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れさわ

2023.08.22

2回目の訪問

日本中あちこちにあって全制覇は難しそうな銭湯名ナンバーワン、大黒湯さん。またまたお久しぶりねの押上の、ハンモックはお初でした。間隙で生きてると、入れ替え式で同じサイドに偏るあるある。

これまたそんなに混んでなくて連日ラッキー。フロントで美人マダムにスタンプラリー台紙提出したらあとちょっとじゃない!頑張って!と励ましていただく。いやぁあたしなんて亀だからタオルもいただきそびれだし、なんて楽しく世間話。ちなみに今回のスタンプラリー、ほぼ全店でどこから来たの?とか頑張って!とかお声がけいただく。これは土地柄?なんかあったかくて嬉しいビバ下町。なんやかんやでおしゃべり。脱衣所ではまたわたしの汗っかきが物議を醸す。そんなこんなでおしゃべり。ほっこり。平日サウナは追加300円、大小タオルも借りちゃえセットで100円。

備えのシャンリンボディソでふふふんと支度し炭酸泉で亀化。ほかほか予熱しサ室へ。裸電球ひとつの薄暗い室内で賑やかに響くテレビショッピングの声。テレビ画面のの上半分は暗く潰れて人の顔は見えない。ここの大きな特徴といえば室内上部に取り付けられた電熱式遠赤外線ストーブ。チリチリとした熱に囲まれてトーストになった気分。ポーンとポップアップしたろか。なんて妄想していたらテレビショッピングでは「レンジでもこんがり焼き目がつく不思議な調理器具」をご紹介。こんがりに謎のシンパシー。いや焼き目なんかつかないけどこっちはさ。テレビを囲み1段のコの字。最大3名でちょうど良い客入り。室温も滞在時間も確認せず。

汗流し水風呂は定員1名。運が悪いと待つ羽目になるが、とにかく暑いしみなさんゆっくりお入りください。多分22度くらい。肩までいくよね。見上げるペンキ絵にちょこんと描かれたおけいぬ可愛くて見惚れる。こういうチャーミングな仕掛けは田中みずきさんかと。

階段登って屋上露天スペースで外気浴。もちろんルーバー状のなにやらで目隠しされてはいるものの、隙間から見えるスカイツリー、青空。すなわち最高。ピューと吹く夏風。夜も気持ちいいんだろうけど、昼の眩しさと明るさが好き。

シメはジェット、バイブラ、露天、薬湯とひと通り。おしゃれ銭湯の香りもありつつ骨太な老舗感。クラシックスタイルのストーブに癒されて出口の暖簾くぐったら「湯遊ワンダーランド」まんきつ先生の絵。最近ドラマにハマっている家の人に写真を撮って送ったら「いっそ実写版暖簾作ればいいのに」と。それもそれでシュールだな。

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78

れさわ

2023.08.20

3回目の訪問

サウナ飯

黄金湯

[ 東京都 ]

日曜お昼時、もう2年ぶりくらいかな、お久しぶりの黄金湯さん。行きも帰りも待合にはおしゃれっぽい男子たちがワサワサしてる。多分待ちの方と風呂上がりビールの方が入り混じり。しかし女湯はわたしが見た中で一番空いていたかも。人気店なのに空いてるタイミングってラッキー。

所用で日参している東京右半分。めんどいのでタオルは持参せず大小レンタルしてサウナ込み1070円をPayPayで払う。いまなら10%割引なんでお得です。フカフカした白い大小タオルとロッカーキーいただき、腕に紙テープ巻いて女湯暖簾くぐる。

先述の通り空いてて快適。水の音に混ざって聞こえるBGM、今日はストロークス。なんだかんだで夏フェスどころじゃなかったけど昨日のサマソニは観たかった、なんてぐるぐるしながら炭酸泉でぬるく予熱。勢いで薬湯も。ミントの香りがいい、見た目は泥色だけどナチュラルな証拠ってことでスースーする。

入り口のクーラーボックスにポカリを預け、ビート板というかウレタンマットピックアップして4人用のサ室へ。最大2名、だいたいがソロで運用できるゆったり感が嬉しい。もちろん無音でセルフロウリュは15分置きでお願いします!落ちたら都度かけ都度砂時計を回す。石とストーブの音を聞き、今日のアロマはペパーミント。薬湯のミントよりややきつめなにおいだけどこれもまた清涼な感じで良き。途中でスタッフさんのマット交換あり、シャキッとしたタオルマットは気持ちよくて。その後アロマ水も桶に追加され、そこにあるだけでスースーなミントの香り。清涼感。

シャワーで汗流し水風呂は20度をほんの少し超える。2人入れる広さで、この日の回転だと過不足なく最高。つい何分でも入ってしまいそうなので、他のお客様の動きを注視しつつゆるり。途中で空腹を感じ始め、自律神経が整ってきたのかなぁと思う。

蒸されて冷やして外気浴代わりにプラ椅子でくつろぐ。縦2脚を1列に並べたスタイル、フットレストがあるのがありがたい。スペースの広さを考えるとこれが最適解だと思う。きゅっとしているけど過不足ない。ぼーっとしながら音楽に耳を傾ける。

全体に狭いけどこれくらいのお客様具合ならわたしにとってはちょうどいいなぁ、なんて思いながら無料のテスコムドライヤーで髪乾かす。この数日持病の三半規管クラクラに悩まされていたけれど、サウナに入ってだいぶ調子良くなった。サンキューフォーザサウナ!ってひれ伏す。

入店前に寄ろうかと思ったら行列だったので行くのやめた店に再チャレンジ。しかしまた行列だったのでやめて近隣の町韓国へ。重めな用事の前だけど、銭湯焼肉レモンサワーはいつだって永遠。

第一韓国館

ランチハラミ定食1000円

しっかり柔らかいハラミが好き。全体的に塩味強いけど、こんなに暑いんじゃちょうど良くて完璧

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れさわ

2023.08.16

1回目の訪問

松の湯

[ 東京都 ]

Netflix「サンクチュアリ」がめちゃくちゃツボで、少し前に観たバラエティ番組でとある部屋の力士たちが仲良くわちゃわちゃしながらお世話になってます!って紹介していた銭湯を思い出す。

フロントの女将さんのかっこよさにまず惚れる。東京銭湯のインタビューで予習したがそれ以上。ドア開けた瞬間に揺るぎない視線とパーフェクトな笑顔で「いらっしゃい!」って、そしたら常連さんなのかお見知りな若い方がいらっしゃってスタンプラリーの話。まだこちらは在庫あるってよ!メモして!からの汗っかきすぎてビッシャビシャなわたしに給水を促してくださる。「ウチは水タダだからいくらでも飲んで!代わりに出たらコーヒー牛乳でも飲んでって!」なんて小粋な下町のやりとり。給水機でありがたく水分補給しまくる。「あたしゃアルコール派なんで、んじゃ帰りにビールで」って。出だしから最高じゃん。

脱衣所で楽しく支度してたら開店20分くらいだっつーのに続々とお帰り支度のお客様。パッと汗流してサッと帰る下町スピードが心地いい。「雨降ってた?」って聞かれてあーごめんなさい!あたし汗っかきだからビッシャビシャなだけで雨なんか降ってなかったですよ!紛らわしくてごめんなさいね!って。

シャンリンボディソは備えあり。ササと支度し微妙なバランスの電気風呂で予熱。微妙な左右のパワー差もそれはそれで。たまに見る、ヨーロッパなのか信州なのか悩ましい、しかし精緻なタイルのモザイク絵を見上げる。白樺、青空、南風。薬湯はなんの香りか忘れたがめっちゃピンクだった。

スチームサウナは無料でご利用ください。室温計も12分計も砂時計もないが入口前にウレタンマットと柄杓、アルコールスプレー。その気遣いが最高です。ありがたく尻下を保護して無音のスチーム。無料だからと侮れないパワー!足の下からシューと感じるきめ細かい蒸気熱のアツアツ感。普通に座っていられないので足を浮かして図らずもプチ腹筋。ほっかほか。アロマスプレーに癒される。

温まってシャワーで汗流して水風呂22度。肩まですっぽり、他にお客さまがいなければ5分くらい冷え冷えでなめらかなチル。

外気浴用スペースはないのでカラン前でほげーと座る。気圧が不安定すぎて蒸し暑さもマックス、土砂降りを潜り抜けたかのように見えるほど汗かいてた体表を慣らして。

宣言しちゃったしね!って退出前の一杯。券売機で150円巻2枚買って飲み物用冷蔵庫から久しぶりにビールを選択。バスに乗ってサクッと錦糸町。世の中はお盆なのにあれやこれやで来年こそはと思う。キラキラ光る塔に手を振る。

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れさわ

2023.08.11

2回目の訪問

900円支払い下足箱の鍵と引き換えにサウナの鍵と大小タオル受け取る。シャンリンボディソは備えありとの記載を読み無防備に脱衣し浴室に入り、備えないやん!と慌てる。服を着てフロントに戻り女将さんにすがる。あっ…サウナコーナーのドア開けたら置いてあるんで持ってきて使って。使い終わったら戻して。とレクチャー。前に伺ったときの同じやりとりを思い出し、己の記憶力を恥じる。

シャンリンボディソはサウナコーナーの入口にあります!手ぶらOKです!

と明記します。

ササと支度し予熱はでんき。座れる台座があり左右からビリビリされるタイプ。ドンピシャ40度くらいで絶妙。あつ湯も41度くらいのやんわり。明るくてやさしい。そしてお掃除が完璧。どこもかしこもツルッツル。好きです。かなりトップレベルのツルツルです。

サ室はストーブに相対する2段。真っ白なフカフカタオルマットが敷かれ、ここにも清潔にこだわる朝日湯さんの姿勢が見て取れる。BGMはジャズ。日本のプレーヤーのようだが全く知らん曲。と思ったらポップソングのジャズアレンジ。それを気づかせたのは後半「ドーナッツソング」。Aメロが秀逸すぎて。からの「恋」。踊る。タオルハットとサウナグッズを纏うサウナファンさんと2人体制、被らないようなタイミングをはかり踊る。室温計は88度を指すドライなガス遠赤外線ストーブ。これが銭湯よってばかりの熱。

サウナ水風呂、露天風呂を挟んでサウナ客専用の休憩スペースが連なるアサヒなトレンドスペースへはスライドドアを開けて入る構造。ゆえ汗流すには一旦浴室に戻る。でまた戻り水風呂。

水風呂は井戸水使用で22度と若干ぬるい。これがいい。チラーでキンキンに冷やされた16度ってのも魅力的だが、自然の温度をまとうふわりとやわらかい井戸水のやさしさ。夏だしな!って、庭のビニールプールで遊ぶ子どもの気持ち。武蔵野。

外気浴は専用スペースがある。露天じゃないけど寝そべることもできるベンチが2台、プラ椅子2脚。必要十分。壁はログハウス風。プラ椅子の横にミニテーブル。飲食物持ち込み不可でイオンウォーター持ち込み断念。サ室よりBGMがよく聴こえる。

ほっと支度しドライヤーは3分20円。浴室も脱衣所も常に人がいて、かなりの頻度で女将さんが掃除していてありがたい。ロッカーに囲まれるように畳敷の座れるスペースらよく見たら畳のフチがくまモン柄。可愛くて癒される。

これにて武蔵野三鷹銭湯スタンプラリー終了でありがたくトートバッグいただく。なかなか大容量で、二泊三日の出張くらいまで使えそう。まだ残量ありそうなので今からラリー始めても間に合いそう✨5湯全部いいお風呂でした。

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れさわ

2023.08.03

1回目の訪問

弘法湯

[ 愛知県 ]

日の出めがけて京都の滝にてひと仕事、から新幹線に乗って名古屋へ。どっちにしたって暑くて滝汗、銭湯で汗流すに限る。

左右に分かれて左女湯暖簾くぐる番台式、瞬時に元気な女将さんの「こんにちはー!」のご挨拶。こんな元気なご挨拶はれさわ史上一位。こんにちは!こんなに暑くてつい手ぶらで来ちゃって、なんてすべては暑さのせい、小タオルは無料レンタル、シャンリンボディソは購入で。

浴室入口に蛇口、その前に洗面器、中に入って風呂椅子、センターに浴槽。レイアウトは西側デフォ。しかし奥にガラス張りの滝があるのは春日井温泉を思わせる名古屋式。露天ではない。

結構高いとこから水が流れる滝。しかしなぜ滝?近くにも寄れないしマッドマックス的用途もなく役に立たない滝。なんか今日は滝多め。

ここにムンムンした部屋あります!って風情を醸す謎フラグ立った小部屋がスチームサウナ。どこに湯気発生装置があるかわからないし、室温計も12分計もない。スペックは無、そこにあるのはなんかムンとした古い湯気部屋。当然無音。古いサウナのにおいが嫌いじゃなければ半永久的にいられそう。

水風呂なくどうしっかなー、と入口の立ちシャワーの蛇口ひねったら水が出てきてラッキー。頭から被りとにかく冷やす。

外気浴スペースなく、あの滝スペースで風に当たったらさぞかし気持ちよかろうと妄想。でも今日みたいな暑い日は浴室で風呂椅子に座りぼーっと滝鑑賞に興じるのがいいかもね。

浴槽は少しぬるいの、少し熱いの、丸くてゆるくてぐるぐる回る薬湯、でんきの並び順。軟水風呂をうたうだけのことはありお湯がふわんふわん軽やか。とくに丸いのが39度ギリギリくらいの絶妙ぬる温で人をダメにしてくる。ゆるふわで骨抜き。

何分かわからんが多分3分20円のドライヤーで髪乾かしながら床に目をやるとゴキブリホイホイ。久しぶりに見た。あの中にホイホイされたやつとかいるのかな…とかぼんやり考え思考停止。からふわっといつもの伏見で一杯。そして名古屋といえばの方々とありがたき宴。ラブ!

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れさわ

2023.08.02

1回目の訪問

HOTEL KUU KYOTO

[ 京都府 ]

サウナ水風呂外気浴ありで出張価格で泊まれるホテルは制覇した、なんて言ってた舌の根も乾かぬうちに2、3盲点を発見。そのうちのひとつ、こちらKUUさんは大浴場=サウナ水風呂露天あり、小浴場=サウナ水風呂なし、で日替わりだそう。朝10時チェックインとかできるなら両方行けるのでしょうが、毎度おなじみ早朝出動につきチェックイン日に大浴場ってのがチャーンス!初のビンゴ!喜んで駆けつけます。

公式サイトからリアタイで混雑状況チェックできるのありがたし。仕事終えて18時前は結構混雑との情報取得。であればごはん食べて空いてる頃に戻ればいいや。

20時半で入室3名。ではぼちぼちグッタイミングって部屋からタオル持参しイン。宿泊してなくても使えるらしいしなんなら朝食とセットのプランもあるみたい。ありがてぇ。

目の前に重要文化財の宝庫が鎮座ましますこの立地。覚悟すべきは超・インバウンド仕様であること。まさしくそれで、先客様のうちおふたりはラテン系の母娘。娘はスーパーロングな髪を結かず水面に浮かせてプールさながらに水風呂をエンジョイ。今日の京都の日中最高気温38.3度とか。水風呂気持ちいいよねぇ。

こんな日だから完全無視されてるサウナは終始ガラッガラ。デフォルト敷物なく折り畳みの尻下マットが3枚備えられ、定員は2名。室温計12分計ありで88度を知る。ストーブは室温式。カラカラストロング系でこれなら銭湯に足を運ばずともリアル京都銭湯の味わい、しかし緋毛氈とラジオはない。BGMは70〜80年代に耳が開いていた人なら聞き覚えのある楽曲のメドレー。ポリスの次にリチャード・クレイダーマンが流れる謎展開に思わず変な駄洒落をここに書きそうになったがぐっと抑え

水風呂はサウナの真横なのだがまずはシャワーが先。レイアウトの理想計はサウナの横にシャワー、その横に水風呂なんだけどなかなかないや。まぁいいの、そんな施設ないから。

水風呂は水温推定20度くらい?横長でタイル張り。タイルが可愛くてその青さにますます冷やされる。どれだけでも入っていられそうなのをぐっと抑えるが、しかし夏の水風呂は最高だねぇ。それでも髪は結きたい。結く長さもないけれど意識の問題、スマートバンドのベルトに見知らぬ毛が絡む。

外気浴は露天で。備えの椅子がプラ1脚、という奥手な感じもいい。噛まないなら譲り合ったりタイミング見計らったりで1脚。これはそれですっきり。飲食物の揚げたり煮たりした臭いもない。

そもそもこのあたりは目の前が東本願寺さんというわけでキラキラした飲食店はない。コンビニも最寄りの飲食店「餃子の王将」も少し歩く。法衣店と仏具屋に囲まれる静かなエリア。

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れさわ

2023.08.01

1回目の訪問

サウナ飯

春の湯

[ 東京都 ]

すごく遡るのだけど、それでも書きたい。それくらいすてきな銭湯でした。

まずフロントのお兄さんの対応が素晴らしい。シャンリンボディソお持ちです?ドライヤー使うなら小銭はありますか?と指差し確認してくれて。これからお入りになる方、お帰りになる方への配慮もとてもスマート。見習いたいほど素晴らしいです。

春らしい桜色のタイルが可愛い浴室。 

ザ銭湯な遠赤外線ストーブのサウナはJ-POPをイージーリスニング化したBGMがブースト。

水風呂とぬる湯の間くらいなんじゃないかと思う水風呂は23度を指すが絶対もっとぬるい。全部れさわ体感で26度くらいかと。これがまた気持ちいい夏。ひたすらに、他のお客様の様子を見ながらずっと浸かる。サウナも水風呂も他客様おらずでのんびり。

外気浴スペースはそもそも期待しない銭湯だもの。浴室センターにある八角形の柱に寄り添うカラン前でのんびり。とてもきれいに掃除されていて気持ちがいい。目立たないけど、着実にいい。すてきな銭湯でした。

ちなみにビル名はプリマヴェーラ。春。

siro

マンゴー大納言

パン師匠絶賛の素晴らしいお店。ウェットティッシュレベルの葡萄パンは買えなかったけど天才的な組み合わせ

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れさわ

2023.07.29

1回目の訪問

瓢箪湯

[ 石川県 ]

石川県を訪れるたびに驚くこと。それは夕方の空と街の色だ。太平洋側とは異なる向きに日が沈み空に反射するからだろう。青とピンクとオレンジと黄色のボーダーに塗り分けられた空、その色がふんわりと街を包み込む。

こちらの浴室のタイルの色は、そんな空と街を写したようだ。シャンリンボディソもタオルも持参。どうやら石川県では銭湯のスタンプラリーをやっているらしく思わず前のめりになりそうになるけれど、そんな頻繁には来られないので全力で目を瞑り、ピンクと黄色とオレンジにブロッキングされたタイルの洗い場を楽しむ。

さらに楽しいのは浴室。露天にすればいいのに、せめてサンルームでも…と妄想するスペースに数種類のサボテン。浴室からもサ室からも出入りできないので眺めるだけ。綺麗にお手入れされて完璧な形と色と瑞々しさを保っている。夕方の光に包まれるサボテンたちをゆったりと鑑賞。

サ室はかなり狭い。カラカラのストーブ、ストレート2段のようだが実質1段と言いたくなる狭さ。すっごく詰めれば3人入れそうだけど1人が適正だと思われる。80度くらい。テレビもラジオもない。無料。つまりサウナ好きな人はキュッと入っていけばいいよーくらいのゆるいサウナ。すなわち原点。

水風呂なく、端っこのカラン席で洗面器に水をはり頭からかぶる。水風呂と外気浴をいっぺんに済ませるような。なんかこういうシンプルさも、遠出先の通りすがり銭湯の魅力であり、新たな発見だと思う。

翌日の仕事は小松の方だったので、仕事終わり飛行機に乗る前に銭湯を楽しんだ。サウナなしなので割愛するが、小松駅に戻る道中で見つけた焼肉銭湯を名乗る焼肉屋に吸い込まれたのは言うまでもない。そしてホワイトサンドをお土産に買って帰ったら、パン部分が美味しすぎて家族でうなる。

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れさわ

2023.07.26

2回目の訪問

サウナ飯

2年前の同じ頃にも出張でここにお邪魔した。今回もまたお仕事。昼食はスキップしてサウナから夕食まで部屋でがっつり仕事。そんなメリハリ。

駅出たらとんでもなく暑い金沢。タクシーさんもリンナスのスタッフさんも、この頃じゃ熱中症警報的なものが発令されてる、なんなら東京より暑いはずって仰る。遮るものがないからなのかなぁ。空が広く熱が降り注ぐ。そういえば前回は疫病のせいで夜はコンビニごはんだったり、だいたい仕事ばっかりでどこにも行ってなくて、この街のことはおでんと蟹とほんの少しの寿司しか知らない。今回も同じような流れ。

フロントで受付して二度目ですなんてドヤッた=スタッフさんにお手間かけないように&少しでも長くサウナを楽しみたくて。しかしテーブルに置かれたガラス瓶の中の薄茶色の液体の意味を思い出せず検索。飲むもの?何?

…ああそうだ、セルフロウリュ用の棒茶!加賀といえばのあれ!香りの記憶が蘇り、あとは野となれ。

アメニティは以前と違うかも?ともあれササと支度しサ室へ。小ぢんまりとした可愛い木の桶にまずは棒茶を原液で流し込み持参。

入室時は78度。最初はやんわりとラドル1杯分の茶を石に注ぐ。メトスのちんまりストーブ。高めにストレート1段、パンパンで4人入ってもおもしろいかもしれないがまぁわたしひとりで。無音の貸切。照明は明るめで静寂が響き、棒茶の香りに満ちる。座面に敷かれたバスタオルに備え付けのバスタオルを重ねてごろ寝。この頃はまたあれこれ追われて浅い眠り、飲んだり移動したりサウナだったりでついウトウトするけれどソロサウナで寝落ちは危険!気持ちを引き締めてかかる。

シャッと汗流しジャグジーで水風呂。事前に連絡して氷はりたい!ってご相談すればよかったかしら。まぁ冷たくないけどジャグジーの圧は気持ちいい。テレビ見られるのかーなんて思いながらもとりあえず浮世から離れたい。

なんて思いながら膝にPCのせて外気浴。でもこれサウナがなかったらさらに地獄よね…と自分に言い聞かせながらエアコンの効いた室内でバスタオルにくるまって仕事する。チャチャっとチャットして屋外に出たり。インフィニティチェアはベランダに出しとくと暑い。でも暑いのもまた趣よね…なんて屋内外行き来して楽しむ。

あっという間の2時間で退出。そういえば今回予約サイトで75分のソロコースが選べなくなっていたけど、公式サイトで見る限りはなくなっていないような。ハイシーズンだから?と思ったけど10月予約で調べてみてもやはりソロは選べない。聞いてみようかなって思ったら時すでに遅し、スタッフアワーは18時まで!明日の朝は早朝出発すぎて聞けない。情報更新願ってます!

鮨 歴々 近江町店

亀コース

金沢とは思えないコスパ!味良しサービス良し。好きなネタほど写真撮れない。でもこの子は美味かった

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れさわ

2023.07.24

7回目の訪問

サウナ飯

家の人の誕生月無料サービス目掛けてラッコちゃんへ。

サウナ行き始めた頃のラッコちゃんのイメージは「初老以上のご夫婦がデートする場所」。それは今も変わらずで、大広間はカップルだらけ。若者の存在も確認できるがほんの一握りすぎて。自分らさえも年少グループってな感じの大人空間。

夏仕様のクール系シャンリンボディソが導入されている。今日はおなじみDHCを選択。ササと支度しながら浴室から徐々に人が減っていくのを感じる。平日午後の落ち着いたラッコちゃんが大好き。

ゆるーりと炭酸泉、まったりと草津。露天の風にそよがれて、さっきまで草津のふちに腰掛けていたお客様の姿もなくなり静かな黄昏前の時間。

サ室は3巡、うち2回はソロ。今日もアツアツで93度って嘘だろ。テレビはホランさん。今日1日、テレビは広末さんの離婚ニュースを告げるが藤澤五月さんのマッチョ化の前にどうしたって霞む。家の人さえも身を乗り出すバッキバキの筋肉。かつてのほんわかムードはいずこ。どっちの藤澤さんも好き。やりたいことにバシッと集中できるし、本業も疎かにしない姿マジ尊敬します。

しっかし今日も熱いで。のサ室後にし水風呂12.6度。猛暑、酷暑な毎日で最近出会う水風呂は20度前後が定番。それはそれで好きだけどやっぱりこのビシッと締まる冷えっぷりもたまらない。俺が麺ならかなりキュッとするで。

あつひえの激しいギャップからの外気浴スペースも空いていて快適。水風呂向き2脚、鏡向き1脚据えられたプラ椅子、3巡中2回は水風呂向きで。こっちの方が換気の関係で頭がスースーしてきもちい。

今回も我々夫婦を踊らせる物販コーナー。毎回絶対手ぶらで帰れない。夫はナイロンタオルの新色に、妻はSKC35thロゴに物欲スイッチオン。互いの意見が一致したのはラッコちゃんマット。脱衣所にこれ敷いたら良くない?なんて言いながらリビングに敷きたい気も。先日いただいたサウナガチャ桃太郎with動物たちが飾られている居間にラッコマットまで。

そしてあのラッコキャラ。親子だと思っていたが母と息子だったのね!

卵炒飯、アサリ、茄子

台湾料理的なセレクト。そしてシメにワンタン入り冷やし中華頼みました

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れさわ

2023.07.24

4回目の訪問

東上野 寿湯

[ 東京都 ]

暑すぎるので最高に美味しい冷やし中華が食べたい。じゃ浅草行こうか→じゃわたしはひと足先に出てこちらへ。時間がないのでサウナは1本勝負で!

13時すぎると混むよね、の読み通りそれ以前の時間は比較的空いている。駐輪スペースに刺さる自転車の数もまだ少なめ。PayPay使える便利な券売機でタオル付きサウナ券を購入しフロントに提出。ここで台東区銭湯スタンプラリー5湯を回収しハットいただく。あれやこれやと景品に惹かれるけど、未訪問銭湯への思いが勝るので台東区は泣く泣くこれにて終了。

脱衣所はいつもながらのカオスで、鏡前は部活終わりの女子ロッカーさながら。ヤングたちのおしゃべりスペースとなっている。マダムたちは粛々とお身支度。譲り合いの精神。

この日は薬湯がスイカの香り(スイカバーインスパイア)、赤い!露天はくーりっし湯(クーリッシュインスパイア)、青い!そういえば去年の今時期はガツン、とみかんの湯とかやってた記憶。どれも食べたことがないので再現度はよくわからない。甘いにおいで予熱を入れる。

1本勝負のサウナはなかなかの音量でテレビ。27時間耐久番組で、歌うまタレントとかいう人たちののど自慢。日曜の昼といえばのど自慢なので違和感はない。なかなかにチャレンジングな選曲と女子二人組客様の審査をBGMにまったり蒸される。

水風呂も外気浴も常にふたり一緒のニコイチガールズと別の流れになるよう計算して水風呂へ。21度。暑すぎるので長居したくなる気持ちをぐっと抑える。でも肩まですっぽりと。

露天ベンチも滑り込みセーフ!そよそよ風が吹き込んで快適。露天の様子を眺めていたらちょっと痺れる展開もあり。譲り合いの精神。

シャッと出て無料のドライヤーで髪乾かし退店。そしたら家の人から予定よりは随分遅れるとの連絡。しゃーなし、とバスに乗り先に奥浅草へ。ぶらぶら散歩しながら連絡待ってようやく冷中にありつく。から地元サウナーさんにドタ誘いしてみたら幸運にも合流!酔うと寝ちゃう癖発動してごめんなさい!

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れさわ

2023.07.23

1回目の訪問

千代乃湯

[ 東京都 ]

脱衣所に入った瞬間にひと目惚れ。浴室との間のガラス扉から注ぎ込む自然光と緑。瑞々しい木々の生命感。好き。

皆様の写真で拝見する「ふろはふろやで」の看板に惹かれていつかは行きたいと思っていたけれど、うちからだと行きにくそう…、と思ったら全然そんなことはなくて、吉祥寺からバスで行けるアクセスの良さ。月毎に男女が入れ替わるらしく、この日は「すいれん乃湯」サイド。サウナ用ビート板は備えあり、シャンリンボディソと大小タオルは持参するか購入です。

席数はコンパクト。代わりにお風呂が広々。39度くらいのシルキー、ボディジェット的なの3種類、でんき、ノーマル、バイブラ。露天は壺が2口、そこから湯が注ぎ込む浴槽、ぬる〜〜い風呂。特に露天のぬる〜〜い風呂が好みで、ぼーっと浸かって体温を整える。戻ってでんき。電極板が90度に配置されているタイプで、なかなかストロング。

サ室はL字1段+その上にストレート1段。広々としていて8人くらいは入れそう、いや、詰めればもっとか。ストーブはオリンピア謹製。デカい。ストーブ前は熱く、入口寄りは少し温度が下がる。窓があるサ室。人の流れや露天の緑が見えるのがいい。テレビはTBS。コンビニスイーツを錚々たるパティシエが食べて評価するという番組。甘くて冷たい食べ物は苦手なのだが、こういうの見ると食べたくなる。特に販売終了となったコーヒーゼリーが秀逸そう。12分計室温計あり、86度くらい。快適。入口に今は使われていないシャワーらしき蛇口があったり、長方体の謎箱があったり。入口には香太くんがコロコロと転がる。

目の前のシャワーブースで汗流し水風呂へ。混んでる時は3人くらい入ってる。サウナ利用者はわたし1人だったけど、水風呂利用者は切れ目なく。水温22度で水質良く、長水風呂派が目立つ。常連さん3人が水風呂の中でおしゃべりしていたり。くつろぎ場となっている。

外気浴は露天で。鯉が泳ぐ池にかかる小さな反り橋を渡りくつろぎスペースへ。プラ椅子は3脚だっただろうか。ベンチも2脚。天井がすっぱりと切れて空が抜ける。風が吹き込んでとても気持ちいい。豊かな植栽、少し上に目を向けると蔓性植物。これは藤棚だろうか。来年、ぜひこの目で確かめに来たいと思う。

風呂上がりは広間でレモンサワー330円。安い!ビールもあるし、可愛くて映えそうなフロートもある。こういう憩える銭湯っていいなぁ。近所にあったら常連になりたい。

2023年の武蔵野三鷹銭湯スタンプラリーは指定の5銭湯を巡るスタイル。うち2湯しか行ったことがなかったのでこれはいい機会、と参加を決める。しかしあちこち食い散らかしすぎなので、ぼちぼち回収にも努めねば。

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れさわ

2023.07.22

3回目の訪問

旭湯

[ 京都府 ]

京都でもよく利用する銭湯のひとつ。お仕事終えて京都駅への道中に立ち寄りやすい立地であることと、大好きな仏像様がご近所におられるから。

顔ハメさんに顔出してもらいたいおなじみの暖簾、今日は夏らしく花火の柄。番台には京都っぽいおしゃれお兄さんが座っているが、目隠しカーテンがかかってるし最早そんなことは気にしない。490円お納めし荷物をロッカーへ。

いつも通り混んでないしガラガラでもない。人種も年代も幅広く、みなさんご挨拶し合ってご利用。電気でバキバキにほぐしてサウナへ。

変形二の字、狭い。ストーブは囲いの向こうでよく見えないがストーン式。座面に緋毛氈、無音。途中どなたにも会わないソロサウナ状態。なかなかに熱く、室温計は104度を指す。緊張感の続く仕事のせいでこの数日あんまり眠れていない。汗とともに疲れを押し出す。無音の空間に漂う熱に身を委ねて。

サウナのすぐお隣が水風呂。そんなに冷たすぎない、しゃっきりするけどやわらかい水。この地について「三方を山に囲まれ、夏は熱く」と何度書いただろうか。そんな季節の熱をほどきたく、じっくり肩まで浸かる。

うっかりしていたが祇園祭。とはいえ前祭と後祭の間で少し人出は落ち着いている。予約しておいたお店でお寿司食べて、ダッシュで現場に戻る。

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れさわ

2023.07.21

1回目の訪問

サウナ飯

sequence KYOTO GOJO

[ 京都府 ]

男女入れ替え式で、到着した日は17〜25時までTHE BATH、翌朝は6〜12時までTHE SAUNA。プランによって前後するらしいが17時チェックイン14時アウトで朝食も14時まで食べ放題。仕事終わってインして翌日ゆっくり、なんていう楽しみ方もできそう。

17時ほぼオンタイムでチェックインして仕事のスタンバイ、次のミーティングまでの30分一本勝負でTHE BATHへ。終わってから入れば…という説もあるが、この若者仕様のホテルで一番風呂を狙う方はおるまいという読みのもと。大正解!

入室から退室まで独り占めのTHE BATH。左右に立ちシャワーブース、どんつきに室内幅サイズのシンプルな浴槽。センターに楕円形のタイル石板。説明によるとこっちは岩盤浴サイドなのでこれが「岩盤」らしい。長編220cmくらいだろうか。普通に座って尻を温める???使い方がよくわからず、しかし他にお客様もいないので大の字で寝そべる。背が温まったら腹を、腹が温まったら背をと繰り返す。すなわち海岸線のウミイグアナ。他にお客様がいらしたらだいぶ恥ずかしい中年の姿。慎むべき。

翌朝も若者やインバウンドご一行様はまだ夢の中じゃろ!と思い6時オンタイムでTHE BATHへと急ぐ。こちらは浴槽なしで、その代わりに滝やミストやレインなど水圧の異なるシャワーを温冷取り揃え、どんつきにスチームサウナを据えた設計。先のTHE BATHもそうなんだがシャワーはすべて立ち使用が前提。各種シャワーの中で一番好みだったのはアロマ水を使った温水ミストシャワー。備えられているシャンリンボディソもオリジナルらしいが、レモンを基調にグリーンの爽やかさが通り抜ける香りで統一されている模様。レモン好きにはタマランチね。

スチームサウナは今まで見たことないつくり!とにかく広い。室内中央に長方体のベンチのような席。いやあとで気づいたけど座るな危険の熱さ。スチーム発生装置らしく、時々しゅわぁぁぁぁぉと激しめな湯気を放つ謎箱。こいつを中心とし、左右に水が注がれる謎泉がありそれを取り囲むようにベンチ。つまり湯気出し装置を中心にすごい左右対称な空間。これを見守るように謎泉。んで楕円のタイル石板も左右対称に配置され。なんかSFっぽいけどいわく言い難い。

BATHもSAUNAも室内になかなかな音量でヒーリング音楽が流れている。全体的に2000年代初期の岩盤浴を彷彿させてくる。

市街地のサウナ水風呂付きで庶民が泊まれる価格のホテルはほぼ制覇したのでスチームを振り返してみようかなと。スチームだけに蒸し返すのか。しかし部屋はひとりなのにダブルだし机が広くて仕事が捗りまくる。館内着が着心地良き!

朝ごはん

サンドはプルドポークとたまごとアボカドの3種から選ぶのだが、それぞれパンも違うという凝りっぷりよ

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れさわ

2023.07.17

1回目の訪問

サウナ飯

栗の湯

[ 東京都 ]

1年半近くの間再開情報をウォッチ&シェアしてくださった方から、いよいよ7月16日14時より再開とのご連絡をいただく。家の人も一緒に来てくれるという。お祭りっぽいことには乗りたがらない人なので珍しい。ウキウキと10分前に辿り着いたら、混雑軽減のため16・17日は整理券方式と知る。男女ともに入れるのは16時半。2時間半待つのかー、と思いながらもウキウキと待つ。開店のくす玉割りも拝見しほっこり。

この二日間は太っ腹なサウナ無料。タオルはつかない。開業後はサウナ500円で大小タオルをお借りし、座面にバスタオル敷いて座る方式になるとスタッフさんにお聞きする。ドライヤーは20円3分方式で、脱衣所と浴場のある2階には自販機も両替機もない。すなわちドライヤー使う人はこの時点で財布に10円玉が2枚あることを確認したほうが良い。あと飲み物もここで買うのが正解です。イオンウォーターは900ml250円のみ。

ちょっと開きにくい3枚スライドドアを開けて女湯へ。脱衣所は狭め。フロントでいただいた鍵でロッカー開ける方式。隣のロッカーの白髪マダムが鍵の使い方に戸惑っていらしたのでお手伝い。難しいわねー!と笑い合って。

浴室もコンパクトめなサイズ感。浴槽は水風呂、シルキーバス、温泉の3種に露天1種。あれこれ盛らないシンプルさが好ましい。ペンキ絵なく、青く塗られた天井が銭湯デフォを守っている。そして気に入ったのはにおい。サ室から漏れ溢れるストーンの香ばしさ。ストーブのメーカーをなんとなく特定。

サ室もコンパクト。狭いサ室が好きなので好ましい。飲兵衛仲間の間で「二の字」と呼ばれるタイプの座席配置。ストレート2段に向かい合いの1段。詰めてきっちり6人入る。この日はマックス6人、待つことはなかった。ストーブは予想通りのHARVIA。ポツポツと数秒置きの涎みたいな雫は意図的なオートロウリュなのか。30分に1回くらいドーンとオートロウリュ注がれるらしいけど残念ながら遭遇できず。尻下に敷くマットは持参するが得策!いや全力でお勧めします、オレンジタオルないしビート板も備えなし。みんなで施設を守りたい。BGMもテレビもなく静かなので静寂派の方にも強くお勧め。12分計なし室温計あり82〜85度くらいをウロウロ。

水風呂は20度。温泉らしき黄金色の水、3人くらい入れて広々。やっぱり夏は水風呂だよねーってゆったり。

外気浴は露天で。プラ椅子5脚あって遠慮なくくつろげる。天井から風が注ぎ暑いけど悪くない。やっぱり空が抜けてるのはいい。

冒頭の栗の湯支援の方から嬉しいお誘いいただき楽しすぎるアフター。好きなお風呂、未来の栗の湯さんへの想い。最高!感謝!

PIZZERIA CIRO 桜新町店

肉のピッツァ

家の人はサルシッチャが好きなので

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れさわ

2023.07.16

1回目の訪問

駿河健康ランド

[ 静岡県 ]

飲み旅のついででたまたま立ち寄れた幸運に感謝しかない。メンテナンスで高温サウナに入ることはできませんでした。が!ほんと健康ランドグループ様のクオリティ凄い。漢方サウナのほっかほかな蒸し感に癒され、塩サウナでデレデレ。岩盤浴でさらにジワり。ご飯処は焼肉蕎麦寿司!また来るしかない。

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れさわ

2023.07.10

1回目の訪問

サウナ飯

宮の湯

[ 千葉県 ]

放牧の仕事終わり、いや終わってないけど銭湯チャンスを狙って飛ばし屋総武線快速でワープ。

魅惑のグルメゾーン、京成船橋駅界隈を全力でスルーしてふたつの線路の間を歩く。左手にダンボール紙に書き殴られた「通り抜け禁止」の文字。明らかにGoogleマップはこの道を通り抜けろとわたしに電波を送る。謎の対立構造。

そんなこんなで辿り着く大通り沿いの古めかしい銭湯。目隠し式の番台に優しい佇まいの店主様。サウナで、あとスタンプラリーこちらにてゴールです。と千円札と台紙を差し出す。「あー、クリアファイルも交換してないのね」と、お湯の富士&あわっこちゃんコラボクリアファイルとおまけの千葉県浴場組合謹製千葉県制150周年記念クリアファイルをいただく。組合謹製の方は片面におなじみ田村隆一先生の銭湯詩とともに歴代組合理事長名が記されたありがたいお品。タオルも配色が可愛くて、タッチがまるで違うゆるキャラが並んだ際に発生するガチャガチャ感を和らげている。間に合ってよかった…!

シャンリンボディソは備えなしなので持参、バスタオルとタオル地のサウナマットは支給されるので持ち込みタオルと麻のボディウォッシュタオルで補完しあって過不足なし。先客なしラストまでわたしひとり。しかし男湯は入口から絶えず賑わっている様子。家事仕事を終えて女たちのくつろぎ時間は夕食前とこれからなのか。男湯のペンキ絵はThe Sauna近辺である旨拝読したが、女湯は富士山近くのあの湖のような。の下に泳ぐ錦鯉のタイル絵。眺めながらの予熱は熱いジェット、40度ちょっとのバイブラ、39度くらいの微妙にぬるめな薬湯。どれもいい。特に高麗人参の薬湯はやすらぐ。

サ室横は室温80度。縦にすっと立つセラストームが垂直に並ぶストーブ。幅15cmくらいのブラインドを90度回転して縦置きしたような形状。体感はぬるめだがじわじわと内側に入り込んでくるようなセラストームならではの温まり方。10分超えたあたりからの発汗が良い。セットを細かく刻むよりまったり時間にとらわれず汗がじわじわ出てきたら退出するのが良さそう。2段でパンパンに詰めれば4人入れそうだけど、ひとりがベストなんじゃないかと思う。上下段で熱の感じ方は違い、個人的には下段でじわじわするのが好み。

水風呂はなくカラン席のシャワーもお湯が出ないので立ちシャワーで。

外気浴もスペースなくカラン前に座る。が窓から夜風が吹き込んで頭のてっぺんを冷やす。ほぼ外気浴やん…とそよそよそよがれ夏の夜。最高。

バランス感覚を問う脱衣所身支度整え髪も乾かさず退出。終バスに間に合うかギリギリの時間…ならばお腹も空いたし、ずっと行きたかった中華へ!

栄華光本店

冷やし中華

タレが別添え、麺がよく冷えてキュッと締まっている。具材の切り方も丁寧でかなり好みのタイプ!冷中大好き

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れさわ

2023.07.08

1回目の訪問

サウナ飯

伏見力の湯

[ 京都府 ]

今回の出張は毎日日の出前から山仕事なのでアクセスの良さのみで宿を選んだ。ほぼ使えないWi-Fi、タクシーの運転手さんたちの4人に3人に「ここ泊まれるって初めて知った」と言われた謎宿(でもスタッフさんやさしくて良かった)。もちろんサウナなどあるわけもない。のでお風呂は外で、最終日はここ。近鉄って新幹線乗り場の目の前に改札あるから、実はお帰り前に行くにも良き立地なのです。

日替わりランチ付きセット1500円で入館。学生さん限定だけどサブスク1か月入り放題2000円とか、価格設定が出血しすぎる大サービス。スタッフさんもやさしくて、ありがとうございます。

寝不足すぎてフラフラ階段登り女湯へ。岩盤浴もつければよかったと後悔するも、1ミリの元気もないのでとにかく脱衣!風呂!

ササと支度しひと通り予熱。やばい。さすが名水の地伏見!水が良すぎる!俺が米ならさぞかし美味い酒になれそう…七夕ならではの笹薬湯、白湯、やさしめでんき、ストロングバス、ジェット。からの永遠に入れる35度くらいの絶妙なところ攻めてくる炭酸露天、シルキーバス。とりわけストロングバスの冷えすぎてる水枕と不感温のほんの少し下を攻めてくる炭酸露天が最高。

風呂が最高すぎてやっとサウナ。L字2段+ストレート1段、テレビを囲む余白広めのスタイル。場所取りタオル干しも散見されるが広いので気にならない。でっかいストーブは多分遠赤外線ガス式とお見受けする。88度で程よく熱い。いやむしろ結構ドライで滝汗出ます。年齢層は全体的に高めで、常連さんが多い印象。全身吸い玉のお姉様とかシート巻きお姉様とか、美容健康意識高め。自由。

最高なのは15.6度の水風呂。すんごい冷える。でもキンキンすぎなくてなめらか。じーんと芯まで響く冷たさ。すごい。

外気浴は露天のプラ椅子で。6脚あって、インフィニティやベンチはない。平等。それでいい、それがいい。平和。寝不足が過ぎてついウトウト。炭酸泉でもついウトウト。梅雨の合間の奇跡的な天気で、お天道様に感謝しかない。

露天に続く前室には塩サウナ。かなりしっかり熱い。尻の下に敷くものないので持参するが吉。

水風呂の横に戻るとミストルーム。ここでもウトウト。だって気持ちいいんだもん、やはり水がいいからなのかな。

いつもならドライサウナ水風呂外気浴の間に何も挟みたくないのだけど「冷たいとぬるいの間」という絶妙な炭酸泉とミストの誘惑に抗えない謎の循環に漂う。合間でウトウトしながら。リクライニングコーナーがあったら完璧だと思うのはこの日の自分のコンディションゆえ。野菜も買えるしごはんも美味しいし、食いしん坊も大満足なナイス施設でした。

日替わり定食

この日はカツ煮。衣にサクサク感を残したカツを、ふわふわの卵とやさしいお出汁が包み込む。スパ銭界最上級

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れさわ

2023.07.07

1回目の訪問

サウナ飯

雲母湯

[ 京都府 ]

屋号の由来は目の前の坂が雲母坂という名だかららしい。

外仕事終えて追われて店前のベンチでPC開いてあれやこれや。この日はまだ35度とかだけどこの頃では日中の最高気温38度の日も。外にいる時間は完全防備と水分ミネラル補給は万全で。

ひと山越えて番台のお兄さんに490円払い目隠しの暖簾くぐる。脱衣所は雑然としており、浴室内外に椅子と洗面器が積み上げられているのだが、大きさ高さまちまちでもしかして私物かもしれない、迂闊に使ったら京都式鉄拳が飛んでくるかもしれない。一方で京都では珍しいシャンリンボディソ備えあり。怒られたら泣いて謝ろう。とにかくしれっと風呂椅子と洗面器をキープ。

カラン席のシャワーは水漏れ率が高く、漏れていない席はほぼ荷物で満席だ。おばちゃんのくせに子鹿レベルで足元震えながら取り急ぎ大急ぎ支度。

と、湯船にサウナハットを被ったお姉さまを発見。お寛ぎ中のところ失礼失礼します…知ったかぶって嫌な空気を生むより教えを乞わせていただきます。サウナに入る時は入口手前にワッサワサと積まれたあのマットをつかうのか。あるいは…とお聞きしたところ、各自持参の尻下保全アイテムで汗ガードすれば良い、と。わたしも日が浅いからよくわかりませんけど…と優しく教えてくださって。ひざまづく。

サ室はL字1段。先のお姉様と、常連さんらしくお話が弾むマダムお二人。遠赤外線ストーブは108度とか指してるけど多分何かの間違い。そこまで熱すぎやしないが、物足りなくもない絶妙感。テレビもBGMもなく、マダムズの会話が響く。と、相方様が退出したタイミングでもうお一方がわたしのmi Bandに興味津々で話しかけてくださる。そんで弾む会話。お戻りになった相方様も交えて中高年の健康管理、危機管理について。京都でこんなにおしゃべりさせていただけた銭湯は初めてかも。

汗を流して水風呂はサウナのすぐ横。サウナスペースとして区切られていて、でも温冷交互浴派のお客様にも愛されている。ごゆっくりねー、さいなら、って声かけあってかけていただいて。あんた見慣れないわねって感じもなくて空気に溶ける。ここもまた京都らしいとてもいいお水。

外気浴、じゃないのか内気浴はカラン前で。シャワー付きの席が少なくて満席が近づいてきたのでそろそろ出ます。

ゆるゆる支度しながら最近暑いですねー、明日も36度だって言ってたわよ!なんて会話に混ぜていただきながら一見超普通だが実は裾にレースがついてるクセ強Tシャツに着替えたら、先のごゆっくりマダムにめちゃくちゃ褒めていただく。すごく皆さんやさしくて常連さん同士仲良くて外様にも開かれてる。場所は人が作る。とても好きな銭湯!

秋華 (あきはな)

坦々麺(汁なし、冷やし)

汁ありなし、温冷選べる。麺とタレの絡み具合が完璧。ポーション少なくできるからあれこれ一人で楽しめ最高

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れさわ

2023.07.05

1回目の訪問

栄盛湯

[ 京都府 ]

糺の森の満開の下、じゃないだいぶ北。ほぼ街灯が途切れる手前、バスを降りる。

まず鬱蒼とした外観に見惚れる。黄昏時までザアザアと降っていた雨の余韻、店前に小さな橋を渡るせせらぎがあり、青いにおいを分け入るように悠然と鯉が泳ぐ。真夏よりも春よりも、この季節のさめざめとした緑が好きだ。

受付で490円払い、そういえば用を足したいと申し出ると女将さんがマナーモードのようにぶるりと震える。なんか訳ありなのかなと思いながらルートを教えていただく。清潔感と生活感のあるルート。お試しください。階段は急だがあったかいんだから。

激務がひどくて視力が著しく低下している。こわごわと便所からの階段を降りてレッドツェッペリン脳内再生。京都お馴染みのロッカーイン柳行李に荷物押し込めようとしたらふたつ使っちゃって!と女将さんのやさしいお声がけ。えろすんません。

古めかしい味わい濃いめだけど凛ときれいですっきりしてるの。横スライドかと思いきや押して入る浴室。丸いバイブラ、四角くて少し熱い白湯とジェット2種。その横に水風呂、もちろんライオンさん付き。京都フォーマットらしからぬのは薬湯がないこと。もちろん鏡広告はぬかりなく。シャンリンボディソは備えなし、タオルは借りられるかわからないけど持参が吉。

浴室への入口は上部が丸いアーチ型。なんていうの?教えて建築のプロ!正しい表現がわからないのでアーチと呼ばせていただきます。

カランの鏡もアーチ型。先客様後客様いらしたりいらっしゃらなかったり。そっと静かに俺ご挨拶はするもののべったりではなく物静か。落ち着く…

サウナは不思議な半円型?馬蹄型?の座席構成。1段で、浴室側に備えられたストーン式のストーブを取り囲むかたちのベンチがあるのだが、問題は室内の音声が室外のテレビとシンクロしているということ。そのテレビはストーブと対面、サ室の窓から見て向こう側の脱衣所サイドにある。ストーブと向き合うかたちで座るのがスタンダードな気もするが、耳に釣られると脱衣所を向きたくなる。まぁ居心地いいから良し。

水風呂はサウナ出てすぐ隣。でも最近はわざわざ遠いカラン席まで戻って汗流して戻るセルフイケズ派。からのぬるっと色白イケメンな坂口健太郎系ライオンが水吐く深みに。水がいいので深入りする。そもそも浴槽はだいぶ深い。

外気浴はカラン前で。古いけどやりすぎないけど待ったあれこれ気にならない絶妙な清潔感。

脱衣所で支度しながら水槽の金魚を眺める。入ってきたお客様がて女将さんと入口の鯉の話。わたしも混ぜていただいて飛び交う挨拶。こわくない京都銭湯5本の指に入れさせていただきたい。あったかい場所。

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