2018.11.28 登録
[ 東京都 ]
久々の、かつてのホームへ。
受付でサウナの旨を伝えると、渡されるバスタオルが強いピンクに変わっていて少し面食らう。
しかしこのピンクタオル、まだ新しいのかフカフカさが残ってて良かった。
数ヶ月ぶりに鍵穴にサウナキーをひっかけ入室。サイレントなサウナ室は変わらず110度超で、暑く迎えてくれた。
目を閉じ考えごとをしているとアッと言う間に5〜6分が経ち、玉の汗が身体を流れている。
メディテーション(瞑想)サウナの名の下に、近頃はTVなしで香りが良く、居心地のいいサウナがそこかしこに増えた。
しかしまだまだ慣れていない私からすると、そのサ室がいかに工夫されているかという点をつい探してしまったり、雰囲気を味わうことに終始してしまい、なかなかメディテーションにまで至らない。
その点、慣れた玉の湯のサ室では、いい意味で特に新たに見るべきところはないので、自然に目を閉じ考え事に集中することごできる。
自身にとってのメディテーションサウナはここ。そんなことを考えた。
[ 東京都 ]
吉の湯にはここ2、3ヶ月ほど週1、ときに週2の頻度で通っていたが、一度もサウナに入れていない。子連れだったからである。
魔の2歳真っ盛りの愛娘は面倒なことに、家の風呂は妻、銭湯は私とじゃないと頑なに入らないという、謎のこだわりを身につけてしまった。
休日に妻にゆっくり風呂に入ってもらうには私が銭湯に連れ出すしかない。
かくして水曜は小杉湯、木曜は吉の湯の固定ローテーションが組まれ、私は毎週木曜日に娘と炭酸露天風呂に浸かりながら、目の前のサウナとその入浴客を指を咥えて眺める日々を送っていたのだった。
そうこうするうちにサ道放映効果でサウナ客は増え、水風呂のチラーは安定し、氷が置かれ、リクライニングシートは3つに増えた。
いい加減、吉の湯のサウナに入りたいーーーーその思いを妻に恐る恐る伝え承諾を得て、ついに本日入湯、そして入サと相成った。
久しぶりのコンフォートサウナ。最上段で92度ほどで、マイルドに気持ちいい。ゆったりとリラックスしながらテレビのニュースを眺め、ひとしきりして水風呂。
水温計は20度を指しているが、体感16〜17度に感じた。バイブラ君が「もう以前の俺じゃないんだぜ」と言っているような気がする。変わったのはバイブラ君じゃない、チラー君なんだけどな。
サ道放映後に2つ追加されたリクライニングタイプのととのイスに寝転びながら、露天の夜空を見上げる。
薄曇りで星ひとつ見えないが、私には煌めいて見えた。
こんな日があったっていい。
男
[ 東京都 ]
やる気が無いんじゃない。それよりやりたいことができただけなんだ。
夏季休暇明け、割と切羽詰まった状況下で右から左へとメールを処理しつつ、やるべき仕事に全然手がつかない。そして息継ぎなしのメドレーかと思うほど差し込まれる会議、打合せ。
課題を山ほど残したまま、しかしなけなしのやる気がもう尽きようかというタイミングで、summer kingよりレジェンドロウリュの誘いが入る。
乗ってはいけない。しかし、乗らいでか。
残りの仕事は明日やろう。
「なめ、明日やろうは馬鹿野郎だぞ」
何故か突然脳裏に浮かぶ、大昔、受験生の頃の担任の先生の言葉。
先生、ごめんなさい。僕はあの頃からずっと変わっていません。馬鹿野郎です。でも、何とかやれてます。
脳内の先生と会話をしているうちに、19時前のプレジへ滑り込めた。
レジェンドロウリュは数ヶ月ぶりだ。しかし、オリエンタルシリーズでの、灼熱の刃にズタズタにされ苦悶の声をあげた記憶は新しい。
なぜかほんのりワクワクしながらサ室の扉をくぐると、そこはすでにほぼ満席で、部屋の真ん中にはバケツに入ったサウナストーンが設置されていた。
なるほど、ヒーターが石でない施設ではこうやるのか。
アロマ水を浴びながらグツグツ言い水蒸気を吐き出すバケツの姿は見ていて新鮮だった。
サ室が広いだけあって、熱の回り方は穏やかだ。しかし何と例えればいいのか、熱風が"厚い"。
刺すような刺激はない代わりに、穏やかな熱の圧力に締め上げられ、気づかぬうちに驚くほど汗をかいている。
喉が渇く。水を飲んでくればよかった。
2度目の蒸気出しが行われ、個別アウフを受けたところでそそくさと退散。
水風呂の住人となった。
21時のアウフはより高熱版。しっかり水分補給して臨んだためラストまでやりきる。
しかし2度を通して、オリエンタルとは違ったロウリュ方式には面食らった。
所変われば最適なロウリュも変わるということか。やはりプロ熱波師はすごい。
非常に気持ちよく、整わせて頂きました。
今回はsummerが呼んだ赤サウさん達とも久々に邂逅し、楽しいサウナタイムでした。
サ飯のカレー(美味しい!)とビールを頂いて帰路。
サウナはいい。サウナってのは本当にいい。
[ 沖縄県 ]
日本最南端の有人島は波照間島だが、日本最南端(群)のサウナはここ、石垣島のアートホテルだ。
子供を連れて3年ぶりの石垣旅行。思えば夫婦のみで狂ったように毎年石垣や離島を駆け巡っていたあの頃、サウナになんて微塵も興味なかった。
娘が生まれて、生活のペースがスローになり、色々なものを捨てたなかで、サウナがスルリとライフサイクルに滑り込んできたのだった。
娘が2歳になり、安心して旅行ができるようになり久々に訪れた石垣。
あだん亭のご飯は相変わらず美味しかったが、並びのホテルは日航八重山ホテルから見慣れぬアートホテルへと変身していた。
アートホテルには唯一、日帰り入浴が可能なサウナ付き浴場がある。
そして、いやー偶然偶然、我々が泊まったホテルがアートホテルの系列で、¥1,600→¥1,000へ割引ができたのだ。
これはもう。大地(ガイア)が俺にととのえと言っている。
娘を風呂からあげて、妻に預けて再び入湯、そして入サ。シンプルながら清潔で、温度もしっかり出ている。
背もたれの部分の木材は最近取り替えたような顔をしており、プンプンと良い匂いを放っていた。
しっかり発汗して水風呂へ。ここが16度台でとてもありがたい。
風呂場の出来るだけ最南端で座っていると、最南端のととのいがやってきた。
島はいい。島はいいぞ。
男
[ 埼玉県 ]
実家サ活第2回。墓参りで纏った線香くささを落とそうと、本日は孝楽へ。
もちろん妻子がセットである。そして娘を風呂に入れるのはわしの仕事である。
そんなわけで娘とお湯巡りしながら、3ヶ月ぶりの孝楽をチェック。
何より前回は、あのキンッキンの14度アンダーの水風呂が印象に残ったため真っ先に見にいくと…おや?18.9度……。記憶とだいぶ異なる温度設定に。まぁ、子供連れには都合が良いが。
そして水が青い!!ブルーハワイかというほど青い。「ミント水風呂」とのこと。面食らうが、先入観のない娘は「青いねー」といって喜んで入っていた。
昨日同様、一度お風呂を上がってから娘を妻に預けてサ室へ。こちらは前回同様マイルドな仕上がり。のんびりTVを鑑賞する。
そしてジャバジャバと流した汗をシャワーで落としてからミント水風呂へ。
鈍感なのか、香りもメンソールの刺激もやや感じず、不思議な気持ちであがった。
妻は電気風呂、娘は洞窟風呂(寝風呂)が気に入った様子。また来ることになるだろう。
男
[ 埼玉県 ]
車で環八を北上しながら実家に向かうと、いつも左手に見えてくる極楽湯。
娘が銭湯にハマってきた昨今、行ってみるか。そんな考えが頭をもたげ、妻に提案すると、いいんじゃないとの返答。無事左折と相成った。
とはいえ、銭湯では娘を連れていくのは基本的にマイジョブ。流石に2歳少々の幼子をサウナに入室させるわけにも行かず、露天の黒湯と水風呂を往復する。(娘は水風呂が大好きです)
これはこれでファミリー銭湯を堪能して上がったところ、妻が「サウナ良かったよ!娘にはコーヒー牛乳飲ませてるからアンタ行ってきたら?」と素晴らしいサジェストが…!
ありがてえ。ありがてえ。サ室で流したのは汗か涙か。
ファミリースパ銭と舐めてかかっていたが、タワーヒーターは小窓の中にチラつく炎が見えて中々の迫力。室温もキツ過ぎずヌル過ぎず丁度いい。
そして水風呂。広々、そして中々深い!
デジタル温度計は18度からその手前をチラチラ。キッチリ冷やされる。
露天の椅子で突然の僥倖をフワフワ受け止めながら、ふと周りをみると小さな子供も沢山。ファミ銭ならではの、ほのぼのした和やかな空気に包まれる。
流石に1セットで妻子のもとへ戻ったが、家族がくれたサ活。美味しゅうございました。
男
[ 東京都 ]
久々に訪れた。
サ道効果かお盆休みだからか、昼時も普通に混んでてサ室も満室。
しかしドライでシッカリ熱い。無言の熱室で、智弁ナインの熱闘を見守るサ客達から時折「オォ〜」と声があがる。
水風呂も広くて冷たくていい。休憩は青空で何よりいい。
しかし本当にいいのは休憩室。何だろう、めちゃくちゃ居心地が良い。
前回に来た時もダラダラ過ごしたが、本日もめちゃダラダラしてしまった。
・入浴・サウナ1時間
・swich1時間
・睡眠1時間
・ファブル3時間、くらいだろうか。
お陰でいま完全に気持ちがファブルに持ってかれている。
18…18巻は無いの?海老原は?海老原はどうなっちゃうの??
男
[ 東京都 ]
久し振りに「めちゃくちゃ疲れてるな」とハッキリ自覚できるくらい疲れていた。
職場では何度深呼吸しても集中力は発揮されず意識は散漫で、コーヒーもチオビタも眠気怠気に歯が立たない。
お陰で仕事はまったく捗らず、同僚が帰った後もしぶとく机とPCにしがみついていたが、いくら経ってもまったく頭が働かないので、やがて考えることをやめてしまった。
原因は寝不足だ。
一昨日は職場の飲みの後に無駄に夜更かししてしまったし、昨日はおっぱぶの女の子からの営業LINEを断れなかった。
つまりまったく仕事とは関係ないところで疲れている訳だが、しかしこうして独り事務所でPCの前で足をダランと投げ出し、おもむろにシャツのボタンを開けたりしてボソリと空に「疲れたんだよ……」と呟いたりしてみると、なかなか雰囲気が出てくるのである。
二徹したサラリーマンみたいな空気を醸しながら職場を後にして、疲れたんだからしょうがない、と独りごちて途中下車し、武蔵境で境南浴場の門をくぐった。おばちゃん、サウナに手ぶらセット一丁ね。
はじめての境南浴場。
身を清めてサ室にinすると、温度計は96度。快適なアコースティックBGM。
しかし相反する異様な熱気に驚いた。熱源は…足元の板の下か。ボナサウナ。
真下からグググとくる熱気が、ダイレクトにムラなく身体を蒸しあげる。あっという間にのぼせた身体がダラダラと発汗するが、湿度のせいか身体の負担は少ない。
こりゃいい。浴室の奥の方が熱源に近いのか、さらに暑い。発汗。発汗。
堪らず5分で脱出し、冷水シャワーの後に水風呂。
柔らかい…!こちらも身体に優しい天然地下水で、いくらでも浸かっていられる。利用客が多いせいか温度は若干ぬるめだが…。冬は17〜18度くらいになるのだろうか。
総じて身体に無理がない。強い刺激で力技で整いを呼ぶようなサウナではなく、スローに向き合う銭湯らしいリラックスサウナだと感じた。
次は秋〜冬、そして運が良ければ人が少ないときに来てみたい。
すっかり軽くなった肩と足で帰宅。流石に今日はもうさっさと寝ます。
男
[ 静岡県 ]
凡そ9ヶ月ぶりの巡礼であった。
レンタカーを借りて、東名をひた走り、インターを降りて、街道を走りやがて後光差すあの黄色い看板が見えた瞬間の、あの気持ちの昂ぶりこそまさに聖地の為せるみわざ。
今日はしきじだけのために作った自由日のため、昼前の到着から夜まで、思う存分しきじを堪能する心積もりだ。何という贅沢だろうか。
まずは身を清める。当たり前のように極太爆強のシャワーの水流がたまらない。もう気持ちいい。
そしてフィンランドサウナ。そうか110度強だったか。もはや記憶も曖昧だ。
TVに流れる甲子園を見て、だんだんとシナプスに電気が通り始める。そういえば前回もこうしてここで甲子園を見たな。…いや、それは前々回だったか。
画面いっぱいにアップになる、夏晴れのグラウンドの球児の額の汗を眺めながら、サ室のおじさん達もビッシャリと汗を流す。
そして待望の水風呂。かけ水したらあとは思いきり、潜る、浸かる、浴びる。清洌な水を味わい尽くす。
ドドドと放水される天然水そのものの滝を浴びていると、田舎の山奥での川遊びを思い出す。あの清流で洗われるキュウリやトマトになったような気分で、一心に冷やされ浄められた。
椅子に腰掛けると流石に1発目からいいととのいがやってくる。最高だ。
薬草サウナはスチーム放出時を狙って入室した。ジリジリと身を灼くような蒸気の熱さがたまらない。当然長居はできないが、短時間で熱されてちょうどいい。
そしてこの薬香。一度嗅いだら忘れられないこの香りを求めてまたやってきたのだ。
ああ、しきじ、最高。来てよかった。
サ飯を頂き、休憩を挟みながらガッツリ夜まで堪能させて頂きました。
次は泊まろう。よし、そうしよう。
男
[ 千葉県 ]
部活です。会社のサウナ部で利用させて頂きました。
ケロサウナ、良い良いと聞いてはいましたがこれほどとは!!
80度ながら、密度の濃い厚みのある熱。背中に、足下に、ケロ材のどっしりとした圧を感じる。
照度を落としたログハウスのような室内に、アロマとも違う、木の甘い香りがたちこめる。
一切の嫌味なくとめどなく溢れる汗。清らかに生まれ変わる感覚。
深さがあり体感18〜19度の水風呂は、熱を優しく包みほぐしてくれ、外気の寝椅子で夜空を見上げると、ポツリポツリと弱々しい雨粒のお冷やがまた気持ちいい。
堪能させていただきました。
その後の場内での宴会も盛り上がり、もうヘロヘロです。
豊田にだけは行きたくない。それだけを念じて帰ろうと思います。
[ 大阪府 ]
今回の来阪は弾丸だった。
昨日の夜中に新幹線で大阪に到着し、今日の夕方には再び新幹線に飛び乗り東京に戻らねばならない。もちろんサウナとは別にメインの予定が組まれているため、ジャックバウアー並みにとにかく時間がない。
それでも昨晩はニュージャパン梅田店のカプセルホテルに宿泊し、本日はメインの予定を昼までに高速でこなし、帰京までの時間を錬金した。
できた時間で何するかは決めていた。
大東洋だ。
結果、大正解でした…。
90度のロッキーサウナは、照度暗めの落ち着いたつくり。広々とした室内ながら、ムラなく熱が立ち込めていて気持ちよく発汗できる。
そして非常に快適だったのが、表示70度のフィンランドサウナ。「低音」とのことだったが常に室内は80度前後に保たれていた。
なにしろセルフロウリュが可能!(キャンペーン期間中のみ)しかもあの、長柄ひしゃくでである。
おかげで室内はアロマの香りがほんのり、蒸気はしっかり立ち込め、吊るされた画面にはフィンランドの風景が流れ、素晴らしいメディテーションサウナとなっていた。
水風呂は何種類かあったが、今日は強冷水のシングル水風呂一択。サウナでしっかり火照らせた身体に9.8度がめちゃめちゃ気持ちいい。
そのままサ室前の寝椅子に転がり解脱する…。夢の動線がありました。なお、寝椅子も前面の開放された窓から外気が飛び込んできて気持ちいい…。
出会えた悦びに胸打ち震わせ、6セットほど往復して身体は気持ち良くヘトヘト。そこへ出立の時間が眼前に迫り、急いで施設を飛び出して新幹線の中で再び泥になり、そして目覚めてこれを書いている次第です。
良かった。大東洋。ありがとう。大東洋。今度は泊まります。大東洋。ありがとうOSAKA!!
男
[ 大阪府 ]
ニュージャパンという名を聞いただけで、頭に再生される甘い想い出があった。
たった3、4ヶ月前の事ながら遠い昔に感じるのは、その場所がもう無いからだ。
ニュージャパン スパプラザ。
大阪一のサウナ施設と言われ多くの人に愛されながら、今年の3月末に、建物老朽化により惜しまれながらも閉店した。
私は1度だけ、その閉店のほんの少し前に訪れたことがあった。サ道の先輩達に連れられた旅の最終目的地だった。
今となっては感謝である。想い出が煌めいている。全てが目新しく、楽しく、気持ちよかった。
広大でよく清掃され、築60年のビルとは思えないつくり。サウナを楽しくさせる数々の仕掛け、メインのサ室やアウフの熱、デトックスウォーターのおもてなし…。
今日はその系譜に宿泊するのだ。
甘い想い出を反芻しながら、否が応でも高まる期待。
慣れない一方通行動線にも、そうそうこれだよね、と初めてなのに懐かしい不思議な感覚が襲う。
身を清め、まずは屋上露天のフィンランドサウナから。70度とあったがヒーターが近く、よく発汗する。室内は無音だが、外の露天のテレビの音量が大きく内容が聞こえてきてややアンマッチ。
外の樽水風呂は面白い!こういう遊び心にスパプラザを思い出す。24度と表示があったが、体感18度ほどと感じた。
2階のサウナは逆に表示は80度程だったが、外の水風呂が14表記のためややアンバランスと感じスルー。
1階の高温サウナは広く温度も90度程。無理なく丁度良い温度でジンワリと身体に熱を蓄えることができた。
しかし水風呂が14〜15度で、身体の熱に対しやや強冷なものだからヒヤッとしてしまう。
良い施設だ。良い施設ながら、いない影を追いかけてしまうのだ。
先日、甲子園の予選敗退した金足農業高校の今年のキャプテンは「"あの金足農業"という周囲の期待がプレッシャーだった。」と語ったという。
同じ事なのだろうか。"あのニュージャパン"と期待してしまうのがいけないのか。
どうしても正面から向き合えない。
ミストサウナが面白かった。広さもミストの演出(熱湯の滝)もそうだが、サ室内に水風呂があるのだ。しかも17度手前。
浸かると、頭は温められてるのに身体は冷たい、味わったことのない謎の感覚に襲われる。
こんな遊び心に、関東の余所者が僭越ながら、系譜を感じたりした。
[ 東京都 ]
風邪をひいた。
大体天気が悪い。7月も半ば過ぎだぞ、どうしてこんな毎日ジメジメしてるんだ。夜も冷えるし。もうすぐ令和初の夏休みを迎える全国の小学生が不憫でならない。
君たちのメモリアルな夏休みは雨だぞと。ラジオ体操は初日から中止だぞと。プール?カブト虫?テトラポット?何言ってんだ雨だ雨、家で宿題やってろ。何言ってんだは自分だ。何だこれ。
そんなこんなでお風邪を召し、当初は無視しようかとも思っていたものの、微熱や関節痛、全身の悪寒や倦怠感などがあの手この手で存在をアピールしてくるものだから、観念して本日医者に罹り風邪のお墨付きとお薬を頂戴した。
クスリを服用すると人間現金なもので、元気になったような気がするのである。効能目覚ましい。どうせなら勢いをつけて、この風邪をメッタメタにしてやろう。そんな悪心が沸き起こるのである。
そんな訳で、予定されていた会社の飲み会を「すいません…風邪で…へへ」と欠席し、プレジにやってきた次第だった。
プレジは初訪問である。
薬草スチームに心惹かれた。薬草スチームと言えばしきじだ。施設側でも完全にしきじをフィーチャーしており、しきじの薬草7種類のうち4つを使用していますと掲示してある。期待が高まる。
身体を清めてまずはドライ。広い!そして壁が石造りで妙に格調高い。板張りも綺麗で清潔。遠赤ヒーターによりジワジワと優しく発汗する。とても良い…!弱った体にピッタリだ。
シャワーで汗を流しての水風呂は、サウナー温度の15度設定とのこと。浴槽が大きく浸かりがいがあり、そして15度が本当にちょうどいい!!
洗い髪が芯まで冷えるほど浸かってからととのイスに納まると、しっかり整いがやってきた。
そして期待のスチーム。
階段を登り、ガラス貼りの部屋に一歩踏み入れると、想像以上に、ア、熱い!!
温度計は50度の針を振り切っており、湿度は80%手前。
身体を動かす度にチリチリと痛いほどで、この熱さ、確かにしきじだ…!!
薬草の香りはミントが強く、記憶のしきじとはやや異なるが、身体を包む蒸気全てが「僕たち!」「身体に!」「良いです!」と確かに言っている。(ような気がする)
しっかりと薬効を堪能し、休憩室で布団を被っていると、風邪の倦怠感が心地よい疲労感に変わっていくのを感じた。(ような気がする)
風邪にはサウナ。はっきりわかんだね。(個人の感想です)
男
[ 千葉県 ]
ジートピアのGはゴージャスのG。
ホームページに大文字で記された『男の楽園』のコピー。石造りの浴場内。居並ぶ女神像。ジェットバス。
バブルの頃のサウナ、訪れたことは勿論ないが、もし入れたとしたらこうだったんじゃないかと想像せずにいられない、独特の世界観。
極め付けは浴槽の底タイル。キラッキラのゴールドに輝いておりますがな…!
目眩を感じつつサ室in。広い。そしてここも壁の石面積多い…。
壁のタイルが吸湿効果を存分に発揮しているのか、110度超でめちゃめちゃドライ。ロッカーキーの樹脂バンドすら、熱を蓄えて刺しにくるレベル。これはなかなか味わえない。ドライ。アンドソーホット。ピザ窯なのかな…。
堪らず5分で飛び出そうとすると、身を切る風で唇が痛い。すごい。
しかしその分、地下水キンキンの水風呂がキモッチイイ…!!
顎まで澄んだ水に浸かりながら、頭上の石像からチョロチョロ溢れてくる水で頭頂部を冷やしていると、潤いが身体に存分に沁みわたる感じがします。
こんなセッティングもあるんだ。まだまだサウナビギナーの私にとって斬新な体験となりました。
増やまさんのツマミも全部美味しかったし、良いですね船橋。遠いけど…。
男
[ 東京都 ]
ブランクがあった。サウナから数週間離れていた。
カイジでいえば沼攻略が終わった後、ギャンブルから離れてボーッと美心と公園に行っていたアレだ。
わしの場合、娘を銭湯デビューさせたら見事に気に入って「パパとおおきいおふろいきたいのー」などと言ってくれるので、調子に乗って週2、3で通うなどしていた。うちの娘凄いんですよ。2歳にして交互浴をキャッキャいいながら嗜む姿。これは大物になりますよ。
え、誰が美心だって?ちょっと待ってください。言っていいことと悪いことありますよ!!
さて。
そんな折、summer king氏がいつも通りアウフの招待状を持って現れる。
今回は「火の鳥」「サウナそのもの」の異名を持つ熱波師、井上勝正氏だ。先に受けた彼とボスが言うには「地獄を見た」とのこと。
受けらいでか。レジェンドには3度完敗したが、今度こそ生き残ってみせる。決意を胸にオリ3へ降り立った。
レスラーさながらの井上氏の鳳凰コスチュームに眼を見開きつつ、ポジションは冷静に2段目をチョイス。タオルを額に巻き、防御姿勢で熱波を浴びる。蒸気量がすごい。痛い、が最上段ほどではない。これは耐えられる…!
「サウナは我慢大会ではない」
そう記すメディアもあるが、こと有名熱波師のアウフグースについては完全に我慢大会の様相である。ギュウギュウにすし詰めのサ室内で、呻きながら熱を浴びるおじさん達を見たら本場のフィンランド人はなんと言うだろうか。
いや、いい。それはそれ。これはこれである。
1回目を終えて一旦の水風呂小休止の後、2回目のおかわりアウフも2段目チョイスで姑息に生き残る。勝てばよかろうなのだ。
ご褒美水風呂にしっかり浸かると、やがてやってくるクラクラ。これだ。これを貰いに来た。
ベンチ休憩では、赤いサウナマットさんと初邂逅。聞けばsummer kingに誘われたもの同士とのこと。すみません、 kingは仕事が終わらなかった模様です。
その後、ふーちゃんさんの特別アウフグースを赤サウさんと2人で受け、灼熱の蒸気針に全身を刺され悲鳴をあげながらしかし、謎の一体感のある時間を過ごした。
サウナはいつも予想できない何かをくれる。今日はアウフを受けにきて、出会いを得た。赤サウさんありがとうございました。
サウナはいい。サウナはいいぞ。何がいいんだかわからんがサウナはいい。そう言うことですわ。
男
[ 東京都 ]
3度目の正直というものを信用していない。2回やってダメだったら3度目もダメに決まってんだろJK。
しかしなぜ。また負けるとわかってて戦場に向かうのか。
誰にも問われることは無いが、仮に問われたとしたらこう答えよう。「いや、そういうので通ってるんじゃないんで。」
今朝方、出勤時にレジェンドゆう氏のツイートで、本日のオリ1でのロウリュイベントの存在を知った。
2度の敗北の苦い記憶、甘いクールスイングの記憶。心はひとりでに、19時の回への参加を決めていた。
20分前にオリ1へ滑り込み、身を清める。地味だが、シャワーがレバー式ながら1回の吐水時間が長めなのがありがたい。
そうしてレジェンドゆう氏が登場。19時ジャストに、皆々がサ室になだれ込む。
ここで痛恨のミス。出遅れて1段目が全て埋まってしまい、2段目(最上段)しか空いていない。最上段はヤバい。それは前回、前々回でイヤと言うほど身に染みている。
案の定、アロマ水がikiストーブに注がれると、全身を刺すような熱蒸気が襲う。
「ウオォ…!」呻き声が漏れる。
防御だ。弱点を、弱点を押さえるんだ。
拳を握り、内股になり、身体をグッと縮めると、自然と身体は守りの型「三戦(サンチン)」の姿勢をとっていた。
容赦なく襲う熱。目も開けていられない。拳を震わせる間に、1人、2人とサ室から去って行く。いずれも最上段の人間だ。最上段はヤバい。
やがて自身にも臨界点が訪れた。わかっていたさ。ただ戦ってみたかったんだ。男にはそういう時があるんだ。ヘレン叔母さんには謝っておいてくれよ。
…。
…。
座椅子で、頭頂から爪先まで痺れる快感に打ち震えていると、レジェンド愛弟子ふーちゃんさんのクールスイングがそよいできた。これが天国の風か。ボブ、こっちも悪くないぜ。
またしても敗北した。甘い敗北の味だった。
男
[ 福岡県 ]
2日間で600キロくらい走ったらしい。普段運転しない自分からすると、だいぶやりきった感がある。福岡空港前でレンタルしたノテのフロントガラスには、高速ダイレクトアタック即昇天した羽虫さんたちの爪痕が無数に残っており、走り倒した2日間を偲ばせる。
何が言いたいのか。つまり、よく頑張った、自分。そんな、ご褒美ではないけれど、1つの締めくくり。旅の終わりはウェルビーだ。
かつて同じメンバーで名古屋のウェルビーを訪れた際に、ウェルビーはサウナのテーマパークだと感じた。ドライとスチームと水風呂しか知らなかった私に、アイスサウナ(冷凍倉庫の中みたいなもの)、強冷水のシングル水風呂、etc...そんな多種多様な、ワクワクするような楽しいサウナ体験を与えてくれた。
ウェルビー福岡さんも、やはり上記の2つを備える。そしてさらに、茶室のようなお一人様用蒸しサウナ「からふろ」や、ゆったりした陶器風呂(温度が激烈にちょうどよく、休憩後にめちゃくちゃリラックスできた)など、新たな体験もしっかり用意されていた。
メインのサウナ室内は、ケロ木材の薫りがとても心地よく、またモニターに映されるフィンランドの風景には旅情を掻き立てられた。
アウフグースは解説が丁寧で、蒸気量や熱波も少し優しめ。目を閉じて蒸気の音を聴くことを推奨されるなど、熱波だけでなく、総合的にロウリュ&アウフを愉しむ提案を感じた。
ダメだ、眠い、文章がまとまらない。
とにかく締めくくりがウェルビーで良かった。
強冷水を浴びてめちゃくちゃキッパリサッパリしたはずの身体はいま、東京に戻ってきて、何か夢を見ていたかのように怠く重くなっています。もう一度。またいつかもう一度。
男
[ 大分県 ]
今回の九州サウナ旅で、1番インパクトを受けた施設はここかもしれない。
キャッチコピーの「絶景の露天風呂」は本当にその通りだった。
露天に歩み出ると、快晴の別府湾のパノラマが眼前に飛び込んでくる。生茂る緑と青い海、その向こうの四国、行き交う遊覧船。見渡すその絶景に思わず「おおっ」と声が出る。
目線を足下に移すと、そこは露天の棚湯。社会の教科書で見た「棚田」のように、湯殿が階段状に、前方の崖へせり出さんばかりに並んでいる。
一段一段と下り、先端に辿り着くと待っていたのは先程のビューを特等席で楽しめる寝湯。
最高か…最高かよ…。マリーナベイベップワンですか。こんな贅沢、いいんですか。
サウナ室は、露天の一角に佇むロッジ風。二重の扉を開けてまず漂うのは、心地いい木の香り。そして前面の大窓からは、先程と寸分違わない絶景が広がる。なにこれ。最高か。景色1つに最高が渋滞する事態が発生。
水風呂は小さいながらシッカリ冷えてて体感17度か。
惜しいのは休憩用の椅子もベンチも見あたらない。
しかし、広々と余った風呂の縁に寝転がり、青空と一体化すると、ととのうとはまた違う、空と風と開放の心地よさがやってきた。
(しかし、その後すぐに体力の限界を迎え、1セットのみで早々に引き下がることに。無念…。)
男
[ 大分県 ]
おっさん3人で家族風呂に入るDAY。
2005冬。必死に貯めたバイト代を握りしめて、同じ大学の1つ年上の彼女と貸切風呂つき温泉に泊まったあの冬。
当時の自分に教えてやりたい。
お前がいま最高にムーディでエロいと思ってるその貸切風呂な。10ウン年後、所は違えど同じような施設で、腹の出たおっさん3人でキャッキャ言いながら入ることになるんだぞと。
ーーーーー。
熊本から200kmのロングドライブを経て辿り着くと、期待していた砂風呂や大浴場は改装中のお知らせ。しかしボスは諦めなかった。大浴場がダメなら、家族風呂があるじゃないと。
唖然としたが、いざやってみるとこれはこれで楽しい。周りの目を気にせずバシャバシャと童心に帰るおっさん3人。
家族風呂にも1台ずつ、小さな蒸し風呂と水風呂がつくのが嬉しい。
石造りの小さな小屋で、硫黄の蒸気にモウモウと蒸される。表示温度は50度だが、スチームが身体にまとわり、気持ちいい熱さを感じ発汗が進む。
水風呂は常温だが、やはり露天の開放感が気持ちいい。
強力な硫黄臭から連想される湯あたりに怯えつつ、湯処を堪能しました。
男
[ 熊本県 ]
言葉が多くなる癖があるので、端的に表現していこうと思います。
水風呂めっちゃよかった!以上!!
……で済むはずがないんですわ。
おこがましいながらも、私が旅サウナで感動するポイントを挙げさせて頂くと、やはりその地その地「探求」なんですよ。
過去の旅で神戸サウナスパさんや、ニュージャパンさんで感動したのは「どれだけ楽しんで、満足して帰ってもらえるか」を追求した関西らしいホスピタリティでした。
湯らっくすさんで感じたのは同じ熱量の、だけどベクトルが少し変わった「どれだけ気持ちいいサウナ体験をして、サウナを好きになってもらえるか」というホスピタリティ。
171cmの水風呂、ジワンさんの剛熱波で火照った全身が均一に冷却されて、休憩時に頭頂から爪先までくまなく虹色の揺れがおそう。
メディテーションサウナ。山奥のキャンプで焚火を見つめるような、静かで深い集中。
こんな体験したら、サウナにハマらないわけがないんですわ。
ごちそうさまでした。キャビンで泥になりたいと思います。おやすみなさい。
男
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