2023.05.06 登録
[ 東京都 ]
「爆風ミュージックロウリュ」が話題の、王子の銭湯。
「無茶しやがって…」って思えるサウナに全力を尽くしている個性的な銭湯であった。
王子駅から徒歩10分弱。マンションの2階が銭湯という珍しい造り。入り口の券売機で購入し入店。サウナ込で720円と安い。
受付でサウナ用のタオルを受け取る。お尻や足に引くようとのこと。サウナマット形式ではない?と思ったのだけど、その真相は後から知ることに。
いざ浴室へ。
かなりコンパクト。入って左側が洗い場。狭く仕切りはない。スペース的に割り切った感じだ。右側は手前から薬草湯、湯の花を入れた華の湯が並ぶ。湯船もコンパクトで常に人で溢れている状況。ここも割り切り・その2。
サウナ。
いや、デカすぎるでしょ、さすがに。浴室の面積に比して、ここまでサ室が大きいところあるのかな。横9人程度の4段組、40人近く座れそう。スーパー銭湯並。
正面には、これでもかと石が積まれた大型ストーブが鎮座。15分間隔でオートローリューがあるので、いつ入ってもアツアツ。やり過ぎだろ。床がかなり高温に熱せられて熱い。受付のタオルの真相が分かる。
下段に座る方が多いだが、確かに4段目はやばい熱さ。これはモンスターですよ、モンスター銭湯ですよ。
お待ちかね00分と30分の「爆風ミュージックロウリュ」。
“只今からミュージックローリュ開始”のアナウンスが流れる。遊園地のアトラクションのようだ。ストーブが赤く照らし出される。水が噴射され、音楽が流れる。爆音だ。広瀬香美が軽快に歌い出す。と同時に送風が開始。熱波来襲に備え、正面へ身構える。と思ったら、背後からが来た。やられた、思いもしな方向で、4段目で悶絶。ごめん香美、最後まで歌声は聞けないよ。逃げるように水風呂へ。
水風呂。
サ室のすぐ隣。深さ90cmと深め。8人は入れるゆったりサイズ。水温は14℃と好み温度。バイブラも無しなので、時間コントロールもしやすい。文句なし。
外気浴。
これだけ大箱のサウナを要しながら、なんと8席のみ。浴室内に点在する椅子や、湯船の縁に腰掛けて休む人が多数。ああ、サウナと水風呂にこれだけ優先度を上げて割いたのに、休憩スペースは妥協してしまったか・・・というのが正直な感想。
熱々のサウナ、キンキンの水風呂。特にサウナは「無茶しやがって…」と思うほどの本格&大型。そして「ミュージックロウリュ」も楽しい。ただ、「休憩までがサウナ」であるので、休憩スペースを増やす工夫ができたら良いなとは思う。
とは言いつつ「このサウナに掛けたのだよ」という造り手の思うは良く分かる。サ室を目当てに訪れても良い銭湯である。
[ 東京都 ]
「下町のラグジュアリー銭湯」を謳う台東区三ノ輪の銭湯。
『サ道2023』で、なかちゃんさんが失恋した銭湯、といえば思い出す方も多いだろう。
謳い文句に違わないラグジュアリー、かつ、本格的なサウナの銭湯であった。
我がホームサウナ「深川・常磐湯」とも造りが似ている。というか、そっくり。つまり、好みのサウナ。
以下、詳細レビュー。
三ノ輪駅から徒歩3分くらい。住宅街の一角、マンションに1階。ガラス張りで、外から番台や休憩スペースが見える造りは、銭湯とは思えないおしゃれな外観。
浴室。
スペースとりすぎだろ、とツッコミたくなるほど洗い場が広い。各席が独立していて贅沢な造り。デザインはモノトーンで、とても清潔。ジャズ音楽も流れており、銭湯とは思えぬ雰囲気。
湯船は、高濃度炭酸泉と寝湯、さらに露天にはシルキーバスと豊富。各お風呂はゆったりした広さ。
浴室内を見渡しても、サウナが見当たらないぞ?!と思ったら、「サウナ・水風呂・外気浴スペース」がすべて露天エリアに集約。キタコレ。黄金湯や深川・常磐湯と同じ神導線。この段階で“当確”が出る。
サウナ。
ストーブを正面に2段組で定員10人程度。
ストーブは遠赤外線と、毎時00・20・40分のオートローリューのハイブリッド。さらにローリュ後に5分間の熱波送風。ストーブもローリュも常磐湯とほぼ同じ。つまりアツアツ。熱を逃さずの二重扉まで造りが同じ。
今日は15時00分の回は、スタッフによるほうじ茶ローリュ。こういうの嬉しいよね。
水風呂。
水温15℃。さらに羽衣許さじのバイブラ付き。ここも常磐湯と同じ。つまり、好みのキンキン水風呂。
外気浴。
水風呂周辺にチェアが5つほど。導線は申し分なし。さらに、すぐ奥にサウナー専用の「瞑想外気浴スペース」なるものが。座り心地最高のアディロンダックが5つ並ぶ。
これは常磐湯には無かった。改栄湯に軍配。
銭湯サウナは、当然、サウナ利用者以外も露天を利用するし、休憩もする。時に歓談の声も響く。サウナ優先にはできない。それを一部サウナ専用を切り出すことで、共に満足する形を造りあげている。素晴らしい。
アツアツ、キンキン、ゆったり。さらに神導線に、静寂確保。
これだけ素晴らしい銭湯&サウナであるが、立地故かさほど混雑はしていない。私には常磐湯があるので、足を運ぶことは少なそうではあるが、近くによった際は、迷うことなく向かうであろう。
なかちゃんさんが、コハルさんに改栄湯を薦めたのも納得。
まだまだ素晴らしい銭湯サウナがあるものだ。しばらく銭湯サウナを新規開拓してみようかな。
[ 東京都 ]
正月休み最後のサウナは、江東区の期待の星・NiHITARU。
今日は靴箱がほぼ埋まっているほどの混雑。人気は衰えていない。
2024年1月から、ついに正規料金になったことで割安感は下がったものの、タオルを持っていけば150円引き。90分1750円はありがたい価格。
まだまだホームサウナとするには課題が多いが、行くたびに改善を感じるので、このまま進化を続くことを期待。
サウナ。
だいぶ熱さは改善。今日は3セット共に、(席を移動しながらも)特等席の3段目に座ることができたので良かった。ただ1段目は足元が寒いくらい、オートローリュが始まっても変わらない。
混雑する時間帯や曜日は、もともとのサ室の熱さを上げるなど、調整をしていただけると嬉しい。
水風呂。
以前は、水風呂の水が溢れて、熱湯の方に流れ込んでいたが、今回は改善されていた。水風呂の時は良いのだが、熱湯に入っている時にあれは辛い。
休憩スペース。
外気浴への扉が常時オープンではなくなった。張り紙の様子だと騒音対策っぽいかな。常に開けて外を確認しないといけないのは面倒だが、都市型サウナが地域と共存していていくにはやむを得ない事であろう。
外気浴スペースも、以前より布で覆っている部分が増えた気がする。ただ、今日は風も抜けて寒いくらい。なので、特に布による影響はなさそう。
と、今回も細かな改善が見られたのと共に、まだまだ進化の余地がありそうなNiHITARU。
今日は近所のラーメン屋と「サ飯コラボ」をしていた。サウナでチケットを受け取ると、いろいろトッピングなどがサービスになるらさしい。こういった近隣施設とのコラボが広がるもの都市型サウナならではの攻め方だと思う。
今年も定期的に訪れて、都市型サウナの進化を体感していきたい。