五香湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
サ活旅・関西。神戸・京都・大阪を巡る聖地巡礼。
二日目の京都で、梅湯に続き、五香湯を訪ねる。
訪問前に、毘沙門堂勝林寺にて座禅を体験。座り方、呼吸の方法などの説明を受ける。
興味深かったのは「座禅中は完全に眼を閉じない、半眼である」こと。完全に眼を閉じてしまうと、返って雑念が湧いてくるらしい。
本題に戻る。五香湯。
幹線道路から入ってすぐの住宅街、マンションの一角にある。現代的な外観ではあるが、室内はレトロさも残る。靴箱は昔ながらの木札の鍵。裏側には手書きのイラストがあり、ほっこりとする。
脱衣所は広々。施設が大規模であることが感じられる。
浴室は2階建て構造。
1階は、洗い場と湯船。緑色や茶色の薬湯、泡風呂など。一つ一つは小さいが、多様な種類のお風呂が並ぶ。
2階には、サウナと水風呂、外気浴スペース。
サウナ。
サ室内がガラスで仕切られ2つに分かれている。珍しい。どちらも2段組で定員は10人くらい。
まずは高温の奥のサ室から。学んだ座禅を実践してみよう。
だが、入った瞬間にやばいものを感じる。激熱、110℃くらいか。先客は修行僧のように、ぐっと眼をつぶり蒸されいる。
座禅どころではない。足を床に付けられない。顔が痛い。太ももやスネまでヒリヒリする。2分くらいで限界だった。恐れ入りました。逃げるように手前のサ室へ移動。
手前は90℃くらい、あらためて座禅を実践しようと試みる。
が、テレビで大阪ローカルのバラエティ番組が流れており、見入ってしまった。まだまだ修行が足りない。共に番組を楽しんでいる方と笑い合い、のんびしとした雰囲気。
水風呂。
水深が深く、水質がまろやか。京都の銭湯は水風呂の質が良い。
水温はさほど低くなく17℃。ただ上から強烈な打たせ水が降り注いでおり、脳天から冷やされる。気持ちいい。
整いスペース。
窓が開いている半外気浴。ベンチが2台。風の吹き込みはほとんど無いが、大型の扇風機も常備されており、涼むことができる。
施設としては、2階立て、半外気浴スペースもあり、と銭湯とは思えぬ広々とした造り。
1階の薬湯のせいか、2階にも独特の臭いが漂うが、それがなんとも健康センターのような雰囲気を醸し出す。東京にあったら、下手なサウナ施設よりも広く、健康センターの方が近いかもしれない。
滞在中はサウナに5人くらいかいなかった。
「今日は空いていて良いね」と常連らしき地元の方が会話をしていた。普段はサ旅の方がもっといるのかもしれない。なので、地元の方に混じって、テレビを見て、笑って、整って、という体験ができたのは嬉しい偶然となった。
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