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煮ゑ湯

2022.03.11

24回目の訪問

いつ眠ったかもわからず二度寝もせずに目が覚めた9時前

外の天気もよく、起きた瞬間から気分がいい

朝の陽光を浴びて白く輝く浴室は、お味噌汁の湯気やトーストの焼ける匂いのように朝を想起させるイメージと連なり快い

人もほとんどいないので邪魔をされることなく朝のひとときが過ごせて気分はますます爽快になるばかりだ

1セット目は水風呂キャンセルでペンギンルーム(ペン直)

2セット目はサ室出て外気浴スペース(外直)
見える外の景色は陽の光に溢れていて吐き気がするほどの爽やかさ

3セット目にやっと水風呂
掛け水の時点でかなり冷え冷え
肩まで浸かるとシビれる冷たさで足首がキリキリ痛む

3セットきっちりこなして食堂

朝の各種定食は内容、種類ともに充分でコスパも高く是非とも頼みたいところだが、最近はその時のお腹の減り具合や体調に合わせてアラカルトで朝ごはんを組み立てるのが楽しい

今日もメニューとにらめっこしながら
冷奴、お味噌汁、おにぎり…
さて後は何を頼むか……

……といったところでチャーハンの写真と目が合いビビっと来た

マカジュースと冷奴で冷やされた口の中に出来立てのチャーハンを放り込むとアツアツのお米が口の中で踊り楽しい

ビビビっと来て結婚し、結句失敗でした、なんてケースもあるようだが今回は幸せなマリアージュの結果となった

退店後、どこに向かうともなく足が進むまま散策の街・鶯谷を歩く

春らしい空模様よりも私の気分は晴れやか
勝ち確の一日の始まり

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煮ゑ湯

2022.03.10

23回目の訪問

悲しいかな、この3月14日でサウセンも価格を改定する運びとなった
それに合わせて「フロの日」に配られていた優待券も廃止されるそうだ

先月何も考えず受け取ってはいたが、廃止されるとなると貴重に思えてきた
使わず記念に取っておこうかとも考えたが、サウセン様の心意気を無下にするわけにはいかず、また値上がりしてから使うのではなんだかケチくさい気がするので、今日のチャンスにぶっ込む

宿泊利用なので400円引き
自販機の牛乳や飲み物が数本実質タダと思えばなかなかありがたい

今日は6階に上がったのが22時頃
最近の傾向だと21時くらいからだんだんと人がはけてくるようだったので遅めのスタート

1セット目からマット交換とアロマ水投入にぶち当たりいきなりビッグイニング到来

━━今日は徹底的にやるか

急遽フロントでイオンウォーターを買い復帰

人数少なく皆静かで集中できる
水風呂も混まない
ペンギンルームは少しぬるかったので、途中、汗をバスタオルで拭ってそのまま外気浴スペースへ
いわゆる外直

かすかに吹く風が気持ちいい
通りを行き交い走る車の音に耳を傾けながら揺られる

今この瞬間、私はここにいるというマインドフルネスの境地

━━Googleマップで台東区下谷2-4-7にピンを立てると私の頭に刺さりそう

4セットなんだけど1時間も経過していないのに驚いた

さすが充実のサウセンクオリティ

メニューをおさらいして明日何食べるか考えながら寝る

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煮ゑ湯

2022.03.09

10回目の訪問

水曜サ活

お肌に優しく呼吸も楽なスチームサウナで大いにリラックスしたいところですが、それを許さないのがあのオートファン
ひとたびスイッチをONにすると様相が一変します

アツアツのスチームが撹拌されて呼吸は苦しく、気を抜けば焼かれます
気を張っていても焼かれます
リラックスなんて出来たもんじゃない

美容面はおろか健康面にも悪影響があるんじゃないか、と心配になるほどの尋常ならざるあまみが体表面に現れる

…と文句を色々言いながらもなんだかんだ好きで、ついつい足が向く

この中毒性こそ一番の特徴かもしれない

今日も仕事帰りにぎっちり2時間
オートファンをOFFにするなんて考えられない、もうすっかりオートファンの大ファンだ

……なんてサムいことを言っても冷えないくらいによく温まった

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煮ゑ湯

2022.03.08

7回目の訪問

高砂湯

[ 東京都 ]

ここまで来たらあとはもう意地だと思う

今年の冬にはそう簡単に春は来させないぞという気概を感じる

ペラペラの春物アウターでは耐えられない風に加え、今日は雨まで降らせてなかなかやりおる

━━そんなあんたの生き様、というか去り様を見届けてやろうじゃない

外気浴で

……という訳で久しぶりに来た高砂湯なのですが人も少なく静かで快適でした

快適すぎてむしろ眠いんです

露天風呂に吹く風に意識を吸い取られ、少しぬるくなった水風呂は私の存在感を希釈します

この状態で入ったコンフォートサウナで寝ないはずがありません

昨日のロスコとは違う意味で「寝サウナ」でした

大体、サ室で流れるあの音楽がよくないです
平坦で長閑、至ってマイペースに流れ続けるのを聞いていると、考え事をしていても思考が流されて気がつけばあらぬ方向へいってしまいます

セット10分のうちに何度寝落ちしたことでしょう
おかげで眠りに落ちる時、頭がカクンとなる瞬間が気持ちいいことに気づいてしまいました

あとは外気浴していようと脱衣所のベンチで休んでいようと露天風呂に浸かっていようと、どこで何をするにしても眠気が伴い、すぐにでも横になりたい自分との闘いです

うつらうつら働きの悪い頭でぼんやりと考えてみると、この宵の口のまどろみこそ春が来た証拠で、まさに「春眠暁を覚えず」のそれなのです

帰り道はまだ風が冷たかったのですが、春が雲のすぐ向こうにまで来ているような気がしました

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煮ゑ湯

2022.03.07

10回目の訪問

サウナ飯

忙しい三月の貴重な平日休みを家でダラダラして消費するなんてもっての外で、よりアクティブにダラダラと過ごす

そう思い、飛び乗った電車を駒込駅で降りるともうすっかり聞きなれた発車メロディが響く
アップテンポな「さくらさくら」は春の到来を待てない調子で何となく落ち着かずウズウズした今の気分と重なる

いつもより早い時間帯の東口を出た通りは西陽射す中、買い物客が歩いていて、私の駒込に対する勝手なイメージを覆す明るい景色だ

駒込と言えばロスコ宿泊で、夜のこの地はどこも店が閉まり、ガールズバーのオネイサンのやる気のない呼び込みばかりでどこか退廃的で不健全なイメージがあった(正確な住所は豊島区駒込ではなく北区中里だが)

今日は初めての12時間コース
徹底的にダラダラすると心に決める

月曜の夕方前は人が少ないだろうと思っていたが、サウナの日もあってか利用客が沢山いる模様

そんな様子を横目にさっさと着替えて食堂へ
久しぶりのロスコ飯は奇を衒わない真面目な感じてこちらも素直に楽しめる

食後ゆっくりしてから浴室へ

……未体験の混雑ぶり

カランが全て使用中とかサウナ待ちが発生とかそういう訳ではないのだけど、明らかに人が多い

サ室内でもゴロ寝シートが全て埋まっているところを初めて見た
コンディションは湿度高めでいつものヒリッと来る感じがしない
発汗は良好

残念だったのが水風呂
はっきりとぬるい
出入りが多かった且つ、潜る人が沢山いた影響なのかぬるい
実際の温度以上に冷たさを感じられて、肌触りもなめらかなのがここの水風呂の良さだと思っていたが、今日はその面影が全くなかった

サウナと水風呂のコンディションが噛み合わないのはもどかしく感じるが、それはそれで何回も通う楽しみではある

4セット後に訪れた食事処は大盛況
私の隣の席の常連さんと思しき初老の男性がこの盛況ぶりを不思議そうに店員さんに尋ねていたが、こういう先輩方の邪魔にならないように施設を利用したい(菜の花の天ぷらを売り切れにしたのは申し訳ない)
客層に限ったことでは無いが、新しきと昔ながらが混ざりあう訳ではなく交差する雰囲気こそロスコの良さだと思う

食事処も若いカップルで溢れるようになったら私は静かに去ろうと思う

あと公式がTwitterを始めたが、Instagramまで始めたら多分嫌いになる
勝手な偏見だが好き嫌いなんてそんなもんだ

補足:瓶ビールは「スーパードライ」「黒ラベル」「キリンラガー」と3種類揃っているが、ラガーを頼んだらまさかのクラシックラガーで俺得

豚肉と豆苗のニンニク炒め(と冷奴)

しっかりしたニンニクダレとシャキシャキの豆苗の青さがいい感じ♪

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煮ゑ湯

2022.03.06

12回目の訪問

第二宝湯

[ 東京都 ]

春を誉めそやすとムキになった冬が戻ってくる

忌避なる寒の戻りだが、今日に限っては大歓迎だ

なぜなら第二宝湯が今日はラベンダー湯だから

白湯とは温まり方が異なり、寒ければより楽しめる

そして何より香りがいい
ここのラベンダー湯は自家製のハンドメイド
手間暇かけて刈り入れ乾かすから入浴剤のケミカルなやつとはひと味違う

浴室入るとすでに漂ってくる
干し草の苦味とほんの少しのフローラル

浴槽に腰を下ろすとこのラベンダーの香りとお湯の匂いがバイブラで混ぜられ細かく弾けて、あぁ……

充分すぎる下茹での後のサウナはいつも以上に汗が出る
コンフォート系のバランスの良いサ室だが今日は発汗が凄い

タオルに染みたお湯からもほのかにラベンダーが香り、それもまたいい

外が寒いお陰で水風呂が冷たく、合間合間に足湯を挟んでも、のぼせることなくセットをこなせた

帰る前にロビーでくつろいでいる時も、入り口が開くたびに冷たい空気が入ってきて、石油ストーブの暖かさをより感じることが出来た

実は今日の裏MVPは冬ではないだろうか

━━ありがとう、冬
今日は残業お疲れ様
来年の冬までゆっくり休んで

……んで、来年は暖冬で行くのか寒冬で行くのか決まったら連絡してね

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煮ゑ湯

2022.03.05

6回目の訪問

桜湯(さくら湯)

[ 東京都 ]

春の気配を感じさせる宵の空気に選択を間違えた外套が重い

もうすぐに迫ってきた桜の季節より一足先に今日はうっすらと桜色に肌を染めようか

少し汗ばみつつ到着した桜湯
初めて受付けが男の人だった
私とほぼ同時に入店した常連さんらしき人と談笑されていた
話に花が咲きすぎて満開だったようで話し相手の常連さんは中々脱衣所に入って来なかった

私の好きな一番熱い湯船は大人気でずっと誰かしらが入っていて、久しぶりに逆サイドのマッサージバスに入ったが、ここでも充分熱くてびっくりした

ここのサウナの定員は何人か分からないが、今日は6人ずつ入っている状況がずっと続いたので中々の客入りだったのだろう

昨日のレスタは混んだことでサ室がぬるくなっていたが、桜湯のサ室は逆にいつも以上のガツンとした熱が襲ってきた
ストーン式で肌触りがいいので、そこまで温度を感じたことがなかったが、今日は何故か力強かった
そしてめちゃくちゃドライだった
10分いても汗が流れないのだが、そのままサ室を出て風呂のへりに腰掛けていると汗が止まらなくなる
体の芯からしっかり温まっている証拠

こうなれば休憩も水風呂や水シャワーをキャンセルした乾式
バスタオルで汗を拭いて脱衣所ベンチで扇風機の風に当たり冷やす
熱が体の中に封されている感じがする

再びサ室に戻ると汗腺爆発の第二波到来
さっきとは打って変わって汗が落ちる

これを3セット
最後に水風呂
結局、あつ湯には入らずフィニッシュ

利用時間90分以内に収めたのでそこまで長いこと滞在した訳ではなかったが、退店するとすぐに強烈な空腹感に襲われる

桜湯近くのローソンとセブンイレブンをハシゴし夜食を物色するも、どれもこれも美味しそうで目移りしてしまう
落ち着きない今の心の状態に気づいた時、これこそ「しず心なく腹の減るらむ」だと思い、やっぱり私は花より団子か、と少し恥ずかしくなる

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煮ゑ湯

2022.03.04

7回目の訪問

華金の今夜はかるまるにあの人気アウフギーサーが登場するから相当な混雑が予想される
その裏をかいて私は駅の反対側のレスタで静かなひとときを過ごす

……はずだったんだけど、まぁうるさいのなんの

周りにはばかりなく公然と大きな声でおしゃべりをする馬と鹿のコンビが多数

裏をかいたつもりが見事に裏の裏をかかれる

こんなことならかるまるに行っておけばよかったとさえ思う逆転現象

それでもあのエレベーターが開いた時から始まる、独特の匂いが広がる空間に一歩立ち入れば、たちどころにラグジュアリーな大人の世界に引き込まれる

浴室には昼とは違うしっとりとした夜の雰囲気が漂う

……でもうるせぇ、マジうるせぇ

こんなことならかるまるに行った方がよかった…

並んでまで入ったサウナもすごくぬるい

オートロウリュ直後でもぬるい
スタッフさんが何度か湿度を上げ、撹拌までしてくれたがすぐにぬるくなる

中段や上段にも座ってみたが今までにないぬるさで座る時間だけが長くなり、レスタのおいしい休憩時間は逆に短くなる

水風呂はいつも通りの調子だったので体がビキビキになるまで冷やされ、際立って気持ちよく感じた

3セット目以降はサ室の混雑も少し落ち着いたので上段でオートロウリュにタイミングを合わせる

━━これでダメなら今日は諦める

スピード利用でも無いのに最短記録が出そうだ
こんなことならかるまるに……はもうよそう

……と悲壮感を含んだ胸中で上段に座りその時を待つ

ライトアップされオートロウリュが始まる

━━これです、これを待っていた

投入される水量が多く持続的に熱が降るいつものアレ

投入後、3分間で5回くらい熱のうねりが襲いかかる

満足にアツアツになりやっと水風呂に追いついた心地がする

帰りの時間が迫っていたが最後におかわりの30分

怒涛の追い込みで気持ち良くフィニッシュ
レスタの底力を見せられて面目躍如

やっぱり今日はレスタに来てよかった

蛇足:スタッフさんがガツガツ注意しないのは、この場にふさわしい大人の振る舞いが求められるということか
だから「自販機の飲み物が高い」
とか大人なのに言ってはいけない

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煮ゑ湯

2022.03.03

5回目の訪問

ひな祭りということで男の園かるまるに行ってきた
何の因果か、これこそカルマ(る)なのか、クリスマス、ひな祭りと、こうも女気が無いと「オレだって男なんだ」と人知れず自分の男性性を確かめなければならないのが悲しい

くだんのかるまるは「かるまるフェス」開催真っ只中で私が浴室に入ると21時のアウフグースの抽選の列が行手を遮った

「ハズレてもまた枠が埋まるまで並び直し出来ますよ〜」なんて既に一つの楽しいイベントだ
枠が埋まるまでに何周出来るかを競いたいものだ

結局、列には加わらず体を洗っているといつの間にか人がまばらになっていた
意外と混んでいないのだろうか、と言いたいところだがそれでも平常運転の混雑レベルだった

そんな状況でもゆっくり出来るのはみんな静かなのとスタッフさんが目を光らせているおかげなんだなあと思う

今日は全てのサウナを、1セットずつ
ケロ10分から始まり、蒸し8分、薪10分、最後に岩10分の充実した1サイクルだった

特に蒸しは、最近の自分の中でのスチームブームをさらに加熱させるような熱さでもっと欲張りたいところだったが、終了寸前に滑り込むというタイミングだったのでそれ以上望むのは贅沢と言うべきか

最後は大好きなマス風呂で温まり、サントルで締め

やっぱり若いお客さんが多い印象で、「皆さん、来たるべきホワイトデーに向けて男を磨いているのかな」などと軽口を叩けるくらいに気分良く退店

━━そもそもひな祭りって男女のイベントじゃなく女の子のイベントじゃないか

とサントルで冷えた頭は少しは明瞭になったか

蛇足:スタッフさんのこまめな清掃で館内の清潔さが保たれているのもありがたいのだが、贅沢を言えば、コロコロをかけるのに余念がないスタッフさんも脱衣所でスマホをいじるバカに一言言ってほしい

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煮ゑ湯

2022.03.01

9回目の訪問

春が近づくと変な虫でも湧くのか最近仕事でやらかしてばかり
テヘペロ⭐︎一つ、頭をコツンで済めばいいのだが、そうはいかないのが悲しい現実
三月一日からさっそく顛末書
お泊まりサウナチャンスを自らオジャンにし、重い足取りで帰路に着く

こんな気分の夜は強い酒を無理に煽るようにアツアツのサウナで焼かれたい
━━そんな夜には天徳泉

……昨日も来た気がするが、いつだってボク達の味方

水で埋めても意に介さない波動水や誰にも邪魔されず自由にスチームを噴き出すサウナは今夜も熱いのだろうか

「今ちょうど3人だから待たなくてよかったね、いってらっしゃい」と受付のオカアサンの優しさが今日は特に沁みた

━━素直に涙でも流せられれば、わざわざお金払ってこんな熱い目に遭わなくても済むのに

ぐちゃぐちゃな胸の内で湯に浸かる
人の気持ちなんぞお構いなしに今日はいつも以上の熱さ

サ室に入ればその瞬間、スチーム噴射が終わり肩透かしのスタート
他のサウナ客とも一緒になることもなくサ室内は常に一人だった
一人なのをいいことに
「熱ちーな、ク○!」(ソでもズでも可)など声を出すなどして過ごしていると、スチームの熱ともあいまって気分が晴れ、最後の方には
「あー気持ちいい」と声が出てしまう気持ち悪い状況となった

3セットも終えると脱力感が凄まじく、水風呂の中で体を沈めることが出来ず、そのまましばらく浮かんでいた

そのうちになんかいろいろどうでもよくなって最後は来てよかったという一言だけ残して帰る

補足:3月1日からタオルのレンタル料が2.5倍になった
もっとも2.5倍といっても20円が50円になった訳で値上げしても安い
うまい棒でさえ値上げする物価高な状況下でこの値段でやっていけるのかってくらい安い
こちらが心配になるくらい安い

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煮ゑ湯

2022.02.28

8回目の訪問

最近、受付の説明が割と省略されるようになった
「後は大体わかるわね!?」
と言われその後を私が回答する

ここ数回、短い間隔で来店しているので、そろそろこちらとしては耳にタコが出来る頃だし、向こうとしては口が酸っぱくなり始めたのだろうか

そんな天徳泉のサウナは蒸気と熱風が織りなす狂乱の世界

オートロウリュの合間の熱風が支配する乾期に、ダバダバと発生した蒸気がサ室内に充満する雨期
━━このサウナに集う人々は束の間の乾期にウキウキし、待望の雨期に歓喜する

どちらも素晴らしい

本日は先客が3名ほどいると告げられたが待ちが発生することはなかった

アチアチの蒸気に身を委ねること5セット
最後の方は体力を持っていかれてサ室の滞在時間が短くなってしまった

入浴料¥480+サウナ料金¥200+貸しバスタオル代¥20+ポカリ¥150×2で合計¥1000という収まりのよさが気に入っていたが、今日はポカリをもう一本追加してしまった

貸しバスタオルの値段も今日までで、明日からどうなるのか聞きそびれた
それでも遅くまでやっていて使い勝手がよく、サ室の正面席は大体空いていて、水風呂の温度も申し分なしなので、これからもお世話になると思う

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煮ゑ湯

2022.02.28

14回目の訪問

玉の湯

[ 東京都 ]

凍えそうな季節は終わりに近づき、何をどーこー云う訳でもなく、テッペン間近の玉の湯へ

日中、少しずつ暖かくなって来てるとはいえ、夜遅くは外套なしではさすがにまだ肌寒い

今日はボンタン湯だということをすっかり忘れているのに店前のノボリで気づかされ、少し得した気分で入店

もう日付けが変わるが浴室にはざっと数えると20人近くの客入り

自分のことは棚に上げて
「明日仕事だろ、こんな時間までみんな何やってんだ」
と思うも、しばらく時間を忘れてゆっくり出来るのが銭湯の良さだ、と気づく

そんな盛況ぶりに反して、サウナはまさかの一人きり
23時ころまで利用客が多かったと思わせる湿度
そこから時間が経つにつれ少しずつ熱が胸を刺激する
鼻もピリピリしだす

換気のために開けられた窓から入る冷えた隙間風が浴室の空気を白く吹き上げる━━これをホワイトブレスと呼ぶ
某西川もかくやな向かい風に、サ室でHOT LIMITを迎えた体がよく冷やされたものだった

今日は昼間あれだけ強く吹いていた風は夜になると鳴りを潜め、ほとんど吹き込んではいなかったが、水風呂が冷たくてそれだけで充分だった

合計3セット
人のこと言えないくらい閉店ギリギリまで時間を忘れ癒された

これぞTAMANOYU Makes Relaxation

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煮ゑ湯

2022.02.27

22回目の訪問

カプセルで目が覚めた朝5時

今日はご飯食べてからサウナにするか、サウナ入ってからご飯にするか、と考えていたら寝てしまっていた

再び目が覚めたら8時

━━ヨシ、風呂入ってこよ

日曜8時、チビッコはTVの前に集合するが、大人はサウナに集うのか
……というのは言い過ぎだが、やはり休日、この時間ではそこそこ入っている方か

さっそく入ったサ室は熱い
室温が高いというより熱が強い

9時のアウフグースのため、10分前からサ室で待機していたら、中々始まらない
アウフ前は換気の時間が毎回あるのでそれを計算に含めていたが、結局、始まったのが9時ジャスト
バテバテで受ける

アウフグースが終わると一気に人が減る
9時半にはほとんど人がいなかった

若い人が多かったのでイベント的に楽しんでいるのだろうか
常ならぬ偶発性がいいのだろうか

だったら一回一回のサウナ、サ室内の1分、1秒、一瞬一瞬それでさえその瞬間にしかない貴重なものだと言いたい
湯船の縁に座る私の目の前のバイブラの泡はどれひとつとして同じものがない
サ室だって熱い時もあれば温い時もある
そういうことを大切に感じ取り一滴一滴汗を流せ
あと使ったものは片せ、ドアはちゃんと閉めろ

……とすっかり説教臭くなったオッサンは4セットこなし、味噌汁の香りに癒される

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煮ゑ湯

2022.02.26

21回目の訪問

サウナ飯

フロの日サウナセンター
夕方から5Fで飯食って、アウフグース含む4セットの後、また飯食って寝た
起きたらこの時間(翌AM5:00)
要するに最高

スタミナ炒め定食

回鍋肉チックな濃い味 生卵(¥100)を追加してくぐらせると、いくらでもライスが食べられる

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煮ゑ湯

2022.02.25

3回目の訪問

健康浴泉

[ 東京都 ]

一時的にでも健康を損なうことがあると、それが当たり前にあることのありがたみを痛いほど思い知らされる

だから今日はその名も「健康浴泉」に来た
という訳ではないがここはここでありがたい

東中野といえば、軟水水風呂やプール、外気浴スペースを擁し総合力が高いアクアや、アド街でも紹介された飛ぶ鳥を落とす勢いの松本湯があり、しかもそのどちらもが銭湯価格で楽しめサウナー垂涎のエリアになっている
東中野がレベル高いと言われるのは上記の理由も勿論あるが、それに加えて健康浴泉があるからではないだろうか

ここの充実ぶりに「へぇ〜こんなところもあるのか」と驚かされ、「東中野ヤベェ」と改めて実感する
そんな気がしてならない

今日は夜に予定があり、それまでに少し時間が空いたので軽く入って帰るかと思い、久しぶりに行った
入ってすぐに洗濯物を運ぶ若旦那に挨拶され、受付の大旦那にお金を払う
全くのノーモーションで繰り出された大旦那の大雪トークに超絶コミュ障の私でさえ話に花が咲く

━━大旦那のコミュ力ヤベェ
おかげで飲み物を買うのを忘れ、一旦脱いだ服をまた着てロビーに戻る

洗い場はそこそこ埋まっていたが湯船にはほとんど人が入っていなく今までで一番空いていた
本来ならこれを幸運としてゆっくりたっぷりとシルキー湯や炭酸泉を楽しみたいところだったが、こういう日に限って、後の予定に差し障るというマーフィーの法則が全力で私に襲い掛かる

サ室も一人〜二人ぐらい
1セット目を7分で済ませ、水風呂に一瞬浸かる
軟水がしっとり浸透するのを楽しみたいところだが、時間が許さない
体を拭き拭きしつつ二階に上がる
誰もいない休憩処は最高の静けさ
背もたれにもたれかかると確実に寝てしまいアウトなので、体を起こして座る

2セット目は10分のサウナの後、シルキー湯ブーストからの炭酸泉バーストを経て水風呂
━━そりゃ水風呂の中でフワフワの心地になる

許されるギリギリの時間まで二階のイスで休憩
せっかく空いているのに少しもったいないなあぁ………………………………………

……と考えているうちに寝落ちしていたようで、階段を登ってくる人の足音で目を覚ます

着替えを済ませ受付に行くと大旦那がお客さんと喋っていた
話に夢中でサウナキーを渡そうとする私に「いらっしゃい」と声をかける
偶然だろうがまだいたいという心の内を見透かされたようだ
私ももっと時間を気にせず、夢中で楽しみたかったなあという心残りをカバンにしまい退店

東中野の3店ではここが一番好き
やっぱみんな東中野に引っ越したいと思うよなあと満足して帰宅

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煮ゑ湯

2022.02.25

9回目の訪問

サウナ飯

深夜サウナを寝過ごしてスルーしたばかりか朝サウナまで起きれずに逃しかける

それほどまでによく眠れた午前9時半
急いで体を流し、ジャグジーに浸かる
本当はもっとゆっくり揺られていたいのだが、浴室清掃まで30分、いかんせん時間が足らな過ぎる
サ室は一人きり
持ち前の寝汚さを発揮してここでも横になると眠りそうになる
10分で出て水風呂に入る
清掃寸前の浴室は誰もおらず静か
一番奥の湯船でぐるりと湯が巡るのを眺めていると、その清浄さに心が洗われる
慌ただしい中のほんの一瞬だか落ち着きを取り戻す

次の瞬間、恍惚のひとときを忘れ、再びサ室
最後は6分ほど最上段

かけ湯とシャワーで締め

今度来る時はもう少し早い時間にチェックインして、サウナもご飯もお酒もゆっくり楽しみたい

チェックアウト時間まで残り5分で退館

親子丼(と冷奴)

やや甘めの味付けで火加減も抜群♡ 海苔の味噌汁が香り高い

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煮ゑ湯

2022.02.24

8回目の訪問

サウナ飯

百戦錬磨のサウナー諸氏ならばサウナ中に
「あぁ、このまま横になりたい」という思いに駆られたことが一度ならずあるだろう

少なくとも私はこの数日間のサ活でそんなことを考えながら、寝落ちしたことが何回かあった
そのまどろみの中で、脳裏にチラつくのがあの乾いた白い段々サウナ
━━駒込はロスコ

カレンダーを睨みながら休みまでの日数を指折り数え今日に照準を定めてきた
その努力が幸運を引き寄せたのか久しぶりに食事処のラストオーダーに滑り込むことが出来た
あまり時間がなかったのでゆっくりと味わうことが出来なかったが、それでも十分に満足した

お腹が膨れ、まずはジャグジーでゆっくり温まる
外気浴をしている人が沢山いてなんだか肩身の狭い思いがするので、露天スペースでもうもうと膨れ続ける湯気に身を潜める形で一人小さくなって座っていた

サ室前のタオル掛けにいっぱいタオルがあったので、混んでいるのかと思ったがそこまでの混み具合ではなく、座る場所の選択肢も十分あった
寝転びたい気持ちは山々だが最初は最上段でしっかりと体を温める
乾いた熱にすぐ汗が滴り落ちる
鼻の粘膜も痛む

10分ほどで水風呂へ
ここの水風呂はやはり良質
何も考えず身を委ねる

2セット目からは寝サウナを交える
熱さの感じ方も和らぎ、滞在時間が必然的に伸びる

合計4セット

少し休憩して深夜サウナ

砂肝の素揚げ

いつもオススメボードにあり気になっていた フワコリ食感が楽しい♪塩加減も絶妙

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煮ゑ湯

2022.02.23

5回目の訪問

病気でサ活をお休みしていた反動なのか、復帰後はやたらとアツアツを求め、今までになくストイックな取り組みぶりだった気がする

だけど元々、ガチめなサ活とは縁遠い姿勢だったので、たまにはゆるっとしたサウナに入りたくなる
あのゆるふわなあずまのサ室を目指したくなる

祝日の夜はやはり混んでいるのか、と思いきや意外と混んでいなかった
サ室はMAX5人ぐらいで一人占めのタイミングもあった

みんなTVに夢中で体ごとTVの方を向いて座っている
座り方も上の段や壁にもたれかかってかなり崩している
━━そうそう、この空気感

今日はこれを味わいに来たので、私も絶対に背筋なんか伸ばさないぞという決意で脱力する
湿度がたっぷりあるから自然と汗が出る
リラックスサウナの名前は伊達ではなく、TVをなんとなく眺めていたら10分以上経っている

━━この時間の流れ、久しぶり

合計6セットサウナ室でおくつろぎ
ホンワカホンワカ癒される

水風呂は今日もよく冷えていてサウナで弛んだ体をシャキッと引き締める

帰り道でもコートの中がホクホク
やっぱり私にはあずまが必要だと思い知らされる

蛇足:脱衣所にある畳張りのベンチにパンツも履かず、タオルも巻かず、ダイレクトに座るやつがいる
見慣れたものだが、あまり気持ちのよいものではない
東中野の健康浴泉なら出禁になる行為だ
今日は更に酷い、ビショビショのままダイレクトに座る輩がいて我が目を疑った
常識はもはや存在しないのかと疑わしく思う

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煮ゑ湯

2022.02.22

7回目の訪問

もう少しで三月だというのに外の風の冷たさはまだ冬のそれ
羽生選手じゃなくても「春よ来い」と新しい季節を切望してしまう

二日続けての天徳泉
やっぱり波動水は熱かったというのと、サウナがこんなにも激アツだったっけという二点が決め手になった
5人体制でサ室をローテ
タイミングによっては待ちが出そうだが、お互いに譲り合いの精神でかち合わないようにし、かつ正面席に座りたがる人がいなかったので、私としてはストレスフリーだった

オートロウリュが始まってから終わるまで座ったまま受け切ってやろうと考えていたが、昨日と同じ箇所をまたもや火傷してしまって5、6分いるのが精一杯だった

腹が焼かれてからは、負傷箇所を守るべく、サウナタオルをヘソ上10センチのハイウエスト
必然的にマイクロ丈で綺麗とは程遠いおみ足を露出する珍妙なスタイル
サ室が混んでいようと、この際、しのごの言ってられない

それでも内股や脇の下の皮膚が薄い部分が焼けて痛む

水風呂に逃げ込むと外気の影響でよく冷えていて気持ちがいい
すぐに冷却されるので短時間でサ室にリターン

このムーブを繰り返しているうちに気がつけば一人になっていた

利用制限の2時間ギリギリまで粘った

今日もホカホカで帰る
肌に触れる風は冷たいが、それが気持ちいい
天徳泉フィーバーが続くのならしばらくは春が来なくてもいいなあ

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煮ゑ湯

2022.02.21

6回目の訪問

軟水を売りにする銭湯は数あれど硬水を売りにする銭湯は珍しい
しかも超硬水となるとさらに稀

今日みたいな寒い日はこの超硬質の波動水が身も心もがっしり掴んで離さない
表示は44℃ほどだが明らかに温まり方が違う
肌触りも心なしかキュッキュと擦れるような感覚がある

ここのサ室は現在定員が3名だが、サウナ受付は6名まで
私が入店した時、すでに先客が3名いて、「私は第四の適格者か」と思いながら着替えているとすぐに5人目が入ってきた

ここまでサウナ客が多いことは今までなかったので、珍しいこともあるものだと思い、浴室のドアを開けると、さらに思いがけない人の多さ

まるで「ウォーリーをさがせ」の1ページみたいに人がびっしり
この中から全裸でメガネをかけていないウォーリーを探すのは、さぞや大変だろうなと思わせる密集ぶり

それでも私が体を洗い、浴槽で温まっているうちにどんどんと人がはけていき、いつもの天徳泉の風景に戻る

サウナに入る頃には、サードチルドレンまではすでに殲滅されたらしく、結局、私ともう一人の二人旅だった

今日は帰るまでに6セットこなしたが、その全てでオートロウリュにぶち当たり、6打数6安打

そのうち数回は熱さの絶頂を正面席でもろに受け止めたのでお腹を軽く火傷してしまった

スチームサウナは実際の発汗量を把握しにくいので、1、2分余分に粘ると出てからフラフラなことに気づく
今日は水風呂が恐ろしく冷えていたので自然とその中に沈んでいる時間が長くなった

最後の締めは寝風呂でキメる

あまみが凄かったので写真撮って載せようかと思ったがグロかったので自粛
お腹がまだヒリヒリするがサッパリした仕上がり
ホカホカで帰る

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