2020.03.29 登録

  • サウナ歴 4年 10ヶ月
  • ホーム 世田谷温泉 四季の湯
  • 好きなサウナ 銭湯サウナ各種。地元愛、旅先愛。選べなくなってきました。もう博愛。
  • プロフィール モール泉銭湯育ち、温泉&スパ銭経由。フィンランドでローカルサウナの魅力に触れ銭湯サウナに開眼。外気浴は屋外派だけど贅沢言わない。古くてもいいけど清潔感は大事。マナーも大事。サ飯以上にサ酒重視。
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れさわ

2024.04.15

1回目の訪問

サウナ飯

白鳥温泉上湯

[ 宮崎県 ]

昨年訪問した軽井沢の衝撃的魔改造サウナのオーナーさんに「最高に好きなサウナ教えて」とおねだりしたら教えていただけたこちら。さらにお正月にお会いした九州のサウナーさんも大絶賛で虎視眈々と狙うマイルチャンスでひとっ飛び。熊本で鰻食べ車を走らせてもらい、途中秘境駅マニアの聖地として名高い大畑駅で写真を撮りまくったりねこを愛でたりしながらぐんぐん高みを目指す。

山の途中に下湯発見。まずは評価の高い上湯を目指す。利用料は500円。シャンリンボディソは備えなし、タオルは購入式なので全て持参。販売タオルにはロゴが印刷されていて、大久保さんと川村さんに教えてあげたくなる。フロントの白髪お兄さまがなんだかニッコニコしている。こんな雄大な自然に囲まれていると朗らかな気持ちで暮らせるのかなとふと考える。 洗い場付きの露天風呂と蒸し風呂が二手に分かれていて、両方利用する場合は一旦着衣してから反対側に向かうべし。まずは露天で身支度&予熱。すんごい絶景。職業柄もう少し豊かな表現はないのかと自分が情けなくなるがそれくらい抜群の抜け眺望。花も海もないがひたすら眼下に緑を眺める。新緑の季節、最高。 パッと着衣しお目当ての蒸し風呂へ。小道を進みながら見上げると「地獄 5分」と書かれた立て看板。急勾配の小道を奥に進むと源泉があるという意味だろう。ここで滑って転んだら旅が台無し、地獄への好奇心に蓋をして蒸されに。 「小さいけど洗い場がある」と白髪のお兄さまは仰ったがカランはない。体を洗う場合は樽に張られた湯を汲み流すシステム。足元だけサッと流していざ蒸し部屋へ!

室内光なく、ガラス窓からほんのりと注ぐ浴室の灯りだけが光源。大体浴室だって明るくないからもやっと薄暗い。それが良い。じゅわっじゅわの蒸気が見えるのか、それすらもわからない。でも確実に感じる。皮膚から、鼻腔から、温泉成分が充満した蒸気が体内に入り込む。熱いのか、汗が出てるのか。そんなことはどうでも良くただただ内臓に沁み入るような蒸され感。深呼吸して、澱んだ細胞を入れ替えるイメージ。湯治だなこれ。調子に乗って長浴びすると「あたる」らしいのでぐっとじっとブレーキ。10分を上限とし3巡までと己に課す。ほんとは永久にここにいられそうな気もするけど…

シャワーとかカランとかないので水風呂から水を汲み汗を流す。この時点でシャッてなって引き締まるのだがバシッと水風呂でダメ押し。水温計なんてあるわけないが温度は絶妙、水質も完璧。

外気浴なのか内気浴なのかわからん、そもそもこの蒸気風呂は内か外か風呂か湯気か定義がない、それがいい。好き…とうっとりしてたら時間切れ。下湯に行きたい気持ちをぐっと抑え本日の宿へ急げ!

薩摩屋 霧島本店

3秒ハツ他

トロリとしていながらシャキッとした噛みごたえは新鮮さの証。牛豚鶏何食べても美味しいってさすが霧島!

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46

れさわ

2024.04.13

1回目の訪問

京都のサウナありビジホはほぼ全て制覇したつもり…だったが施設登録されていないサウナありホテルを市内にて発見!しかもサウナありビジホ空白地帯の西陣エリアに。2024年は大河ドラマやら映画やらで大忙しの陰陽師でおなじみ、晴明神社のほど近く。宿泊施設予約サイトには男女共「サウナ」欄に丸印があるだけでそれ以上の情報はない。イマイチだったら銭湯に行けばいいやって予約ボタンをクリックする。

3度ほどタクシーに乗る機会があり都度このホテル名を運転手さんにホテル名を告げるもどなたもご存知ない。謎のヴェールは思った以上に厚く、ともあれ「一条戻り橋の一本南、東堀川の中立売あたり」といえばなんとなくわかってもらえる。思った以上にこぢんまりしていて、注視しないと見逃しそう。

夕食予約の時間までわずか1時間。もはや定番となりつつある1時間一本勝負の入浴&サウナをいただきに参りましょう。

カラン数はさほど多くない代わりに浴槽が広めにつくられた大浴場。多分温泉とかではない。アメニティは毎度おなじみポーラのアロマエッセゴールド。移動疲れを湯で流し、お楽しみのサウナへ。

館内共用スペースと同じイージーリスニングのBGMが流れるサ室。まぁいちばんクセのない音楽というチョイスなのだろう。ストレート2段で下段はストーブ近すぎてひとりしか座れない。わたしは狭いサウナ好きなのでウェルカム。ストーブも室温計もメトス。ロゴの古さに年季を感じるが、壁や床の質感はそんなにヨレてなくて清潔感問題なし。においも問題なし。このサウナ目掛けて泊まりに来るってことはないけれど、ホテルサウナのレベルとしては無問題。普通の時間に行動するなら6〜10時、15〜23時という利用時間も無問題。今回の出張は早朝すぎる時間から仕事、夜も仕事終わりから店予約までの時間がタイトすぎてまったくゆっくりできなかったので、次回こそもう少し満喫したい。

話は戻り、水風呂へ。深さも温度も広さもスタンダードな体感だがやはり京都、水の良さは感じる。じーんと長く入っていたい心地よさ。

サウナ横に休憩椅子あり。そんなにサウナ特化ではないがこういう配慮がうれしい。ゆっくり座っている時間はないのだが、混んでなくて独り占めでもない程よさが癒し。

総じて過不足なく文句なし。多分また泊まる!

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33

れさわ

2024.03.30

1回目の訪問

サウナ飯

喜久乃湯温泉

[ 山梨県 ]

聖地巡礼は興味がないのだけど、所縁やいわれのある場所に来るとときめく。なんとここは創業1926年、太宰治が通った銭湯だという。そういえば甲府を「シルクハットをひっくり返して旗を立てたような地」とかなんとかって太宰が書いてた記憶。甲府で書かれた太宰の作品はどことなくユーモアが漂っていて好きだ。

午前からの雨雲が過ぎ去り、ついでに冬も連れて行ったらしい。朗らかに晴れた空は春そのもので、風呂上がりの一杯はさぞかし美味しいだろう。まぶしいほど青い空を背景に見えるは、長い年月を経た古く渋い建物。暖簾をくぐり木の下足入れにスニーカーを預けて番台へ。各所に年季の入った張り紙。どんなことでも張り紙。浴室見取り図なんかも貼ってある。430円払いサウナ込みって。経営努力に頭が上がりません。見上げれば高い位置にズラリと広告看板。圧巻の迫力で写真を撮りたい気持ちをぐっと堪える。

とても年季が入っているけれどきれいにお掃除されていて、洗面器も椅子も丁寧に並べられている。まずは自分ひとり。小さな石鹸で体と頭を洗いながら、窓から注ぐ自然光に癒される。シャワーやカランの出もきちんと安定。

まあるい浴槽は循環式。ふたつの浴槽はすこし温度が違い、入口側の方が少しぬるい。その奥に加温された40度くらいの温泉と、水風呂として使われているらしい源泉が並ぶ。源泉以外の浴槽に浸かりながらぼんやり予熱。ジェットとかバイブラとかない。実にシンプルで静かで時間を忘れる。

サウナはL字2段。バスタオルを尻の下に敷いて座るのがルール。デフォルトではマットが敷かれているが心許なく、確実にタオルは敷いておきたい。昼間は電気が消えており、かわりに高い窓から外の光が差し込む。これがとても良い。自然光サウナ好きなんだよなぁ。テレビもBGMもなく静か。背中と、恐らく床下に熱源がある格納式なので、温度計では80度とあるものの表示よりしっかりと熱い。床に置いた足裏がアチチで、時々腹筋で持ち上げる。誰も来ない。静か。

サウナから出たら続々とお客様が増えていた。仲良しマダム二人組のおしゃべりを聞きながら汗を流して水風呂へ。この水風呂がとても良い。温度はぬるくて25度超え。しかしえもいわれぬやさしい感触。ずっと浸っていたい。ここのサウナはこの水風呂に入るための助走なのだと思う。

露天なく外気浴スペースなし、でもサウナ室の前にプラ椅子が置かれていて休憩できる配慮。後から来られたお客様とタイミングを慮りつつくつろぐ。とてもマナーが良くて素敵なお客様。次々いらっしゃるお客様は皆さんそんな感じで、とても穏やかな気持ちで過ごせる。脱衣所に貼られた太宰夫人の随筆も大変興味深く読み入った。

かにや 銀座店

鮭、筋子

粗くほぐした鮭の食感。いくらじゃなくて筋子。程よい塩加減と海苔の香り。大好きです

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43

れさわ

2024.03.30

3回目の訪問

特急に乗って飲みに行きたい酒場がある。そこの近くにはドーミーインがある。我が家のプチ遠出は甲府率が高い。

重めな仕事あって13時からのアーリーチェックイン。喋り倒してちょうど15時、この時間なら多分空いてる!と部屋を飛び出し10階の大浴場へと駆け込む。お!どうやら利用客は自分ひとり。なんなら今日最初の客かもしれぬ。ありがたくササと支度。キラキラと午後の光が降り注ぐ明るい浴室。やっぱり風呂は昼が好き。今日は雨予報だったけどまだ大丈夫。パカーンと空に抜ける露天で予熱。まあまあぬるいけどそれも良し。ドーミーの好きポイントその1は、街中にありながらその土地土地らしい風景が拝める露天風呂の存在。ここ甲府は近隣の山々がよく見える。爽快。

好きポイントふたつめは、なんといってもバキバキに熱いサウナだ。L字1段とさほど広くはないが、利用客ひとりなので申し分ない。テレビはドーミーらしくNHK固定。春の選抜高校野球を中継中。端の席は柱に隠れて壁に背をつけ長座するとちょうどテレビが隠れる死角なのだが、すっぽり個室な気分が味わえてこらもこれでいい。バッチバチに熱くてドライなボナの熱、とんでもないレベルに汗っかきなわたしだが一滴の汗も見えない。ただ熱い。家の人も7分で脱落、しかしめちゃくちゃ決まると絶賛するストロングスタイル。香太くんの心地よい香りもポイント高し。

汗流し飛び込む水風呂は14度。カッキーン!と冷たいのは寒い日の甲府ゆえ?ドライ&ホットなアッツアツボナの後、この冷え冷え水風呂の気持ちいいことったら。

そして山を臨む外気浴。露天スペースに据えられた2脚のプラ椅子は、絶妙に視線が合わない、並び合わない配置。心置きなく白目剥ける絶妙さ、さすがドーミーさんわかってらっしゃる!しかもオットマン付き。この日は終始ソロで貸切ドーミー風呂の極楽。ボーナスタイムな外気浴は椅子に座りながらほぼ座ってないくらいの脱力感でシャバアーサナ。BGMはエバーグリーンな日本ソングスで尾崎豊「卒業」とかあいみょん「今夜このまま」とか、歌詞がない分思い出そうとしてさらに浮き彫りになる不穏な心情。見上げれば振り出しそうな曇り空。誰もいない浴室。そばには天国のような酒場。ここは涅槃なのか。

久しぶりに時間を気にせずサウナを楽しみ、アルコールと美味しいものを受け入れる体制は完全に整った。お目当ての酒場は全てカウンターの向こうに素敵な人生の先輩方がいる。お元気な姿を拝見しようとうきうきハシゴし、早々に撃沈しおやすみなさい。翌朝は「ブギウギ」最終回。15分もサウナに入ってられないからねーと部屋に篭り胸熱の「東京ブギウギ」。木野花さん素敵だなぁ。

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55

れさわ

2024.03.24

1回目の訪問

羽衣湯

[ 東京都 ]

モソモソと動く蟹のオブジェを冠した新宿5丁目駅から、3つの区の狭間に佇む銭湯を目指してトコトコと。

フロントで1100円払い、鮮やかなピンク色の大小タオルとサウナ室開閉用フック型鍵が入ったビニバをお借りする。靴ロッカーと傘スタンドの鍵も預けてね。利用上の注意をあれこれお聞きするのだが、ここらの銭湯ではこのパターンに遭遇することが少なくない記憶。一見さんと常連さんが入り混じる都会の銭湯あるある。

身支度整え浴室のドアをくぐると階段。階上の浴室を目指し登る。浴室はさらに2階層。昼間の日差しを求めて上階側のカランにお席をいただき、泡で出てくるタイプのシャンリンボディソで身支度を。振り返ると荷物掛けフックがあり、サウナ客ビニバがずらりと並ぶ。

予熱は露天とでんき。でんきは座席左右の白い電極板からバイブスが放たれるタイプ。めっっっっちゃマイルドなので入門編に良いかもしれず。

サウナは下段L字+上段ストレートの二段構え。3巻ストーブ遠赤外線、94度でバチッと決まる街銭湯サウナの理想形。黄色いタオルマットが敷かれ、エンドレスに常連さんのおしゃべり。自転車に轢かれたエピソードを次々と繰り出すマダムがいらして耳ダンボ。テレビは日テレのバラエティ、番宣再放送という楽して元取るタイプの土日あるある。時に満室で混み混みで詰めて座りつつ場所取りマットのロスに思いを馳せる。まぁ常連さま多い銭湯あるある、こういうのも嫌いじゃない。しかし唯一震えたのは、常に上段センターにおられるお客様が着退席する際に降りかかる汗の飛沫。拭いて…と心で啜り泣く。お願い。

気を取り直して水風呂。…11度⁉︎とここでも震える。物理的に。振り返れば階段スペースの張り紙に書かれていたわ。天然の地下水ゆえ夏はぬるく冬は冷たい水風呂なんですって。バチバチに冷たいノンバイブラ、時に2人入ったり常に誰かがいる盛況っぷり。

外気浴は露天スペースにプラ椅子1脚。わたしが伺ったのは霧雨の時間帯で、抜けた天井からミストのような微量の細かい水滴が漂ってくる。嫌いじゃない。やっと春がきたかと思ったら逆戻りな寒い日、でも露天風呂から流れてくる温かな湯気のおかげか、そんなに寒く感じない。一方で入り口側には室内休憩ルームがあり、そこにはリクライニング3脚とプラ椅子が3脚。テレビもありSnow Manの番宣再放送バラエティ。わちゃわちゃ楽しげでついうっかり見すぎる。

約束の時間が近づき60分で退出。3分20円のドライヤーはいい感じで風量が強くて時間と風を持て余す。脱衣所にもテレビがあり、大相撲中継がついたり消えたり。常連様と声かけ合い譲り合い、良き時間を過ごせました。

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51

れさわ

2024.03.02

3回目の訪問

文化浴泉

[ 東京都 ]

映画の時間合わせで。なんとなく時間合わせといって来がちだったけど久しぶり。今は土日10時から通し営業って便利。

お昼過ぎだしさすがに、って行こうとしたラーメン屋さんが行列だったんで別の店で昼食。右も左も後ろも全員がサウナの話してる。んで案の定たどり着いたブンヨクさんはロビーがサウナ待ち男子で溢れかえっておる。しかし女湯はすぐ入れますよーって言われて1020円払ってパスタオル受け取る。こちらシャンリンボディソは備えなし、小タオルも持参が得策。

あのロビーの混雑が嘘みたいにすいてる女湯。カラン前に椅子並べておしゃべりするガールズ、アフターサウナベンチて大開脚するお姉様、入室直行かけ湯なしてnano風呂にインするマダム。以上。くらいにお客様が少なくて。

サウナはほぼ一人。途中15時ジャストのオートロウリュタイムだけ何故か5名満室だったけど一瞬だけ。ロウリュも謎ライトとかつかなくてそっと静か。室内は常に薄暗く98度でジャズが流れて、ここのサウナは静かでさえあればとてもクオリティが高いのだと改めて思う。

水風呂もお馴染みの囲い込みスタイルでそっと静か。休憩はベンチで。スムーズな動線。

改めてブンヨクさんいいなぁ、なんて思えた静かな土曜の午後に感謝。なんつって今日も滞在30分。またゆっくり来ます!

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45

れさわ

2024.02.24

1回目の訪問

サウナ飯

施設情報トップにも取り上げられているお友だちのレポートを拝読し、訪れてみたいと思っていた。今の家からすぐそばの道路を北東に走れば1本で着く水戸。いやいや下道だと時間かかりすぎるやろ、って高速道路をかっ飛ばす。

鰻を食べ梅を見て納豆を買う、いかにも後期中年らしい散歩時間を満喫し1時間一本勝負!ちゃんと朝早く家出ればこんなことには…しかもタオルも持参してないし…と悲しくなるがまぁ仕方なし。

ナビに従い見つけたレトロな「ゆ」のサインも拝読した通りのビジュアルインパクト。わくわくしながらフロントで大小タオル入りメッシュバッグ受け取りダッシュで女湯の暖簾くぐる。ササと支度し浴室へ!ああ忙しない。

柱代わりの白い木々に支えられた浴室はとても全体に白を基調にした明るいトーン。天井が高く空間も広々としていて、最近コンパクトな銭湯ばかりだったのでとても新鮮に感じる。特に目を引いたのはシャワー付きのととのいブース。かつてはカランだったものを改造しキャンプ用ラウンジチェアを置いたと思われ、1席ごとに仕切られていて白目剥こうが涎垂らそうが誰にもバレないナイスな仕組み。しかも鏡だったであろう箇所は植物の写真でカバーされ、己のだらしない顔も見ずに済む。最高。

サウナは4室ある。まずはセルフロウリュ可の中温ソルトサウナで肩慣らし。からの7段タワーサウナへ。こちらはごろ寝したり長座したりあぐらかいたりって好きなように座れるバラエティな座面が素敵。入口でバケツと大きなうちわをもったスタッフマダムお二人組と遭遇。「あおぎますー?」と聞かれたので食い気味に是非!!とすがる。なんとわたし一人。贅沢&天国&極楽…!送風機を携えたHARVIAの細長ストーブ2台+デカめ遠赤外線ストーブのトリオ編成で申し分なし。

水風呂は30度くらいの寝るスタイルが極楽すぎて出られなくなる。夏だったらつかりっぱなしでいそう。もう一つ、深め強バイブラ、18度くらいかな。の水風呂もある。温度帯の違う水風呂が複数ある施設、好き!

外気浴は露天スペースに数えきれないほど夥しい数の椅子椅子椅子。すごく寒かったので例の室内ブースタイプのチェアで惚けてもう最高。

オートロウリュつきの80度ハーブサウナは薄暗い室内に焚火映像と効果音が流れていて、趣は異なるが鹿児島のニューニシノさんを思い出す。ササと流してハーブスチームサウナで温まり、お目当ての露天風呂へ。何がしたかったって雲梯で遊びたかった。いい感じでお湯に浸かりながら雲梯。つい楽しい〜って口から漏れる。炭酸泉もジャグジーもジェットも生薬の薬湯も楽しみたかったけどなんせ60分で泣く泣く退出。次回はたっぷり1日楽しみたい!

中川楼

白焼御膳

江戸中期創業の老舗で個室鰻。お料理も建物も室礼とおもてなしも、全てが控えめで端正で丁寧で素敵でした

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58

れさわ

2024.02.19

1回目の訪問

さつき湯

[ 東京都 ]

またも過日のサウナをば。

四つ木から亀有をつなぐ曳舟川親水公園に沿ってママチャリを漕ぎ漕ぎ。渋い大衆割烹、絵に描いたような町中華、地元民に愛されまくってるスーパーマーケット。数は多くないけどちゃんといい感じのお店をすり抜けて、駅の向こうの銭湯へ。

わたしの手元には平成29年8月末のアンケート調査をもとにしたという「東京銭湯お遍路マップ」がある。訪問した銭湯はマーカー、QRコードを入手した銭湯は丸、休業中は休の字、廃業は×と印をつけている。盲点エリアが複数あるため感覚値でしかないが、葛飾区は×印が少ない、すなわち廃業銭湯が多くない印象。大田区ほどではないが無料でサウナが利用できる銭湯も複数あり、そして大抵どこへ行ってもそこそこに賑わっている。しっかりとライフラインとして銭湯が機能しているエリアのような気がする。

前置きが長くなったがこちらさつき湯さんは、東京銭湯スタンプラリーの景品交換が可能ということでお邪魔した。毎日コツコツ1湯訪問を続け、きっかり12日でゴール。サウナつき縛りで探したわけではないのだけど、たまたま湿式サウナがありました。

フロントで520円払い、スタンプラリー台紙と引き換えに景品ソックスをいただく。多分こちらで交換したのはわたしが初らしく、景品はソックスでしたっけ、台紙は回収しなきゃダメなはず…などとモゴモゴしながら笑う。持参タオル片手に浴室へ。閉店30分前だけど特段どなたも慌てることのないゆるやかな空気に包まれてササと支度。シャンリンボディソは備えあり。見上げるペンキ絵は中島盛夫さん2022年秋の作。他ではあまり見ない力強い松林。当時このペンキ絵を描くイベントが開催されたと知る。行きたかった。その下に浴槽がひとつ。間で二層に区切られていて片方があついとされているがどちらもそこそこの熱さ。茶の色茶の香りの薬湯。

予熱入れサウナは湿式30度。…ってこれくらいの温度の水風呂あるよね。浴槽よりぬるい温度よね。植物園の温室を思い出す温度湿度、随時シャワーが熱源に注がれる仕組みに相対するストレート1段のベンチにひとり。二人入ったらかなり手狭かなぁ、でも結構狭いサウナも好きなんだ。なんならぬるいサウナも好き。つまり多分一般ウケはしないけどあったら嬉しい。そんなサウナ。

もちろん水風呂なんてないし、この温度なので必要性は感じない。シャワーも冷たくなくていい。ちょっとぬるめの温度で汗流し。

外気浴ももちろんないし、なくていい。なんなら休憩もせず30分のリミットを楽しむ。どうせ自転車漕いでるうちに乾くしねってドライヤーも全力スルー。少しずつ暖かくなってきて、こんな夜が楽しい春の足音が聞こえる。

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51

れさわ

2024.02.01

1回目の訪問

香取湯

[ 東京都 ]

豊島区最後の未訪問銭湯。こんなに好きなタイプなのにこれまで伺ってなかったなんてもったいないことをしたぜ!

520円にサウナ代50円添えてフロントへ。多分若旦那さんの妻さんなのかしら、黒髪ショートヘアがよくお似合いの素敵女性。シルバーのネックレスにすっきりと細身薄手の紺色ニットがおしゃれで知的な雰囲気。憧れちゃうタイプ!10湯訪問したので…とおずおず画面をお見せしたら「うわぁ、すごいですね!おめでとうございます!」なんて仰って。お世辞でもこんな素敵なお姉様に褒められたら嬉しさも倍増。ブルーのタオルを選ばせていただく。さらに抽選!はおうちに帰ってからね。サウナフックを受け取るとともに無料のパウチ入りシャンリンボディソをありがたくいただく。切り口を損じると大変なことになるので丁寧に開けるべし。

ところどころがリニューアルされて清潔感が滲む店内。しっぽりと落ち着いて物静かだけど活気がないわけではない。雑然としていないところもまた素敵。交流させていただいている方が書いていらした、確かに店内にマナー注意の貼り紙がない、それはお客様がみなさまグッドマナーな方々なので必要がない証。素晴らしい。

浴槽はシンプルに1+水風呂。このコンパクトさもまた好み。すこし熱めな設定のお湯。すっきりと澄んだ水は清潔な上に水質が良く感じられる。バイブラとジェットがほんのりと備えられていたけど、時間がないのでそれはまた次回に。

サウナ室もまたすっきり清潔。うっすら聞こえる和風インストBGM。琴、弾けるようになりたかったなぁ。とか薄ぼんやりと考えながら遠赤外線ストーブを眺める。12分計と室温計もきれいに並ぶ。ストレート2段。ストーブ目の前の下段が好き。この頃あったかいけど週末はまた寒くなるらしいのでしっかりあったまっておこう。90度くらい?目が悪いのであんまり見えない。

水風呂は21度。まあまあ強めのバイブラなのだけど水がやわらないせいかふわふわと感じられる。ひやっと冷えるけど冷えすぎない絶妙さ。

外気浴スペースなく、流れで脱衣所で身支度。畳っぽいゴザっぽい敷物が足裏をサラサラと保ってくれる。気持ち良い。

いい銭湯でした!また来ます!とフロントのお姉様にお声がけし、さくら通りを抜け霜降商店街をキョロキョロしながらバス停へと急ぐ。大塚のこの辺りは昔は吉野という地名で、ソメイヨシノ出生の地らしい。だからさくら通りなのね。そして霜降商店街はうちの近所のシャッター商店街とは真逆のキラキラ感。「し」の字を模した可愛いキャラクターの絵になごむ。北区西ヶ原との境目から北区のコミュニティバスに乗り、100円で王子へ、そして都バスに乗り換え上板橋へ🍻

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44

れさわ

2024.01.30

1回目の訪問

五色湯

[ 東京都 ]

朝から予定をこなしまくり、高田馬場で一陽来復のお札を頂き都バスに乗る。500円で1日乗り放題のチケットはものすごくお得。都営地下鉄も乗るなら700円。

入口に男性サウナは待ち発生中との注意書き。リニューアルから1年以上も訪れずに来たのは、これを恐れていたから。女湯だって混み混みに違いない…なんて遠慮が発動するも杞憂。混み過ぎずガラガラ過ぎずで絶妙。

格子状に組まれたシックな色のガラス窓が見下ろす店内。昔訪れた東北の湯治場をモダンに再構築したような、レトロとかエモいとかとは違う落ち着いた佇まいか美しい。脱衣所に流れる音楽はサウナ室へと続く。

浴室内もまた古き良き温泉を彷彿させるディテール。木の壁に包まれ木桶が整然と並ぶカラン。入口のバリアフリーはもちろん、カランごとに捕まり把手がついていて、足腰がつらいお客様への心配りが嬉しい。浴槽はあつめとぬるめのシンプルな構成、白濁している方があついというのは珍しい。

サ室はストレート2段、7人は入れそうだけどこの日はマックス3人。快適!3巻の遠赤ストーブの上には青色の琺瑯鍋。多分あの鍋がうっすらと蒸気を整えている。室温88度。快適。座面に敷かれたタオルもサラサラ、ピンとして清潔。上から入口に備えられたビート板重ねて心地よく。室内薄暗く邪魔にならないBGMがうっすら流れ、なんのツッコミ所もない快適な時間を過ごす。場所取りもタオル干しもない。背筋を伸ばしてしゃんと座りたっぷりと時を過ごす。

水風呂は深めバイブラあり14.5度。この日は寒くて足先まで冷え切っていたけれど、サウナでかなり温まったので肩まですっぽり。冷やし過ぎないようサッと出ます。

最高だったのが外気浴スペース。かが浴場さん同様、普通露天にしそうなものの場所に椅子が並ぶ。天井が抜けて頭にひゅううと風が吹き込み、奥まった一人席が各1と、横並びに3脚だったかプラ椅子が備えられ、薄暗くも不便ではないスポット照明に照らされる。蛇口と手桶があり、座面清掃がわかりやすいのも良い。毎回ガラガラだったので一人席に座り鉢植えの木を眺める。普段見かけるのとは少し葉の色と形が違うが多分オリーブ。グリーンとブラックの実がたわわに実っていて、つまみたい欲にかられる。我慢我慢…

帰りは池袋→上野→自宅側と3本都バスを乗り継ぎ帰宅。1日乗車券をフル活用し大満足。途中お腹が空いてたまらず、浅草モンブランに駆け込む。名物ハンバーグは30分くらい待つと言われ、いやもしかしてたんぱく質と脂質のバランス考えたらポークソテーが最適解なのかもと発想の転換。厚めのお肉がドンと2枚のボリューム!しかし美味し過ぎてがっつり残さず食べてしまった…

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れさわ

2024.01.28

1回目の訪問

新大久保で食い倒れ、池袋モンパルナスへ。過日の記録にて恐れ入ります。

エメラルドグリーンに白抜き明朝で暗闇に浮かぶ屋号。920円払いバスタオルと小タオルとロッカーキー受け取り、サウナの方は階上へねと。サウナが階上にあるわけではない不思議。伝えられたままに階段上がるとロッカーが備えられた広々とした広間。床に焼け焦げ、薄く残るたばこのにおい。さほど遠くない昔には喫煙可能なくつろぎスペースとして愛されていたのだろう。テレビを囲むようにソファやリクライニングチェア。多分マッサージ椅子のようなものも置かれ、床は毛足の短いカーペット敷き。雀卓が備えられた昭和の保養所を思い出す。

エイヤと荷物をロッカーに詰め階下の風呂へ。…ドアを開けた瞬間にむせ返る薬湯の香り。ラッコのそれのようなシャープな甘さとは異なる、なんだろう、むせかえるようにスモーキー。チンではなく眼球がピリピリし咳も出る。花粉症の目覚めなのか。理由はわからないがケフケフする。多分平気な方は平気だと思うので皆さまのご意見をお聞きしたい。わたしはケフケフ…

むせっ返りすみませんってサウナのお部屋へ。あら浴室から想像していたよりずっときれい。…と思ったら座面がグラグラ。そしてボナ。世田谷の湯パークレビランドさんを思い出す風情と熱。背中から立ち上る熱さも心地よくぼんやりと背もたれを眺めるとズラリと干されたバスタオル小タオルナイロンタオル。こりゃうかうかもたれられないわね…なんて思っていたらお客様同士の小さな口論。どっちもどっちやんって薄めで流して一件落着。こんなこともあるのね。謎にマイルドなBGMに紛れて舌打ちのような苦笑のような微妙な物音が響いて手打ち。

くしゃみが出る浴室に戻り、しかしここの素晴らしいポイントは2種の水風呂。温風呂と並ぶ側のは30〜32度との表記と明記あり、サウナ室の真横にあるのは水温計が20度を指す。どちらが好きかと言われたらそれぞれ魅力的と答えるが、強いて言えば30度に軍配が上がる。とても寒い日だったということもあるが、しっかりとキャラ立ちしていても好印象でした。

外気浴は露天スペースで。混んでないので岩場に座ったり、ここの露天不思議な形で両肩を打つ間隔の二口打たせ湯がある。しかも水流が薄らマイルド。肩を差し出し打たせてみたけどそんなにパンチなし。肩が凝り過ぎてて感覚が鈍いのか?水温もぬるく全体にマイルド。吹き込む風も柔らかく、特に椅子などもないので途中から腰から下を湯に沈めたり遊ぶり

お風呂から出て身支度しながら2階のサウナ客専用部屋を見渡す。きっと昔はふわふわとたばこの煙に包まれワイノワイノとおしゃべり声が弾んでいたのだろうな。

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れさわ

2024.01.23

1回目の訪問

宮下湯

[ 東京都 ]

ゆるゆると駒を進める豊島区銭湯スタンプラリー。三峯神社と各種お風呂と色々美味しいものを目当てに年に一度以上は訪れる秩父の香りを求めて。

巣鴨駅から歩いて5分かかるかかからないか。こんなに立地がいいのに、しかもサウナ水風呂があるのにこれまで訪問していなかったのは、ひとえに豊島区で訪れる銭湯がなんとなく自分の中で固定されていたから。しかし盲点だった…!ここはすてきな銭湯です。

ビルの階段を地下へと降りて靴は下足箱へ。フロントで720円払いサウナ利用者の証となる赤いベルクロリストバンドとピンクのバスタオル、可愛いドット柄のタオル受け取る。おうちのタオルみたいな親しみやすさ。フロントのお兄さんもはきはきと優しくて好印象。

開店からそんなに時間経っていなあのに女湯からはサクサクとお客さまが出てきては入っている。回転率がすごい。自分もワイルドスピード系なんで接しやす。

泡で出ない方のシャンリンボディソは1レーンに各1セット。ペンキ絵もなければタイルに細工もない、代わりに手書きの貼り紙がそこらここらに。

浴槽は水風呂以外じっこう。よく銭湯で見るくすんだローズピンクのアレ。川芎などの漢方成分配合で温まり湯冷めしにくいからか、こちらでは2月いっぱいまで連日登板の予定だとか。好きだと思ったのは寝湯。水枕がぬるい代わりに吹き出し口の位置がちょうどよくって、冷えて凝り固まった体がほぐれる。

十分予熱してサ室へ。情報にはサウナマットは敷かれていないとあるが微妙に敷かれている。これをサウナマットと呼ぶべきか悩ましい。どんなサウナマットでも座面養生の観点から必ず上からマットかバスタオルを重ねるようにしているけれどここはそれ必須。そして入り口に保健所から指導ありサウナに歯ブラシなど干さぬようと書かれており、ストーブの柵にもタオル干し禁止の旨張り紙があるがそれを覆い隠すかのように大小タオルとナイロンタオルが干されている。ブラッドベリの世界では華氏451度で紙が発火したはずだが、サウナの世界におけるナイロンタオルはどうなのか。そんなことをぼんやり考えながら傾いた砂時計を特に回すでもなく眺める。時計なくテレビもBGMもない。あれこれナイナイだけど室温計はあり90度だと。

ストレス解消水風呂として皆様に親しまれている軟水の水風呂。足先から沈んでいく過程ではかなり冷たく感じるがなじむとなんだか温かさすら感じる。ストレスが浄化されている証…?

外気浴スペースはなくカラン前でくつろぐ。1時間経っても回転率は高いまま。人が増えたり減ったりの満ち引きを眺めていたら風呂上がりの一杯が恋しくなる。いけねぇ、明日までは禁酒。明後日が楽しみだ!

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れさわ

2024.01.08

1回目の訪問

サウナ飯

毎年お参りに伺う神社のお近く、このあたりはいろいろサウナつき温浴施設あり今日ははじめましての梵の湯さん。

1030円でタオルはつかず持参。スパ銭と公共浴場の間くらいの施設のようなのでそんなに期待せず行ったけど、想定以上に良かった!

席数多くない代わりにゆったりとしたカラン。もちろんシャンリンボディソは備えあり。ゆるっと身支度し、特筆すべき点のない、しかし過不足ない内湯と露天を流して予熱する。電気風呂も強いジェットもないのだけど、ゆるりと注ぐ自然光と景色がすべて。

サウナは露天へと続くエリアにある。めっちゃぬるい前室があるのが特徴的。ここでさらに予熱入れたり入れなかったり、ストレート室温計なし多分40度くらい。からの高温、というかノーマルサウナ室が続く。こちらはL字1段とその上にストレート1段、多分4人くらいでちょうどいいかな。途中お一人入って来られたけどまぁ一人でゆるゆると。座面にはタオルマットが敷かれ、あとは持参マット敷くなりご自由に。BGMはライトクラシック的バイオリンとピアノの楽曲がぬるっと流れている。12分計室温計あり、ここのは正確なようで78度から84度くらいの間を行き来しているが体感もそんな感じ。過ごしやすく上段は程よく熱く、10分くらいいていい感じの汗。

汗を流すために一度カランにと戻り、さらに奥にある水風呂へ。水温計ないけどものすっごく冷えてて14度くらいなんじゃないのか。キンキンというよりしみじみ冷やしてくる冷たさ。さっき車の温度計見たら外気温0.5度だったし、秩父の山の中は寒いのね。

こんな水風呂で冷えたら外気浴なんてキンキンやん?と思ったら新鮮な体験!これフィンランド以来じゃないかって思う感覚。バチッと冷えるんだけど、風に吹かれてると次第に手足がポカポカしてくる。寒すぎ外気浴のあるあるなのか?家の人も同意見で笑う。寒いけどあったかい!これ最高やん。そしてさらに最高なのは景色。この外気浴スペースは露天の奥にベンチが置かれていて、その向こうには川が見える。1月上旬のいまは川とすすき野原が見えるが、春夏秋どんな風景が見えるのだろうか。めっちゃ遠いのでそんなに頻繁には来られないけど、いろんな景色を見てみたいな。このキンキンとした外気がサウナの効果を高めているよね。なんて風呂上がり、食堂でレモンサワー飲んでたらホカホカ湯気立ててやって来た家の人と合流して笑う。ここいいね!

パリー食堂

オムライス

昨年行けてなかったので不安に思いながら看板猫パリ子姉さんの消息をお尋ねしたら虹の橋を渡られたと。泣く

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れさわ

2024.01.03

4回目の訪問

竹の湯

[ 東京都 ]

年始から胸が痛む災害。これ以上被害が広がらないことを心から願います。

竹の湯さんは年始初日必ず行く、と家の人の一途な思い。今日のフロントはお父さん。今年もお元気でと心の中で呟いてたらお年始石鹸いただく。ありがとうございます。

いつもは空いてる時間にしか行ってないので、こんなにお客さまがおられる光景は初めて。カラン前渋滞発生レベルで人人人。それも新年早々でめでてえな。

シャンリンボディソ備えあり、サウナマットも備えありでサウナ利用料無料。神。家の人はタオル忘れて聞いたら販売のみだそうで、100円とかで買ったタオルが早速キッチンのお手拭きストックに加えられていた。

サウナはストレート2段、無音。今日も温度計は110度を指すが絶対無効。でも通常運行より若干高めな体感なのはお正月スペシャルなのか。先ほどまでは満室だった気配もありつつ11時をすぎて余裕の運用。時折干しっぱなしナイロンタオルとわたしの2人体制にビクつくも、概ね空いてて快調。しかし無音なのはやはり寂しいので、いつか店主様にラジオを寄贈してみたいと妄想する。あと私物置きラックも。週一でメンテしに来るから(妄想)

汗流し水風呂。見上げる中島盛夫さんの山。そういえばまだ観に行けてないけどヴェンダースの新作に中島さんのペンキ絵が登場しているらしいそうな。最近様々な映像作品に銭湯やペンキ絵が役割を担っていて嬉しい。

ありがたき露天。他のお客様もいらっしゃるので外気浴は控えてちゃぷちゃぷとオリーブ&米糠の入浴剤入りビビッドグリーンの湯で整える。浴室内カラン前も譲り合いが必須なのでウロウロする年始。

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れさわ

2023.12.23

1回目の訪問

久々に名古屋詣の予定だったのが、考えなしに送り込まれた胃カメラで想定以上のダメージを受け断念。24時間床に伏し、復活したのでレッツ温浴。そうだ今日は金曜日、ご近所行ってみたいリスト上位の古代くんがお客様感謝デーじゃないですか。

平日は曜日ごとに男女それぞれサービスデーがあり、金曜は性別問わずみんなが1320円で利用できる。毎週。なんてふとっぱら!

まずはカランで支度。クラシエ謹製、おそらく施設用と思われるが見たことないパッケージ。上品な色みが好印象。角席をいただいたせいかとにかく広い。ゆったりひろびろ支度する。

余念なく予熱。広くて多種多様なお風呂がある。歩行浴、薬湯、温泉など。ジェットは壊れていて、檜風呂は資材調達困難のため停止、電気風呂も炭酸泉もないが熱めからぬるめまで多彩な温泉があるからいいや。そしてペンキ絵。健康ランドやスパ銭にしては珍しいかもしれない。サインもないし赤富士じゃないけどタッチから察するに田中みずきさんの作。ほっこりと癒される。からの露天も3種の浴槽。いずれも温泉。ちょっと洞窟っぽく奥まったスペースが気に入りすっぽりはまる。

サウナは高温からスタート。おお、混んでる!ほぼ満員。しかもだいたいふたりひと組でそれぞれがおしゃべり。しかし広いのでさほどガヤガヤした感じでもなく、落ち着く。コ字2段+ストーブ沿いに上段1段。座面にも背面にもしっかりオレンジ色タオル地のサウナマットが隙間なく敷かれ、逆にビート板などのセルフ用は用意なく皆様マイマットやバスタオルを思い思いに。ビニールシートを体に巻き付ける人、背中に隙間なく吸い玉を貼り付ける人、関取さん。今まで様々なサウナですれ違った濃いめな方々をさらに濃縮還元したような。テレビはアンパンマン。平和でカオスすぎてヒエロニムス・ボスの絵みたいだななんてぼんやり思う。しかしとても良い温度湿度。ストーブは三台体制、どうやら男湯と異なる配置のような。

かけ湯で汗流し水風呂は15度。平均年齢60歳以上に違いない大人施設だがかなり攻めてる。深いのだがちゃんと階段があり、逆熱湯風呂状態にならず落ち着いて浸りに行ける。肩まで浸かりながらカーテンなどで遮られることなく剥き出し丸見えのアカスリコーナーで擦られる先輩たちをぼんやり眺める。

外気浴は露天にプラ椅子3脚。屋根ありで雨にも濡れない。しかし寒いのでこの日は浴室内のリクライニングベッドで。窓が開いていて頭の上を風が通り抜ける心地よさ。

サウナは他にもふたつあり、特にナイスなのが中温。体感80度くらいでぬるくなく、有線R50チャンネルが流れている。最高。文字数尽き写真撮り忘れ、最高のサ飯に触れられない…

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れさわ

2023.12.09

2回目の訪問

仁岸湯

[ 東京都 ]

にぎしゆ。って変換がややこしい。

フロントは若いお兄さん。小タオルは持ってきたのでバスタオルだけ借りて820円。マットはあるけど座面保護の観点から。

浴室入室し一番手前の席でササと支度。江戸川区おなじみのシャンリンボディソは備えあり。しかしこの席、シャワーの締まりが悪い。きっちり締めても当分ポタポタ。水道代が勿体ないので他の席に座ったほうが良いかもと思う。

まずはひたすら炭酸泉で予熱。熱くもぬるくもなく39度台くらいか。薬湯も入りたかったけど先客様がおられたので断念。一般的に混みがちな炭酸泉だけとこの日のここは空いていたので、ゆっくりのんびり浸る。

ミュージックフェア的ではないシンプルな階段で、サウナ室と水風呂がある階上へ。

サウナ室の扉を開けるフックはよく見る勾玉風の形状ではなく、凹の字の横棒をかなり長くしたみたいな形。結構長くて存在感があるので手首にぶら下げているとなんだか気になる。定規としても使えそうねなんて思いながら。

L字2段で結構広いサ室。12人くらいは入りそう。座面にタオルが敷かれているのだが、床にきっちり沿うように畳まれているのが好み。基本的に整然としてる状態が好き。そして壁に可愛い巾着がぶら下がっている。中身はいい匂いのタブレット。剥き出しでおくより香りがふんわりするし、見た目もいい。12分計温度計あり、室温94度。しっかり熱いのだが暑苦しくないのがこちらの良いところ。ストーブ前の下段を定位置にしてゆっくりと過ごす。

顔を上げると、サウナで蒸されながら瞑想すると気持ちいいよという主旨の張り紙。行い方の説明も。だからなのか。先ほど入室した際に先客様が安楽座で膝の上で手印を結んでいた。ドア真正面で全開になった股に度肝を抜かれたが、きっと瞑想の向こう側にいらしたのだろう。郷に入れば郷に従うのみだ。とりあえずバスタオル巻いてわたしも瞑想しようじゃないか。

唯一悩ましいのが、このサウナフロアにシャワーがないということ。いちいち下階に降りるのも面倒だし、うっかり足を滑らせるのも怖い。ので普段はやらない水風呂汲み出し作戦決行。で汗流し水風呂イン。地下水を使っているからか季節によって温度が違うらしく、この日は体感20度。水温計は25度を指すがそんなにぬるくない。

このフロアには休憩用のベンチが2脚。施設紹介の欄にもあるが、窓を開けて頭だけ風に吹かれる外気浴スタイルが最高。冬は特にいい。体が冷えすぎず頭がしゃんとする。いい時間。

ゆるゆる反復して脱衣所へ。過去何度か伺ったのが休日だったからか混んでいた印象だったけど平日の夕飯時は割と静か。ほっと癒されバスで家路を急ぐ。

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れさわ

2023.12.07

2回目の訪問

今週はいつ明神行く?と聞かれて小躍り。今月のクーポンは唐揚げオーダーで2個増量。LINE登録すると毎月お得な何かがあり、コスパ大好きな夫婦を惹きつける。

朝風呂と言いながら14時までに入館すれば割引800円。夜風呂もあるし、割り引かれない時間な方が短いくらい。

サ室、この日はかなり満員御礼!17名定員と明記され、さらに各自用タオルマットが設置されてその上にのみ座るべしと記載されており、17枚のマットは大体満員になるかならないかレベルの回転率。しかし私語なく静かで快適。90度でゆるゆる。

この日の水風呂はよく冷えていて10度。最近10度に遭遇する率高い。ノンバイブラでバッキバキ。この日の最大は3人だが全く窮屈感なし。

外気浴は露天にプラ椅子とリクライニングがあり、結構混んでるのにリクライニングでゴロゴロできてラッキー。全4巡、ゴロゴロ〜、ゴロゴロ〜。

内湯はぬるい方と熱い方があるひばのお風呂、外はソロひのき風呂が3つくらい、あとぬるいお風呂と岩風呂2つと。これくらいシンプルで、かつ1階層で移動せずに済むスパ銭ってラクでいい。しかし家の人がそろそろ刺激を求め始め、さて次はどのご近所サウナにハマるのかしら…

一度帰宅し仕事を片付け、夜は須賀乃湯さんへ!最高に楽しいおしゃべりタイムに癒されました。

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れさわ

2023.12.04

1回目の訪問

仕事で青梅の先の方へ。かなりの空き時間が発生し時間潰そうとなり、最寄りにあるのはファストフードでもなく喫茶店でもなくここだった。

ひとり960円、タオルは販売のみ。こんなこともあろうかと、いやそうではなく帰りに銭湯でも寄ろうかなーと思ってバッグにタオル入れていて大正解。シャンリンボディソは備えあり。一階には寝転がれる畳敷の休憩室やレストランがあり、大浴場は二階に。男女入れ替え制だそうで、この日は女湯が和風サイド。なんて知ったのも後からのことで成り行きに身を任せる。

なかなかいい感じに空いていてゆったり。常連さんたちのお喋りも耳に心地よく響く。内湯は大きな浴槽とおひとりさまサイズの檜風呂、サウナと水風呂。露天はお休みベンチと大きな露天風呂。水風呂は水道水ですと明記され、すなわちそれ以外は全てつるつる温泉ということだ。どのお湯もぬるめ設定で、特に内湯(L)は39度弱くらい。仕事の合間だというのにゆっくりのんびり浸かれるなんて。ありがたし。

サウナはストレート2段、定員4名くらい。黙浴ポスターが貼られていてなんか久しぶりに見た気分。昔ながらのフィンランドサウナって感じの板張りの壁、メトスの12分計と室温計、柵で囲まれてあんまり見えないけどストーブもメトスっぽい。無音で明るめ。入口に備えられたビート板を持参するタイプで、マットはあらかじめ敷かれていない。大体ソロかあともうお一方ってくらいの人口密度で快適。だいたい90度。安定感のある熱、清潔感もあってさらっと寄ってこのレベルならちょうどいいじゃん。と思う。和風と洋風、サウナはなにか違うのかなと想像。

水風呂は深い。段差がなく直で降りるスタイル、ノンバイブラで10度。パンチのある冷えっぷり。早朝から外で立ちっぱなしだったのでこれ以上冷やさないようにさっくりと。でもサウナの熱がかなり芯まで入っているので冷えすぎる感じはない。しかし深い。ついでに言えばソロ用檜風呂もめっちゃ深い。足を滑らせないよう注意深く進むが吉。おばあちゃんになったらなかなか入りにくいぞ、と思い今のうちに入っておこう。

外気浴はもちろん露天のベンチで。確実に水風呂より冷たい風。黄昏というより薄暮の時間からどんどん夜が近づいてくる。NHKのドキュメンタリー番組でかかるような、高尚すぎない現代音楽、みたいなBGMが流れている。最後の外気浴の後は体が冷えたので露天で温め直してシメる。

ロビーで溜まったデスクワークを吐き出してお食事処で晩ごはん。かなり不思議な味わいの天丼を食べたのだが写真は撮り忘れ。武蔵五日市駅から送迎バスもあるし、案外行きやすいかもしれない生涯青春の湯。ネーミングがなかなか濃ゆいな。

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れさわ

2023.12.03

1回目の訪問

サウナ飯

弾丸すぎる旅の始まり。

雪降るらしいけど大丈夫?と何度か聞いたけどスルーしてスノーブーツもヒートテックも不携帯、が不慣れな寒さと雪に完全に心折れまくる家の人。温暖湿潤気候に分類されてるらしいがここは北海道、見栄より備え。

無駄なく見るべき史跡を効率的に回れるナイスな市電のおかげでひとまず行くべきスポットを巡りまくり、15時オンタイムでチェックイン。明るいうちに眺望を愛でてきますとダッシュで大浴場にイン。観光地のホテルサウナ(除く温泉地)はチェックイン開始時刻直後が空いてると思うのだけど実際どお?

ドーミーも野乃もそれなりに泊まってきたけどラビスタは初めて。ここも共立さんのあの感じ…と思ったら大いに違う!驚き!

まずお出迎えはシャンプーバー。ブランドは忘れたけどオーガニックでハーバルな香りのを選び備えのプラカゴに入れて浴室へ。シャンプーバーは数多あるけどプラカゴが備えられているきめ細やかな配慮。浴室はなかなか広め。大きな窓からほんのり注ぐ15時の柔らかい日差しが好み。ナトリウム系の白濁した湯から立ち上る湯気を眺めて予熱。雪の露天が最高で、少し熱めで広めの浴槽、ソロ用の壺に檜はちとぬるめ。ひらひらと舞う雪と躍りながら回遊。温泉としても過不足なく、個人的に最高。

あったまったとはいえしばれるねー、と傾れ込むサウナ。ぬるめやさしめ温度なのは共立さんにしては意外。ストレートなボナ、2段か3段か忘れる記憶の全ては窓からの眺めに奪われた。大きな窓から見える函館ベイの風景。くれなずむ刻ならではの灯りの移ろいに心奪われる。窓を開ければ、いや開かないけど港が見えるサウナは大好物なのだ。まったり優しい熱に癒されながらゆっくりゆっくり3巡。ぼんやりと景色を眺めながーくサウナに浸る幸せ。最高。

汗流し水風呂は冷えすぎないがちゃんと整えてくれる温度。こんな冷え冷えの函館で水かよ、ってならない適温がすてき。

外気浴は露天…もある、なんなら寝そべることができる板間的なスペースもあるのだけど雪と寒さに腰が引ける。そんなビビリのための素晴らしい配慮が、露天と内湯の間にあるプラ椅子の存在。他にお客様もいないのでここを定位置としてゆったりまったり、露天と内湯の空気が混ざり合う時間を楽しむ。

風呂上がりはおくつろぎスペースへ。自販機でレサワ買い、サウナとはまた違う角度から見える函館の街をつまみに飲む。もちろん共立さんお馴染みのアイスキャンディーもあるけど酒に気を取られた。なんなら夜鳴きそばも食べ忘れたくらいに、このすてきなサウナと函館を楽しみまくった。そして楽しいのはこの建物。文字数尽きたが食べまくったあれこれも書きたかった…!

ハセガワストア ベイエリア店

やきとり弁当

ずっとT字路sが流れてて港町と合うねって思いながらテイクアウト。あれこれ食べたけど函館らしさベスト1

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れさわ

2023.11.23

3回目の訪問

サウナ飯

竹の湯

[ 東京都 ]

駅のサインボードに「サッカーの聖地」って書いてある四つ木。グラウンドもチームも名門校もないがかのまんがの作家様ゆかりの地だかららしい。そのまんがについて然程の知識はないが、この駅には様々なギミックがあってなんかもうサッカーまんがのファンみたいな刷り込み。

週末だからねとゆるゆる鳩の街を彷徨いて流れる。ぬるくてゆっくりしてたら22時半過ぎにサウナの電源が切れたと家の人が泣いてた…

鳩五五酒場

麻婆焼きそば、焼売ミックス

『原色の街』のナイスな酒場。玉の井、鳩の街、立石と物語の舞台が連なる墨東

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