観音湯
銭湯 - 東京都 渋谷区
銭湯 - 東京都 渋谷区
サウナーには2種類いる。
観音湯を愛せる人と、そうでない人である。
今夜は僕にとってのもう一つのホームとも言える観音湯。
マルシン難民を受け入れる保険のような語られ方をする事があるが、保険と呼ぶにはあまりにもパワフルなサウナを擁する銭湯だ。
感違いしないでほしい。観音湯は決して銭湯としてのクオリティが高いわけではない。
壊れてずいぶん経つのに直す気など全くない水風呂の水温計。秒針の進む速度が不安定なサ室の12分計。ケツが焼けるようなサ室のベンチ。露天スペースで場所がなければ歪な岩に座りケツの痛みを耐え忍ぶととのいスポット。全体を通して見てもどこか老朽化しているのは否めない…
これら不備とされるような要素を寛容に受け入れ、許せるのが冒頭の観音湯を愛せる人ではないだろうか。観音湯を愛せるサウナー、それは、「まあ、細かいことはええやないか」の精神を持ち合わせた文字通り観音のような人物を差すのである。もちろん前述の不備を補ってあまりあるボナサウナのセッティングが観音湯の素晴らしさなのは間違い無い。ここでととのうと、ときおり僕は宇宙を感じる事がある。(ヤバいやつじゃ無いから。変な宗教も薬もやってません。)
冒頭からネタ感満載の訳のわからん事を書いてしまったけど、観音湯の良さをまとめるなら…
それは、かの燃えよドラゴンのブルース・リーのセリフ「考えるな、感じろ」という事なのです。
男
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