【閉店】スパリゾートプレジデント

7月1日。閉業のその後、9時間だけ、束の間の夢。儚いという字は人の夢と書くのよ。

オドオド応募しまさかのレディースデー当選、ご連絡に対するアクションが正しいのか心配すぎてつい問い合わせ。即レスくださりフォローしてくださったたくぞうちゃんありがとうございます、お顔がわからずちゃんとお礼言えませんでしたが皆様に90度腰から折って37年の歴史に感謝をお伝えします。フロントで3000円払いあれこれいただきサプライズすぎて感動。サプライズじゃなくなるので書きませんが、人生初くらいに女に生まれてよかったと思う。明日からおじさんになる。なりたい。たのむ。

選んだカランは高級品お試しゾーン。ボタニストのボディソとか馬油のコンディショナーとか。軽石とシャンプーブラシと石鹸があるのが男性専科らしい。

ササと支度しドボンと二股温泉。ラジウム温泉を装置で濾過してなんとかかんとか…記憶がバカすぎて説明できず割愛。お風呂はこれひとつ、ゆるりと予熱しサ室へゴー。まずは数段降りる階下のドライサウナへ。

L字で短辺1段、長辺2段。天井も2段になっているのとストーブの配置のせいか、どの席に座っても均等に熱い。といいつつ某氏のサ活で拝読したプレ八幡席は格別の熱さ。要はストーブ前に木の風呂椅子が4席置かれていてそこが物凄く熱い。2分が限界。しかしストーブに腰を差し出すと数年来の自宅勤務でイカれた筋肉に力が漲る。ありがたくストーブを拝む。3巻のガス遠赤外線、ガチムチマッチョ系の佇まい。床にはアルミホイルで拵えた皿にモリモリに積まれた備長炭があちこちに。壁にはメッシュに包まれたヴィヒタ。モニターは静かに眠り、代わりに室内にはピアノジャズが流れる。灯りも半分ほど消されてフィンランド感。個人的には上野感だって好きだけどこれもソーナイス。

かけ湯で汗流し水風呂はサウナサンオマージュの冷たすぎ感軽減冷たい15度水風呂。常時5名くらい水に浸っているが譲り合い快適。

外気浴は浴室内にプラ椅子4脚、足りないよねと脱衣所に2脚、ロッカールームに4脚。のぼせや熱中症でご迷惑かけぬようにとサウナは6分設定でその分外気浴を長くとる。浴室内はなかなか座れずだいたい脱衣所で。これはこれでエアコン風にそよがれていい感じ。

階上のスチームは静岡の某人気施設の薬草4/7種の設定。その分ミントと丁子の香りが際立ち、スースーでほの甘い。目の前が見えないほどの蒸気。

食堂もリクライニングも堪能し、スタッフ様たちにお礼を告げまくり入口で18時ガールズと記念撮影。最初の最後の素晴らしい機会に心から感謝します。37年間本当にお疲れ様でした！またいつかお会いできたら幸せです✨

北欧カレーとレモンサワー

燻製オイル持ってこなかった事が悔やまれる！しかしご飯の硬さが絶妙でルーがけでも好み。2缶飲んじゃった

プレジデント最後の日。
夜通しいる都合上夕方から出社。
閉店告知から恐ろしく押し寄せる
御礼参りのサウナーたち。
店内環境と相談しながらの営業。
皆口々に残念という声を出しては聴き続ける。サウナを愛でたいも、フワッと言った一言で火が着いたプレジファンのディレクターさんがスチームサウナより熱い熱量で凄かった。そのシナジーが確実にあってもう凄かった。生粋のファンの熱量も凄かった。
夜お店を貸し切って、想いを馳せて楽しそうに歓談していた。
私も呼ばれていたのでちょっとお邪魔したら色紙の寄せ書きや表彰状を頂いたり、
凄く楽しそうで、みんないいおじさん達が凄く楽しそうで。その後お店に戻って、たくぞうさんや冨田さんと打ち合わせ。そして夜な夜な事前準備。
お客様達の打ち上げが終わりぞろぞろとプレジデントへ帰って来ていた。
準備傍らに私の横を通過していく。
中には話しかけてきたりしてちょっと歓談したりもした。
翌朝は、最後の炭の煮沸とサウナサンシステムの更新に、薬草の3倍だぁーと更新。
レディースデーの本番はドライをトワイライトヒーリングサウナ大森ガーデンにしようと勝手に決めていた。
そして、通常営業の終了時間を迎える。
キチンと挨拶は出来なかった。
いや、本当に時間がなかった（笑）
汗流してガツガツ動いていた。
しかしながら、その準備不足は杞憂でした。
北欧の菅さんやシズクの冨田さん森さんが
フロント周りに必要なことのセッティングを
経験値より柔軟に対応していた。
私はレストランでカレーを担当でやっていたが、まさかの解凍ミスで料理提供の遅延が起きてしまった。
それも冨田さんとたくぞうさんがカバーしてくれた。
毎回サウナマット交換しないとと思い息混んでいたがそれもレディースのスタッフが全てこなしてくれた。
私出番ないじゃん（笑）
というか皆が優秀すぎた。
店内の光景は面白い。
プレジのフロント入口に吉田さんがいて、フロントに菅さんと森さん、プレジの厨房に北欧カレーを解凍調理するシズクの冨田さん。
もうメチャクチャです（笑）
普通に上野オールスターが店を切り盛ると
円滑さがケタ違いです。レディースデーも終わり、その後の総括はプレジの3階レストランで。菅さんや吉田さん、たくぞうさんの50代トリオの元気さに脱帽、呆然、
だって深夜2時回っていて元気なんです。
見ててスゴイと思いました。
その場にいてふと我に帰って私自身、
何でこういう風に集まっては銭にもならないイベントをカラダ張ってやったのかなと
不思議に思いました。
プレジデントにはそんな不思議なチカラが宿っていたのかな、ってね。

片方の携帯にインストールしてはいるもののペーパーTwitterと化して全く機能していない、と思いきや、2週間ほど前に 思わぬ記事を受信してきた

それは、この度の唐突な閉館の報せでした。

恥ずかしながら詳しく存じ上げず、お世話になっている方に伺うと
最後なら後悔してでも行った方が良い と珍しく焚き付けられ伺わせて頂くことにしました。

夕方より 寄り道？しつつ 上野へ到着、乗り物留めて、真っ直ぐてくてくと着きました。

別れを惜しむ方々に紛れ、整理券を手に受付の列へ。その間、辺りを見回すと多くの方々に愛されていたことが伝わって取れます。
受付を終えるとロッカーへ。

この雰囲気、
私はJNファミリーを思い出しました。すごく近いと言うわけではないですが、多くお世話になりました。
初アウフグースもJNでした。

キョロキョロしつつ 浴場を見つけて入ると、
ここでは記憶の淵に残る 相模健康センターがフラッシュバック。

辺りに散りばめられた造花が、あの強烈な薬湯が満たされた中央に座していた造花と重なります。

最後の日、営業終了時間を迎えると浴場にて従業員の方が大きな声で感謝の言葉を述べられました。
お客様皆さんからのそれに応える拍手が鳴り止まなかった。
儚く哀しいけれど素敵な瞬間でした。

各種アメニティ、複数の洗剤、ジーラはゆいるでも採用されていたシャンプーでしたか、なんとも至れり尽くせり。
ともあれまずはドライサウナに入り、水風呂へ。
もちろん沢山のお客様がおりましたが、礼儀良い譲り合いとを拝見でき、私もすぐに環境に順応することが出来ました。

ロフトのようなガラス張りのミストサウナへ。

京都お土産の定番の八ツ橋が分かりやすいでしょうか
（あとはかつてのLOTTEのイヴ？）、ニッキの香りが強く立ち、後方にはスパイシーさ 甘辛い香を聞きました。サウナでは珍しいオリエンタルノートと思います。
もちろんセッティングも大変良く、香りも相なり今までの私のミストサウナ上 最も好みにこの期に巡り逢うとは哀しく嬉しい。
二度目は珍しくハットを被って、これは相性バツグンでした。その心地良さったら香りと熱とでゆったり酔。

最後に水風呂から出てフチに座していると、若い方がわざわざ肩を叩いて椅子を譲って下さいました。
改めてありがとうございました。
良い背を見て養われてこられたのでしょうね。
お心遣いが一番嬉しかったです。

男性はこれにて最後だけれど来て良かった。

老舗のラストダンスは私“も”




プレジの前に
久しぶりにプレジの所へ、掃除して乾杯

とんこつラーメン 博多風龍 上野店

とんこつラーメン

あっさりさらりと、やわらかめが好みなのですが 後になって『ずんだれ』出来るっぽいと知りまた機会あれば