2020.03.29 登録
[ 東京都 ]
北千住から日和って都バスに乗り2停留所め、そこから徒歩5分強。入口は近代的な自動ドア。フロントの方がネイリストばりに長くそして作り込まれたネイルで器用にスタンプをラリー台紙に押してくださる。サウナ込み1050円はPayPayで。大小タオルと利用者の証リストバンド受け取り脱衣所へ。
寒い夜だからもっこもこのダウンに分厚いニット。ロッカーにパンパンに詰めようとしていたら、常連マダムさまが「サウナの人はそっちのロッカー使えるのよ」と教えてくださる。よく見たらリストバンドに鍵がついていて、通常より縦長で荷物が多く入るロッカーの番号と呼応している。このミスよくやるんだよなぁ。と思いながらゆるゆる支度しつつ、マダムたちとサウナ&温泉談義。ほっこり。
ここのペンキ絵はデカい。随分前に読んだ銭湯絵師・早川利光氏のインタビューによれば、件の大黒湯さんと並び都内で五本の指に入る大きさで、高さもあるので描くのが難しいとのこと。雅号は見えないがおそらく今のものは中島盛夫さん作ではないだろうか。見たことないマークのついた薬湯、そして露天で予熱入れ金の湯ならやっぱ金色、にほぼ近い黄色いタオルに包まれサウナ室へ。ちなみに「きん」ではなく「かね」と読むのね。
きれい、絶妙にうす暗い、静か、自然な木のいいにおい、ボナ!もう何も申し分ない素晴らしいサウナ室。最近薪とか炭とか石とかかなり原始的なサウナばかりだったので、この近代的なすっきり感が新鮮!斬新!ってタイムスリッパーかよ。L字2段。先客1名さまがどんつき上段で綺麗にあぐらをかき、まんがなのか単行本なのかを読んでいらっしゃる。張り紙の「以下お断り」リストに新聞雑誌のお持ち込み、とあるが本はアリなのか。そんなことより素晴らしいサウナ。どの席に座ったって安定の熱はこの日93度。静かでいいにおいで絶妙な明るさで尻の下のタオルはピンと張られてサラサラと清潔だ。ああ、近代…
メロメロと熱に長居して汗流し水風呂は18度。この温度もまた絶妙。程よく冷えてなんかうっかり長水風呂してしまう、冬なのに。
サウナも水風呂も長居なんで、露天での外気浴はバッチバチ!瞬間あまみも出て、脳内で幸せ物質がマーブル状態。確かにここプラ椅子置ける…と思いながら、他にお客様いらっしゃらなかったので露天岩風呂端の岩に座る。極楽…
すっかり整い、帰りは千住大橋駅まで徒歩25分。ほんわか幸せ。
連日足立区銭湯なのだけどサウナなしばかりで少し日が経った過日の夕食!徳島で食べた豆天お好み焼きをおせち余りの黒豆で再現。本場は金時豆なのだけど、黒豆で作ると小粒な分生地とのなじみがよく個人的にはさらに好き!「天」は天かすで代用!
[ 東京都 ]
日比谷線に揺られながらGoogleマップを検索すると、入谷から都バス草41系統で足立梅田町に行けることを知る。慌てて飛び乗り一日乗車券を買い、台東区荒川区そして足立区を走り抜ける。
以前訪れたのは西新井周辺の銭湯を束ねたスタンプラリー、アリオ西新井の銭湯好きスタッフさん発案のイベントだった。「ダメよ〜、ダメダメ」の方を思い出された御仁のサ活を拝読。わたしの脳内には千昌夫さんのアケミシリーズと「
CHA-CHA-CHA」が鳴り響いている。
スチームサウナ無料550円、こちらもやはりPayPay利用可能。フロント横でブーツがとんでもない安値で売られている。一瞬征服欲に駆られるが、オサレと安値と景品のバランスを崩しそうなんで一旦お見送り。惣菜だったり靴だったり色々なものを売っている足立区銭湯の懐深さたるや。脱衣所で支度しながらBGMに耳をやると中島美嘉「雪の華」。たぶんUSENのA-06を流している。
髪顔体洗い前回気づかなかった?当時はなかった?問題に気づく。薬湯があったらしい浴槽がカラのままであるなど、なかなか大変そう…なんて思いながら足立区銭湯について考える。
・他区にないほどの駅近銭湯が複数ある反面、最寄駅から15分以上かかる銭湯も散見
・これまで全銭湯にシャンリンボディソが備えられていたもののブランドにばらつきありすぎ(泡で出てくるゆっポくんブランドもあれば、スパ銭やビジホでおなじみのジーラも)
・惣菜、靴、オリジナルグッズなど謎物販が自由
なんて脳内で仕分けつつサウナへ。
ここはシンプルなスチーム式。各所でお見受けする、ストーブに二連シャワーからの水が注がれ蒸気を発するタイプ。室温は確認していないが、おおよそのスチームサウナあるあるの体感60度くらいのやつ。スチームだとサビちゃうからスピーカーやラジオや、音を発する何かはないんだよな。千昌夫さんアケミシリーズ楽曲を脳内再生しながら蒸気を眺める。
結構きちんと冷やしにかかる水風呂22度。この季節のスチームサウナは水風呂とのバランスが難しいなー、とサッと冷やしてまた浴槽で温まる。
ともあれ明美さんがお元気で何より!末長くお元気で!とほかほかしながら脱衣所に流れる松田聖子「時間の国のアリスでUSEN「歌謡⭐︎ヒットパレード」を確信。そして帰りも草41→あれやこれやで都バス一日乗車券のモトを取る。尾竹橋、そして西新井橋。隅田川を越え荒川を越え変わる景色は空の色の移り変わりが美しい。団地や高速道路に切り取られた東京東側の、夕方の川景色が好きだ。
[ 東京都 ]
能登に想いを馳せながら。
西新井駅から鹿浜都市農業公園行きのバスに乗り4つめの停留所で下車。ロードサイドあるあるなお店たちの間から顔を覗かせるじんのびビル。メロンの味がしないメロン味のかき氷みたいな緑色が、小さいながらも圧倒的な存在感を放っている。道中で出会ったはちわれねこさんに「こっち」と案内され、次に出会った黒ねこさんに「ここ」と誘われ。
足立区の銭湯はPayPayがめっちゃ普及していて、こちらも例に漏れず。900円でバスタオルと、サウナ利用者の証となる赤札付きスパイラルゴム受け取る。今日は向かってフロント右の「東の湯」。お遍路QRコードを読み取っていたら「お遍路さんに差し上げてるんで」とポストカードを頂く。嬉しい。
ロッカーの鍵もスパイラルゴム付き、サウナ札と逆側の手首につけないとこんならがるのでご用心。浴室入口に私物入れ棚、サウナ室入口にフック。こういうちっちゃな工夫と配慮が嬉しい。
備えのシャンリンボディソで支度して、まずは露天で予熱。引き戸の建て付けが悪くて苦戦するも、なんとか出入り。修理依頼はしているよと張り紙あり。次回訪問時には直っていることだろう。戻って室内で歩行浴。コンパクトで浅いとなめてかかったら足つぼ石が痛いのなんのって。
サウナはL字2段。下段テレビ正面に先客様、少しずらして上段テレビ見える位置に腰掛ける。テレビ横に鎮座するストーブには、デカデカと「CERA STORM」とロゴが入っている。あたり湯さん、重の湯さん…過去出会ったセラさんたちにはこんなロゴ入ってなかったはず。室温83度。肌表面がチリチリしない、面でくるような優しい熱を感じる。なんとなくだけど。1回10分くらい、のんびり、じんのび。
汗流し水風呂は22度肩までしっぽり浸かって冷やす。まあまあな広さがあり3人くらいは余裕で入れそう。汗流さず入るのは監禁との張り紙。手書き、プリント、テプラ風。各所にクセ強くもほっこりするじんのび名物注意書き。
外気浴は露天のプラ椅子にて。2脚あるうちの奥側を選びまったり。セラさんがしっかり温めてくれたので、冬の外気を心地よく感じる晴天の午後。お風呂は明るい時間に入るのが好き…。
1月から始めた足立区銭湯スタンプラリー、残すはあと15軒ほどでその大多数はサウナありで駅から遠い。ハイリスクローリターンなほぼ無理ゲーをハシゴなし全軒違う銭湯でクリアしようとしている。遠い目で風に吹かれてたらスマートバンドからお呼び出し。足立区、北区、豊島区を走り抜けるバスに揺られて羊ラーメンとビリヤニを食べるイベントへ急がねば。次回はねこさんたちにお会いしたいし、あの広間で生ビール飲みたいな。
[ 北海道 ]
帯広空港19時10分発の飛行機で東京に戻る。ランチ食べて13時に帯広駅バスターミナルで十勝川温泉に行くのは無理?と悩む…否!多分きっと十勝バスさんがどうにかしてくれるはず。
13時26分おびくる発で14時前に観月苑着→16時17分観月苑発で17時くらいに帯広着→17時40分帯広発で空港に行けばお土産買えるくらいの余裕スケジュール!なんなら駅前で30分くらい飲める余裕!
正味2時間あればゆったりモードで心の余裕。フロントで日帰りひとり1800円払い大小タオルセット受け取り、ロビーラウンジ向こうに広がる風景をしばしぼおっと眺める。
帰り支度の先客様とすれ違いつつ身支度。他にお客様おらず貸切利用。
疲れていたのだ。心身ともに。帯広にはナイス公共浴場たくさんあるけど、とにかく静かで程よい温度できれいで導線の良いストレスフリーな場所で無になりたかった。
そんな切実な願いにちょうどいい癒し。
身支度して予熱は露天、内湯、寝湯。どれもモール泉。あつ湯ぬる湯って概念なくて、だいたい40度前後に保たれる感じでまったり。家の人はここのモール感めっちゃ好きって言ってた。
サウナは女湯L字2段。男湯もそうで、だから家の人誘ってみたのだが、とにかく薄暗くて静か。ラドルで水掬えてるのか否か見えないくらい暗い。この暗さが外向きの眼を閉ざして心の眼を開かせるのだろう。知らんけど。砂時計がたくさんある。温度計はないのか、わたしに見えないだけなのか。針葉樹のアロマが投入され1時間ほど経った水を石にそっとかけ、静かに蒸される。誰もいないし誰も来ないので、バスタオル敷いてばーんとごろ寝して熱を受ける。汗は出るけど熱すぎなくて15分くらい全身を温める。寒すぎる道東の冬。熱いというよりあったかいんだから…!
水風呂は当然グルシン8.6度。15度とかにするには温めないとだから。無音静寂ほぼ何も見えないサウナでパンパンにあっためないと秒で出たくなる冷たさ。わたしは肩まで10秒で限界でした…!
ヒヤッヒヤに冷えて外気浴は露天デッキチェアが最前線。ただ午後ビューは眩しい!遮るものがなく空気が澄んでいるので、サングラスかけないと目がやられる眩しさ。で庇の下に逃げて風を避けつつ横目で平野を眺めるのもいいし、サウナ水風呂外気浴の温度テンプレなら浴室内にふんだんに置かれた椅子に座るも良いかと。
5巡目くらいまでまったりとソロで楽しむ。あついなーと思ったらサウナを出て水風呂に入ったり風に吹かれたりしなかったり。15時半近くなってぼちぼちお客様が増えてきたのでゆるっと退室。結構海外からのゲストも多そう!お昼過ぎの時間が狙い目かもです👀
[ 北海道 ]
氷点下の平野にポツンと佇むバレルサウナつきキャビン。事前買い出し必須、最寄駅なし、完全防寒対策マスト。難関すぎるが、ここは素晴らしい。
素晴らしく明晰な文章で北の憧れサウナたちにまつわるレポートをサウナイキタイに記録してくださる札幌のサウナーさんが撮ったこの地の写真を拝見し、いつか絶対に行きたいと思っていた。
すんごいたくさんの鶴が来るのよ!しかも丹頂鶴。道東の12月なんで一面の雪!って訳じゃないのは知っていて、しかし寂寞たる野っ原に頭のてっぺんを赤くした鶴の大群がある。そりゃ「野生動物眺め隊」の我々夫婦としては行かずにおれん。そんなでちょっとした手段を講じ、下町酒場仲間夫妻をお誘いしビュンと釧路空港へ。途中漁港の釧ちゃん食堂でザンギとかサーモン親子丼とか食べて、道産ワイン(ガチのやつ)入手し、和商市場で仙鳳趾産の牡蠣とかでっかい蟹とかしこたま買い込んで車で約1時間。鶴を見て。
いつもながら前置き長くてごめんなさい。だって遠いんだもん。
チェックイン時間にたどり着くと、管理人氏がすでにサウナを温めてくださっている。ありがとうございます😊ひと通り設備についての説明をお聞きし、イェイ!サウナに行ってきます。
噂のロシア製バレルサウナはキャビンから徒歩20歩くらいか。しかしここは氷点下、絶対に気を抜いてはいけない。まず移動時はポンチョと靴下着用必須、すべらない歩行法でゆっくりと歩くべし。数段の階段を降りていざ、樽へ。全室でポンチョと靴下脱いで入室。あ、混浴ゆえ水着着用です。
熱源は薪。ストーブに薪をくべつつ、室温次第で様子を見つつ、ストーブの上に積まれたストーンの声を聴きロウリュ。じゅわーと広がるいい音。広がる熱。さすが極寒冷地ロシア製、そしてバレルだけあって熱の回りが素晴らしい。しかも熱くなりすぎない。ので汗は出るし十分熱いのだが、気持ちよくてゆったり過ごせてしまう。ゆるゆるおしゃべりしながら過ごす。まるでリビングルームのように。
汗流し、といっても水道から流れる水はギリギリ凍結寸前のグルシン。水風呂は蓋閉めておかないと凍る。さすがに腕を浸す程度にとどめるが、家の人は果敢にダイブ。フィンランドでも海や湖に浸ってたなこの人…
外気浴は水風呂以下のマイナス設定。インフィニティチェアがったん!とゆるもうとするけど寒すぎて。吐く息は白く遠い空へと吸い込まれる。寒すぎるのですぐまた樽へ。あまりに寒い場所では水風呂も外気浴も一瞬でいい。それでも天国。
夜は牡蠣と蟹三昧。そして翌朝も薪をくべてサウナアゲイン。また鶴見て回転寿司行ってまた和商市場で飲んで食べて。最高すぎる釧路そして鶴居村!
わたしの人生最高温サウナだと思う。
明洞で太刀魚メインの朝ごはん食べて地下鉄に乗ってなかなかの距離、からタクシーで。
カードは使えるので家の人にまとめて払ってもらい、女湯は小タオル2枚と館内着受け取り脱衣所へ。女湯は小タオル2枚はソウルも釜山も各種施設共通?引き続き来年も深掘りしていきます。
辿り着いたスッカマは炭ゴウゴウの炉から左に高中低の温度帯三窯、右に90度折れて薬草の香りの窯。まずは様子見で中温。靴下持参はスッカママストです!韓国バージョンは、高温ルームには備えの下駄と木椅子持って入室しないと即死です。なんなら中温も様子見で。
こちらの中温はマイルド系で、友と家の人と3人で入ってあったかいねーとなごむ。でも多分120度くらい?下駄も木椅子もいらんし他にお客さまもいないしでゆるゆるおしゃべりしてるけど、なかなかいかれた熱さのような。郷にいれば郷に従う我々のクレイジージャーニー。
温度は高いかもだけど釜山の例のスッカマより柔らかく、芋焼いたり餅焼いたりマイルドな空気感。露天ではないが風の吹き抜ける場所を目指しほとぼりを冷ます筵。
いざ高温!
重いカーテンを開けて入室。頭は2枚タオルでガード。…マジ痛い痛い!!!ってくらいに熱い。続々と我々退室。炭熱マックス確かに180度か。から風呂同様毛布と頭巾は必須かもしれぬ。怖いくらい熱い。しかし旅先に毛布を持参するとか…方法を考えたいが1分いられるかどうかのこの熱さ。
命拾い的にまた筵で生きててよかったってひと息つき低温度に向かいほのぼの。そして薬草室へ。ここがいちばんくつろぐ。よもぎメインのハーバルな香り、ほんの少し甘さもあってナチュラルアロマ効果最高。深呼吸して。
途中喉乾いてポカリ買う。現金縛りで2500ウォン。窯あがりの一杯っつってKelly買ったら3000ウォン。スッカマ後の辛ラーメンさぞかし美味しいんかな…と思いながらタクシーとバス乗り継ぎ東大門の宿泊先近所にダッシュ!冷麺めっちゃ美味しかったです。サウナ飯店舗情報が紐づかない無限ループを数日経てやっと投稿します…!ミシュラン冷麺情報入れたかった😭
[ 京都府 ]
このスッカマ最大の攻略法は、焚き上がり時間を事前チェックして整理券を入手し1巡目、あるいは熱も人も落ち着いた2巡目に行くことだ。3巡目になると高温窯でさえ中温になっちゃうから。といっても110度なんだけど。
住所は京都だがもはや正解不明、京阪奈境目のインテリシティを路線バスで駆け抜けてロードサイドをトコトコ歩く。この地において足は車だ。人の姿はない。
スッカマキット入りビニバ受け取り予熱は露天の天然温泉。もうすぐスッカマ焚き上がり時間だなぁと思っていたら、お姉さんたちがゾロゾロとロウリュサウナに歩いている。なんだべ?と張り紙見たら毎時0分にオートロウリュがあるらしく。そっち乗っかってからスッカマかな。と日和る。
入室して程なく始まるオートロウリュ。熱すぎないねぇ。今日みたいにバカ寒い日はヒートショックにならなくていいかもね…なんてふわっと熱に浮かされていたらスピーカーから謎テーマソングが流れてくる。
スッカマ、スッカマ、天然温泉源氏の湯♨️
多分この語感がいいんだろうなぁ。
スッカマ!
とりあえずシャワーでパッと汗流しスッカマへと小走り。
高温ルームのデジタル温度計が137度となっているのですわ!と入札しようとしたらスタッフお姉さんに止められる。どうやら定員制らしく、整理券逃した日和見客は2巡目をじっと待つべしという掟らしい。ゆるっと待ちながら温度変化を見守るが、緩やかな下降でホッとする。
入室OKのコールをいただき、木底のスッカマ履きと一人用木椅子持ち込み入室。スッカマ履きも椅子もちゃんとメンテされて清潔感がある。感激。フロー自体は韓国のと同じ。体感温度はといえば多分結構熱いはずの134度。でもから風呂や韓国スッカマほどのやべー感はなく、しかしそれもおかしなサウナに慣れすぎ始めているからかもしれない。ひつじ巻きした頭と敏感肌を守る感じでバスタオルをぐるっと頭中心に巻きつけ、肩や腰は館内着ママで熱を浴びるのも気持ち良し。12分くらいで退室。
このタイプの熱に水風呂はいらない。ましてや冬なので外の風に吹かれるのがベスト。ここは吹き抜けの外気浴スペースでごろ寝できて正しくスッカマ!
人の出入りなどもありどんどん室温が下がり、中温部屋は3巡目で80度を切る。そこで炭師のおじさま登場!ゴザというにはすごくきれいなゴザを床に敷き、炭と汗が美しく刻まれたすてきな笑顔で「ゆっくりしていってねー」と。こうやって人の手で温められて保たれ、支えられている温熱の尊さよ。熱と窯への愛が溢れるスッカマ。関東にも作ってください誰か!
[ 大阪府 ]
書いたこと全部消えてなぜかチェックインのみになってる悲しみに負けず書き直す。
女性専用ロッカーフロアで例のムームーに着替え、風呂サウナに要するアイテムをビニバにぶち込み2階の浴室フロアへ。
コンパクトなカランでササと支度し露天で予熱。流れで露天のロウリュ式サウナの扉を開く。ナチュラルに薄暗くヒーリング音楽流れるこのタイプは家の人好みのやつだ。左右の壁に15分式砂時計。落ち切ってから「かけていいですか?」とお声がけしてまずは少なめに回す。ジュワー音が弱めなのは石が疲れているのか。深追いしすぎず追い水も少しに。ハルキ先生も石の声を聴けって言ってたし。
導線上判断で水風呂も露天から。肩まで浸かれるおひとりさま仕様、水温は17度くらいかな、結構冷える。冬の夜のここの空気いいな。
よくよく冷やして外気浴は露天のアディロンダックチェア。パタと倒してそんなに見えない空を仰ぎ見る。ここが塞がっていてもプラ椅子あるし、ゆったりできてすてきな外気浴。
少し冷えたのでマイルドに岩盤浴的なルームへ。バスタオル敷いてかけて、うっとり夢心地でゴロゴロ。岩盤浴別料金システムだとそんなにゆっくりしないしってパスしがちだけど、インクルードだし1室だけなのでさりげなく楽しめる。
そうこうしていたらハット持ちヤングたちが熱い方のサウナにゾロゾロと流れていくので後をついていくと、タイミングよくロウリュタイム。1日4回あるらしく、最終回20時はおやすみロウリュとかってマイルド系?抹茶?とバニラのにおいがする氷をストーブに載せてブロワーオン。前面も背面もぐおおおんと風に吹かれてバンザイしながらアツアツに。
汗流し内風呂強冷水風呂は17度くらいか。風のインパクトとちょうど良いバランスで冷える。からのくつろぎは室内の寝椅子で。
そういえば塩サウナもあったの扉を開くと、想像以上に温度高め。奥の薄暗い洞窟はごろ寝温浴にちょうど良い感じだったので、塩はのせずにゴロゴロ〜、ゴロゴロ〜。
ここに一生いて温浴し続けたいと多幸感に満たされながらレストランフロアへ。青いムームー姿の善男善女に埋め尽くされた席。韓国唐辛子とごま油とにんにくが入り乱れたにおい。ちりとり鍋の誘惑と闘いながら、だってさっきひとりで焼肉食べたじゃん!って欲を押さえ込みレモンチューハイ1杯でごちそうさま。
念願のムームーは、中年の肉感を拾わないすてきな素材とシルエットで、れさわ版館内着ランキング1位確定。買って帰りたかったのだけど在庫なく無念の断念。これ買うためにも必ずまたすぐ来る!今回は満室で諦めたけど次回はベッドのある半個室に泊まる…と心に固く誓う。
[ 徳島県 ]
4台停められる店横の駐車場はガラガラ。入浴を終えて一服中のお父さん。開店わりと直後の味わい深いインフラ感。
フロントで450円の入浴料と、あ洗浄剤何もないねって20円の石けんをふたつ買う。フロントのおばあちゃん、ゆったりした口調に癒される。
荷物入れロッカーの鍵が難しくて手こずりながらなんとか要領をつかみ浴室へ。入り口すぐ脇にサウナ室。…あれ、ひとり入ったらもう満室⁉︎ストーブ横に座る牢名主のようなおばあさまにギロリと見据えられドキドキしつつまずは支度。
ゆっくりと徐々に入室する方退室する方。人気でも不人気でもないローカル銭湯のゆるり感。男湯は賑わっているのか、ワイノワイノと男声が漏れ聞こえる。そんな背景音も楽しく、バイブラ、ゆるジェット、入浴剤薬湯で温まる。
牢名主様が退室されたタイミングでするりとサウナ室へ。死角で見えなかったが実は3人定員仕様。ストレート1段で、ストーブ横の1席は牢名主様席。ドラえもん柄のレジャーシートが敷かれている。トイメンの席は標準体型なら2人座れる広さでタオルマット敷き。コンパクトマイマット持ってきて正解。無音。時計温度計なし砂時計は牢名主様専用的なので手は出さない。あくまでも外様ですが熱をいただきありがとうございますと無言でお礼。狭い部屋に遠赤外線ストーブ。体感84度くらいかな。清潔に保たれていて汗臭くもケミカルなにおいもない。かなり好きなタイプ!
立ちシャワーで汗流し水風呂はすぐ横。するりとすべり込み水温20度くらいか。タイミングよく待つことも待たせることもなくゆったりひとりで肩までしっぽり。
外気浴スペースなくカラン前で風呂椅子に座る。ゆったりとしたペースで出入りするお客さまの流れを眺める。徳島駅周辺は数軒銭湯があり、わりと銭湯文化がゆるりと愛でられている土地のような感じがした。結果的に四国四県すべてに足を踏み入れた2024年。結構徳島は美味しいものも美しい風景もあって素敵だ。徳島→兵庫(淡路島)→香川→徳島を風呂とごはんを堪能しまくり良い夏休みでした(もう12月やけど)。
[ 香川県 ]
駐車場にクルマを入れてチェックインしようと道路の向こうを見上げたら、愛媛銀行の上にヤノベケンジのねこ!ねこに見下ろされながらドーミーにイン。
わたしの知る限り主要都市駅近のドーミーは他のビジホより少し駅から歩く印象。でもここはかなりの好立地。そのせいかフロントはインバウンド客を中心に休みなくゲスト対応にフル回転。案外(失礼)高松は外国人観光客に人気らしく、ホテルはもちろん有名なご当地グルメ、骨付鳥の人気店は1時間待ちとか。受付台帳には各国の言語が並ぶ。
と、いうことはだ。確実にドーミーの浴場もパンパンに混むはずだ。そう予測し夜は遅め23時頃なら少しは空いているかとインしてみる。が脱衣所にまでカラン待ち客が並んでいてこれは無理だと諦める。
やっとのドーミー大浴場インは翌朝。絶対にすいていて清掃状態も良い時間に入りたかったので、サウナ停止明けジャストの5時に大浴場のある11階にたどり着く。予想通り女湯はわたしひとり。でも男湯はそこそこに客入り…?みんな頑張るなぁ(わたしもね)。
サウナはL字2段。格納式ストーブあり、テレビなし。おなじみドーミーサウナのとくさしさんBGMが流れている。この音楽、ビート板、ヒノキの香り、ボナの温度。日本全国どこにいても変わらないドーミーサウナクオリティの安心安定感。だからなかなか他のホテルに泊まろうって話にならないレベル。
水風呂も安定の程よくキンキン、浸かるとすぐ水温を保つべく新鮮な冷水が補給されるシステム。これも安定の。
外気浴は露天にプラ椅子が4脚。高松ドーミーはカラン4席なのに、だ。座りたいけど座れない、座ったからにはゆっくりしたい。そんなニーズに応えてくださってる感じ。好き。
食べすぎたので夜鳴きそはもアイスコーナーもパス。朝は乳酸菌飲料飲み休憩室であんま王。寝ぼけて家の人に話しかけてしまったけどそこにいたのは見知らぬ方。失礼しました!
魅惑のドーミー朝食ブッフェも今回はお見送り。朝9時の開店めがけて、某グルメサイトのうどん部門全国1位のうどん店で朝ごはん食べ、丸亀に戻って庭やうちわを見て、全国でいちばん牡蠣を食べる香川県民に倣う。
[ 香川県 ]
キャベツ、ネギ、トマト、玉ねぎ…野菜が盛られたカゴ、小さく切られたダンボールの裏に値段が書かれている。風呂兼八百屋さん、的な…?
営利目的の施設ではなく、保存会の志で運営されているから風呂。フロントに座っていらっしゃるのも保存会の方だろうか。利用料ひとり500円と、何をレンタルしたら良いかをお聞きしそのレンタル料も払う。お客さまなのか、保存会の方なのか、キャベツ1玉片手に色々アドバイスしてくださるお父さん。地元の方々との触れ合いに心温まり、長時間運転の挙句に謎の施設に連行され下がり気味だった家の人のテンションもにわかに通常運行の少し上に。頭巾やらスウェット上下やらお借りして、利用料込みで二人合わせて3100円。更衣室というか座敷というか荷物置き場というか…で着替えて私物ロッカーなんてものがない。車で行くなら財布とか携帯電話は置いていくが正解!
「中にベテランさんがいるから色々教えてもらえるからね」とフロントさん、キャベツさんに見送られから風呂のドアを開ける。多分我々が着替えている間に声かけてくださっていたのだろう、お兄さんお姉さんが「座布団持ってね」「毛布はそこから持ってって」と、あれこれ教えてくださる。優しい…
ベテランさんからの教えを解釈すると、このとんでもない熱から素肌を完全に守り抜くこと、そして熱は肌と布(毛布や頭巾)の隙間から入り込んでくるから布でがっつり体を保護することが大事。分厚い布にくるまれて強烈な熱を受けることで、最小限のダメージで最大限、体の芯に熱を浸透させることができるのだ。
ぬるい方とあつい方が共に適温になるのが18時頃らしいが、絶妙タイミングで入店したらしい。「今日は出入り多いからどっちもぬるい」と常連さんたちはぼやいているが、いやいやぬるい方は普通のサウナレベル、あつい方なんて肌出したらギャって変な声出る熱さ。
あつい方3回、ぬるい方1回入室。頭巾と毛布をがっつりフィットさせて体育座りで熱を受ける。じわんじわんと汗が吹き出すが、痛いとか熱いとかそんな感じではなくただ強烈な熱が体の芯を暖めてくる。フィンランド・クーシャルヴィのスモークサウナ、釜山のスッカマ。容赦なく肌表面を襲ってくる炭の熱さは体験してきたが、ああそうか、毛布や頭巾で覆うことによって超高温蒸し焼き状態が生まれて体の芯の芯が温まるのか…我流解釈かもしれないが、先人の知恵を語り継ぎながらこのから風呂を大切に楽しむ地元の皆様の口伝に感謝するばかり。
「昼間は駐車場パンパンで」「40人くらいいたよね」なんて繁盛ぶりを語り合う常連さまたちはお若い方から先輩まで年齢も性別も様々。地元の皆さまに愛され守られている様が尊い…
[ 京都府 ]
ホテルと同フロアの系列スポーツクラブ併設スパサウナ。通常は会員または宿泊客(一泊につき1回利用可)のところ、2024年12月29日まで500円でこのスパエリアをビジター利用できるらしいよ(要は入会キャンペーン的なやつ)。
部屋からタオル持ってきたけどフロントで借りられる。タオルセット付きと心に刻まねば。
サウナ室に入ってびっくりしたのがBGM。前回まではカントリー&ウエスタン(ケニー・ロジャース的な古めの方)だったのがJ-POPになってる!1曲目がNizi-UだったのでK-POPだと思ったら宇多田ヒカル、Vaundy、マカロニえんぴつ…と続き邦楽縛りと気づく。しかし絶妙に古くも新しくもないこの選曲は有線なのか??と検索したところあったよB-74「J-POP 2020's 」。このチャンネルとサウナで出会うのはもしかして初かも。絶妙にニーズありそう。いや考えてみたらフロントスタッフさん皆さん2〜30代くらいって感じなのに、なぜ今までカントリー&ウエスタン(古めの方)だったのか。
そんなことに思いを馳せながら汗を流し水風呂へ進み外気浴は浴槽横のベンチっぽくなってるところで。詳細は何度も書いているので割愛します。
[ 京都府 ]
もう2年ほど前か、サウナーさんたちの集いに寄せていただいた際にこちらが好きという方のお話をお聞きする。以来行きたいと心に温めやっと訪問が叶う。
入口で衝撃のPayPay使えます。こんなに渋系なのに!番台式進化系で謎衝立を使い男女ともに目隠し、すんごい狭い隙間を潜り抜けて脱衣所に入る。DIYみ…?リフォームなんかしなくともなんとか現代のニーズに寄せていく微妙な創意工夫の数々。タオル持ってるけど色々めんどいから手ぶらセットでPayPay600円。サウナインクルード510円は当然の京都で、プラス90円でリンスインシャンプー、ボディソープのパウチにバスタオル&小タオルレンタル付きはお得な感じがする。
なかなかの音量でNHKのニュース番組が鳴り響く脱衣所は、レトロなロッカーに脱衣カゴぶち込む京都スタイル。15時開店15時入店なのに既に入浴終えて出て行くお客様がいる。そしてなかなかの人入り。
パトラッシュ、僕はもう疲れたよ…と髪洗ってたらお姉さまに肩叩かれる。常連さんあるあるのここ座っちゃダメ!っていうアレ?と身構えたら隣のカラン指差し「NANO」って言われる。よく見ると「NANO 使ってみて感想教えて」的な張り紙。
…どうやら髪顔体しっとりナノ水シャワーだからあっちの方がいい水よ!って教えてくれたらしい。お姉さまありがとう!と満面笑顔で頭を下げNANOカランに移動する。水が柔らかくて「ぶふぇ…」って変な声出る。
バチバチ強い電気、ジェット、むらさき湯らしいむらさき色の半露天薬湯(バスクリン的な)で予熱。ペンキ絵はないが鏡広告とポップな張り紙が客の目を楽しませる仕様もまた京都銭湯ならでは。この張り紙に各施設のクセや主張が表現されているのだ。
すごい前置き長くやっとサ室へ。いかついゴールドネックレスを3つほど首に纏ったヌシが王者の貫禄を放ち、他客はいない。「お邪魔します…」と鶸田くんばりのよわよわオーラ+猫背で人畜無害感をアピールして入室。京都銭湯サウナデフォの1段向かい合わせで扉から見て左奥にストーブ、トイメンにテレビ。…いや、京都じゃどっちかいうとテレビよりラジオが多いので、ここはリッチ系かもしれん。温度計なく体感80度弱。遠赤外線ストーブの脇に香太くんが山積みされているホスピタリティ。
水風呂はサ室から一番遠いレイアウト。かなーり冷えてるのとライオン蛇口が京都デフォで体感17度。しかも深い。女湯で1mってとこか。肩まで浸かるとフエェ…!ってキンキン。
カラン前パンパンで陣取るのも忍びないので半露天の蓋に腰掛けてくつろぐ。施設によってはNGのやつだが、ここはそうゆうお客様もいる感じ。多様性と自由!
[ 栃木県 ]
過日の宇都宮。所用ありといえど、結局ここに来るための宇都宮帯同なのだ。
「北関東最大級」と書いてある。
昼に訪問したベルさくらの湯は「関東最大級」と称していた。はて、どっちがデカい??級と北の意味に想いを馳せながら。のちに調べたらドライサウナは北関東最大級、男湯水風呂は関東最深と公式サイトに記載されていたよ。
確かに湯の種類はめっちゃ豊富やし。特に個人的に好きなのは露天。独立した檜風呂、4つ連なる岩風呂は3つ目のぬるさが最低温度で一番下がすこし盛り返す。内外含めてあつ湯にぬる湯に韓法にプールに温泉などなど、湯バリエも北関東最大級やもな。
サウナはあつい、そこそこあつい、スチームの3種。あついのは90度。テレビを挟んでふたつのストーブ。広いから混んでる時にあたったことない。テレビあるのに薄暗くてくつろげるので、みなさまダラダラな感じ。自分もゆるい姿勢で楽しむ。そこそこあついほうは80度でゆるっと。
汗流して水風呂は16度。よく考えたら過不足なくまぁ広め深め。前コロナ真っ盛りで来た時は朝水張ってなくて泣いた記憶、たぷたぷの水がありがたくて泣く…
外気浴は露天で。ゆったり寝椅子3席は埋まることなく風に吹かれる。目の前のシャワーをキュッとひねればパッと汗流せて衛生が保たれる。細かーいところに手が届くこの感じが好きさ南大門。
更に好きさはスチームサウナ。着席する股の部分がくり抜かれたよもぎ蒸しスタイル、尻下をぐるりと丸く囲む形でタオル敷くことが推奨されている。これ女性に良きとされるが男湯は…?と疑問を抱き家の人に聞いたらスチーム入らんと。湯船にもほぼ浸からずドライサウナまっしぐらな人。人それぞれ。
男部屋は知らないけど、女性6100円のキャビンがめっちゃ優秀。個室ロッカーついててデスクもあるから、風呂とか歯磨きとかは大浴場でええやん!サクサク仕事して荷物すっきり整理してパッと美味しいもの食べられればそれでいいからユニットパスとかいらんしビジホ値段もう少し安くならんかなと思うわたしの最適解。ワーケーションしていいすか…(会議多めゆえ叶わぬ願い)
夜はもちろん焼肉食べて、からの、バーの街宇都宮に繰り出して百名店で一杯。さらにピッツァ食べてもうお腹いっぱい…
からの朝ウナ朝仕事そして昼うなぎ。鰻重鰻丼蒲焼以上に白焼き定食が好きになってきたのは年齢のせいか、はたまた名店の上質なうなぎゆえか。サ飯をどのネタにするか迷う。それにしたってカロリー過剰な宇都宮旅でした。
[ 栃木県 ]
東北自動車道を宇都宮上三川から出て、宇都宮駅に向かう途中。Googleマップでどこかサウナないかなーと探したらありましたこちら。
どうやらベルモールというイトーヨーカドーと各種飲食店やらアパレルショップやらがまとまったでっかいモールの東側、ケーズデンキとスポーツクラブと映画館とががある一角。関東最大級とかいうので身構える。だいたい広い施設はそれだけで疲れちゃうんだもん。
とりあえず夕方までダラダラしても良いというスケジュールなので「温活Cafeコース」1400円を選択。すなわち館内着&まんがコーナー&ホットドリンク飲み放題&岩盤浴つき。最近スパ銭といえば平日利用ばかりでだいたい仕事してる。こんなにゆっくりまったりできるのはレアな機会なので怠けまくるのだ。
ともあれ風呂だ!サウナだ!
ほぼ開店と同時の入店だがそこそこな賑わい。ササと支度し、やっぱり予熱は露天がいい。源泉循環式、源泉掛け流しなど湯の特性を明記してくれて助かる。わたしは主に源泉掛け流しの岩風呂をチョイス。40℃ギリ待たないこの季節の露天風呂は、ぬるい湯にずーっと入っていたい気持ちを満たす。テレビなどがない代わりに懐かしいガールズポップスをアレンジした琴曲が流れている。相川七瀬「恋心」が絶妙な短調加減で琴に合うんだな。
まずはドライサウナから。備えマット持参し入室。3段テレビあり90℃。多分30分に1階オートロウリュあり。でもマイルドだからギャッてならない。「じゅん散歩」からの通販番組のゆるい空気感、激しすぎないサウナがめっちゃちょうどいい。それなりの人入りだけど混みもせず、常連結束感もサウナーサン感もなくひねもす。
かけ湯で汗流し水風呂は16.3℃。結構広くて5人くらい入れそうだし深い。水風呂界の最適解やんこれ。しっぽり肩まで浸かり込んで琴曲を聴く。
外気浴は露天のプラ椅子で。リクライニングや寝椅子はなく、ベンチと背もたれ付きのシンプル構成。これもこれでいいし、なんといっても絶妙に顔が日陰。これ大事。今日も炎症発症のアレルギー、入浴なんで日焼け止めも塗れないので日陰はありがたいんよ。
せっかくだからと塩サウナ。うりうりと己を塩漬けしてたら気持ち良くなってウトウト。夢うつつでぼんやりしてたら、スタッフお姉さんにどうぞ!と塩渡されさらに塩を盛る。そんなにジメジメしないスチーム感にふわふわ。
からスチームそして岩盤浴。岩盤浴は3種あり個人的ベストは砂利の部屋。ぶおっと熱波が巻き起こり40℃台表示も嘘やん?って発汗。駅集合の号令かかりゆるりと支度。ライトライン乗るで!って歩いてたら謎に獣臭。…ヨーカドー前の広場にアルパカ公園が!
[ 山形県 ]
五日ほど東京を離れて激務をこなしていた。そんな日々に必要なのは美味しい酒と飯とサウナ。が労働時間が長すぎて食べるもの飲むものにこだわる時間などない。それ以上に山形県。公衆銭湯は県内に1軒のみ、ナイスなサウナの営業時間は労働時間と丸かぶり、温泉宿は出張には適さない立地、主要駅近隣ホテルはサウナがあってもほぼ男性のみ、大浴場すらついてない。「女が出張に来て大浴場で湯に浸かりサウナに入る」ということがレアな土地なのかな山形県。初日に1軒、少々サウナを嗜むことができたものの。疲れたよ。せめて温泉くらい浸かりたいよ…でも無理なのかな…と半ば諦めモードななか訪れたサウナチャンス!
温泉利用だけなら330円、サウナつけても450円の破格値。ここらじゃ当たり前な設定らしく、近隣にも300円台サウナ付き施設をちらほら発見。昼ならこんなに選択肢があるのかと心躍りまくる。
シャンリンボディソは備えあり、タオルは販売のみっぽい。ロゴは入っているのかしら…と大久保さん川村さんの顔が浮かぶも持参MOKUがあるからな。女性は個人用タオル地サウナマット渡され利用するシステムです。
ゆとりある空間にポーンと浴槽ひとつ、サウナとおうち風呂みたいな材質の水風呂ひとつっていうシンプルなつくり。カランも10席くらいか。それなりに賑わい、しかし混んでもいない。
まずは露天で予熱。屋根付き、岩風呂、寝湯スタイルの3種あるのだが、そこから臨む田んぼビューがとても良い。眼下に広がる田んぼ、包み込むような東北のふんわりとした青の空。四季折々、異なる表情の田んぼを見てみたい…
山形の米は美味しい。
サウナはワイドコの字。古い木に染み込んだ人々のにおいが香る。電気式カラカラストーブ特有の渇き間と拮抗するような汗の湿度とにおい。古いサウナならではの空気感だ。出口にタオル干しが置かれているが、個人用タオルマットを置いたままにするのが流儀らしい。テレビはゴルフ中継。室温90度だが足元がスースーするしそんなに熱くない。シャオミさんの充電切れてるし時計ないし在室時間がわからない。それもまた良き。
ポリ浴槽の水風呂は水温計なく体感20度。ゴウゴウ循環やザバーとしたオーバーフローが恋しくなる静かさ。だがぬるいわけではなく肩まですっぽり冷やされる。
しかし外気浴が最高なのねここ。重ねるが、目の前に広がる田んぼが最高。米好き垂涎の眺め。つや姫最高。すき焼きチョンってして食べるのがたまらない。でもおにぎりも美味しいし、今時期なら秋刀魚とかおかずにして食べるのもいい…と、美味しい白米の楽しみ方に想いを馳せながら田んぼを眺め風に吹かれる。でもラーメン県を追い上げるべし!
[ 山形県 ]
女湯サウナ捜索難航地域における綺羅星的存在、テルメ。
青山さんじゃないテルメはそもそも温泉っていう意味なんて温泉と温泉の合わせ技。それにしても駅から徒歩だと少々厳しく、片道運賃100円の路線バスに乗る。バス料金も安いがここの利用料670円も安い。東北は物価強え。
ホテルなど各所でバーコード決済使えない洗礼を受けるもこちらは券売機から使える先進性。タオル持参でサクサク。下足入れもロッカーも100円リターン式なので、小銭持参がおすすめです。ドライヤーも有料なのでくれぐれも小銭はふんだんに!
スパ銭なのにシャンプーはリンスインタイプっていう素朴さも東北らしいチャーム。フロントですれ違うお客さんは男性ばかりで、女性は夕食支度が忙しいのかとか想像を巡らせる。脱衣所も洗い場も人気はまばらで静か。
最初はぬるいかも、からじわじわ体感上げてくる地味強炭酸泉、水枕がノーパワーと感じながらもナノ水のふわとろ感がすごい露天の寝湯など、ちょろさを醸しつつ地味な力強さを印象に残す浴槽の数々。新しくも仕掛けもなく、この事実だけを伝える店名に思いを馳せる。スーパー銭湯テルメ。噛めば噛むほど、事実だけの名前、なのだ。渋いよ…
サウナは変則コの字で短辺1段長辺2段、おおよそ20人くらい入れるかしら。テレビは多分日テレなんだが、天気予報から全国区バラエティからのコマーシャル流れがめっちゃローカル。さくらんぼ農家さん向けの自然災害対策ギアとか、山形ニーズだよね…なんてほっこりしながら、しかし天気予報はエリアが細分化されまくってて地域ごとに降ったり晴れたりやんだり。入口にビート板とかなくセルフ持ち込みで各々。室温75度でぬるめにつき結構長居、マックス15分。
かけ湯で汗流して水風呂はよく冷えてる。体感16度くらいかしら、広さも6人くらい入れそう。でも延々1人運用、なのは北だから?わたしも北の人間ゆえ、ずっと水風呂は敬遠していた。これ以上体冷やすなんて意味わからねえわ!って。しかし急冷して覚醒する血管の働きってのもあるしな
好き好きだな。
からの極楽外気浴。ぬるサウナからそこそこ冷える水風呂、そして列島北の黄昏風で冷えすぎと思いきや、程よいそよそよなのか?あまみが体表を這う心地よさ。天を抜ける露天スペースの夕風が絶妙すぎて、ああここは日本一ラーメンを食べる山形県なのねとか、餅肌色白のお客さまが多いけど秋田じゃなくて山形やんとか、頭に浮かんでは消える。そして今まで見たことないあまみ。ぬるいサウナ、そこそこの水風呂、なのに。並ぶプラ椅子も申し分ない。
行きも帰りも駅まで路線バスを利用。アクセス難易度高いけど、機会あれば楽しい!
[ 東京都 ]
江戸川区にはふたつの鶴の湯さんがあり、こちらは船堀、サウナありのほう。江戸川区の銭湯スタンプラリーで訪問したのだが、振り返ればこのスタンプラリーも自分が参加して今年で4年め。こちら鶴の湯さんは2年ぶりの訪問かな。
東京都規定の入浴料550円+サウナ代金350円支払う。今日のフロントは華やかな笑顔が印象的な女将さん。常連さんとの会話に花咲かせながら鶴の湯のロゴ入りバスタオルと鮮やかなピンクの小タオル、サウナフックを渡していただく。
江戸川区銭湯はシャンリンボディソ備えありが基本なのだが、泡のゆっポくんだったり泡じゃなかったりパウチだったり、多様性。こちらはカラン上に共用してねと泡のボトルが置かれる運用で仲良く分け合う。支度しながら見上げる壁面にペンキ絵はなく、タイルのモザイクは絵というよりも装飾。露天の側からうっすら差し込む秋の日差し。開店すぐの賑わいで、常連さんたちの会話と柔らかい笑い声がさざめく。
なんかもう疲れてるのか、身体の内側にたまった何かを吐き出したくて低い呻き声が漏れる。まったりとした露天は休憩スペースなく、水風呂の後どこでくつろごうかなと思案しつつ常連様にご挨拶。空が抜ける眺めが絶妙な温泉黒湯。江戸川区銭湯といえばこの黒湯が魅力なのよね。からの内湯で黒湯電気風呂なども嗜む。久々に強め電撃くらった。皆さんここのは平気ですか?ごきげんはいかがですか?ピッピピッピ〜なんてフィッシュマンズ脳内再生しつつ、自分としては結構ハードモードな痺れ感!
ゆるゆるとした予熱にほだされつつサウナはストレート2段。嘘でしょ?な温度計118度で下段テレビ前。いうほど熱くなく先客1名様、テレビあるけど見える席は限られて下段テレビ前を定位置としてみるも、ガラガラながら必ずしもその先に座れるとも限らない運用。
混んでるわけではないが絶妙に周囲に気遣いが必要なのは水風呂も。ちょうど4人入れるかなーの広さで25度とまったり、長居したくなる感じが功を奏し、自分が4人めとなるタイミングだと先客様たちから今入る?という視線が注がれる。なんとなくタイミング見計らい3人めとなる感じで調整。黒い温泉水のとろみでゆっくりしっぽり浸かりたくなる気持ちは皆様と共有しつつ。
外気浴は露天あるも、風呂椅子持ち込む感じでもなくほんの数十秒様子を見に行くレベルで風に吹かれる。脱衣所のプラ椅子はサウナ客用のようなそうでないようなでタイミング見計らい座ったり座らなかったり。最後の最後に水風呂遠慮してプラ椅子直行。脱衣所に流れる日本人女性と思わしきジャズヴォーカル曲にまったりと癒される。脱衣所自販機でビール買え、缶片手に身支度できるのが最高す!
[ 東京都 ]
月曜はめおとDAYにつき、自称めおとであれば2人で1800円…と思いきや、14時前に入館すれば朝風呂価格でひとり800円!レンタルタオル別料金とはいえ、サウナインクルードなんでなんなら銭湯より安いよ。てゆうかこのあたりじゃ14時も朝なの?某世田谷の飲み屋街は午前10時も夜の延長線だったよ?
14時すこし前の明神はカランもサウナもやや余裕あり、常連さんのサロン状態もビシビシというほどでもなくゆったりと。まだ冷やしシャンリンボディソはご自由にどうぞ、あつ湯と人肌の湯のメリハリ感も絶妙。炭酸泉とか薬湯とかのギミックはなく、内湯も露天もギュッとコンパクトで違いは温度と浴槽の素材くらい。シンプルゆえ、頭使わずサッとパッとゆったりと楽しめるのがいいんだなぁ。
サ室は銘々タオルマットが敷かれその上に備えのビート板持ち込むスタイルなんだが、タオルマットが白くてジメジメしてなくて清潔感あるのが良い。座面の木もすっきりきれいな白さを保ち、逆によそよそしささえ感じるのが共立メンテナンスらしい。じめっとくすんだ木の座面に触れることの方が多いのだが、本当はこれくらい清潔感がある方が好きなのよ。TBS昼の情報番組で台風の行方や政権の行方を眺めながらの変則3段。テレビ脇のしっぽりシートに座りたいなぁ、と思いつつ席取りタオルが置かれたまま主が現れるとこともなく。常連お姉様たちのトークもほっこり可愛らしく、多幸感に包まれる。
かけ湯かけ水が選べるが、二段階冷却とかそんな言葉がちらついて湯一択で流し水風呂へ。14度ってかなりキンキン。4人は余裕かな、でもだいたいソロ運用だけど冷え過ぎるのも怖くて肩手前でステイ。ぬる水に浸かり過ぎたこの夏に甘やかされたため、無理せずササッと。
存分な外気浴スペースは露天にて。しかしプラ椅子はふんだんにあるが寝椅子は2脚のみで1巡目はありつけず。でも最近急に気温が下がったためか大谷田じゃ外気浴の人気も急激に下降しているらしく、2巡目からは余裕でゴロゴロ。少し肌寒くさえ感じる9月の外気浴はマジ最高。これアディロンダックチェアで、なんならレモンサワー飲めたらさらに最高…いやそれアカン妄想
そしてここの最高ポインツは源泉蒸し風呂。いわばスチームサウナなんだが、温度湿度におい清潔感全て最高なんすよ。月曜はよもぎ蒸し風呂導入DAYだからなのか、青みのアロマ感じつつ源泉のじわりで筋肉と脳の疲労がふわりとほぐされて、月曜から前週の積み残しリリース。明日から頑張るよ…
まんがコーナーないし癒しスペースも狭小だけど、キュッと風呂とサウナ楽しみ何なら酒片手にデスクワークもパッと。酎ハイ380円って下町酒場レベルの値段も最高!
[ 東京都 ]
近隣にナイスな酒場選び放題ですがそれはおいおい書いていくとして。
ちゃんとしたドライサウナが別料金なしで利用できる素晴らしすぎる銭湯。露天もあるしシャンリンボディソも備えありで、ほぼ寝間着でスキップ。
近所の神社で盆踊りが行われていたせいか、男湯はワイワイ。女湯はいつも通り混み混みでもガラガラでもなく、よくお見かけする方々のお顔も。ペンキ絵、やっと覚えたのだが中島絵師の後ろに書かれたセキドさんというお名前。調べてもまだよくわからない。どなたかご存知ですか?
このところ暑くて、でもそんなときこそ予熱は大事。露天でぼおっと。川が近いせいか風が気持ちいい。空もちゃんと見える。
サウナ入口からビート板というか、パズルみたいに敷き詰められるウレタンのマットピックアップして入室。何度も書くが、テレビとか有線とかまで言わずともここにラジオを置きたい。防水ラジオを買って持参し設置を申し出てよいものか…防災的観点からもおいておくと良いのではとか言ってみようか。いや災害発生したらラジオ以前に風呂屋から出ろやって話でしょうし。あれこれ考えて室温計見ず下段すみっこにちょこんと座るぽっちゃり中年のすみっコぐらしよ。2巡目からハット持参ガールズ同室で3名運用も良き良き。脳内でマイUSEN再生。
ばしゃんと汗流して水風呂はサウナイキタイ調べよりまだ高温な体感。俺サーモで25度くらいか。よわーーーいバイブラ??バイブラしてる?でもそれはがまたいい。ぬるくゆるくしみじみ冷やされつい長居して、すみません(入っていいですか?)と声かけられる始末。周囲を見る心配りの大切さを改めて反省。気持ちよくて、つい、ね…
外気浴は露天に風呂椅子持ち込んでまたちょこんとすみっコ。もう祭囃子は聞こえないし、今日は花火も狭間の日。広くはないけど空が抜けていてさわやかな露天。毎日暑くて今日は水風呂と外気浴が恋しいと思っていたのでほんとありがたい。
入店時は女将さんが座っていたフロント、帰りは大将がおられた。猛暑酷暑、ご自愛ください、そして1日でも長くこの竹色の屋根のすてきな銭湯の日々が続きますようにと心から願う。今日はもうおなかいっぱいだしほぼ寝間着なんで、缶チューハイ1本買って飲みながら歩きながら帰る。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。