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腹廻太JAPAN

2024.02.06

5回目の訪問

三の輪湯

[ 東京都 ]

毎月26日は「フロの日」
今日は2月6日で「フロの日」
年に1日しかないことを強調するならば、月晦日と大晦日の関係のように「大フロの日」と呼ぶべきか

三の輪湯ではレディースdayかつサウナポイント2倍、そして「じゃばら湯」でまさに「大フロの日」にふさわしい内容だった

雪は止んだとはいえ外はまだ寒い
優しめ温度の湯と控えめバイブラに打たれながらネットに入れられたジャバラと一緒にずっと浮かんでいた

サウナは団体さんがいたのもあって混み気味だった

途中、ママさんがマット交換に入って来たのだが
「替えてくれる?」と居合わせた客にマットを渡したのは笑った
街の銭湯ならではの客と店の距離感でこういうところが愛し愛されの秘訣なんだなと納得してしまった
目の前の微笑ましい一幕と呼応するようにサウナのコンディションもドライさはなくほんわかしていた
いつ来てもストーブが頑張っている音を立てているのにガス式のヒリヒリした感じがない

上段下段各2セットでダラダラと汗を流した

水風呂も外気浴もよく冷えた

森林浴で流れる『いい日旅立ち』を口ずさみつつ「ワンツー、イヤホーイ」と合いの手を入れつつでフィニッシュ

帰りは受付のママさんが他のお客さんとの話に夢中でなかなか鍵を渡してくれなくてこれまた笑った

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腹廻太JAPAN

2024.02.05

95回目の訪問

動くだけまし、動くだけましと心の中で唱えながらおよそ1時間遅れの電車で帰ってくる
雪の勢いは増し、風も冷たい
運転見合わせの間も電車のドアは開けられたままだったのもあり体はすっかり冷え切り、駅に着くと一刻も早く暖を取りたい思いでいっぱいだった
今日は玉の湯が休みなので目指すは天徳泉一択、水を含んで重くなった雪を踏みしめ向かう

傘立てに傘が溢れることもなく下駄箱も空きが多い
これはもしや千載一遇のサウナチャンスかと思っていたらやはり先客は2名で、受付のオカアサンの「今日はゆっくり入れますよ」との言葉に冷え切った気持ちもほぐれる

服を脱ぐとすぐに湯船に飛び込みたい気分だったが、丁寧に頭を洗い、歯を磨き、体を洗い、してゆっくりと湯を目指す
ちょうど深湯が空いていたのでど真ん中に躊躇うことなく体を沈めたら、毛穴という毛穴が粒立ち、冷気が体から逃げていくのがわかった
風呂上がりのビールぐらいの多幸感に襲われる

これだけ寒いといくらでも湯に入っていられるところなのだがそれを上回る熱さで汗をかいてみたい
湯気が濃く立ち込めるサウナは無人でちょうどフィーバータイムだった
これ僥倖といつもの席に座るといつもより熱く感じる
ファンに角度がついたのだろうか、前屈みにならなくても風が当たる
特に直撃する右肩が痛い
こちらのサウナ室に替わってから痛いなんてレベルに達したことはなかった
1セット目からあまみ全開、こんなことも久しぶりだった
サウナが調子良かったので短時間ずつでも充分に汗がかけた
サウナを短くした分は風呂に浸かる時間に充てた
いつも以上に温まったと思う
帰りは一枚服を減らしてもいいと思えるぐらいに温まった
これだけ温まれば雪なんか積もるそばから解けてしまうんじゃないか、そう思って傘をささずに外に出てみたら、そんなことは決してなく、半乾きの髪に雪は容赦なく降り積もった

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腹廻太JAPAN

2024.02.03

20回目の訪問

香藤湯

[ 東京都 ]

東京の雪の予報と共にあつ湯の香藤湯に温泉がやって来た


……のか?

実際に行ってみると他の銭湯のようにのぼりや暖簾がない
とりあえず来たのでサウナと告げ受付をするといつものタオルセットの上に無言で手ぬぐいを置かれた
「何ですかこれ?」ととぼけてみたい気もしたが、わかってて来ているのをおそらく向こうも承知だからわざわざ聞くのもなんだかなと思い直す

手ぬぐいは渡されたが本当に温泉なのかは確証が持てない
例えば機材トラブルで温泉が届かず手ぬぐいだけ配布してますパターンかもしれない

色々考えていても埒があかない、案ずるより産むがナントカで湯に足を入れるとこれがチョー熱ちーの!
…で、ここまではいつもと変わんないんだけど今日は入ってからが違った
いつもならこの後、熱の追撃が来て茹で上がるような熱さを感じるのだけどそれがない
確かに熱いのは熱いんだけど普通に浸かっていられる
腰の調子がまだ戻らないので体を水に浮かして温まり続ける

…気持ちいい、チョー気持ちいい

かの北島◯介でさえバタフライを始めそうなくらい気持ちがいい

十分すぎるほどに下茹でを施したらサウナに入る
ドアを開けた瞬間、イヤァオな蒸気が炸裂する
キンサシャでありボマイェでありボナサウナである
上段からの格納式フェイバリットホールドでいきなりものすごい量の汗が出る
かつてはここのサウナと私の体の相性が良すぎるなんて思っていたことを思い出す
砂時計が落ちきったところで仕切り直す
水風呂で丹念に汗を流して水風呂に体を沈める
脱衣所の扇風機前で長めに休憩

2セット目は下段に座る
温度感はこれくらいがいい
でも相変わらず物凄い汗
ここでは10分ほど粘ったが自分の汗が床に滴る音に耐えられなくなって退出
3セット目は上段で10分

休憩中は横になりたくなったが我慢
最後おかわり下段1セットで〆
時間もあったからもっといたい気持ちだったのだがその時点で相当眠くなっていたので帰った

受付はオトウサンのままだった
オカアサンならのぼりや暖簾は出さないのかと聞いてみたかったのだが

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腹廻太JAPAN

2024.02.01

7回目の訪問

羽衣湯

[ 東京都 ]

今日は一日、奇数日ということは男湯は塩サウナ…

てことで2日続けて来た

本当は昨日痛めた腰がまだ調子が悪くてサウナ自体を休もうかとも考えたのだが、塩サウナが連続するのが年に数回しかない珍しい事なのと2月のノルマをさっさとクリアしておこうという気持ちが後押しをした

まことしやかにささやかれている来週の雪の予報の信憑性を補強するように、外は猛烈に冷たい風が吹いていた
これはきっと露天風呂に入ったら気持ちがいいだろうな、体を出したり沈めたりしてちょうどいい温度感を探る
そんなことを考えていたのでまずは露天風呂に浸かった
少し熱気を纏っているとはいえ、素肌に直接受ける外気はやはり冷たすぎる
しばらくは頭だけ出して温まっていた

サウナは昨日より少し空いていた
TV下の位置に座ったらストーブがちょうど熱を吐いている時だったのか妙に熱かった
あまり汗が出てなかったけどすぐに塩を体に乗せた
そしたら発汗が加速したような気がした
浸透圧の関係で漬け物のように水分が搾り出されるのだろうか
それにしても塩を乗せていない顔からよく汗がしたたる
で、やっぱり顔もスベスベ

もしかして手のひらがスベスベだから触るもの全てがスベスベなのだろうか

2セット目も同じ場所に座る
同じ場所だけどやっぱり先ほどに比べ熱が足りない
足りない分は時間で補う
全体的に汗の粒が大きくなったところで出る

水風呂は常に14℃を下回っていて私の体から熱を奪い去るには十分だった
流石に冷えすぎるので休憩に各種お湯を取り入れる

昨日は休憩室の床が濡れていて転んでしまった
人が多かったのか、馬が多かったのか、それとも鹿が多かったのかはわからないが、今日はほとんど濡れていなかった
注意深く体の水分を拭い横になる
腰が痛くてすぐに起き上がってしまう

最後は露天風呂を再び楽しむ

塩サウナの日にしか来ないなんて、片方のバージョンにしか出現しないポケモンみたいなまねをしているが、やっぱり人間、生きていく上では塩が必要だよ
塩だけじゃなくて潤いだってとれるのだから最高じゃないか

…とやたら滑りのいい親指でスマホの画面を撫でながら思ふ

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腹廻太JAPAN

2024.01.31

6回目の訪問

水曜サ活

羽衣湯

[ 東京都 ]

今月もなんとか滑り込みで来ることができた


…こう書くと義務感で来ているみたいだけどそんなことはないんです
出来れば沢山来たいんです
なんなら休みの月曜日にも来ようとしてたんです

今日はまた性懲りも無く健康浴泉が休みなのに東中野で降りてしまった
健康浴泉が休みでもアクアがある
松本湯がある
三の輪湯にだって行ける

そして大江戸線への乗り換えも出来る

JRの改札を出てぐんぐん下る
未だにこの深さに慣れない
こんな地下深いのはカイジの世界でしか知らない
もっとも大江戸線に乗るのはもっぱら羽衣湯に行く時だけなのでいつまで経っても慣れないのは道理だ

到着したのが22時頃、明日も早いからゆっくりとはしていられない
私の体はここのサウナと相性がイマイチなのか、汗が出始めるまでいつも時間がかかる
今日のチョイスとしては失敗だったかもと心配になるがとりあえず時間が惜しく突入した

下茹でそこそこにサウナ室へ入るとほぼ満員だった
座った位置が良かったのか、ストーブ正面は湿度を含んだ熱を感じられ、程なく汗が流れ出した
急いで塩を乗せる
塩は汗と混じり合って透明になる
手で触ってみると粒は残っている
溶けると汚れや老廃物と流れていくのだろう

熱さを強く感じたので10分足らずで出る
シャワーで流すと肌はすでにツルツル、塩を乗せてないはずのほっぺたまでついでにツルツルになっていた
水風呂に入った後、休憩室で横になる
扇風機に吹かれると体に熱がしっかり入っているのがよくわかる
熱がもっと逃げるまでいたかったのだが時間が無いため、泣く泣く立ち上がる

もう一度水風呂に入ってからサウナ室へ戻る
やはりほとんど満員だったがTV前に潜り込む
体に熱が少し残っているのでさっきよりも汗が出るのが早い
自分の汗だけで塩を流しきりたいと思い粘ってみた
1セット目の席よりも熱くないので汗の勢いはそこそこにとどまる
15分ほどいたが結局、塩の粗い粒が残ったままだった

満足して最後、休憩室を出ようとしたら床が濡れていてすっ転んで腰をしたたか打った

ただいま絶賛テンションダダ下がり中、大江戸線の下りエスカレーターぐらい下降してまーす

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2024.01.28

92回目の訪問

第二宝湯

[ 東京都 ]

またまたやって来た「すぎなみ銭湯温泉めぐり」、今夜は天徳泉
しっかり温まった後、ハワイアン鳴り響く浴室で寝落ちするのが何事にも代え難い
プラベッドの隙間から意識が流れ落ちていくような感覚は何度も味わいたい

そんなことを考えながら楽しみにしていたのだけど、その裏では第二宝湯が改修前最後の営業だった

散々悩んだ挙句、天徳泉を1時間ほどで泣く泣く切り上げ、濡れた髪が乾かぬ内に第二宝湯へと向かった

今日は特別なこともなくいつも通りの日曜日
変わり湯はラベンダー
ここの変わり湯といえばやっぱりラベンダーのイメージがあるので1ヶ月ほどの休みに入る前にこれなのは嬉しい

ここに来るまでにしっかり温泉で温まって来たのだけど、やっぱりラベンダー湯にも浸かる
いつもより色が濃かった気がする
状態としては下準備を済ませて来たからさっさとサウナに入れるのだが、ついつい温冷間で往復をしてしまう

私と入れ違いでちょうど何人も帰ったようで浴室は空いていた

気が済むまでラベンダー湯を楽しんでからサウナに入った
ドアを開ける前に薄々勘付いたのだがほぼ満員だった
室温は高く、湿度も高いようだった

元々汗の出が良いサウナなのだが、今日は私の体調と噛み合ったのかものすごい量の汗が出た
まるでしばしの別れを惜しむ涙の代わりにと言わんばかりに流れ続けた

その後は少しづつ混雑が解消されていった

今日は脱衣所のエアコンが暖房になっていた
サーキュレーターはエアコンからの温い風を巻き上げる
扇風機からの風はそれよりも冷たい
ちょうどその合流地点にある私の体はふわふわしっぱなしだった

3セット終えて充分に汗をかいたので帰ろうかと思ったが名残惜しさが込み上げてきた
私の日常の一部、特に日曜夜の風景だったこの銭湯としばらくお別れするのは寂しい
閉店時間まで粘ろうかとも考えたけどいずれにせよ寂しくなるだけだからさっと帰る

数年前のリフォームで外装、内装ともにまだまだ綺麗だ
浴室のタイルはいつもピカピカでその他も清掃が行き届いている
その一方で夏には水風呂が濁ることもあった
立ちシャワーはまだお湯しか出ない状態だ
見た目は元気なのだが内臓はボロボロといった状態なのだろう
今回の工事は目に見えない裏側の部分だそう

いつまでもいい湯を沸かしてほしい

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腹廻太JAPAN

2024.01.27

13回目の訪問

桜湯(さくら湯)

[ 東京都 ]

ちょっと忘れかけていた「すぎなみ温泉めぐり」

先週の杉並湯の激アツ×温泉という千載一遇のチャンスを逃してしまった
気を取り直しての今日は東高円寺の桜湯が温泉実施日
この桜湯も全面に押し出しているわけでは決してないのだが何故か湯が熱い

そういえばかなり久しぶり、同じ杉並区内でも近いようでいて遠い

店前にはチャリがいっぱい
受付まで話し声が聞こえてくる
おそらく地域外から来る人はあまりいないのだろう

中に入るとそこそこの客入り
おじいさんから子供連れまでバラバラ
女湯からも男湯からも話し声が飛び交う
これぞ純度100%の街銭湯の雰囲気(何だそれは)で好きだ

最初は楽しみにしていた深湯に浸かる
往時の釜茹でのような熱さ(ボイラーの故障だったとも)はなかったが体の芯までしっかりと温まる
肩はおろかあご先までしっかりと沈める
ガツンとした熱さやカッーと来るものはないが身体中均一にムラなく温められた心地がする

この後、水風呂に入るとまた湯に戻り、そこからサウナまでが長くなること請け合いだったので、水風呂で冷やしてサウナに入った

無人のサウナ室は気持ちのいいぐらいにドライ
ガス遠赤外線式ではなくストーン式なので刺激が少ない
それなりに熱さはあるものの空気は優しく体を包み込む

0.1刻みのきめ細かい熱を浴びているようで、それに応じて流れる汗も1ミリ以下から大粒のものへとだんだんと変化していく

今度こそ水風呂に入る
脱衣所のベンチで休憩していると何も出来なくなる

3セット終えて最後に湯に浸かり水シャワーを浴びて帰ろうとしたのだが、強烈に名残惜しくなりおかわり1セット

ずっと女湯側の奥に座っていたのだが、この時は初めて男湯側に座った
こちらの方がストーブからの熱が強いようでこれはこれでいい

結局、もう1セットした

サウナに風呂があった方がいい派としては最高だった
もっとサウナ好きにバレてもいい気がするが、外から大挙して押し寄せられてサウナ室がベショベショになるのも嫌だからこのままでいいのかも

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腹廻太JAPAN

2024.01.26

36回目の訪問

寝過ごして充分に朝サウナを出来なかったから、船橋から本八幡へ途中下車する

今日は鮭&鯉アウフグースということで、この手のイベントに参加するのも久しぶりな気がする

17時回はリラックス回なのはいつものことなのだが、こいやんさんがどうもアチアチ系のギーサーらしく、どうなることやらと少し心配になる

で、そのこいやんさん、ここのサウナの特徴を探り探りなのと、リラックス回だからとしっかり釘を刺されていたのもあってか、静かなロウリュスタートだった

タオルスイングは強弱をしっかりつけたもの、特に強スイングはバチンッと鋭い音がしていた

今日はTV側に座っていたので余裕を持ってのぞめた
真ん中の梁を境として、ストーブ側とTV側は別サウナだと思っているので、終始ストーブ側の人達が焼かれているのを眺めている感覚だった

その辺、ここのサウナにおいては鮭山さんの方がやはり一日の長があるようで、配分よく熱波を送ってくれていた

こいやんさんも最終セットは少し強めにロウリュしていた
力強いスイングで熱々の風が送られてきて、肩や背中の方までしっかりと熱が回ってきてよかった


アウフグースを受けた後は軽く高温サウナと瞑想サウナを行ったり来たりしていた

体調はあまり良くなかったが存分に汗をかくことができて満足した

また来る

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腹廻太JAPAN

2024.01.26

16回目の訪問

「ごゆっくり」とのお言葉に甘え、ゆっくりしていて朝起きたら10時半すぎだった

生薬湯の楽しみに来たのにゆっくり入っていられない
手早く体を洗い、とりあえずサウナへ急ぐ

朝から乾いていていい熱さだ
しっかりと汗が出る

短時間で出てあとは生薬不感湯でしめる

また来る

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腹廻太JAPAN

2024.01.25

15回目の訪問

最近はすっかり新規開拓の気勢もなくなり、あいも変わらず毎度お馴染み風呂の日の船橋へ向かう

階段を登っただけでリラックスした気分になる

今日は到着が遅かったから困った
酒を飲んでからサウナに入るのは御法度なので、サウナが先なのは必然なのだが、ラストオーダーまでの時間が短い
飲みをとるか、サウナをとるか悩ましいところが船グラの欠点、じゃなくて魅力だ
風呂の日の前のりだから、今日は飲んで明日にかけるという手も考えられたが、まずは食事だけにとどめ、疲れていたのでゆっくり風呂とサウナの時間をとることにした

今日のサウナはなんか不思議だった
湿度があるわけではないのにコンフォート、ぬるくはなく熱さを感じる
汗もちゃんと出る
人がいないのを見計らって横になってみる
とりあえず居心地がいい、要するに気持ちいい
人は少なめで静か、水風呂は抜群、文句のつけようがない
24時付近になるとほとんど人がいなくなった
サウナも水風呂もトゴールも好きに使えた
そんな状況で4セット、充実しない訳がない
休憩はエレベーター前の扇風機がこれまた調子いい

やっぱりサウナを先にしたのは正解だったと満足しながら3F(居酒屋)に上がったのだが、深夜メニューでの飲みはやや侘しかった

明日の生薬湯を楽しみに寝る

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腹廻太JAPAN

2024.01.24

56回目の訪問

水曜サ活

玉の湯

[ 東京都 ]

数分間の徒歩で着いたというのにものすごく体が冷えた
ぬる湯にぬる過ぎると文句を言いたくなる
あつ湯のはっきりとした熱い感覚がないと今夜の冷え込みには立ち向かえない

軽く体を温めてさっさと早めのサウナと洒落込もうと思ったが湯から出られない
いつもなら軽く汗ばんでもいいぐらいの時間入っているのに汗ひとつ流れない

結局、何となく温まった気分になってようやくサウナへと向かう

ドアを開けた時のファーストインプレッションは温度低めの湿度がややあり、サウナマットの乱れ方や濡れ方を見るとそれなりに客入りはあったようで、特に上段が人気だったようだ
この寒さの影響がサウナ室にも確実に影響を及ぼしているようだ
座って少しの間は「温まる」フェーズがあるのだが今日は長い
汗が流れる段階に中々移行しない
じれったさに向き合いながら座り続けていると汗が突然流れ出す
頭から、首から大量の汗が流れ落ちる
少しの我慢を経て得たカタルシスにいつも以上の気持ちよさを感じる
全身から汗が滴り落ちたところで一旦退室する
今日こそは水風呂に用はないと思っていたけど入らざるを得ない
水質に騙されてさっきまでに得た熱を奪い取られそうになる

サウナ浴を始めるまでが長かったので1セット目が終わった時点で24時を過ぎていた
この時間は最後の入店のピークを迎え、まさかのサウナ待ちまで一瞬発生した
こんな状況なのであと1セットしか望めないと覚悟を決めてドアを開けた
ストーブ横が空いていたのでそこに陣取って長居を決めた
1セット目と同様に汗はたくさん出たけど体はあまり熱くなっている感覚がない
シャワーで汗を洗い流し、最後はあつ湯に戻った

外に出てみると来た時の冷え込みが嘘のように温かい
「温度の羽衣をまとった」なんて言われ方を聞くが、羽衣なんて軽やかなものではなく、もっとしっかりした厚手のダウンを着ているようだった
調子に乗ってそのまま寄り道して帰りそうになったが、帰るまでにそのダウンがペシャンコにしぼむと元も子もないので真っ直ぐ帰った

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腹廻太JAPAN

2024.01.23

10回目の訪問

久しぶりの宿泊はよく眠れた
8時半に目が覚めた気がするし、9時半にトイレに起きた覚えがある
それでもカプセルを出たのは10時過ぎ、本当によく眠れた

陽の光が多く差し込む明るい浴室の景色は、寝起きでまだはっきりしない頭にも素早く入り込む
爽やかな朝を迎えられて気分がいい

体を流した後、湯に浸かる
いつも退館までの時間があまりなくて、もっと早く起きていればとか考えがちだけど、夜とは違って朝は各所短めの方がこの後も調子がいい気がする

一気に目を覚ますべく、高温サウナから入る
昨夜より温度は低そうだが、人のいない室内は明らかに乾いている
呼吸をすると鼻の穴が痛む
発汗はもたつき気味だが勢いがつくと量が多い

低温サウナはあまり温度を上げず、リラックスすることを心がけた

外に出ると昨日の雨が嘘のように晴れていた
気分がいい
また来る

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腹廻太JAPAN

2024.01.22

9回目の訪問

自宅で館内着を着るだけでは飽き足らず、仕事終わりの電車でそのまま来た

ていうか来ようとしたら休みに入るんだもん、参っちゃいますわ

立ちシャワーもジェット湯も無くなってしまった
それでも低温サウナとの相性は相変わらず抜群だった
1セット目から汗が止まらない
ドバドバ・オブ・ザ・イヤー、一月度の月間MVPぶっちぎりで筆頭候補だ
備え付けの水だけでは補給が間に合わないと思い、途中、フロントでイオンウォーターを買う
その後はセルフロウリュを交えながら結局5セットぶっ続けで低温サウナにこもっていた
ほとんどの時間が一人きりだったのであえてドアを少し開いて新しい空気を取り入れたり、ロウリュの量を減らしてみたりで自分の好みのセッティングを探ることが出来て楽しかった

水風呂は一年で1番冷たいんじゃないかってくらいによく冷えていた

そろそろラストオーダーまでの時間が気になってきたので最後の〆にと低温サウナに入ろうとしたら満員だった
仕方なしにというわけではないが押し出される形で高温サウナに今日初めて入る
足裏を火傷しそうなくらいにマットが焼けている
中段に座ったがガツンとくる熱に襲われる
チリチリ、カラカラとは違うドライな感じでここでも汗が大量に出る

今日は久しぶりの宿泊でよく眠れそうだ

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2024.01.19

35回目の訪問

健康浴泉

[ 東京都 ]

松本湯の再評価や三の輪湯の新発見によって私の中で相対的に存在感が薄くなってしまった

久しぶりに来てみて
「下足箱の鍵は自分で管理するんだ」
とか
「楽天payも使えたんだ」
を思い出すのもなんだか新鮮だった

脱衣所ではロッカーを使用するのに100円玉が必要だったなと思いながらどこがいいかと探っていたら100円玉不要で使えるロッカーを見つけた
今まで気がつかなかったのか最近設置されたのかは知らないが少し驚いた

入ってすぐのシャワーもヘッドが取り替えられていた
能書きによれば4億3000万のウルトラファインバブルが発生する代物らしい
この数字がどれぐらいすごいのかははっきりとわからないが、あの郷ひろみでさえ2億千万ということを鑑みると、2倍とはいかないものの、それよりも1億9000万多いのだから相当のものなのだろう

髪の毛が全部なくなるくらいまですすいでいたくなる軟水のトロミももちろん健在だった

体を洗ってから浴槽を眺めてみるとシルキー湯がちょうど1人分だけ空いていた
いつもならやや熱めに感じていたのだが、今日は適温やや低めぐらいの温度感でじっと浸かっていた

炭酸泉はオレンジと黄緑が混ざったような色をしていた
何の前情報もなく来たものだから少し驚いた
入って壁の貼り紙を読んでみるとハチミツの湯ということで確かに甘い匂いがした
この匂い、どこかで嗅いだことがあるなと体を温めながら考えていると、昔あった缶に入った粉のアップルティーの匂いに似ている気がしてきた

シルキー湯、炭酸泉ともに長湯が捗り、いつも以上に「サウナもうよくね?」との戦いが長くなってしまった
ぼちぼちサウナを目指すのだが、私が入るタイミングは常に先に5人入っていて、最後の一席に座る状況が続いた
しばらくすると一人きりになれるのだけど、どうせならずっと1人でいられるようにタイミングをずらすことが出来ればよかった
だけどゾーンに入ったのか、パターンにはまったのか、どういうわけか毎回メンバー勢揃いになってしまった

それでも奥、手前、上段、下段と待ちもなく席替えもなく座れたのでよかった
特に奥下段でストーブ方向に体を向けると中々の熱を浴びられて満足した

帰る前にジャンプを読んだのだけど前回の内容を全く覚えてなくて、ここでもしばらく来ない弊害が出たと反省した

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腹廻太JAPAN

2024.01.18

91回目の訪問

第二宝湯

[ 東京都 ]

日曜日に来た時に工事休業の貼り紙を見かけて、それが確か1/19からだったようなと思い急遽来てみた

そしたら1/29からだった
公式のX(旧Twitter)でもまだ言ってなかったからおかしいなとは思っていた
ほっとしてゆっくりと風呂に入りたいところだったが閉店まであまり時間がなくてサッと仕上げる
閉店間際でも人が多かったけどサウナは空いていた

でこういう時に限ってサウナのコンディションが良くて汗が止まらない
泣く泣く2セットで切り上げる

1ヶ月ほど休業に入るそうだがあくまでも「改修」であって「改装」ではない

『これからまだ数十年継続して地域の皆さんにお湯を提供していくために』との言葉が頼もしい

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腹廻太JAPAN

2024.01.17

19回目の訪問

水曜サ活

香藤湯

[ 東京都 ]

最近の冷え込みで体調が芳しくなく、しばらくサウナから遠ざかっていた
サウナに向かう途中でやっぱり帰ることもあった

今日は本調子ではないものの復調の兆しが見えてきた
相変わらず寒いのでしっかりと熱が入るところを選んだ

かなり久しぶりの気がした
こんなに静かだったのかと驚いた
人は少なかったがほとんどサウナ客だった

あつ湯で体を温めた後、サウナへ入る
ドアを開けると熱が溢れてきて圧倒されかけた
上段に座ってみると思ったより熱くなくて不思議だった
ボナだけど中々の熱さがあってそんなに長居できるようなサウナ室ではなかったと記憶していたが、今日のフィーリングだとコンフォートサウナのように思えた

10分ずつのセットを3回繰り返したが熱の入り方がイメージと違う
いつもなら正に蒸し上がったように体の芯まで熱が到達しているような感覚があるが今回に限ってそんな感覚がない
寒さのせいだろうかと思ったけど毎年冬にも来ていてこんなことは一度もなかった

それでも存分に汗が出て気持ちよく終わりを迎えることができた

いつもならそのまま気分よく歩いて帰るところだが、また寒さにやられると困るので温かい格好で電車に乗って帰った

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腹廻太JAPAN

2024.01.11

94回目の訪問

今日は今年1番の冷え込みだと勝手に思い込んでいたのだけど果たしてどうだったのか
いずれにせよ手先のかじかみは耐え難いものがあり、ポケットに手を突っ込んだまま到着した天徳泉のあつ湯の真価たるやいかに

寒い寒いと言いながら服を脱ぐというのは矛盾しているような気がするのだが、そんなことはお構いなしに一目散に裸になり浴室へ急ぐ
掛け湯代わりのシャワーで縮こまった体はある程度ほぐれるも深部はまだ冷えている気がする
体を洗い終わる頃にはだいぶリラックスしている

湯に入る時はまず深湯を目指す
足をつけてから肩まで一気に浸かる
昔よりも肌触りが優しいのは湯の温度のせいだろうか
しかしよく温まる
さっきまでの体温のマイナスが一瞬でプラスに転じたような心持ちだ

今日は空いてそうな気がしたのでサウナも頼んだが別にいらなかったかもなと思った

とりあえず1セットだけでもと思い入るとやはり無人だった
激アツよりもポカポカぐらいが欲しかったのでファンを切って位置を調整する
座席が広くなり座り位置の融通が利きやすくなった
好みの温度感を探りやすくなったのが嬉しい
本当はサウナ室で横になりたい気分だったが浴室内のビーチベッドまで我慢する
寝落ちするのは目に見えていたけどちょっとだけど横になる
少しでも気を緩めると寝落ちしそうだったので気を張っているつもりだったがいつの間にか意識が散逸していた
寝落ち寸前のカウント2.9で蘇る

今度は目を覚ますべくアツアツを求めてサウナ室へ戻る
またしても無人だったのでファンをつけポスターの前で待つ
そういう時に限ってフィーバータイムは来ない
ますます眠くなる一方だったので早めにサウナ室から出て水風呂に入った
その後、少し湯に浸かってから帰った

滞在2時間足らずの間に気温が上がったのかと思うぐらいに体感は温かい
特に服の中はポカポカだ
これからの季節、ここのあつ湯にお世話になることが増えそうだ

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腹廻太JAPAN

2024.01.08

18回目の訪問

気持ちのいい青空の下、露天ジャグジーにゆっくり浸かろうとしたら水風呂だった

前回来たのが不感湯と水風呂の間の3日間で、この時は従来通りの40℃前後だった

成人の日だというのに精神が新成人未満のク◯ガキが沢山いた
うるさいのもいたけど、それはベテランさんが一喝してくれて溜飲が下がった

サウナは以前の明るくてヒリヒリなのはすっかり影を潜め、薄暗くややしっとりに変貌していた
各セットが長くなり、最近では珍しく6セットもこなしてしまったのは、ただ単にTVに映る杉下右京のせいだけではない

洗い場のシャワーヘッドが100000000個ものマイクロバブルを発生させそうなピカピカなやつに変わっていたがどこを目指しているのか

水風呂は相変わらず狭い
この面積と水量だからこそ保たれる水質というものもあるのだろうが
サウナを満員にするほどの客入りで、水風呂は譲り合いの精神でなんとか成り立っていた
露天の水風呂は不人気でほとんど入る人がいなくて残念ながら水風呂の混雑解消とはいかなかった

妙に新しさを感じる階段のカーペットを踏みしめながら4階へ行くとここも混んでいた
運良く席を確保してたらふく飲み食いした

概ね満足したが、一つ

……なんで今日、宿泊にしなかったのだろう

帰って寝る

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腹廻太JAPAN

2024.01.07

4回目の訪問

三の輪湯

[ 東京都 ]

2023年下半期のMVPはダントツでココ!
「これが銭湯!?」って驚きよりも
「これぞ銭湯!!」って安心が欲しい

シャンパンピンクの湯で軽く温まってから森林浴へと移動する
湯の温度が高くないのにしっかりと体が温まる

サウナは下段、下段、下段から上段、の3セット
下茹で充分だから汗がよく出る

人が少なかったから沁み沁みに冷たい水風呂も落ち着いて入ることができた

湯に浸かる時も、サウナに入る時も、水風呂の時も体を落ち着けた後、心を静かに休ませる

しっかりと汗をかいて休憩していると頭の中が無防備になることがある
そんなタイミングで中島みゆきが流れてくるとプレイリストに追加せざるを得ない
他にもいいなあと思った曲もあったがタイトルもアーティスト名もわからない
歌詞の一部を入力して検索すれば曲名がわかる便利な時代になったが知らない曲の歌詞なんて入ってきたそばから抜けていく
なのでその瞬間の情感だけ楽しんで後には何も残らない

……だからなんだって話なんだけど

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腹廻太JAPAN

2024.01.06

4回目の訪問

寒くなったので鍋焼きうどんを食べにと久しぶりに池袋プラザへ来た

毎回各階の説明を聞かなければならないぐらいの不慣れだから、ラストオーダーの時間なんて覚えていない
受付ついでに聞いてみると今日はあいにく、料理長の体調が芳しくなく、早仕舞いするかもしれないとのことだった
今日は鍋焼きうどんを食べに来たのでこれを逃してしまっては本末転倒だなあ、ということでサウナは置いといてとりあえず2階へと上がる

上がってみると案の定、従来よりも早い店仕舞いで命拾いをした思いだった

小ぶりの土鍋には提供寸前で卵が落とされた
汁を浴びせながら卵に火を通す
白身が固まり、いよいよ熱が黄身へと侵攻を始めるぐらいのタイミングで箸を入れる
生よりも少し粘り気を増した卵黄が鈍い動きで流れ出す
程よく煮詰められたツユと黄身が混ざり合うところをうどんで絡めとる
ツユが染み、少し色づいたうどんをホフホフと頬張る
一緒に頼んでおいた白ごはんも頬張る
かき揚げ、えのき、しめじ、かまぼこなど具沢山で飽きない
味わって食べていたつもりがあっという間だった

この時点で3時間コースの三分の一を消費する
地下に降りて体を洗い、お馴染みの二股カルシウム温泉に浸かる
浴槽が広くて気分がいい
この後は低温、高温それぞれ2セットずつを織り交ぜたが、時間配分や温度感、発汗量、ついでにイオンウォーターの減り方など全てが思い通りに進んで完璧だった
特に最後に座った高温サウナの上段はこの上なく気持ちよかった

ちょうど入店から3時間ほどで帰る
出てからしばらくは安堵した時のような緩みきったため息が止まらなかった

補足:サウナ室リニューアルするらしい
2つの部屋を統合して30人規模の収容を予定しているらしい
半ば枯れたサウナ室が華麗に生まれ変わるのか
嬉しいような、寂しいような

…とニワカプラザーは思っております

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