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サンム

2023.07.24

2回目の訪問

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サンム

2023.07.23

2回目の訪問

先日訪れたおふろの国は約2年ぶりの訪問だったが、良い意味で何にも変わることなく私を迎え入れてくれた。ブームとか流行りとかに流されることなく、昔からのファンを大事にしている。ココも同じようにそんな印象があって。

『カプセル&サウナ 川崎ビッグ』さん。男には帰れない夜がある...の文言はあまりにも有名。太眉の独特なタッチの男性イラストは目を引く。怒涛の24時間営業。来るもの拒まず、堂々と男らしく人々を出迎えてくれる。

炎天下の強烈な日差しを浴びながら川崎駅からの道を歩く。しばらくするとカプセル&サウナと書かれた大きな看板が見えてくる。吸い寄せられるように店内へ。丁寧な接客は気持ちが良い。タイムサービス16時まで1100円のお値打ち価格。

ロッカーは地下一階。ゆったりとした作りの喫煙所は存在感がある。更に一階分を下っていくと浴室フロアとなるわけだが、館内着を着ていく必要は特にない。裸一貫、堂々とずんずんと進んでいけば良い。

カランに並ぶスケベ椅子はビッグさんの代名詞。臆せず使おう。ついでに触れておきたいのは浴室内のテレビの多さ。全部で幾つあるかな?キー局を全て網羅できるくらいの数はありそう。丸見えの垢すりコーナーもらしさがある。

お風呂の数もバラエティーに富んでいる。富士見風呂、バイブラ、ラドン、白色の濁り湯、日替わり風呂。

♯サウナ
浴室を奥にずっと進んだ最深部に二つのサウナ室の用意がある。高温と低温。高温はコンパクトなサイズ感。二段掛けL字。収容は10名いけるかいけないか。赤の煉瓦ブロックに囲われたストーブは威力大。

もう片方は低温と名が付くが十分な熱さ。開放感があって広々としている。それでいて空いているのであぐらをかいたり足を伸ばしたりと好きな体勢を取れる。TVが何故か三つもあるのが最大の特徴。

♯水風呂
丸型の水風呂が二つ隣同士に並ぶ。常温と低温ということで水温に差があるのが有難い。低温→常温のような形で段階的に使い分けることをお勧めする。

♯休憩
一つ残念だったのは平置きのデッキチェアの数が少なくなっていた点。前は3脚くらいあったように記憶しているが、現在は1脚のみ。その他浴室内に点々と椅子は置かれているので数量的には問題ないが、やっぱり少しでも傾斜がある椅子の方がリラックスできる。

湯上がりはイビキ渦巻くリクライニングスペースで小休憩。暗くてウトウトする気持ち、分かります。川崎色がしっかりあって、ディープな雰囲気ではあるけど、やけに落ち着く男の楽園のような施設です。嫌な事があったらボーッと過ごしてみるのにも向くのでお近くに立ち寄りの際は是非。終電逃しにも最適です。

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サンム

2023.07.20

2回目の訪問

初めて訪れたのはちょうど2年前の8月。お盆真っ只中とは言え、世間はコロナ禍の最中。このモヤモヤした状況に対する小さな反骨心のようなものが芽生えて、人に迷惑が掛からない程度の一人サウナ小旅行を敢行したのだった。行先はサウナ激戦区の鶴見エリア。

あの時はふろ国→RAKUSPA→ユー鶴の弾丸日帰りコース。一日三軒は流石に堪えた。打って変わって今日はふろ国一本勝負。ゆっくり入国、まったり出国を心に決め駐車場に車を停める。

館内は陽気なBGMが流れる。パネッパ!で有名なサウナ皇帝井上勝正さんやOFR48等、ふろ国関連のサウナ人たちはキャラクターが濃ゆい。肩甲骨の騎士という異名を持つマッサージ師もいたりして、いちいちブランディングが上手い。興味をそそる。

タオルの持参が無かったのでレンタル付きで1200円。まずはたくさんの種類があるお風呂から楽しむこととする。一際目を引くのが入ってすぐの正面にある日替わり湯。夏真っ盛りの本日は「スイカの三郎 夏まみれ」と名の付く、スイカを模した真っ赤なお風呂。

ジェットや電気も一通りを揃える。その他にも第二医薬品・千葉実母散浴剤のアツ湯や露天風呂の月見の炭酸泉等、目を奪われるようなキャッチーなネーミングのお風呂があったりして飽きさせない。さすがおふろの国だけある。

♯サウナ
サウナは向かい合って二種類。遠赤外線ガスストーブが熱源の高温サウナは男前で無骨な雰囲気。前回は井上氏の激長の前口上を耐え忍んでフラッフラになったっけ...。今回は熱波には当たらなかったので、ゆっくりと楽しむことにした。

お隣は初代イズネスによるロウリュサウナ。1セットだけオートロウリュに当たることが出来たけど、なかなかの衝撃。それまでの温度帯がマイルドなのでギャップが激しい。どちらもTVでありで賑やか。

♯水風呂
一つ残念だったのは水風呂...。まさかのチラー故障中でぬるま湯状態。事前に下調べしてないのが悪いんだけど、30℃はさすがに身体を冷ますには足りず。そんな時こそ名物の打たせ水の出番!半個室にインして脳天から水を浴びる。冷たい!気持ち良い!段階的に使用して外気浴へと向かう。

♯休憩
カンカンとお日様の光を浴びるカラフルなアディロンダックたち。陽気なBGMに心も踊る。お休み中の皆さんの大半は綺麗に日焼けしてる。こんな良い日焼けスポットは無いかもね。私もお隣にお邪魔して、スッと目を閉じる。

じんわりと汗をかくくらいには暑いけど、夏の外気浴の開放感はやっぱりとても良い。一頻り満足したらまた水風呂に浸かってサウナへと戻っていく。無限ループ。良い時間を過ごせました。また来たいと思います。

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サンム

2023.07.19

1回目の訪問

水曜サ活

今井湯

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計438施設

スマホのメモ帳に記録を付けている。何の記録かと言うと、全国津々浦々果てはサウナ発祥の地フィンランドまで、行きたいサウナ&行ったことのあるサウナを綴ったリストである。

このリストを作ったのは今から何年前か憶えていないが、かなり昔のこと。ここ行ってみたいなと思ったら、その都度新しく加える。そんな自己満足が堪らなく楽しかった。その初期段階からココの銭湯のことは記載していた。

『今井湯』さん。神奈川県を代表する銭湯の一つとして記録していたのだろう。学生身分の時に幾度か訪れたことのある元住吉駅が最寄り。辺りの雰囲気を懐かしみながら、少し寄り道をして目的地へと向かう。

「ゆ」の文字の暖簾をくぐる。店内はまだ空いている時間帯のようで人影はまばら。サウナと大小タオルで850円。土地柄、川崎フロンターレ推しで脱衣所のロッカーは14番と26番がユニフォーム柄。中村憲剛選手のサインとコメント入り。サウナの後はビール派みたい。

浴室もそうだが館内至るところ清潔感があって綺麗。お風呂の種類もたくさん。微粒泡のシルク風呂や炭酸泉など銭湯では珍しいものもある。カランのシャワーまで全て軟水を使用しているので、まろやかで優しい肌触り。

♯サウナ ★★★☆☆
入口に置いてあるビート板を片手に入室。すぐにフワッとすっきりとした香りが鼻先をくすぐる。香太くんかな?横長ストレート二段掛け。奥にTVがあるが身を乗り出さないと見にくい位置。

室温計は86℃表示から微動だにしない。じわっと熱いが10分入って丁度いいくらい。これと言って大きな特徴は無いが、全体の雰囲気と同様にやたらと綺麗。ぴかぴか。入っていて気持ちが良い。

♯水風呂 ★★★★☆
たっぷりとバイブラが効いたヒンヤリとした水風呂。こりゃ気持ちいい。水温計は18℃付近を表示。バイブラも相まって一番好きな温度帯。顎まで浸かってゆっくりと身体を冷やしていく。

♯休憩 ★★☆☆☆
休憩専用のスペースは特段用意されていないが、炭酸泉の脇に段差があるので、そこに腰掛けるスタイルがファーストチョイスとなる。その他は脱衣所での涼みながらの休憩をお薦めする。

何だろうな。めっちゃすごい!ってわけではないんだけど、全体として一つのまとまりがある感じ。温浴のバリエーションが下支えとなって、サウナ周りもある程度は優秀なので、最終的には満足できる。

けど、また絶対来る!!という感じじゃなくて、気付いたらまた来ちゃった!みたいな。そんな例えようのない居心地の良さみたいなものを感じた。川崎の選手たちもそんな具合で疲れた身体を癒しに来てたのかなぁ...

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サンム

2023.07.14

1回目の訪問

草津湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計437施設

ここ数日飲み会続きだったのもあって身体が疲れていた。水曜日の仕事終わり。このタイミングでサウナを挟んで、三連休前のロングスパートといこう。銭湯は暫くぶりだったので、久しぶりの新規開拓にワクワクしていた。

『草津湯』さん。東急多摩川線の矢口渡駅より徒歩3分ほどの距離にある。安方商店街を進んだ先の煉瓦ブロックが印象的なマンション型銭湯。健康風呂の表記が良い味を出している。

入館とともに目に入ってきたのはリクライニングソファーが所狭しと並ぶ湯上がりの休憩スペース。顔を赤くしたおじさん達がお酒片手に語り合っている。なるほど。風呂と酒。矢口渡の人々の憩いの場になっているのだな。

ご主人にサウナの利用を申し出る。「うちはサウナ代はいただいておりませんよ。」とにこやかに。貸タオル付きでも620円の破格設定にこちらの顔も綻ぶ。ルンルン気分で脱衣所へ。

ビロンビロンのロッカーキーのバンドはご愛嬌。こちらでも地元民と見られる方々が互いに挨拶をしている。さて、浴室。天井は決して高く無いが、山々と湖を描いたタイル絵はインパクトがあり、雄大な風景に思わず見惚れる。

お風呂は横一列にズラッと並び、ジェット類と電気風呂から始まり、浅めの寝風呂と白湯へと続く。その先は鉱水の湯。ほんのり色味がかっていて、良く身体が温まる。

♯サウナ ★★★☆☆
昔ながらのサウナ。少し暗くてどんよりしているが、逆手に取れば味のあるいぶし銀なサウナ。びしゃびしゃのサウナマットは若干気になるところだが、常連方はどこ吹く風。マイペースに黙々と腕組みをしながらTVを見上げている。

黒黒しい遠赤ガスストーブがジリジリと室内を焼いていく。最初は人の出入りが多く84℃ほどであったが、気付けば92℃まで温度が回復。広めのサウナ室ではあるが、上段に腰掛けると中々の熱さだった。

♯水風呂 ★★★☆☆
水温計は17℃付近を表示するも実際は20℃オーバーだろう。ちょうど真ん中で分けた片側のみにバイブラがあるのでそちらを優先する。すっぽりと身体の収まりが良い。

♯休憩 ★★★☆☆
外気浴と書かれた小部屋に入るとタイルのベンチと打たせ湯が一つずつある。こじんまりとしたスペースではあるものの、穏やかな風が運ばれてくる。静かで落ち着ける。サウナが思ったよりもパワフルだったので、鼓動を感じながら目を閉じる。

湯上がりはビールで乾杯!といきたいところだったが、本日は車での訪問。大人しくCCレモンで喉を潤す。決して派手では無いけれど居心地の良い街銭湯だった。そういえば入店の時に語らっていたおじさん達、帰る時もまだいたな。笑

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124

サンム

2023.07.11

1回目の訪問

♯新規開拓/累計436施設

渋谷忠犬ハチ公口店に初めて訪れたのが5月末のこと。熱いサウナと冷たい水風呂。これが何がかんだ一番キマるんだということを再確認したあの日。出会いは衝撃的でまたすぐに行きたくなった。

『オールドルーキーサウナ 新宿駅新南口店』さん。今回は渋谷ではなく新宿。私は南新宿駅から歩いたけど、本当の最寄りは代々木駅。直結と言っても良いくらいの近さ。アクセス良好。

こちらはサブスクサウナであるが、ビジターでの利用も可能。ネットで事前決済の上、顔写真を登録すると入口で自動に顔認証がされ、扉が開くシステム。お値段は2時間で2,530円。大小タオル・ダイソンドライヤー・ワックス・化粧水乳液等、アメニティ類充実。

♯サウナ ★★★★★
渋谷は二種類のサウナ「DUAL SAUNA」を売りにしていたが、新宿は潔く一種類のみ。コンセプトは「Ice &Storm」。ストームの部分はサウナ室に秘密がある。驚きの5分間隔オートロウリュ+パンカールーパー。頻繁に暴風が襲い掛かる。薄皮の足先がヒリヒリしてきて、乳首がもげそうになる。

室温計は110℃。加えてこの嵐の如き熱風である。いつもは最上段に腰掛けるのが普通だが、今日ばかりは大人しく三段目に後退する。6分もあれば充分な汗がかける。サウナ室を飛び出して一目散に向かうのは「Ice&Storm」のアイスの部分となる水風呂である。

♯水風呂 ★★★★★
極大チラーが暴君と化すキンキンの凍てつく水風呂。水温は当たり前のようにシングルを表示する。ピシッと身体を一瞬にして引き締める。可愛らしいポップなアートはどこ吹く風。寝湯のような形になっているので、手と足は水面から出して浸かる。

♯休憩 ★★★★★
ぐらんぐらんになって辿り着くのは専用の整いスペース。コンクリート打ちっぱなし。インフィニティチェアがズラッと並んでおり、頭上には扇風機が旋回する。サウナと水風呂で頭がおかしくなっているので、ノータイムでいざなわれる。

ほげーっとしたまま数分間。ぱちっと目を開けると、コンクリート壁にさまざまな絵が描かれているのに気付く。よくよく観察するとなぜだかタコの絵が多い。独特のタッチでアーティスティック。朧げに見つめながら、また深い整いに戻っていく。

このオールドルーキーサウナさんに来るたびに同じ感情を抱く。熱いサウナと冷たい水風呂はいつ何時でも最高のトトノイを提供してくれる。勿論、他にもサウナの魅力はあるんだけど、わかりやすく整いたい人はココにくれば間違いないと思います。

疲れている時ほど効きますね。またトリップしたいときに来たいと思います。では。

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サンム

2023.07.11

2回目の訪問

奥ゆかしくもあり、スタイリッシュでもある。サウナにハマった頃、一度訪れたきりでしばらく足が遠のいていた施設。色々なサウナを経験して、改めてここの良さに気付く。こんなにも良い場所だったのかと。

『綱島源泉 湯けむりの庄』さん。湯けむり系列は仙川・宮前平・すすき野と広く展開しているが、どの施設も安定感があって居心地が良い。安定感だけでなく、黒湯の天然温泉に炭酸を加えた炭酸琥珀湯を日本で初めて導入したりと、革新的な一面も見られる。

綱島駅からは無料のシャトルバスが出ているが、今回は自家用車での来場。駐車場はたっぷり広くある。外観の出立ちもそうだが、清潔感があって洗練されている。和の面持ちもあって、様式美のようなものまで感じる。

料金は平日1,430円。レンタルの大小タオルと館内着が付いてきて時間制限も無いとなれば、とても良心的な値段設定だろう。また、一つの特徴として、館内に自社経営のフィットネス施設がある。ヨガ終わりにお風呂で汗を流す、なんて理想的な休日を過ごすこともできる。

浴室は黒を基調とした落ち着いたデザイン。中央のライトアップされた美しい盆栽が印象的。露天スペースも開放感に溢れ、陽の光が眩しく無い程度に差し込んでいる。先述の炭酸琥珀湯や掛け流しの天然温泉が楽しめる。

♯サウナ ★★★★★
メインは大箱のフィンランドサウナ。大ぶりのストーンがゴロゴロと敷き詰められたストーブはセルフロウリュ可能。座面はL字でそれぞれの辺が三段と二段掛けとなっている。傾斜はあまり無いが、95℃付近の室温とセルフロウリュの熱気が上から舞い降りてきて、なかなかに熱い。

露天スペースの奥に塩サウナもある。フランスのローズソルトが中央に置かれ、向かい合うようにしてプラスチックの椅子が並べられる。じわじわと溶けていく塩を肌に塗り込みながら、身体が温まるのを待つ。

♯水風呂 ★★★★★
黒湯冷鉱泉の水風呂。水温13℃台と冷たくもあり、黒湯特有の滑らかさもあるハイブリッドな水風呂。広さも深さも問題なし。真っ黒な水の中に段差が潜んでいるので、入水の際は気を付けて。

♯休憩 ★★★★★
先述の露天の空いたスペースに木造りのデッキチェアが10脚ほど置かれている。そもそも開放的で落ち着ける環境であるが、インストのヒーリングミュージックとの相性が抜群で、相乗効果でこの上ないリラックスした時間を過ごすことができる。

サウナ・水風呂・休憩・お風呂・コスパ・清潔感等、総合的に見て何の文句もない施設。和をコンセプトにしたスーパー銭湯の中で言えば、関東近郊ではナンバーワンと言っても過言ではない。未訪の方は強く訪問をお勧めします。

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サンム

2023.07.09

1回目の訪問

♯新規開拓/累計435施設

オープンから話題奮闘。あっという間に名だたる有名サウナをも凌ぐ人気を獲得した『サウナ東京』さんにようやく初訪問。今回ばかりは余計な戯言をつらつらと書いていると施設の魅力を伝えられないので、さっそく本題に入る。

赤坂の中心部にドンと構えるその出立ちは貫禄すらも感じる。中に入るとすぐに受付があり、靴と脱衣所のロッカーは連動している旨伝えられる。偶々ではあったが、奇数番号をチョイスしたところ脱衣所ロッカーは上段をゲットできた。

脱衣所には畳が敷かれ、既に雰囲気がある。B1Fは食堂とコワーキングスペースがあるようだが今回はスルー。浴室は一変して黒を基調としたシックなデザイン。かっこいい。

1Fはカランと炭酸泉。大型テレビの存在感たるや。2Fが丸々サウナスペース。5種類のサウナと3種類の水風呂。冷却ルームに加え、広々とした休憩スペースを備える。

♯サウナ ★★★★★+★
①蒸気乱舞
一番の大箱サウナ。扉が二枚という面白い導入。中央の縦長ストーブを取り囲むように座面がコの字型に広がる。左右の隅っこは玉座のようなスペースがある。名前の通り、アウフグースが3時間毎に実施される。

わっちーさんによるスタッフアウフはKing Gnuの曲に合わせて軽快に。箸休めサトシさんのスペシャルアウフは二種類のアロマと確かな技術で緩やかに。存分に乱舞を堪能。

②手酌蒸気
セルフロウリュ可のケロサウナ。パインの木が立派。静かで穏やかなムードの中、ロウリュは一回につき5回まで可能とインパクトあり。

③瞑想
半個室が横にずらっと並ぶ。少し変わったエコチェアのような一人掛け椅子にもたれながら瞑想に浸る。目の前にはヴィヒタ。

④昭和遠赤
カラカラドライ。体感は一番熱い。遠赤ストーブとの距離感近い。唯一TVあり。

⑤戸棚蒸風呂
ストームサウナ×半身浴。お湯に浸かって仕舞えばそれほどでも無いが、立っていると蒸気でかなり熱い。

♯水風呂 ★★★★★
凍・冷・涼の三種類。それぞれ9℃・14℃・22℃と棲み分けバッチリ。冷には木炭が入っており臭い消しの役目。個人的なお気に入りは涼。細かいバイブラが身体を包み込む。この清涼感は病みつき。

♯休憩 ★★★★★
アディロンダックの大群。何脚あるか。壁際には撥水加工された畳が敷かれた寝ころびスペース。天井にはファンがくるくると旋回している。500円でポカリとデトックスウォーターが飲み放題。氷入りのグラス片手に微睡む。最高の環境。障子を模した窓から僅かに差し込む光がエモい。

外気浴こそ無いが、それ以外は完璧。人気の理由も納得。

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138

サンム

2023.07.07

1回目の訪問

♯新規開拓/累計434施設

茹だる暑さは止まることを知らず、連日の真夏日が当たり前のようになってきている。高知では最高気温が36.7℃まで上ったことをTVが伝えている。普通の人ならプールや海に行きたいとなるのだろうけれど、私はキンキンの水風呂に飛び込みたくなる。

そんな酷暑の中、訪れたのは『センター南温泉 湯もみの里』さん。先日はお隣センター北のゆったりCOcoさんを訪れたばかりだったので、北南の両雄に短期間でお邪魔したこととなる。結論、どちらの施設も総じて良かった。

まず初めに触れておきたいのは館内の清潔感である。高級感と喩えても良いだろう。優しげなヒーリングミュージックが流れ、至るところ隅々まで綺麗に清掃されている。また、特に感動したのは食事処。スタッフの方の気遣いや懇切丁寧な接客は大変清々しい気持ちになった。

料金は1,290円で大小タオル付きとお手頃。駐車場は3時間まで無料。リクライニングシートが多数置かれた休憩スペースは照明が暗くて思わずウトウト。コミック類は無い。岩盤浴あり。

お風呂も黄金色の天然温泉が楽しめる。その天然温泉に炭酸ガスを溶け込ませた「天然濃厚炭酸温泉」は魅力の一つ。向かいにある美泡湯は乳白色をしているが、この色の正体は大量の微粒な気泡。弾けた際にできる超音波により身体を芯から温める。

♯サウナ ★★★★☆
入口扉に85℃設定との貼り紙、その脇のデジタル室温計は95℃の表示、中に入ると天井付近の室温計は90℃を指している。どれが本当だ?と四段掛けの座面の最上段に座って、頭を悩ませるが想像以上に熱い。加えて、時折オートロウリュも入ってくる。

傾斜は抑えめのタワーサウナではあるものの、やたらと汗が出る。外の暑さに身体が負けて、基礎体温が上がっていたのかも。正面のTVでも熱中症警戒のニュース。水分補給大事。

♯水風呂 ★★★★☆
水温17.5℃と適温。一番好みの温度帯。広さ深さ共にたっぷりで余計な匂いもしない。常時、ジャバジャバと排水もあるので、循環も良い。トータルバランスの高い水風呂。

♯休憩 ★★★★★
外気浴の環境が整っている。露天スペースはとても静かで落ち着いていて、大人の空間。右奥にデッキチェアが4脚並んでいるが、ちょうど左半分が日向、右半分が日陰と二つに分かれているので、好みに応じて使い分ける。その他にも椅子が多数。

日向で微睡む。究極の日光浴、ひなたぼっこ。ジリジリと照りつける太陽は容赦なく身体を焦がしていく。次第に汗が噴き出てきて暑くて退散。サウナ→水風呂→日光浴→水風呂を繰り返すことに。笑 良いサウナでした。また来たいと思います。

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サンム

2023.07.02

2回目の訪問

おおよそ2年ぶりの訪問。たまには昭和チックなカプセルサウナも良いよね。東急東横線の学芸大学駅を線路沿いに行ったすぐ。『サウナ&カプセル ミナミ学芸大店』さん。お久しぶりです。

入口で流れる謎のサウナミュージックは健在。陽気に訪れる者を出迎えてくれる。午前中までに入れば、夕方の18時まで1,870円で利用することができる。2階へ上がっていくと、昔懐かしのレトロなロッカー群が目の前に広がる。

今回は見つけやすい番号だったので、小慣れた感じでロッカーの扉を開く。並びが複雑なので、迷う人はグルグルと迷っちゃうかも。ロッカーには、あらかじめ大小タオル・ガウン・薄手のパンツの用意があるので、手ぶらで来ても何ら問題ない。

当施設の最大の特徴は3Fに本格的なジムがあること。トレーニングウェアとシューズさえあれば(レンタルも可能)誰だって利用できてしまう。1,870円で筋トレマシーン使い放題、サウナ入り放題。月額の会員制ジムで高いお金を払うより、よっぽどお得だなと思ってしまう。

サウナがある浴室は4階。良い意味で古くささを残す空間。天井のカラフルなライト、鮮やかな造花の鉢植え、所々ヒビが入ったガラス窓...。歴史を感じる。レトロなこの雰囲気、私は大好物。さて、サウナ。

♯サウナ
皆さんも書き記していただいているが、サウナ室の扉が新調されており、ここだけが真新しくて少しだけ違和感。笑 以前に来た時は確かに不安になるくらいギシギシと音がなっていたように記憶している。

サウナ室内も少しだけ修繕された?気のせいだったら御免なさい。二段掛けストレートの座面と向かいに一段掛けがちょこっと。二段目に座って遠赤ストーブからの熱を受けるが、半端じゃない熱さ。室温計を見ると、なんと106℃表示。そりゃ熱いわけだ。パワフル。カラカラ。

♯水風呂
小ぶりだけど、しっかりと冷たくて深さもある水風呂。ホースからちょろちょろと注水がある。水温計はよく確認しなかったけど、18〜19℃くらい?あの熱さのサウナの後なので、もう少し冷たくても?と思ったけど、それは贅沢かな。

♯休憩
浴室内の奥にプラスチック椅子が二つ並べられていて、簾が付いた窓が開放されているので、半外気浴のような形で涼をとることが出来る。サウセンみたいに風鈴でもあったら、更に雰囲気でそう。笑

しかし、一番驚いたのは脱衣所から少し戻ったところにできた外気浴スペース!随分前にできたのかも知れないけど、以前は多分なかったので、びっくり。バルコニーみたいなスペースに椅子が6脚。最高ですね。

一日ダラダラとゆっくりしたい時はココで決まり。大好きなカプセルサウナです。

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129

サンム

2023.07.02

1回目の訪問

♯新規開拓/累計433施設

仕事自体は大きく変わってないのだけれど、やるべきことの規模がドンと大きくなって、身体的疲労はもとより、精神的に疲弊する毎日。表立ってネガティブなことは口にしないが、流石に少しばかり疲れた。

あまり騒がしくないところで、ゆったりと過ごしたい。パッとスーパー銭湯の類が思い浮かんだが、時間によっては賑やかな場合も多々ある。そうだ、リッチな価格帯が故、そこまでの混雑も無いと耳にしたあの施設に行ってみよう。

『サウナ・スパ テルマー湯 西麻布』さん。ご存知、新宿歌舞伎町にあるテルマー湯さんの2号店。これまた好立地。六本木駅からヒルズを通り過ぎ、246を下って行く途中。ホブソンズで有名な西麻布交差点のすぐ手前。

六本木には男女で楽しめる所謂一般的なサウナ施設が見当たらない。アダイブは入口で男女が分かれるし、ミナミは男性専用。その他は多数の会員制や個室サウナ。ここテルマー湯さんも平日3,500円と普通の施設と言われると、また違うジャンルに分類される気がするが、新たな行先として差別化できている。

店内はエジプト一色。店員さんのユニフォーム、用意された館内着、内装の雰囲気、エスニック料理が並ぶレストラン等、はたまた浴室の壁絵にはファラオやらピラミッドやらが描かれていたりして、コンセプトがハッキリしている。

♯サウナ ★★★★★
三種類。それぞれ異なる特長を持ったサウナ室。

一つ目は高温サウナ。86℃と室温の表記がある。タオル生地のマットを持っての入室。横長三段掛けストレートの座面。一番の大箱で開放感がある。左右に二基のストーブ。双方向からの熱がうまい具合に滞留する。オートロウリュあり。TVとエジプト風BGMで若干ごちゃつく。

二つ目はメディテーションサウナ。コンパクトなサイズ感。三段掛けだが定員は6名程度。暗めの照明が良い感じ。室温は110℃付近とかなりの高温。座面の広い二段目で胡座スタイルがおすすめ。

三つ目はスチームサウナ。50℃台の室温を感じさせないモワッとした熱気に包まれている。サウナ室内にシャワーがあったりして、少し変わった作り。

♯水風呂 ★★★★★
二種類のキンキン水風呂の用意がある。大きい方は歩行浴の要領で浴槽の中に手摺がある。それもそのはず、水深は最深163cmとなかなかの深さ。水温も17℃とばっちり。もう片方は長方形をしており、水温脅威のグルシン設定。

♯休憩 ★★★★☆
クールルームという名の黄色いアディロンダックが3脚置かれた涼やかな休憩室がある。その部屋の前にはズラッと12〜13脚?ほどのプラ椅子も置いてあるので数自体は充分。

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サンム

2023.07.02

1回目の訪問

旭湯

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計432施設

良く知る街だからこそ、当時は知らなかった銭湯との出会いをより大事にしたくなる。学生時代に多くの時間を過ごした日吉駅。駅から扇状に伸びる5本の通り。中央通り・普通部通り・浜銀通りはしょっちゅう使ってたけど、サンロードはそこまで。

二郎系インスパイアっぽいラーメン屋「どん」はまだそこにあった。反して、レトロで良い味を出していた純喫茶「まりも」は悲しくも閉業していた。時代は移ろい、人も街も変化していく。サンロードを抜けて、住宅街を進むと目的の場所に辿り着いた。

『旭湯』さん。街に溶け込む小ぢんまりとした昔懐かしい銭湯。「コインランドリー」と書かれた看板はノスタルジックな気持ちにさせる。下足入れも年季が入っており、店内の待合も昭和の香りがする。

料金は750円。タオルは大小ともにセットされるが、シャンプー類の備え付けは無し。購入もしくは持参を薦める。脱衣所のロッカーは指定無し。縦長長方形のものと、正方形のものがある。

浴室。コンパクトなスペースを持て余すことのないように、カランやら浴槽やらがびっしり並んでいる。青がかった色をしているあつ湯はバイブラ・ジェット・超音波と一通りのラインナップ。岩造りの露天風呂は褐色のじっこう湯。

♯サウナ ★★★☆☆
フックキーを使って開ける。ビート板無し。こちらも全体の雰囲気とマッチしたベテラン感のあるサウナ室。二段掛けストレートでサイドの奥に二巻の遠赤外線ガスストーブ。

薄暗いライティング。座ると目の前にTV。サウナマットの汗が少し気になる。全体的に温度はマイルド。頭上は熱の溜まりを受けて徐々に温まってくるが、足元は少しぬるいのが正直な感想。

♯水風呂 ★★★☆☆
段差を通じて一気に深くなる。身体全体がスッポリと収まる感じは好み。肩まで冷水に浸かる。水温計は16℃くらいを指してたけど、おおよそ18〜19℃くらいの体感。サウナ室とのバランスは良い。

♯休憩 ★★★☆☆
外気浴可能。露天風呂の周囲に木のベンチが置いてある。競争率は高い。4名ほどが同時に利用できる。溢れたものは大人しく浴室の洗体用の椅子か脱衣所の丸椅子へ。訪れたのは週末であったが、結構な人数が溢れてたので、それなりの客入りだった。

総じて、昔ながらのThe銭湯サウナといったところ。待合での常連と店主とのやり取りを聞いていると、他愛の無い話をこれでもかと繰り広げてて、なんだかクスッと笑えて平和な気持ちになった。

帰りは下り坂となった坂道を歩いて、来た道を戻る。親子連れが今日の夕飯は何かな〜?なんて手を繋ぎながら楽しそうに笑っている。ここでもほっこり。

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122

サンム

2023.06.26

1回目の訪問

♯新規開拓/累計431施設

混雑が予想されるであろう施設については、なるべく早い時間帯を狙って訪問するようにしている。適度な人口というのは勿論、料金の割引があったり、朝早くから行動することで1日を有効的に使えるので得した気分になれる。

昨晩は日を跨ぐことなく眠りについたので、今朝は早く起きた。相方はまだ寝ている。これはまたとないサウナチャンス。そそくさと準備をして、ちょっと出るねと一言。向かったのは2022年10月オープンの新進気鋭施設。

『LEDIAN SPA 恵比寿店』さん。恵比寿駅西口から駒沢通りをぐんと進んでいった先にある。エニタイムフィットネスと併設されており、シティホテルのようなシックで洗練された受付で朝ウナの利用を申し出る。

通常は90分2900円が相場だが、火曜はサービスデーということで1000円OFF。曜日関係無く、11時までの入館だと朝ウナ料金が適用され、60分1500円と割安で入場できる。とは言え、一般の施設と比べると価格帯はリッチ。

男女共同という訳では無いが、水着着用がマストのルール。サウナパンツの要領で素直に従う。予めロッカーに置いてある大小タオルはガシガシとしたしっかりした素材。頭には巻きにくい。サウナハットの貸出は有料。

♯サウナ ★★★★★
80℃、90℃、110℃と段階的に3つのサ室が用意されている。まずはウォーミングアップがてら80℃に。座面下のライトは青色。コンパクトな二段掛けストレートだが、それなりに熱い。ボナサウナで時折オートロウリュが入る。

90℃のライトは緑。一番の大箱。横長の二段掛けでかなりの人数を収容できそう。こちらもボナサウナ。体感は90℃以上な気がするくらいしっかりと熱い。オーソドックスで気に入った。

ラストは110℃。何分耐えられるかな?と挑戦的なポップ。座面下のライトは灼熱の赤。少し小ぶりなサイズで唯一ボナではない。またココだけ何故か一昔前のEDMがノリノリで流れている。TV画面には海の生き物のDVD。このミスマッチ感が面白い。因みにオートロウリュ時はめっちゃ熱い。

♯水風呂 ★★★★☆
9℃と15℃とこちらも段階的に二種類の用意がある。どちらも浅めの作りで寝ころび湯のような形で身体を収めて利用する。9℃ちょろっと15℃長めがお勧め。文句無しに冷たい。

♯休憩 ★★★★★
1人用のソファがズラッと並ぶ。追加料金を支払えば、自分専用のソファをキープできるのだ。新しいシステムで画期的だなと思うが、他にもフリーの休憩場所はちょこちょこあるので、無理しなくても良い。

清潔感があり、ただシンプルに良い施設でした。

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139

サンム

2023.06.23

1回目の訪問

♯新規開拓/累計430施設

港北ニュータウンの一角に堂々と居を構えるショッピングセンター「港北みなも」内にその施設は存在する。センター北・南の両駅から徒歩5分の好アクセス。3-4階の2フロア構造となっていて、お隣のスポーツジムとも中で繋がっている。

『港北天然温泉ゆったりCoco』さん。料金は平日フルタイムで990円とお値打ち。タオル・館内着等の備品は別だが、清潔感溢れる館内の様相、沢山の漫画本が置かれるリラックススペース、お風呂の充実具合等を考えると満足度の高い料金設定だ。

折角だからゆっくりしたいと思って、館内着を借りた。早速着替えて館内をぐるぐる。3階には大きな食事処、マッサージルーム、岩盤浴、休憩ルームなどがある。この休憩ルーム、ハンモックやYogiboが置いてあって、ダラダラと過ごすには快適すぎるスペース。

4階に上がると眼前に広がるのは巨大なキッズエリア。ボールプール・簡単なアスレチック等、子供が喜ぶアイテムが揃っている。その他のスペースはほとんどが浴室。脱衣所も隅々まで綺麗。

浴室。遮蔽感のある立ちシャワーを左手に進むと全容が見えてくる。カランの数が多い。内湯は中央に天然温泉、左にジェットバスと低温バイブラバスがある。露天スペースに目を向けると、ハーブ湯、シルキー湯、炭酸露天風呂等、ネーミングだけでワクワクするようなお風呂がたくさんある。

♯サウナ ★★★★☆
サウナ室の扉を開けると、すぐ右側に各段2名ずつ三段掛けの座面が現れる。正面の立派なストーブを挟んで、左側にはL字の座面。こちら側にはTVがあるので、好みで場所を選んだら良いだろう。バチッと熱い訳ではないけど、じんわり熱さを帯びるタイプ。アウフグースが出来るくらいには広い。

もう一種類。スチーム×足湯×腰掛け湯の三重奏からなる蒸し風呂もあったりして、汗をひたすらにかくという訳ではないけれど、これはこれで楽しかったりもする。

♯水風呂 ★★★★☆
大きな浴室空間にあって、角っこの陽のあまり当たらない場所に密やかに存在する。4名程度の収容だが、深さはたっぷりとある。ちょっぴり塩素の臭いがするが、気にならない程度。水温は16℃ほど。

♯休憩 ★★★★☆
露天スペースが開放的かつ余裕のある造りをしているので、休憩場所としては最適。至るところに椅子があるので、数は充足しているだろう。寝ころびの用意もある。日光浴最高。ただ、以前はインフィニティチェアもあったとのことなので、撤去は残念。

先述のYogibo等が置かれるリラックススペースの居心地の良さを初め、お店の名前通り「ゆったり」するにはピッタリの施設だった。

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125

サンム

2023.06.20

1回目の訪問

COCOFURO たかの湯

[ 東京都 ]

♯新規開拓/累計429施設

降って湧いた月曜日有休。雑務をこなして一目散に向かったのは大田区の人気施設。週末は中々に混むとの触れ込みだったので、またとないチャンス。月曜日の14時ごろ、門を叩いたのは『COCOFUROたかの湯』さん。

実はこれが初めまして。COCOFUROといえば「ますの湯」をはじめ、最近ではかつて過ごした北区にも「かが浴場」が誕生し、楽久屋グループの代名詞であるパンカールーパーを携えたネオ銭湯として、注目度の高い施設となっている。

元々は「隆の湯」という名の銭湯であった。経営が移り、リニューアルを遂げたのが2022年3月10日のこと。忽ち、ワンコインで大満足できる施設として話題を攫った。一番の特徴はミュージックロウリュ。音楽×サウナ。

外観はまだ新しさを残す。雑色駅周辺の昔懐かしいレトロな情景との対比では、小綺麗でちょっぴり浮いている。利用料は500円でサウナ付きと破格。確実にもっとお金が取れると思うけど、何かと値上げラッシュの世の中、この波に流されないでと切に願う。

タオルは料金に含まれないので持参を勧める。シャンプー類は常設されているのでご安心を。脱衣所・浴室共に隅々まで綺麗で清潔感がある。カランもスタイリッシュ。代わり湯の玉露の香り湯は緑がかったあつ湯。仄かに良い匂い。

♯サウナ ★★★★★
20分毎に4種類の異なる環境を楽しむことができる。うち3つはミュージックロウリュ。日によってテーマが変わり、そのテーマに応じた音楽が3曲変わりばんこに流れる。訪問日は洋楽デー。残りの一つはサイレントロウリュと言い、無音の空間でロウリュが行われる。

サ室の作りは至って普通。三段掛けで各段4名ずつの12名収容。コンパクトな割に人が入る。且つ、オーバースペックのタワーストーブがあるので、ロウリュ時は熱気が乱舞する。三段目は途轍もない熱さに襲われる。

ナイトクラブのフロアかと思うくらいの地響きと共に爆音で音楽が流れる。スプリンクラーからの噴射時間も半端なく長い。テイラースウィフト、タトゥー、ダフトパンクと世代の洋楽に自然と肩が揺れる。

♯水風呂 ★★★★☆
90cmの深くて冷たい水風呂。水温は16℃。先述の通り、ガッツリ蒸されるのでこの冷たさが心地良い。思わず吐息が漏れる。熱さに耐えた後のキンキン水風呂はこの上ない幸せ。

♯休憩 ★★★★☆
外気浴こそないものの、浴室の限られたスペースにしっかりと休憩場所が用意されている。木造りの椅子が8脚。

炭酸泉に浸かり周囲を眺める。火照った身体を休める同士たち。良い顔をしている。人気の理由が痛い程、分かった瞬間だった。

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サンム

2023.06.19

1回目の訪問

小松湯

[ 神奈川県 ]

♯新規開拓/累計428施設

良く晴れた土曜日。旧くからの友人たちと千葉方面でゴルフ。朝の6時台から渋滞するアクアラインを見て、コロナ禍はほぼ完全に終焉を迎えたことを知る。モタモタしてたら、スタート時間に間に合わず。ハプニングがありながらも、どうにかラウンドを終える。

30℃超えの真夏日。汗まみれの身体を早くシャワーで流したい気持ちを抑えて、ゴルフ場のお風呂をカットする。帰りはアクアラインに捕まりたくない。川崎で降りて、向かったのは以前から気になっていた銭湯。

『小松湯』さん。一度、ゆいるさんからのハシゴを決めて、店前まで辿り着くも定休日。本日はきちんと営業していることを確認してのリベンジ戦。店先の小便小僧とでっかい提灯に圧倒されながら、友人3人でぞろぞろと入場。

サウナ込み800円。大小タオル付きもシャンプー類の備え付けなし。脱衣所には所狭しと漫画本が並べられ、按摩器やらインフィニティチェアやら様々な形状の椅子たちが無造作に置かれている。

浴室はTHE銭湯の装い。ただ限られたスペースの中で、隅っこにアディロンダックがあったり、黄緑色の鮮やかな椅子が置いてあったりするので、サウナ好きに大変優しい環境となっている。

♯サウナ ★★★★★
一言で言うとパンチが効いてる。ヘビー級の重たいストレートを正面から喰らった感じ。豪快でパワフルな120℃のサウナ。二段掛け6名限界のコンパクトなサイズだからこそ、より体感はインパクトを増す。6分で充分。

遠赤ガスストーブ正面の席(特に二段目)は肌が焼ける感覚。中には観賞用のヴィヒタがあり、ほんのり香りがする。壁には白樺の木を輪切りにしたものが並べられ、北海道のウォーリュを思い出す。外にはヴィヒタスプレーとセルフ仰ぎ用の団扇があって、ギミックが効いている。

♯水風呂 ★★★☆☆
季節によって水温が変わると聞く。初夏のこの時期は正直なところ少しぬるく、20℃は上回ってしまっている。滝が流れ落ちる演出が楽しかったり、水底にはネットに入った備長炭が臭い消しの役割をしていたり、と楽しさもあるが、もう少し冷たければ!といった印象。

♯休憩 ★★★★☆
外気浴はできないものの、一般的な街銭湯と比べると十分過ぎる環境。先述の通り、浴室内に赤色のアディロンダックと黄緑色のプラ椅子が二脚ある他、脱衣所にも色々な種類の椅子やらベンチやらがある。頭上には扇風機が旋回しているので、涼やかな風も気持ちがいい。

感覚的にも東向島の寺島浴場さんと雰囲気が似てるなと思った。個人的にはかなりのヒット。近くにあったら通いたくなる銭湯サウナ。冬場の冷たい水風呂も体験してみたい。

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125

サンム

2023.06.16

2回目の訪問

初めて訪れたのは昨年2月の真冬日。ちらちらと雪が舞い落ち、身も凍えるほど寒い日であったことを昨日のように思い出す。本日は打って変わって、ジリジリとした太陽の日差しが照り付ける暑い一日。

蒲田駅東口からはすぐの『ガーデンサウナ蒲田』さんに再訪。前回はリニューアルから数ヶ月ということで、古さと新しさが融合した発展途上の施設という印象だったが、そのクオリティは目を見張るものがあり、今後の行く末に期待をしたものだ。

案の定、瞬く間にサウナ好きの間で話題となり、今では大田区を代表する施設となった訳だが、その良い意味での古くささは何も変わることは無く、妙な安心感さえも感じるくらいだ。

3時間1500円が基本設定。受付で渡されるフェルトっぽい生地のバッグには大小タオルとマット2枚が入っている。エレベーターで2階へ進む。長く続く廊下には無数のキリン一番搾りの広告旗が置かれている。

ロッカーのあるスペースで衣服を脱ぎ、先述のバッグを片手に階段を降りると、簡易的な脱衣所が広がる。ガラッとスライドドアを開けると、お待ちかねのお風呂タイムとなる。相変わらず広い。ドーンと構える中央の主浴槽は存在感がある。垢すりコーナーが復活したようだ。

♯サウナ
ファーストチョイスは高湿度のセルフロウリュサウナ。横長二段掛け。ストーブは煉瓦に囲われており、トントゥが顔をのぞかせる。施設が設定した15分に一度のセルフロウリュのルールを皆きちんと守る。

静態でもずっしりとくる熱さだが、蒸気の発生により、よりインパクトのある体感となる。天井や壁を伝って、時間差で降りてくる。薄暗いライティングも絶妙で居心地が良い。このサ室を嫌いな人は居ないんじゃなきかな。

向かいに高温サウナ。カラッとしており、ストロングな雰囲気だが、かなりの大箱でゆとりがある。ケツ焼きに近いくらい尻が熱い。退室時も足裏がやられそうになるので、つま先立ち駆け足の格好となる。

♯水風呂
可愛らしく隣同士に仲良く並ぶ。冷たいのとぬるいの。温度計見るのは忘れたが、前者は17℃くらい?の体感。もう少し冷たくても良い。後者は冷まし湯の要領で。25℃ほど。

♯休憩
浴室の一角に専用の休憩スペースがある。人工芝のマットと立派な石像。特大の業務用扇風機二台が豪快に風を送る。受け止めるは3台のデッキチェア。暫くぶりのサウナだったので、本当に効いた。

セルフロウリュサウナには氷ロウリュというスタッフさんによるサービスも追加されたようで、今回は時間の関係上、体験することは出来なかったが、確実な進化を遂げていた。

相変わらず、素晴らしい施設でした。また来たいと思います。

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サンム

2023.06.12

1回目の訪問

♯新規開拓/累計427施設

銭湯王区の大田区において、ひときわ存在感のある街「蒲田」。駅前には飲屋が軒を連ね、平日休日の境などお構いなしに飲んだくれが千鳥足で街をふらついている。そんな自由な街には黒湯の温泉が湧く。本日訪れたのもそんなお店。

『黒湯の温泉 ゆ〜シティー蒲田』さん。蒲田駅東口を出て左手に直進。暫くすると、夜空に怪しく浮かぶ赤色の「ゆ」のネオンが見えてくる。昔懐かしい味わいのある外観。外階段を登っていると、上階から上機嫌な歌声が漏れ聞こえてくる。

ただの銭湯ではない。お風呂上がりの休憩場所としても利用ができる「YCKホール」。飲食は勿論、歌声に自信のあるものは大衆の面前でカラオケを披露することもできる。大抵、この時間帯、このシチュエーションでマイクを取る人間は決まって酔っ払いなのだけれど。

そんな歌声をよそに、温浴さらにはサウナ利用を申し出る。手ぶらセットでタオル類シャンプー付きの850円。PayPayでの支払いも可能と利便性に富む。衣服を脱いだ後はサウナバッグを手に取り、浴室へと向かう。

ボッコボコのバイブラバスとジャグジーバスには人だかり。電気は何故か人気薄。真っ直ぐ抜けたところにある露天の黒湯は120m下から汲み上げられた天然温泉。仄かにモール泉っぽい独特な香りがする。

♯サウナ ★★★☆☆
座面は木板が丸出しなので、小タオルなどを尻に敷いて利用するのがルール。片辺が二段掛け、もう片辺が一段掛け。二巻の遠赤外線ガスストーブが熱源。じんわりと熱いサウナ。パワフルでは無いけど、しっかりと効く。無音TVなし。タオルで拾いきれずに、木板に汗がしたたる。

♯水風呂 ★★★★☆
小上がりになっている深さたっぷりの水風呂。水温計は15℃表示。プラスでバイブラがちゃんとあるので、体感温度はもう少し冷たい。クール!涼感!キリッとして気持ちがいい。サウナで12分粘ってからの水風呂はインパクトがあった。

♯休憩 ★★★☆☆
露天の黒湯温泉の前にはちょこんとベンチが一台置いてある。2名サイズのため、数は心許ないが、その素朴さが何とも乙な雰囲気。お近くには殆ど稼働していない打たせ湯。あれ使えたのかな?いずれにせよ、しっかりとした外気浴も出来るので、そこは有難い点。

サウナに極端に力を入れているわけではないけど、それぞれが確かな実力を持った安定感のある銭湯サウナだと思った。カラオケ付きの休憩スペースがある点については、お近くの蒲田温泉さんもそうだったなぁ...なんて思い返した。

アットホームで和気藹々。地域密着型の根強いサウナ。店員さんも優しくてフレンドリーだった。また来ます。

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サンム

2023.06.07

1回目の訪問

♯新規開拓/累計426施設

先週末のお話。K-1ミドル級トーナメントin横浜武道館。松倉選手の悲願の優勝と金子選手の切れ味鋭いパンチをこの目で見たいが為、横浜の街へと降り立つ。

お隣の横浜スタジアムではセ・パ交流戦のデーゲームが開催される。サイ・ヤング賞受賞の元メジャーリーガー、バウアーが満を持しての先発登板。ここら一帯はスポーツ一色。

そんな楽しみを控えながら、まずは恒例の銭湯巡りということで、本日は初訪問となる『恵びす温泉』さんにお邪魔することにした。最寄りはJR石川町駅のビル型銭湯。店先からは昔ながらの雰囲気がぷんぷんとする。

階段を登って二階。券売機で大小タオル付きのサウナ料金750円を支払う。受付のお姉さんはテキパキとしており、サウナは2時間制ですと告げられる。暖簾をくぐると広めの脱衣所。既に先客多数。

少しだけ無機質な印象の浴室だが、温浴の種類に富んでいる。カランを挟むようにして左右に温浴ゾーンが広がり、バドガシュタイン鉱石を用いた薬湯、ライオンの口から湯が注がれるジャグジーバス、細長い歩行浴等、アトラクション要素もある。

ロッカーキーとは別に渡されたバンドには鍵が一本付いていて、奥の銀扉の鍵穴に差し込むことで、サウナエリアに進むことができる。すぐ目の前にはカラン、右手に細長い造りの水風呂、左手にサウナ室という構造。上階へと続く階段もある。

♯サウナ ★★★★☆
まずは下の階のサウナ室へ。こちらがメインのボナサウナ。巨大で分厚いビート板を手に取り入室する。すぐにモワッと熱気が押し寄せ、その威力を肌で感じる。横長の二段掛けだが、奥の大窓近くは少しだけ座面が広く造られている。BGMもTVもない空間。

上階にはサウナが二つ。少し小ぶりのボナサウナは温度も控えめ。マイルドにゆったりがお好きな場合はこちらを使用すれば良い。棲み分けができている。もう一種類はスチーム。2人サイズ。

♯水風呂 ★★★★☆
変わった造りの水風呂。細長く奥に奥に続く。最奥には給水口があり、滝のように水が注がれている。脳天から浴びることで、いつもよりも爽快感を味わうことができる。冷たさもしっかりしているので、サウナとの相性も良い。

♯休憩 ★★★☆☆
上階のぽかんと空いたスペースにプラスチック椅子が四脚置いてある。完全な内気浴ではあるものの、休憩に適したスペースなので、なぜか落ち着く。水風呂後に階段を登らなくてはいけないので、導線は少し悪い。

地元の方々に愛される銭湯サウナ。お風呂の種類も充実していて、長い時間楽しめる。シャンプー類の備え付けは無いので注意。サッパリとして、次の目的地へ。

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サンム

2023.06.05

4回目の訪問

朝日湯源泉ゆいる

[ 神奈川県 ]

恐らく4回目の訪問となるのかな?意外に少ない。個人的にかなり気に入ってるけど、アクセスの問題があって、あんまり頻繁には来れておらず。ただ、現在の勤務先からはそれなりに近い。

天気はここ数ヶ月で一番の土砂降りだし、傘も意味をなさないくらいの突風が吹き荒れてるし、こりゃ空いてるかな?なんて淡い期待を抱いて来てみたけど、ちょっぴり混んでた。流石の人気施設。

『朝日湯源泉ゆいる』さん。問答無用に好きな施設。ご無沙汰。ゆいるさんの魅力は何と言っても1時間ごとに開催されるアウフグース。各回それぞれの楽しみがあって飽きさせない。そして技術がすごい。

そんなアウフグースのプロ集団がアウフグース専用のサウナ室を作ったことを耳にしてから、それなりの月日が経ってしまった。今日のアウフはアシダさん。初めましてで楽しみ。本当は剣持さんも受けたかったけど、時間なく。

さて、まずは肩慣らしに高温サウナ。あれ?こちらも改築されてる!明らかに一回り広くなったサウナ室。奥の座面は二段掛けから三段掛けに。それにそれぞれの座面が広々と座りやすくなっている。

室温計は105℃。毎時15分と45分にオートロウリュが入るが、とんでもないね。笑 一段目でも十二分に熱い。ピカっと光ってから、プシャーまでに時差があるのはご愛嬌。

そういえば、アロマボールによるロウリュサービスはこちらの高温サウナで実施されたんだった。本日のアロマはコーヒー。豆を煎ったときの香ばしい香りがたまらない。お腹すいたので、一度上がって、腹ごしらえ。

お足元の悪い中ありがとうございますと丁寧な接客。生姜焼きと唐揚げのわんぱく定食を頼む。ご飯もりもり、キャベツもりもり。大満足して、次のアウフまで休憩。

いよいよ、アウフグースサウナでのアウフ。あっしーさんの華麗なタオル捌きは序盤から。三段掛けストレートのシンプルな座面の中段に腰掛けて見守る。HARVIAのツインタワーはスカイスパみたい。

1セット目はスイートオレンジ、2セット目も甘い系の香り、3セット目はスモーク。ポップな邦楽に合わせて、ぐるんぐるんタオルが旋回する。技術力高いなぁ。思わず終わった後は拍手。お疲れ様でした。

その後は潜水可の琥珀水風呂へ。深さたっぷり。冷たさキンキン。直立状態から垂直に潜って、いいきもち。雪崩れ込むように外気浴スペースのインフィニティチェアへ。外は大雨だけど、ここは静か。扇風機が優しく旋回。冷気が体を撫でる。

やっぱり良いな、と改めて思いました。サウナ周りの設備がしっかりしていて、アウフも楽しめる。熱くて、ずっしりとした重みのある風を受けたくなったら、ココで間違いなし。

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