2020.08.14 登録
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土曜の夜に訪れたのは幡ヶ谷 観音湯。
実は今日、昼間に港区三田で寺サウナなるイベントに参加した。寺の屋上でロシア製テントサウナ Morzhを使ってととのった所でさらに瞑想を体験する。薪とお香の香りに包まれた何やら一風変わった不思議なイベントだった。
イベントでのサウナは時間の制約もあり他の方もいるので、好き勝手セルフロウリュするのも限界がある。何となくサウナのおかわりがしたくて、自分の中で仏教つながりとこじつけて観音湯に行く事にした。
幡ヶ谷の駅に着いたら、そこは大雨だった。
徒歩2、3分の距離とはいえ、ずぶ濡れで歩けるほどの若さはとっくになくしている僕は、ひとまず近くのファマリーマートでビニール傘を購入。
「711円です」ファミマでセブンイレブン…いや、別に面白くない事くらい分かってますよ…ちょっと言ってみただけとです…
今日の観音湯は、浴場の利用客はそれなりにいるもののサウナ客はあまりいない。ま、普段からそれほどいないんだけども。観音湯のサウナはテレビも音楽もない。ひたすらボナサウナで蒸される時間。水通しをしてから入ったからか、それほどケツも熱く感じない。
水風呂から出て休憩の為に露天スペースへ移動する。
雨がやんでいる…せっかく傘、買ったのに…
ずぶ濡れの露天風呂も味わい深いものがあるかなって少し期待してたので少し残念。複雑なおっさん心だ。
それはさておき、観音湯での露天スペースでのととのいが何故これほどまでに質が高いのかを考えてみた。
一言で言い表すと、頭寒足熱の状態だからである。
時折、溢れ出る露天風呂のお湯と露天スペースの岩から伝わる熱がほんのり足元を温める。その状態がととのいへといざなってくれるのではないだろうか。
もちろん、激アツのサウナのセッティングも一役買っているのは間違いない。水風呂は…まあ、それなりに…
やはり、愛すべき観音湯。
先の寺サウナでのMorzhの影響もあって、軽い3セットで十分ととのった。
男
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今夜のサウナに選んだのは、昨晩、大声で喋りまくる2人組がいた事で、早々に切り上げてしまった池袋プラザ。再訪の理由は、昨晩の書き込みだと、ともすれば池プラさんの評判も下げかねないと思い、ニ夜連続の訪問となった。
池プラさんは当然のことながら常識的な感染対策をきちんとしている。手指消毒のアルコールは置いてあるし検温もしている。会話自粛やお互いの距離を開けるようにサ室前に書いてある。結局、利用者のリテラシーの問題。っていうと身も蓋もないけど、顧客を啓蒙するのも各施設の課題でもあると思う。
とはいえ、今日は金曜日。客の入りも多く昨晩の二の舞になる可能性は十分あり得る。期待と不安を抱えながら池袋に到着。お店の前で中国人がケンカしてるかのように大声で話してる…な〜んか嫌な予感させるな〜。
受付を済ませると、再び嫌な予感。ロッカー番号が昨日と同じ。悪夢が再び繰り返されるのか…
浴場に入り体を洗う。
あたりを見ると想像した通り昨日よりお客さんの人数は多い。もしもの時も考えて今日はサウナハットではなく備え付けフェイスタオルを隠密巻きにしてサ室に入る事にした。所がである…
常に5,6人程度いるサ室内で、誰1人会話をしない。鳴っているのはテレビの音だけ。全員ソロでいらしてるお客さんだと思うけど。それにしても昨日とはまるで違う。みんなマナーが良い。全く不安に感じる要素がないし、他人の行動に苛立つことがない。
サ室を出ると目の前に水風呂。サ室扉を出て左手にととのいイス。動線に全くの無駄がない。
シンプルに構築されたサウナ環境とお客のマナー。これが多くの腰の入ったサウナーを引きつける池プラさんの本来の魅力かもしれない。池袋は、おしゃれ系レスタ、アミューズメント系かるまるがある激戦区。苦戦しているとは思うけど池プラさんは3時間コースでプラス2時間サービスとか他にはないアプローチを仕掛けている。
客数増を見込めない今だからこそ、滞在時間を延ばして客単価を上げる戦略なんだろう。こういった部分で商売の考え方を温浴施設から学ぶ機会があるのだ。同じ池袋のレスタ、かるまるとのコロナ禍における戦略の比較をしてみるのも面白そうだ。
そうそう、昨日見かけたおじいちゃんが今日もいらっしゃってました。連日通わせるだけの計り知れない魅力が池プラさんにはあるんですね。
今日、僕にとって池袋のサウナ施設の選択肢が1つ増えました。諦めずに再訪して良かった。
男
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サウナ施設でコロナ感染者は出しちゃいけない。
それは、施設側も利用者も同じ思いであって欲しい。
池袋プラザさんに初訪問。
最近Twitterでいいね頂いたりしていたので、
勝手に義理を感じて伺いました。
結論からいうと、少し残念な思いをした。
僕の入店と同時間帯に若い2人組がいた。
その2人はとにかく大声で喋る。
サ室でも浴室でもとにかく大声で。
そんなに喋ることある?っていうくらい…
何でもない時なら、そういう時もあるかと諦めもつく。でも今はコロナ禍。
他の客層を見回すと重症化リスクの高い年齢層の方もいる。
施設側の経営面を考えると、感染を恐れない若者を積極的に客として受け入れたいのも理解出来る。
ですがサウナでクラスター発生なんて事になったら、
世間はサウナを三密の典型的な場所と認識するだろう。そうなれば全国のサウナ施設に風評被害が及ぶはずだし各施設のコロナ禍での営業努力が水の泡になってしまう。そんなことは絶対にあってはいけない。
サウナ施設でコロナ感染者は出しちゃいけない。
僕は少し神経質でしょうか?
そんなに気にするなら、そもそもサウナに行くなと言われそうですけど。
でもね、サ室で誰も喋らないとか咳エチケット等のマナーを守れば、誰でもサウナを楽しめるじゃないですか。時節に合わせたマナーというのがあっても良いと思うんです。
施設にもお願いしたいのは、受付の時点で会話の自粛を客に伝える、浴室内を見て回った時に大声で喋る人がいたら注意するなども考えて欲しい。
これからもサウナを利用する為に、
誰かを排除するのではなく、サウナを愛する人たち全員が、揃って一歩進むべき時のような気がする。
ずっと言いたかった事なんですが、たまたま池プラさんの時にこんな事が重なったので書いてしまいました。いずれ再訪した時に施設について語りたいと思います。
男
[ 東京都 ]
今夜立ち寄ったのは十条駅にある十條湯。
Twitterのタイムラインに流れてきた告知を偶然目にして、こういう縁もあるかなと思い十条へやって来た。
新宿から埼京線で3駅目。
十条に来るのは、二十代の頃に映像機器の中古屋を訪れた時以来。随分時間が経っているので街並みは当時からすっかり変わっているように感じた。
商店街を抜け裏通りに入った所に十條湯はある。
下足入れは、37番。幸先がいい。
サウナ利用を告げサウナ料金混みで670円。やっす。
水曜はヴィヒタサウナの日らしくて、たっぷり霧吹きで水ぶっかけてって教わった。感じのいいお兄さんだった。
見渡すと浴場は割とコンパクト。太陽と二羽の鶴?のアーティスティックなタイル画が正面に見える。
浴場で体を洗い、いざサウナ室へ入ると先客のサウナーさんがサウナ批評を繰り広げていた。
サウナは清潔な印象。サウナに敷かれたタオルマットも新しい。先客のサウナーさんが霧吹きでヴィヒタを湿らせてくれている。ただ、僕は基本的に人がいるサウナ室ではタオルを隠密巻きにするので香りがイマイチ漂ってこない…少しタオルをずらして香りを確かめるとしっかりとヴィヒタの香り。音楽はエレピ主体のジャズ。サ室温度、湿度ともに高め。12分計はなく砂時計が数個、壁に固定されている。
水風呂の前にあるシャワーで汗を流し水風呂へ。動線はコンパクトでいい。水風呂は水温計を見ると22℃を指している。地下水汲み上げらしいので冬場は温度が下がるかもしれない。
ととのいスポットは脱衣所のベンチを使う。サウナ利用者は二階の休憩スペースが利用出来るらしいが、そこの利用は3セット目を終えてからにした。水風呂からととのいスポットへの移動をコンパクトにしたいからだ。
十條湯の今後のためには、常連をいかにサウナーに変えていくかの啓蒙活動にかかっているように感じる。
実際、ヴィヒタサウナに興味を持ったのかサ室を覗き込んでるおじいちゃんもいた。
ヴィヒタも香りを楽しむだけではなく、サウナ利用者に浴場内でカラダを叩く用のヴィヒタを用意しても良いかもしれない。サウナーが変な葉っぱでバシバシやってる奇妙な光景は否が応でも興味を引くだろう。それを脱衣所内でフィンランドのサウナ文化を解説するスペースがあれば、たまにはサウナを利用してみようという人も増えるのではないだろうか?
今後、十條湯は人気の銭湯になる可能性を秘めてると思う。混雑する前に体験できたので、来て良かった。
厳しい状況に置かれた銭湯、サウナ施設の人たちが、与えられた条件で努力されているのを尊敬するし応援してます。がんばれ十條湯。がんばれ温浴施設。
男
[ 東京都 ]
サ道とは、ととのう事と見つけたり
オフィスビルの立ち並ぶ四谷の片隅、少年時代に見た昭和の裏路地に迷い込んだような場所に、それはあった。
老舗の銭湯 塩湯に初めての訪問。
かつて大阪に祖母の家があった。その家には風呂がなく、泊まりで出かけた時には必ず裏路地にあった銭湯を利用した。
今となっては僕の記憶も定かではないが、塩湯はその時に行った銭湯に似ている気がした。
中に入るとそこかしこは老朽化し歴史の長さを物語っている。銭湯は古びた雰囲気もまた味わい深く不思議な魅力を引き立たせる。一朝一夕では手に入らない歴史そのものが銭湯の価値をより高めているのである。
さて目当てのサウナだが、番台のおばあちゃんにサウナ利用を告げると1000円でフェイスタオル、バスタオル、サウナマットを手渡される。ひとまず、フェイスタオルとサウナマットを持って浴場へ。体を洗いサウナ室へ入ると2人の若者と入れ違いで完全貸切になる。
しかし…書こうかどうかを迷ったのだが、サウナジャーナリズム魂にかけてその日の事実を書き記そうと思う。
遠赤外線サウナの機械の可動音が尋常じゃなくうるさい。とにかく初めて聞くレベルの音量。これ…他の人は静かって書いてたから、たまたまなのかな?温度、湿度共にパフォーマンスは悪くない…ただとにかくうるさい。テレビも音楽もないのに、これはもったいない。
水風呂は水温計22℃を指してはいるが体感的にはもう少し冷たい。浅めの水風呂だがそれなりに冷却できる。
ととのいスポットは脱衣所のベンチを利用する。これが塩湯で1番いいかもしれない。昔ながらの送風機から来る風がとにかく心地いい。強すぎず弱すぎず、冷たすぎずぬるすぎず。とにかく心地いい。
そして先ほどのサ室のうるささのせいか、逆に水風呂や脱衣所が静かに感じる…
これはある種の逆境がもたらす、ととのいの境地なのか…
そう、僕は気がつきました。
いかなる環境であっても、ととのいの境地を見出す事がサ道なのではないか?
サ道とは、ととのう事と見つけたり
サウナを愛する者たちの葉隠、
サ道あるいは蒸し道の奥の深さを教えてくれたのは、四谷の老舗銭湯、塩湯なのである…たぶん。
男
[ 東京都 ]
蒸されよ、さらば与えられん
8月の最終日はホームのマルシンで締める事にした。余談だが僕はマルシンに行く時はマルシンのサウナハットをかぶる。それ以外は別のサウナハット。何となくホームとビジターでサウナハットを使い分けている。特に深い意味はない。
夏のマルシンには弱点がある。
水風呂が地下水汲み上げのため水温が上がってしまうのだ。
夏のマルシンの水風呂を楽しむには工夫が必要だ。もちろん好みもあるので、今回語るのは僕個人の楽しみ方でしかない。
後頭部を冷やすとか色んなやり方があると思うが、僕の場合は少し違う。ただひたすら水風呂の中でコサックダンスを踊るのだ。羽衣を意図的に作らないようにゆっくりと。これぞ水風呂ロシアンスタイル。「いーとーまきまき」でも良いのだけど、全身を冷やしたいのでコサックダンス。もちろん他のお客さんが水風呂にいる時はやらない。水風呂の水温の好みも人それぞれ。マルシンのデフォルト水温が好きな人もいるだろうし、羽衣をキープしたい人もいる。だから、水風呂に僕1人の時を見計らってコサックダンス。マルシンの水風呂で1人コサックダンスを踊っているおっさんがいたら…おそらく、それは僕です。
今夜のマルシンは、一見すると人は少なめだが、さっきまで人が多かっただろう事が想像出来るぬるめのサ室。
23時以降、音楽も止まり静かな時間。徐々にサ室に熱気がこもってくる。この時間が僕には特別に感じられる。喧騒から静寂。
ただシンプルに蒸されていく。
そして、水風呂で繰り広げられるコサックダンス。仕上げは浴室内にあるサウナチェア?(デッキチェア?なんていうの)で、ととのいタイム。この椅子、全国のサウナ施設で採用するべきだと思うんですけど。マルシンは外気浴もいいけど、この椅子こそ至高なのだ。あ、みんなとっくに知ってますよね…
ととのいを求めるなら…
蒸されよ、さらば与えられん。
全てのサウナーに福音が訪れますように。
いつもの与太話にお付き合い頂きありがとうございました。
男
[ 東京都 ]
日曜なのに仕事してるとか、どこの社畜だよ…そんなグチを言いつつ仕事を切り上げ
今夜は赤坂サウナリゾートオリエンタル。
普段よりは早めの時間に到着。
どうやら時間的に19時の公式ロウリュに間に合ったようだ。
実は公式ロウリュサービスを体験するのは今回が初めて。もちろん、セルフロウリュやれていた時は、何度となく野良熱波師のアウフグースや自らのセルフロウリュでととのいの境地へいざなわれていた。そんな赤オリの公式ロウリュ…期待しかない。
開始およそ10分前。人の入室が多くなりサ室温度が下がる事を見越して早めに入って待機する事にした。
入室すると全裸の男達がサザエさんを見ながらその時を待っている…
いざ、公式ロウリュスタート…まずは2杯のアロマ水をストーブにかける。一気に蒸気がサ室に広がる。これこれ、耳が焼けるかのような熱気。サ室の狭さは利点でしかない。タオルでの攪拌…これ耐えられないかも…大団扇でのアウフグース…1セット目からこれはキツかったかな…
何とか耐えているとだんだん体が慣れてくる。しかし熱い。さらに追加で2杯。この破壊力、たまらん。一気に汗をかいて、シャワーで汗を流したら、例のシルク風呂の方へ。今日は13℃台。普段よりは高めの温度だけど普通に考えて十分冷たい。そして休憩。ああ良いなぁ。赤オリの魅力を思い出した。
2セット目以降、今日は客数が多くドアの開閉のたびにサ室温度が下がる印象。とにかくストーブの近くに座り時間をかけて温まるしかない。結局、サ室にいる時間が長くなって他のルーティーンがせわしない感じは否めない。だが1セット目ですでに良い状態なのとシルク風呂の威力でかなり気持ちいい。
結局、3セットこなして家路に着く。
やっぱり、赤オリのロウリュの破壊力はすごかった。赤坂でクラブはおろか居酒屋すら立ち寄ったことのない、おっさんサウナーの熱い夜の話。
男
[ 東京都 ]
Smart Stay SHIZUKU 上野駅前を初訪問。
ちょっとしたトラブルがあってあまり語る気にならない。もちろん誰にでも起こることではないと思うし、たまたまなんでしょう。
男
[ 埼玉県 ]
爆風熱波で踊(ダンス)った夜。
今夜はみんな大好きSKCこと、草加健康センター。金曜の夜のサウナナイトに参加。
サウナナイト参加は今回で2度目。
受付で対応してくれたのはSSKさん。
サウナナイトは、時間と共にセッティングを変化させて行く、ある種サウナライブとでもいうイベント。そこで繰り広げられるグルーブはサウナがまるで生きているかのような錯覚すら覚える。湿度の変化や照明の明るさ、水風呂の温度に至るまで常に流動し続けて、2時間以上のイベントを一瞬たりとも飽きさせない。
イベント前の通常セッティングのサウナで肩慣らしのつもりが1セット目から、あまみが出る。これこれ、これがSKC。
イベント前に結局3セット。バイブラ温浴でイベントが始まるまで待機。3セットもこなしてサウナナイト最後までいけるんだろうか…なんて心配は完全な杞憂だった。
始まってしまえば時間の概念すら必要なくなってしまう、感覚だけに任せたサウナルーティーンで最後まで楽しんだ。熱いから出る、冷たいから出る、風に吹かれて休む。ああ、生きているって素晴らしい。
前回参加した時にはなかった爆風ロウリュを久々に体験。3発目の爆風を受けて耐えきれず逃げ出した。いや、ホントに蒸し焼きになるかと思った…爆風熱波で踊(ダンス)った瞬間である。前回…2週間ほど前のサウナナイトにはなかった爆風ロウリュや水風呂への氷の投入など来るたびに変化があったのも感心してしまう。
草加健康センターは全てのスタッフさんがお客さんを楽しませること、喜ばせることを常に考えている印象がある。たとえコロナ禍にあっても、そこには一切のブレがない。おそらく、コロナがあってもなくても同じ努力は続けていたはずだ。もちろんコロナによる打撃はご多分に漏れずSKCにも襲いかかっているだろう。しかし、その苦境を打破する地道な努力をコロナ以前から続けているのだ。コロナを物ともしないとは言わないが、乗り切るヒントをSKCは教えてくれるように感じるのは僕だけだろうか?
SSKさんのサービス精神も気づかいも頭が下がる。だからこそ僕は、そこに痺れる憧れるぅ…のだ。
草加は僕の生活圏内とは真逆の位置でちょっとした遠出になってしまう。でもそれでもやってくるだけの価値はSKCにはある。スーパー銭湯の到達点ともいえるこの施設は、今なお成長、改善を模索している。それこそがSKCの凄みなのかもしれない。
誰もが語ったであろうSKC論。それなりにまとまった所で、皆さんご唱和ください。
サン、ヨン、ゴー!
男
[ 東京都 ]
いつかは行ってみようと思ってた場所。
ドシー恵比寿に今夜は宿泊する。
ここのサウナには水風呂がないって話は聞いていた。噂のウォーターピラーなるものも体験してみたくて、仕事を少し早めに切り上げ恵比寿にやってきた。
チェックインを済ませてカプセルルームのあるフロアのロッカーに荷物を置く。サウナは3Fとの事なんだけど、靴とかどうすんだろうって思ってたら、フロントで渡されたバスタオル等の入ったバッグの中にスリッパが入っていた。とりあえずスリッパに履き替え3Fへ。
そこに広がる光景は何となく海外のシャワールームのようなある種殺風景な…でもオシャレな空間。
体を洗うためにまずは立ちシャワー。ここ、気をつけた方がいいのが床がツルツルなんで滑って危ない。一瞬転びそうになった。
さて肝心のサウナは、温度設定が90℃越えの高温。しかも、セルフロウリュが出来てかなりいい。一般的なサウナ室にある12分計はなく、15分の砂時計があるにはあるが持ち運べないので使い勝手は良くない。
むしろ使わない事が、かえっていい。なぜならサウナに入る時間が完全に自分の感覚に頼ることになるからだ。熱くて我慢し切れなくなったら出る。とにかくシンプル。
そして、お待ちかねウォーターピラー…
これ、大量の水が落ちてくる打たせ湯みたいなのイメージしてたけど、わりと遠慮がちなのね…。15℃しか使わなかったけど効率良く冷やすには脳天や後頭部、首元など当たる部分に工夫が必要。それでも一般的な水風呂をイメージすると冷やし切れない。でも、ここで諦めてはいけない。
外気浴は出来ないものの、ベンチに座っての休憩からがドシーにおける冷却の本番じゃないだろうか。座っていると、ほんのりエアコンの風が吹いているのを感じる。ほてった体がゆっくりと冷えていくのを感じる。いわゆる、ととのいとも少し違う、心地よい疲労感もあり、このまま眠ってしまいたい…そんな感覚。少し変わった多幸感を感じながら4セットこなす。
最初にも書いたけど一見すると海外にいるかのような、ちょっと変わったサウナ、ドシー恵比寿。想像するにフィンランドの公衆サウナにはこんな感じのところありそうだし、ちょっとしたフィンランドの擬似体験って意味では、かなり個性的で面白い。ここでの独特のととのいは、1度体験する価値がある。
なかなか新鮮な体験をした恵比寿の夜。
男
[ 東京都 ]
どうしたって、うまくいかない1日はある。人生の経験をそれなりに積んでいても、どうしようもない1日は存在するものだ。
そんな1日をリセットする方法を我々サウナーは知っている。
だが、時として運命の歯車はそのリセット法すら邪魔をしてくる事がある。今日がまさにその日だった。
今日は朝から仕事に集中出来ない日だった。目立ったミスが起きたわけでもない。ただ手応えのない、そしてやる気の起きない1日だった。
体は完全にサウナ を求めている。
今日の気分は幡ヶ谷の観音湯だ。
仕事を終えて、京王新線に乗り込む。
ふとしたきっかけで幡ヶ谷 観音湯が今日は定休日なのを知る。仕方がない。こんな日もあるさ。この電車に乗ったまま下高井戸へ行こう。急遽、目的地を月見湯温泉に変更する。電車は笹塚、明大前、桜上水へと進んでいく。ん?桜上水?あれ…下高井戸、通り過ぎてね?乗っていた電車は急行。下高井戸をとっくに通り過ぎていた。
さらに予定変更して仙川湯けむりの里に向かうことにする。
仙川湯けむりの里は先日よりずっと空いていた。サ室、水風呂も変わらないクオリティ。全てにおいて悪くない環境だ。
今日はとにかく色んな事が上手くいかない1日だった。
だが、そんな1日も下足箱の37番が空いてるだけで、全て許せるからサウナーとは幸せな生き物なのだ。
さっぱりした気持ちで、今夜はよく眠れそうだ。お休みなさい。
男
[ 東京都 ]
ブームです。世間は空前のサウナブーム。もちろんコロナ禍での失速はあるものの依然としてブームなのは間違いない。
どんなブームでもブームそのものを否定したがる人は存在する。だが、僕はブームに感謝するところが大きい。
それはサウナの新しい楽しみ方を教えてくれたのは紛れもなくこのサウナブームだからだ。
かつて僕は3軒程度のサウナ施設や銭湯に通うだけの普通のおっさんだった。サウナの入り方も完全な我流で(今も基本的にそうだけど)いわゆる「ととのう」という感覚を追い求めるのとは、また違ったサウナの入り方をしていた。
だが、このブームで様々な施設の存在を知った。おそらくブームがなければ、しきじも大垣サウナも行くことはなかっただろう。
それとは逆に我がホームサウナ、マルシンスパをこれほどまでに愛おしく感じることはなかったハズだ。他の施設を知って馴染みの施設の良さを再確認する。そんな機会を与えてくれたのは、このサウナブームなんだと思う。
ブームをブームで終わらせたくないという人もいる。個人的にブームというのは人の「気」が作り出すものだと思っている。人気とか景気とかそういう目に見えない気が作り出すのである。「俺、サウナに一生入り続けるわ」なんて言ったことある人いるかもしれないけど、たぶんタピオカブームで中高生は「タピオカうますぎ、一生飲めるわ」って言ってたと思う。それくらい気分に流されてるのがブームなわけ。
いずれブームは去ります。ブームが去った時、きっと多くの人たちの気持ちもサウナから去っていきます。昭和の時代にもサウナブームがあったそうですが、結果的に消えていきました。
ブームは一時的なものですが、昭和との決定的な違いは情報のスピードと量。その波及効果で、最終的にいかにサウナを人々の習慣にしていけるかにかかっていると思います。習慣と言いましたが文化と置き換えてもいいかもしれない。
古参のおっさんサウナーは、習慣として入ってるサウナが盛り上がってるのがなんだか楽しく感じています。
SNSでマウントの取り合いとか話題になる事あるけどおっさんに言わせると、ただの風呂の一種で偉そうになるのも滑稽だなと思う。みんな仲良く風呂に入ろうよ。
さて長くなったけど、今夜はホーム。マルシンスパ。今日はそこそこ空いてる予感がしていたら、読み通り。23時を超えると音楽も消え、静寂の中僕1人になる時間があった。サ室温度も安定してきて遠慮なくセルフロウリュ…至福の時である。水風呂が地下水汲み上げの為、夏のマルシンは水風呂がウィークポイントのように語られるけど、もちろん回避する方法はある。その方法は…字数制限の為、また今度語ろうと思う。
男
[ 東京都 ]
最近、Twitterでの活動?が活発なCIOことカプセルイン大塚さんに初訪問。
先日、ニュー椿帰りに今度行きます的なツイートをしたので時間はかかったものの有言実行ということで、やってきました。
基本的に大塚は生活圏とは微妙にズレてるので行くタイミングが難しいんです。
Twitterで客がいない事を自虐ツイートされてるけど半分冗談だと思ってたら…がらーん。日曜夕方も理想的なソーシャルディスタンス…もちろん人がいないのはサウナ利用者には最高の環境なんだけどね。サウナはテレビも音楽もない、最高。カラカラサウナって聞いてたからちょっと覚悟してたけど、なかなか湿度はある方だと思った。カラカラの概念が僕、ズレてんのかな?いやもっと乾いたサウナありますって…それに比べたらかなりウエットな気がする。温度は90℃…
水風呂の水温計は19℃あたりを指してるけどけっこう冷たい。16℃…あっても17℃くらいだと思う。この水温を踏まえるとサ室の温度は100℃あってもいいような気がする。
でもそんな事してサウナーがたくさん来てもCIOの個性死んじゃうか…
全体に狭いから動線がコンパクトなのがまたいい。サウナ水風呂ととのいイスが徒歩3歩圏内に全てある。大袈裟でもなんでもなく。
休憩スペースは独特の雰囲気があった。90分での利用なのであまり観察してられなかったけどテレビが2台並んでるのは最大の謎。
ご時世的にも空いてることは魅力なんだけどサウナ入ってる間、どうすればCIOに客が集まるかを妄想してた。そのひとつがサウナの温度が上がればワンチャンあるんじゃね?って話。ま、通りすがりのおっさんの無責任な意見でしかないけど。
サクッとサウナに入るなら銭湯並みの価格と、空いてる事が個性になりつつある(失礼)カプセルイン大塚に初めて行った話。
男
[ 東京都 ]
成城あたりのセレブ体験をしてみたくて?THE SPA 成城に初訪問。
京王線 千歳烏山駅から無料送迎バスが出ているというので意外とアクセスも容易なことを知る。
到着後、高級感のある館内にたじろぎつつ、利用券の券売機にスパ利用らしい項目が見あたらない。
フロントのスタッフさんに聞いてみるとお風呂の利用はこちらで受付しますとの事。
券売機はジムの利用者がつかうのね…
早よ、言わんかいっ!田舎者丸出しだったわ…
浴室で体を清めて、水風呂、ととのいスポットの位置確認。あれ?お風呂が黒湯の天然温泉だ…すごいかもしれない。
いざ、黄土サウナと呼ばれるサウナ室へ。サウナマット代わりのデカめのビート板を持って入る。温度計は90℃周辺を指していて湿度は高め。テレビあり。特徴はサ室全体に広がる独特の香り。黄土か木材か分からんけどどこかで嗅いだことあるような…どこだっけな思い出せん。とにかく良い香り。
12分ほど温まってから水風呂へ。
温度表示は17℃台なんだけど、体感的には15℃くらいに感じる。外へ出て外気浴。今日は天候が曇りで涼しいせいか、水風呂で冷やしすぎたのもあって体温のコントロールが難しかった。
初めて訪れる施設は、そこでの最適解が見つからないことがあるけど今日もその典型だったかも。
それでもTHE SPA 成城は、いいルーティーンが見つかる予感はひしひしと感じた。その為には何度か来てみないとね。
…て帰りの電車の中で書きながら…今、ととのってます…
男
[ 東京都 ]
今夜は開業5周年を迎えたというテルマー湯へ。コロナの件もあって意図的に歌舞伎町を避けていたので本当に久しぶりの訪問。
好立地なハズのテルマー湯が逆に歌舞伎町ゆえのハンデを背負わされている。開業時から度々通ってきた馴染みの場所なので応援の意味もあって今日はテルマーに決めた。とはいえ、やはり歌舞伎町という土地柄、感染の危険を感じたら即帰るつもりで
20時ごろに入館。短縮営業で浴場は21時30分まで22時には閉館するとのこと。あまり時間はないが致し方ない。もちろん時間がないので岩盤浴はなし。
テルマー湯の特徴、館内のアロマの香りがやはり心地いい。
感染症予防のために館内では入浴、食事の時以外はマスク着用との事。ニューノーマルってやつですね。
体を洗い、久々のテルマー湯のサウナ。
ここで結論から言うと2セット目の途中で諦めて出てきちゃいました。サ室のおしゃべり組が2組、さらに定期的に咳き込む人もいて…これが歌舞伎町じゃなきゃ、そんなに気にならなかったかも知れない。けど変に不安を感じながらでは、ととのうどころじゃないんで結局、小一時間で退館。ある意味、贅沢な時間を過ごしてしまった。
日が悪かったと諦めるしかないかな。
*個人の感想です
テルマー湯、コロナに負けずにがんばってください。応援してます。
1日も早くコロナが収束しますように。
男
[ 東京都 ]
金曜の夜。
一週間の中でもサウナ選びに最も慎重さが必要とされる曜日。
今夜は都内を避けて仙川 湯けむりの里を目指してみる。この選択は結果的にまずまず正解だった。入ってみると普段の半分くらいしかお客さんがいない。不思議に思っていたけどサ室のテレビを見て何となく理由がわかった。
金曜ロードショーでジブリ映画を放送しているのだ。なんて映画かは知らんけど。
仙川 湯けむりの里のようなファミリー層が多く訪れる施設はジブリ映画の放送があるとあまりお客が来ないのかも知れない。なんて想像しながら1セットを終えた頃には、いつも通りの客の入り…なんだったんだ?さっきの仮説…。
ここのサ室は結構広めでざっくり25人程度は入れるんだけど基本的にみんな年齢関係なくおしゃべりはしない。不思議というと失礼だけどみんな本当にマナーがいい。先日もおしゃべりしてる若い子がいると注意するおじさんがいたりと、地域性なのかな。都内のサウナとはまた違った居心地の良さがある。
広さがあるからサ室の入室待ちはほとんどない。水風呂も16℃台だと早めに出る人は出るから、待つことも少ない。ただ外気浴スペースは静かな争奪戦が繰り広げられる。かろうじて座るだけなら何とかなるんだけど、お気に入りの寝転び座敷でととのいたい僕は、その場所を4セット目にしてやっとの思いで手に入れる事ができた。
寝転びながら夏の夜空を見上げると、
ひとつ大きな星が瞬いていた。
男
[ 東京都 ]
今夜はマルシンのつもりが…なんとまあ、あの赤い看板に遭遇。看板の真ん中にはデカデカと満席の二文字。通常の3倍?の入館待ちの人たち。
赤い彗星ネタ書くとサウセンさんとごっちゃになるけどマルシンの話です。
しょうがない他に行くか…とはいえ時間はすでに22時。ここで選択を間違えれば、帰宅を余儀なくされてしまう。
というわけで、今夜は下高井戸の駅からちょっと歩いた住宅地にある月見湯温泉。水風呂も温泉なのでちょっと贅沢な気分も味わえる銭湯です。
サ室の温度計は100℃を指してるけど体感的には85から90℃くらい。コロナ対策でサ室には6人しか入らないように制限されてるので、入室待ちが微妙に発生している。構造上の問題なのかドアの開閉のたびにサ室の温度がガクッと下がる印象。テレビの音はちょっと大きく感じる。
水風呂の水温計は25℃を指してるもののバイブラがあるので23℃くらいに…いやたいして変わらないけどさ。冷たくは感じないので長く入る事で冷却はできると思う。ただ温泉の泉質のせいか途中から目が痛くなる。
外気浴スペースは独特の雰囲気があるのだけど、最大のツッコミどころは月見湯なのに木が生い茂ってるせいで空すら見えない。みんな心の月を見て外気浴してるんだと思う。
サウナーあるあるかもしれないけど水風呂以外の湯船にはあまり入らないので温泉の事はよく分からない。というか…ここの湯船には1度も入った事ない。ある意味、とてつもない贅沢をしてるのかも。次回行くときは入ってみようと思う。
下高井戸ってちょっと街ブラしてみたい、こじんまりとした雰囲気のいい街なので昼間に来てみようと思う。
がらにもなく割と真面目に語ってしまった。
男
[ 東京都 ]
今夜は久々に通称 赤オリこと、赤坂サウナリゾートオリエンタル。
ストーブが度々漏電した為にセルフロウリュが禁止され、あまり行かなくなっていた所、先のコロナ自粛ですっかり疎遠になっていたのだが、サ活投稿も始めたし行きつけのサウナのことを書きたくて久々に訪問。
以前の水曜にはそこそこの客数だったように記憶しているが、赤坂という土地柄か客数はまばら。以前はタオル使い放題だったのがバスタオル、フェイスタオル各一枚を受付で受け取るスタイルに変わっている。母体がホテルだけに、コロナ禍でコストダウンを余儀なくされているのだろうかと少し心配になってしまう。
やはりセルフロウリュは禁止されているものの、ときおりシングルになるシルク風呂は健在。今日、僕がみた中での最低水温は11,6℃だった。
ロウリュが出来ないとどうしても湿度が低くサ室の温度が上がりきらない。セルフロウリュさせてくれとは言わないので、スタッフが定期的にロウリュ、あるいは氷をストーンの上に置くとか、なんとかして湿度を上げられないだろうか。サ室の熱さを上げていかないと、せっかくの水風呂が宝の持ち腐れにも感じる。
先に書いたようにコストダウンを迫られる状況なら尚更だが、定期的にスタッフがロウリュするだけで客足が稼げる気がするのだけど甘い考えだろうか?
サウナーは熱いサウナに入りたいのであって、ロウリュはその手段でしかない。
セルフロウリュの禁止そのものは大した問題ではないのだ。ただ禁止するのではなくて代替案も何とか用意してもらいたいものだと思う。そう、最高の水風呂を最高の状態で味わう為にね。アウフグースやってる時間に来てって言われそうだけど、僕は仕事の都合でその時間に行けないんですよ。
赤オリは我々サウナーに、熱いサウナと冷たい水風呂というシンプルにして最高の提案をしてくれるのが魅力。
コロナ禍で大変かもしれないけど、頑張れ赤オリ。応援してます。
男
[ 東京都 ]
今夜は池袋かるまる。
開業時、東京のサウナ施設や全国のサウナーをザワつかせたのは記憶に新しい。
このコロナ禍がなければ東京のサウナでトップをひた走っていただろう事は想像に難くない。
個人的にかるまるを端的に表現するならば、サウナアミューズメント施設と言った所。初心者からゴリゴリのサウナーまで、様々な楽しみ方が用意された、サウナという娯楽が楽しめる施設なのである。だが、多様な楽しみ方ができる反面、各人のととのいルーティーンを確立させるまでは時間を要するかもしれない。
事実、僕がかるまるで本格的なととのいを体験するまでおよそ10回ほどの訪問を要した。
開業当社はサ室の温度が安定せず、期待とは程遠い印象だった。遅れて開始した薪サウナも同様にお世辞にも熱いとはいえない状況だった。開業2ヶ月を過ぎたころだろうか。サ室の温度が安定してからは、僕の中でかるまるサウナの評価は一気に上がっていく。
僕はかるまるを利用するときは宿泊でと決めている。それは、長い時間をかけてかるまるのサウナを楽しみたいから、深夜の利用は客数が少なくサ室の温度が安定しているから、宿泊すると朝ウナが楽しめるから、の3点が大きな理由だ。
そして、10回ほどの宿泊を経て確立したかるまるでの僕の整いルーティーンで僕は人生で5本の指に入るほどの強烈なととのいを体験する。それはまるでThe Velvet Underground の Heroinの歌詞の一節。
そう、キリストの息子にでもなった気分…
その時、僕は池袋ではない天国にいたのは間違いない。
かるまるという施設が教えてくれたのは、誰かの言うととのいルーティーンは必ずしも自分に合うとは限らないという事。そして一度や二度行ったところで、その施設の良さは分からないという事。人の勧めるルーティーンを忠実に実践したところで僕には合わない事があるし、人には人の、施設ごとに合わせた、ととのい方があるのだ。また通う事で良きととのいに到達する事もあるのだ。それを探るのもサウナの楽しみの一つなのかもしれない。
あーまたなんか適当な事を書いてしまったかな?そのうち再訪するので、ととのいルーティーンについては次回以降に書くことにする。
男
[ 東京都 ]
サウナーには2種類いる。
観音湯を愛せる人と、そうでない人である。
今夜は僕にとってのもう一つのホームとも言える観音湯。
マルシン難民を受け入れる保険のような語られ方をする事があるが、保険と呼ぶにはあまりにもパワフルなサウナを擁する銭湯だ。
感違いしないでほしい。観音湯は決して銭湯としてのクオリティが高いわけではない。
壊れてずいぶん経つのに直す気など全くない水風呂の水温計。秒針の進む速度が不安定なサ室の12分計。ケツが焼けるようなサ室のベンチ。露天スペースで場所がなければ歪な岩に座りケツの痛みを耐え忍ぶととのいスポット。全体を通して見てもどこか老朽化しているのは否めない…
これら不備とされるような要素を寛容に受け入れ、許せるのが冒頭の観音湯を愛せる人ではないだろうか。観音湯を愛せるサウナー、それは、「まあ、細かいことはええやないか」の精神を持ち合わせた文字通り観音のような人物を差すのである。もちろん前述の不備を補ってあまりあるボナサウナのセッティングが観音湯の素晴らしさなのは間違い無い。ここでととのうと、ときおり僕は宇宙を感じる事がある。(ヤバいやつじゃ無いから。変な宗教も薬もやってません。)
冒頭からネタ感満載の訳のわからん事を書いてしまったけど、観音湯の良さをまとめるなら…
それは、かの燃えよドラゴンのブルース・リーのセリフ「考えるな、感じろ」という事なのです。
男