2023.05.06 登録
[ 東京都 ]
午後の予約を取っていたのだが、朝からあいにくの大雨。外気浴が前提、それも屋根無しの黄金湯に予定通り行くのか悩む。
午前中、散髪をした。少し雨が弱まった。
ランチに、つけ麺を食べた。店を出ると小降りに。
雨雲レーダーを見た。これは、行ける。
黄金湯に着いた頃には、ほぼ止んでいた。
気温は20℃以下。
雨は小降り。微かな残り雨、垂れる雫。それらもミストシャワーのように、整いを後押しする。
チェアに座って見上げると、曇り空の間から、青空も覗いていた。眩しさも、暑さもない、絶好の外気浴日和。
雨の影響か、今日の黄金湯は空いていた。こんなに空いてるのは初めてだ。外気浴では独り占めも。
もちろん、雨が継続していたら、散々な外気浴だったのかもしれないので、紙一重。良い体験ができた。
[ 埼玉県 ]
3ヶ月ぶりの草加。
前回は元桶ローリューという、悪魔の祭典のような常設のアウフグークに悶絶。
同じく元桶が開催さらる土日午前。懲りずに訪問。苦しむことが分かっているのに… でも楽しいのですよね。
電車を乗り継ぎ、埼玉県の草加駅。送迎バスに揺られ10分。オープン時刻5分過ぎに到着。休憩所の指定席も予約。今日はゆっくり滞在予定。
11:45の元桶、あの悪魔の熱波師との対面までは時間はある。スケジュールを逆算で立てる。
まずはのんびり薬湯。かなり香ばしい。気温は低くないが、油断せず身体を事前に温める。
午前中は、サ室も、外気浴も余裕あり。今日は日差しも強く、風も弱かったので、日陰を選んで祭典を待つ。
11:00 まずは、静寂のローリュ。テレビが消えて、薄暗いサ室にミュージックが流れる。悪魔の祭典に向けた、儀式のようなものだ。身体を蒸し、心を研ぎ澄ます。
11:30 桶ローリュ。これも中々の熱波。ただ、まだ杓子で水を注ぎ、団扇で仰ぐ程度だ。いよいよ始まるのだな、と覚悟を決めるためにある。
11:45 元桶ローリュ、悪魔の祭典が始まる。氷がストーンにぶち撒けられる。石が焼ける音が開始の合図だ。数秒の時が経ち、空から灼熱の熱波が降り注ぐ。また来た、熱波。私もまたここに来てしまった。
声を上げずに我慢することはできない。ううう、あああ、、 バタバタと人が助けを求めて出口に走り去って行く。
悪魔め。見ると笑みを浮かべている。そしてブロワー天井に向けて噴射。更なる熱波が襲う。
悪魔は笑っている。次の瞬間、とんでもない行動に出た。ブロワーを垂直に戻すと、左右に揺りながら部屋全体に噴射し始めたのだ。
悶絶。いや、もうそれも通りこしている。これは修行なのか。それとも懺悔なのか
悪魔が囁く。「追加で、風が欲しい人」。
1人の猛者が手を挙げる。そして懇願する「弱めで」。
悪魔は、猛者に向かって弱めにブロワーを噴射。此奴も優しいところがあるではないか。悪魔のように見えて、根は整いの天使か。
だが、またもや驚くような行動を取った。ブロワーの強さを全開にしたのだ。猛者はそこで耐えた。いやそれは幻想だ。猛者は絶えた。驚くような、呆気に取られたような、そんな表情をして、出口に走り去って行った。
悪魔は、悪魔のままだった。
私は、何も出来なかった。悪魔に立ち向かうことなく、祭典に参加するだけだった。
だからここに記録を記す。願わくば、その目で確かめ、立ち向かっていただきたい。そしてその体験を記していただければと思う。
[ 東京都 ]
ととけん、とは「ととのい研究所」の略。ランステ×サウナ×バー、という挑戦的な施設でもある。
21時半。閉館まで1時間半。
1階のバーは多くの客で活気付いてる。周囲に店も少ないので、良き憩いの場にもなっているのだろう。
4階の脱衣所に向かう。浴室は5階だ。都市型施設らしい。
浴室。
訪問した施設の中で最もコンパクト。そのど真ん中に大きな水風呂。周囲を洗い場、サウナ、湯船、テラスで囲う形だ。水風呂こそサウナの真髄と捉えているのだろう。
サウナ。
浴室のコンパクトさに比して、広い。L字型で2段組み、定員は12名ほど。
まず目に付くのはikiのタワーストーブ。かなり巨大。気合いを感じる。オートロリュー後はかなりの熱波。
ただ。サ室内のムラが大きい。上下差足元に熱が足りない。天井の高さも起因しているか。上段の座面は狭く、胡座もかきづらく、対処が難しい。
サ室は薄暗く、テレビも無く、瞑想空間的。ただ中央に扉洗い場の光が強く差し込むのが残念。
水風呂。
面白い。水風呂 in 水風呂。15℃の中にシングルの水風呂がある。冷冷交換浴もダイレクトinで行ける秀逸動線。大き過ぎるくらいの贅沢な造り。
外気浴。
マンションのベランダに、椅子が4脚、インフィニティチェア1脚。風の抜けは良く無い。幅も狭いので、椅子に座っても脚は伸ばせない。外気浴があるだけ、この規模でよく作ったな、とも思う。
以上がハード面。コンパクトながら、”ととのい”のために、個々の設備は良いものを取り入れたな、と感じる。
一方で、ソフト面。
騒がし過ぎる。ランステも兼ねているからだろ。連れ立って訪れる人が多い。外気浴でも座って歓談されている。
施設も、訪れる人も、サウナが主ではないのだ。コンセプトからして仕方ないところか。
ならなぜ、”ととけん”の名を冠しのかとも思うのである。
志では、サウナはオマケでは無いはずだ。挑戦的な施設ではある。諦めないで欲しい。サウナ”も”、諦めないで欲しい。
浴室は黙浴、歓談は1階のバー、と分けることも可能だ。
ハード面も改善点は多い。外気浴に扇風機があってもよい。サウナハットを掛けるフックも欲しい。
水風呂周りの動線も良くない。洗い場を通れば水がかかる。外気浴から戻ると水風呂の水がかかる。ただでさえ狭い通路にクーラーボックスを置くのは避けたい。
研究とは、探究し続けること、挑戦と改善を続けることではないか。サウナ、ととのいを研究し続けて欲しい。まだ新しい施設だ。これからの変化に期待したい。
[ 東京都 ]
秋冬サ活への調整、第三弾。
ここで整わなければ、どこで整う。第三弾。
三連休の最終日。人気施設だが入場制限もあるので、激混みは回避できる。
折しも、東京の最高気温は一気に下がり16℃。外気浴での温度調整も、寒さ対策の良い調整になるだろう。
14時に訪問。浴室はさほど混んではいない。雨が降っているからか。
外気浴も屋根下の椅子は埋まっているが、左右の吹き抜けに人は少ない。それで大丈夫なほどの混雑具体。
まずはトゴールの湯で9分。じっくり身体を温める。これが大事。
サウナ。
1セット目。高温サウナ、上段9分。
初回は長居はしないつもりだった。が、思ったより体感温度が低い。セルフローリュをしても低い。そう感じたのは自分だけか。それとも何らかの調整や影響で低いのか。
そうなると考えるべきは、水風呂。
今の私は、サウナの温度が低く感じても焦りはない。水風呂の時間を調整すれば良いことを分かっている。
15℃前後ならば1分超が多いが、今日は50秒程度に留めた。
外気浴。
寒さは感じない。正面の屋根下は、比較的、風の抜けが弱いのでそう感じたのかもしれない。
後は時間の長さだ。きっちり5分。いつものじんわり感を得て、出だし好調。
2セット目。高温サウナ、上段12分。
なかなか心拍数が上がらず、長居。滅多に眼を向けないテレビで「相棒」に見入ってしまった。
水風呂も変えずの50秒。もっと入っていたい、という気持ちを抑える。これ以上は冷えすぎ注意だ。
外気浴では、整いの気配。閉じた瞼の裏に眩しさが出た。水風呂の時間に間違えはないようだ。
3セット目。新サウナ、10分。
こちらのサウナの方が混雑。新しいから?というより、体感としてこちらの方が熱い。そのせいか。
水風呂、50秒、変えずに行こう。
外気浴は再び屋根下。風が吹き抜けた。すぐに来た。眩しさが訪れ、浮遊感、気持ちよさ、朦朧感。整い。
秒単位の水風呂調整は、かなり大事であることを、北欧でも実感。
気がついたら外気浴で10分を経過していた。整いは、時が過ぎる時間が早い。
整いとは別の感想も。
寒い時期の外気浴、気持ち良すぎてやばい。
これまでも十分、サウナは気持ちよかった。外気浴は気持ちよかった。でも、寒い時期は桁違い。火照った身体をまとう冷気。冷たいけど、寒くない。あの感覚。まだ最高気温16℃。これが下がるにつれ、さらに気持ちよくなる。
初めての秋冬サウナ。
本当のサウナの良さを実感するのは、これからの季節かもしれない。まだまだ楽しいことが待っていそうだ。
[ 東京都 ]
頼もう!
秋冬サ活への調整、第二弾。
ここで整わなければ、どこで整う。第二弾。
熱々サウナ、キンキン水風呂、充実の整いスペース。おまけに混雑少なそう。と、くれば当然、選択肢に上がってくるサウナ道場。
日曜日の午前10時半。渋谷の街もまだ人がまばらの中、整いの門をくぐる。
入ったタイミングは以外と人が多かった。それも結構、中高年が多い。彼らも混雑する前に整いに来たのか。とはいえ、空いている事に変わりはない。
準備。
道場は湯船があるのが嬉しい。秋冬整いは、温め準備が大事。湯船で7分ほど。制限時間90分だが、ここで焦ってはいけない。
サウナ。
今回こそは「押忍!」を言いたかったが、なんとアウフグースは12時からであった。今回も入門が叶わず。
1セット目。拍子抜け。
上段、8分。
今日は温度が低めに感じる。特に足元が寒い。熱々を期待したが残念。上段で身体を温める。
水風呂はシングル。30秒以上では冷えすぎ、きっちり時間を測る。
徒歩1歩のインフィニティチェアに横たわる。休憩はきっちり5分。これ以上は身体が冷える。いつものじんわり感。出足は好調。
2セット目。予想外の展開。
上段、10分。
引き続き体感温度が低め、心拍数も基準には達していない。水風呂の時間をどうするか、その後の展開を考え、備える。
水風呂は、25秒程度。蒸され具合に不安があったので、やや短め。
倒れ込むようにインフィニティチェアに。このセットは辛いかな、、、と考えていた数秒。その時は不意にきた。
閉じていた眼の奥が、急に光を帯びる。足元に浮遊感。頭の中がぐるぐると回る。多幸感。
2セット目にして、整う。
時計を見た。普段は休憩は5分程度だが、とっくに10分を超えていた。ちょっと不安、頭とか身体とか大丈夫だろうか。とはいえ、今日の目的は果たせた。
普段と違う問い。「何が良かったのか」。
蒸されには不安があった。秒単位の水風呂が良かったのか。
3セット目。消化試合。
上段、10分。
ほのかな期待を抱いて、3セット目に突入。水風呂は30秒。
チェアに横たわる。が、シャキシャキの意識覚醒モード。2回も整いは無いみたいだ。
試行錯誤の中で、あらためて分かったのは、
・事前に湯船でしっかり温まることは重要だ
・サ室の温度は、それほど重要ではないかもしれない
・サ室での身体の温まり具体で、水風呂は繊細な秒調整が重要
・後は、チェアで果報は寝て待て
秋冬サ活に留まらず、まだまだ、学ぶことが多いな。
引き続き、道場で鍛えるべし。
[ 東京都 ]
整わないこと多い、昨今。
要因の仮説は、季節の変わり目。気温の変化に対応できず、体温調整がうまく行っていないのでは。
対策は、新規の施設開拓を控えめに。既訪問施設での秋冬サ活への調整・対応。
ということでオールドルーキー。
ここで整わなければ、どこで整う。外気浴は無いが、それも秋冬サ活への調整にはちょうど良い。
ただ、湯船が無いのは悩ましい。最初にしっかり体温を上げておきたい所。なので今日は最初から4セット計画。1セット目は無理せず体温上昇が目的。
土曜日の夕方。平日の夜より混雑。とはいえ一桁人数。サ室も、インフィニティチェアも余裕たっぷり。さすがだ。
1セット目。スロースタート。
熱さ優しい1段目。苦しくなる手前、6分程度。水風呂も無理をしないで30秒。シングルなのでそれでも堪える。
チェアに座ると、いつもと同じようなジンワリ体験。出足順調。ここからが勝負。
2セット目。ここらが本番。
熱めの2段目、7分間。水風呂は30秒+α、シングルは30秒超えるとキツイ。
チェアに座ると、すぐに意識覚醒。やばい傾向。何が悪かった? サウナが短いか、水風呂が長いか。
3セット目。試行錯誤。
気合いの3段目端、8分。7分過ぎから1分耐えるのが限界。逃げ出すように水風呂へ。今度は30秒。
チェアに座ると出足は不安定。ただ後半は整いの予感。夢を見てるような朦朧感。これはイケる。
4セット目。勝負の時。
気合いの3段目、真ん中、粘りの9分。かなり体感温度。さあ水風呂、今度も30秒。
チェアに座る。何も無い数秒が過ぎる。そして来た。不意に眼の裏が明るく感じる。ジリジリとした体感。身体が軽くなる。浮遊感。地震のような揺れ感。
きた、整ったー
ここまで分単位、秒単位の試行錯誤、調整が必要、ってのも、どうしたものかと思う。が、試行錯誤をすれば見つけられることも分かった。
他の施設でも試してみよう。
冬眠に備える動物のように。冬期のサ活に向けた準備は続く。
[ 東京都 ]
1ヶ月ぶりの黄金湯。最近、満足行く整いが得られ無いことが多く、黄金湯で調整。と、思いきや、まさかの不発。
一周目は良かったのだ。10分も経たず蒸され、水風呂も気持ちよく、整い椅子も空きがあり。ジンワリとした気持ち良さ。良い出足。今日は良い感じだ。
ところが二周目。
温まりが遅く12分ほど蒸される。今回も整い椅子に余裕があり、よいサイクル。なのに、座ってすぐに意識覚醒の通常モード。あれ、もう終わり?って感じ。
満を持しての三周目。
やはり温まりが悪い。上段真ん中。場所も悪く無い。三度、整い椅子も余裕あり。でもダメだ。
もしかしての四周目。
全くダメ。汗のかきも悪いし、椅子に座った瞬間、ダメだな、って。
冷やしすぎかな?と思い、水風呂の時間を短くしても、休憩時間が短めでもダメだ。
おそらく。気温の低下。
芯まで温まってないのだろう。改善点としては、サウナ前に湯船でもっと温まることか。
私にとって、初めての秋冬サウナ。
出だしの身体の温め、水風呂の時間、休憩の時間。夏とは違う調整が必要だ。試行錯誤。
夏は新規開拓に勤しんだが、秋は控えめに。慣れた施設で自分の身体を再確認しよう。
[ 神奈川県 ]
神奈川遠征、第三弾。
スカイスパ、ゆいる、と何故か相性が良くない神奈川。敢えて向かうは、鬼門のスーパー銭湯。それも日曜日。混雑、騒がしさ、サウナ非優先、それは分かっている。
なのに向かうは… 割引入館券が手元にあるから。そんな理由ですまぬ。
ただ、なぜか温浴施設が激戦の神奈川・鶴見。人々を惹きつける何か、があるはずだ。
川崎駅からバスに揺られ10分ほど。かなり巨大な施設だ。開店と共に入館。
広い。さすがにスタジアムジャポンほどではないが、かなりの規模だ。鶴見川に沿って施設があり、館内のいたる所から鶴見川が眺められるのも良い。
浴室。
洗い場、湯船、サウナのゾーンが明確、これはプラス点。内風呂の向こうに露天ゾーンが見えて明るく開放的。
サ室は一番奥側。サ室の隣が水風呂、そのすぐ横に露天ゾーンの出入り口。動線は悪くない。
サウナ。
スーパー銭湯らしい、テレビを正面真ん中に配置したスタジアム型。窓もあって明るい。見た目は普通。
ただ入室時に、熱い、と感じる。
まず二重扉。熱が逃げづらい。
席は六段組で、珍しく入り口は4段目。下段の温度計は70度くらい。なので入り口は90℃、最上段は100℃近いかもしれぬ。
さらに、土日は10分毎にオートローリュ。1分程度の短時間だが送風もあり。
何気に、体感温度維持へのこだわりを感じる。
学生の集団や子供たちもサ室にいたが、オートローリュが始めると悲鳴をあげて逃げていったのは、微笑ましい光景。なのでサ室は比較的静か(テレビは音声付きだが)。
水風呂。
噂の炭酸泉水風呂。確かにチンビリ系。ただ、スタジャボほどの強さはない。我慢せず浸かれる。
温度は15℃程度で満足。5人程度は入れる大きさだが、サウナ客以外もいるので混雑気味。
外気浴。
大規模施設の醍醐味。広い。鶴見川沿いであるので吹き抜く風も強く、気持ちいい。
サウナイキタイのレビューでは、椅子が少なくて、若者に独占されていて使えない、、、とあったが、そんな事は無かった。
デッキチェアは4脚。その他にもしっかりした椅子が6脚以上。内気にも4脚ほど。午前中でもあったからか、整い難民になることは無し。
ただ…やはり騒がしい。若者集団、多すぎ。外気浴の気持ち良さ、を持ってしても、差し引きしてもプラスにならない騒がしさ。分かっていたけど、整いを求めるには無理があった。
食事、休憩スペースも立派。ただこちらも人が多い。今日は割り切って午後は「呪術廻戦」を読破しました。そういう使い方ですよね。スーパー銭湯としては申し分無し。
とはいえ結局、神奈川遠征は3連敗。しばらく神奈川はお休みしよう。
[ 東京都 ]
私がサ活を始めたのは、今年23年の2月。
数えるほどのサ活しかしていない時期に、話題になっているサウナ東京を訪問していた。
5ヶ月ぶり2回目の訪問。
サ活・7施設目だった。サウナのルーティンも、まだ良く分かっていなかった時期。
この半年間で、41施設・82サ活を経験。いろいろな施設に足を運んだな。4-9月期の締めに、サウナ東京は訪問しておきたかった。
日曜日の朝9:30。オープン時間に訪問。
ただでさえ快適なのに、ガラ空き状態で超快適。サ室は選びたい放題、水風呂は独り占め、整い椅子も畳も自由に選択。最初の1時間は極楽体験だった。
さすがに11時近くは混みだしたが、すでに3セット終了して出来上がっていた。なのでその後はのんびり施設を体験&観察。
サウナ→水風呂→整い椅子のルーティンの時はあまり気が付かなかった点もあった。
サウナ。
「瞑想」の温度計は70℃程度。明らかに体感温度はそれ以上。狭さか、湿度の関係か。
一方で「手酌」の温度計は100℃超え。ただ、ローリュのタイミング以外は、明らかに体感温度が低下。ドアの開閉前後が特にだ。空気の循環に課題がありそう。
「蒸喜乱舞」は、1時間に1回はオートローリューやアウフグースを実施。
体感温度としては、アウフグースの頻度はもっと上げても良いのでは?とは思う。
水風呂。
8℃、15℃、22℃の3種類。このバリエーションはすごい。
冷冷交代浴は、やはり気持ちいい。じんわりとした整い感に導いてくれる。
ただ3種類の水風呂の配置に、やや課題感ありか。
8℃‐22℃‐15℃、と配置。なので、8℃→15℃の移動は、22℃を回り込んむ必要あり。
僅か、である。が、この僅かな移動が大事。整いは細部に宿る。
8℃の隣に15℃を配置してほしいな。
整いスペース。
あらためて見ても圧巻の椅子配列。「整い待ち、許さじ」の強い意志を感じる。
天井を見上げると、10機ほどの大型扇風機が回る。眼を開けていたら、催眠を掛けられそうな勢い。こんなに大量の扇風機、前もありましたっけ?
課題に気がついたとすれば、
・水桶の場所が席によっては遠いこと。
・水桶が、頻繁に床に落ちる(誰かが落とす)こと、これは集中の妨げになる。
無理やり課題点を記載しているところもあるが、再訪問してみて、やはり首都圏屈指のサウナ施設であることは間違えない。バリエーション豊富に加え、黙浴徹底、椅子の数など、「整い」のためのできる事を徹底されているのが凄い。
やはりサウナ専門施設はいいなー、と思ってしまった、半年間のサ活締めであった。
[ 東京都 ]
渋谷のど真ん中、センター街にこの道場はある。
ビルの4階。当然ながら、限られたスペースだ。
が、そこに。本格サウナ、キンキン水風呂、そして10脚以上のインフィニティチェアがある。
狭くて、圧迫感あり・・・なんて事はまったくない。
これらを余裕持って配置。秀逸な導線。感服だ。
施設。
入り口で鍵とタオルを受け取り、下階へ。
鍵は珍しい首掛けタイプ。特に不便なことは無かった。
浴室。
眼に飛び込むのは、整然と並ぶインフィニティチェア。その奥には水風呂。
左には、洗い場、サ室、シャワーを配置。
すべて見通せる。つまり、ワンルームなのだ。
整いスペースを中央に配置し、周囲を洗い場→サウナ→→水風呂と回っていく形。
無理の無い導線を作り上げている。
サウナ。
その光景は、まさに道場。
真ん中のストーブを、コの字に囲み、灼熱のサ室で耐えている。
天井は低く、段差は少ない。座面は広く、基本は胡座スタイルで座る。
ビート板のサウナマットも通常の2倍はある大きさ。
入った瞬間から、熱い。100℃前後。
20分に一度、オートローリューがあり、時間による熱さのムラも無かった。
天井の低さも、温度維持に一役買っていそう。
スタッフが高頻度で団扇で仰ぎに来る、のが名物らしい。「押忍!」というまで続く。それが道場スタイル。
今回はなぜかタイミングが合わず、体験できず。「道場に入門した」とは言えないような。次こそは「押忍!」を言いたい。
水風呂。
シングル水風呂。
バイブラや水流が無いので、自分で時間のコントロールがしやすい。
形状も独特。
横長。4人くらいまでが横並び入るスタイル。
浅い。身体は伸ばせる奥行き。自然と寝るように浸かることになる。
整いエリア。
水風呂の眼の前。徒歩1歩。その先にあるのが、インフィニティチェアですよ。
内気浴だが、天窓で換気が十分で蒸してはいない。送風機も吹付け気持ちいい。
完全黙浴。
これだけの「詰め込み」でも成り立っているのは、皆が黙浴を徹底しているから。1人でもそれを破れば崩壊する。
いや参りました。サウナ道場。
質も高いし、スペース効率のアイデアもすごい。
そして、意外と混んでない。
理由は明確。多くの人が60分コースだから。ここのサウナ、水風呂なら整い可能なのだろう。私は初めてだったので、慌てたくないので90分コースを選択。確かに時間は余った。
一方で。
多くの人が「何かに時間に追い立てられている」よう。
この醸し出される雰囲気が、施設の落ち着かなさを感じさせたのは、残念な点ではあった。
[ 神奈川県 ]
神奈川遠征。
東京方面から電車を2回乗りかえ、南武線浜川崎駅で下車。徒歩10分程度、住宅街の通り沿いにひっそりと、ゆいるはある。
もっと大規模な温浴施設をイメージしていたが、小規模なホテルか料理店のようだ。
内部はシックでオシャレ。コンパクトな3階建。浴室も同様。木目と黒色を基調とした落ち着いたデザイン。電飾も最小限に外光が優しく差し込む。
入り口付近、左右にサ室。その隣は水風呂。奥に湯船。
サウナ。
高温サウナも薄暗い。ガラス窓があり浴室の光を取り込んでいる以外は、間接照明も最小限。無音、もちろんテレビは無し。雰囲気は抜群の瞑想空間。
3段構えのくの字型。15人くらいなら余裕を持って座れる。
温度は90℃強。
最初は二段目から。なかなか身体が温まらず。30分ごとにオートローリュがあるが状況は変わらず。
続いて三段目。10分経っても心拍数の目安に届かず。これはどうしたものか。ただ3段目のローリュは熱波直撃、これには悶絶。
なんにせよ。芯まで温まるには課題あり。
中温サウナ。
こちらではアウフグースを体験。ゆいるの売りとも言える毎時0分に開催。かなりの高頻度だ。
ただ、これも満足できず。時間ギリギリにサ室に入ったのもあるが、3段構えの下段の端。
残念ながら、10分たってもまったく汗出ず。それもそのはず。端にはほとんど風は来ない。最後は時間切れ、ということで端への仰ぎは無し。
仕方なく、三度の高温サウナへ移動。
水風呂。
これは素晴らしかった。噂に聞いてた深い水風呂。初体験。深い、って素晴らしい。体勢を気にしなくて良い。
水温も15℃程度。空いてる時間はもっと低い。好みの温度。
休憩スペース。
外気浴にインフィニティチェア3脚、椅子2脚。天井には扇風機。ここが空いていればラッキー。特等席。
それ以外は通路沿いにならぶ15脚程度の椅子。コンパクトな施設は仕方ない配置。
ただ、ゆいるは徹底した「黙浴」。みんな従ってる。びっくりするほど静か。これは嬉しい部分。
アウフグースについて。
「早めにサ室に移動しないのが悪い」とお叱りを受けるかもしれない。ただ、そうしても、他の誰かが十分な蒸されにならない、という事に変わりはない。
それに。アウフグースに合わせる為に、サウナと休憩のリズムを崩すのは本末転倒では、とも思う。
なので、今後はアウフグースはあまり気にしないか、その日最初のサウナで狙いたい。
これで神奈川遠征はスカイスパに続いて2連敗。相性の問題とかあるんでしょうか。
[ 東京都 ]
探し求めた至高の外気浴。ここに。
ここでの体験に、整い難民だけは避けたい。平日だが、仕事が休み。これは行くしか無い。
猛暑から一転、空は薄曇り、気温30℃に届かない。風も強い。
青空を望む外気浴も魅力だが、今日の方がサウナ向きだ。
またと無いタイミング。舞台は整った。
訪問。
西荻窪駅から徒歩3分ほど。事前の会員登録で、顔認証で入館。
入り口にあるタオルとサウナマットを入手し、脱衣所へ。
浴室に入ると、そこは洗い場。と同時に、サウナ入り口とシャワースペースでもある。限られたスペースを効率的に使っているな、という印象。
湯船がないので、身体を清めたら、いざサウナ。
サウナ。
そこはまるで、何かの儀式か修行をする者たちの集まり、のようにも見えた。
サ室の中央に、光に照らされた大型のストーンサウナが鎮座。
足元の間接照明のみ。ヒーリングミュージックが流れる幻想的な空間。
コの字型2段で囲むように座る。定員は30名ほど。座面はかなり広い。胡座、座禅、体操座り、各々好みに姿勢で熱波に耐える。
温度は100℃近い。
大箱で出入りも多いが、温度のムラは感じず。むしろドアの開閉で緩やかな空気の流れが生じ心地良い。
10分置きにオートローリュー。
照らし出されたストーブに、天井から水が降り注ぐ。これも、まるで何かの儀式のようだ。
狙っているのか、偶然か。天井に残った少量の水が、断続的にストーンに滴り落ちる。その度、“じゅっ”というローリュー音を響かせる。音楽と重なり、幻想的な雰囲気を、いっそう高める。
水風呂。
バスタブタイプが4つ。15℃と17℃の2種類。脚をしっかり伸ばせ快適。
いざ、外気浴。
広々したテラスに、20脚近くのインフィニティチェアが整然と並ぶ。圧巻の光景。
平日なので半分程度しか埋まっていない。狙い通り。
周囲に高い建物もない。眼に映るは空。
4階のテラスに、程よい強さの風が駆け抜ける。
無音。聞こえてくるのは風の音だけ。
集うものも無言。期待は皆同じだろう。外気浴での整いに、言葉はいらない。
最高のチェア、遮るものがないテラス、駆け抜ける風、静寂。
大げさではなく、過去最高の整いを体感する。
2時間の制約もあり、最初は時間のことを考えていた。が、外気浴では、時間のことも、普段の悩みも、すべて忘れていた。
風に身を委ね、風の音に耳を傾けていた。
外気浴に注目が行きがちだが、サウナ施設として最高だ。過去トップ級。
今まで訪ねていなかったことを後悔。明日にでも再訪したいくらいだ。
[ 神奈川県 ]
一都三県の各No.1サウナイキタイ。唯一行けてなかったスカイスパをやっと訪問。
設備や作りは全体的に古めかしさも漂うが、清潔で手入れが行き届いている印象。
いざ浴室へ。
思っていたよりコンパクト。2つのサウナ、1つの水風呂、4つの浴槽、そして洗い場が敷き詰められている。
そう、敷き詰められている、のだ。
四角や円形の浴槽が複雑に配置。最小限の幅を持った通路がその円形の浴槽に沿って伸び、サ室へと誘う。
まるで箱庭。ガーデン。
完成した時は、さぞ、斬新かつ美しい造りが話題になったことだろう、と想像。
メインサウナ。
2台の巨大タワーサウナ。それらを囲むように2段構で座る配置。
奥には噂の展望窓。角度によってはビルしか見えないが、特等席は絶景を楽しみながら蒸されることができる。
慣れた方は、窓ぎわの丸太に座り、完全に窓を向いて座っている。座面が低くなるので低温になるが、これもこのサウナの楽しみ方であろう。
肝心のメインサウナ。
温度は95℃程度。かなり多湿か。身体の芯が温まったな、と思う前から発汗がすごい。汗というより湿気なのか。
体感はマイルド。強力な熱波は、オートローリュが発生してもさほど感じなかった。
新しくリューアルされたもう一つのサウナ。
こちらは10分置きにセルフローリュ可能。タワーストーブを中心に、左右に向き合う形で座る。バレルサウナのような印象。
温度は90℃くらい。出入り口の場所の問題か、出熱さを維持できていないかな。体感温度の低下に我慢できない方は、10分待たずにセルフローリュをしていた。
温度維持にやや課題あり。
水風呂。
サ室のすぐ隣。16℃くらいと好みの温度。広さ、深さ共に十分。水流が発生しているので、羽衣許さじのスパルタ仕様。
申し分なし。
整いスペース。
デッキチェアが3つ、椅子が15くらいか。数は十分。整い難民も見かけなかった。
ただ、デッキチェア以外は、ほとんどが狭い通路に沿って椅子が並んでいる。動線としては良いが、落ち着かない感はある。
似たような作りにニューウイングがあるが、あちらは完全にサウナエリア内だ。こちらはメイン通路に椅子が並ぶ。
デッキチェアは数少ない独立エリア。さらに全面に窓があって景色も望める。ほとんど眼を瞑っているので、景色を楽しむことはないが…。
構造上の問題だから仕方ないけど、浴室奥をサウナエリア、手前を温浴エリアに分けて、独立した整いスペースが多かったら申し分ないのにな。
正直、満足はしていない。
ただ、今日はアウフグースのタイミングを外し、浴室で待ちぼうけとなって、十分な整いが得られなかった。そんな愚痴も背景にあるレビューである事、ご承知おき頂きたい
[ 東京都 ]
新しいサウナが追加された、ということで。日曜日の開店12時に予約。
今回はこの新サウナのレビュー。
事前情報では、かなりコンパクトで、温度も80℃程度と控えめ。サウナ初心者向けでは? といった話。
結論、がっつり、本格サウナでした。
上下2段で定員は8名。ただ下段はかなり座面が狭いので、サウナマットひいたら確実に上段の人の脚に当たりそう。実質4名定員と思った方が良い。
広さ・作りは、ニューウイングのテルマーレに近い。知ってる方は分かると思うが、あそこも下段に座ってる人は少ない。
体感はかなり熱い。温度は確かに80℃くらいだが、今日初回のサウナということもあり、10分耐えられず。
サウナストーブが独特。
なんというか、常時ローリュ状態。イメージとしては「沸騰した鍋から水が溢れて、ジュージューと言っている」という感じ。
サ室内には常に僅かなローリュ音が響き続ける。そのため温度・湿度が高い状態なのかもしれぬ。
詳しい方の解説を探したい。
北欧のメインサウナが素晴らしすぎるので、果たして第二のサウナが必要か、とも思わないでもない。ただ昨今は複数サウナを設ける施設や、個室サウナ、瞑想系のサウナを設ける施設も増えてきた。
変化に対応していけるという点では素晴らしい施設だな、とも思うのである。
個人的には、新しい沸騰系?!サウナストーブは面白いし、瞑想系も好き。サ室にテレビはいらない派なのでもあるので、新サウナはけっこう気に入ってる。
願わくば、もう少し照明は暗くて良いと思う。
新サウナの話しはここまで。
今回の訪問で新たな気づき。
「北欧の開店初回は、空いていて快適」
ドラマ「サ道」を観て、北欧がこんなに空いてる訳がないだろ、食事処なんて並んですぐに入れないよ、って思ったものだ。
あったのだ、あの世界が。
日曜日の昼だというのに、サ室も外気浴も半分程度しか埋まってない。
ちなみに、13時台の食事処もすんなり入れたし、満席にはならなった。
ただでさえストレスの少ない北欧で、わをかけてノーストレス。これなら宿泊して深夜に入らくても良いな。
今日は三周目のサウナ後の外気浴は、あまりに快適すぎて、風も気持ち良すぎて。トリップしすぎて、気がついたら15分くらい休んでた。寝てしまったわけではないのに、時計を見てびっくりした。
やはり、混雑が最大の難敵なのだ。
狙うなら、休日初回。
ぜひ空いてる北欧で、ニューサウナを体感してみていただきたい。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。