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ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.10.03

4回目の訪問

観音湯

[ 東京都 ]

テレビもねえ、ラジオもねえ…

ただ、ひたすら静かに蒸気に包まれたい。
そんな気分になる事がある。
しかし、今日は土曜の夜。選択は限られる。

僕が選んだのは幡ヶ谷 観音湯だ。
この選択は正解だったと言える。

途中、雑談する若者が静寂をかき消したものの
彼らは短い2セットほどで帰っていったので、あまり気にならなかった。

今日の観音湯はサ室の温度が微妙にぬるく感じた。
時折、熱すぎるときもあるのに。
温度計は100℃を指しているが、いつもの熱さはない…ああ、たぶん温度計は壊れてるんだろう。
観音湯あるあるだ。水温は、下がってきている。
もちろん水温計も壊れているから正確な温度は分からない。
露天スペースに置かれた洗い場の椅子に腰掛けて休憩。ものの数分でぶっ飛んでしまう。

観音湯、最高だ…

観音湯の凄いところはセッティングにおよそ計算のなさそうな所…(計算してたらすいません)
何となく全てが偶然の産物のような…
そんな気がするのが、たまらなく愛おしい。

ボナサウナが僕に合ってるのかなって考えた事もあるけど、そういうわけでもない。
他のどこでもない、観音湯が僕に合っているのだ。

テレビもねえ、ラジオもねえ
オラ、観音湯さ行くだ。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 18℃
21

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.10.02

5回目の訪問

月が綺麗ですね。

仙川 湯けむりの里の外気浴スペース、
寝ころび座敷で横になった空に月が出ていた。

乱視もあいまって必要以上に輝いて見える月は、
幸せってこういうもんなのかもな…なんて少しおセンチな気分にひたらせる。

金曜の夜ということもあるけど、かなり混み合った湯けむりの里。それでもサ室は、比較的静か。
それはなぜか…テレビから流れる金曜ロードショーのETのせいだった。みんなピュアなんで、じっくり鑑賞してるんですよ。全裸の男たちが。
人の出入りが多くてサ室の温度がぬるめながらも何とか2セットこなす。

ET終わった後は喋る人が増え3セットめには集団で喋ってるのが2,3組いたので途中で切り上げた。

外気浴スペースで冬を待ち遠しく感じながら
眺めた空に月が出ている。

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  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 17℃
30

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.10.01

9回目の訪問

月の初めにマルシンに入館できたのは幸先がいい。
最近は入館する事が目的化してる気がするけど…

仕事でちょっとしたトラブルもあり、
マルシンが癒してくれる事を期待して入館。

空いてるとはいえなかったけど、
サ室は普通に座れたし温度湿度共にまずまずのコンディション。
季節もすっかり秋らしくなって水風呂の温度も下がり始めている。冬の到来が待ち遠しい。
今日は、いつもより少し長めの休憩をしてみる。
1セット目から、ととのいリーチ状態…

と、気持ち良くなっているところで、何となく周りが騒がしくなってきた、目を開けて周りを見渡すと…
サ室前に全裸男の行列…あらら10人くらいは並んでる。

2セット、3セットめは行列に並んで入室。
幸いタイミングよく上段に座る事が出来たものの
人の多さでサ室の温度湿度が下がっている。

外気浴に出て空を見上げると中秋の名月。
悪いことばかりじゃないさと思える夜だった。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 18℃
37

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.28

3回目の訪問

観音湯

[ 東京都 ]

今夜、僕が訪れたのは
退かず、媚びず、省みず、でお馴染みの観音湯。
いや、そんなキャッチフレーズないけどさ。

幡ヶ谷の居酒屋が立ち並ぶ裏路地を通り抜けると、
その不思議な魅力に溢れた観音湯はある。

不定期な営業になろうとも退かず、
銭湯ブームと騒がれようと客に媚びず、
どれほど設備が老朽化しようとも省みない…
いや、少しは省みようぜ…とも思うんだけど、そこを突っ込むのはヤボかもしれない。

サウナ利用は1,000円。銭湯サウナとしては割と強気な価格設定だが、ハッキリ言ってその価値は十分…ある…あると思う。
何となく歯切れが悪いのは、観音湯のサウナの暴力的なまでの熱さ。というよりケツに対する凶暴性をどう捉えるかによって評価が分かれるからだ。
その凶暴性は、ボナサウナの熱気がサウナ室のベンチの隙間から直にケツを攻撃するのを防ぐためにマイサウナマットを持ち込む人までいる程。
初めての人がケツの防御策無しで観音湯サウナに挑むのは、かなり勇気がいるかもしれない。とはいえケツの皮の厚めな僕は常に剥き身のケツで勝負を挑んでいる…しかし、今日はやたらとケツって単語を書く…

水風呂はそれほど冷たくはないが、それは大した問題ではない。露天スペースでの外気浴とのバランスを考えれば、むしろちょうど良い。

露天スペースでの外気浴。
これが実は観音湯の最大の強みだと僕は思っている。
決して居心地の良いスペースが用意されているわけではない。むしろ、ととのいスポットとしては不便なほど。にも関わらず、僕の意識は常に1セット目から宇宙にぶっ飛んでしまう。さながら幽体離脱しているかのよう。観音湯はサウナ、水風呂、外気浴、全てのバランスが偶然にも?黄金比的な条件が揃ってしまっているんだと思う。

およそホスピタリティとは無縁の(失礼)
退かず、媚びず、省みない幡ヶ谷 観音湯を愛してやまない僕は、しばしの宇宙旅行を楽しみ、京王線で自宅へ帰る。

今日もまた、深い眠りにつけそうだ。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 20℃
33

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.27

1回目の訪問

弁天湯

[ 東京都 ]

緊急事態宣言の前いらい、久しぶりの訪問。
新宿御苑前駅からおよそ15分ほど歩いた住宅街の一角に弁天湯はある。

交通の便も悪く、辺鄙な所にあるが地元に愛されている銭湯で、
いつ行ってもそこそこのお客さんがいる。
1日ごとに男湯、女湯が入れ替わり、今日の男湯は露天風呂のある方だった。


緊急事態宣言前にはサウナの利用者も多かったのだが、
今日はそれほどサウナーは来てないようだった。

現在、弁天湯ではコロナ対策のルールが定められている。
利用は2時間まで、サ室には4名まで、会話は禁止等だ。
ここまで明確にルール化されると安心感がある。

サウナは入室すると温度計は今日は100℃を指していたがぬるめに感じる。
ただ8分を超えると、ドッと汗が噴き出してくる。
何でだろう。入った瞬間はなんてことなかったのに。

水風呂はちょっとぬるめ。地下水くみ上げだった気がする。
そのため昼間に行くと水温が上がるのかもしれない。

都合4セットこなしたが、露天スペースでのととのい椅子…といっても浴室の椅子をひとつ置いてるだけだが、そこを利用できたのは4セットめの1回だけ。
ちょっと込み合っているので仕方がない。
3セット目までは脱衣所のベンチで休憩をしていた。

タイミングがあわず名物の仕掛け時計の時報が聞けなかったのは少し残念。

僕は、なぜか弁天湯の脱衣所の天井が好き。
古いお寺のような、風情のある天井は気持ちを落ち着かせる。

実は隠れた?名店の弁天湯。
本当はあんまり知られたくないくらい、好きな銭湯なんです。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 22℃
33

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.24

8回目の訪問

なんとなんと、三夜に渡ってのマルシンスパ。
こんなに連続で入館できるのはサ道のマルシン回放送以前まで遡るかもしれない。

それでも何となく入館自体はできる予感はしていた。
野生の感?ってヤツですかね…
明日は混むよ。断言できる。

サ道放送以来、超有名人気店となり入館すらままならない事が増えてしまったマルシン。どこか遠い存在になってしまったようにも感じる。
マイナーなバンドがメジャーになっていく様を見ているファンの気持ちって、こんな感じなんだろうか?
知らんけど。

今日は、ここ3日で1番落ち着かなかった。
3セットめで静かな環境になってきたけど、
グループ客と重ならないようにタイミングをずらしていたら、退館時間が近づいていた。仕方がないので、そこで切り上げることにした。
今日は多くを望まない。3日連続で入館出来た奇跡が、全てを許す気にさせてくれるからだ。

少しぬるめのサ室だったことも、
準特急に乗るつもりが間違えて各駅停車に乗ってしまった事も。その為に帰宅時間が遅くなりそうな事も。

三夜のマルシンが全てチャラにしてくれる気がした。

電車の中で、睡魔と戦いながらこれを書いている。
かつて、うっかり寝てしまい高幡不動で目を覚ました失敗を、繰り返さないために。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 20℃
42

なんと二夜連続のマルシン訪問。
水曜なのに、すんなり入館。

台風接近中、連休明け、給料日前…いろんな理由が重なってか、お客さんの数もまばら。
名物になりつつあるサ室前の全裸男の行列もなかった。

今日も昨日に引き続き、まずまず良かった。
サ室の温度が高い状態でキープされていたし、
やっぱり、水風呂の水温も微妙に下がった気がする。
3セットめの途中でサ室の中には僕ひとり。
つかのまとはいえ、貸し切り状態を堪能できる至福の時間。23時を過ぎて音楽も消える。
ストーブの音、セルフロウリュの音、かすかに聞こえる高速道路を走る車の音。他には何も聞こえない。
今日は4セットを終えて外気浴スペースに出る。
心地良い秋の風が眠気を誘う。
このまま眠れたら最高なのに…最高なのに…

これ以上ダラダラすると帰る気が本当になくなりそうだし…仕方ない、帰るとするか。
今日も熟睡出来そうだ。

なんか普通の文章になっちゃった…Zzz…

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  • サウナ温度 108℃
  • 水風呂温度 19℃
34

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.22

6回目の訪問

4連休最後の夜を過ごすサウナは、ホームサウナこそがふさわしい。今夜、立ち寄ったのはマルシンスパ。

公式Twitterの今なら空いてるツイートを見て、出かけてみると…完全に出遅れ…すでに満席。みんな情報収集力すごすぎる。受付で待ち時間を聞いてみると10〜15分もすれば空きそうとの話なので待つ事に。

結果から言うと、今日のマルシンは最高だった。
季節も秋めいてきて気温が下がったのもあると思うが、サ室の温度が熱く感じる。そこそこな混みようでドアの開閉がそれなりにあるのに、だ。
さらに気温が下がった事で水風呂の地下水の温度もほんの少し下がった気がする。何より本当に良かったのは、今日のお客さんたち。サ室で、みんな本当にしゃべらない。こんなに安心して入れたのは久しぶり。
いつもこれなら最高に素晴らしい。
同時間帯にいらした皆さん、本当にありがとう。

余計な不安を感じる事もなく
セルフロウリュの蒸気を全身で受けとめ
熱さだけに集中出来る有意義な時間。
冷やしすぎず、冷やし足りないこともない
慣れた場所ならではの水風呂での冷却。
そして、あの最高のととのいイス。
連休を締めくくるにふさわしい至福の時だ。

正直、赤い看板に遭遇するたび、もうマルシンに来るのは諦めようと思った事は、一度や二度ではない。
仮に入館しても普段のポテンシャルを発揮しているとはいえないような事もあって、ガッカリした事も何度もあった。
しかし、こんな日があるからマルシンはやめられない。このツンデレな所が新たな魅力と訳のわからん事を感じ始めた。ここまで来ると、もはやただの変態かもしれない。

今日は本当にマルシンに来て良かった。
マルシンで満足出来たことが嬉しくてたまらない。
4セットこなして、ととのった所で退館。

外に出ると秋雨が降っていた。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 20℃
36

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.21

1回目の訪問

今日は、おっさんの女子力を上げてくれるスパ、
タイムズ スパ・レスタに久々の訪問。

おっさんの女子力上げてどうすんねんとの声も聞こえて来そうだが、行ったことあるっていうだけでちょっとオシャレでリッチでイケてるおっさんになれた錯覚が起きる、魔法のスパなのだ。

同じ池袋の、かるまるや池プラの男っぽさは皆無。
完全に三者の棲み分けが出来ている気がする。

女子力とは言ったもののレスタのサウナは、かなり硬派だ。定期的にぶっ放されるオートロウリュの威力は最上段の猛者を次々に水風呂送りにしていく。
僕もこなした4セット中、3セットでタイミングよくオートロウリュに遭遇。この熱気、たまらない。
桶シャワーをかぶって頭を冷やし、かけ水で汗を流したらフレークアイスをタオルにくるんで頭に乗せる。一連の準備をして水風呂へ。水風呂も基本は16℃、今日は17℃に上がっていたが、必要十分な水温だ。

そして、レスタといえば外気浴。そこそこな混み具合ながら適度にととのいイスが空いたので利用は出来たものの…流れている映画のボリュームが大きくてちょっと気が散ってしまう。こんなにうるさかったっけ?
浴場内のフラットベッドチェアに移動して休憩。
今日のメインのととのいスポットは、浴場内にした。

4セット目には、頭はスッキリ、体はリラックス。
ちょっと意識高い感じのととのいの波がやってくる。
オシャレでリッチでイケてるおっさんになれた錯覚…
退館する頃には解けてしまう魔法ですけどね。

ちなみにレスタのコロナ対策すごくいいと思います。
定期的に会話自粛のアナウンスをしているからか客層が良いからか(その両方だと思いますが)サウナ室での会話はほとんどない。
ソーシャルディスタンスも実施されているし。もちろん手指消毒のアルコールも用意されている。マスク着用も促されている。施設側の感染者を絶対に出さない覚悟というか徹底した意識が見える。だからこそ安心できるし協力的なお客さんが集まるのかな。

今日はサクッと2時間程度で帰ったけど、ゆっくり昼間から来たい場所です。
もちろんおっさんの女子力上げにね。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 17℃
28

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.20

1回目の訪問

Fuuaを楽しんでそのまま、こちらのホテルに久々に宿泊。そして、朝食前に朝ウナ。

実は昨晩もホテルのサウナは利用したのだが、現在サウナは22時30分までの利用制限されているため、駆け足の利用になってしまっていた。
落ち着いて利用するために朝ウナするつもりだったのだけど…微妙に寝坊してしまった。

昨日のFuuaで低温サウナとはいえ、様々なサウナルーティーンのパターンを試し、岩盤浴まで堪能して、なおかつホテルのサウナも利用したら…超絶爆睡しまくり。そりゃ当たり前か…でもかなり気持ちのいい眠りだった。

さて、こちらのサウナ。基本に忠実なサ室の温度、水風呂の水温と言えると思う。何より特筆すべきは熱海の海風を全身に受けながらの外気浴。この最高の環境で最高のととのいを…いや、ここで残念なお知らせ。せっかくの外気浴スペースなんですが、ととのいイスがない…
しょうがない、オブジェのように横たわる岩に腰掛けて休憩する事に。幡ヶ谷 観音湯の岩風呂の岩に腰掛けてととのえるケツを持つ僕だ。なんの問題もない。

2セットほどこなして朝食の時間が近づいていた。
普段なら湯船に入る事のあまりない僕ですが、さすがにここは熱海。温泉につからないわけにいかない。
あ〜極楽、極楽。

日本屈指の温泉街 熱海。
サウナだけじゃなくて旅の全てで、ととのった〜。

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  • サウナ温度 91℃
  • 水風呂温度 18℃
28

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.19

1回目の訪問

Sauna fes japanの中止が決まった日、
その日程をどんな形でもサウナで過ごしたかった。

今、僕は熱海にいる。
目的地はインフィニティ風呂が話題のFuua。
熱海のオシャレでイケてる新名所だ。

ここのサウナは賛否が分かれているのは承知している。だが今回はFuuaのサウナを肯定する立場から語ってみようと思う。

スペックとしては温度46℃湿度60%
どちらかというとミストサウナに近いかもしれない。
このセッティングこそ批判の対象なのだが、サ室前のプレートに書かれている文言に答えがある。そこには、初心者にも優しいサウナという一文が…

普通の人のサウナ初体験は旅先である事が多いかと思う。
サウナ文化を盛り上げるのに最も重要なのはサウナ人口の増加に尽きる。初めてサウナを体験する人に肯定的な印象を持ってもらうためには、初めて入るサウナは重要だ。その重要な役割をFuuaは担っている。
家風呂にしか入らない層が旅行先で初めてサウナに入って、ただ熱いだけという印象で終わらせない。
そのためにここのサウナは存在しているのだと考えれば悪くないセッティングかもしれない。

とはいえサウナーが楽しむための方法も考えてみた。
まず、湯船につかり下茹でした後に長めにサウナに入る。水風呂はかなり冷たいので後はととのいイスで休憩する。インフィニティ風呂で半身浴しながらも悪くない。サウナに慣れた人ならFuuaの挑戦状を受け、ととのいの方法をゆっくり探すのも楽しみのひとつになるだろう。

個人的に、改善してもらいたいのは岩盤浴着の用意をお願いしたい。汗でビチョビチョの館内着で常に動き回るのは不快でしかない。

Fuuaのこれからに期待してます。

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  • サウナ温度 46℃
  • 水風呂温度 18℃
37

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.19

4回目の訪問

今、僕には憧れの職業がある。

小学生の頃、ゲームプログラマーになりたかった。
中学生になり、日本にはまだプロリーグもないのに、
プロのサッカー選手になりたいと思っていた。

中学を卒業してミュージシャンになりたいと思った。
成人した頃には、映像作家になろうと夢見ていた。

スーパーマリオに魅せられ
マラドーナに憧れ
パンクロックに熱くなり
ミュージックビデオに夢を見ていた。

移り気だったかつての少年は、今
ほんの少しクリエイティブな世界の片隅で
なんとか生計を立てている。

歳を重ねた僕には憧れの職業がある。
それは、出張の多めなサラリーマン。

全国を飛び回り、各地のサウナを探訪する。
そんな生活に僕は憧れる。

熱波師でも、サウナブロガーでも、サウナ芸人でも
ましてやサウナYouTuberでもない。
出張の多い、サラリーマンに憧れる。

仙川湯けむりの里
寝ころび座敷でそんな夢想にふけっていた。
頭上にはひときわ輝く星ひとつ。

浴場に蛍の光が流れていた。

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  • サウナ温度 88℃
  • 水風呂温度 16℃
35

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.15

2回目の訪問

自分へのご褒美として今夜は池袋かるまるで宿泊。
僕はかるまるに行く時は必ず宿泊する。
かるまるを堪能するためである。

かるまるはサウナでは会話厳禁をローカルルールとしていて安心感がある。

諸々の理由でカプセルの利用はしなくなった。
二重のロールカーテンの遮音性はいう事がない。
だがなぜか空調が弱く暑すぎたり寒すぎたり、快適とは程遠い有様だった。今は改善されているのかも知れない。いずれまた利用してみよう。
宿泊には個室を利用する。他人のイビキは聞こえてこないし、空調も調節ができる。冷蔵庫もあるしコワーキングスペースとしても利用できる。言うことない。

さて肝心のサウナだが、僕にはかるまる専用のととのいの作法がいくつかある。
今回はその一つを語ろうと思う。
ハッキリ言って誰にでも合うわけではないと思うし、識者が知れば危険なのでやめろと言うかも知れないので、健康面…とりわけ心臓の弱い方は真似しないで頂きたい。

まず深夜帯のケロサウナに入る。
人の出入りの少ないケロサウナはかなり熱い。
熱さになれたつもりの僕も10分といられないこともある。限界まで入りかけ湯かけ水等で汗を流し、サンダートルネードで約60秒。8℃の冷水で60秒はかなり難易度が高いかもしれないが神経が集中する両手両足を出すことで入ってられるようになる。
だから僕は、手すりにつかまりナマケモノスタイルで入る。サントルの手すりにつかまったナマケモノ風のおっさんがいたら、それはたぶん僕です。
そして、ここからが一番重要。すぐそばのフラットベットチェアに移動する。とにかく最小の歩数でととのいスポットへ移動する。体を拭きぶったおれる。
心臓が高鳴る。死地からの生還と体が蘇生のための活動始める。細胞が空間と一体化し始める。
若干、スピった話になりますが自分が宇宙の一部だと確信する感覚。生きているって素晴らしい。

このヤバいレベルでのととのいは、どこでも体験出来るものではない。難点は人間には耐性というものがあって、だんだん強い刺激を求めてエスカレートする側面があること。これ以上のととのいを求めたら一体どうなるんだろう…

我々がサウナをのぞいている時、
サウナもまた、我々をのぞいているのだ…

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  • サウナ温度 90℃,87℃
  • 水風呂温度 22℃,8℃
45

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.13

5回目の訪問

今や日本で1番?所在の知られた隠れ家となってしまった天空のアジト。
仕事が忙しくて、2日連続でノーサウナで過ごしてしまった僕は、隠れることを忘れてしまった我がホームサウナ マルシンスパに立ち寄ることにした。

日曜の遅い時間なら多少の混雑は避けられると考えていた僕は、自身の考えの浅はかさを知る。

午後10時を過ぎてなお、サ室前に全裸男の行列。

他の温浴施設ならサウナは諦めて風呂にするか…なんて選択肢もあるけど、マルシンにその選択肢はない。
サウナに特化しすぎて、3人入れるくらいの風呂があるだけなのだ。有名な話だが水風呂の方が大きい。
しょうがない…並ぶか…

全裸男たちの最後尾に並んで数分。
やっとサ室に入ったものの人の出入りが多くて温度湿度共に安定しない。だいぶ前から対策としてかサウナストーンが大きめのものが追加されてる気がする。

やれマナーだなんだと正論振りかざすのはどこか息苦しくて本来好きじゃないのだけど、サ室ドアを開けっぱなしで、どうする、入る?とか相談するのはやめてほしい。せっかくの温度湿度が逃げるんだってば。
あと、おしゃべりするのって何とかならんのかな…コロナ気にしない俺カッコいい〜って事?コロナ以前にオチのないしょうもない話が狭いサ室に聞きたくなくても聞こえてくるから困りもの。
沈黙は金。その言葉をずっと考えてた。

なんだか、ぐちぐち書き連ねてすいません。
結局、落ち着かない状況で3セットこなして今夜は終了。
これ深夜に行くしかないかな…
マルシンさん深夜だけでも12時間コースの再開お願いします。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 22℃
39

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.10

2回目の訪問

月見湯温泉

[ 東京都 ]

最近、寝不足がたたってえらく疲れている。
今日はまっすぐ帰って寝る…そう思っていた。

だが、変わりやすいおっさん心と秋の空。
京王線新宿駅で突然、気が変わる。
今日は下高井戸 月見湯温泉に行くことにした。
とはいえ寝不足もあるし軽く3セットこなして帰るつもりだった。
平穏無事に何事もなくただ淡々と3セットこなして帰るつもりだった…

下高井戸駅から住宅街へと徒歩数分。
到着してサウナ利用を伝える。

この時、マナー知らずの常連のおっさんとの初対決が待っていようとは思いもよらなかった。

ネットでぐちぐち書くのも嫌なので細かい事は書きませんが、簡単に言うと常連ヅラしたおっさんが2人分の座席を占有してるからどいてもらっただけ。もちろん、他のお客に迷惑でしかないのでサ室で口論とかしてません…してないつもりです…
同時間帯にサ室にいらした方、もしも不快に感じられていたなら申し訳ありませんでした。

とりあえず、3セットこなして目的は達成。
常連のあり方というのも考えさせられる夜になった。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 27℃
29

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.09

3回目の訪問

水曜日である。
水曜サ活の影響でどこのサウナ施設も混んでいる事が多くなった昨今、水曜の施設選びも一筋縄ではいかなくなった。今夜、僕が訪れたのは仙川 湯けむりの里。

ここは、銭湯とスーパー銭湯の中間的な規模の温浴施設。とはいえ、天然温泉の露天風呂があったり、水風呂が15〜16℃台だったり食事処があったり設備面でも充実している。
ただ他の湯けむり姉妹店に比べると若干、庶民派的なイメージが漂っている。

この施設の最大の魅力は施設の充実度に対するコストパフォーマンスだと思う。
バスタオルやフェイスタオルは付いてないが、持参すればたったの一般入浴料750円で済んでしまう。そして、時間の制限はない。
わざわざ比較する必要はないけど僕の某ホームサウナ90分コースのおよそ半額。それでいてそこより冷たい水風呂…苦笑。何より、それなりの広さがあるので僕の立ち寄る時間帯だと入館制限を受けた事がない。
もちろん混んでいることもあるけど、入れないほどではない。実際、今日はそれなりに混雑していた。

サウナは広めで通常なら25人は入れる規模。今はソーシャルディスタンスの兼ね合いで間隔を開けてタオルマットを敷いているので、一度に入れるのはざっと20人程度。実は仙川 湯けむりの里はサウナよりも水風呂の温度と外気浴スペースに価値がある。水風呂の通好みな温度設定。広くはないが露天スペースの外気浴スポット。混むのは困るけど、正直もっと評価されてもいいと思う。

個人的に唯一デメリットに感じているのは、駅から少し遠い事。帰りはととのいながら歩くので気にならないんだけどね。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 16℃
27

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.08

4回目の訪問

今、僕には空前のマルシン不足が押し寄せている。
マルシン…マルシンがとにかく足りない…

空前のマルシン不足を補うべく笹塚にやってきた。いつものビル10Fに到着し、エレベーターの扉が開く、緊張の瞬間。目の前に飛び込んできたのは宿敵、満席の看板。マジか…帰ろ…踵を返した瞬間。
「大丈夫ですよ」たった今、出てきたお客さんが声をかけてくれる。サウナーって、やっさしー。
退館した人と入れ替わる形で何とか入館。

浴場に入ると、最近では珍しくも何ともないサ室前の全裸男たちの行列。少しゆっくりめに体を洗い、サウナの前に水通し。水風呂の温度がいつもよりぬるい…火照った男たちの熱が水温を上げてしまったようだ。これだけで、ここまでの時間帯の客の入りが伺える。結局、解消されることのない行列に並び、待つこと数分。何とかサ室へ入る。
人の出入りの多さで温度と湿度が安定しない。

時間と共に少しずつ人も減ってくる。
それなりに居心地が良くなってくる。
いつものルーティーンを3セット。
マルシンにいるっていう安心感が気持ちよくさせる。

夜風が心地いい季節になってきた。
夜道を歩きながら、たった今、入っていたマルシンが既に恋しくなっている。
そう、今の僕は空前のマルシン不足なのである。

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  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 25℃
34

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.07

1回目の訪問

大黒湯

[ 東京都 ]

1週間の始まり、月曜の朝。
今夜立ち寄るサウナはマルシンと心の中で決めていた。だが午前中早々にそんな野望は崩れ去る。
マルシン公式Twitterから本日、店休日のお知らせ。
そう第一月曜日は、マルシンの定休日なのだ。

さあ、今夜のサウナはどうしよう。
ふと、昭和ノスタルジー銭湯 大黒湯を思い出す。
先日、テレビ番組「サウナを愛でたい」で取り上げられていた、あの代々木上原 大黒湯である。

放送されてお客さんが殺到している可能性もあるが、だいぶ前に訪れてからずいぶんご無沙汰だし久々に行ってみるか…というわけで、新宿から小田急線に乗って代々木上原駅にやって来た。

銭湯のサウナ利用にはそれぞれローカルルールが存在する。下足箱の鍵を預けたり預けなかったり、サ室に入る鍵があったりなかったり、タオルがあったりなかったり。久々ということもあり大黒湯のシステムをもう一度、受付で説明してもらった。脱衣所内の自販機には牛乳系の飲料しかないので、事前に飲み物は用意して入った方がいい。僕はコインランドリーの並びの自販機で水を購入。入店すると脱衣所には昭和歌謡が流れていた。これこれ、これが大黒湯ですよ。
サビのフレーズで東京ナイトクラブって曲なのは分かったけど他の曲はよく分からなかった。
とにかく昭和にタイムスリップしたような空間は、2、3周回ってオシャレな感じすら漂う。サブカル好きの人ならかなり、気にいる雰囲気だろう。

サウナを愛でたいをご覧の方には説明不要かと思うので、浴場の構造等の説明は割愛する。浴場で体を洗い、浴場内の水風呂で水通し。正直、冷たくは感じない。そして、再び脱衣所を通ってサウナエリアに移動する。サウナも個性的で秘密基地のような雰囲気がある。それほど高温ではないのと、人の出入りが多いので、さらに熱く感じない。そのためどうしてもサ室にいる時間が長くなる。結局、1セットあたり少なくとも15分くらいはサ室にいただろうか。サ室を出ると目の前は水風呂。シャワーで汗を流し湯船に入る。やはり、冷たくはないので長居してしまう。泉質のせいだと思うが下高井戸の月見湯温泉と同様、長時間いると目が痛くなる。
以前来たときはそんな事なかったような気がするけど気のせいだろうか…

ととのいスポットは、これまた独特の雰囲気。
雑多な民宿というか…大黒湯ならではの環境。
テレビの音が雑然と流れ裸の男たちがソファに座っている。洗練とは真逆の剥き出しの生活感。(褒め言葉)

大黒湯はサウナだけではなくノスタルジー込みでととのいをもたらしてくれる。帰りは幡ヶ谷駅まで歩いて京王線に乗る事にした。

夜風が少し、昭和の匂いがした。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 20℃
47

ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.06

1回目の訪問

神代湯

[ 東京都 ]

調布市内には、「じんだいゆ」は2軒ある。
「湯の森 深大湯」と今日の目的地「神代湯」である。なぜか調布には、深大(正確には深大寺)と神代にまつわる地名がややこしく存在する。あんまり詳しくないので興味のある方は調べていただきたい。

神代湯は京王線柴崎駅から徒歩1分圏内にある、いわく京王沿線で駅から最も近い銭湯。
途中下車してのアクセスが容易な事から僕も度々、利用させてもらっている。

今日は日曜、普段より早めの訪問ということもあって、ちびっ子客がめちゃくちゃ多い。正確には親子連れ。さながら公園にでも来たかのような微笑ましい雰囲気。いつも訪れる、遅い時間では見たことのない光景だ。

神代湯は銭湯としては一歩踏み込んだコロナの感染対策をしていると思う。サウナ利用者にはサ室内で飛沫対策に使用するフェイスタオルを無料で貸してくれる。サ室には最大5名の入室制限。これらのルールは絶対の約束事となっている。タオルの巻き方は人それぞれで巻き方までは決められていない。僕のような隠密巻き、鼠小僧スタイル、1番多いのはギャングスタイル。

浴場のちびっ子たちを含めて客数の多さに比べて、サ室には客は2人。少ない。サ室温度計は90℃を指しているがそれほど熱くはない。12分を過ぎてサ室を出る。ドアのすぐ左手にあるシャワーで汗を流し水風呂へ。動線がコンパクト。25℃くらいの水風呂もバイブラのせいかもう少し低く感じる。
長めに入っているとちびっ子3人組が水風呂にやってくる。「ちゅめたい」とか、わちゃわちゃやってる。
露天スペースへ移動。ここにととのいイスが2脚ある。露天の小さな滝から出るマイナスイオンが良い。
足元は露天風呂のお湯が流れて温かい。
ととのいやすい環境だ。

3セットこなして、脱衣所の自販機でレモンスカッシュを買ってみる。100円。やっす。うっま。レモンスカッシュってこんなに美味しいの?

地域密着の銭湯からの帰りの道すがら、ととのいの波がくる。ちびっ子たち銭湯好きに育つと良いな…

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 24℃
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ぱ〜さん@孤独のサウナ

2020.09.05

1回目の訪問

記念カキコども…って感じで、寺サウナです。
知ってる人は知ってる港区三田のお寺の屋上で行われる一風変わったサウナイベント、寺サウナ。

お寺でサウナと聞いて、?と思う人は多いと思う。
まず、誤解される人も多いと思うので断っておくと、催されている場所が寺だというだけで、このイベント自体に宗教色はほとんどない。
たまたま借りられた場所が寺だから、イベントを寺に寄せていった感すらある。ただ貸してくれる寺側の寛容さには驚きがあるけども…元々、さまざまなイベントごとに積極的なお寺なんだそうだ。

寺で行われている事でそこかしこからお香の匂いがする。それもあいまってある種の神聖な感覚が呼び起こされる。時にサウナでととのう事で大袈裟にいうなら死生観に想いを馳せることがあるが、その感覚とリンクする。

サウナはロシア製テントサウナMorzh。
最高120℃に達する熱を逃さないなんちゃら構造とか、今1番人気のテントサウナである。
今回の特徴としてヴィヒタがわりに「榊」(さかき)を使用しているのだが、そういう部分もちゃんと寺に寄せていってる。

9月とはいえまだまだ気温の高い時期、どうしてもプールの水温は高め。対策として4℃の水が出る簡易シャワーを用意する工夫もしてくれている。

ととのいスポットにはスカイスパYOKOHAMAさんにも導入されたりと最近人気のインフィニティチェア。寺の屋上で空を眺めながらの休憩は、おそらくここでしか味わえない。

サウナに割り振られた時間はおよそ1時間。ちょっと物足りなさも感じるが、その後瞑想ルームに移動して、寺サウナ独自プログラムの瞑想が始まる。いわゆるマインドフルネスの時間。
色々なところで話題になっているがベースはおそらく日本の禅。あんまり詳しくないんだけど心を落ち着かせる…ととのいの世界と密接な感覚を追い求める訳だ。個人的にはサウナ自体をマインドフルネス的な利用をしていたので、瞑想そのものには違和感はない。
ひたすら、心を落ち着かせる時間。
忙しい毎日から解き放たれて、こんな時間があってもいい。

もしも、あなたが寺サウナに行くことを躊躇しているなら…
一休禅師も言ってましたよ。

迷わず行けよ、行けば分かるさ。

※気になって上記の言葉調べてみたら、どうやら一休禅師の言葉じゃないらしい。

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