2020.07.08 登録
[ 青森県 ]
春らしいもこもこの雲が浮かぶ青空の下、コメリパワー五所川原店でトスカーナバイオレットの苗と北あかりの種いもを購入後、定番のエルムの湯ではなく、新規開拓の道を選んだ。
「サウナ通にとって大切にしている高温サウナは95℃、水風呂はあえて水道水を活用し15℃とギリッと締めています」というサウナ愛溢れるHPの紹介文に魅かれて、磯の湯へ初訪問。
★サウナ室
6人サイズ、2段。
TVあり。ちょうどテレビショッピングが映されている。仙台の牛タン、とてもおいしそうだが残念ながらサ室には電話がない(笑)。
ビート板はサ室内に4枚ほどある。ん、サ室内??
ビート板の汗が洗われることのない無限ループ(笑)。
僕は持参した赤いマイ折りたたみサウナマットを使用したため、他の方の汗を気にせず体育座りで蒸される。
サ室の熱源は遠赤外線ストーブ。ストーブ前の床に大きな黒い岩が10個くらい転がっている。これはサウナストーンなのか?
温度計はMETOS。温度は114度。なんと、114度!!
しかし、まるで熱くない。十和田温泉の78度やドーミーイン弘前の92度のブルータルな熱波と比べても、全然熱くない。
温度計が壊れているのか?
サ室内の湿度が異常に高いのか?
僕が座った2段目だけ温度が低いのか?
理由は不明だが、とにかく114度ほど熱くなかった。だが、汗は身体から流れ、6分もすると大粒の汗が全身を覆う。
★水風呂
マイ温度計で14.9度。キンキンではないがキンひとつくらい冷えており、かなり気持ちがよい。
特筆すべきは、かけず小僧がゼロだったことだ。
水風呂の前に「水風呂に入る前は汗を流しましょう」という毛筆体の看板があるせいなのか、皆さんかけ湯後に水風呂へ。
★外気浴
外気浴スペースも露天風呂もなし。
外気浴マスト派としては当然満足ではないが、内湯の隅の床にマイサウナマットを敷き、壁に身体を預け、足を伸ばしてととのう。
ととのいながら浴室全体を見渡すと、大きな窓から夕方の太陽光が降り注ぎ、浴室を神々しい風景に彩っている。
全裸のおっさん達がただお湯に浸かったり体を洗っている景色であったとしても、そんな景色を太陽の光が美しさに変えている。ありふれた日曜日の夕方、日本の僻地にある青森県五所川原市、そんな場所で僕を含めたおっさんはみんなで風呂に入っている。
そんな光景が愛おしかった。
5/7〜31までリニューアルのため休業すると告知していた。サウナ室がグレードアップされることを願う。
男
[ 青森県 ]
2日連続でふるさと温泉へ(笑)。
ドラマ「サ道」のオープニング曲「サウナ好きすぎ」のように、「ふるさと温泉好きすぎ」だ。
昨夜から降り続いた雨が上がった午後、14:40にふるさと温泉到着。すぐ館内に入らず、施設の裏手にある岩木川沿いの散歩道を5kmほど散歩した。岩木山は雲に覆われていたが、川の土手にりんご畑と桜の木々があり、りんごの里板柳ならでは風景を眺めながら歩いた。
風が強かったため身体が少し冷えたところで、15:40にふるさと温泉へ。
いつも気になっていたのだが、ふるさと温泉の看板に描かれているロゴマークはカーリングのストーン、そしてMETALLICAの「BLACK ALBUM」のアートワークを彷彿させる。なかなかセンスのよいデザインだ。
「サウナイキタイ」というこのサイトを知ってからほぼ1年になる。以来、サウナーの方々のサ活と施設情報を頼りにたくさんのサウナを体験した。その結果わかったことは、日本には数多くのサウナがあるが、僕が好きなサウナがどんなサウナであるかだった。
★サウナ室
・サウナストーブはストーン
・照明はオレンジ色
・テレビなし
★水風呂
・17度以下
・冬期はシングル
★外気浴
・外気浴エリアがある
・ととのい椅子がある
・自然を感じる風景がある
☆温泉
・熱めの43度
・phが高い方がよい
もちろん、人の世である以上、どんなことにも完璧は存在しないが、僕にとって完璧に近いサウナがふるさと温泉だった。
初めての出会いからほぼ1年。2020年1月26日にリニューアルされており、新しくきれいで清潔だったことが何よりも偶然偶然だった。
今となっては生活になくてはならない場所になった。僕がサウナーになるきっかけを与えてくれた温泉。どうか末永く営業されるように祈っている。
だから、月数回しか行けない僕の代わりに日々通われている地元の方々の中には、サ室でタオルを絞ったり、大声で会話される方々がいることも我慢する(笑)。
Kiitos、ふるさと温泉!
男
[ 青森県 ]
青森県津軽地方の桜が満開を迎えたこの週末は雨模様。ここ数年で最も厳しい冬だった津軽、冬の間は春なんて永遠に訪れるはずがないと思っていたが、季節は巡り、1mの雪は溶けて花が咲いた。そんな四季の劇的な変化を感じながら、小雨降る午後、りんご畑に向かった。
ふるさと温泉の裏には公園があり、桜が満開だった。散歩がてら桜を愛でたあと、17:30に入館した。
★サウナ室
92度、いつ来ても最高の蒸し具合。ちょうど地元の常連さんと入れ交わりの時間帯だったのか、いつもより空いている。6人サイズの小さいサ室でほぼ貸切という贅沢。
ああ、本当に心地よい温度と湿度。5分の砂時計を2回転させ、ロッキーの強烈なパンチを浴びる。
テレビなしのサ室ではムード音楽のBGMが流れている。今日はパッヘルベルのカノン、そしてシュトラウスのウィーナワルツ。アウフグース発祥の国ドイツと、その隣国オーストリアの音楽だ。
この施設はロウリュもアウフグースもないが、ドイツ音楽を聴きながらサウナが盛んな北ヨーロッパの雰囲気を味わう。サ室のみならず浴室全体がオレンジ色の照明器具のため、視覚的にもヨーロッパを感じる。
日本にサウナが広まったのは1964年の東京オリンピック、フィンランド選手団のために用意したのが契機だったと言われている。以来、驚くべき短期間で温泉という日本文化の中枢に異国のサウナが併設されたことは、いくら日本には蒸し風呂の文化があったとはいえ、まるでもって信じられない。
サウナはフィンランド最大の輸出品のひとつなのかもしれない。
★水風呂
マイ温度計で10.0度。4月中旬でもほぼシングルを保っていた。当然のように最高に冷たいが、今日は16秒まで頑張った(笑)。
★外気浴
いつもどおり、タオルで身体を拭いた後、ととのい椅子に座り、壁に頭をもたれさせ、完璧にととのう。やはり、十分に冷えた水風呂はととのい具合が全然違う。
僕にとってサウナ後の外気浴は欠かせない。
本当に仕合せな時間。すべてを許し、今、ここにいることを感謝する。
3セット後、ぬめり気たっぷりの泉質が最高の43度の内湯→水風呂→外気浴を2セット楽しみ、脱衣所へ。
電球色の照明がとても落ち着く休憩所でコカコーラゼロを飲みながら備え付けの陸奥新報を読み、弘前公園の桜開花情報を知る。この状況下、弘前市長は桜まつりを本当に開催するのだろうか。
ふるさと温泉、何度訪れても大好きだ。
男
[ 青森県 ]
朝8:00、ドーミーイン弘前で朝サウナ2セット。今日も青空に映える岩木山がとてもきれいだ。やはり岩木山は雪をまとった姿が一番美しい。
午後、本当は桜温泉に行く予定だったが、あまりにも天気がよかったので、外気浴の風景が素晴らしいというたくさんのサ活を参考にして旧相馬村にあるロマントピアへ向かった。
りんご畑の斜面の奥へ奥へ車を走らせると、風月明媚な風景が迎えてくれた。
新規開拓のこの施設は山の斜面に位置し、スキー場や天文台、コテージ、BBQエリア、ゴーカート場、テニスコートなどが点在している巨大な複合施設だった。
敷地の入口にはこの施設のシンボルマークである青と黄色の☆が出迎えてくれる。青と黄色の星?まるでEUの国を旅しているようだった(笑)。因みにフィンランドもスウェーデンもドイツもEU加盟国だ。
★サウナ室
7人サイズだが、サ室の入口には「会話禁止、4名まで」と貼り紙がある。遠赤外線ストーブの熱波はあまり強くなく、METOSの温度計は90度を指しているが、個人的に熱さが足りない。
時計は砂時計とテレビ前の目覚まし時計(笑)。
★水風呂
サ活を読むと「水風呂がぬるい」というコメントがあったため、サウナ前に水風呂の蛇口をひねって最大にしてから臨んだが、やっぱりぬるかった。
マイ水温計で計測すると、25.0度。ドーミーイン弘前の16.2度が恋しくなる。
★外気浴
2つあるととのい椅子に座って岩木山を眺める。
岩木山が近い。とても近い。登山者が見えるのではないかと思うほど近い。確かにこれは絶景だ。
だが、男女エリアの仕切りの壁と森で視界が遮られ、岩木山の優美な裾野までは見えないのが残念。
サ室も水風呂も個人的には高評価ではないが、素晴らしいロケーションが何よりも最高だった。木々の美しさ、山々を遠くまで見渡せる風景が忘れられない。ただ、温泉や施設利用など、サウナ目的ではない滞在に向いているのかもしれない。
帰り道、夕暮れの弘前公園を散歩した。桜の花のつぼみが桜色に染まっていた。
次のサウナは今週末、さて、どこにしよう。
男
[ 青森県 ]
2016年3月、NHK「ドキュメント72時間」で放送された青森県黒石市の100円温泉。残念ながら2017年3月で閉店したが、その源泉である追子野木久米温泉を運び湯として使用しているのがドーミーイン弘前だ。
サウナーにとってはサウナ室〜水風呂〜外気浴が最も重要だが、その前後の湯通しやかけ湯で身体に触れる温泉の湯質も大切だと思う。そしてサウナと温泉が魔法のような相乗効果で完璧なととのいに導いてくれるのが、ここドーミーイン弘前。
というわけで、東北在住の方限定プランで14時にチェックインし、日没の時間に合わせて10階の温泉へ向かった。
★サウナ室
いつでも安定の92〜93度。宿泊者限定のサ室のため、人の出入りが少なく、温度の上下も限りなく小さい。
上下左右、四方からじっくりと蒸してくれるボナサウナ。湿度は低いが、発汗に至る瞬発力はまるで陸上競技のようだ。汗が出始めると瞬時にイグアスの滝状態になる。
★水風呂
マイ温度計で16.2度。冷たすぎずぬるすぎず、神業とも言える絶妙な温度コントロール。
1年中この水温を保ってくれるドミニスタの方々には本当に頭が下がる。
★外気浴
日没前、18時頃から天文ショーが始まった。高級なととのい椅子に腰掛け、岩木山に面する大きな窓の窓枠に足を上げ、リクライニング状態で西の空を眺める(女湯は東向きで八甲田山ビュー)。
暮れゆく青空を借景に鎮座する岩木山。大きく優美に広がる裾野にオレンジ色の夕陽が沈んでいく。
ああ、何という絶景なのだ。
あまりの美しさに泣きそうになりながら日没の岩木山を愛でて完璧にととのう。
☆露天風呂
サウナ3セット後、43度の露天風呂と外気浴を2セット。
日没後、追子野木久米温泉の驚異的なph9.25の湯船に浸かると、ランプ色の照明に照らされた日本庭園と夜空に浮かぶ星が見える。オリオン座、冬の大三角形、そして名も知らぬ星々。
4月上旬、17:30から19:30、この2時間は岩木山と夜空が織りなす最高のととのい空間となる。まだ冷たい夜風が本当に気持ちよい。
完全無欠、ドーミーイン弘前の外気浴は僕にとって世界一ととのえる場所だ。
今夜のサウナめしは、ホテルから徒歩1分、吉田類も訪れた名店「鳥ふじ」のテイクアウト。焼鳥盛り合わせ(10本1,200円)。
店は場外だが食べる場所はホテルの部屋で場内。「場外と場内、これはどっちですか?」と濡れ頭巾ちゃんに質問したくなりながら、津軽の味を堪能した。
ドーミーイン弘前、完璧である。
男
[ 青森県 ]
何度でも言おう。私はあなたを愛している。
ふるさと温泉のサウナ室の扉はまるで天国への扉だ。扉を開けるとテレビなしの91度ロッキーサウナが迎えてくれる。そしてシングルの水風呂と静寂の外気浴。天国はきっとこんな風景なのだろう。
そんなわけで土曜の晴れた夕方、りんご畑のど真ん中にある板柳町ふるさと温泉に向かった。町の至る所に設置されている防災無線のスピーカーから17時に流れる「ふるさと」(♫うさぎ追いし彼の山〜)を聴きながら、先日購入した回数券を使って入館した。
★サウナ室
3週間前の低温事件から完全復活したロッキーは強烈なパンチ力で熱波を送る。METOSの温度計は91度。
このサウナ室は奇跡のセッディングだ。入室後1秒で発汗し、その後まるでビクトリアフォールズの滝のような汗が流れ続けるが、いつまでも気持ちがいい。5分の砂時計が2回転してもまだとても快適だ。高温にもかかわらずやわらかでやさしくて永遠に蒸されていたい、そんな心地よさがある。
★水風呂
4/3現在、マイ水温計で10.2度だった。ついにシングルの季節は去ったようだが、まるでシングル。14秒で限界だった。
★外気浴
都会の騒音も車の音も無縁な静寂の中、ととのい椅子に座り目を閉じる。身体が完全に動かなくなり、微動だにすることもできない。完璧すぎるととのいに包まれる。
サ室の温度と水風呂の水温がととのい状態に直結すると実感した。
目を開けると、空が見える。ぼーっと空を眺める。1セットごとに青空の濃淡が変化し、次第に濃い青が深みを湛えていく。3セット目で星が見え始めた。
最近の生活では空を眺めることが少ないな、と反省した。
2セット目のサウナ室、僕と同じ折り畳みサウナマットを使用する2名が同室した。僕は赤、彼は緑、もう1人の彼は黒。同じサウナマットが3色揃うのは本当に偶然偶然で、まるで3色アイスのようだった。
サウナ3セット後、44.0度の最高の内湯→外気浴を2セット終えてから脱衣所に戻った。
今日のふるさと温泉も天国だった。天国があるからには地獄があり、地獄があるからこそ天国をまた訪れる。
愛しています、ふるさと温泉。
男
[ 青森県 ]
活気溢れる館鼻岸壁朝市で朝食を食べ、ホテルの部屋で一休みしてから丘の上のあるサウナへ初訪問した。お気に入りのサウナーさんおすすめの施設、ようやく上陸することができた。
★サウナ施設
10人サイズのロッキーサウナ。メーカー不明の温度計は90度だと教えてくれる。サ室の扉に微妙なすき間があるせいか、湿度が高い。文字通り滝のような汗が流れ落ちる。汗をかくことは何と気持ちがよいのだ。
特筆すべきはテレビがないことだった。テレビの音がないサ室、数名の同室の方々は黙浴遵守、完璧な静寂に包まれている。日曜の朝、ここはまるで教会だと思った。
静かなサ室では自分のこころの声が聴こえる。「昼ごはんは豚生姜焼き定食と札幌みそラーメン、どちらにしようか」、「4月から始まる趣味の畑仕事、今シーズンのじゃがいもは何の品種を植えようか」、そして「これからの日々、どうやって過ごそうか」。
テレビがない静かなサウナ=教会サウナ(勝手に命名)は最高だ。
★水風呂
マイ水温計で19.5度。温度は高めだが、なめらかな温泉水がたまらない。
★外気浴
露天スペースに2つあるベンチに腰掛け、春の乾いた風に吹かれる。火照った身体が次第に自然と同化するのを感じる。そう言えば、グラサン前の土手ではフキノトウが芽を出していた。もう、春だ。
壁が高いため風景を見渡すことはできないが、グラサンのシンボルだと勝手に思っているゴルフ練習場の高い柵が見える。これもまたよろしい。
外気浴のあとは内湯に戻り、壁にもたれてガラス越しに露天の風景を眺めながらさらにととのう。やはり屋外が見えると開放感がまるで違う。
4セット後、大広間の食事処へ移動して豚生姜焼き定食(760円)を注文した。豚の厚みがいまいちだったが、とてもおいしくいただいた。
ホテルがメインの施設は全体的に新しくはないが、ゆっくりとくつろげる空間だった。
Kiitos、グランドサンピア八戸!
男
[ 青森県 ]
「銭湯の名前がオールウェイズ?」「24時間営業じゃないのにオールウェイズ?」とその店名が以前から気になっており、いつかイキタイと願っていた。
というわけで、春の陽光の下、BON JOVIの名曲’Always’を聴きながら車で到着した。
★サウナ室(フィンランド式サウナ)
扉には「フィンランド式サウナ」という看板があり、フィンランドの国旗の絵が描かれている。北欧国旗好きの身としてはとても嬉しい。
室内は約12m x 約2mの長方形。まるでトレーラーハウスのようだ。室内の一番奥に「MISA」と書かれたサウナストーブがある。初めて見たが、調べてみるとフィンランドのサウナメーカーで、日本のフィンランド大使館のサウナでも使用されているとのことだった。思いがけず大好きな国フィンランドに触れることができ、北欧愛も一緒に蒸されていく。
MISAのサウナストーブは熱々と音を立てている。入口付近とサウナストーン付近に2つある温度計はどちらも90度。「ああ、サウナはやっぱりストーンだな」とこころでつぶやく。
フィンランド、最高。
★サウナ室(ミストサウナ)
券売機で1袋20円の塩を購入する方式。6人サイズで、各々の頭上に配置されたミストが降り注ぐ。塩を身体に置き、溶けてから身体にもみ込む。サウナ後は肌の弾力が増した気がした。
★水風呂
3人サイズのかけ流し。マイ水温計で16度。軟水のやわかい水質のためか、温度のわりに刺すような冷感はない。その分、1分間じっくりと蒸された身体を冷ます。
★外気浴
外気浴スペースがないため、内湯に3脚あるととのい椅子でととのう。落ち着く雰囲気だったのか、1セット目の休憩で20分ほど眠ってしまう。
今日はとても天気がよかったので外気浴スペースがあったら最高だろうなと思った。
オールウェイズさん、狭くてもよいのでぜひ外気浴スペースの増設を!
サウナ、水風呂、休憩、そして温泉。正直に言って、個人的にはどれも平均点レベルだった。だが、帰りがけに受付前で目にしたものに限りない期待を感じた。それは、「準備中」と告知されていたロウリュのバケットとラドルだった。
あのMISAのサウナストーブでセルフロウリュができる!そして1時間に1回のアウフグース!(勝手な想像)
まるで夢のようなサウナに期待が高まる。
受付の方に「ロウリュはいつから開始する予定ですか?」と尋ねたら、「パートスタッフなのでよくわかりません」とのこと。
オールウェイズさん、ぜひロウリュを実現してください!「いつも」待ってます!
男
[ 北海道 ]
雨の日曜日、函館駅前から74系統のバスに乗り昭和温泉へ向かった。函館はバスが非常に発達しており、ポケット時刻表さえあれば楽に自由に移動することができる。
★サウナ室
歴史を感じさせる山小屋のようなサ室。壁の木目がいい具合に変色している。
遠赤外線ストーブ、テレビあり、時計は古い砂時計が2つ。
遠赤だが湿度があるためすぐに発汗する。メーカー不明の温度計を確認すると、1〜2セット目は92度、3セット目は98度。
サ室前に置いてあるビート板は1人サイズだがかなり大きく、胡座をかいてもまだ余裕がある。これはいい。
★水風呂
マイ水温計で7度。極上の冷水が最高に気持ちいい。
「ああ、僕はこのために昭和温泉にやってきたのだ」。
とは言うものの10秒が限界(笑)。
★外気浴
露天スペースにととのい椅子が3脚あるが、強い雨が降っていたため浴室でととのうことに。ととのい椅子に座り、ガラス越しに露天を眺める。シングルの水風呂だったため全身の浮遊感が長時間続く。一体このととのいはいつまで続くのか・・・。
内湯にあるリクライニングチェア2脚、ととのい椅子4脚はほぼ満席。みんな目を閉じて微動だにせず、実に気持ちよさそうにととのっている。やはりサウナは平和だ。
3セット後、遅い昼食のため食堂へ。数々のサ活で皆さんが天丼をおすすめされていたので、迷わず天丼(630円)を注文した。
サクサクの衣に包まれたえび2本、なす、ピーマン、いか。タレが絡み、噛めば噛むほどまろやかな甘みが広がる。これはおいしい。
サウナも温泉も食事も高レベルな施設でした。
男
[ 北海道 ]
晩冬のまだ冷たい風に吹かれながら津軽海峡フェリーで青森から函館へ。3時間40分、2,040円。Wi-Fiがあり、フリースペースで横になれ、とても快適な海のサウナロード。
花の湯は以前訪れたことがあるが、サウナーになってからは初訪問。前回は露天の日本庭園に大いに感動したが、さてサウナは?
★サウナ室
20人サイズ、遠赤外線ストーブ、テレビあり。「株式会社サウナシステム総業」の温度計は92度。遠赤外線のため発汗はゆっくり時間をかけて。十分熱いのだが、ストーンの熱波感が恋しくなった。因みに12分計は「KENKO」製。
★水風呂
4人がゆったり入れる大きめのサイズ。マイ水温計で17度だが、バイブラ効果で体感温度は16度。冷たすぎずぬるすぎず、ちょうどいい冷水感で蒸された身体を冷やす。
★外気浴
露天スペースにリクライニングチェア1脚、ととのい椅子1脚。ととのい椅子の前には足を置くための木の切り株があり、素晴らしいセンスに脱帽。これなら冬でも冷たい地面に足を付けずにゆっくりととのえる。
やはり特筆すべきは露天にある日本庭園だ。広大な池泉回遊式庭園の中に4つの風呂が点在し、美しい庭と湯けむり、そして大きな空を愛でながらととのえる。ととのい風景派の身としては満足満足。
内湯にはととのい椅子5脚、介護用チェア4脚。充実のととのい環境で安心安心。
☆マナーのよさ
サ室、水風呂ともに素晴らしきマナーのよさだった。感染症対策のためサ室は10名限定で、3セットとも10名程度だったが、黙浴率100%、かけ水率100%、そして皆様ビート板は洗ってから戻す。大いに感心感心。
さらに、17時のサウナマット交換時にスタッフの方が新しいサウナマットを両手に抱えて入室すると、お客さまは皆自ら進んでマット交換を手伝い、10枚の大型サウナマットを交換するのに1分もかからなかった。
その上、サ室に13名いると判断したスタッフの方は「現在密になっておりますので、大変申し訳ございませんが、3名の方は退室いただけませんでしょうか」とアナウンス。僕を含め、すぐに3名の方が退室した。
これほどサウナリテラシーが高いサウナは初めてだった。素晴らしき函館のサウナ愛。
休憩スペースはモダンに快適にセンスよく改装され、本当にゆっくりとくつろぐことができる。
正直に言ってサ室は平均点だったが、水風呂、外気浴、そしてマナーの素晴らしさが最高だった。ここは普通の温泉施設ではなく、まさにスーパー銭湯だった(隣にマックスバリュがあるし)。
Kiitos!花の湯。
男
[ 青森県 ]
僕がサウナーになるきっかけは、新聞のテレビ欄で知ったBS朝日「サウナを愛でたい」だった。観てみると、おっさん二人が温泉施設を訪れ、サウナに入り、食事をするだけ。これが面白かった。それまで水風呂の存在意義がまるでわからなかった僕は、サウナ→水風呂→外気浴という作法を知り、その後の生活が変わるくらいの衝撃を受けたのだった。そして日常にサウナが欠かせない人間になった。
今日は青森県南部地方へ。サウナ前の昼食は三沢市のそば屋「そば処おお山」。昨年10月、ドーミーイン八戸のサ室のテレビでこの店が紹介されており、いつかイキタイ店だった。唐揚げ定食(1,150円!)を注文。サウナストーンのような巨大な唐揚げが7個も皿に盛られており、とてもおいしいのだが5個で満腹。2個は持ち帰りにした。
その後、十和田温泉へ。「サウナイキタイ」で、今のところ青森県のサウナ施設で最もサ活が多い施設。これはきっといいに違いないと判断し、オートロウリュ目当てに初上陸。
★サウナ室
サ室前にビート板が多数置いてある。壁にシャワーが備え付けられており、「サウナマットはシャワーで洗ってから戻しましょう」という看板。これはとてもよいシステムだ。
忍者巻きをして、いざサ室へ。ロッキーサウナ、18人サイズでかなり大きい。直径約50cmの大きなサウナストーブに100個以上の大量のサウナストーンが熱せられている。ものすごい馬力だ。METOSの温度計は78度だが、湿度が高いためかなり熱い。いや、めちゃくちゃ熱い。体感的には94度。
約10分おきのオートロウリュ後はさらに激しい熱さに。発汗発汗、そしてまた発汗発汗。
テレビは大相撲春場所。今年は大阪ではなく国技館なのか。大阪勤務時代、この季節に街でよく力士を見かけたことを思い出した。
退室前、周囲に誰もいないことを確認してから、手持ちのハンドタオルでセルフ熱波(笑)。
1〜2セット目は貸切。3〜4セット目は4名程度。平日の午後、のんびりと蒸される。
★水風呂
マイ水温計で17度。なめらかな水質でゆっくりと身体を冷ます。
★外気浴
狭い露天スペースは建物の天井と高い壁のせいで風景が見えない。2人用のベンチに腰掛け、目を閉じてととのう。風がとても気持ちよい。
4セット後、とてもきれいな休憩所で缶のペプシゼロを飲みながら試験勉強。畳と座布団がまるで祖父母の家に来たような落ち着きをもたらす。
そんなわけで、とてもよいサウナでした。
そして今夜も「サウナを愛でたい」を観る。
男
[ 青森県 ]
サウナは2時間の旅である。脱衣所を出てから戻るまでの旅。衣服を脱ぎ、スマホを置き、身体とこころだけで旅に出る。温度を移動し、水をいただき、風景を眺める。そしてすべての旅と同様、旅の後は新しい自分になっている。サウナは素晴らしい旅である。
というわけで、五所川原のコメリパワーに立ち寄って家庭菜園で植える野菜の種を購入した後、板柳町のりんご畑へ。
★サウナ室
通常は90度前後だが、今日は温度が低い。METOSの温度計は78度。「きっと扉の開閉が多かったせいだろう」と思い、ロッキーサウナを味わう。
今回は先日購入したサウナマットの産湯。お気に入りのサウナーさん達のサ活を参考にして購入。色は赤にした。これがとてもよい。軽くて、折り畳めば小さくて。同梱の収納袋に入れるのが面倒なので、移動時はヘアゴムで束ねることにした。教えてくれた皆様、本当にありがとうございます。
★水風呂
マイ水温計で初観測、9.0度だった。素晴らしきシングル。
★外気浴
雨だったが、建物の庇の下にととのい椅子があるため、上半身は雨にあたらずにととのうことができた。
ミルク色の空と大きな落葉樹が見える。葉を落とした枯れ枝が曇天によく映える。ああ、この物悲しい風景が大好きだ。
2セット目のサ室は72度。何だ、この温度の低さは。同席した地元のおじさん達は不満を口にする。
「これだっきゃぬるくてまいね。いっつもだっきゃ5分で出るのに今日だば15分いでもまだまいねじゃ」
3セット目はさらに温度が低く、68度。これはおかしい。
サウナストーブの故障か。それとも、ロッキーは連日のリングに疲れているのだろうか。アポロが負けて悔しいのだろうか。ロッキー、立ち上がれ!
仕方なく、44度の極上の湯船→水風呂→外気浴を追加で2セット。外はすっかり暗くなり、オレンジ色の照明が美しさを増していた。
脱衣所に戻る前にサ室を覗いたら、88度に復活していた。すかさず入室し、いつもの熱波を感じる。
「ロッキー、このパンチ力だよ!」とこころの中でつぶやいた。
同室のおじさん曰く、「脱衣所の電話がらサウナの温度が低すぎるって言ってやったんだね」。通報する方も対応するスタッフの方も素敵だ。
そして9度の水風呂へ。ロシアのドラゴのような冷酷なパンチを受ける。ロッキー対ドラゴ、最高の試合だった(すみません。映画「ロッキー4」の物語です)。
そんなわけで、モスクワへ向かう機内で「ロッキー4」を観たような今回の旅だった。
男
[ 青森県 ]
朝8:00、ドーミーイン弘前で朝ウナ2セット後、所用を済ませてから午後に青森県南津軽郡大鰐町へ向かった。
★サウナ室
今日の男湯は「うぐいす」。100度のロッキーサウナ、14名サイズ、テレビあり。温度計はMETOS、ロゴが赤地に白抜きの古いタイプ。時計はテレビ前のデジタル時計と砂時計。露天スペースに面した窓から陽光が降り注ぎ、さらに熱く感じる。発汗は良好良好。
15:00にサ室に入ったが、平日の昼下がりでも3名程度の方々が蒸されていた。
★水風呂
壁に「15℃」という表示があるが、マイ水温計では13.5度だった。大満足の冷え具合。30秒で限界限界。
★外気浴
春の到来を予告させる太陽の強さと快晴の青空。風除室にあるととのい椅子2脚のうち1つを露天スペースに持ち出し、外気温2度の風に吹かれる。長く寒く暗い津軽の冬の後、数ヶ月ぶりに全裸で陽光を浴びると気恥ずかしい感じがする。
まだ風が冷たいため、2分で外気浴を終えて浴室にあるととのい椅子へ移動した。
壁に面したととのい椅子に座ると、目の前に内湯を隔てて大きな窓がある。高さ約2.5m、横約5m、露天スペースの木々や湯煙がよく見える。まるで巨大な額縁に収まる絵画のようだ。京都の詩仙堂を思い出す。縁側に面した庭園を室内の畳に座ってゆっくりと眺める。
最後に上洛したのは一体いつだっただろう、と思い返しているうちに、いつの間にか30分もととのい椅子で眠っていた(笑)。
目覚めたのは2セット後の16:00。眠気冷ましに3セット目をこなすが、サ室はほぼ満席だった。
かけず小僧ならぬかけずおじさんが数名いたが、もう不快に思うのはやめよう。彼らは彼らで自分の流儀でサウナと水風呂を楽しんでいるのだ。僕にできることは、彼らの水風呂のあとしばらくして水がある程度入れ替わってから水風呂に入ることだ。水風呂付近にはかけ水を呼びかける案内が貼られているので、とても残念だが、あとは入浴客の方々の良心にまかせよう。
サウナ後、不二屋のレモンスカッシュを飲んだあと、車窓から夕暮れの岩木山を愛でながら国道7号線で帰路についた。
週末のサウナに向けて、さて今週も働こう。
男
[ 青森県 ]
サウナーになって初サウナの日、わが聖地で祝うことができた。
春の到来を予感させる真っ青な青空の下、15時にチェックインした。身支度を整えて10階の温泉に向かったが、すでにサウナ目的の先客の方々が数名いらっしゃった。日曜、さらに首都圏が緊急事態宣言下でも宿泊客はある程度いるのだなと思いながら、かけ湯+内湯+洗体後にサ室へ。
★サウナ室
わが家に帰ってきたようなくつろぎ感。90度のボナサウナ。ああ、この熱さが大好きなのだ。
同席したサウナーの方々は皆様礼儀正しく、黙浴と水風呂前のかけ水(かけ湯)を励行しており、感心感心。青森県内の庶民的な温泉施設でかけず小僧率100%の衝撃を受けた身としては、サウナリテラシーを備えた方々ばかりでとても嬉しかった。
街中の銭湯サウナと宿泊施設のサウナ。やっぱり客層が異なるなと実感した。
★水風呂
設置されている水温計は17度。そしてマイ水温計も17度。マイ水温計がある程度の正確さを備えていることに安心安心。
★外気浴
先月は極寒の積雪露天エリアだったが、今日は雪が溶け去ったあとの春仕様に。ととのい椅子に座り、大きな窓から景色を眺める。真っ青な空に真っ白な雪をまとった岩木山が津軽平野に鎮座する。今日の岩木山はやけに美しい。
太宰治は小説「津軽」で岩木山を「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟たる美女」と喩えているが、この時間の岩木山は本当に十二単を広げたような曲線美を描き出している。
感動感動。絶景だ。
「風景でもととのう」。これが地方にしかないととのいの魅力だと思う。
サウナ3セット後、さらに43度の露天風呂と外気浴を3セット繰り返した。17:40、津軽平野に沈んだ夕陽の残光に照らされる岩木山を見納めてから、脱衣所へ向かった。
今朝の読売新聞でムック本「SAUNA BROS」が紹介されていた。この夏に2冊目が出版される予定とのこと。今から楽しみでならない。
男
[ 青森県 ]
100度のロッキーサウナ、13度の水風呂、そして外気浴のわた雪。弘前の田んぼのど真ん中で完璧なととのいが待っていた。
水温計を持参して初めての境関温泉。境関とは珍しい地名だ。かつて関所があった場所なのだろうか。いずれにしろ、地平線を見渡せる風景だけでもととのう絶好のロケーション。
★サウナ室
100度のロッキーサウナ。湿度があり、抜群の発汗力。
サ室内のテレビはATV「サザエさん」。この番組を観るのは何十年ぶりだろう。登場人物の名前を全て覚えているのが不思議だ。何気なく観ていると、おじさんがタンポポの花を見ながら側にいたタラちゃんに「春の足音が聞こえるね」と言うと、タラちゃんは耳を澄ませて「足音なんて全然聞こえないよ」と答えた。思わず子どもの感性と無邪気さに感動した。
ところで、サ室にはMETOS社の温度計と12分計が設置されている。温度計は歴史を感じさせるクラシカルなデザインで重厚感がある。一方、12分計はシンプルでモダンなデザイン。白い文字盤の上に数字代わりとして青い水玉が12個配置されており、とてもかわいらしい。まさにデザインの国フィンランドらしく最高に素敵なデザイン。そして、現在のロゴの「T」の文字が人の形だと初めて知った。
メトスの歴代のデザインをめぐるサウナ旅も面白いかもしれない。
★水風呂
持参した水温計で計測した結果、「低温水風呂」は13.0度、「中温水風呂」は23.5度だった。
低温水風呂では冷水が羽衣を着させない勢いで蛇口から放水されるため、体感温度はさらに1度くらい低いだろう。蒸された身体が一気に冷やされる。何と気持ちよきことか。
★外気浴
露天スペースにある2人用のベンチに体育座りする。青空が見える。風は穏やかで、わた雪がまるで生きているかのように軽々と舞っている。あっちへ行ったりこっちへ来たり。上へ行ったり下に行ったり。新沼謙治の名曲「津軽恋女」に歌われる津軽の七雪のひとつ、わた雪。もう春の足音が聞こえている(タラちゃんには聞こえないかもしれないが)。
マイナス2度のため外気浴は2分で切り上げ、内湯へ。内湯にととのい椅子はないが、今回発見したのは湯船側の床に座ってととのうこと。源泉掛け流しの浴槽からは温泉が流れ続けており、浴槽側の床に腰を降ろし、足を延ばし、壁にもたれかかる。これがととのい効果抜群で、まるで床暖房のように足とお尻を温めながら、楽な姿勢でととのうことができる。さらに浴室内には蒸気が立ち籠めており、幻想的な雰囲気の中で冷えた身体をゆっくりとととのいに委ねる。
ポテンシャルが高く、素晴らしいサウナだった。
境関温泉、最高。
男
[ 北海道 ]
日曜の朝、函館駅前から乗車した無料シャトルバスで到着した。2020年10月にリオープン後ということで、館内は所々改装されていてかなりきれいなだ。入館料のほか、館内着も200円でレンタルして浴室へ。
★サウナ
20人サイズ、テレビあり、デジタル時計あり、相当古いタイプのMETOSの温度計あり、そして大量のサウナストーン。
92度の十分な熱さで、3セットをこなしてもまだまだ汗が滝のように流れてくる。
サ室内に「黙浴(もくよく)にご協力ください」というポスターが貼られていた。初めて見たが、「センスあるなー」と思った。
★水風呂
2つの蛇口からどばどばと冷水が注がれている。壁には「15℃」という貼り紙があるが、持参の水温計で計測したところ18℃だった。
昨日の谷地頭温泉と比べれば当然物足りないが、これはこれでよい。ゆっくりと水風呂を楽しむ。
★外気浴
露天スペースにととのい椅子2脚、内湯にととのい椅子5脚とリクライニングチェア3脚。ととのい待ちのない快適なととのいスペース。
サウナ後、館内着に着替えて食事処へ。サウナ施設での館内着は本当に久しぶりで、ドラマ「サ道」のような気分に浸りながらメニューを眺めた。
選んだのは「豚ロース生姜焼き定食 850円」。これが最高にうまい。厚く大きな豚ロース3枚、道産たまねぎ、カラフルな山盛りの野菜が皿に盛られており、味付けも素晴らしい。
サウナもよかったが、今度は食事目的でまた来ようかな(笑)。
男
[ 北海道 ]
宿泊したホテルの2階にある温泉施設。2019年12月開業のためかなり新しい。露天なし、浴室内に窓もなし、そして薄暗い照明のため、解放感はまるでなし。さっと身体を洗ってさっとサウナに入る、そんな気軽なサ活にはぴったりだ。
★サウナ室
10人サイズ、テレビあり、サウナマットあり。ストーブはストーン用が2つ。
温度計も12分計も砂時計もすべてMETOS社で統一されていて好印象だ。
特筆すべきは「METOS」のロゴが刻印された壁掛けの砂時計が4つもあり、とてもかわいらしい。初めて目にしたが、自室の置き物として購入したいくらいだ。
ツインストーブのため、熱い。92度。
★水風呂
4人サイズで大きめの水風呂。体感では17度か。かけ流しではないのが難点。
★外気浴
ととのい椅子がないため、洗い場の椅子で休憩するしかない。
完璧なととのいを目的とせず、ホテルの温泉を短時間で楽しみたいならいい施設だ。
男
[ 北海道 ]
水風呂6度の衝撃。サウナーの方々のあたたかさ。函館山に抱かれた至福のサウナがここにある。
津軽海峡フェリーで函館を訪れた。函館駅近くのホテルにチェックイン後、市電で終点の谷地頭駅で降りた。静けさに包まれた風情に落ち着きを感じる。ゆるやかな坂を下って辿り着く終点の駅、眼前に迫る函館山、そして住宅街の静寂。サウナへ向かうには最高のアプローチ。
駅から徒歩5分、冠雪の函館山を借景に鎮座する谷地頭温泉。1953年創業、昭和の雰囲気が漂う浴室に入ると、想像を遥かに越えた巨大な空間に洗い場が無数に広がる。何だこれは。これほど神々しい内湯は初めて。世界遺産級の浴室。
★サウナ室
13人サイズ、遠赤外線ストーブ、テレビ無し、オルゴールのBGMあり(まるで秋田県横手市クォードインのサ室)。サ室前に席数と同じ枚数のビート板あり。12分計あり。温度計は「株式会社サウナシステム総業」製(初めて知ったメーカー!)。
温度90度の遠赤だが湿度があるため発汗は抜群。
★水風呂
サ室から出て、汗を流し、いざ水風呂へ。
瞬殺だった。10秒で脱水。これまで体験したことがないほどの冷たさ。何だこの冷たさは。先日購入したシンワ測定の水温計で計測したところ、6度。
極上のシングルに歓喜するあまり、蛇口で水を飲んでいるおじさんに「この水は飲めるんですか?」と尋ねたら、「水道水だから飲めるよ。冷たくてうまいよ」と笑顔で教えてくれた。
真冬の雪国の水道水ほど冷たくうまい水はない。
★外気浴
露天スペースにととのい椅子2脚、内湯にととのい椅子2脚とリクライニングチェア5脚、という充実のととのい場。ととのい難民なんてありえない。
露天で雪が積もった木々を眺めながら完璧にととのい、ととのいが全く衰えないので内湯のリクライニングチェアでさらにととのう。
何なのだ、このととのいの持続感は。まるで魔法にかかったよう。6度の水風呂が導いてくれた極上のととのいに谷地頭温泉の実力を知る。
2セット目、サ室の前で汗をふいて入室準備していると、サ室から出てきたおじさんがかけ水で汗を流したビート板を手渡ししてくれた。そして、見る限りすべてのサウナーが汗を流してから水風呂に入っていた。これほどやさしいサウナーが集う施設は初めてだった。
サウナ、水風呂、外気浴という3つのトライアングルが、その中心にある「ととのい」という頂点に向かって全力疾走するような爽快感に満ち溢れたサウナだった。地元の方々のサウナ愛に深く感謝する。
「サウナが好きで本当によかった」と実感した施設だった。
今年のベストニューサウナの筆頭候補である。
男
[ 青森県 ]
青空が見える日曜の夕方、国道280号線のバイパスを青森市から車で北上し、蓬田村のよもぎ温泉に向かった。雪に覆われた広大な田んぼのど真ん中を貫く一直線の道。10km以上ほぼ一直線なので、ドライブ感は壮快だ。
★サウナ室
METOS社の温度計は88〜92度。テレビあり、時計はテレビの前にある普通の目覚まし時計。2段4人サイズの小さなサ室ではあるが、約16個のサウナストーンが気持ちよい発汗を促す。サ室前に1人用のジョイント式サウナマットが常備されている。
うん、問題ない、落ち着くサウナ室だ。
★水風呂
1人サイズでかなり冷たい。体感的に14度か。17時のマット交換の従業員に尋ねたところ、「井戸水だよ。飲めるよー」とのこと。
★外気浴
露天スペースがないため外気浴なし。浴室に2脚あるととのい椅子で休憩。これはこれでよい。
地元の方々が9割以上を占めるローカルな温泉だった。サウナも水風呂もとてもよいのだが、かけず小僧率ほぼ100%だったのには閉口した。サ室から出てすぐに水風呂に入るのはあたり前、おまけに潜水して頭を洗うわサウナマットを水風呂の中で洗うわ、信じられない光景が繰り広げられる。
3セットをこなしたが、1人サイズでかけ流しの水風呂にもかかわらず、こんな状況なのでセットごとに水温が上がっていくのが悲しかった。
かけ水を呼びかける告知がないので、この温泉では普通のことなのか。
サウナには人それぞれの楽しみ方があり、それは尊重されるべきだ。だが、個人的には湯船に入る前にかけ湯をするのと同様、水風呂に入る前にかけ水(かけ湯)をしてほしい。それが願いだ。
スペックが高い施設なので再訪したいが、次回は曜日と時間を選ぶことにする。
男
[ 青森県 ]
「アンドサウナ」をYouTubeで観すぎたせいか、オープニング曲の「Nothing Makes Sense Anymore」/Daniel Gunnarssonが頭から離れない。おそらくサウナとは全く関係のない楽曲なのだろうが、この曲は僕がサウナ施設に向かう途中に自然とこころのジュークボックスから流れるようになった。
「サウナに入れば、世の中のすべては意味を失う」
そんなわけで、雨が降る津軽平野の土曜日、福家へ行ってきました。
相変わらずの建築と照明の素晴らしさに感動しながら浴室へ。やはりここのサウナは素晴らしい。
土曜の夕方で適度に混雑していたが、大型のサ室では密集することなくゆっくりと発汗を楽しむ。温度計は85〜95度。サウナストーンならではの湿度が高い熱波がここちよい。
水風呂はいつもどおり約18度。冷たすぎずぬるすぎず、絶妙な温度コントロールに感心する。
外気浴もやっぱり最高。雨模様の空と露天風呂の湯煙でほのかに霞む竹林がととのいに同伴してくれる。豊澤瞳曰く、「目からのととのいも大事」。本当にそのとおりだ。
ととのい椅子は、浴室に2脚とリクライニングチェア1脚、そして露天スペースに3脚とベンチ1脚。争奪戦になることなく、安心して椅子に座ることができる。
サウナ、水風呂、外気浴。この基本中の基本に何の不満も心配もなく身を委ねることのできる仕合せ。ああ、サウナは至福の時間だ。
3セット後、「あつ湯」でph8.7の湯質をいただいた後、コカコーラゼロを飲みながら共有スペースで休憩。外へ出るとすっかり夜が更けていた。雪に覆われた田んぼの向こうに岩木山のスキー場の灯りが見えた。冬は美しい季節だ。
僕は冬のサウナをあと何回愛でることができるのだろうか。
男