つむぐ

愛欲を仏の悟りに変える力を持つ愛染明王がご本尊。板橋の愛染様といわれる日曜寺にまつわるお名前の銭湯。今度はお参りもしてみよう。2019年にリニューアルされ、見かける写真も綺麗で素敵そう。何より浴場の天女のモザイクタイルは実物見てみたい。替わり湯も積極的で、Twitterでも元気ある意欲的な店主の姿が見えるようで、高まる期待感。

連日恐縮ながら板橋銭湯シールラリー。日曜午後はお仕事。どうしたものかと悩んでいたら、日曜は朝湯で8時からやってる愛染湯さんが。我が家のおかみさんも頑張って起きてくれて夫婦でレッツラゴー。ラってなに？もともと練馬区は板橋区の一部。近いのに電車だと行きにくい。またもバスが大活躍。そんな中やってきた板橋本町。午前中から動く電光掲示板にテンション上がる。建物の壁にゆっポくん！替わり湯の貼紙たくさんで活気感じる。

と期待感最高潮。ただ、正直、ここが文字通り最高潮だった。100円返却式、しかもわかりづらい扉の裏に入れる形式の靴箱。特にフロントのおばちゃんの役所かコントの空港職員みたいな感じの悪い雑な対応にはダダ下がり。たぶんフロントのお手伝いの方か何かだろうから、たまたま運が悪かったんだろうと言い聞かせてる。よくわからないカードキーと洗濯用S字フックもバンと置かれ、サウナ二時間とだけ。そのカードキーには番号が付いてるからその番号のロッカーなのかと探すとマッサージ機で通りにくいとこにある。マッサージ機押し退け開ける頃やっと目に入る説明書き。なんだよ。どこでもいいんかい。カードキーの入れ方よくわからん。表裏も縦横も関係ないんかい。これだけ利用者への愛がないと下がったテンションはもう上がらない。

立派な天女のモザイクタイル。黒いシックな浴場。朝湯のピークが終わった頃だからか人も少なく静かに過ごせた。内湯には41度でそんなに熱くない高温湯と、ジェットと電気風呂がある湯船。まきぞうさんのサ活で超強いとあった電気風呂は楽しみにしてたが故障中。はは。露天は今日の替わり湯ソフトクリームの湯。ほんっと匂いが甘い！濃厚ソフトクリームや！

#サウナ
腕にかけられもしない、持ち運びが不便な単なる洗濯用S字フックを引っ掛けて扉を開ける。TVはあるけどその音がひっそり感を際立たせる穏やかな暗さの歳月感じる遠赤外線ストーブの銭湯サウナ。熱さは刺激的ではなく、でもしっかりあたため汗をかかせてくれる。ここは落ち着くな。90度表示。

#水風呂
深めな静かな水風呂。21度。

#休憩スペース
露天に椅子3つにベンチも。これはいい。風もほのかに通る。ソフトクリームの湯の甘い匂いに包まれて。

色々あるやね。だから銭湯。

風呂上がり夫婦揃ってにこにこご満悦でお気に入りでるんるん。第◯の実家にさせてほしい居心地。綺麗だし、お風呂広々ジェットもいい。たしかにサウナ好きな人には水風呂の温度でスルーされがちだろうけど、サウナが結構力強く熱くて、水風呂の中でふわふわし始めて、半露天での休憩中ただただまっさらに安らぎしかなかった。あぁ、ええとこきたなぁ。ほやー。

夫婦で過ごせる日。我が家のおかみさんにも板橋銭湯シールラリーにつきあってもらえた。対象銭湯のほとんどが東武東上線と都営三田線。練馬区の我が家からもバスを使えば意外といけると知った都営三田線エリア。最寄りバス停からは徒歩10分だけど、蓮根駅の超近くにある紀の国湯さんへ。風呂上がりTV観ながらビールやらアイスやら卵やらいろんな飲食ができるキッチンまであるスペース。もみほぐしも。サウナの人はタオル二種の入ったバッグとサウナ利用者用ロッカーキーが。

浴場はなかなかいい賑わいでうきうき。板橋区はどこもシャンプー類設置あっていいな。練馬区は基本ない。結構区によって違うよね。広い湯船一つの中にパワフルなジェット各種あるタイプ、好き。内湯は少し熱めで広いわりに深めでたっぷり感が嬉しい。立ちシャワーもいいやつ。そして広めな半露天には枠が檜のゆーったり風呂も。これがまた温度やさしくてずっといられちゃう。みんな放心顔。自分も。仲良しなおじいちゃんとお孫さんにほっこり。子ども連れも結構いて嬉しかった。

#サウナ
なかなか綺麗で広めで過ごしやすいな、と思ったら意外にあっついなこれ。熱がどっと押してきて全身かぁーっとなる。90度表示だけど、温度計じゃ表せない熱の圧とか強度ってあるなと思う。まだ新しそうな遠赤外線ストーブ。元気いっぱい。サイズは二段×四人くらい。TV有。

#水風呂
ゆったりたっぷり広め深め、水もじゃばばば入り続けてて半分はバイブラも効いてて、のびのびリラックスして入れる水風呂でいいなぁ。29度表示だけど、なんとなく実際は25度でバイブラ水流で体感22度とかじゃないかと。たしかに冷え冷えではないのだけど、リラックスしてゆっくり入れる安らぎのゆったり水風呂。満足感ある。

#休憩スペース
半露天にベンチが二つ。露天風呂に流れ入るお湯の音を聞きながらぼーっと。水風呂でゆっくり冷やしたからか、心がゆっくりやさしくふんわりする。あー、立ち上がる気にならない。

ロビーで甲子園観てふわふわしてたら、にこにこ笑顔の我が家のおかみさんが。卵食べながらビール飲んで高校野球観てる人を見てたらもうここでずっとぼけぼけしてたくなっちゃった。いいとこきたなぁ。さて、次は三田線で本蓮沼の清水湯さん。行こかね！

あぁ、ただただ素朴なビル型銭湯。悪気も悪意もなく、ここまで迷いなくそう思えた銭湯、これまであったかなと真面目に振り返ってみたけど、やっぱりそう思う。サウナが、水風呂が、シルキーがある。シャンプー類備え付け。駅近。逆にボロいとか汚れてるとかそういう嫌なこともない。そうだ。それらはけして当たり前じゃない。すごいことだ。と自分に言い聞かせてもなお、やっぱりそう思う。

コツコツ板橋銭湯シールラリー。週休二日で営業時間が15時半から20時半まで。サウナは19時までとの情報もあれば、ここ気まぐれで閉店時間早めるから気をつけてとのアドバイスも。不安定なところは先に押さえておかねば。近くの宮造り銭湯梅の湯さんとのはしごプラン決定。板橋区役所前駅から徒歩5分。道もまっすぐでわかりやすくとても便利。15時15分か。少し早く着いちゃったなってあれ？お客さんどんどん入ってく。もうやってる。開店時間前倒しの気まぐれは想定外だったけど、じゃあ遠慮なく。

挨拶の声は元気よいけど無表情で淡々としたご主人。うわ、前の人もうかなりシール埋まってる。サウナと告げるとサウナキーとバスタオル、そしてロッカーキーも。靴箱の鍵は預けない。こじんまりな脱衣所を経て浴場へ。失礼ながら想像より綺麗。ん、カランのお湯桶に入れたら随分泡立った。開店直後だから他の人まだ使ってないはず。桶洗った洗剤流しきれてなかったのかな。ま、流せばいいか。

湯船はバイブラで水流のある白湯とシルキー。白湯には二股カルシウム温泉の機械からもお湯が流れ入ってる、と思いきや二股カルシウム温泉と書かれてるはずのところは白いテープで隠されてる。隠す理由があるとすると、、、以下略。お湯の温度はやさしめで、ゆっくり浸かれる。

#サウナ
あ、自分一人目だ。銭湯らしい芳ばしさのある遠赤外線ストーブのサウナ。二段×基本二、三人なサイズ。綺麗に敷いてある黄色のサウナマットが嬉しい。無理のない、でも物足りなくはない程度の熱さ。94度表示。音楽もTVもなくて、明るさも控えめで、静かにじっくり向き合える。隠れ家にして日々通うにはいいな。

#水風呂
詰めれば二人入るサイズ。バイブラありつつもぼちぼちな冷たさ。サウナもお風呂もやさしめな熱さだから、温冷するにもこれくらいがいいのかな。21度表示。よくある隅の水面の排水口は塞いであった。水の節約かな。

#休憩スペース
洗面椅子で。人が近くにいなければシルキー横の階段のとこでも。

気負いなしのぼちぼち経営銭湯。心配にもなるけど、続くのなら。脱衣所には夏休みの貼紙が。しっかり長めの休み。外にも貼ったらいいのに。とか思うことすらやめて生きるのもいいか。

くらえ！アクアセゾン！高純度軟化水！カミュ板橋を師と仰ぐキグナス氷河の弟弟子の使う必殺技。なんてことが欅坂46の二人セゾンが流れながらぐらぐら頭をめぐる。サウナ水風呂のあとの歩行浴プールでの二段活用中のこと。全身脱力で浮いてるだけ。ただ脳内でそんなのが流れ去るだけ。あぁ、もうなんでもいいや。ゆらゆら。

基本一日一軒ペースでいかないといけない板橋銭湯シールラリー完全制覇の旅。20時からの面接がリスケに。23時閉店のとこが多いからこの一時間がまじでかい。豪雨で新幹線遅れて帰れず面接に間に合わないという候補者の方には、どうかご無事でと心から思う。しかしこのチャンス活かさないわけにはいかぬ。残務は帰ったらやる。かなり疲れてるけど心に着火。バスと電車を乗り継ぎ、上板橋から10分弱歩いてやってきたのはアクアセゾンさん。21時過ぎ到着。いつも人気で混んでそうな印象だったけど雨だしゆっくり満喫したかったとこだからチャンスだ。

と、建物外の電飾が消えてて焦る。まさか早仕舞い？大丈夫だった。広いロビー。電飾の如く省エネ気味な女将さんにシールもらい中へ。サウナだとサウナバッグにタオル2種。あと専用ロッカーの鍵をもらえる。脱衣所ゆったり綺麗。浴場入るとこれまた綺麗で素敵！広いなぁ！床は大好きな滑らないやつだし、壁の麻の葉模様が品があって素敵。

カランのシャワーのとこに高純度軟化水とある。超軟水や。粘り感じるくらいトゥルトゥル。手前にシルキー。白湯も軟らかくてやさしい温度でひたすら気持ちいい。ジェットも色々だけど、軟水だからか水のうねりが美しい。電気風呂もやさしめ。そして奥には高濃度炭酸泉。この炭酸泉かなりいい。湯船一つひとつゆったりサイズで空間も広くて嬉しい。あ、これ多分井草湯と同じ設計事務所だ。

#サウナ
綺麗な新しいゆったりサウナ。二色のレンガ風壁材がかわいい。10人は入る二段。遠赤外線ストーブ。とにかく熱がやさしい。無理なくゆっくりじっくり入れて汗もしっかり。90度表示。TV有。小さいマットがあるので使うもよし。

#水風呂
しっかり冷やしてくれてる深い水風呂。水温計は21度。実際そうかもだけど体感すごくいい冷たさ。で軟水感すごくて水と冷たさに角がない。水流やバイブラも。やさしさと冷たさを両立させた意外とすごい水風呂かも。

そして半露天にある歩行浴。プールとは書かれてないけどプール。28度。水風呂のあとの二段活用。ふわっふわに飛ぶ。これはやばい。

#休憩スペース
半露天にベンチも椅子もある。プールの音を聞きながら。

素晴らしかった。仕事の嫌なこともどっかいった。小雨。帰りはときわ台から帰ろ。ふわふわ。

情緒とか趣とか、レトロとか古き良きとか昭和とか、そんな綺麗な言葉でなんかくくれないことが表面的にもてはやされる。また漫画の実写版かと思うのに似たつまらなさだし、そんなんばかりだ。銭湯はサブカルではない。と、やけに鬱陶しい主張から入り申し訳ないけれど、生身の、生き物としての銭湯のリアルを感じたものだから。

仕事が終わるのは基本22時くらい。家の近くの練馬界隈の慣れた遅くまでやってる銭湯に向かい心身の疲れを流す日々だった。だがしかし、始めてしまった板橋銭湯シールラリー完全制覇の旅。8月だけで28銭湯。修羅の道。近くて遠い板橋区。せめて今日も一つは行かなければ。今日の仕事場は東京。調べても23時までのとこばかり。くっ、ここしかない。板橋駅から徒歩8分。板橋区で唯一25時までやってるゆーらんどさん。もうこのカードきるのか。

深夜の板橋、首都高からの音が逆に静寂と暗がりに包まれるゆーらんどを際立たせる。ビル型銭湯。フロント前には畳スペース、ごろごろ飲み物飲んでる人ちょっと羨ましい。女将さんにシールもらう。脱衣所、うっすらクラシック流れてる。そこからディープな世界に。

浴場、渋い。コンパクトな中にぎゅっと詰め込まれた洗い場。人もそれなりにいて狭い。どどどっと並ぶジェット。奥に隠れるようにある薬湯の岩風呂。そのうえに暗いステンドグラス。森林浴ミストと書かれた扉を開ければ、ミストは止まり、きっとかつては素敵な音楽が流れてたであろうソニーのスピーカー。何も聞こえない。壁には所々お洒落な絵。歳月を感じる。銭湯も人のように歳をとるんだ。まだピカピカだったときに思いを馳せる。お洒落でモダンで新しく楽しい、クラシックで優雅な気分もいい香りも味わいながら過ごしてもらいたい。そんな思いを持つ店主と喜ぶお客さんのこと。えげつなく腰の曲がったおじいちゃんが前を通る。老いることは生きること。それだけだ。いいじゃないか。

#サウナ
古く渋く芳ばしい。長い歳月灼かれてきた壁板の焦げ色。まさにな銭湯サウナ。二段×四人。遠赤外線ストーブ。背後に浴場に向いた窓。空間は広くて、首疲れる位置にTV。温度計なし。入りごたえのあるいい熱さ。汗びっしり。ほぼ貸切。

#水風呂
サウナ出てすぐ前。深め二人サイズ。やさしくバイブラが効いてる。混まないからゆっくり癒される。体感22度。ええのやこれが。

#休憩スペース
洗面椅子。でも後で気づいた。体拭いてバスタオル巻いて広い脱衣所に豊富にあるベンチに座り、扇風機の風浴びてクラシック聴いて休むのがよかったと。

侘しさがないわけではない。静まる板橋。なんでもない。なんにもない。深夜24時、下板橋のホーム。

穏やかで素敵な笑顔の優しいご主人に癒され、ゆったりした時間が流れ、歳月感じても明るくてピカピカで、めっちゃいいじゃんってなってた。しかもさらにお湯がとてもいい。水風呂も。サウナも絶妙。と、めっちゃいいじゃんばっか脳内リピートしてたし何なら声にも出してた。近くに住みたい。

実を言うと来るつもりではなかった。なんとなく行ったクアパレス藤さんで板橋銭湯シールラリーを始め、完全制覇コースは一か月で28銭湯巡らないといけないという鬼設定を知り焦り、風呂上がり少し歩いただけで暑さで結局汗だくになり、ここまで来たらもう一か所いったるかと。検索したら徒歩7分。第二富士見湯さん。24時までやってる。決まった。22時だというのに31度。

ひっそりした住宅街を抜け現れるビル型銭湯。ここでいいのかな。看板に第二がないし富士じゃなくて冨士だし、とかちっちゃなこと気にしつつ。シールラリーを機にご主人と少しお話。素朴なフロント周りなのだけど、とても立派な動物の剥製が飾られていてまじまじと見せていただいた。写真撮ってもいいですか？と言うと電気まで明るくしていただいた。優しい。

さて、浴場はたまたまか、空いてて静かで心底リラックス。カランのお湯を浴びて視線を上げると女湯との間の壁にちょっとした緑もあってまたいい。湯船のお湯が美しい。浴槽の色が青ベースで映えるのもあるけどそれにしてもいい。足突っ込むといい熱さだ。42度かな。奥のバイブラのとこなんてたっぷり感もあって、肌触りさらっとしてきゅっと締まった感じで、風呂上がりしゃきっとする。少し横たわるようなジェットも。隣の浴槽は座れるジェット。気持ちいい。

#サウナ
バスタオルが渡され、サウナキーやバンドはない。いざ入ると銭湯らしい程よい芳ばしさといい熱さ。94度表示。遠赤外線ストーブ。二段×四人サイズ。今は定員四人。敷かれたサウナマットが新しい。そのうえにバスタオル敷いて座る。座ると前に浴場につながる窓があるから、閉塞感がなくていい。運良く全セット貸切。そしてBGM。歌謡曲寄り。ついに銭湯で神田川聞いた。クアパレス藤とセットで時代駆け巡る音楽サウナツアーになった。

#水風呂
実質一人サイズの小さな水風呂。真っ青なタイルに水が美しいこと。いや、やっぱりお水いい。透明感。地下水か。装置で軟水にするのもいいけど、こういう水に浸かると、言葉にならない。

#休憩スペース
洗面椅子で。

帰りもご主人がお話してくださった。帰りを気にかけてバスを探してくださったり、シールラリーの周り方のアドバイスくださったり、ホッとした。またお邪魔します。出るとやっと暑さが和らぎやさしい風が。大山から帰ろ。

とってもよかったからまた来る！って思ったのに前回から2年半近く経ってしまった。理由は一つ。駅から遠い。それでもやっぱり今回も来れてよかった植栽と水槽のテラリウム銭湯（というコンセプトらしい）。今井健太郎さん設計。綺麗でいい雰囲気。女湯との間の壁の上には緑があって、露天も緑の映えるテラス風。なんていうか、銭湯ってどんな空気や匂い、そして記憶をまとって帰りたいかがとても大事だなって思う。少しお洒落な、緑と熱帯魚の記憶。水槽の前でジョッキでビールなんか飲んでさ。疲れても嫌なことがあっても、そんな景色を胸に眠りにつけたら、やっぱりいい。

暑い。どうせ着く頃には汗だくだ。でも足が向いた。随分経っても、記憶が行こうと誘ってくれて。帰りのTシャツ持ち歩く夏。今日は千川から歩いてみたら要町からよりまっすぐで迷いづらかった。けど、やっぱ遠いけど到着の喜びがある。びしょびしょの汗を拭いて中へ。はっ、ここは板橋区か！ちょうど気になってた板橋銭湯シールラリーが始まった日だ。これも何かのご縁、やったるか！とシールをもらって貼って気づく。期間八月のみ。全制覇狙うなら28銭湯。鬼。もっと簡単なコースもあったけど引くに引けず。

汗だくべっとべとな中浴びるカランのお湯の気持ちよさたるや。きれいさっぱり洗って広々湯船に。このお洒落空間と緑も相まって俗世のしがらみさようならな感じ。広い湯船にはジェットもあって、だからか広いのに水流が行き渡ってほよよーってするのがまた好き。シルキー的なナノ湯もある。露天にも湯船。この湯船から見上げる植栽多めなテラス風景色がまたよかったなぁ。

#サウナ
フロントでもらった番号付きの黄色いサウナマットをもって中へ。ぅぁあっつい。こんな熱かったっけ。106度表示。パワフルは遠赤外線ストーブ。体中真っ赤になって汗びっしり。ワッフル生地のマット。綺麗で明るめな部屋には詰めれば10人入る二段。運良く空いてたけど、帰る頃には満室に近くなってた。香太くんもかけてあって嫌な匂いもない。そして何しろここの特徴は絶妙な年代のJPOPのBGM。90年代半ばから00年代の、脱歌謡曲系。うわっ、初めてサウナでaccess。中学時代めちゃ聴いてた。夢をみたいから。axs。

#水風呂
混んでるときは欲を言えばもうちょい大きいと嬉しい水風呂。水温計なく体感21度。あっつあつに仕上がってるとなかなか出られない。

#休憩スペース
露天出て右側の椅子三つ扇風機ゾーンはやばい。みんな昇天してて動かない。左側の椅子は回転早い。露天というか半露天で外はほぼ見えないけど、緑あっていい。

やっぱりいいとこだ。あのお母さんのビールまじうまそうすぎる。

サウナ上がりにはビールも含めていろんな飲み物が入った冷蔵庫から一つ取っていい、そんなやさしくも高齢で心配にもなる女将さんがフロントにいる東久留米の駅近銭湯。こんな夜遅くまで、ほんと大変だろな。前回は眠っておられた。今回も入店したら微動だにせず10秒。ふと気づいてスイッチオンしてタオル二種とロッカーの鍵とサウナ用バンドを粛々と。そしてまた省エネモードに。お世話になります。お疲れ様です。

西武ドーム（名前がコロコロ変わる）での全身全霊でリスペクトするアイドルグループのライブ。暑くて汗だくなうえに容赦なく水が降ってきて、目からの汗も含めてびしょ濡れ。全身疲労感もすごい。絶対銭湯寄って帰ると決めてたけど、せっかくだからお久しぶりのところに。でも駅近がいい。ということで。明るい大きめな通りに面していながらひっそり現れるビル型銭湯。

今日は随分空いてる。素朴な中でもなんとかいくつかの小さめな富士山の絵で彩りが。前回はもっと賑わってたけど、人が少ないと少し侘しさが際立つ。なぜか銭湯でなければ得られない、カランのお湯を桶で浴びる喜び。スパ銭とかだと同じことしてもならないスイッチオフの瞬間。ミクロバイブラはミクロ感なくパワフルにぼっこんぼっこん。その湯船にジェットも。やさしめな温度。あぁ。そしてめちゃ開けにくいタオルかけみたいなフックを引っ張り開ける森林浴への扉。湿度の高いガラスの部屋にはひっそりとした湯船。本来は壁の噴射口からミストが出るはずの造りだけど、やはり今日も何も出ていない。

#サウナ
やはり源の湯はサウナだ。がっつりなボナ。サウナマットは敷いてあるけどさらにバスタオル敷かないとどんどん尻が熱くなる。特に上段。これぞ銭湯な渋く芳ばしい香り。TVも音楽もなく、時折座面の下から聞こえるシューシューがさらに熱くさせてくるうきうきだけ。このストイック感、いい。二段×二席と一段×二席の六人キャパ。熱い上段でぐっと汗腺開けたら、下段でじっくり汗引き出してもらう。98度表示。

#水風呂
基本一人サイズ（詰めればギリ二人）のやさしい水質の水風呂。少し塩素強めだけど、きっと土地柄いい水なのではないかと。温度もやさしめだけどバイブラあり。20度表示、人が少ないからじっくり冷やせた。蛇口はひねったけど水出てこなかった。はい、すません。

#休憩スペース
カランのとこに洗面椅子で。こんなに空いてるから良かろうと桶椅子置きっぱなしにしてたらおじいちゃんに片づけられた。はい、すません。私も誰も使ってなさそうなら片付けるタイプなのに。

帰り、女将さんは動いてた。飲み物持ってっていいと指差してもらい秩父の水を。なくならないでほしいな。

神奈川県の西の方に（実際は真ん中）シリウスのように強い輝きを放ちつづける施設。きっと素敵なんだろうな、行ってみたいな、と憧れつづけながらも、東京の北の方に（実際に北）住む私には遠い。海老名が最寄駅ではないのだ。門沢橋。JR相模線。なぜここに人が集う？そんな無礼失礼最低な私は行ってみて自分を恥じた。

新宿から行き先決めずに乗った小田急快速急行。ふと海老名で相模線に乗り換え。初めての路線は小さい頃から嬉しい。本数少なめ。単線か。嬉しい。社家って駅名おもしろい。Shake。と外見るのに夢中になってたら着いた門沢橋。無人駅のローカル感。トラック行き交う大きな道路沿い、炎天下を歩くこと10分。こっちから見ると古くからあるスパ銭。でも暖簾から先はずっと綺麗だし、落ち着いた造り。コワーキングもあるし漫画読みながらゴロゴロするとこも篭れるとこも含めてたくさん。こんな隠れ家ずっと住んでたいな。

浴場はシンプルで、洗い場と広い炭酸泉、サウナ水風呂。そして露天は広くはないけど充実。炭酸泉もだけど、取捨選択で喜ばれるものに集中して作られてるのがこちらのかっこいいところ。その代表格が美泡壺湯。あのスペースに六つも。きめ細やかな泡に包まれるぬるめのお湯、空から降り注ぐ太陽にそよそよな風、この壺からでられない。電気風呂も強中中弱と四つあるし。試しに入った強がそこまで強じゃなかったけど、たまたまかな。そしと、TVの前の替わり湯は真っ青な「夏の暑さをふっとバス」。これもぬるめでいい。奥に岩風呂深いの浅いの。

#サウナ
やさしさ際立つ癒しのお風呂たち。でもこのロウリュサウナに入ってそのガチさにいきなりやられる。まず暗めで広くて年季も入って趣深い。そしてikiストーブが高い太いでかい！こんなでかいのなかなかない。総じて貫禄のあるサウナ。しかもどっしり重め強めに熱い。TV有だけど音量小さめでヒーリングなBGMも鳴ってる。驚いたのは偶然いられた15時のアロマロウリュのとき。扇ぎはなくアロマ水をかけるだけで事務的。何重にも熱が落ち続けてくる。熱が上から溶けて落ちてくるようにゆっくりのしかかってきて消えない。ぐあっつぃ！

#水風呂
15度と冷たく清涼感のある水風呂。深めでたっぷり。サウナのがっつりな熱さの後、気持ち良すぎて昇天しかける。

#休憩スペース
外気浴テラスという木に囲まれた椅子が四つあるとこ、蝉の声に包まれる。露天にも椅子がたくさん。広い空に心地よい風。妙におさまりがいい。

ごはん食べて休憩。個人的には外の涼み処がとても好きだ。たくさんあるソファのゆったり感やハンモックや、邦楽のインストBGM聴きながら、ぼーっと空ばかり見てた。

いつかひとつくらい落ちてくるんじゃないかと思うほど何度も通り過ぎる飛行機の轟音と、それに消されることもなく、中和すらするような風鈴の音。そして合間の静けさの中、私は今年初めて聞いた。蝉が鳴いてる。混沌とした都会の下町、大井町。駅前すぐの商業施設にあるおふろの王様の露天で感じた夏は、自分には何の違和感も居心地の悪さもない。そういうことなんだろうな。

夏らしく湧き立つ雲の映える青空。いたのは浜松町。露天がほしい。綺麗目で、クセはなくてもしっかりサウナがしたい。一定の賑わいはほしい。駅近。そして土曜日14時半。混み始めギリギリいける気がして。まさにそうだった。サウナもお風呂も混んでたけど並ばないで入れた。出る16時半にはサウナ前は行列だった。セーフ。

洗い場広くたくさんで余裕がある。氷クールシャンプー類もあって夏っぽくて嬉しい。内湯の高濃度炭酸泉は広いのにびっしり。シルキーにジェットに。そして腰掛湯。露天にも高濃度炭酸泉。そして岩風呂は今日は白浜の湯。露天は黙浴おかまいなしの連れだった若い男子たちの会話があちらこちらから。炭酸泉に入ってたら、前の学生くらいの年齢の二人組がひたすら某大人のおもちゃについて情報共有してた。静かに聞いてたけど、他のお客さんにお喋り注意されてふてくされて出ていった。

#サウナ
キングスサウナ。大きなガス遠赤外線ストーブ。白いふかふかサウナマットの上にビート板敷いて座る。20人弱入る6段。TV有。上段は激しくはないけど結構しっかり熱がくる。入口扉前の下段だと扉の開け閉めある都度ぬるい風がくる。気になる人は奥。サウナルールとやらでタオルを口に当てなきゃダメとの貼紙あれど、ほぼ誰もしてなかった。でもみんな静かだった。94度。

そして高温漢方塩蒸風呂。好きなスチーム数あれど、やっぱりこのスチームはすごくいい。よもぎいい匂いだし、嫌なべとつきがないし、上の窓からの明かりがいいし、何よりしっかり熱い。名残惜しくて最後ここのセットで締めちゃった。最高50度の温度計ふりきってる。

#水風呂
キングス出てすぐのキャパ大きめ冷ため水風呂。このくらいたっぷりだと安心感あるな。それでも6人びっしり入ってるときも。17度表示。夏。水風呂。最高。

#休憩スペース
露天には椅子とベンチもたくさん。空が広くは見えない造りだけど、そのぶんいろんな音が景色を与えてくれる。飛行機、電車、救急車、風鈴、蝉。飛行機大きい。椅子にはうちわや食事処のメニューが。これはいいアイデアだ。ところで、サウナ水風呂のあとの腰掛湯はやばい。心臓バクバクしすぎてひく。

帰る頃には大賑わい。ごはんを食べて出る。夏空が気持ちいい。

短時間でもどっしり汗かけるごんぶとな熱さがほしいときはやっぱり池プラ。ありがとう。君を待ってた。

松本二泊三日夫婦旅の締めくくりはやっぱりこちら。健康ランド、しかもクアアンドホテル好きな私たちだから。宿泊は満室で取れなかった三連休。たしかになかなかの賑わいだったけど、ほんとに素晴らしすぎる天国ランド、そりゃみんな来た方がいい。このキャパはそれでも受け止めてくれるから。

石和も駿河も大好き。大好き中の大好きでいえば、やっぱり信州。優劣とかじゃなくて、好き。施設もごはんもお風呂もサウナも。そして優劣とかじゃなくて、とか言っておきながら、実はここの地下水水風呂に関してだけは三施設中で圧倒的によくて、澄んでなめらかやさしくすっきりで気持ちいい。

NEPPAサウナの20分おきの熱波に出くわせず、またリベンジに来なきゃ。

雨続きのなか、運良く晴れ間の時間に。山々に山々。真っ青な空に三次元超えて四次元感じる雄大な白い雲。強め爽やかな風。太陽の力全身で感じる外気浴。最高や。

ごはんがほんと美味しい。。。館内放送でも宣伝されまくりな和食処あずさの鰻。思い切って蒲焼きを注文。うわこりゃまじでうまい。

混んでてマッサージは時間が合わなかったし、家まで遠いから少し焦って帰る感じにはなったけど、やっぱり大好き。またゆっくり宿泊でも来ようね。で、夜焼肉しなきゃ！

林檎の甘酸っぱい爽やかな香りにおぶーという愛らしい言葉の響き。そんな香りや愛らしさがあるかといえば違うけど、でも来てよかったとどっしり思わせてくれる、綺麗だけど濃ゆいとってもいい施設。てか、アロマロウリュウサウナ、実は他にはなかなかないくらい、かんなり熱い。するりと冷たい伏流水ナノ化水風呂とのコラボで思わずおぶー！って飛びました。

二回目の訪問。また来たいと思ってたけど、我が家のおかみさんをお連れして叶った。松本バスターミナルからバスで20分ほど。危なく寝過ごしかけ降りた野溝口。雨も止んでてよかった。おかみさんにおぶーの由来の書かれた看板の裏をうきうき見せようとするも、おぶーという言葉は馴染みがあるみたいで何の珍しさもないと塩対応。靴箱と脱衣所ロッカー連動式で、どこの靴箱だとどこのロッカーになるか貼ってある。

浴場は奥行きがあって天井高めで左一面窓で明るく開放的。綺麗で落ち着くなぁ。人工温泉のすべすべあつ湯に息と声が漏れる。腰掛湯があり、奥には高濃度炭酸泉やジェットや電気風呂。そして露天には壺湯も寝転び湯もあるけど、あつめな酸素の湯とぬるめな水素の湯もある。酸素も水素も二酸化炭素も取り込めるなんて頭も体もどうしたらいいのかどうなっちゃうのかわからなくなっちゃう。けどとにかく楽しく体にいいことにして全部満喫。この日は暑いからか露天のお風呂は酸素の湯以外33度くらいの設定だった。出られなくなる。

#サウナ
アロマロウリュウサウナ。おかみさんからプレゼントしてもらった松本湯ハットの嬉しいデビュー。入ってすぐ思わずうわってなる太くでかい熱さ。遠赤外線ストーブツインタワーにごつめなストーンストーブのトリプル熱源でパワーすごいし湿度高い。オートロウリュが15分おきでも都度あっつい。新しい綺麗な広々サウナに白いふかふかサウナマット、いい雰囲気にゴツい熱。眉間に皺寄せ見つめるTVの高校野球。94度。

塩サウナもしっかりな熱さで塩たっぷり塗っても順調にびっしょりになれる。43度。いいスピーカーなのかヒーリングな音楽のサラウンド感すごめ。立ちシャワーが近くになくて出たとき塩まみれでキョロキョロ。カランのとこで流した。

#水風呂
アルプスの伏流水をナノ化したという水風呂。備長炭の壁をつたって落ちてくる水で頭冷やして昇天。綺麗ですっきり、だけど肌触りのやさしさ、出たときの清涼感、たまらない。水温計はないけどたぶん18度くらい。

#休憩スペース
露天の豊富な椅子にデッキチェアに寝転び湯に。もくもく迫力の雲、爽やかな風、そよぐ竹、気持ちいい。

美味しいごはんをいただき、帰ろうとしたら降り出した雨。あとはもう眠ろう。

夫婦旅。でも逃げ場なく雨続きの天気予報。いつもよりいいお宿でいいごはんして、いいお風呂して、雨であちこちいけないのなら、いいゆっくりがしたいな。きっとここなら雨でもしっとり美しく過ごせそう。三連休前の金曜日から一泊。

一時ちょうどのあずさ25号で。新宿から二時間半強。いつもの中央線の景色が音もなく早送りで吹き飛んでく。もくもくの雲に覆われ山に囲まれ、激しく打ち付ける雨をくぐり走る。腰痛い。松本は今日も雨だった。タクシーの中で土砂降りを感じながら聞くウィンカー。15分くらい。浅間温泉街の一角、静かに佇むように。

風鈴の道。中はいい匂い。いい音、いい空間。若いスタッフさんたちが、星野リゾートに選ばれし誇りを胸に一生懸命接客してくださる。こういう仕事の人が喜ばれるほどに一番儲かる社会になればいいのに。素敵なお部屋。露天風呂付。気持ちがいい。あとはただただのんびりしよう。美味しいごはん。長らく絶っていたお酒もこの夜だけは解禁して、信州ワインとともに。

お風呂は入れ替え制。この日は深夜清掃の前まで男湯が祥雲で女湯が貴天。翌朝から逆。サウナがあるなんて思ってなかったけど、この祥雲にドライサウナとミストサウナが、両方にスチームサウナ的な檜おがくず風呂がある。なんと。ほとんど貸切で過ごせた。こんな美しく癒される素敵な時間を一人で過ごせるなんて。脱衣所から綺麗で明るくて、桑の葉ほうじ茶やかりん水やアイスキャンデーや、ふわっと嬉しくなることばかり。浅間温泉のやさしい単純アルカリが滑らかに潤いきゅきゅっ。一つひとつのお風呂にスタッフさんの手書きの一言。これ一つでそのお風呂を流れずしっかり味わう気になる不思議な魔法。

#サウナ
祥雲側にあるドライ。歳月かけて灼けた木材の渋く甘いいい香り。歴史を感じる素朴なサウナ。二人席二つ。レンガの中には新しいストーンストーブ。砂時計のみ。穏やかな熱さの中静かに過ごす。80度。

同じく祥雲側にあるミスト。ほんとミスト。思い切り降られる。椅子四つ。熱さよりもミスト。

サウナと言っていいのかともかく、両浴場にある檜おがくず風呂。あの箱の中できっと檜おがくずがスチームで蒸されててとてもいい匂い。ものすごいリラックス。

#水風呂
なし。サウナ前の立ち風呂を水風呂にしたらいいのにとかいう人いるんだろうな。シャワーで十分。

#休憩スペース
露天に椅子。雨でも濡れない造り。むしろ木々や葉っぱのしっとりした匂いがとても嬉しい。いい風いい空気。

貴天にサウナはないけれど、なかなか熱いラディアントバスはかなり汗かける。そしてお風呂が温度含めてとてもゆったりできて素敵。必ずまたきたいな。

くたびれきって駆け込んだ辰巳湯サウナで聞くヤングマン。俺がヤングなのかは知らんが、憂鬱など吹き飛ばして元気出せよと。立ち上がれよ。飛び出そうぜ。若いうちはやりたいことなんでもできるのさと。え？若いうちは？秀樹！死ぬまで若けりゃいいんだろ！秀樹のようによ！

雨なのにサウナだけ混んでた。首に漫画みたいなキスマークついたヤングマンがいた。さすがにタトゥーかペイントだろうけど、若いうちにやりたいことやってる感あったぜ。

深夜の都心仕事終わりの駅近駆け込み寺。強めの雨。上段のバチバチの熱、夏でもキンキンの水風呂。湯船の縁の隅っこであぐらかいて休む。お湯がひたひたあたるたびに意識が揺れる特等席。冷たい麦茶。2セット&お風呂で45分。来て良かった。その余韻に浸る中央線高尾行最終。