2022.01.31 登録
[ 東京都 ]
3,690円⁉︎
あまりに高い入館料に私は驚嘆した。
入館料に対する疑念を解消し切れぬまま、私は浴室の扉を開いた。
広がっていたのは目を疑う光景であった。
広大なスペースはさることながら、刮目すべきはその空間の使い方だ。
洗体スペースの幅は規格外に広く、水風呂が広場の中央に鎮座している。
中高問わず狭い教室には机が一定の間隔で並べられていたし、私の居室は様々な家具で埋め尽くされている。
「与えられたスペースは無駄なく最大限に活用する」それが私の常識だった。
そんな私にとって、この浴室は異質なものであった。
ここは空間を無駄遣いしている。
この贅を極めた空間の使い方は、我々から搾取した高価な入館料をもってして可能となっているのだ。
私は憤慨した。
なんたる傲慢。なんたる労働者への冒涜。
なんとか気を落ち着かせようと身体を清める作業へと移ったが、シャンプーで頭をこする私の指先には、確かな怒りの力がこもっていた。
________________
平静を取り戻し、サウナの偵察に入る。
薄暗い青光が妖しげに煌めく中で、テレビの強烈な光が場違いに存在を主張している。
嫌気がさした私は、まぶたを閉じて音の世界へと逃げる。
が、ここでもまた私の平穏を許してはくれない。
マスメディアの犬であるコメディアンどもが小さい箱の中でキャンキャンと鳴いているのだ。
やめてくれ。せめて音の世界だけは奪わないでくれ。
私の必死の願いが彼らに届くことはなく、彼らのカネを求める甲高い遠吠えは、私が部屋を後にするまで永遠と続くのであった。
もう無理だ、耐えられない。
私は逃げるように外へ出た。
この施設は私に平穏を許してはくれない。ここは自分には似つかない上流階級の世界なのだ。
私はそう自分に言い聞かせた。
事実上の敗北宣言であった。
悔しい。
私は拳を握りしめながら心の中で叫んだ。「全国のプロレタリア(労働者)、団結せよ」
_________________
もう帰ろう。せめて最後に水風呂だけでも。
高校球児が甲子園の砂を持ち帰るように、私は最後にスパ・ラクーアの冷水を我が身に染み込ませることにした。
今日の屈辱を生涯忘れぬために…
汗か涙か、水滴にまみれた己の身体に湯をかけ、螺旋状の水風呂へと身を投じる。
その瞬間、私は一瞬にして全身の血管に血潮が巡りわたる感覚を覚えた。
新たな血を迎えた私は過去の自分との決別を果たし、一段高い階級へと足を踏み入れることが許されたのである。
かくして私は次なる世界、露天スペースへと足を踏み入れることとなる…
________________
To be Continued.
[ 大阪府 ]
私が大阪に来て、1週間が経過したようだ。
飛び交う関西弁の声にも慣れ始め、エスカレーターも自発的に右に立つようになってきた。
自慰行為の話を切り口に関西人の友人もでき、私はこの暖かい大阪の街を改めて好きになった。
そして今日、私は新たな一歩を踏み出すことにした。
自宅から自転車を走らせれば3分足らずで到着する場所に、一際私を魅了するネオンが輝いていた。
その看板に刻まれた文字は「永和湯」、そして「めっちゃ好きやねん、お風呂」の文字。
引越をしたその日から、私は一瞬にしてこの銭湯の虜になった。
しかしその群青色の暖簾をくぐることは難儀であった。
ただでさえ土地勘のない大阪の地、ましてローカルコミュニティの最上級に君臨する銭湯である。
私が怖気付くのに無理はないだろう。
しかし、1週間の生活を経た今ならばいける。
「きっと受け入れてくれるだろう」
そんな淡い期待を胸に、私は重たい暖簾に手をかけた。
サウナ込で500円。
私は一瞬目を疑った。昨今の円安の影響だろうか。いや、円安ならばむしろ価格は上昇するはずだ。
半信半疑で500円を支払い、私は渡阪以来恋焦がれ続けてきたその浴室へと足を踏み入れた。
浴場内は半地下、1階、そして2階の三層構造。2階部分には露天スペースもある。
なんとも奇妙な空間の配置である。
そして2階部分にサウナはあった。
意を決して扉を開くと、熱波が勢いよく私の身体を叩いた。
心地よいがしかし容赦のない熱気。倒錯した表現であるがこれが適切な形容である。
温度計は100度以上を指しているが、湿度のおかげか不思議と心地よい。
おや?サウナマットに腰をかけた瞬間、私は今まで経験したことのない感覚を覚えた。
なんと分厚いサウナマットの下に座布団が仕込まれていたのである。さらに背中にはもたれ掛かれるようタオルが被せられている。
なんという心遣い。さすがは天下の台所大阪である。
「この先、貴方はどのような人材になりたいですか」
研修で頻繁に問われ、私の頭を悩ませ続けた問いだ。
今ならばこの問いに迷いなく答えることができる。
私は、サウナマットの下の座布団や背中部分のタオルの様な人材になりたい。
極上のサウナに癒され、1m以上ある深い水風呂と静かな外気浴で身を休める。
大阪、私はこの街のことをまだまだ何も知らない。
ただその最初の出会いの一つに永和湯があったこと、それは私にとって何にも代え難い幸運だろう...
[ 大阪府 ]
時の流れは容赦なく私の日常に襲い掛かる。22年間にも及ぶモラトリアム期間が終焉を迎え、私は突如として荒れ狂う社会の中へと放り込まれた。
毎朝決まった時間に起床をし、決まった席へと腰掛け、決まった時間に寝床へ入る。
ベルトコンベアーで製造されたくるみ割り人形の様な私の人生に、もはや色はついていなかった。
いつものように仕事を終えた私は、ふとこの地を訪れた。
ーーーなにわ健康ランド湯〜トピアーーー
やけに古びた、昭和臭さを色濃く残すエントランス。
この施設も幾年もの間変わらない日々を送ってきたのだと、私は一種の親近感を抱きながらレトロなエレベーターを上がる。
ロッカールームで服を脱ぎ、裸で階段を一つ下る。もはや羞恥心など感じない。同級生にさえ裸を見せるのを恥ずかしがっていた思春期を思い出す。
「あの頃は自由だった」
社会に縛り付けられた今の自分の姿が浴場前の鏡に映る。
私は小さなため息をつきながら浴場へと歩みを進めた…
広大な浴場。
広々とした2つのサウナ。
キリッと冷えた水風呂。
そして静寂の中でこだまする水のさえずり…
「ここは自由だ」
入った瞬間、私は自らを縛っていた数多の鎖から解き放たれた心地がした。
この自由の楽園の中で、私は無限の可能性を秘めたととのいをいつまでも追い求めることが許されたのだ。
..............施設を出て現実へと戻る。
しかし、私はもう先程までの私ではない。
私は理想郷に辿り着いたのだ。
私はいつまでも自由である。
そう、ここに”湯〜トピア”がある限り...
[ 長野県 ]
かれこれもう22年も生きた。
私はずっと、自分という存在を愛していた。
かけっこはいつも一位、周りにはたくさんの友人、受験戦争も勝ち抜いてきた。
そして何より、私は面白かった。
私にとって人生は簡単だった。
"面白さ"を武器に、私は広大な城塞を築いていった。
しかし大学入学と同時に、私の帝国は終焉を迎えることとなる。
きっかけはある3人の友人との出会いであった。
「彼らには勝てない」
私が"面白さ"における敗北を認めるのに、1ヶ月もあれば十分だった。
それ以降私は、彼らに絶えず嫉妬し、自らの存在意義を見出せない日々を送り続けた。
_________________________
この日、私は彼ら3人と共にこのサウナを訪れた。
道中の車内は私にとって拷問であったのは想像に易いだろう。
やはり、私と彼ら3人の間の笑いレベルの差は、火を見るよりも明らかだった。
「早く帰りたい」、そんなことを思いながら私たちは4号棟「ネリャ」へと入っていった。
1セット目。外気浴中の小鳥のさえずりが、荒んだ私の心を和らげる。
2セット目。1セット目では気づかなかった、水が滴る音がひたすらと耳を打つ。
3セット目。今度は小さな焚き火の音だ。ずっと鳴っていたはずなのに気づかなかった。
その後も9セットまで、ただの一度も同じ外気浴は存在しなかった。
同じ体調、同じ場所でも、毎回絶対に聞こえてくる音が異なっていたのだ。
「皆は何の音が聞こえていたのだろう」
疑問に思った私は3人に尋ねたが、驚くべきことに、皆揃って別々の音を感じていた。
この時私は思い知った。
同じ人間は誰ひとりとして存在しない、その人にはその人だけの世界が存在するのだと。
"面白さ"も同じだ。人間には必ず、その人だけの面白さがある。
ナンバーワンなんてない。あるのはオンリーワンだけだ。
4号棟の煙突から立ち昇る蒸気と共に、私を縛り付けていた過去の城の幻影が、影をかすめていったように感じられた...
__________________________
この地の名前は『The Sauna』。
ここは天空のアジトでも、健康センターでもない。"The" Saunaなのである。
貴方はこの"The"という冠詞に、どのような物語を与えるだろうか。
1000人いたら、そこには必ず1000通りの『The Sauna』が存在する。
私にとっての『The Sauna』、それは新たな世界の始まりだ。
このオンリーワンの『The Sauna』を、私は心から愛している...
[ 東京都 ]
西高東低、日本のサウナ界で頻繁に耳にする言葉だ。
神戸サウナ&スパ、ニュージャパン梅田、湯らっくす等、確かに西の名サウナは枚挙にいとまがない。
しかし忘るるべからず。
東にはかるまるがある…
___________________
「本当にここへ来て良いのか?よく考えたほうがいい…」
施設に繋がるEVを降りた瞬間、自分の内からこのような警告が発せられた。
しかし私は引き返せない、既に楽天トラベルで宿泊予約をしてしまっていたのだから…
現在世間では"No War"のボードがあちらこちらで見られるが、かるまるで一貫して掲げられるのは"No Talking"だ。
受付から浴場、さらには休憩所に至るまで、少しでも会話の声を漏らせば、CIAさながらに訓練された係員から注意を受ける。
故に仲間内でここを訪れた者は、ある種権威主義国家のような息苦しさを感じるだろう。
しかし私のような孤高のサウナーにとって、ここは天国となり得る…
___________________
清潔を極めた館内を視姦しつつ脱衣を済ませ、フェイスタオルを掴んでいざ入室。
この地で我が身に降りかかる沢劇など、この時は知る由もなかった…
小手調べにまずは岩サウナから。これは一つの芸術作品である。
幾何学的に配置された修練スペース、おびただしい数のサウナストーン、そして絶え間ないオートロウリュ…
乾いた蒸発音がこだまする池袋の聖域…
もし来世があるのなら、私はここのサウナストーンになりたい。
________________
待ち受けるはかるまるを代表する設備サンダートルネード。
常軌を逸した雷のような水流が容赦なく身体に襲い掛かる。
岩サウナの中で神々の一員になれたと錯覚した私を戒めるには十分すぎる制裁であった。
_________________
水風呂を出た私は、最後の力を振り絞って外気浴へと急いだ。
屋上の外界へと繋がる15段ほどの階段が、私には無限に感じられた…
この後の記憶は殆どない。
極上の休息を終えたのち、私は無意識にサウナ・水風呂・外気浴をひたすら繰り返す無機質へと成り下がった。
私は人間としての役目を終えたのだ…
___________________
…………ここはどこだ?
私の隣にはコカコーラが注がれたタンブラーが見える。
コーラを口に含んだ瞬間、私は自分の身に起きたことを初めて理解した。
もしこの時コーラを頼んでいなかったら私はどうなっていたのか…
かるまるは劇薬である。その門をくぐれるのは覚悟がある者のみ…
[ 東京都 ]
"3"、この数字を聞いて貴方は何を思い浮かべるだろうか?
三銃士の物語、もしくは銅メダルだろうか、もしかしたら南アフリカW杯決勝トーナメント日本vsパラグアイ戦でPKを失敗した駒野の背番号を思い浮かべる人もいるかもしれない。
"3"は多くの意味を背負ったナンバーであるということは周知の事実である。
だが、私はここであえて言おう。「"3"とは上野オリエンタル1,2,3の"3" である」と。
【施設概観】★★★★☆
毛利元就の"三本の矢"とは言い得て妙である。上野オリエンタルは徒歩3分圏内に3店舗軒を連ね、その日の気分に応じて使い分けが可能だ。この柔軟さこそが上野オリエンタルの真髄だろう。
今回私は、三兄弟随一の清潔さを誇る"1"に足を運んだ。
オリエンタルはこれまで何度か訪問実績がある。毎度恒例の90分¥800の表示。「ダニエウ・アウベスの年棒か?」そんないつものツッコミをかましつつロッカーキーとフェイスタオル2枚を受け取り、産まれたままの格好へと脱衣を済ませていざ入室。
【浴場】★★☆☆☆
お世辞にも広いとは言えない浴場。浴槽は水風呂以外はボタン式のジェット付きバスが一つのみである。
【サウナ】★★★☆☆
シンプル。この言葉に尽きるだろう。特別何かが秀でているわけではないが文句もない、そんなサ室だ。
もしもこのサ室に苗字があるのなら、それが”山田”であることは疑いようがない。
仮に一つだけ改善点を挙げるとすれば、敷き詰められたサウナマットの薄さだろうか。『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)に匹敵するほどの薄さに束の間戸惑いを感じた。
【水風呂】★★★☆☆
サ室を出て真横に構える水風呂もまたシンプルである。
「ここのサウナと水風呂は山田夫妻だな」、そんなことを思い浮かべて私は口元を緩めた。
【休憩】★★★☆☆
外気はなく内気のみ。休憩のクオリティもまた山田である。
蛇足であるが、TBSの人気番組SASUKEでお馴染み、ミスターSASUKEこと山田勝己の苗字も"山田"である点を指摘しておこう。
【総評】★★★☆☆
隙がなく優等生ではあるが決して主役になることはない、ディ・マリアのようなサウナである。
しかし上野オリエンタルの強みはコストパフォーマンスである。これほどまでのCPを誇る事例は、世界中探しても上野オリエンタルと冨安くらいであろう。
[ 沖縄県 ]
気の置けない友人との沖縄旅行もいよいよ最終局面、南国で流したすべての汗に別れを告げんと訪れたのがこちらの『りっかりっか湯』。
今回は突然の訪問決定ということもあり一切の前情報がないサウナであったが、そこは心配ご無用、”予期せぬ出会いにこそ良縁が宿る”というのがサウナー界の理である。
施設に入ってすぐに下駄箱と相対。037(サウナ)番が空いており不覚にも笑みを禁じ得ない。
幸先の良いスタートに胸を躍らせながら、足早に脱衣を済ませて浴場へと進む。
浴場の扉を開いた瞬間、私は昭和にタイムスリップしたかのような感覚に包まれた。
理路整然と立ち並ぶ数多の浴槽、どこまでも続くかのような一直線のカラン、そして隅には3つのサ室。
「何年もの間、今の私のように島人が身体を清めてきたのであろうか」、そんなことを思いながら古びたカランで自身の汗を流していく。普段は好まないリンスインシャンプーによる髪のごわつきも、今日はなんだか心地いい。
一通り身体を清め、いざドライサウナへ...
温度は90°Cほど、湿度は低くカラカラである。
お世辞にも広いとは言えない室内、現代のようなパンデミックがないかつての時代では、この空間で島人たちが家族のような会話を楽しんでいたのだろう。そんな哀愁に思いを馳せている間に10分が経過した。
サ室を出るとすぐに、深く冷たい水風呂が私を手招きする。
飾り気のないシンプルな水風呂。
「水とハコさえあれば他には何もいらない」、贅沢に溺れた現代人の私を戒めてくれているような気がした。
水風呂を出ると、私はすぐにそばのベンチに腰掛ける。
そっと目を閉じると、深い快楽に沈んでいくように感じられた。
しかし突然、私は目を開いた。
すぐに立ち上がると、浴場奥の方へと歩みを進めていった。
20歩ほど歩いただろうか、目の前にはたくさんのベンチが設置された露天スペースが広がっていた。私は無我夢中でベンチの一つに腰掛け、先ほどの深みのさらに奥へと自分を沈めていった。
あの時、私を突き動かした力はいったい何だったのだろうか。姿を隠した外気浴という麻薬へと私を誘ったものの正体は何だったのだろうか。
哲学者及び心理学者であるフロイトは、人間には自覚可能な”自我”の他に、隠れた欲望(知覚不可能な欲望とでも言えるだろうか)、”イド”が存在すると唱えたが、もしかしたらそれによる作用だったのかもしれない。
まさかサウナで人間について考えさせられるとは。
やはり沖縄のサウナは奥深い。未熟な私が成長を遂げた暁に、再度挑戦させていただくこととしよう...
[ 沖縄県 ]
宿泊先のホテルに併設されたサウナ、「森の湯」に足を踏み入れる。
この時私はホテルに付いてる簡易的なサウナだろうなぁとたかを括っていた。
宿泊者は¥1,000で24h入り放題。
そして券売機横で煌びやかに輝くブルーシールアイスはなんと¥100。財布を持っていなかったことを後悔したのは私と友人だけの秘密だ。
脱衣所の冷水機で水分を補充していざ入場。
浴槽は熱湯と冷水の二つあり、壁に鎮座した竜神の偶像の口から澄んだ水が注がれている。
水の滴りが奏でる美しいハーモニー、それが意味するものは南国の神々による歓迎の調律か、はたまた文明の嵐に飲み込まれつつある人間に対する神からの警鈴か。そんな雑念に包まれながらサ室へと進む。
サ室の温度は90℃。収容人数はおよそ10人か。特徴は何よりもその湿度だろう。カラカラとした暑さが容赦なく私の水分を奪ってゆく。
「所詮ホテル施設のサウナ」、私の当初の欺瞞は鮮やかに打ち砕かれた。
「俺もう出るわ」、友人の一人に向けて細々しい声を絞り出し、私は9分もしないうちにサ室を後にした。
待ち受けるは竜神によって注がれる2畳ほどの水風呂。水温は20℃ほど。
つかった瞬間、私の微小な脳を支配していた雑念が一瞬にして消え失せていったことを記憶している。
壁の竜神は我々を歓迎するサウナの神であった。
気さくな彼と1分ほどの対話を楽しみ、私は竜神に別れを告げた。
浴室の扉を開けて外へ出る。外に椅子の類は何一つ存在しない。外気浴スペースとしてはいまひとつというのが初見の感想だろう。
しかし今の私にとってそれは当てはまらないということは想像に難くないだろう。
無駄な物が何一つ存在しない広々とした空間のどこにでも、私は身体を預けることができたのだ。
異国の風に吹かれながら私はほんの一瞬、しまんちゅとなった自分を発見した。
しばらく身を休めた後浴室へと戻る。
浴場を出て脱衣所へ入ろうとした瞬間、「めんそーれ」と竜神の声が聞こえたような気がしてふと後ろを振り返る。
壁の竜神がなんだか少し微笑んでいるように見えた。
[ 千葉県 ]
23:30に到着、カプセル宿泊で行ってきました。
23:30〜1:00くらいまで浴場にいましたが、ほぼ貸切状態でした。
●サウナ
噂に違わず激アツでした。温度計は120℃。
1セット目は奥の2段目で9分、2セット目はストーブ横2段目で9分、3セット目は3段目にチャレンジしましたが暑すぎて5分ほどで限界でした。
座る位置によって全然違うサウナになって面白かったです。
●水風呂
17℃くらいの地下水水風呂。心地よくていつまででも入っていられます。
●休憩
窓際のデッキチェア、サーキュレーター前の整い椅子、脱衣所のソファと、バリエーション豊かでした。
個人的にはデッキチェアがおすすめです!
★導線が最高でした!食堂のオロポが200円なのも素晴らしかったです!
[ 東京都 ]
予定の合間に行ってきました、上野オリエンタル2。
90分:800円、180分:1,000円の価格設定はこういった時に響きます。
サウナ
入ってすぐikiストーブが鎮座する3段のサ室。温度計は100℃あたりを指していました。
1セット目は2段目で10分ほど。2セット目は2段目で12分。3セット目は3段目に座りましたが10分弱で耐えられなくなって出ました。
3段目に座っている時にオートロウリュが来るとかなり暑くなります。
テレビは窓が曇っていてよく見えませんでした笑
水風呂
16℃くらいの水風呂でしたが体感はそんなに冷たくなかった気がします。1〜2分入っていました。
休憩
外気浴スペースはありませんが、7脚ある椅子にむけて扇風機が回されています。また窓も開放されていたのでけっこう風を感じられました。
冬の外気浴はすぐ寒くなってしまいがちでしたが、ここは室内だからこそ逆に丁度いい風を感じられ、予想以上に整うことができました。なんだか春先のサ活をしているようで気持ちよかったです。
★正直会いた時間で軽くサウナに行ければいいな〜くらいの気持ちで訪れたのですが、予想を超える整いをもたらしてくれました!冬の外気が苦手で春夏が恋しい方におすすめかもしれません!
[ 千葉県 ]
駅から10分ほど歩いて到着しました。
15:00くらいの訪問でしたが結構空いていました。
◉サウナ
設定温度は90°Cくらいでしたが、最上段に座るとしっかりと暑さを感じます。湿度が高めなのか、入って3分もしない内に汗がダラダラと流れてきます。ロウリュイベントのアロマの影響でサ室内は甘い香りが漂っていて心地よかったです。
①8分②10分③11分
◉水風呂
温度計は16.7°Cを指していた気がします。広い水風呂で嬉しいです。
◉外気浴
横になれるデッキチェアが6脚くらい、普通の椅子も4脚ほどあって、混雑時でなければゆっくりと外気浴を楽しめると思います。ここの露天スペースは開けた空間なので風がよく通って気持ちいいです。
★タオルを持ち込めば平日800円で入館できるので、非常にコストパフォーマンスに優れた施設だと思います。夕方以降は人が増えるのでゆっくり過ごしたい方は平日のお昼がいいかもです。
[ 大阪府 ]
#サウナ
・ロッキーサウナ:8,10
-身体が温まるまで結構時間がかかった印象。テレビ正面の最上段は天井が低くなっており、最も効率よく身体を温めることができると思う。
・フィンランドサウナ:8,11
-セルフロウリュをするとかなり暑くなった。設定温度は70°Cだったが、ロッキーサウナよりもかなり暑かった。2セット目はめちゃくちゃロウリュするおじさんの登場で異次元の暑さを体感。
#水風呂
・8〜22°Cくらいまでの4種類の水風呂がある。シングルの壺風呂は水流もあってかなり強烈。フィンランドサウナからのシングル水風呂でフラフラになれた。
#休憩スペース
・屋内と屋外を合わせるとかなりの数のフラットチェアがあった。しかし外気浴スペースまでには水風呂から少し距離があったのが残念。
★(フィンランドサウナ+シングル水風呂+外気浴)×n回+アクリ=極楽
[ 兵庫県 ]
#サウナ
・メインサウナ:8,10
-ロウリュイベントに合わせて。広いサ室だが最上段はかなり暑くなる。清潔感も◎
・フィンランドサウナ:12
-セルフロウリュあり。メインサウナと比べるとガツンとくる暑さはないが、木の匂いや緑溢れる外気浴スペースの景色も相まって、落ち着いて身体を温めることができた。
#水風呂
・水温11.4°C。
-低めの水温でキマった。水が注ぐ音も心地よい。従業員の方がこまめに温度確認をしてくれているため常に低い水温が保たれていて◎。
#休憩スペース
・水風呂からの抜群な導線、重厚な椅子、椅子からの景色と三拍子揃って大満足。
★評判通り最高のサウナでした。人も多すぎず落ち着いて整えました。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。