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煮ゑ湯

2024.06.25

5回目の訪問

クアパレス

[ 千葉県 ]

開店前に突撃すると常連グループ等、店前待機が多数いた。
定刻から5分遅れでシャッターが上がる。
エントランスから受付を経て脱衣所までずっと混雑していた。
今日みたいな暑い日は動けばシャツが不快に体にまとわりつく。
体を流したい。一目散に水風呂に飛び込みたい。
それなのにこうも混雑していては不快指数ばかりが跳ね上がる。
どうにか着替えを終えて浴室に入るともうサウナ室のドアが開いた。

はえーよ!


そうは言っても、お風呂がお風呂でお風呂とつながっているお風呂の宮殿、クアパレスである。
まずは湯に浸かりゆっくりする。

暑さのせいなのかメインの浴槽はぬるめで映画を見ながらゆったりするにはもってこいだった。

しばらく湯に浸かりその後サウナに入る。
高温の方は意外と空いていた。
出入りがあるせいで少し温度が低かったが多湿タイプなので汗の出はいい。
中温の方は同じぐらい人が入っていてやや混み気味だった。
小さめの室内は奥に行けばしっかりと熱と湿気があってよく汗が出た。

それぞれ3セットずつ。
映画はバイオレンス系のサスペンスかと思っていたら途中で何回かスプラッターシーンがあって勘弁してほしかった。
しかし映画が2周目に入るとついつい食い入るように見ていて自分でも不思議だった。

念願の水風呂は途中温度が上がっているように感じたが抜群の水質でずっと入っていたい心地だった。

今回も堪能した。

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18

煮ゑ湯

2024.06.25

108回目の訪問

昨日はさぞかし混んだのだろうとか考えていたら、今日も混んでやんの。
今回ばかりはカランの数を減らしたのがアダになったんじゃないのと言いたくなるぐらいに混んでいた。
Wコーラ祭りの残渣ともいうべき痕跡をサウナ室や浴室に探したが一切なかった。
寂しくなるぐらいに清掃が行き届いていた。
普段通りに戻ったサウナには先客がいなかった。
私は未だ本八幡バフが剥がれていないので熱耐性がバグったままだった。
サウナ室が今のスタイルになってからはまともに正面から浴びたことがなかった気がする。
それなのに今の状態では一番熱いとされるストーブ正面の席でもゆるゆると座っていられる。
男湯女湯の入れ替えが実施されてから初めて10分の壁を越えた。
途中、人が増えて満員になることもあったが5セットをこなした。

今日の湯上がりはUMAMIコーラにした。
ありがたがって何回も缶をひっくり返しすぎて開封時に噴き出すのはもはやお約束となった。
イヨシよりはこちらが好みだと再確認した。

そういえば先日、NHKの「ひるまえほっと」という番組にここが取り上げられたらしい。
その紹介HPをプリントアウトしたものがラミネートされ浴槽の壁に掛けてあった。
めくって見てみるとご店主の銀行員時代の写真があった。
スーツを着た姿はいかにも実直でちょっと堅そうな雰囲気で写っていたが、そんな人がハワイアンなんてぶっ込んでくるんだから今更ながら再び驚かされる。

これからさらにどういう進化をするのか目が離せないのだが、いつぞやに壁に貼ってあったインタビュー記事、その一節にご店主の野望として「ドライサウナの増設」があった。
そのことについて私は決して忘れてはいない。

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41

煮ゑ湯

2024.06.24

64回目の訪問

玉の湯

[ 東京都 ]

日付が変わった頃、50分一本勝負が始まる。

23日は都内で大々的に「イヨシの湯」が実施されていたそうで、これは銭湯に行かない手はない。
天徳泉の「イヨシの湯×UMAMIサウナ」に心惹かれたが、いかんせん時間がない。
(こんなことなら前日のUMAMIサウナだけでも行っておけばよかった。)
移動時間10分の差はどうしても惜しい。
家から近くて遅くまでやっている玉の湯の頼もしさよ。
週二日定休日があっても目をつぶることが出来る。

特に「イヨシの湯」の提示はなかったようだが入り口は混んでいた。新規入店が前にも後ろにもある。

もしやと思ったら案の定で洗い場が見事に埋まっていた。
「お前ら何時だと思っているんだ!早く帰れ!!」
と自分の立場を完全に見誤った気持ちでそのまま立ちシャワーで洗髪洗体を済ます。
メイン浴槽の方が「イヨシの湯」みたいだったので先に入る。
色は残っていたが香りはぬけていた。
ただこのおかげでさっさと湯を切り上げ、サウナに向かうことができた。
途中の席移動を前提にした15分1セットのみを心に決めて入室すると先客は1人だけだった。
銭湯サウナあるあるで浴室は混んでいるがサウナは空いているパターンだった。(その逆もまたある。)
しかもすぐに先客が出ていき独り占めだった。
ここはもちろん、上段に座る。
あまり湯に浸かっておらず体が温まってないせいで効く。ものすごく効く。
またとない独り占めの機会に、上段で15分完走する腹づもりだったが8分ほどして仕切り直しで出た。

水風呂でしっかり体を冷やし、飲み物をがぶ飲みしてから戻る。
1セット目で汗は充分に出たし、前日もかなり汗を流したから、最後はゆっくりしようと予定を変える。
久しぶりに寝サウナをした。
マットの汗臭さに目をつぶればかなり気持ちがいい。
引き続き汗がよく出る。

水風呂に浸かりながらぬる湯に手を伸ばす。
少し白みがかった緑の湯は何の湯かと思ったら最近お気に入りの「ユーカリ&ブラックペッパー」だった。
「イヨシの湯」よりもこちらの方が好きなんだよな、と首を伸ばして匂いを嗅いでみたがいつもの井戸水の匂いだった。(色もレインボーやクアパレスで見たものと大きく違っていた。)

帰りにせっかくなのでイヨシコーラを買う。
冷蔵庫が壊れているらしく、氷を入れたクーラーボックスで売っていた。
これがよく冷えていて缶を首筋に当てるといいクーリングダウンになった。
頭も冷え冷静になれたようで、イヨシコーラがそこまで好きじゃないことを思い出した。

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44

煮ゑ湯

2024.06.22

42回目の訪問

宿泊明けはいつもグズグスするものだが、ノンアルだったこともありすんなりと7時前に目が覚めた。
もう少しそのまま寝ているのならば浴室で横になった方がいいと思い、2階へ降りた。

土曜でも朝は人がまばらだった。
瞑想サウナは無人だった。
敷かれているマットを表現したようなふかふかな肌合いの空気で少し眠くなる。
半分寝ながらしっかり汗をかく。
冷まし湯に浮きながら横になった後、オートロウリュ5分前のサウナへ戻る。
モニターを見ながら待機する。
モニターの中では薪が燃えていて、なるほどこれは実質薪サウナだな、そりゃハマるよな、なんて考えていたら、ライトが光りだした。

オートロウリュが始まるとさっきまでのふわふわ感は消え去り、B地区が痛む。
再び冷まし湯で休んでからすぐに瞑想サウナに戻る。
下段に座ると熱さは感じないものの汗が大量に出る。
オートロウリュの最中ぐらい出る。

こんなことを繰り返しながら5セット
オートロウリュにももう一回ありつけた。
高温サウナには入らなかった。

朝食を摂ろうかと思ったけど眠くなったので帰った。
やっぱりここのオートロウリュは定期的に浴びたくなる。

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20

煮ゑ湯

2024.06.21

41回目の訪問

「そろそろあのオートロウリュが味わいたいなって思ってたところだし。だから、べ、別にアンタのために来たわけじゃないし。」

というわけで久しぶりにレインボー本八幡にやって来た。
今日は宿泊

アウフグースは18時半の回を予約した。
時間潰しがてら下見で高温サウナのストーブ側中段に座るとあっちぃ。
耳の裏はヒリヒリするし、口の端がピリつく。
熱さが蔓延してジンジン来るのはかなり久しぶりな気がする。
上段に座ればB地区が痛む。
性感帯から外れているのか、いくら熱くてもここが痛くなることはほとんどなかった。
アウフグースでは、どうやら今日のこの絶好調状態のストーブだと下段に座らないと死ぬ。チクモゲする。

18時半開始のアウフグースは鮭山さんfeat.小泉さんa.k.a"鯉やん"(from素面)のリラックス回(自称)だった。

ちなみに17時もリラックス回だが何故か完走者なしに終わったらしい。ストーブのコンディションを考えればさもありなんだが、お二人の「あんま熱くしないでね。」とのやり取りが白々しく聞こえる。

夏至の今日はハーバルサウナを意識して、煮出したラベンダーやヴィヒタ(の出汁)を使ったロウリュだった。
鮭山さんの話によると、本来はもっと低い温度でゆっくり膨らませていくものだが、本八幡の高温、ましてや今日のストーブでは、爆発四散ってぐらいに瞬時に香りが広がって消えていく。

続いてはここでもお馴染みになってきた鯉やんの順番なのだが、妙に静かなスタートだった。
おしゃれパーマにダイダイ染めのボトムスはいつものスタイルだが所作に落ち着きがあった。
口元には微笑をたたえる。これはほほえみの国タイからの帰りだからとばかり思っていたが、どうやらリラックス回を意識してのことだった。

「皆様、リラックスしてくださいね。」なんて変に気取った口調で話すのも明らかに煽りに聞こえる。
終始ゆったりとしたタオルスイングでリラックスした時間が流れると思いきや、強い風が織り交ぜられる。
ターンを経るごとにロウリュも豪快さが増す。
時計に目をやると15分経過していた。
早めに退室して水風呂の混雑を回避し次のオートロウリュに備えようかと思っていた。

だけどリラックス回(すっとぼけ)だったから脱落者が多く、個別にたくさん扇いでもらえたのでオートロウリュは諦め、できるだけ居座ることにした。

そしたら最後の最後でお二人とも今回がリラックス回だったことを思い出したらしく、思いの外、早く終わってしまった。

その直後、冷却不十分なままオーロウリュを上段で受けた。
アウフグースの余韻をかき消されるかとも思っていたが、余韻の方が上回ったみたいでリラックスして最後まで受けられ

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18

煮ゑ湯

2024.06.20

101回目の訪問

第二宝湯

[ 東京都 ]

閉店まで時間がなくて50分一本勝負

サウナ、もう少し長くいてもよかったかと思ったけど、その分休憩の時間が長くとれて結果オーライよ

パスチャライズ決めて閉店ガラガラ

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10

煮ゑ湯

2024.06.19

7回目の訪問

最近、すっかり薪サウナにハマっていて、改めてかるまるに来た。
かるまるに来た以上はもちろん他のサウナや風呂も楽しむ。
だけどやっぱり薪が好き。
ハマっているというよりももしかしたら中毒かもしれない。
入室ルールもわかりやすくなっていた。
ややこしい手順がなくなったので5セットぶっ通しだった。
ここの薪サウナは薪ならではの火力の強さを感じやすい。
スタッフさんがロウリュするたびに炭の香りが降りてくる。
セットが進むにつれ在室時間が長くなる。
『「待ち席」空き待ち』まで出ていたのでさすがに階下へ移動した。

それでもしばらくは余韻が続く。

黙浴厳守のおひとり様専用なのは重々承知しているつもりだけど、ここぞとばかりに大きめの独り言が漏れる。
それは歳のせいなのか、かるまるのせいのか、どちらともわからないまま、スースーするやすらぎに身を委ねた。

そしたらちょうどそこにアウフグースから出てきた人がサントルに入りながら「Whooooo!!」って声をあげた。
(「ふぅ…」ではなく明らかに「Whooo↑↑」だった。)

きっとこれはかるまるのクオリティの成せる術だ。

そのまましばらくかるまるの熱や水を浴び続けていたら、こんな西海岸みたいなノリに私もなれるのかと少し期待したが、明日も早いんで帰った。

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29

煮ゑ湯

2024.06.16

5回目の訪問

昨日は千葉県民の日かつ大賀ハス祭りの初日だった。
本当は来る予定だったのだけど、土曜日はサウナが女湯の日ということに気がついて引き返した。
よかったー、途中で気がついて。
よかったー、西船橋あたりで気がついて。
あぶねー。


…で、改めて今日、黄色い電車でおよそ端から端まで、揺られに揺られて来た。

日曜日は15時オープン。
それまで全裸で店前待機、とはいかないものの、早めの時間に入店したい。
その一方で開店待ちをするのもなんだかガッついているみたいで恥ずかしい。
わざわざここまで来ておいて、いまさら何をいわんや、ではあるのは十分にわかっているのだが。

結果、15時半過ぎに入店してみるとすでに先客が何人かいた。
いつもは平日だったから、これぐらいのタイミングで来ると1番乗りか、他に1人2人ぐらいなので少し驚いた。
空いているのは嬉しいが、あまりに少なすぎると今度は心配になる。
それなのにいざ混むとなるとそれはそれで嫌だ。
ここでも難しい中年のどうでもいい心理が発揮される。

今日は暑かったからか、露天風呂がぬるめに設定されていた。冷まし湯ぐらいの温度で、これぐらいの方が水の肌触りの良さがわかりやすい気がして、冷冷交代浴が捗った。

サウナは座る場所に困るほどではないが、今までで1番人が多かった。
ロード店長自ら薪をくべていた。薪補給のタイミングはいつもよりも頻繁な気がした。
そのおかげか、人が多くてもサウナ室のコンディションはしっかり保たれていた。
誰も喋らなくて静かな中、炎が燃え盛る様に見とれていた。
温度や匂い、光に魅了される。
その没入感に身を委ねると10分間のつもりが15分、20分と無限に延びていく。
思う存分汗をかいた後の体を受け止める水風呂も素晴らしいものだった。
水温計が何度を示しているかなんて気にならない。
人が多かったので最低限の気を遣いながらも充分に堪能した。
休憩はもっぱら脱衣所で行い、合間に露天風呂を挟んだ。

日曜日だからか今日は子供連れ、家族連れのお客さんで賑わっていた。
ロビーや脱衣所の騒がしさとは裏腹にサウナ室での時間は静かにそしてあっという間に過ぎていった。

満足して帰路に着くのだが、明日からのことを思うと気が重い。

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14

煮ゑ湯

2024.06.15

107回目の訪問

夜になっても気温がそこまで下がらないようだったから、今日は水風呂を楽しみたいと思った。
だからサウナはそのための手段であって、あくまで主目的は水風呂である、と。
そうは言っても、水風呂をより楽しむべく、サウナではいつも以上に熱々に仕上げた。

いまさらだけど水風呂が掛け流しになったのはかなり大きな変化だったと思う。
変更されてからもうすぐ1年経つが、それまでは蛇口を全開にしても満足な水量が得られなかった。
だから循環が悪く、気温や利用者数に水風呂のコンディションが大きく影響を受けていた。
時間帯によっては浮遊物なんかも気になるレベルだった。
それが今では水温も水質も安定し、より気持ちよく利用できる。
使用する水の量は倍以上になったが、顧客満足度(というか個人的な満足感)はそれ以上で、明らかに正の相関関係にある。

あと、脱衣所の配置が少し変わっていた。
リクライニングチェアが一脚減り、奥に移動していた。
今までは浴室出てすぐにあり、濡れたままで座る人が多かったが、奥にあるとさすがに体をちゃんと拭かざるを得ない。(そんなのお構いなしなサウナー(笑)様もいそうだが)
入り口付近と違って人の行き来も少なく、静かにゆっくりしていられるのもポイントが高い。

てことで、バスタオルを身にまとい、のんびり横になりながら上を向いていると、脱衣所の窓の何ヶ所かに思わせぶりな筒が取り付けられている。
また新たに仕掛けが出来るのかとワクワクしながら観察してみると、切ったり貼ったりの急拵えで少し雰囲気が違う。
さらによく観察してみると、どうやら水漏れ対策だったようで、水滴を窓外に逃す雨どい的な装置だった模様で。
色々と改良が加えられてはいるが、建物自体は年季が入っている。改めて労わって使わせてもらわなくてはと思った。

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13

煮ゑ湯

2024.06.14

10回目の訪問

清春湯

[ 東京都 ]

清春湯:今月の休み

6/18
6/24


羽衣湯:今月の臨時休業

6/20
6/21
6/22

ココ、テストに出ます。要チェックです。


甘いだけじゃなくて、辛いや苦いも必要だと誰かに言われた。
人生においては、つらいや痛いもないと喜びの本当の味が噛み締められないという。

またしても定休日に来てしまった羽衣湯…つらい。
そこから徒歩で向かい、清春湯に着いた頃にはすごく暑い。
度を越した冷たさの水風呂は救いにならない。
やっぱりつらい。
湿度ムンムンのボナは熱い。
つらい…つらい。

命からがら逃げ込んだ露天風呂がちょうどいい。
幸せってこういうことなのか…?
束の間の安息、そんな考えも湯船に沈めて上下段各2の4セット

ポワポワした頭では思考が定まらない。そのまま何も考えず、風を感じながら歩く。
答えが出ないままの帰り道は長い。
家が遠い。

やっぱりつれえわ…。

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15

煮ゑ湯

2024.06.11

19回目の訪問

サウナ飯

急遽オファーがなくなり、オフとなった日はお布団から出るのを遅らせて昼前から始動した。
オフラインからオンラインに切り替えると、ほとんど稼働していなかったロスコの公式Xからの情報が流れてくる。
サウセンへの途上のナウ山手ラインではあったが、駒込で途中下車した。
梅雨入りに待ったをかける夏日で絶好の外気浴日和だ。

ロスコの少し足りないような可愛らしさって分かってやってるよね。あざとささえ感じる。
入り口すぐのグッズコーナーに釘付けになる。

そんなことはあくまでも二の次で、さらに本命はサウナであり水風呂であり露天スペースであるのだけど、その前段階の内風呂でやられた。
ゆっくりしたくなるような温度や肌触りで久しぶりなことを考慮しても非常に質が高いと思わされた。

これまた久しぶりのサウナ室は記憶に違わず熱い。
夏の陽射しを思わせる熱量で最初の方は5分ぐらいしかいられなかった。
その後の水風呂の冷感のことを考えても粘ってみるのも辛い。
慣れないうちは出来るだけ低い位置の席を選んで短時間で出入りしていた。
お目当ての露天スペースは天気がよかったので暑いかと思っていたが、うまいこと日陰になっていて、尚且つ、いい風が吹き込んでいてそれはそれは絶品だった。
ジャグジーは24度後半を示していて、これぐらいがいいような、もう少し高くてもいいような、なんとも言えない温度だったが、浸かってみると、「まあ、こんなもんか」と思わされる設定だった。

何セットか繰り返しているうちに段々と体が慣れてきたのか、それとも人が増え出入りが増えてサウナ室の温度が損なわれたせいなのか、10分ほど居座り続けることが出来るようになり始めた。
「*これはCM上の演出です」と勝手にテロップが出るような勢いで、顔や首筋から大粒の汗が勢いよく流れ落ちる。
はっきりとした肌感覚の熱もなんとか受け止められるようになり、水質の良さを讃えられる水風呂をフルスペックで楽しむことができた。
しっかりと受け取った熱を瞬時に放出し、水風呂を出た後しばらくでさえ冷え続ける。体の深い部分にまで届くような冷感だ。

満足して四階へ上がる。
歯止めが効かない。高くついた。

ポイントカードに別れを告げる。

冷やし中華

始まってた

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煮ゑ湯

2024.06.10

4回目の訪問

行きの電車に揺られる1時間もワクワクは止まらない。

また来てしまった。

オープン直後なのに下駄箱がかなり埋まっていた。
みんなオープン待ちでもしているのか?それとも早開けか?
向かいのお寺の塀沿いにたくさん自転車が停められていたのでなんとなく混んでいそうな気はしていたが、想像以上だった。
サウナはさすがに一番乗りだと思っていたら先客がすでにいた模様で、リストバンドの番号が若くない。

1時間足らずの常連タイムが終わると浴室内は静かになる。
いの一番にサウナに入りたい気持ちを抑え、体を洗い、湯に浸かる。
隅々まで清掃が行き届いているからか、お湯は透明感にあふれ気持ちがいい。
温度も中温なのでじっくり入っていたくなる。
水風呂は掛け流しで十分な冷えがあり、気を抜くと冷たく感じて驚く。


……そうは言ってもやはり薪サウナが気になりすぎる。
さっきから無人なのはわかっている。
めちゃくちゃ熱いわけじゃない。
それなのに汗の出がすごい。
汗腺が総動員され、体中がびしょ濡れになる。
その上で大きな汗の粒も流れ落ちるのだから恐ろしい。

セルフロウリュしたり、席を変えたりしてベストを探る。
ストーブの「温かさ」に包まれながら、静かに心を落ち着かせているとキングクリムゾンが発生して思いがけず時間が経ちすぎている時がある。
寝ているのでは決してないのだけど意識がほとんどない。
こうしてあっけなく時間が過ぎていく。

入浴料、サウナ代、バスタオル代あわせて1600円、それに行き帰りの交通費を加算すると都内にあるそれなりのサウナに行けてしまう値段になる。
それでもこのクオリティのサウナを空いている中、好きなだけ堪能できることを考えればお釣りがくる。
往復で2時間かける価値があると思う。

実際に帰りの電車は到着まで余韻が続いている。

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25

煮ゑ湯

2024.06.09

3回目の訪問

銭湯Gokurakuya

[ 東京都 ]

建て付けの悪いドアを開けると真新しい木の香りが広がってきて、それだけでもう最高だった。
温度よりも湿度で汗を呼ぶようなフィーリングで好きなタイプだ。
実際に汗がよく出た。
水風呂は数値自体はイマイチでも、蛇口から水が流されっぱなしになっていて冷たさは間に合っていた。
欲を言えば水シャワーが欲しい。
日曜日は変わり湯が実施されていて今日は江戸翡翠だった。
サウナの収容人数に対して客入りが多く、合間合間で湯に浸かる。

しかし混んでいた。一時的にカランが全て埋まるほどだった。
こういう時は御多分に洩れずサウナー(笑)様が混じっている。
サウナ好きの間では共通認識のマナーは知っているようだが、公共の場での一般的なモラルや思いやりってもんは一切持ち合わせていない。
そのくせ、一丁前にサウナハットなんか被ってる〜まじウケる〜片腹痛い〜





最後に







えっ!!!?そのハットはお気に入りの◯◯(施設名)さんのですか!??
へぇ〜じゃあ、そのハット被って行く先々で周りのことお構いなしに、恥も外聞もなくととのい散らかしてるんですね〜
とんだ恥晒しですね〜
全く◯◯(施設名)さんもいい迷惑ですね〜


━━という「誤解」をもたらしかねない言動は慎んだ方がいい…

ここまでがワンセンテンスだ、よろしいか?

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22

煮ゑ湯

2024.06.08

63回目の訪問

玉の湯

[ 東京都 ]

23時すぎはいつも通り混んでいた。
4〜5人の出入りで推移し、上段にはなかなか座れず。
ストーブ真横が意外にも熱かったのが救いだった。
水風呂は温度がイマイチだったが、水面を滑る外気が満遍なくリカバーした。

上段に座れないわ、所構わず大きな声で喋る客がいるわで、せっかく久しぶりに来たのに残念な気持ちになりかけたが、最後の最後で無人のサウナ室が用意されているんだからたまんねぇ。
熱い空気に包まれて、首筋から肩から背中まで熱が回る。
ヤダー、気持ちいいんですけど〜

変なテンションになったところで帰る。
今日は時計をつけずに来たから途中の時刻がわからなかったが、店を出たのは24時を回った頃だった。
その頃にはサウナも空いていて、浴室からは話し声が消えていた。

外に出ると優しい肌触りの風が吹いてきた。
同じ外気だというのに窓一枚隔てた内と外ではこうも違うのか、と不思議な気分になった。

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17

煮ゑ湯

2024.06.06

38回目の訪問

健康浴泉

[ 東京都 ]

目の前に停まった各駅停車が中野止まりだったのをきっかけに、東中野にご無沙汰なことを思い出した。

健康浴泉に行きたい。
ジャンプを読みたい。
炭酸泉に浸かりたい。
2階で寝たい。

行くと決まればやりたいことがたくさん思い浮かぶ。

しかし、足が遠のいた不義理を責めるかのように受付ではサウナ待ちだった。

早速、ジャンプを読むチャンスだと1番古いジャンプを引っ張り出す。
パラパラとページをめくってみるも、ピンと来る絵柄がない。
仕方なしに巻末コメントをチェックしがてら、知っている作品を見つけようと目次を開いたその瞬間、受付に呼び出された。
読むのは湯上がりでいいやと元の場所にそっと戻し立ち上がる。

ロッカー上段はほとんど使用中だった。
一つだけ空いているのを見つけ、荷物を詰め込む。

今日、最初にすることは決めていた。
浴室入ってすぐの立ちシャワーをいっぱい浴びる。
洗い場のシャワーとはひと味違う。
マイクロバブルと高純度軟水のコンビネーションは伊達じゃない。
最近、髪を短く刈り込んだ頭皮が喜んでいる。
せっかく切った髪が伸びそうな衝撃だ。
今日ここまでに引きずってきた疲れが一気に瓦解するような心持ちになる。
ついついワンプッシュ、ワンプッシュとおかわりをしてしまう。

待ちが出るだけあって浴室内には人が多く、浴槽はほとんど空いていなかった。
それに押し出される形でサウナに向かう。

入ろうとしたタイミングで運良く一つだけ席が空いていた。
下段のストーブ真横だった。
ここのサウナの特徴であるストーブからの強い熱放射を1番感じやすい席だ。
真っ直ぐ壁を向いて座ると、はっきり身体の左右で熱のムラが出来てしまうので、ストーブに正対するよう位置を直す。
皆が正面を向く中、1人だけ明後日の方向を向いているのはおかしな光景だが、致し方ない。
熱さに耐えるというよりも、熱さを掻い潜って湿度を見つけるような感覚で、なんだかんだ10分超座っている。

その後に入った水風呂は17.8℃を示していた。
入った直後から熱が奪われる体感や底の方の冷え方は数値以上のものを感じるが、気持ちよく長いこと浸かっていられるのは、やはり実際は18℃近辺なのだと思わされる。
そう考えれば、表示された数値なんて、脅しにも気休めにもなる、あまり意味のない数字に思えてくるから不思議だ。

混雑は結局、解消されることはなく、2階では横になれなかったし、サウナもあと1回しか入れなかった。

ついでにジャンプを読むのも忘れた。

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24

煮ゑ湯

2024.06.04

106回目の訪問

何も予定のない休日で、久しぶりにサウセンに行くか、と思い、家を出た。
何気なくサウナセットの中を覗いてみると、カードケースが見当たらない。
これにはポイントカードや回数券が入っていた。
一旦、家に帰り、カバンや部屋の中を隅々まで探したが見つからない。


「欲しけりゃくれてやる、探せ!この世の全てをそこに置いてきた!」

…とは決してならない。海賊王とは程遠い、貧乏人の私は必死で探す。泣きそう。

とりあえず直近で行ったサウナである天徳泉を目指す。ここに忘れたのかもしれない。

日の落ちてない時間帯に来るのは久しぶりでゆっくりと湯に浸かる。
開店からしばらくの時間でも人が多かった。サウナ客も何人かすでにいた。

最近、サウナ室のドアを開けると顔に熱い蒸気が吹きかかることがよくある。いい傾向だと思う。

浴室内の休憩スペースで横になるのが気分がいい。
今日は時間があったので眠るに任せた。
3セットしかしなかったが、2時間以上はいた。
今日ここにきた目的を忘れそうになった頃、帰り支度を始めた。
受付のオネーサンに聞いてみたらあった。
中身がポイントカードなどというのは少し恥ずかしかったが、私にとって全部大切なものだ。

これは最近で1番嬉しい出来事かもしれない、と思ったが、この程度のことがランクインかよ、お前の人生終わってんな、と思うと、少し悲しくなった。

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20

煮ゑ湯

2024.06.01

105回目の訪問

遠征ばかりしてないで、ちゃんと地に足つけて地元の銭湯にも行きなさいよ

と、自分を叱咤しながらの6月は天徳泉から始まる。

5月が終われば五月病も同時に終わる、とはいかないものの、だいぶ調子を取り戻して来た。
久しぶりにしっかりとセットを重ねることができた。

浴室内の休憩スペースの窓が大きく開け放たれていていい風が入る。
擬似外気浴といってもほとんど外気浴といった趣きがある。
カニカマでいえば「ほぼカニ」(というのは言い過ぎだろうか)

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13

煮ゑ湯

2024.05.29

2回目の訪問

銭湯Gokurakuya

[ 東京都 ]

公式のXを追いかけていると気になる文言を発見した。


━━セルフロウリュ


ひとっ風呂浴びがてら、ことの真相を確かめ、ついでにリニューアルの様子見をするべく、探検隊(1人)は青梅街道沿いを歩き、四面道を越え、味噌っ子ふっくの大行列をかすめ、更なるオギクボの奥地へと向かった。



やっとたどり着いた現地で探検隊(1人)を待っていた驚愕の事実とは…!?






次回へ続く(続かない)




次回予告

・サウナ準備中(知ってた)
・エントランスと脱衣所のビフォーアフター(いい感じ♪)
・浴室、全く変わってない(妙にあつ湯)

以上の三本立て

リニューアルの行方、一体どうなってしまうのか??
ますます目が離せないですね。


水風呂はあまり冷たくなかったから今後改修されるのだろうか?
そのままだと水シャワーもなくてキツいかも…

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12

煮ゑ湯

2024.05.27

3回目の訪問

開店直後、常連さんタイム只中ながら、サウナはゆったり運用だった。

薪入れには常に立ち会う。
火力が上がったところでロウリュをかます。
熱はもちろん、ストーブが空いた時の匂い、薪が爆ぜる音、上質な空気と時間で満たされた2時間は本当にあっという間だった。

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24

煮ゑ湯

2024.05.27

22回目の訪問

「船橋の日(27日)」だからなのか、サウナは気合いの入った熱さだった。

上段なんてマットが焼けて足裏までしっかりと熱い。
すげー汗が出る。
頑張れば頑張るほどこの後の水風呂のキレが増す。

軽くのつもりが4セット、また来月!
じゃあの

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