ゆーザ・中井

マイベストなみなみわっさー銭湯であり、風呂だけのときも含め最も通ってる銭湯の一つ。誰がどうして付けたのか知りたい名前の銭湯、ゆーザ・中井。自分にとって最も日常使いに適してるのと思うのは、単に深夜1時と遅くまでやってて駅近というだけではない。贅沢なまでにたっぷりなお湯を感じられるお風呂が好き。そして、何度来てても誰に対しても変わらない、寡黙なご主人と高齢のおかあさんの無機質なのに冷たくもない絶妙な接客。とにかく、楽。ちなみにサウナは1100円と高く、広めなのもあって、男湯でもびっしり混んでることはほぼない。

西武新宿線と都営大江戸線の交わる中井。西武新宿線は乗り換えのない駅に急行が停まるのに、この駅には停まらない。存在感や知名度はあまり高くなく特色を説明するのが難しい割に、不思議とディープな飲み屋飯屋が多くて若い人やら違うお国の人やら独特のカオス。どんな人でもいていい感じが不思議と楽な街。ゆーザさんもそんな感じで、だから楽なのかも。

浴場は男女日替わり。奇数日は男湯が一階だけのシンプルな作りの左。女湯がサウナと水風呂が階段の上にあって、外気の入る露天風呂という名の半露天岩風呂のある右。どちらであっても内湯は一つの泉のような大きな湯船にジェットとバイブラとわんさかじゃばじゃば流れ入るお湯で、なみなみわっさー！とにかくたーっぷりどーっぶりお風呂に浸かれるのがすごくいい。腰とふくらはぎと足裏と背中をパワフルに刺激する座湯のセブンエステ、背中と胸筋を刺激するボディエステ、ワンポイント超パワフルなハイパワーエステが、そしてTVもある。左側は無音。右側は音あり。右側の露天は岩風呂な半露天で薬湯。

#サウナ
左側は一階で8人は入るTV有の横長の部屋。右側は階段上った二階、左側より空間大きくて座面ものびーっと広くて段も高い、遠赤外線ストーブが座席側を向いてない。TV無。両方とも肌で感じる熱はマイルドで刺激的な熱がほしい人には物足りないかもしれない。けど、熱がふっくらしてて、体の奥からあったまって、なかなかに汗もかける。左側の方がストーブが近いだけに熱い。温度計はそれぞれ80度前後。読み物持ち込んでる刺青のにいちゃんいる率高め。サウナバッグに入ってる茶色のバスタオルは必ず持って入り敷いて座る。ちなみに体拭いたりする黄色のバスタオルとフェイスタオルも入ってる。

#水風呂
座ると顎くらいまでくる水位が絶妙。あっばって声が漏れる。バイブラ効いてる20度強。左側の方が広い。冷たすぎず、体が馴染む心地よさ。安心安定。

#休憩スペース
左側のときはカラン。右側のときは半露天。座りやすくないけど窓際が好き。ほんといい風くる。深呼吸。

田舎そば 須坂(すざか)

鴨そば 肉追加

中井らしくじわっとうまい。毎週通ってる。汁が甘すぎず辛すぎずしみわたる。わずかにもちっとしたそば。

【サッパリ、い〜感じ！】

新宿区の銭湯開拓！

金曜夜は会社の先輩後輩と年甲斐もなく徹夜をし、土曜は寝て起きてを繰り返して時間が溶け、今日は昼も夕もハンバーガーという怠惰な食生活になだれ込んでしまった。
せめて…せめて人間らしい健康な生活を取り戻さねば！取り戻すんじゃ！このままでは月曜からを乗り切れんぞい！と、てくてく歩いてやってきました。ゆーザ・中井さん。

住宅街の中に姿を現したのは、コインランドリー併設という、都内銭湯の情を醸し出す店構え。親しみが持てそうで良い。のれんをくぐってイン。

「サウナお願いします」と伝え、入浴料500+サウナ代600の1100円を支払い、ビニールバッグを受け取る。黄色の大小タオル、茶色いサウナ用敷きタオル、フックキーが入ってる。
本日は偶数日なので、向かって右側が男湯のようだ。

#浴室
内湯は大きなものが一つ。場所によってバイブラバス、マッサージバスなどと書かれている。ジャグジーの出方や強さが違うようだ。
露天の薬湯、本日は「ぬか床油&オリーブ油配合」と書かれた伝統薬湯、薄いグリーンの湯。なんて健康に良さそうな成分なんだ。半身浴で下茹で完了。

#サウナ
浴室内の階段を上がったところにある。ちなみに踊り場には棚があり、ビニールバッグを置くことができる。
サ室はL字型2段のベンチ。銭湯にしてはやや広め、そして1段が高め。
遠赤外線ストーブ。高さ約2m、肩幅広めの掃除用具入れくらいのサイズ感。ヴンヴンとサ室を温めてくれている。温度計の針はぴったり80℃を指してるが、体感的にはもっと熱い。ナイスコンディション。人がいない時は寝サウナもしちゃったりして、全身で熱を受け止めました。ご容赦ください。
散歩がいいウォーミングアップになっていたこともあり、5〜6分でじゅうぶん。ぷつぷつびっしり、たくさん発汗。

#水風呂
サウナを出てすぐ目の前。キャパ2〜4名。
26℃！？ありゃ〜、ちょうどいいや。冷たすぎず、ぬるくもなく、心地よい冷たさ。あ〜、うっとり。

#休憩
露天スペースにはガラス戸がついているが、常時開放されており、半外気浴ができます。
元々カランだった名残を感じる狭めの石のでっぱりに腰かけ、背中を石壁に預け、休憩。
あるいは、脱衣所のイスにバスタオルを敷いて座るのも良いだろう。空調が効いていて涼しい。

やはり銭湯はどこも個性があり、巡るのが楽しいな。ありがとうございました！

P.S.
「ゆーザ・中井」「ゆ〜ザ中井」の2種類の表記があり、どっちが正式名称なのだろうか。
そこの揺らぎも含めて、このお店の"らしさ"なのかもしれない。