2023.05.06 登録
[ 東京都 ]
なんだかんだで、最も利用している常盤湯。
まだ気温30℃は超えていただろうか、夕刻だが日は高く、清澄白河駅からの5分も辛い道のり。
今日は初めてと言っていい、待ちゼロ人。すんなりと入館。暑い中、さらに熱さを求めるのヤバいのか、少々不安にもなる。(ちなみに、帰り際も並んでる人は見かけず。)
ただ、結論としては、最高にすっきり。暑さには熱さで対抗だ。
館内も空いている。サウナも好きな場所、水風呂もじっくり、整い椅子も選びたい放題。嬉しい。
サウナ。
どんなに外が暑くても、熱波の手は緩めてはくれない。3回のサウナ、いずれもサ室に入るたびにオートロリュがスタートするタイミング。
試されている。
水風呂。
20℃。やや冷たさ不足か。
ただ、ここで発見。空いているので水風呂内で身体を伸ばしす。下からのバイブラを直で胸に受け続ける。側から見たら、ぷかぷか浮いてる変な人だったかも。これが信じられないほどの気持ちよさ。
水風呂の中ですでに整いモード。
整いスペース。
1回目のサウナの後は、すでに日も落ちていた。
外気浴スペースに風も吹き抜けていたが、3台の扇風機もフル稼働で絶えず風を感じる。
気温30℃とは思えぬ清涼感。
まさか、猛暑の常盤湯で、過去最高とも言える整いを感じるとは。
やはり暑さには、熱さで対抗だ。
胸直バイブラ、最高。
空いてる常盤湯、最高。
[ 千葉県 ]
サウナデビュー前に、漫画が読めるスーパー銭湯ということで訪問経験あり。
最高気温38℃の猛暑日。
涼を求めて、のんびり漫画でも、ということで湯〜ねるを再訪。気楽な気持ちでいたら、なんとガチサウナではないか。
今日はそれも「限界突破 サ活の日」というとで、サウナは100℃、水風呂は10℃の設定。アウフグースも開催と、一気にサウナモード。テンションがあがる。
サウナ。
サ室はほどほどの薄暗さ、全面レンガで覆われ雰囲気良し。正面に大型テレビ、入り口から最も遠い場所に、大型サウナストーブ。ごっついストーンが大量に積まれている。
サ室に入った瞬間、やばい熱さを感じる。温度計を見ると105℃。設定の100℃超えてますけど。湿度も高いのか、数分で汗が吹き出る。
30分置きにオートローリュもあり。このタイミングがすでに限界突破モード。
テレビでは猛暑日のニュースが流れる。このサ室で観るのは、なんともシュールな感じだ。
なお、水分補給をかなりアナウンスされており、施設の配慮も感じた。
水風呂。
サ室からすぐ。MAX5人程度か、常に混んでる。なのに水温10℃キープ。スタッフが高頻度でサ室と水風呂の温度チェックをしていたので、限界突破への並々ならぬ意気込みを感じる。
整いスペース。
内気浴スペースはなく、基本は外気浴。
外気浴の椅子は確か8脚。一つはインフィニティチェア。整い難民は見かけなかった。
見上げると、抜けるような青空。心地よい風も吹きこむ。ただ、半数の椅子は真夏の太陽を直に受ける日光浴状態。
基本は外気浴スペースでしか休憩できないので、炎天下や雨の日にも対応できるのうに、幕などで覆うことができれば良いな、とは思った。
なお、アウフグースイベントでは、マキタのブロワーで熱波を吹き付けられる。自分が炙りベーコンか何かになった気分だ。こういった体験ができのも、ふらっと電車に乗って訪れた甲斐があった。
良いサウナ施設は、たくさんあるな。スーパー銭湯だからといって侮れぬ。
まだまだ、新しいサウナ、新しい体験をしたい。色々な施設を訪れてみよう。
[ 東京都 ]
午前11時。気温33℃。
ラクーアの開館時間、エレベーターには長蛇の列。ここはスパ・リゾート。期待し過ぎてはいけない。
だが、サウナを体感して、その認識は変わった。
羊の皮を着た狼。おしゃれスパの皮をかぶった、本格サウナ施設(サウナー視点)。
4種類のサウナはどれも個性的で、かつ、本格的だ。
浴室は広々。いや細長い。
入って左手奥が洗い場。導線から独立しているのは、好みの配置。
いざサウナ。
中高温 ヴェレ
正面に大型テレビとストーブ。それを映画館のように囲んで座る。薄暗い室内は、さながらシアタールーム。座面は広く、座禅を組んでもゆったりサイズ。
4つのサウナでは体感は最も熱い。座った途端に汗が吹き出る。湿度の設定が良いのだろう。
高温 オールドログ
6人ほどが定員。まさにログハウス。暗室。窓から浴室の光が柔らかく差し込む。
高温とあるが、最初はさほど熱くは感じず。ただ5分ほど経過し、ジワジワと体感温度が上昇。不思議な感覚。なんだこれは。
中高温 ヴィルデンシュタイン
タワー型ストーンストーブ。広々30人は座れる。もっともマイルドなサウナ。じっくり蒸されたい時はここ。
フィンランドサウナ コメア
外気浴に入り口。定員は6人程度。時間限定だがセルフローリュも可能。
座面が高いので70℃でも充分に熱い。窓がなくかなり暗い、まさに瞑想空間。木の香りが良い。最も気に入ったのはここ。
水風呂
17℃と21℃の2種類の設定。
17℃の方は常に混雑。そのためか水温計は22℃。冷やしきれていない水流を感じる。
一方、21℃は空いている。水温計は20℃を示し「水風呂水温の逆転現象」も発生。バイブラもありこちらの方が冷やされ感が高し。
休憩スペース
やはり目指すは外気浴。
ジェットコースターが見える椅子は、特に、視界も風も抜ける特等席。
ここの外気浴は、不思議な感覚の場所。
遠くで聞こえる救急車のサイレン。コースターの音と振動、遅れて響き渡る悲鳴・絶叫。近くで聞こえる、水流の音、話し声。それらが混ぜこぜにで周囲に溢れている。
普段は話し声に気を取られてしまうが、今日は気にならなかった。返ってゆっくり安らげた。
ファミレスの方が、勉強の集中できるが如く。
ただ、この施設の残念なポイントも、この外気浴だ。
細長い浴室の、端と端にサウナと外気浴。かなりの距離を歩く。辿り着いても、椅子が空いていないことも。ただ、椅子やベンチは各所にたくさんあり、整い難民になることは無いのは安心。
4つの本格サウナ、稀有な外気浴。これをどう繋ぐのか。解決は難しそうだ。
[ 東京都 ]
噂通り、ドラマで観た通り。リゾートホテルかと思う。おしゃれで高級感。「都心の大人のスパ施設」に期待が高まる。
ロッカーキーは電子式。金属部分が無いのも嬉しい。
浴室は白を基調とした明るい雰囲気。思ってよりもコンパクト。
サウナ。
間接照明のみの薄暗い落ち着きある空間。内装はツートンカラーのタイル張り。木の香り漂い(実際に木がある)、ヴィヒタも飾られている。
正面にテレビ、音は聞こえない。右には巨大なストーブ。向き合う形で20人は座れる3段構え。
温度は90℃弱。思ったよりもパワフルな温度・湿度の設定。30分置きのオートロリュは、リゾート感に油断していると痛い目にあう。最上段はそれなりの試練と覚悟。
アウフグース。
整理券の先着制。氷水に付けたヴィヒタの雫を上部から掛けてもらえる。熱くなった身体に降り注ぐ。冷却快感に油断していると、今度はタオルで熱波が送られる。ジェットコースター。こんなこと考えたのは誰だ、状態だ。気持ち良すぎ。
水風呂。
サ室すぐのスムーズな動線。17℃程度。アイスブロックを頭に乗せる。強めの水流も発生しており、体感はもっと低温。
外気浴。
中庭的な位置ながら思いのほか風が抜けて気持ちいい。椅子は8脚、休日なので争奪戦。沖縄フェア中で、琉球音楽が流れ、思いのほかサウナ休憩とマッチ。癒やされる。
時間限定で映画上映。面白いコンセプト。今日は「ディア・エヴァン・ハンセン」の優しい歌声が響く。
と、スペックは充分。
ではあるが、サウナイキタイでは東京のTOP10 に入る施設でもあり、手放しに褒められない。改善して欲しいと願う部分もある。
総じていえば、コンセプトは良いが、中途半端で徹底されていない。
整い椅子が少なすぎる。
あのサウナの規模にどう応えるつもりか。整い難民が多発。露天風呂の淵に腰を掛けたり、床に座ったり、寝転んだりしている人までいる。これでは消化不良。
広めの間隔で椅子を配置しているが、倍は置けると思う。
整いスペースが黙浴ではない。
外気浴、内気浴ともに会話しているグループが多い。彼らが悪いわけではない。なぜ施設として「外気浴スペースは黙浴」としないのか。
いや「語らいも大事」という考えもあろう。ならば、なぜ外気浴に映画を流すのか。しょせん「露天風呂で映画を楽しめる」なんで訴求は、外向けの格好付けなのか。ここはゾーニングして欲しい。
コンセプトは素晴らしい。
「洗練された空間」「都心の大人のスパ施設」こんな施設は嬉しい。でも今は充分ではない。ストレスなく安らげる、大人の空間を作って欲しい。中途半端であって欲しくない。
[ 東京都 ]
月島駅から徒歩で10分ほど。
このエリアでも人気、かつ高級なタワーマンションが建ち並ぶリーバーシティ21の一角にスポーツクラブNASはある。
初めてのスポーツクラブ併設のサウナ。ビジター料金を1,100円支払い入館。
第一印象は、スポーツクラブとは思えぬ広さ。人が多い。熱気がすごい。
身体を清め、いざサウナ。
と、いきなり入室で焦る。扉が完全に閉まらない、5cmほど隙間ができてしまうのだ。何かが引っ掛かっているのか? 原因がわからず、仕方なく座る。
座ってすぐに理由が判明。熱い。110℃近い。熱すぎるからか、はたまた、換気のためか。ともかく、閉まらない仕様なのだ。それで問題ない温度なのだ。
縦長のサ室で、奥にサウナストーブ。定員は18名で、左右に向き合う形で座る。常時10近くが蒸されていた。
特徴的なのは、左右に仕切り壁があり半独立スペースになっていること。ただ残念なことに、サ室内には洋楽がかかり、照明もかなり明るい。薄暗い静寂の空間ならば、この仕切りは瞑想空間として良かったのに。
スポーツクラブの雰囲気や怪我の防止を考えたら、致し方ないのだろう。
仕切りの間で、ハットを目深に被り、脚を組む。京都で学んだ坐禅でサウナ。集中して気がついたらすでに15分経過してた。すごいな、坐禅の集中モード。
水風呂。
水温21℃。さすがにコレは緩い。5分近く浸かっても熱さが抜けない。セルフで流水を作るなどし、体感的に冷やしにかかる。
外気浴。
デッキチェア3つ、椅子1つ。露天風呂の淵で涼む人もいた。サ室の広さの割に数は少ないが埋まる事は無かった。客層が大きく二手に分かれているからだ。
一つはサウナー。サウナハットを被り、水風呂→外気浴のルーティン。
もう一つはスポーツマン。水風呂を浸かり、終わり。もしくは、水風呂→即サ室へ戻る。運動の疲労回復のためにサウナで身体を温めているのだろうか。外気浴は不要のようだ。よく状況が掴めない。
なお、外気浴といっても、風の抜けがよくないのが残念。
また、浴室全体が蒸し風呂のように暑い。なので外気浴ですっきりしても、すぐに不快係数が急上昇。
ちなみに、もっとも涼しいのはエアコンMAXの脱衣室だ。
サウナの評価としては決して満足できるものではなかった。スポーツクラブだからこその制約もあるのだろう。割り切って使う、というのもあるが、ならば銭湯に行くよな、とも思ったり。
一方で、スポーツクラブを選ぶにあたり、こんなパワフルなサウナがある、というは、魅力的なポイントになるのは間違い。
[ 大阪府 ]
サ活旅・関西。神戸・京都・大阪を巡る聖地巡礼。
三日目は大阪。
日曜日の朝。宿泊客と入れ違う。旅行客、若者、スーツ姿、地元の方であろう年配の方。多様な客層だ。
1Fのサウナ。
メインサウナへは二重扉。一つ目をくぐると低温か高温の選択。
まずは低温サウナ。
薄暗くプラネタリウムのような天井。人もいないので、のんびり寝サウナ。
続いて高温サウナ。
タワー型ストーンを、L字型に席で囲む。20人以上は座れる。二重扉のおかげでどこに座っても温かい。
薄暗く、座面には赤色の間接照明。ムーディー。
30分置きのオートローリュでは一転、音楽とともに、座面は青色に、サウナストーンは赤色に輝く。灼熱感。大型送風機が唸りを上げ、次々に人々が退散していく。強力熱波。
水風呂。
サ室からすぐ。向かい合わせで2つ。
片方は、18℃くらいとまろやか。七福神が鎮座する上部から滝が落ち、頭からシャッキとなる。もう一方は、13℃くらい。こちらはキンキン。
蒸され具合で、瞬時に2つの水風呂を選べるのは嬉しい。
整いスペースは、フロアに多数。
水風呂の周辺には整い椅子。少し歩くとプールサイドにデッキチェア。
フロアに湯船が少なく、室内であっても蒸し暑さを感じない。特にプールサイドは涼感高し。
プールで泳ぐ人、プールサイドバーでテレビを見てゴロゴロしている方も。限られた時間で整いを求める、、、というよりも、のんびりと癒やされ、くつろぐ空間だな、と思えた。
最後は、屋上のフィンランドサウナ。
定員5人程度の小さな空間。セルフローリューで一気に体感温度があがる。
屋上へは狭い螺旋階段。隠し部屋感が満載。
植物が生い茂る木漏れ日の空間に、サウナ、樽型の水風呂、整い椅子、そして露天風呂が配置。
「男の子って、こういうのが好きなのでしょ?」と言われているような、ワクワク空間。
はい、自宅に屋上があるなら、絶対にこんな空間を造ります。
老舗ながら、新しいニーズをも取り入れているのも、この施設の特徴なのだ。
サウナ後は、予約しておいたマッサージ。
ここは接客ではなく接遇。一人ひとりの状態に合わせた施しを行ってくれる。実際、サウナ直後なので「頭が火照っている」とアイスノンを用意、京都観光の後で「脚も疲れを取っておきましょうね」と提案。まさに接遇だった。
施術後は無料ドリンクサービス。ビールでのんびり。至れり尽くせりで、どうにかなってしまいそう。
「ここを作った人はおじさんに優しい人だったのだろうな」と、なかちゃんさんは言った。
まさに、この言葉を表す場であった。
[ 京都府 ]
サ活旅・関西。神戸・京都・大阪を巡る聖地巡礼。
二日目の京都で、梅湯に続き、五香湯を訪ねる。
訪問前に、毘沙門堂勝林寺にて座禅を体験。座り方、呼吸の方法などの説明を受ける。
興味深かったのは「座禅中は完全に眼を閉じない、半眼である」こと。完全に眼を閉じてしまうと、返って雑念が湧いてくるらしい。
本題に戻る。五香湯。
幹線道路から入ってすぐの住宅街、マンションの一角にある。現代的な外観ではあるが、室内はレトロさも残る。靴箱は昔ながらの木札の鍵。裏側には手書きのイラストがあり、ほっこりとする。
脱衣所は広々。施設が大規模であることが感じられる。
浴室は2階建て構造。
1階は、洗い場と湯船。緑色や茶色の薬湯、泡風呂など。一つ一つは小さいが、多様な種類のお風呂が並ぶ。
2階には、サウナと水風呂、外気浴スペース。
サウナ。
サ室内がガラスで仕切られ2つに分かれている。珍しい。どちらも2段組で定員は10人くらい。
まずは高温の奥のサ室から。学んだ座禅を実践してみよう。
だが、入った瞬間にやばいものを感じる。激熱、110℃くらいか。先客は修行僧のように、ぐっと眼をつぶり蒸されいる。
座禅どころではない。足を床に付けられない。顔が痛い。太ももやスネまでヒリヒリする。2分くらいで限界だった。恐れ入りました。逃げるように手前のサ室へ移動。
手前は90℃くらい、あらためて座禅を実践しようと試みる。
が、テレビで大阪ローカルのバラエティ番組が流れており、見入ってしまった。まだまだ修行が足りない。共に番組を楽しんでいる方と笑い合い、のんびしとした雰囲気。
水風呂。
水深が深く、水質がまろやか。京都の銭湯は水風呂の質が良い。
水温はさほど低くなく17℃。ただ上から強烈な打たせ水が降り注いでおり、脳天から冷やされる。気持ちいい。
整いスペース。
窓が開いている半外気浴。ベンチが2台。風の吹き込みはほとんど無いが、大型の扇風機も常備されており、涼むことができる。
施設としては、2階立て、半外気浴スペースもあり、と銭湯とは思えぬ広々とした造り。
1階の薬湯のせいか、2階にも独特の臭いが漂うが、それがなんとも健康センターのような雰囲気を醸し出す。東京にあったら、下手なサウナ施設よりも広く、健康センターの方が近いかもしれない。
滞在中はサウナに5人くらいかいなかった。
「今日は空いていて良いね」と常連らしき地元の方が会話をしていた。普段はサ旅の方がもっといるのかもしれない。なので、地元の方に混じって、テレビを見て、笑って、整って、という体験ができたのは嬉しい偶然となった。
[ 京都府 ]
サ活旅・関西。神戸・京都・大阪を巡る聖地巡礼。
二日目の京都では、サウナの梅湯、五香湯を訪ねる。
六波羅蜜寺で空也上人像を拝観。
その後、鴨川を横目に少し歩き、清水五条駅を過ぎ、五条大橋を渡る。
そこから高瀬川沿いの木屋町通を歩く。この道は梅湯への続く一本道だ。
小川沿いには新緑が茂り、穏やかな京都らしい風景。このルートを選んで良かった。
朝10時前。梅湯前に到着。ドラマや写真で見たままの梅湯だ。
レトロな雰囲気ではあるが、POPや張り紙などは時代に沿った運営も垣間見れる。
何人かの先客がすでに入り口に並んでいた。外で記念写真を撮る若者の姿もある。混んでいるかな、騒がしいかな。少し心配になる。
だが、暖簾をくぐり、脱衣場に向かうと、そこは落ち着いた街の銭湯があった。若者グループもいたが、会話をしていない。みな梅湯を堪能したい気持ちは一緒のようだ。良かった。
いざサウナへ。
6人程度が入れるサウナは、午前中なのにほぼ満席。
ただ、滞在中にサウナ待ちをしている人は見かけなかった。
コンパクトなサ室は、想像していたより熱さを感じる。
なかちゃんさんと同じく、ジャズに耳を傾け、タイルの文様を目で追い、
やわらなか外光が差し込んでいる洗い場を、ガラス張り越しに眺めて過ごす。
水風呂が深い。
さほど温度は低くはないが、滝が流れ落ちてきており体感は良い。
サウナ後に長時間浸かっている方や、サウナ後でなくも水風呂に浸かっている方もいた。
水質がマイルドで、気持ちいいからだろうな。
整い椅子は特にない。
浴槽のふちや、洗い場の椅子など、みな思いおもいの場所で休む。
私は、特にサウナによる整いを求めず、梅湯の雰囲気を楽しみながら休んでた。
脱衣所に戻る。
眺めていると、観光客らしきグループ、地元の方らしい方に加え、スーツ姿の若者も目に入る。一汗かいてさぁ行こう、という感じだ。
有名な銭湯になった梅湯であるが、
あらためて地元密着の銭湯であることを垣間見た気がした。
[ 兵庫県 ]
サ活旅・関西。聖地巡礼。
行ってきましたよ、神戸サウナ&スパ。
金曜日午前から関西入り。三ノ宮駅を降り少し歩くと、その佇まいが見える。胸が高まる。「サ道」で予習をしていたが、トントゥの出迎えはやはり嬉しい。
浴室の扉を開けると、外国の宮殿のような柱に挟まれて円形の大浴場。天井が高くやさしい外光が照らす。視線を先に伸ばすと、光に溢れた外気浴スペース。
ああ、神々しい。しばし立ち尽くす。
まずはレイアウトを歩いて確認。
サウナイキタイで関西No1という先入観もあっただろう。が、サウナを体感する前から「間違いない場所だ」と確信できた。
外気浴スペース。
3階分を吹き抜けにした贅沢な作り。見上げると神戸の空、六甲おろしが吹き抜け、トントゥが見守る最高の外気浴。フィンランドでも使われている木製の整い椅子と木製ベンチが並ぶ。
他のサウナ施設で、疑問に思っていたことがある。
なぜ、入り口近くにサ室を配置するのか。そして水風呂まで、整いスペースまで歩かせるのか。
ここは違った。完璧な導線だった。
外気浴スペースには、フィンランドサウナの入り口と水風呂がある。メインサウナもすぐ手前に配置。
外気浴スペースを最初に設計し、逆算で組み立てたのではないだろうか。
水風呂。
11.7℃とキンキン仕様。この温度設定は、阪神淡路大震災を忘れないように、と定められたのは多くの方が知るところだろう。
フィンランドサウナ。
「サ道」の時からはリニューアル。
小窓が1つと薄暗い。そして静寂。ケロの香り。
温度計は80℃程度だが、セルフローリュをしなくても充分に熱い。サ室には前室があり、二重扉のような効果を生んでいるのかもしれない。前室には、給水器があり水分補給できるのも嬉しい配慮。
何度でも入りたくなる。これまでNo1といっても過言ではない。
メインサウナ。
前面がガラス張り。浴室に差し込む陽光を眺めながら蒸される。
大きなサウナストーブが鎮座し常に熱々。温度は100℃超。さらに大量の氷水をかけるローリュイベントを体験。これがかなり灼熱。10分持たず退散に追い込まれた。
このサ室の横にも給水器あり。また、サ道でも登場した「自己申告式のペットボトル販売」がある。先客の「ナカタアツロウ様」に倣って、その下に自分の名を記す。良い思い出。
サ室内でスタッフの方をよく見かける。サウナマット等をコマ目に行っており、清掃が徹底されていると感じた。休憩スペースはやや古さも感じたが、清掃が行き届いていた。
神々に見守れたサウナ。
体感後も「間違いない場所」だと思えたのは、言うまでもない。
[ 埼玉県 ]
訪問前は「期待半分、不安半分」。
評判は良いが、スーパー銭湯とサウナの両方のニーズを満たすのは難しいだろう、と思っていたからだ。
だが、満たしていた。答えを出していた。
9:00開店に合わせ訪問。開店から受付は混雑。9:30にはサ室も満席。サウナハットの方も多く、サウナ目当ての来店も多そうだ。
サウナ。
3段組で20人は入られる。正面に大型の液晶テレビ、皆がそれに向き合う形。奥にサウナストーブ、かなり大きめのストーンが置かれる。
温度は95℃。
30分起きにオートローリュが発生。これがちょっとユニーク。1回目の後に、間があって2回目。これで終わりかと思ったら、間があって3回目。じっくり熱を送られる仕組で、心地よさを感じる。
「一気に大量ローリュ&強烈な送風」だと、耐えられずにサ室を逃げ出したいと思うことがあるが、ここでは皆無。実際、ローリュ後に一斉にサ室から人が脱出という事も見かけなかった。水風呂待もない。
熱波と混雑防止の両立。うまいやり方だ。
二重扉ではないが、出入口の上部に“透明のすだれ”が掛けてあり、熱が逃げづらい工夫。良いサウナを作ろう、という思いが伝わる。
水風呂。
温泉冷水は初めてだ。10人は入れる大型。水温は15℃を下回る。人の出入りも多く、伴い水流が発生。「羽衣許さじ」というスパルタ仕様。
外気浴。
露天エリアには、デッキチェア5つ、椅子5つ、ベンチもあり。内風呂にも椅子が10以上。数は充分。整い難民になることは無かった。
ただ、露天風呂と大型テレビがあって、「やはり騒がしいスーパー銭湯の外気浴か」と不安が頭に過るが、杞憂だった。
ここから、特にこの施設のすごい所。
露天エリアの多くを占める「高濃度炭酸湯」「壺湯」「寝転び湯」は、お一人様仕様。なので、話し声は聞こえてこない。テレビ前も「熱湯」と短時間仕様、長居不要。
つまり、露天エリアは、必然的に「黙浴」となる仕掛けなのだ。
さらに、椅子が置かれた周辺では、クラシック音楽が流れている。テレビの音も届かない。
すごい。すごいよ、王様。よく考え抜かれている。
サウナ専用ではないスーパー銭湯で、“サウナ専用”と制限をしなくても「落ち着いて整える空間」を生み出している。
匠の技か。行動心理学の専門家でもいるのか。
いや、おそらく。サウナの事を徹底的に考え抜くスタッフの方がいるのだろう。
スーパー銭湯のサウナは割り切りが必要だと思っていた。が、ここは違った。両方のニーズを満たす方法を編み出していた。
そんな施設が土日でも1000円という銭湯価格。近くにあったら嬉しいだろうな。
[ 東京都 ]
なんとなく老舗を訪ねてみたくなる。
昨晩の赤坂湯屋の反動かな。1ヶ月以上ぶり2回目のニューウイング。
前回は、行ったことある温浴施設も少なく、ランク上位だったこの施設を選択。実は前回の訪問時は、さほど良い印象を持たなかった。
感じ方は変わったのか。確かめたかった。
サウナイキタイ・メンバーズにもなり(0374=サウナ良い! という素晴らしい番号を幸運にも選べた、嬉しい。)、プラス1時間がサービス。長サウナ・長休憩の私には、2時間では切迫感があるので助かる。
本題。
結論から言えば、ニューウイング素晴らしい。当然だろ、と言われるのかもしれない。でもそう感じたのが私の差分。
ボナサウナ。
とにかくここが気に入った。低温ながら湿度もあって程よい熱さ。絶妙なマイルドさ。どこに座っても均等に蒸される感。
熱波だけを求めていた2ヶ月前の若かった自分。
テルマーレ。
前も好きだったけど、もっと好きになった。平日で空いていたのもある。自分のタイミングでセルフローリュ。温度が低いなと思えば声をかければOK。あとは団扇でセルフアウフグース。
ローリュに尻込みしていた若かりし自分。
ジールサウナ。
熱すぎるのを我慢しても中途半端な蒸されになることを、今の私は少し理解し始めている。自分の身体を理解し始めている。今日は気張らず入り口付近に座る。充分熱い。
ただ果敢に高温に挑んでいた、青かった時代の自分。
水風呂。
プールのように広いということは、自分にとって気持ちいい体勢で入れることなんだな、と思った。これは他の施設をいくつか体感したからこそ感じたこと。
整いスペース。
もちろん外気浴は好き。インフィニティチェア最高。ここには無い。できれば欲しい。
でも、大事なのは、水風呂からすぐの動線に、充分の椅子があること。整い難民にならずに、スムーズに整い体制に入れること。ここは動線が最高すぎるのです。
そして、サウナが好きで、ニューウイングが好きで集う人々と、共に蒸され、水風呂にうなり、静かに整うのは、嬉しい時間。会話が無くても感じる繋がり、絶妙な一体感と距離感。老舗ならではのサ道は、心地いい。
こうして以前に行った場所をまた訪れて、自分の変化に気がついていきたいなと、2度目のニューウイングを訪れて思うのである。
また、私もまだ新参のレベル、2ヶ月前はそれはもう赤子レベル。新参には初めての老舗施設は緊張したり、不安になったのを思い出す。
だからこそ、こうして自分のサ活を書き記す。新しい施設を訪ねたいな、と思う方の心理的なハードルを少しでも下げられたら嬉しいな、とも思うのである。
[ 東京都 ]
一晩で2つの温浴施設を体感した気分だ。
第一夜は、「湯屋」の名に相応しく語らう社交の場。第二夜は、こだわりのサウナを味わう黙浴の「整い」の場。
施設に着いたのは19時。
オープンから間もないのでキレイ。和風のコンセプトが入り口から一貫しており、こだわりを感じる。
やや分かりづらいチェックインの仕組みだが、後は一つの電子キーで靴箱、ロッカー、清算を兼ねており便利。サ室で熱くならい素材なのも配慮を感じる。
浴室内は中央に湯船を配置。その周囲を洗い場、サウナ、整いスペースが囲む。
第一夜。19時台。
ともかく人が多い。だけでない。グループが多くて騒がしい。湯船でもサ室でも会話がはずむ。湯船が中央にあるため、整い場にも会話は響く。まさに湯屋。社交の場。
サウナ。
売りのAIオートローリュ「薙」。この時間帯は2-3分で出入りする人も多い。そのたびにローリュ発生。人が入る、ローリュ。熱波。避けるようにサ室を出る。ローリュ。人が入る。この繰り返し。頻繁に発生するローリュ。
ローリュを発生させるために、人の出入りを促しローリュを起こす、無限ローリュ状態。
セルフローリュの「荒」。熱くて人が少ない。何より熱いのは引きっぱなしのタオル。びしょ濡れ。サウナマットも無いので蒸されすぎて熱くて座れない。
整いスペースに向かうも椅子に空きがない。大量の整い難民。洗い場の椅子で休む人も。整い椅子からも談笑が聞こえる。
最初の30分で何度帰ろうと思ったか。これが第一夜。
続いて第二夜。20時台。
一気に人が減る。会話はほとんど聞こえない。
薙。AIローリュの頻度が減る。サ室内の温度を回復するというより、熱いのが欲しい、と思ったタイミングで、来る。AI感。気持ちいい。
荒。スタッフに余裕が出たのかマットも交換。交換も迅速、サ室を出されることがないのも嬉しい。ほぼ貸し切り状態でセルフローリュも堪能。
水風呂。
水温15度台。場所によりバイブラあり。深さもあって快適。ブルーのライトも非日常感。
整い。
静寂。送風機の風もあり気持ちいい。椅子の数も充分で待ちは全くない。椅子が横並び配置なのも落ち着く。もう少し暗いと嬉しい。
赤坂湯屋。湯屋と整い。どちらを目指すのか。
まだ中途半端に感じた。素晴らしいサ室があるので、できれば良き整い場にもなって欲しい。
せっかく広い座敷があるので、整いの場として浴室(黙浴)、社交の場として座敷、と分けるのはどうだろう。座敷はガラガラだった。セットプランを充実させるのも手だと思うが。
切に願う。
[ 東京都 ]
1ヶ月ぶり、2度目の訪問。
前回の訪問では「混んでいるし、騒がしい」しで、もう行かないな、と思っていた。
今回は、辰巳湯に出向いたのだが、耐震工事中で休みだった。仕方なく近所の常磐湯に行くことにした。
30度を超える夏日。
土曜日の午後。混んでいるんだろうな、と足取りも重い。銭湯前にはすでの10人くらいの行列。外までか、とさらに気分は沈んだ。
ただ、今は基本、外で待つスタイルのようだ。ベンチや椅子が並べられている。日陰で暑さもさほど苦にならない。確かに狭い館内よりも落ち着いて待てる。
今回も30分ほどで中に入れた。
夏日。
サウナは混雑はしていたが、並ぶことはなかった。よく考えたら、待ち時間に差は出ても、人数の管理をしているのだから、一定以上の混雑になることはないのだ。
気温の影響もあるのか、サ室上段が避けられていたり、短い時間で出ていく人も多い印象。
相変わらず、オートローリュは強烈で、気持ちいい。
水風呂はバイブラ付きで17度くらい。暑い日には気持ちいい。熱いサウナの後だからなおさらだ。常に複数人が冷やされ状態。出たくない気持ちはわかる。
外気浴スペースは、満席。タイミングが良く、ほとんど待つことはなかった。複数人が待っている状態も見かけなかったので、入館制限がうまく機能しているのだろう。
箱庭のように美しいテラスは、日除けタープで日差しが避けられている。嬉しい配慮。住宅地とは思えない気持ち良い風が抜け、整いを誘う。サウナ後でなくても、この場所に座って風を受けていたらリラックスできるだろう。
今日もグループで語り合う人、子連れもいた。ストレスには感じた。でも、ほど良い暑の中で、水風呂の気持ち良さと、テラスを吹き抜ける気持ちよさが、勝った。
来てよかった。
気持ちよさの中で、ドラマ「サ道」を思い出した。偶然さんがサウナについて、自分に合ったサウナ以外でも「いいところを探すようにしているんだ。人生、その方が楽しいから」というセリフがあった。
混んでる、話し声に気が散る。確かに常磐湯にはストレスもある。
でも、強力なオートローリュサウナ、バウブラ付きの水風呂、充分な整い椅子、それが箱庭のように美しい風抜けるテラスにコンパクトに収められている。
銭湯という色々な制限がある中で、妥協せざる得ないこともあっただろう。でも、あの空間を実現できている。それも、銭湯料金という超絶コスパ中で。
いいところを探そう。それを楽しみに、また訪れよう。
最初はネガティブな部分に眼が行ってしまったけど、コスパ視点で考えたらすごいサウナだ。間違いない。
[ 千葉県 ]
思わぬ落とし穴。
決して野球が悪いわけではない、野球を応援する方々が悪いわけではない。
今日はタイミングが悪かったのだ。いや本質的には、この立地に問題があるのか。
ケロサウナと外気浴に満足した初めての訪問時。満を持して2度目の訪問。ただ今回は前のようにはいかなかった。
18時頃の訪問。
まずはケロサウナ。マイルドな熱さ、落ち着いた雰囲気。今回もゆるゆると蒸され気持ちいい。
外気浴。素晴らしきユーラシアの外気浴。
平日の夕方であったがデッキチェアにも空きがある。メンズデーは混雑するかな、と思っていたが杞憂だった。
ところが、だ。
デッキチェアに横になると聞こえてくるのは、施設隣の野球グラウンドから聞こえてる応援歌。軽快な楽器の音に乗る応援歌。延々と続く応援歌。終わったか?!と思ったら攻守交代。新たなリズムの応援歌。その後も続く熱戦。
2度目のフィンランドサウナ後も。
3度目のケロサウナ再の後も。
再起をかけた、4度目のフィンランドサウナ後も。
外気浴スペースに響く応援歌。
ああ、素晴らしき外気浴、のはずが。意識を遠ざけようとしても無理だった。音楽だけなら、歌だけなら何とかなったのかもしれない。でも楽器の演奏に乗った応援歌は無理だった。
結論、舞浜ユーラシアは、賭けである。
おそらく賭けに勝つ可能性をあげるには、夜遅くに行くべきなのだろう。
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