃にスタッフさん到着。聞けば点検でスイッチオフして稼働が遅れたとのこと。ではのんびりと、室温上がるまで待ちましょか…

そんなこんなでぬるいサ室で温度上昇を見守りつつあれこれおしゃべり。好きなサウナ・水風呂の温度、ギャって思うマナー問題、京都のホテルサウナ事情…「わかるぅ!」が止まらない。住む場所も生き方も全然違う方と一期一会で弾む会話。20分で10度上がったわ!なんて報告しあったり、あらもう出ちゃうの?なんて。楽しいひとときをありがとうございました。

もう少しあったまってほぐれたいなぁ。と近くでごはん食べ銭湯で蒸され。夜中もひとっぷろしたいなぁ、なんて目論んだけどお酒飲んじゃったのでおやすみなさい。

翌朝。6時に大浴場にダイブ。先客様お一人おられるも即退出され、静かに一人風呂一人サウナ。サ室のドア開けたらバチッと決まる熱。室温91度。完璧。サラサラに乾いたオレンジのタオルマットが足裏をやさしく乾かす。備えマットなく厳重にバスタオルで汗ガード。L字1段+ストレート麺1段。5人入ったらパンパン。無音、12分計室温計あり、ストーブはストーン式のツインボーカル仕様。大都会。

かけ湯で汗流し水風呂へ。体感17度。かなり完璧な温度バランス。そこそこ深い。それも良い。

外気浴スペースなく脱衣所でくつろぐ。座る席によっては頭上から空調の風がやさしくそよいで頭頂から癒される。2巡目でグループ観光客様が続々入室。そろそろ潮時かしらんと部屋に戻る。月末からまた怒涛の京都出張。次はどこ泊まるかな。

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れさわ

2023.10.05

2回目の訪問

サウナ飯

大正湯

[ 京都府 ]

お腹がすいた時のアンパンマンレベルで力が出ない今日この頃。フルセット持ってるしって、力の限りを振り絞り最寄の銭湯に傾れ込む、

やさしいスチーム。無音。20度くらいの水風呂。外気浴はカラン前。斜め格子の直線。何もかも端正。

八条口側の宿の方が今は少し空いてる気がします。すでにハイシーズンの入口。あれこれ混んでるし高いし、心してかかるべし。

서울식당プルダ京都駅南店

ナッコプセ

ガチ辛い味付けで好み。チュクミが好きなんだけどこれも良き。流れてくるMV、心で踊る。セブン。

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れさわ

2023.09.28

1回目の訪問

サウナ飯

鶴亀湯

[ 福岡県 ]

下足箱に靴を収めていたら「なに言ってんのよ!」みたいなガミガミ声が聞こえる。どした?と思い女湯暖簾くぐると、どうやら番台に座るおばあさまがお客様を叱責している模様。ビクビクしながら100円玉5枚…いやっ!サウナ700円なんだな。2枚足してサウナでと告げる。バスタオル1枚差し出していただき「帰りにここに置いてね!」と番台を渡す板を指さされる。いた??

なんにせよ久しぶりの銭湯。嬉しい。こちらは1年少し前に訪問し臨時休業だったので喜びが増す。カタカタの荷物入れにリュックと着替えを突っ込みながら脱衣所を見渡す。サウナの入口は脱衣所にある。そんなに期待しないほうがいいな…

そんな思いは見事に裏切られることになる。

入室しまず目につくのは富士山に鶴と亀がまとわりつくペンキ絵。東京で見るのとはまるで異なる色とタッチ。線が太く墨絵風に彩色。力強い。カランは壁づたいに一列がシャワーあり、センター3席×向かい合わせはシャワーなし。椅子と洗面器は入り口側に積まれた関東スタイル。シャンリンボディソは備えなし。おそらくタオルは持参がマスト。借りようとしようものなら先ほどの番台顛末のような出来事が起こるのだと推測。

浴槽は手前に半円形のジェット付き、奥に細長いバイブラつき。奥の方は備長炭が沈められていてなかなかいい。湯がやわい。バイブラもセンターに集中していて好きな圧が選べるのが具合いい。ジェットも然り。ぼーっと浴室内眺めていたらサウナー装備のお姉さんが片隅の浴槽に身を沈めている。あれが水風呂か。福岡でもこんな味わい系の銭湯にサウナーっぽい人いるんだなぁ。

そしたらこのサウナなかなかのものなのよ奥さん!コンパクトに4人くらい、ストレート変形1段。タオルマットが敷かれ足元には足拭きマットみたいなのが。スーパーライト潔癖ゆえすこし苦手気味のマット、と思うがじきに慣れた。そして細マッチョな遠赤外線ストーブ。見れば九州オリンピア印。室温92度なんだが熱すぎずカラカラでもジメジメでもなくなんかすべてが適度。じわっと滲む汗。無音。12分計なし。ストーブガードの内側に謎の囲い。微妙にひび割れて壊れているのだがいい仕事してる感じもする。なんせ程よい温度湿度。

浴室に戻り汗流し水風呂。これがまたいい。体感17度台。ビシッと冷える。程よくバイブラ、程よく深い。2人入るか入らないか。なんだこの全ての過不足なし感。

さらにナイスな外気浴、いや脱衣所浴。ひとり分だけのプラ椅子で、本日はもうお一方いらしたので倍率は高い。でも座れればラッキー。頭の近くに扇風機があって微風。最高。

他の方のサ活読んで知る鬼の存在。番台から聞こえたのは鬼の声か!

割烹よし田

イカ刺し

予約困難、行列必至のランチどきに入れていただいた人様の縁に感謝しかない昼。断末魔の踊りを舞うイカ

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れさわ

2023.09.27

1回目の訪問

サウナ飯

The358 SORA

[ 福岡県 ]

夜風に吹かれ、夜景を眺めながらテラスで書いている。さわやかな秋。最高。

今週の出張。現場へのアクセス良く、人が少なそうなサウナありホテルを探す。繁華街の福岡名物酒場メシに後ろ髪引かれるが、とにかく静かでゆっくりできて、朝ごはんが美味しそうで予算内。欲張らないことが大事。

チェックインしてとにかく仕事しまくり、夕焼けには間に合わないかとため息をつきながら大浴場へ。空港からも新幹線駅からも遠くファミリー層をターゲットにしたホテルであることを鑑みると、19時少し前=夕食どきがいちばん空いているはず。大浴場と同じフロアにスカイテラス。空の淵にほんの少し夕焼けの名残が見え、一方には膨らむ月。飛行機のおなかがチカチカ点滅して夜の入口に立つ。

先客様は親子連れとソロの方。脱衣所に積まれたタオルを拝借してカランへ。アメニティは花王のホテル用。シャワーはなぜかメーカーがわからないのだがかなりミスト感。ふわふわとした霧のような繊細なシャワーは男性ウケ悪いかもだけどわたしは好きだ。

すっきりと洗い上げて露天と寝湯で予熱。どちらも最高。ぬるめな40度弱設定、バイブラと呼んでいいのか微妙なふわふわとした湯の流れ。もう刺激はいらない…と疲れ果てた今の自分には最高峰。これがほしかった。

完全に副交感神経を取り戻してサ室へ。小さめなストーン式ストーブが2台並び、88度の熱を放つ。ツインボーカル。さらに格納式の熱源もあり熱が回る。座面剥き出しで入り口に積まれたタオルマットを持参する。かなりカラカラとしたホテルらしい熱。足裏にもタオルを敷いておきたいくらいに座面もアチチ。BGMは、夜軽クラシック、朝は無音。12分計を見つめてぼんやり。途中他のお客様が入室することはなく、終始独占状態。ソロ。静か。疲れていると人は静寂を求めると感じる。最高。

出てすぐシャワーで汗流し、隣の水風呂は階段降りて沈むタイプ。先週はポリ浴槽だったがやはりスタンダードなストーン風浴槽、落ち着く。水温計はないがおそらく20度くらい。冷たすぎずぬるくなく肩までしっぽり。こちらも独占で終始。

最大の最高ポイントは外気浴!細かい目のメッシュ素材デッキチェアが3脚並ぶ。混んでなく常にわたしとあとひとり、という浴室体制なのでデッキチェアも自ずと独占。風に吹かれて時折外を眺めてマルちゃんマーク。

最高ついでにもうひとつ、リラクゼーションラウンジのマッサージチェアの優秀なこと!無料なのにかなり綿密にコリをほぐしてくれるフジ治療メイドの高性能ぶり。肩こり腰痛眼精疲労で疲れ果てているのにマッサージに行く時間がない悲しみを救ってくれてありがとう。朝は5時から開いててもう神!

朝食ブッフェ

夥しい種類のおかずに慄く。イチオシは海鮮ひつまぶし。お刺身たちも出汁も美味しくて唸る

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れさわ

2023.09.22

1回目の訪問

京都のドライサウナつき駅近未訪ホテルを旅行サイトで探したら、サウナイキタイに登録さえされていない開業1年超、サウナは今年追加されたばかりの謎ホテルを発見。ちょいハイクラスビジホ、くらいの値段なら自腹切っても行く。

初日。緊張感張り詰める会議に備えてチェックイン開始と同時にフロントへ。夥しい数のスーツケース、多種多様な海外からのゲスト。これはチェックインと同時に大浴場に行かないと泣くパターンの予感でドタバタと駆け込む。

予想は正解。ちょっとだけしか先客様おらずなんならサクッと入浴して出る感じ。ならばならばとゆったり。アメニティはおなじみのポーラアロマエッセゴールド。メイクも落とせる洗顔フォームもついてる。ササと支度し予熱は露天。名水の始祖みたいな御香宮神社さんにあやかるかのようにその名は御香の湯なんだが桂から運んでいる温泉らしい。トゥルンと少しとろみがありしっとりするけど毛穴がキュッと締まるアストリンゼント効果。

サ室はストレート2段。入口にビート板あり、座面に白いフカフカマット。上段センターに座るとド正面にテレビ。一般的な音量で大相撲中継。一方でスピーカーから流れてくる「花のワルツ」とか「愛の夢」とか…大相撲解説やまわし姿の力士とはあんまりマッチしない。バレエ曲やピアノ曲も力士も好きだが…例えていうならレモンサワーと塩辛みたいな?

横道に逸れた。
ストーブはメトスのジール。12分計も室温計もメトス。オールメトス。すなわち過不足なくジールなんで81度で。ゆっくり汗が出て落ち着く。間でお一人お客さま入札。静かに時間が通り過ぎる。

汗流し水風呂は高円寺のルーフトップみたいな。1人用浴槽に水が張られていて好きに入れ替えてください、しかし節度を持って環境意識もお忘れなく、というスタイル。入れ替えるのはもったいなさすぎるし多分今日はわたしがひとりめのはず。途中少し足したりして温度下げつつゆったりと。

ここの魅力はひろーい露天風呂。空間も広々。しかしそこに何も置いてないのでインフィニティチェアとかベンチとか、なんならグリーンとか置いたらすごくいいと思う!普通のプラ椅子でも文句は言わない。ここに風に吹かれるための場所を設けたら…と想像するが、運営を思うと易々と推せない。浴室からそっと風呂椅子を抱えて座り、しみじみと風に吹かれる。内湯露天各1だがなかなか広く、サ室クオリティよくカランも席数はふんだんに。良き!

で、2日目は仕事がそこそこ遅くなり22時過ぎに部屋に戻る。大浴場の様子を想像してダメ元で!とフロアに降りたら案の定のカオス。女湯の暖簾くぐれば落ち着けるかも、と思ったら下足箱を見て挫折し部屋のお風呂へ。

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れさわ

2023.09.20

2回目の訪問

水曜サ活

ぱつんぱつんで仕事が全然終わらず、朝の出発リミット30分前にようやくあれこれ片付いた。こんなにすてきなサウナもお風呂もあるのにショートカット&厳選するしかない。

秒速で髪顔体洗いマッハで超音波バス。歩きまくりハイスツールで仕事して電車で移動して、いやその前に引っ越してもう腰が大変です。超音波のほぐしが最高…

判断や選択や迷いは禁物。とにかく目に入った場所にダイブするしかない。岩盤浴もフィンランドサウナも、今日のわたしには遠すぎる。こんなタイトなサ活は多分どなたの役にも立たないでしょう。条件反射的に飛び込んだのはファンタジーサウナでした。

不思議な配置でどう説明していいのかわからない座席。好きなのは水風呂サイドに2席ある脚伸ばし席なんだが、朝の情報番組で無縁墓の話。大学で生死学を研究しているらしい女性の話に聞き入る大阪の朝は深い。室温81度。なんかこのところ関西で出会いがちな温度。ゆっくりまったりしているつもりだが滞在時間10分。

ここの好きポイントはキラキラ輝く2種の水風呂。強冷サイドは13.8度でぬるいサイドは27.6度。時間ないくせにうっかり水風呂交互浴を楽しんでいたらあと15分で退館しなきゃの時間…!

それでも欲に目が絡み外気浴もあきらめない。使い方間違えたらひっくり返るから超注意的な張り紙がなされたインフィニティチェア。これほんとに怖くて怖いんだけど倒す誘惑にはもちろん勝てない。扇風機の誘惑にももちろん勝てなくてスイッチオン。多分インフィニティチェアに座っていた正味時間は2分。それでもいい。それでもいいの。

バーーーーっと支度して荷物をドタバタまとめて退館。今回もTシャツは買えなかった。泣きながら走って次の打ち合わせと打ち合わせと打ち合わせに。汗だっくだくになって今夜のサウナを思う。

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