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Mazo Itoh

2022.08.23

1回目の訪問

サウナ飯

稚内を訪れた。理由?そこにドーミーインがあるから。日本最北のドーミーインをいつか訪れたかった。

9:00AM、旭川駅から特急宗谷に乗車。久しぶりの特急は乗り心地がよい。そりゃそーや(笑)。

ロシアから約60kmの稚内駅。ロシア好きとしてはたまらない街。入場曲はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と映画「ロッキー4」のBurning Heart〜Heart’s On Fire。

17:20、夕日の時間に合わせて10階天北の湯へ。


カラン6席の浴室、ドーミー弘前と同じ黒色の桶と椅子が歓迎。照明はドーミースタンダードの美しいライティング。

サ室は8名席、大好きなボナサウナ。TVなしが何より嬉しい。BGMはJ POPのオルゴール。程よい暗さのオレンジ色の照明がやすらぎの空間を満たす。

室内は極上の熱さ。初めて目にしたコムインターナショナル(株)の温度計は96度。ボナで96度!まるで常時ロウリュウ状態。

参考までに、サ室は混むとは無縁だった(笑)。

水風呂は冷鉱泉(温泉法で25度未満の温泉)。体感21.2度。季節変動の故に冷たさは不合格だが、濁りのある温泉に肌が歓喜する。

東側の宗谷岬に面した男湯露天スペースには背もたれ付きのベンチ2脚、ととのい椅子+オットマンが2脚。昇天するには十分すぎる環境。鈴虫の鳴き声を聞きながらととのう。

夕日を浴びる稚内の街並みと湾を隔てた宗谷岬が美しい。まるで北欧の風景。北国の空気感は万国共通。

しかし今日は風が強い。風速18m、露天入口のドアには「天候によっては露天風呂を閉鎖する場合があります」との看板。露天スペースを彩る木々の枝が折れて飛んでくるのではと警戒するほどの強風。天然扇風機のせいか3分で身体が肌寒さを感じ始める。厳しい自然を目の当たりにする。

稚内はもう秋の空気だった。


素晴らしき4セット後、部屋でビール片手にロシアについて考えた。
第二次世界大戦末期、サハリンには42万人の日本人が暮らしていたという。ユーラシア大陸を跨ぐロシアの隣国はフィンランドと日本であり、これら三国にはサウナが根付いている。ならば共に蒸されるのもよきことではないのか。サウナとボルシチが好きな身としてそう思う。

だが昨今ロシアはなぜ友好的ではないのか。いくら考えてもわっかんない。

おやじギャク連発のあまりのつまらなさに耐えかねたロシア軍からミサイルが発射されないうちに、今宵はこれでおやすみなさい。

残念ながらロシア語で「おやすみ」を何と言うかもわっかんない。
だがありがとうだけはわかる。スパシーバ、ドーミーイン稚内。

夜鳴きそば(大盛り)

稚内でも鳴く。

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  • サウナ温度 96℃
  • 水風呂温度 22℃
90

Mazo Itoh

2022.08.22

1回目の訪問

サウナ飯

白銀荘が夢だった。数多くの全国有名施設の中で、白銀荘だけは必ず行きたい場所だった。サウナー歴2年3ヶ月、ついにその日が訪れた。

9:00AM、旭川駅付近でレンタカー。白ナンバーと銀の車体だったため「白銀号」と命名。そして白銀荘への道は国道237号線。2=two→to、37→サウナ、即ち237号線→to sauna号線(バカですみません)。

白銀号で約52kmのサウナロードを南下する途中、白金の青い池で休憩。わーお。東山魁夷に描いてほしかった湖面の美しさ。

映画「007」オープニングのカーチェイスのようなヘアピンカーブ連続の山道を登り、11:00AM到着。

ここが憧れの白銀荘か。大雪山十勝岳の中腹、標高約1,100m。「サ道」や「サウナを愛でたい」で何度も見た光景の中に立つ。


まず温泉。硫酸塩泉かつ加熱加水なし、塩素なしの極上温泉。ここ数年乾燥肌のためこれは嬉しい。

サウナは7名席、メトスの古い温度計は88度。2021年に張り替えられたという天井のヒバ材が、窓から見える重厚な浴室が、そしてメトスのZIELから放たれる熱波が素敵な空間に仕上げている。

だが正直に言えば、一般的なサ室。セルフロウリュありの十二分に熱いサ室。しかし、お楽しみはこれから。

雪溶け水のかけ流し水風呂は極冷。マイ水温計が故障中で計測不可だが(涙)、体感は11.2度。46秒はゆったり浸かれる。これで谷地頭と板柳のシングル到来まで身体が待てる。

圧倒的な開放感の露天スペース。標高2,000m級の十勝岳連峰が絵に描いたように鎮座する。手を伸ばせばすぐに届く。

ヒャダインさんがヴィヒタ攻撃を受けたベンチでトド寝。十勝おろしの風を全身に浴び、心身が自由に。昨日札幌で受験した資格試験の疲れも、雨が多く気苦労が続いた家庭菜園の苛立ちも、全て癒された。

そしてどうしてもやりたかった岩の上での仁王立ち。


3時間5セットの旅。何より感動したのは十勝おろしの風だった。

いつものコカコーラゼロの後、サ飯①は売店で買ったカップラーメンと美瑛のセコマで買ったおにぎりを屋外で。山でカップ麺は富士山以来。

帰路、「白銀荘最高!サウナ最高!明日もサウナさ行こう!」と心中の雄叫びを上げながら下山。

旭川へ戻る車内はAMラジオで甲子園決勝。六甲おろしの影響か仙台育英が東北勢で初優勝して涙。青森県代表で甲子園1回戦敗退だった天国の父へすぐに知らせた。

今日8.22は高校野球史にとっても私のサウナ史にとっても歴史に残る1日だった。

ありがとう、青と白の白銀荘。おやすみ、オレンジ色の旭川。

馬場ホルモン

塩ホルモン、クラシック瓶

サ飯②。接客は微妙だが味は極上。結果的に①②ともにアキネクトさんを辿ってしまった(笑)。感謝。

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  • サウナ温度 88℃
  • 水風呂温度 11℃
92

Mazo Itoh

2022.08.15

26回目の訪問

サウナ飯

約1ヶ月ぶりに板柳町へ。「ふるさとセンター感謝デー」期間中とのことで、4冊目となる回数券(12枚つづりで3,500円)を購入すると「あぷりんタオル」を2枚いただいた。

11:00入湯。
駐車場はほぼ満車だったが男湯は空き空き。90度のストーンサウナ、25.2度の水風呂、そして静寂の外気浴スペース。いつものように閑散とした空間で快適に仕上がる。

外気浴中、ととのいの木を眺めながら今年のお盆に観たNHK番組ベスト3を決定した。

①フィンランド カラオケ物語
②銀河テレビ小説 まんが道
③ドキュメント72時間 歴代ベスト10スペシャル

③は放送開始の10年前からほぼ全て観ているが、ランクインした番組は全て名作。1位は僕と同じ「秋田 真冬の自販機の前で」。2015年3月の放映後、すぐに現地を訪れたことを思い出した。

②はまさかの再放送。中学生の頃、夢中になって観たドラマ。オープニング曲の長渕剛「HOLD YOUR LAST CHANCE」も最高。

そして①は2022年フィンランドの制作会社の番組。フィンランド人がカラオケに救われながら人生を生きる内容。そして何と、サウナ室や外気浴でカラオケを歌うシーンが。サウナ中にカラオケとは全くの驚きだった。

2001年、ヘルシンキのカラオケバーでBON JOVIのAlwaysを熱唱してフィンランドのカラオケ人気は体験済だが(笑)、これほどまでに人々の人生に深く入り込んでいるとは知らなかった。

フィンランドから日本への最大の輸出品がサウナだとすれば、その逆はカラオケなのだろう。

因みに上記3本はNHKプラスで配信中(本日現在)。


サウナ後は、仙台から帰省されたお気に入りサウナー、ほんまさんとサウナ飯。
初めてお会いするが初めての気がしないのは同郷のせいか、サウイキの力か、はてまた村上春樹愛か。

食後に再会を誓った後、先週の大雨で被災した岩木川沿いのりんご畑へ。いつもの散歩道から眺める風景は色を失っていた。わが家庭菜園も見事に水没してしまったが、これはその比ではない。

僕にできることは、板柳を訪れること。
回数券5冊目を買い求める日がくるよう、これからもふるセンを愛でる。

ざるそば(500円)

温泉併設のレストランと侮るなかれ。ここは何を食べても極上。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 25℃
77

Mazo Itoh

2022.08.07

2回目の訪問

サウナ飯

家庭菜園で忙しかったため久しぶりのサウナ。じゃがいもとたまねぎ(札幌黄)の収穫が無事に終わり、来年春まで食べ放題確定。疲れた身体をサウナに委ねるため、田んぼに囲まれたからんころん温泉へ。


15:40入湯。
まず温泉。pH8.7の低張性アルカリ性高温泉。計測値はあつ湯44.0度、ぬる湯42.1度。滑らかで肌によさそうな泉質が実に気持ちいい。サウナも好きだが温泉も大好き。

★サウナ室
遠赤外線ストーブ、温度計は83度。利用客は3〜8名。湿気があるため即汗。

★水風呂
マイ水温計で16.8度。なんと前回4月のサ活と同じ水温。これぞ地下水の成せる技、地球の恵み。8月でもこの冷水とは感謝しかない(その代わり冬期のシングルはないけど)。

★外気浴
露店スペースの扉を開けると緑一色の広大な田んぼと岩木山が迎えてくれる。まさに壮観、眺望系外気浴の最高峰。

ととのい椅子もデッキチェアもないが、寝れる巨大な岩が2つ、(大)と(中)。

1セット目は巨大な岩(大)でトド寝。まるでベーリング海の岩礁で休息するトドの気分。閉じた目を開けると雲間から青空が見える。約2,200km離れた地で休憩中のトドと同じ空で繋がっているのかと思う。

2〜3セット目は巨大な岩(大)も(中)も先客がいたため、ミニ神社の鳥居の前にタオルを敷き、折りたたみマイマットを枕にして寝る。うたた寝してしまい、目覚めると外気浴26分。わーお。

先週後半から朝晩はめっきり涼しくなった津軽。夕方のやさしいそよ風を全身に浴びながら、穂が垂れ始めた一面の田んぼを見渡す。

あと3ヶ月もすれば雪の便りが届くのだろうと想像する。


すんばらしい外気浴を満喫して休憩処へ。コカコーラ社の自販機に大好物のコカコーラゼロが販売されている。1本では足りなかったため2本目を購入して田んぼへ散歩。

暦では今日が立秋。夏の出口と秋の入口。マイ気象台はいつ宣言しようか。

NABERA 吾麺亭

熟成みそ(大盛り無料)

サウナ前めし。秒の男さん情報で知った8/21移転前に滑り込み。丼ぶりがなべ!スープも麺も野菜も最高。

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  • サウナ温度 83℃
  • 水風呂温度 16℃
85

Mazo Itoh

2022.07.23

1回目の訪問

本日は日本海に面したグランメール山海荘へ。サウナーとして初訪問。今回はJR五能線ではなく車で。

エントランスロードには美しいあじさい。あじさいは青森では7月に満開を迎える。

ヨーロッパ風のエレガントなロビーにあるフロントで日帰り温泉入浴料1,000円(フェイスタオル、バスタオル込み)を支払い、15:30入湯。浴室は和風と洋風、男女入れ替え制。今回の男湯は洋風。


☆温泉
ナトリウム・カルシウム塩化物塩泉、pH7.4。色がほんのり黒い。化石海水温泉と銘打つだけあり、唇に付着した湯は塩の味。これは肌によいだろう。

★サウナ室
2段20人サイズ。大きな石がこんもりのストーンサウナ。温度計は90度。

テレビなしがよい。
BGMはアコーディオンが主旋律を奏でるフランス映画のような音楽。スピーカーが古いせいか、AMラジオやLPレコードのようなレトロな音像。オレンジ色の照明と相性抜群。とても好みのサウナ室。

★水風呂
マイ水温計で26.2度。ぬる〜い。けど気持ちよき。
参考までにカランの水を計測するとほぼ同じ温度。おそらく水道水か。とすれば、冬季には何度まで下がるのだろう。

★外気浴
この施設の最大の魅力は日本海を見渡す露天スペース。眼前の広大な日本海を眺めがら、椅子がないためマイマットを敷いてととのう。

540km海の向こうにはユーラシア大陸があり、ロシアがある。
このご時世、声を大にしては言えないが、声を小さくして言おう。「ワタシハ ロシアガダイスキデス」と。

ロッキー4、007、MOSCOW MUSIC PEACE FESTIVAL、ビリー・ジョエルのLeningrad、チャイコフスキー、ボルシチ、ピロシキ、イコン、デザイン、文学、歴史など、これまで多大な影響を受けて生きてきた。

その国が距離的に東京よりも近い場所にある。
悲しい世界情勢の今、これまで出会った多くのロシアの方々を思い出す。

穏やかに打ち寄せる波を眺めながらの外気浴は私を別の世界へ誘う。
水風呂で冷やしきれなかった身体を海風がやさしく冷やしてくれる。


退館後、鯵ヶ沢駅前にある最強ローカルスーパー「パル」で買い物。

帰宅後、サ飯のアテとしてキエフ風カツレツに初挑戦。
畑で収穫したディルとバターを鶏のむね肉に挟み、パン粉で揚げる。冷蔵庫の卵が切れていたことが失敗の始まり。バターを肉でうまく包むことができずに大失敗。本来なら、衣の中でバターがジュワっととろけるはずなのに。

それでも味はまずまず。ロシア料理の道は長い。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 26℃
83

Mazo Itoh

2022.07.19

2回目の訪問

サウナ飯

お正月の1月2日ぶりのまちなか温泉。あのものすごい雪の日から半年が過ぎ、2022年は夏の盛り。年末まであと5ヶ月、か。

蒸したサ室は大好物だが蒸し蒸しの夏が苦手な身、小雨を繰り返す22度の空気の中、青森市中心部へ。

今回はサウイキでいつもお世話になっている温泉登山トラベラーさんとご一緒(もちろん浴室は別々)。

カラカラ系92度の遠赤外線ストーブと24.2度の水風呂。外気浴スペースに潤沢のととのい椅子は平日の早い時間のせいかほぼ空席。未体験のうちわ熱波は今回も時間が合わず断念。それにしてもロウリュなしの遠赤で扇がれるのはどんな世界なのだろう。いつも気になる。

サウナを終え、1階のレストランで生ビールと夜ごはん。
長旅の疲れを感じさせない彼女は旅の思い出を語り、ふむふむと相槌を繰り返す。同じ旅人同士、話が合わないはずがない。

退館後、最後の長距離バスに乗るトラベラーさんをバス乗り場まで案内しながら、爆笑トークが止まらない(笑)。次回はぜひごゆっくりと。

豚肉ともやし炒め定食

熱々の鉄板料理が充実しすぎるレストラン。

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  • サウナ温度 92℃
  • 水風呂温度 24℃
87

Mazo Itoh

2022.07.17

25回目の訪問

サウナ飯

約1ヶ月ぶりの板柳へ。朝から小雨が降る涼しい夏の日。

屋根の塗装のため足場に囲まれている青柳館。温泉だけに、きれいさっぱりした外観を見る日が来るのが楽しみ。

敷地内に街路灯更新工事の看板を発見した。LEDにするらしい。大の苦手な白色ではなく、従来のオレンジ色のままであることを切に願う(照明の色の願いはいつも叶わない。涙)。

11:40入湯。3連休の中日にもかかわらず閑散としている。


★サウナ室
いつもは93度だが今日は4セットとも90度。ロッキーは夏バテなのだろうか。

ロッキーと言えば、わが最愛の映画のひとつ「ロッキー4」の未公開シーンを追加した新作「ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV」が8/19から上映されることを先日知った。青森県では上映されないため、最寄りの上映劇場がある盛岡まで密航しなければならない。

今日のBGMはUSEN H-19「ファンシー・オルゴール」。2セット目に何とエンヤのOrinoco Flowが登場。

信じられない。まさかサ室でアイルランドの歌姫とは。エンヤとの数々の思い出が蒸気となって現れる。

★水風呂
水道水のため夏場は20度を超えることは重々承知。計測すると20.6度。

だが蛇口から大放流のため体感は19.2度。冬場のシングルでは絶対無理な1分の水風呂タイムが大変気持ちよき。

★外気浴
いつの間にか雨が上がっている。ミルク色の空にととのいの木。葉の緑が美しい。

小鳥のさえずりを聞きながら、ととのい椅子で休憩。最大20分。


4セット2時間後、館内レストラン「Ringo Work」へ。通ううちに顔見知りになったお店のおねーさんも元気そうで何より。

オーダーはえび焼きそば。ぷりっぷりのえびとこんもり野菜、そして太めの麺が食欲を刺激する。

上野の「北欧」にはカレーがあり、米子の「ラピスパ」にはナポリタンがある。

そして板柳の「ふるさと温泉」にはえび焼きそばがある。

いつの日か、ぜひ濡れ頭巾ちゃんにもご賞味いただきたい。

えびやきそば(小)600円+ライス100円

今日はライス付きの大阪スタイルで。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 20℃
83

Mazo Itoh

2022.07.11

4回目の訪問

歩いてサウナ

湯元 花の湯

[ 北海道 ]

おはよう函館。
10階の部屋のカーテンを開けると一面の青空。今日もいい外気浴ができそう。

函まる寿司で60分食べ放題の後、13:30入湯。
入口の扉には「&サウナ」のステッカー。そう言えば5月頃に撮影されていたことを思い出した。瞳さん、一度お目にかかりたい。

男女週替わりの浴室、今日の男湯は西洋庭園側。サウナも庭園も西洋側が好きな身としてはラッキーピエロ。日本庭園側にある野外サウナ小屋初体験は次回訪れる理由に。

内湯の39〜41度の低温風呂。窓から入り込む風とぬるめの源泉が気持ちよい。永遠に浸かっていれそうな湯温。だが永遠に浸かれるわけもないのでサウナへ。

★サウナ室
広々とした5段タワー型。遠赤の熱波が容赦なく吹き荒れる95度。熱い。破壊力抜群。

★水風呂
冷たい。昨日の谷地頭温泉より冷たく感じる。マイ水温計は18.8度だが、バイブラの影響か体感は17.2度。7月中旬でこの冷たさは十分。

★外気浴
日陰のととのい椅子で休憩。

風が、ああ風が、横津岳から吹き降ろされる乾いた風がめっちゃ気持ちいい!

一体この風は何なのだ。巨大な送風機など見当たらず、そして夏祭りのような大きなうちわで扇ぐ方もいない。

ただ乾いた風が吹いているだけ。

緑美しいコニファーの木々が立ち並び、ラベンダーが咲き乱れ、庭園の壁は鮮やかな原色の青にきれいに塗られ、青空には白い雲が浮かぶ。

全くの心地よさにまるで銅像のように椅子から微動だにできない。

周囲を見渡すと、6名ほどの紳士が椅子でデッキチェアで露店風呂で身動きをせず、ただただ宙を眺めている。

お互い言葉を交わすことはないが「この風は最高だ」と皆で共有していたはずだ。

露店スペースに沸いている「横津岳の湧き水」で乾いた喉をうるおしながら、ひたすら外気浴を繰り返す。

ここは天国。
花の湯に風が吹く。


退館後に乗った函館バスはなんと花の湯のラッピング。右面がハンガリー国旗のソルトピット、左面がわがフィンランド国旗のロウリュサウナ。まるで送迎バスのようなデザイン。もちろん有料(笑)。

思いがけずフィンランド国旗を目にして、初めてヘルシンキに滞在したとき、次の目的地ストックホルムへの移動はバルト海を航行するフェリーだったことを思い出した。

そしてこれから僕はフェリーで津軽海峡を渡る。

谷地頭温泉の青と白のデザインの看板といい、花の湯のサウナ愛といい、フェリー、朝市、Hで始まる街、函館は日本のヘルシンキと呼びたいと思った(呼んでしまう?)。

Kiitos、花の湯さん。また来ます。

歩いた距離 2.6km

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  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 18℃
99

Mazo Itoh

2022.07.10

7回目の訪問

歩いてサウナ

谷地頭温泉

[ 北海道 ]

路面電車をひとつ手前の青柳町で下車し、谷地頭へ続くゆるやかな坂道を下っていく。この静けさ、佇まい、いつ訪れてもこころに響く風景。

3月以来の谷地頭温泉。
雪に覆われていた山肌は、深い緑で輝いている。数えると今年5回目。定期的に通わずにはいられないお気に入りのラーメン屋のように、再び世界遺産級の巨大な浴室に足を踏み入れた。

日曜日、14:50。
週末の午後のひととき。若者も高齢者も茶褐色の湯船で気持ちよさそうにくつろいでいる。

★サウナ室
定員8名のサ室はほぼ満席。90度の遠赤外線ストーブだがブラジルの熱帯雨林のような湿度があるため、瞬時に大量の汗が全身を覆い尽くす。

実に気持ちがよい。やはりここは最高。

音楽は控えめな音量でJポップのオルゴール。
今日のセットリストの中で最もこころを鷲掴みにされたのはテレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」。

♪だからお願い そばに置いてね
 今はあなたしか愛せない

感情を揺さぶられる完璧なメロディを耳にして思わず拳を握りながら蒸される。昭和歌謡も最高。

★水風呂
谷地頭温泉の代名詞とも言える冬季のシングルはすでに去り、マイ水温計は16.8度。十分に冷えた水道水にゆっくり浸かる。

お気に入りの従業員Sさんも元気そうに働いている(やはり日高晤郎に似ていてカッコよい)。

今日は水風呂の水の入れ替え作業に立ち会う。水をある程度まで抜き、普段は外されている水道の蛇口のハンドルを取り付け、ホースを外し、水量を最大にして冷水を勢いよく流し込む。まさに激流(長渕剛)。

尋ねてみると「1日に何回か入れ替えているんだよ。少しでも清潔さを保ちたいからね」とのこと。

そして新鮮な水風呂に飛び込む。
実際、温度はあまり変わらないが、Kさんのハードワークの分だけ気持ちがよい。

名施設に名湯守あり。

★外気浴
まずはととのい椅子に座り、やわらかな海風に吹かれる。

そして内湯へ移動し、勝手に「王様の椅子」と呼ぶ仏ゴーフレックス社のデッキチェアに座る。ダメだ、一度座ると起き上がることができない。

 王様の耳はロバの耳
 王様の椅子は昼寝の椅子

30分うたた寝し、テレサ・テンの夢を見る。


4セット、3時間の旅。
館内はエアコンが稼働していなかったため(窓は十分に開けられていた)、館内で買ったコカコーラゼロを屋外で飲む。

やはりサウナ後のコカコーラゼロは格別。

意外と蒸し暑い7月中旬の函館(最高気温27.0度)。日中の汗とここ数ヶ月の疲れを谷地頭の湯がきれいに洗い流してくれた。

歩いた距離 0.7km

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 17℃
82

Mazo Itoh

2022.06.26

23回目の訪問

サウナ飯

連泊2日目。朝サウナ2セット後、夕方まで部屋で試験勉強。昨年不合格だった資格試験、8月受験の札幌に向けて最後の追い込み。

くもり空の夕方、「青森県おでかけキャンペーン」のクーポン消化試合を兼ねて輸入食品店「やまや」へ。お目当ては、2ヶ月前に食べてパスタの概念が覆ったほど美味だったリングイネのパスタ。

偶然にも北海道フェア開催中、なんと大好きなセイコーマートのアルコールが。早速、ギネスと共に購入。今夜は北海道vsアイルランドの東西エメラルド対決に決定。個人的にアイルランド初上陸は20年以上前の今週末だったため、記念日を兼ねて。

ドーミーに戻り、快適すぎる館内着に着替え、10階岩木桜の湯へいざ出陣。


★サウナ室
先月の94度を超える95.5度。2日連続この高温とは、これが標準装備になったのだろう。

最近、1セット目は熱さを感じやすく、4分程度で離脱することが多い。年のせいか、季節のせいか、サ室コンディションのせいか。

テレビは珍しくNHK。ドーミーイン弘前では夜はテレビ朝日系、朝はNHKが固定相場。今夜はドミニスタのチャンネル変え忘れか、それとも意図なのか。

どちらにしろ、イギリスも日本も国営放送派なので嬉しい限り。

番組は東北地方のニュース。
明日の予想最高気温は、青森28度、秋田24度、盛岡24度、山形28度、仙台34度、福島34度。南東北は季節外れの極暑。

仙台と福島のみならず、全国のお気に入りサウナーさんを案じてしまうのは、サウイキ生活が長くなった故か。

★水風呂
16.2度。真夏の直射日光が照りつける屋外から冷房全開のスーパーマーケットに入店したときのような爽快感。たまらん。

★外気浴
雨を浴びながらオットマン付きの椅子でととのう。岩木山はかくれんぼう中。誰でも時には隠れることが必要だ。


2時間、5セットの旅を終え、休憩処のチョコバーとモナカを経て、部屋に戻って乾いた喉を潤す。

まずは缶ギネスで乾杯。泥のような苦さがたまらなくおいしい。もちろん、アイリッシュパブで飲むパイントには完敗。

因みに、アイルランドでは医者が妊婦に薦めるほど鉄分が豊富らしい。

リクエストはTHIN LIZZYのEmerald。

ダブリン、定年したら1ヶ月くらい滞在したいと思っている。
そして津軽は日本のアイルランドだと12年前から勝手に思っている。

夜鳴きそば(麺ヌキ)

今年6月から全国提供。湯豆腐2丁、具はそばと同じ。とてもおいしい。ラーメンスープで湯豆腐、最高。

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  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 14℃
87

Mazo Itoh

2022.06.25

22回目の訪問

サウナ飯

「物は乏しいが 空は青く
 雪は白く 林檎は赤く 
 女たちは美しい國
 それが津軽だ

 私の日はそこで過ごされ 
 私の夢はそこで育まれた」

 昭和49年9月 石坂洋次郎(弘前市出身の作家。りんご公園文学碑より)


「ロウリュはないが サウナは熱く 
 水風呂は冷たく 露天は広く 
 岩木山は美しい宿 
 それがドーミーイン弘前だ

 私のサ活はそこで過ごされ 
 私のネタはそこで育まれた」

 令和4年6月 Mazo Itoh(笑)

夜鳴きそば(大盛り)

2022年6月から始まった「大盛り」を初試食。どんぶりの大きさにこだわりが見える。うまい。

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  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 16℃
76

Mazo Itoh

2022.06.19

2回目の訪問

サウナ飯

エルムの湯

[ 青森県 ]

映画「TOP GUN MAVERICK」の2回目を観るためDanger Zoneを聴きながらハイウェイへ(津軽自動車道ですが)。あの名作を劇場の大画面でもう一度観たかった。

田んぼの緑が彩る津軽平野を貫く無料高速道路でマーベリックごっこ(©️aavenueさん)。

シネマヴィレッジ8・イオン柏。男子トイレの壁にはトム・クルーズ来日を報じるスポーツ紙のコピーが貼られている。気の利いたサ室のポスターのように意気込みを感じる。

前作を復習してからの2回目。台詞の言い回しや場面の逆転など、至る所に新発見のフック満載。let goや教官の登場シーンは前作のオマージュだったのか。

感情極まりない物語で再び涙腺崩壊の後、パンフレットを購入してから塩分補給のためエルムの湯の塩サウナへ。


16:10入湯。
まず遠赤外線ストーブサウナ。爆風が強烈に熱い。温度計94度。40.8度の白湯に十分に熱された身体とはいえ、4分で戦線離脱。F-18のアフターバーナーはどれ程の熱量なのだろうと想像してみる。

それにしても、サ室の照明器具が蛍光灯なのはいつ来ても落ち着かない。サ室にはオレンジ灯がよく似合う。

こちらの水風呂は全く冷たくないことで有名。マイ温度計で26.4度。外気温より温かい。承知済みのためかけ水用の壺に貯められた19.0度の地下水を浴びる。それでも火照りは冷めない。

外気浴。
イタリア製のととのい椅子に腰掛けて外気を浴びる。10分が経過しても身体の汗は流れ続ける。新しい汗また汗。いつもは肌がすっかり乾いている頃なのだが。

気温22.9度、湿度88%の季節外れの湿気の仕業なのか。

ふと頭上を見上げると、浴室の空気を排出する換気口の真下にいることがわかった。なるほど。屋外でも内湯の湯けむりを浴びていた。まさに危険区域。

場所を変え、涼しい風で身体を冷ます。

続いて塩サウナ。40度でいい感じ。テレビのない静かな室内でマーヴェリックの物語を振り返る。

過去と現在と未来は同じ回路で繋がっている。もし河合隼雄が存命なら素晴らしい論評を書き、村上春樹は大きく頷くのだろう。雪解けは雪原でこそ発生し、それは蒸気と雨となって大海に注ぐだろう、と。


サウナ後の休憩所。残念ながらコカコーラゼロがないため、選択したのはセブンティーンアイス。

そんなわけで、蒸す・クルーズとアイスマンになった日曜日の午後だった。

じょっぱり食堂

唐揚げカレー(800円)

映画前めし。It's time to fry (fly)。

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  • サウナ温度 40℃,94℃
  • 水風呂温度 26℃
81

Mazo Itoh

2022.06.11

24回目の訪問

サウナ前に家庭菜園でひと汗。カッコウの鳴き声を聞きながら野菜の畝の草取り2時間。畑では芍薬の花が咲き乱れ、昨年秋に植えたジャンボニンニクの芽が出てきた。収穫は来週か。ニンニクの芽で豚キムチを作るのが毎年の楽しみ。

となりの畑のおじさんからミズの収穫に誘われた。小高い山の斜面に大量のミズが自生している。今夜のサ飯のアテはミズの炒めものに決定。因みに検索すると青森県はミズの生産量全国1位とのこと。自然の恵みは山菜も4.0度のミズ風呂も同義語。

農作業の汗を流し、新たな汗をかくためふるさと温泉へ。15:10入湯。


★サウナ室
いつもは温度計93度だが今日は90度。しかしいつも以上に熱い。とても熱い。あつ湯後の1ラウンドは5分でノックアウト。

2ラウンド以降は92度まで上がるが体感温度は下がり、8分の蒸しタイム。不思議だ。きっと温度計では計測できない湿度の影響なのだろう。そう言えば、3ラウンドの外気浴で浴室の窓が少し開けられているのに気がついた。

サ室は温度のみならず湿度にあり。
微妙な湿度の変化に正直に反応するストーンサウナ。こんな素直な人間になりたいと思う。

サ室に流れるオーケストラ音楽の音量は普段より小さい。これくらいが快適。

★水風呂
マイ水温計14.4度。
7月に向けて水温が20度代に上昇するため、貴重な14度代。ありがたき冷水で温度のジェットコースターに乗車。

★外気浴
幸運にも4ラウンド全て脱衣所側のととのい椅子。壁に頭を預けることができるポールポジション。ととのいのギアが加速する。

暑くもなく寒くもない6月の午後の津軽。北国の爽やかな空気に包まれて休憩10分。隣りの公園で遊ぶ子どもたちの笑い声がかすかに聞こえる。


2時間の旅を終えて休憩所で陸奥新報を読む。津軽のメロンが初競りとのこと。もうそんな季節かと思う。

収穫も水風呂も、自然の営みが途切れることなく続いていることが何より嬉しい。

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  • サウナ温度 92℃
  • 水風呂温度 14℃
81

Mazo Itoh

2022.06.06

1回目の訪問

サウナ飯

サウナ前にイオンシネマ弘前で映画「TOP GUN MAVERICK」を観た。期待を凌駕しまくるトム・クルーズの新たな最高傑作。若者の成長と老いの受容、時間軸のタペストリーが紡ぐ友情の物語。人生とは何か。号泣しすぎて終演後しばらく席を立てなかった。

1986年の前作のサントラはわが人生のサウンドトラック。アメリカ軍三沢基地の航空祭の帰りに買ったこと、高速道路を走行するときは決まってDanger Zoneを聴くこと、引越の荷物に入れておらず引越先で新たにCDを買ったこと2度。

アメリカン・ロックの教科書、古典中の古典。一番好きな曲はビーチバレーのシーンで流れるPlaying With The Boys。青春、躍動感、カリフォルニアの夕陽。

映画の後、隣りのさくら野百貨店4階にある岩木天望の湯へ初ロックオン。大空の下、蒸す・クルーズするため。


★サウナ室
ダブルストーンストーブ。椅子3段、20人以上収容の広いサ室。4/22にリニューアルされた青森ひばの木材が美しい。

温度計は90度。発汗には十分だが、F-14のジェットエンジン級の熱さには少々物足りない(当然だ)。

何より特徴的なのは床に寝サウナスペースが3人分あること。黄色のサウナマットがシーツ代わり、木製の枕付き。床にあるため温度は高くないが、時間をかけて蒸されるにはとてもよい。うん、とてもよい。

ただテレビの大きな音量がこころの声を遮るのが難点。

ビーチバレーせずとも大量の汗。同室のお客さまに若者はおらず。
Playing with the old boys。

★水風呂
4人サイズ、マイ水温計24.1度。

★外気浴
4階のオープンエアから弘前市街と岩木山を見渡す。まさに天望の湯。カリフォルニアの夕陽とは程遠いくもり空だったが、津軽平野の大空を堪能。

デッキチェア3脚、椅子1脚、寝転び可能な広いベンチ2脚。デッキチェアに身を預けて空を眺める。

上空にF-14を探すがここはインド洋上ではない。ただ今朝、国道7号線で自衛隊の戦車とすれ違ったことを思い出した。

外気浴が最高なため、サ室と水風呂の温度が好みに近づけば通いたくなる施設になるだろう。


自宅でのサ飯のアテはさくら野百貨店にオープンした青森初出店「炎」の中札内白ザンギ。札幌旅で必ず買い求めるあの味が何と弘前で。マッハ10の喜び。

しかし、ニュースではBON JOVIの元ベーシスト、アレック・ジョン・サッチの訃報。今夜はTOP GUNナイトの予定だったがBJナイトに変更。

RIP、Iceman and Alec。

ビッグボーイ 弘前店

ランチ+サラダバー

気がつけば昼めしもboyだった。

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  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 24℃
87

Mazo Itoh

2022.05.28

23回目の訪問

サウナ飯

行ってきましたよ、ジャンボ鶴田を生んでいないがジャンボな町、青森県北津軽郡鶴田町。

デカ盛り的な「ジャンボな食べ物シリーズ」で知られ、ジャンボ焼鳥、びっくりパン、特大ラーメン(麺5玉分)などが有名な町。

くもりと雨の午後、車で鶴田町へ。入城曲はジャンボ鶴田の入場テーマ曲「J」。4/30放送のNHK FM「今日は一日“プロレス格闘技入場曲”三昧」で気に入り、即ダウンロードしていた。

所用の後、びっくりパンを求めて道の駅つるたへ。

凄い、凄すぎる。巨大なパンがずらりと並んでいる。
びっくりアンパン、びっくりピザパン、びっくり焼きそばパン、びっくりシュークリーム・・・。

どう考えても3人サイズのジャンボパンが20種類以上。肌寒い雨の中でも客足が絶えず、ガンガン売れていく。思わず私もサ飯用に1個購入。

さてサウナ。
向かった先は隣り町の板柳町ふるさとセンター(鶴田町のサウナでないやん!)。

鶴田町のサウナ施設は3軒とも外気浴がないため断念。今日は新規開拓よりセカンドホームの安定を選択。


15:00入湯。
全15個のカランがほぼ満席。いつもの閑散とした午前とは異なる様相。

極上のあつ湯と洗体後にサ室へ。
温度計93度。抜群の安定感。音楽はUSEN H-12のストリングス・オーケストラ。優雅で繊細なマイナーキーのメロディに身を委ねて蒸される。外の小雨と呼応するゆるやかなリズムが心地よい。

4セット。浴室の混雑が嘘のようにまるで貸切、ソロ率96%。

水風呂は13.6度。今日もありがとう、愛川欽也さん(©QT82さん)。

外気浴。
雨の夕方、くもり空とケヤキの木を眺める。枝の先端ではまだ小指ほどの新緑の葉が雨に濡れている。きっと次回会う頃には大きく成長しているのだろう。水は命を育む。大切なことは自然が教えてくれる。


サウナ後、休憩処で自販機を確認するが先週と同様コカコーラゼロがない。どうにかして復活させたい。

帰宅後のサ飯はびっくりビーフメンチカツバーガー。ジャンボすぎるため残り半分は明日に。

鶴田町にジャンボなストーンとジャンボな外気浴スペースのサウナがあればと願う。


追伸:
前回のサ活投稿後に画像を追加しようとしたが「現在メンテナンス中です。復旧までもうしばらくお待ちください」との表示。これは共立メンテナンスを好きすぎる仕打ちか?と思いつつも(笑)、サウイキに問い合わせた結果、「調査の結果、不具合が判明し、修正版のリリースまで1週間ほどお時間をいただけますでしょうか」とのこと。ご対応に感謝。自作ヴィヒタ画像は今回投稿です。

道の駅つるた 鶴の里あるじゃ

びっくりビーフメンチカツバーガー(530円)

キミは食べきれるか?

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  • サウナ温度 93℃
  • 水風呂温度 13℃
85

Mazo Itoh

2022.05.21

22回目の訪問

サウナ飯

5月下旬の青森県津軽地方、広大な田んぼでは田植え前の水張り最盛期。3年前のこの時期、伊丹空港へ向う機内から津軽平野を見下ろすと幾千もの湖が現れ、まるでフィンランドの風景だったことを思い出した。ああ、津軽の田んぼがすべて水風呂なら素敵なのに。

そんなことを考えながら、カーステレオ大音量のENUFF Z’NUFFに包まれて板柳へ。


10:50入湯。いつものように浴室は閑散としている。1セットまで男湯完全貸切。2時間のサウナ旅の間の最大入浴客数は4名。

青森県北津軽郡板柳町、人口13,332,人。静寂の中で極上のサウナを味わえる理想郷。

サウナ室の扉には新しいポスターが貼られていた。「ふるさと温泉サウナルール」と題され、
・当館は電気式サウナ 水かけ厳禁
・同時入室3人まで
とある。

なかなかよいデザインで好感を持てる。だがロウリュ不可のサウナストーブに水をかける方がいるとは即レッドカードだろう。

水風呂はマイ水温計12.9度。土曜日だがキンキン。
昨年の計測値は5/22 15.2度、6/19 17.8度。16度を越えてくるこの季節、まだ愛川欽也で幸運だった(©QT82さん)。

外気浴。
晴れ、気温25.1度、湿度29%。ととのいの木がパステルグリーンに輝いている。そよ風がとても心地よい。

「外気浴 ああ外気浴 外気浴」
こんな一句しか出ないほど最強の静寂外気浴。


4セット後、いつものように湯上がり処の自販機でコカコーラゼロを買おうとすると、「あれ、ない」。なんとコカコーラゼロがない!大大大好きなコカコーラゼロがなーい!

悲しかった。とても悲しかった。体内DJの選曲は「悲しい色やね」。
個人的にふるセンの魅力のひとつは館内でコカコーラゼロが販売されていることだった。

仕方ないと諦め、別のドリンクを買い求めて陸奥新報、そして館内レストランでいつものランチ。


サウナ後は家庭菜園。
たまねぎ高騰のため栽培量を増やした札幌黄は強風に負けず成長している。収穫は7月下旬、北海道より2週間早い。

そして先日いただいた白樺の枝でヴィヒタ作り。初めてだった昨年は葉の量が足りずに失敗したが、今年は十分な量を確保して乾燥させてから製作。少しはまともなヴィヒタになった。部屋の壁に飾る北欧インテリア。フィンランド万歳。

そんなわけで、板柳とフィンランド日和の晴れた土曜日だった。

えびやきそば(小)600円

やっぱ好きやねん。

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  • サウナ温度 93℃
  • 水風呂温度 13℃
83

Mazo Itoh

2022.05.15

21回目の訪問

サウナ飯

先日、「Have a nice ドーミーイン」という本を読んだ(ニャロみかんさんに感謝)。ドーミーを選択する理由、代表的な施設の紹介、共立メンテナンス社員インタビューという内容。ドーミー愛溢れる熱量に敬服。

その中で、1990年代にドーミーの魅力が拡散されたのは「旅の窓口」(現楽天トラベル)での大阪のドーミーインの口コミが契機だったというエピソードがオモロかった。旅の窓口、懐かしすぎる。スナフキン・・・。

他にも、広島ANNEXではカープ推しとして浴室の椅子は赤で統一されているなど新発見満載。スタッフや宿泊客の声をある程度自由に具現化されているのがドーミーの魅力のひとつだと納得。

背表紙のスウェーデン国旗風デザインもhave a nice design。


そして1ヶ月ぶりのドーミーイン弘前。たかが1ヶ月でも進化と遊びのワンダーランドは様々な変化を遂げていた。今回気付いた変更点は4つ。

①ウェルカムコーヒーのカップ変更
ここ数年はコカコーラの赤カップ→ドーミーロゴ入りのカップだったが、今回は「SCANDINAVIAN PATTERN COLLECTION」の茶色カップ。コペンハーゲンのニューハウンやベルゲンの港のような街並みのデザイン。北欧最高。

②アメニティのセルフサービス
客室置きを止め、1階ロビーの専用ブースで配布。

③サウナ室にヒノキの香り導入
テレビの下の壁にヒノキが入った袋が初お目見え。忍者巻きのせいか、残念ながら効果は実感できず。

④湯上がりアイスの陳列
これまでは数種類のアイスがごちゃ混ぜに。今回は種類別に整然と置かれ、POP付き。これはよい。実はいつも好物のチョコバーとモナカを探すのにひと苦労していた。そしてサウナ後に食べようと覗くと、チョコバーとモナカの在庫切れも一目瞭然だった(涙)。

さてサウナ。
サ室95度、水風呂13.8度。4月からどちらも2度ばかり魅力を増したこの温度はデフォルトになったのだろう。発汗量も締まり具合も身体が正直に反応する。

18:30、外気浴。
岩木山の背後へ雲を引き連れて沈みゆく夕陽。やわらかなオレンジ色が優美な裾野を照らし出す。何度見てもこの風景は別格。

露天の庭園にはピンクとオレンジの絵の具を混ぜたような色のツツジが咲き誇る。ツツジは春の季語。


そんなわけで1ヶ月後でも最早同じホテルではない弘前ドーミー。日曜夜でも夜鳴きそばを味わう方々がいて嬉しい。私が存命の間は営業を続け、進化の姿を見せ続けてほしい。

ドーミーイン弘前がある限り、わが人生は「ハッピーでナウな日々」(by 吉幾三)。

中みそ

みそラーメン(中)

みそラーメンの理想型。

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  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 14℃
85

Mazo Itoh

2022.05.01

1回目の訪問

サウナ飯

ドーミーイン大好き人間だが、大阪の定宿はアパホテル天満。理由?大阪時代の自宅から最寄りのホテルだから、そして大浴場があるから。

これまで30泊以上は滞在しているがサウナは未体験だった。3泊目の朝、初体験の時は訪れた。

2階にある大浴場「玄要の湯」。内湯と露天風呂、カランは8個のお風呂。

サウナ室は1段4人サイズでかわいらしい。熱源はストーン、メトスの温度計は94度。想像よりも熱々で発汗力は申し分ない。6分で退室。

水風呂はサ室のすぐ隣り。1人サイズ。蛇口はカランのようなタイプで、押している間だけ水が出る仕組み。そのため水の循環もオーバーフローもない。清潔さには程遠いか。マイ水温計で26.2度。

ここの大浴場の魅力は露天風呂にある。壁があるためフル露天ではないが、壁の上部30cm程度の空間から外気が吹き込む。ホテルの隣りを通過するJR環状線の電車の音も聞こえる。火照った身体がゆっくりと風に吹かれる。とても落ち着く大好きな場所。


大阪には魅力的なサウナ施設やサウナ付きホテルが数多くあるため、サウナ目的で宿泊するのは敬遠した方がよいのかもしれない。だが、天満を満喫して千鳥足で宿泊するには最適のロケーション。朝の大川沿いの散歩もベリーグッド。セブンイレブンは徒歩2分、イングランド風の名店カフェ「ハンプトン・コート」もすぐ近く。

個人的にはおすすめのホテル。


ボンバルディアDHC8-Q400のプロペラ機で離阪。
大阪、まいどおおきに。やっぱ好きやねん。また年内に。

朝食(1,400円)

朝に食べるインドカレーとナン。サラダもサイドメニューも和食も充実。

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  • サウナ温度 94℃
  • 水風呂温度 26.2℃
107

Mazo Itoh

2022.04.30

1回目の訪問

サウナ飯

生まれて初めての外気浴はなにわの湯だった。約16年前の出来事。当時はちゃりでよく通っていた。サウナはなし、温泉に浸かった後に露天スペースに寝転んで気持ちいいと感じた。合法的に屋外で全裸でくつろぐ素晴らしさを知った。

あれから長い年月が経ち、いつの間にかサウナーになってからの初訪問。最後の訪問から7年が経っていた。

本日の大阪は快晴中の快晴、14時の気温21.2度、湿度29%。Mazo気象台は外気浴最高警報を発令。4/21にリノベーションされイズネスとオートロウリュが新装されたばかり。期待しかない。


14:30入館。懐かしいエレベーターと8階のロビー。照度も清潔さも変わっていない。きざみそばがうまかったことを思い出す。

★サウナ室
扉を開けると正面にテレビ、その左右に巨大なイズネスと座面。5段 x 4席 x 左右 = 40人の定員。9割程度の賑わい。ダブルイズネスが神殿のように鎮座する光景は荘厳すぎる。

30分毎のオートロウリュを待たずともめちゃんこ熱い。温度計は84度だが温度以上にサバンナ状態。大阪のおばちゃんが好きなヒョウ柄が似合いそうな灼熱のアフリカ大陸。世界で一番暑い夏。Hold me tight darling・・・。

★水風呂
15.2度。マグマのように勢いよく吹き出すバイブラそしてオーバーフロー。大阪は人情は熱く水風呂は冷たい。

★外気浴
ここがわが外気浴人生の原点。サウナー視点で確認すると、ととのい椅子10脚、フルフラットチェア6脚、畳寝転びスペース12人分。

外気浴パラダイス、最強の露天スペース、都心オープンエアの終着駅。

HPでは寝転びスペースは「トドスペース」と命名されている。

なんと大阪でトド?

わては叫んだ。
青森にはトド湯があるねん!トド寝スペースはないがトド漁で疲れた漁夫を癒したトド湯があるねん!そしてわては津軽のおっちゃんやがトド湯で修行した身、なにわでもとどのうねんー!

想定外に大阪の青空の下でとどのう。上空を飛行機が横切る。実はここは伊丹空港に着陸する航空機のルート上にあり、約9km先に降下する航空機が面白いように見上げることができる。翼の下にペイントされた機体番号を目視できるほど間近。10分の外気浴で4機は通過する。ボンバルディアも787も見放題。

とどのいは空の上に。
Fly with me darling・・・。


サウナx5、内湯+露天風呂+外気浴 = countless。淀川の向こうへ沈みゆく夕陽が眩しい。

夕暮れ時は肌寒い4月下旬の大阪。通い慣れた道を歩きながら、天満の酒場へ向かった。

天満 酒蔵

野沢菜こんぶ、にんにく唐揚げ

大阪で一番好きな場所のひとつ。うちの畑で収穫後のレシピの参考に。

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  • サウナ温度 84℃
  • 水風呂温度 15.2℃
127

Mazo Itoh

2022.04.28

1回目の訪問

サウナ飯

The boys are back in town・・・。

約2年半ぶりに青森から大阪伊丹空港に着陸した。転勤のため20代後半から4年住んだ大阪、わが第3の故郷への旅。

毎年帰省していたが、COVID以後は郷愁で枕を濡らす日々。3回目の接種を終え、梅雨前の新緑輝くこの季節、ようやく関西上陸。空港リムジンバスの車窓から阪神高速のロードサインが見えた瞬間、緩む涙腺を止めることができなかった。

朝の空気の新鮮さが残るなんばを歩く。働いていたオフィス、通勤路、よく呑んだ店、宴会芸のテツ&トモのギターを練習した公園、すべてが懐かしい。まるで昨日のよう。

まずは腹ごしらえ。食べたくて食べたくて夢にまで登場した中央軒の皿うどん定食。マンマの変わらぬ味で長い月日が清算された。


12:30、千日前のアムザへ入館。大阪サウナ界の名士、土肥英雄さんご贔屓の店。

7階で受付後、6階のスパへ。サウナは3種類、IKIサウナ、フィンランドサウナ、そしてグエルスチームサウナ。

まずはIKIサウナ。
めちゃ広いサウナ室に4人という平日昼の贅沢感。壁がガラス張りの開放感。そして巨大なikiストーブにオートロウリュが降り注がれると訪れる至福感。めっちゃえーやん!

13.8度の寒冷壷風呂。板柳のシングルと比較するとぬるいが、田舎根性を捨てて素直に認めよう。めちゃ冷えっ冷えでたまらんわ。

12階建てビルの6階だが、ビルの構造上外気浴ができる。ずらりと並ぶ椅子とインフィニティ。気温24.0度、湿度29%、爽やかさ100%の空気。下界を見下ろすと、先程リムジンバスで通過した阪神高速、そして千日前通りをちゃりや徒歩で行き交う人々が見える。ととのわないはずがない。

ミナミのど真ん中で街並みを眺めながら外気浴とはまるで夢のよう。
サウナが好きでよかった。サウナは大阪を再発見させてくれた。

次はセルフロウリュのフィンランドサウナ。水をかけるもジュワ〜ではなくしゅわ〜程度の小さな音しか発しないが熱波は十分。外に面した窓に吊るされた4本のヴィヒタの面影が美しい。ほのかなあかりに照らされた暗いサウナ。

最後はグエルスチームサウナ。時間の都合上2秒のみ。スペインのバルセロナ、アントニ・ガウディの建築で有名なグエル公園のタイルを模したサウナ室。かなり細部まで再現されており、寝サウナできそうな雰囲気。次回のお楽しみとした。


1時間コース1,300円という短期決戦。館内は1日過ごせる充実度だったので再訪確定。

スーツを着て仕事かばん片手になんばを歩いていた27歳の僕に伝えたい。仕事サボってアムザに行け、と。

天山閣 ハイハイ横丁

生ビール300円、厚揚げ焼、マグロしそ巻揚げ

日本一長いカウンターの居酒屋。30m以上。

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