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イワイ(サウナバード)

2022.08.16

1回目の訪問

湯の楽代田橋

[ 東京都 ]

環七を自転車で走っているとピタリと後ろにつけられ風よけにされた。パシュートの場合は入れ替わってくれるけど入れ替わってくれなかったので常に空気抵抗を受けながら、湯の楽代田橋に着いた。

受付でゆらんシールとすぎなみスタンプをもらい、ふと目についたゆっポくんが描かれた、小さいクリアファイルについて尋ねると、ご自由にどうぞ〜と言う事なのでもらった。
ゆっポくんのマスクケースかわゆすな〜しょこたんこと中川翔子でももう使ってい言葉がいずこから降ってきた。

脱衣所も浴室も全体的にこじんまりとしていて、思いの外混雑している。体を清めて、サウナ室へ向かう。サウナキーが独特の型をしている。数々のサウナキーを見てきたけれどこの形は初めて、Vを浅くした形の両端に2つの丸が付いている。
丸を上にして突っ込むと自然とテコの原理が効いて簡単に開閉できる。唯一の問題は紐が短過ぎること、首にかけて鍵穴に入れようとすると頭も一緒に引っ張られて、ひとり犬の散歩的な奇妙な状態になってしまう。

サウナ室は常にほぼ満室だけど、待つ事なく絶妙なルーティーンが組まれている。
1セット目、この日なぜかザ・タッチが多くいて、2人仲良く行動するので気を使って並びの席を譲ると2人同時にペコリと頭を下げて喜んでいる。
どうぞ、どうぞどうぞ。
ぬるめの水風呂にじっくり入り。
外気浴は露天風呂スペースへ、極狭のスペースではあるけれど2つイスがあるので座る。ガチャピンとムックが露天風呂で仲良くお喋りしているけど常に供給される滝の流れに意識を集中するとひとりの世界に入ることに成功する。
その後もサウナキーの使い方が分からず楽しそうにしているヤン坊マー坊やムッキムキのトムとジェリーが仲良く入っているので、ここはM-1の楽屋か!と思わず突っ込んでみたくなった。
コロナも落ち着いてきたし、仲間と銭湯に行くのはいいことだ。
そんな感じで4セット。

若者で混雑していて、狭いながらも趣向を凝らした素晴らしいサウナを頂きました。

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イワイ(サウナバード)

2022.08.13

6回目の訪問

桜湯(さくら湯)

[ 東京都 ]

すぎなみ銭湯さんぽスタンプラリーがあとひとつで、なみすけ×ゆっポくんのクリアファイルなので近場の銭湯に行くとするか。
香藤湯、井草湯と来てて今回は桜湯。

台風の足跡が聞こえてきそうな空を眺めながら歩くこと10分、そびえ立つ煙突が見えてくる。
いつも受付で台紙を出すのに手こずってドタドタするので手にスタンバイ。
サウナをお願いして、代金を払い、スタンプを押してもらう。その後バスタオル、ハンドタオル、サウナキーそれと、シャンプーとボディソープももらう。簡単じゃないか手順は頭に入ってる。

おかみさんと対面して開口一番
「銭湯お願いします!」
と言ってしまった。
そりゃ銭湯来てるんだから銭湯だろう。
「へへへ、サウナでした」
なんて照れ笑いしかできない。
フォームを崩したのでそこからはドタドタでクリアファイルは貰えたけどシャンプーとボディソープを受付に忘れておかみさんが脱衣所まで持ってきてくれた。
ありがとうございます。

それでも、サウナは温かく迎えてくれてる。

これこれ、こういうのを待っていたんだよ。
シンプルイズベスト、カラカラ高温、これぞ男のサウナ。それもそのはず、女性用のサウナを潰して男のサウナと繋げているのだ、そのため左右対称の作りになっている。まるでそこに鏡があるようだ。

腰にタオルを巻いて入るのが桜湯流。

水風呂に入ると体が水を渇望していた事に気づく心の声は一生懸命聞こうとするけど体の声もちゃんと聞かなくちゃ

体を拭いて腰にタオルを巻いて脱衣所で休憩。テレビでは球児たちが白球を必死に追いかけている、ジジイたちはその姿を追いかけている。そんな夏の1ページは、記録にも記憶にも残らない。
残るのは、なみすけ×ゆっポくんのクリアファイルだけ。
銭湯スタンプラリーの台紙を挟むのに使わせてもらいます!

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井草湯

[ 東京都 ]

お盆前までに終わらせる仕事をドタドタとやっていたら1週間サウナを休んでいた。
休んでいたのに働いていて、休むという言葉の用法の広さに奇妙さを感じる。

今回お邪魔したのは、ゆらんミニと杉並スタンプラリーの両方をもらえる井草湯。物価高の影響で銭湯価格が上がり920円となっている。銭湯1000円の壁をなんとか死守しているが、いっそ1010円(セントウ)にしてしまえば語呂もいいし、なるほどその手があったか、とみんな納得しそうな気はする。

入浴料+サウナ920円だが下駄箱に100円脱衣所のロッカーに100円かかるので余分に200円が必要になる、当然戻ってくるので帰りにはポケットに200円入ることになる。
ズボンのポケットに200円入っているので、たまにぶつかり合ってチャリンといい音がする。この200円をどこかのタイミングで財布に戻せればいいけどタイミングを失うとそのままずっと残り、数日後に同じズボンを履いた時に、はて、この200円はなんだろうか?ということになり、金額は200円だけど400円くらいの喜びが感じられ、920円払ったけれど実質720円くらいの感覚となり、値上げ分を取り戻すことに成功する。

前回のゆらんぶりに入るサウナは記憶よりも熱く感じた。テレビではどっちのケンミンショーがやっていて大分の「にら豚」なる料理が紹介されていて凄く気になった。見た目は肉野菜炒めそのものもなのだけど、味付けが甘辛でご飯によく合うなのだとか。

水風呂に入るとキンと引き締まり、露天風呂スペースでイスに座ると、全身の皮膚がとけろけていく感覚がする。前回も感じたこの感じ。

電車だと来にくいけど自転車だとちょうどいい運動になる、帰りの風が本当に気持ちいい、もっと頻繁に来よう。そう思った。

エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター

鯖カレー

少し遠いので書くか迷ったが、絶品ビリヤニなので是非記載させて頂きたい!ビリヤニはサ飯の新定番!

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イワイ(サウナバード)

2022.08.04

1回目の訪問

駒の湯

[ 東京都 ]

落ち着いた休みをとるために猛仕事してたらサウイキ投稿を怠ってしまいました。
月見湯温泉に行った日の続き。

月見湯温泉の下高井戸から世田谷線にゆられ駒の湯へ。
番台で台紙をだして、遂に世田谷銭湯ラリー完走!
象Tゲットです!普段着にする気満々なので合わせやすい黒をチョイス。
人気のある銭湯、駒の湯さんで2種類全サイズ残っていたので、まだ結構余っているのかもしれない。
なんとなく存在は知っていたけど初訪問の駒の湯さん。若者で大混雑をしている、サウナ室は10名入れるのでサウナ待ちはなかったものの全体的にキャパオーバー感は否めなかった。

感動もひとしお、「世田谷湯屋巡りスタンプラリー」を振り返ってみたいと思う。

【世田谷温泉21】無限の楽しみ方ができる、バリエーションの豊富な浴室
【四季の湯】大人気!閉店間際の訪問だったからか、常にサウナ待ち「よし、よしよし」と言うおじさんがいる。
【松原湯】月見湯温泉に行こうとしたらお休みだったので訪問。最寄りは明大前、昔ながらの銭湯
【給田湯】サウナお休み中、、、立派なサウナがあるのにもったいない!
【月見湯温泉】鉄分を多く含んだ温泉、縁側での外気浴は至高、近所に移転してほしい。

今回巡ったのはこんな感じスタンプラリーは新たな銭湯とで出会える機会を与えてくれて、景品までもらえる。最高の遊びです!
いい世田谷の夏を過ごさせて頂きました。ありがとうございます。

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イワイ(サウナバード)

2022.08.04

1回目の訪問

月見湯温泉

[ 東京都 ]

下高井戸に着くと突然の雷雨、少し雨宿りして様子を見るが止みそうに無いので傘をさして早歩きで向かう。
月見湯温泉に着く頃にはTシャッツと短パンはびしょ濡れ、どうせ風呂で濡れるから気にすることもない。

天井が高く広い!体を洗い、暗く濁った温泉に入ると思いの外、足先が冷えていたことに気づく。

いよいよサウナ室へ、上下2段になっていて定員は10名、上段に座り全身で熱を感じる。テレビでは前日の豪雨による川の氾濫のニュースがやっている。つづいて断水して水を求める人たちの列。
水によって奪われて、水を求める。
つくづく人間は水が無いと生きていけない生き物だ。

水風呂はすぐ隣にあって、温泉水だ、血が出てる!と体を確認してしまったがどうやら温泉に鉄の成分が多く含まれていてその匂いのようだ。鉄分不足の女性にはぜひ、入って頂きたい。

外気浴は脱衣所を通って行ける中庭。
イスに座り見上げるとそこには藤棚がある。今は青々と葉っぱが茂っているけれど花が咲く頃に来たら薄紫色に垂れ下がりどんなに綺麗だろうか。と目の前にはない藤の花に思いを馳せていると新たな妄想が、もしかしたらここから月が見えるのかも知れない。
今は厚い雲に覆われて何も見えないけれど、月見湯温泉の名前の由来はここから月が見えるからに違いない。
セットを重ねるごとに根拠は無いけど月見湯温泉の名前の由来が確信に変わり、厚い雲の奥に月を透視する事に成功した。

今度は月が見える時か、藤の花が咲く頃にまた来たい!
残りあと1湯で象Tです!

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イワイ(サウナバード)

2022.08.01

22回目の訪問

香藤湯

[ 東京都 ]

台東区手ぬぐいTシャツへの思いをいまだ断ち切れない中、目線をちょっと変えてみる。高い目標は逃した時のショックが大きく立ち直れなくなる。
初心に帰る思いと、杉並銭湯スランプラリーをサクッと走破しようと、久しぶりに香藤湯にやって来た。疲れた時や疲れてない時に足繁く通っていたけど、最近はご無沙汰していた。
杉並区は3ヶ所の銭湯を回ればなみすけとゆっポくんのコラボクリアファイルが貰えるのだ。奇跡のコラボレーションはやっぱり興奮するもので、最近ではスパイダーマンシリーズの奇跡のコラボ、バットマンとスーパーマンが戦ったこともあった、古くはドラゴンボールとあられちゃんが出会ったこともある。それらに匹敵するコラボレーション!
なみすけとゆっポくんがコラボレーションする世界線があったとは!

コラボレーションの難しいところは、なんと言っても大人の事情で、所属団体が違うところだろう。
なみすけは、杉並区所属。一方、ゆっポくんは東京都浴場組合、所属だ。当人同士いくら仲が良くても所属団体の許可なく動くことはできないだろう。
ゆっポくんは精力的に活動していて、隙あらばグッズになろうとする積極性を感じるし、ツイッターでもイラストと共に情報を発信している。
一方なみすけは、広報誌などでは見るが子供の落書きみたいな絵だしツイッターには偽物が乱立していて公式を探すことが出来なかった、無いのかな?
どちらが上とかではなくコラボレーションしたことが奇跡なのだ!

銭湯の夏、スタンプラリーの夏はまだまだ続くのだ!!

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イワイ(サウナバード)

2022.07.29

1回目の訪問

台東区のてぬぐいTシャツがなくなってしまい。精神的ダメージが大きく台東区の方を向くことができない日々を過ごしており、この気持ちが分かるのは、誰に頼まれたわけでもないのに日々のサ活を長々と書き記している同士だけだと思い、筆を取ってい、いや、スマホを取っています。
本日、向かった給田湯(きゅうでんゆ)は現在サウナ休止中で本来サウナイキタイに書くべきではないのかも知れないが、この悔しい気持ちを少しでも誰かに知ってもらいたかった。
銭湯愛好家、銭湯スタンプラリー愛好家の名に恥じぬようプライドを保つには他の地域で開催されているラリーをなんとしてもゴールする必要がある。
まずは世田谷区、幸い世田谷区は我が家から台東区と逆になるので台東区の方を向かずに行くことができる。
千歳烏山で所用を済ませて給田湯へ、昔ながらの銭湯には立派なサウナ室が堂々鎮座している。これに火を入れないなんてもったいない、私がもったいないお化けだったら、にんじんを残す子供の所には出ずに給田湯に出るだろう。もったいない〜もったいない〜
そして、8月から板橋区も銭湯ラリーを開催するらしい、これもなかなか痺れる戦いになりそうだ。
まだまだ熱い銭湯の夏が続きそうだ。

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イワイ(サウナバード)

2022.07.26

1回目の訪問

世田谷ラリー3ヶ所目
「こちらあみ子」を見てから四季の湯へ。
映画を見て、銭湯に入り、サウナイキタイに投稿する。こいつは暇人なのかと思われるかもしれませんが、そうではありません。仕事をほっぽり出して現実逃避をしているのです。その為、真綿で首を絞められるかの如く気づいた頃には呼吸もできないほどに追い込まれています。そんな時も銭湯に行ったことを後悔した事はありません。
「後悔は時間の無駄ですからね」と大人エレベーターで誰かが言っていた気もする言葉を思い出し向かうは千歳船橋。

時刻は22時、閉店時間は23時急いでサウナに入らなければ!と浴室に駆け込む、サウナを探す目はさながらサーチアイ。
サウナ室の前には2名のサウナ待人。今から並んでも3人目、一旦落ち着いて体を洗いながら様子見。
1人も進まないので露天風呂へ、高い壁に覆われて四角く切り取られた夜空は星一つ見えないが、サウナ室の列はちゃんと見える。
1人入り、2人入り、今だ!
先頭に並ぶことに成功。
やっとの思いでサウナにありつけた。
2段目に座ると隣りに座る、常連の先輩が独り言にしては大きな声で「まだ並んでるのか」と言っている。思わず「まだ並んでますよ」と答えると、先輩は前を向いたまま、うむ的な返事をした、独り言のようだ。

噂に聞く通りテレビは高すぎる位置に付いていてよく見えない。

さっきの先輩が「よし、よしよし」と言ってサウナ室を出て行く。これは独り言で間違い無い。
後を追うように僕もサウナ室を出て、水風呂へ。
水がまろやかでちょうどいい温度。
時刻は22時30分、休憩している暇はねえ!
サウナ室は定員に達しているので直ぐには入れないけど先頭に並べた。
5分ほど並んで2回目、サウナ。
下段に座るも温度が低い、1人出たところで上段へ。上段は凄くいい温度、湿度も完璧、水温も調度いい、最高で絶妙なセッティング。大人気の秘密がここにあると思った。

「よし、よしよし」と先輩が出て行く。
先程は気づかなかったが、「よし」で立ち上がり「よしよし」で扉を押すようだ。

水風呂から見る時計は23時45分。
下唇を噛んで、水風呂から上がりカラン前で休憩。残念ながらここでタイムリミット。

サウナの温度、湿度、水風呂の温度が繊細に調整されていて完璧なセッティング。
ここまで絶妙に調整されている銭湯そうはない、この素晴らしい銭湯を味わうには時間が足りなかった!
後悔!これはもう後悔!
1本前の映画を見ていればっ!
映画を見ないでここにやって来ていればっ!
もっとゆっくり味わいたかったっ!

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イワイ(サウナバード)

2022.07.19

1回目の訪問

弁天湯

[ 東京都 ]

ゆらんミニ 7ヶ所目
新宿で「わたしは最悪」を見てから、歩いて向かう。
新宿区なのにどこの駅からも中途半端な場所にあり、映画館がある新宿シネマカリテから歩くと意外と距離があり、汗だくになった。
「わたしは最悪」は男から見ると本当に最悪に見えてしまうのだけど、女性から見たら案外あるあるなのかも知れない。30歳を目前に生き方に悩む女性というテーマはありきたりだけれど、今まであまり描かれてこなかった女性のリアルが描かれている気がした。
末筆ながら、話は銭湯に戻すとする。
(上記の映画における女性観がこれから書き進める銭湯のお話にかかってくると「技あり」なのだけどそういうことは一切ない。)

スタンプラリーの台紙を出すときに手こずるので手元に用意してから番台に行こうと思っているのだけど、この時は用意し忘れて、台東区の台紙を出してしまった。
「これじゃないね」と大将に言われ、半笑いでゆらんミニをだす失態を犯して、脱衣所へ。

ロッカーを開けて、奥を覗く、噂通り電源がある。充電をするものは無いので衣服を突っ込み、浴室へ。本日は桃源の湯側。

前後を銭湯絵に囲まれて、一通りのお湯に浸かり、サウナ室へ。

サウナ室はほぼ満員で、1ヶ所だけ空いていたところに座る。このところ張り切りすぎて銭湯をながしている気がする。
ちゃんと向き合えていない自分がいる。
サウナにハマりたてのころは、あと1分、あと1秒、と自分を追い込んでサウナ室に留まっていたけど、最近はすぐに出てしまう。
自分なりに理由を考えると、「ととのい」にくくなっていることが原因のひとつかも知れない。
以前は、なんの苦労もなく、限界まで我慢すれば自然と「ととのい」がやってきてくれたけど、今は我慢してもいくら望んでもあの時のようなディープなととのいがやってこない。来ればいいと言うものでもないと分かっているけど求めてしまう。
どうせ来ないのならば流してもいいか、と言う心持ちなっているのかも知れない。
そんなことを考えていると限界に達して水風呂へ、程よい温度で心拍数を戻して、休憩。
露天スペースで、イスに座る。時刻は22時と遅めな事もあり、2人組や3人組が多くいるけれど、やいやい盛り上がるのでは無くみんなしっとり、自己との会話を楽しんでいるようにみえる。

サウナと露天の組み合わせが気持ちいい、近くにあったら毎日行ってしまうこと間違いない素晴らしい銭湯だ。
伏線は回収された時のみ伏線と認識されて回収されないものは忘れ去らるようだ。

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イワイ(サウナバード)

2022.07.18

2回目の訪問

一の湯

[ 東京都 ]

ゆらんミニ 6ヶ所目
女将から「結構進んだわね」「どこから来てるの?」と声をかけて頂いた。
前回のゆらんミニから一度も来ていない不義理をはたらいたにも関わらず温かく受け入れてくれる女将に感謝。

富士山の前を巨大な鶴が飛んでいるモザイク絵を眺めながらお風呂に浸かる。
富士山と鶴が同時に見れた世界がかつてはあったのかもしれない。あったかも知れない世界に想いを馳せて、ゆっくり下茹。

数分おきに発射される高温スチームが壁伝いに降りてくる。
このクオリティのスチームサウナが無料なんて!と以前来た時も書いたと思うけど全く同じ感想を抱いて、ゆっくりと蒸されていく。

外気浴は露天スペース、岩と岩の間のイスに座り脱力すると聞こえるのは、湯船へと延々とお湯を供給する音のみ。
そういえば、前回来た時も今度は昼間に来よう。光が差し込む露天風呂を見てみたい。と思ったことを思い出す。
だけどやっぱり夜に来てしまった。

やはりクオリティの高い一の湯さん。
今度はこんなに間を開けずに伺いたい。

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彼に仕事を頼む時は決まってサウナ。サウナが仕事に与える影響はいいことだけではない気がするし、むしろマイナスな気がしているけれど。
いつもサウナ→仕事にしているが、仕事→サウナにすればいいのだろうけど、施設に着いたらサウナに入りたい気持ちが何よりも勝り「まずは仕事」なんてとても僕の口から言えず、今日も「まずはサウナ」と言ってしまう。

久しぶりのなごみの湯、焦る気持ちを内に隠して体を洗い、まずはテルマーレ(塩サウナ)。
やはりなごみさんのメインディシュはボナサウナと言っていいだろう、その前に塩で体の水分を浮かせる。これはさながらオードブルと言っていいだろう。
その次はスープと言うべき、ロッキーサウナこちらはしっかりと乾いた汗をかけるので気持ちを作れる。
そして最後はボナサウナ。レルマーレ→ロッキーで作ってきた高まる気持ちがここで爆発する。サウナ好きでよかったー!
これが理想の妄想サウナ。

妄想はさておき、塩茹でした体を水風呂で締め上げて、外気浴スペースへ。
また、イスが変わっている。あのイスが白から赤に変わっていた。赤もいいではないか。
厚い雲に覆われて初夏を感じることはできないどころか、ポツリポツリと雨が降ってくる。
梅雨が終わったはずなのにまた梅雨がやってくる。もし松尾芭蕉が生きてたら「こんな狂った四季じゃ、俳句作れないよ!」と怒るかもしれない。

六月の
酷暑なつかし
なごり梅雨

最後は高濃度炭酸泉。
ここの高濃度炭酸泉は本当にいい、もうこのまま動かなくてもいいかも知れない。

さて、仕事をしようと思うもふわふわまったく頭が再起動しない。一度スリープ状態に。

久しぶりのなごみの湯は、ロッキーサウナのコンディションがよくて、ボナサウナとの違いがなくなってきてるような気がした。外気浴はやっぱり良くて、つるつる温泉も高濃度炭酸泉はすごくいい。

吉田カレー

カレー

辛くはなく甘め。 細かいルールがたくさんあり、緊張感があります。

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台東区スタンプラリー3ヶ所目。
この前に曙湯(サ無し銭湯)に入ったので掛け湯をして、サウナへ直行!
目的地のサウナは階段の上、サウイキで予習をしています。階上にサウナと水風呂がある珍しい形。
サウナキーを穴に突っ込んで解錠、中は地元のおっちゃん達で大賑わい少しずれてくれて着席できた。
素敵な絵柄ですね。ヤクザ屋さんが1人いるけど、予習しています、サウイキに書いてありました。怖くない。ヤクザ屋さんも地元のおっちゃん達と仲良く話してて、これぞ浅草って感じがした。

温度計は112度を指しているがそこまでの暑さは感じなかった。
サウナ室を出て3歩くらいで水風呂に入れる同線は完璧。ただ休憩する場所が2階にはほとんど無く、1階に降りる必要があるかも知れない。
常連の動きを観察していると、ほとんど休憩をいれずに水風呂からサウナに直行する。さらに、サウナキーを使わずにドアクローザをクイっと押して扉を開けている。
郷にいれば郷に従え、という訳で、水風呂から上がり、休憩を挟まずに、ドアクローザを押してみる、開かない、、、引くのか?、、、開かない。直ぐに諦めてサウナキーで扉を開けると、中でおっちゃん達がニヤニヤ、、、
あれは押すんだよ、クイっと。
すると隣のおっちゃんが、サウナキーを使えよ、なんで持ってるんだよ。
(いや、あんたはなんで持ってないんだよ)
俺は持ってるけど持ってきてないだ
(聞いてもないのに言い訳)
ここの常連の皆さんはサウナキーを貰うけど使わないでロッカーに置いてるらしいのだ。強がりがカッコいいと思ってるところがまた江戸っ子的。
テレビでは、昨日の豪雨のニュースがやっていて、あれやこれやわいわい話している、ここまでうるさいサウナ室は初めてかも知れない。
入れ替わり立ち代わり常連がやって来るみたいで挨拶をしている。気づいたらサウナ室の中が刺青だらけになっていて、ずいぶん賑やかになっている。
特に、威圧されるわけでもないんだけど、なんとなく、所在なげになって、思わず出てしまった。

夕方に行くとヤクザ屋さんがたくさんいてなんとなく落ち着かない。サウイキを読むと遅めの時間だと落ち着いて入れるみたい。
今度は遅めの時間に行って落ち着いて楽しみたいと思った。

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イワイ(サウナバード)

2022.07.08

1回目の訪問

ゆらんミニ3ヶ所目、台東区1ヶ所目ついに台東区にも手を出してしまった。ゆらん、台東区、世田谷区、3つのスタンプラリーを同時進行することになるとは!

あぁ 恥ずかしい。
東京の銭湯を知った風な言動の数々、穴があったら、水を溜めて隣にテントサウナ張って、10分温まってから入りたい。ほどに恥ずかしい。
こんなにレベルの高い銭湯がまだあったとは!長沼三兄弟の経営する銭湯に代表されるように、広くて湯船のバリエーションが多くある系の東京銭湯は全部行ったと勘違いしていた。
いい銭湯は他にもたくさんあるだろうけどそれらはある種マニアックな視点があって初めて認められる銭湯だと思っていた。
が、誰もが認めるハイクオリティの銭湯がここにあったのだ!
漢方薬湯は鼻から抜ける漢方の香りがいかにも健康に良さそうで、露天風呂のナノファインバブルは極上の泡でお湯がミルクのように乳白色になっている。
全てのお風呂は天然温泉で湯船だけでも充分楽しめる。
一通りお湯を楽しみサウナ室へ。
元首相を襲った卑劣な事件の続報を知らせるニュースを横目に、背筋を正す。
当然のように混雑しているが、15分に1回の
オートロウリュにより安定的に暑いので回転が早い。サウナ好きを自称している私も6〜7分しかいれなかった。(サウナ好きだからと言って我慢強くはない)
外気浴は露天スペース。やや傾斜のあるゆったりプライスと、長ベンチがあり、水風呂からプライスが空くのを狙うも、体の方が限界を迎え、長ベンチへ。
これを3回繰り返して4回目にやっとプライスにありつけた。ふーと一息つくも、なんだか、人が急に少なくなっている。
23時の閉店時間です。
迷惑かけるわけにはいかないと思いつつも機敏に動ける体はサウナ室に置いてきているのでゆるりと支度を済ませて湯どんぶりを後に。

いつの間にこんなに時間が経っていたのだろうか恐るべし湯どんぶり「天然温泉 湯どんぶり 栄湯」が正式名称みたいだが、これにもうひとつ足すとしたら「天然温泉 時忘れの湯 湯どんぶり 栄湯」としてはどうだろうか。

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イワイ(サウナバード)

2022.07.05

1回目の訪問

そしがや温泉21

[ 東京都 ]

成城学園前で仕事だったので帰りに東京ゆらんミニを進めようとポチポチ調べていると隣の駅、祖師ヶ谷大蔵にそしがや温泉21があるではないか。
以前より気になっていた銭湯しかも、世田谷 銭湯スタンプラリーも始まっている。ゆらんミニを主食に、世田谷スタンプラリーをつまみ食い。

なぜ、あまり時間が無い時に来てしまったのか!
こんなにも充実した施設だったとは!
恐るべし、そしがや温泉21(呼び方は、ニジュウイチでいいのか、トゥエニーワンなのか)とにかくいろいろな設備があるので組み合わせ自由、自分好みの入り方を追求できる。

設備
・黒湯温泉
・お湯
・変わり湯&ジャグジー
・サウナ
・水風呂
・ミストサウナ
・冷凍サウナ
・プール

1セット目
サウナ→水風呂→プールサイド

2セット目
サウナ→水風呂→冷凍サウナ→プールサイド

3セット目
ミストサウナ→水風呂→プールサイド

最後に黒湯温泉。

このメニューはサウナ室が混んでて入れなかったのも理由のひとつだけれど、他の設備に入る事ができたのでよかったのかも知れない。

ちなみに冷凍サウナに掲示したあった推奨の入り方は
(サウナ→冷凍サウナ)×3→休憩

人がいなければ、スイミング→黒湯温泉からのサウナなんて組み合わせも良さそう。

ミストサウナを初手に持ってきて、休憩挟まずに、サウナも良さそう。

こんなに無限の可能性を秘めた銭湯がかつてあっただろうかトッピングは自由自在これは銭湯界のサブウェイ!リアル二刀流!リアルサブウェイ!!

今度は時間がある時にゆっくり訪問してオリジナルトッピングを開発したいと思う。

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イワイ(サウナバード)

2022.07.03

3回目の訪問

東京ゆらんミニ 第二段 二つ目はマジセンことマジック銭湯(昭和浴場)。
ここはうちから歩いて3分くらいの場所にあるのでいつ訪問してもよかったんだけど、無性にサウナに入りたくなったので他の選択肢が無くなり一択に。

受付でサウナマット(硬いウレタンの様な素材でパズルの様に四方に凹凸がある)とサウナ無料券(次回以降使える)と30円引きチケット(入力料には使えず飲み物などに使える)をもらい脱衣所へ。
前回来た時より混んでいて、老若男女(女はいない)揃っている。
体を洗い、ハート型の鏡で髭をあたり、サウナ室へ。

キレイになっている!入った瞬間そう思った。
あの鼻につく、すえた臭いはほとんどしなくなり、木の香りに変わっている。木の匂いをかき分けて、すえた匂いを探し出そうといじわるに嗅ぎまわるけれど、ほとんど感じることができない。
理由は一目同然で、着席部分の木が全て新しくなっている、それだけでなくおそらく掃除もたくさんしたと思われる。
さらに、辛気臭く薄暗かった室内も明るくなっている。照明は増えていないので明るい電球に変えたに違いない。
ちょっとのリフォームでこんなにも素晴らしく生まれ変わるのか!などと考えていると身体中から汗が吹き出して水風呂に逃げる様に向かう。

水風呂は長く入れる温度で顎まで浸かり、ゆっくりと心拍数を戻していく。
細かいタイルでできた富士山が優しく見守っている。
今年の夏は富士山に登ろう。

3セットして休憩していると、二十歳そこそこの若者がワイワイやってきて
スティービーって盲目なの!?漫画じゃん!スティービーって歌上手いよな!
などと話していて、スティービー・ワンダーってフルネームで呼べ!と思った。

脱衣所からサウナ室が見えるのだけど、若者の耳にはシルバーの丸いピアスが輝いていて、サウナでシルバーのピアスはヤバそうと思った。
飛び上がる若者の姿が目に浮かんだけれど、そうやって大人の階段を上がるんだよ。

こんなにいいサウナに生まれ変わってたなんて、これからはもっとたくさん通いたい。

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イワイ(サウナバード)

2022.07.01

6回目の訪問

こんなに早くやってくるとは思ってもみなかったけどやってきてしまった。嬉しい様な、辛い様な、、、。
そうです、東京ゆらんミニ 第ニ段!

第一弾の時は1日に3湯のはしごしたり、生活してても今日は行けるのか?行けないのか?なんて頭の中は銭湯でいっぱいでまるで取り憑かれたかの様だったけれど、これはこれで生き甲斐の一つになってたようなところもあって、楽しくもあった。

開催するなら参加するしかないでしょ!
ってなわけで今回はスタートダッシュ7月1日から吉の湯さんへ。

日は沈んでいるけれどコンクリートが、昼間蓄えた熱を常に吐き出し続けるアスファルトの道を歩き、松の木迷路と言われる迷宮を抜けてやっと見てきたオアシス。

ウェブサイトで混雑状況を確認すると残り2名、今なら待つことなく入れる!

汗を流し、体を洗い、湯通ししてからサウナ室へ。
1番上の席に座るとすぐに発汗してくる。
7分ほど入り、水風呂へ。
いつまでも入っていたくなる安らぎを感じる。実際、巨体の海坊主のような男はずっと入っていて景色と一体化していた。

インフィニティチェアが埋まっているので普通のイスに座る。
時より吹く風が冷たくなっていることに気づく、頭に溜まっていたもやもやが晴れていく。

怒涛の4セット目にようやくインフィニティチェアに座れ、1〜3セット目でじょじょに広がっていた頭の空白がついに頭全体を占拠して真っ白になった。
ハッと目を覚ますとどのくらい時間が経ったのだろうか、空が暗くなっている。
生暖かい夜も悪くない。

サウナのシーズンは冬と吹聴しているタイプだけど今日は全てのピースがうまくハマり、うねうねしました。
東京随一と呼ばれる「ゆ家和ごころ 吉の湯」やはり名湯です。

東京ゆらんミニ 第二段 今回はスタートダッシュを決めれたし、あまり無理のないように完全制覇目指していきます!

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イワイ(サウナバード)

2022.06.20

1回目の訪問

当てのない旅はもうすぐ終わりを迎えようとしていて、始まったころは北海道に来るなんて考えてもいなかったのだけど、あっと言う間に北海道を移動して、船の上を漂っている。

小樽から新潟まで16時間、乗船して荷物を置いて早速サウナへ!
脱衣所のロッカーは100円人質システム、船が動く前にお風呂場に向かったので人は少ないかと思いきや、なかなかの混雑模様。
おそらく、車や自転車、バイクで北海道を回ってる旅行者が多かったので、早めに風呂を済ませて一杯なんてコースが定番なのだろう。

体を清めてサウナ室へ。
乗船直後だというのに妥協のない温度で、92度を指している。
コロナ対策で4人制限があるものの通常は8人くらいは入れそうな広さ、丸い窓からは海が見え、ここが海の上だということを思い出させてくれる。

水風呂は無いので水シャワーを浴びる。

お楽しみは外気浴。
露天風呂スペースへ、イスは無いので露天風呂のヘリに座る。
海風に体を預けて座っていると、じょじょに船が動き出し、陸からは職員らしき人達が手を振っている。一糸纏わぬ姿の僕も手を振りかえしてみるが米粒くらいの大きさでしか見てないので全く認識はされて無さそうだ。
どこまでも続く水平線ともくもくと出続ける黒煙を眺めていると永遠にこの時間が続くような気がして来る。
風が冷たくなってきたので露天風呂に入ると
冷たい海の風と温かいお風呂で気持ちが解放されていく。

16時間の船旅はまだまだ続くのだけどほとんどの時間、寝ていた。
つまりやることが無い。売店や食堂も直ぐに閉まってしまう。

翌朝、もう一度サウナに入った。
サウナ旅のエンディングに相応しい船上サウナだった、北海道サウナ旅の最後は日本海フェリーらべんだあで締め括るのが超オススメです。

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イワイ(サウナバード)

2022.06.19

1回目の訪問

積丹半島でカムイ岩を見学して小樽のドーミーインへ、今回僕が泊まったプランは【もっとオタル】クーポン券付グローバルキャビン素泊まりプラン。
3800円、これに地元で使える1500円のクーポンが付いて、サウナ入り放題!+アイス! +夜鳴きそば! +ピルクル!
これはもう実質タダみたいなもの。
もう、ドーミーインに骨を埋めたい!
※誤解無きよう記載しておくがグローバルキャビンとはカプセルホテルのこと(なんだか大きく出たものだ)

大浴場は結構混んでいるが、カプセルホテルの低価格からするとこれでも空いてるほうかも知れない。
サウナ室は4,5人が入れる大きさであまり大きくはない。
テレビあり。
テレビ本体は露天スペースにあり、画面をサウナ室に向けてサウナ室内から見れるようになっている。音はスピーカーでサウナ室だけに聞こえる様になっていて、露天スペースには漏れない様になっている。
素晴らしい工夫、サ室でテレビを見たい人は多くいるけど、休憩の時はテレビの音を邪魔に感じる人が多いだろう。

「水風呂は13~15℃にしています」という掲示があり、久しぶりにこんなにチンチンな水風呂に入った。

休憩スペースは、水風呂の横に寝スペースが2つ。露天スペースにイスが3脚、そこに座れないと露天風呂のヘリに座る事になる。

寝スペースでは全てを忘れて微睡を彷徨い。
露天スペースではどこからか聞こえて来る癒しのリズムにこころ癒された。

サウナ後は夜鳴きそばを食べて、廊下のイスで片手にアイス、片手に漫画「ゴールデンカムイ」を携える。北海道で読むゴールデンカムイがまたたまらない。

翌朝、出発前に2セット。からのピルクル。

あぁ、なんて素晴らしいサービスを提供してくれるのだろうか。これ以上のコスパがかつてあっただろうか?
小樽の格安ホテルは到底太刀打ちできないレベルに達している、これはドーミーインを越えてドーミーカムイと言ってもいいのではないだろうか。

そう、ここはドーミーインカムイだ!

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イワイ(サウナバード)

2022.06.19

1回目の訪問

ノリと勢だけでやってきた北海道。
函館から、いくつかの街を彷徨ってやってきたのが積丹半島の付け根にある、余市町。
宇宙飛行士 毛利さん誕生日の地ということもあり、宇宙を観光の目玉にしている。(あとウィスキーも有名)
余市のことを調べるとなんと毛利さんの実家が温泉らしいのだ。現在は毛利一族は経営を退いて他の方が経営されているらしいが、紛れもなく毛利さんの産湯はこちららしい。

「宇宙の湯」ロマンがあるじゃない。

屋根にはスペースシャトルが乗っていて、看板には「宇宙の湯 余市川温泉」その下に「宇宙飛行士 毛利衛氏の生まれた温泉」と書かれている。
〜ふつふつと沸き立つ温泉より、光り輝く赤子誕生せり、幼少の頃より神童と謳われ、この街の危機を救った、その人こそ毛利衛であった〜
温泉から毛利さんが誕生したかのような文章に妄想が膨らむ。

レトロと言えば聞こえはいいが、古めかしいとも言える。
備え付けのシャンプーで頭を洗おうとボトルをプッシュするが何も出てこない、ならばと蓋を回して逆さまにするとしゃばしゃばの液体が出てくる。誰かのいたずらかと諦めて、ボディソープのボトルをプッシュするとまたしてもしゃばしゃばの液体、、、。
薄めてる!?
真相は分からないけれど、ほぼ水が出てくるのでお湯を長めに浴びることにした。

とにかく、サウナ。
まず、サウナ。
それでも、サウナ。

サウナ室は若干鼻につく臭いがあり、黒く変色したボロボロの木が物悲しい雰囲気を感じさせる。
水風呂の前には蛇口から繋がったホースがあり、園芸用のノズルが取り付けてある。
汗を流して水に浸かる。

露天スペースを横目にチェックしていたので向かうと、よもぎの湯なる、緑色した湯船があり、その横にはイスがあり休憩できるのだけど、ここがまたお世辞にもキレイとは言えない。
よもぎの緑なのかカビなのか、とにかくびっしりと緑色したモノが蔓延っている。
それでも座ってみるが落ち着かない、、、。

2階には食堂があり、また、古めかしい雰囲気が漂っている。料理は美味しそうだったけれどお休みだった。

今思えば毛利さんが宇宙に行ったのは何十年も昔の事なのだ。
できた当初は夢と希望の宇宙だったはずで、あの栄光の日々は遥か彼方に、今やスペースシャトルも廃棄物と化している。
スペースデブリが溜まった宇宙の湯もそろそろイーロンマスクに買い取ってもらう時期が来ているのかも知れない。

しかし個人的には日本人が宇宙に行く高揚感、を思い出す事ができたし、お客さんはたくさん来ていたので、地元の人たちにはずっと愛されてきた素敵な温泉に違いないと思った。

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決まりのない旅は続いていて、もう北海道行ってみるかってノリで北上を始めて、本州最北端の地、大間に到着した。
フェリーの時間までは時間があって、選択肢は、飯、カフェ、お風呂。これはどこでもほぼ一緒なのだけど、大間といえばマグロと誰もが声を揃えて言うけれど、あまりいい飲食店が見つからない、、、。

後で調べたら大間のマグロは一本釣りだから金額が高くなってしまうらしく、地元で食べられることはあまりない様なのだ。

カフェなんて洒落たものはない、ここは漁師の町だがや!と言われたわけでは無いけれどそんな気がして

やってきたのは「おおま温泉海峡保養センター」保養センターなんて旧時代的な名前をしているけどあなどるなかれ、こちらのサウナは超一級品です。

しかも本州最北端の称号を拝しているおまけ
つき。

浴室の扉を開けると広々と余裕のある作りで左側にシンプルは浴槽。右側にカラン。正面奥に、サウナそのすぐ隣に水風呂。
その前には寝転がれるダブルベットほどの木製のととのいスペースが2つ。

ははん、これはサウナ好きによる設計だな、サウナ、水風呂、休憩スペースがどれも数歩で移動出来るゴールデントライアングルを形成している。

ビート版状のサウナマットを持ってサウナ室に入る、右側にテレビあり。座席は2段になっていて2段目が130cmくらいの高めに作られている。2段目に座ると天井からの輻射熱を感じることが出来る。
この素晴らしい設計にうっとりしているとすぐに限界に達して水風呂へ。

この水風呂も超一級品。
とにかく水がまろやかで肌を包む様な抱擁感。数本歩いてととのいスペースへ。
膝を曲げて仰向けに倒れ込む、足元からぽかぽかと熱を感じる温泉の熱が床を漂っているのか、床暖房の様な暖かさがあり、次第に眠くなってくる。
簡単に夢の中へ誘われ、覚醒して3セット。

そのあとレストランで食べた。
「陸のマグロ」と呼ばれる大間牛のハンバーグがまた絶品。

レストランだけで来るお客さんもたくさんいて、ここの人気ぶりがうかがえる。

青森のサウナは奥が深い。こんな絶品のサウナがメディアに取り上げられることもなく、ひっそりとあるのだから!
本州最北端のサウナあなどるなかれ!

陸まぐろ(大間牛)のハンバーグ定食

大間と言えば、まぐろだけだと思ったら大間違い、陸まぐろがあるのだ!絶品です!

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