2020.03.05 登録
[ 東京都 ]
西荻のRooftopにぜひ行ってみたいと思っていたので、土曜日に仕事作業を終えてride in, ride on!
小洒落てるけど中身がウーン、な感じでは全然なく、素晴らしい点が数々。
広いサウナ室に美しく火が燃えるストーブ
そのストーブに随時したたる水滴が湿気をうまく作り出し
そしてオートロウリュウはパラパラと雨のようでこれも良く
さらにはスタッフの方によるアロマ水追加と団扇でのアウフグース的なサービスもあり(女性側でこれはあるのか?要確認ですが)
17度と15度(男性側のみ)の水風呂は欧米風(?)のバスタブでこれも良く
そしてインフィニティでの外気浴は長野県にいるよう
素晴らしいサウナ銭湯施設が東中野などにも数多いので、お値段1980円〜をどう考えるかということはあるけど、まずはかなりお勧めです!スタッフの方たちもみなさんフレンドリーで親切でよい施設です!
男
[ 長野県 ]
3日目で最終日の今日は朝にユクシちゃん。
スタート時は空が晴れ渡っていて、終わるころにはくもり空の中に雪がちらほら。
85度くらいの温度で穏やかだかが温まるログサウナだが、昨夜youtubeでフィンランドのサウナ動画を見ていたこともあり最終日の今日はロウリュを充実させようと思った。川水の水風呂は今日も4度。だがロウリュが既に身体に染みているため水風呂後の開放感が今日はさらに素晴らしい。
そしてフィンランドにも行かれたことのあるスタッフの方によるヒノキとレモングラスのロウリュが素晴らしい。おそらく1リットルほどのアロマエキスをじっくりとストーブの各所にかけていただき、心身と臭覚が満たされていく。さらに参加者全員にアウフグースをしていただく。サウナへの情熱が伝わる方で素晴らしかった。
このセットはあまりにすばらしくパートナー曰くわれわれは25分ほどずっとユクシの中にいたらしい。
さらに新潟から来られた方ともお友達になり、あれこれお話しをする。今日も視野が広がったと感じた。
だが今日の素晴らしさはなかなか言葉にならない。
空の青さ。川の水は鋭利な歯のように身を刺しつつも快楽を痕跡として残す。
雪は木々の上にその重さを垂らすが、その下でスタッフさんたちは薪を割ったり、新しいサウナ棟でのお仕事をし、われわれは半裸体で水と空気と戯れる。
言葉にならないからサウナに行くのであろうが、それにしても火と水と人の恵みをいただいた一日だった。
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[ 長野県 ]
LAMPでの二日目。今日は2階建てで語らい空間的なつくりのカクシちゃん。
昨晩は極寒でも身体が温まっていれば水風呂も外気浴も出来るとわかったので、今日は昨日よりは穏やかな気持ちでスタート。
今日も空は青く、雪の重みを受け止める木々が美しい。凛としていて風景全体が水風呂のようだ。カクシの温度はスタート時で100度くらい。ユクシよりもちょっと熱いが、真冬だからかこの熱さが心地よい。
川の水は今日も4度。これには身体が慣れるなんてことはなくキンキンだが、でも10秒前後は入っていられる。雪へのダイブも1回。これは水よりさらに冷たく、冷たさの冥界の寸前の気がした。
水風呂で整っている間に焚き火がある小さなな広場のようなところのインフィニティ・チェアでさらに安息・休息をする。見上げるとやはり青い空と木々と雪。これを2時間内に6セットほどして、身体と精神はこれを書いている今でもずっとポカポカで穏やか。
ユクシもカクシも言うことなく素晴らしい。毎日入りたいくらい。
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[ 長野県 ]
あけましておめでとうございます。
9月にLampを訪問時にパートナーと元旦に来ようと決めてその場で予約をしていたLampに再訪。
前日まで大雪が心配だったが東京からのバス、そして黒姫止まりだったがしなの電鉄も問題なく到着。フロントの方たちも我々を覚えていてくださりご挨拶。
チェックイン後にまずは野尻湖畔を赤ワイン片手に散策。木々の枝の上に雪が積もっているのが美しい。
夕食後に20時のサウナに。今日はユクシちゃん。暗闇の中にやさしくたたずむログハウスの中に入り、その穏やかでまろやかな薪の火を受ける。これこれ、すばらしい。
その後当番のスタッフの方が雪玉でロウリュをしてくださる。溶けるのにしばし時間がかかり、でも溶け出すとジュワーと音をたててやさしい水蒸気が下りてくる。
そして水風呂。外気温がマイナス6度の中で、4度の川水に浸る。ひたるというが実質5〜10秒ほど。だがこれが非常に気持が良い。
正直極寒の野尻湖で夜に川水の水風呂は無理ではと思っていたけど、これが出来る。インフィニティ・チェアには長くはいられず2−3分ほど、用意していただいた暖かいお茶を飲みながら降ってくる雪を見上げたり、木々や灯りに照らされるユクシをみたり。
総じて経験の幅が広がるサウナと川水風呂体験だった。身体があたたまっていると氷点下でも半裸で外にいられるというのもすごいこと。その後1時間たっても身体があたたまっている気がする。心も穏やか。2022年のスタートとしても素晴らしい。ユクシちゃんとスタッフの方とパートナーに感謝。
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[ 静岡県 ]
朝9時半までケロサウナで有名な清流荘にいたが、11時半には伊豆高原の湯にいる。
伊豆高原駅を出て数分歩くと、泥パックで顔中がカバーされた女性のポスターがそこかしこに。入店すると優しそうなおじさんがフロントにいらして、いろいろと説明してくださる。泥パックは気持ちが良い。パック後すぐに浴室内で記念撮影が出来る。入浴料金で隣の海鮮居酒屋で使えるビール無料券がついてくる。その後の再入浴も可能、等々。これらを聞いているだけで、すでに素晴らしい。
男湯のほうは露天が3つ。一番低い場所にある岩風呂から階段の登るにつれて「あつ湯」「ぬる湯」と続く。自然の中にあり美しい。
サウナは92度程度。清流荘さんと比べてしまうと普通のサウナなのだが、でも比べてはいけない。水風呂がきりっとしていて気持ちが良い。
そして泥パック置き場のとなりに、ゲルマニウム泥壺風呂があり、かすかに濁った透明のお湯だがこれがとても気持ちが良い。ぬるい温度でずっといられるので、気分もリセットできるし心身が休まる。
炭酸ヘッドスパの蛇口などもあり、とにかくお客さんに楽しんでもらおうという気概がそこかしこに感じられてとても良い施設だ。最後に泥パックを本格的に行い、記念撮影をしたのだが、パートナー曰く、一人だけイケメン風に決めていてウケを取れていないとのこと。イケメン風とイケメンは異なるということか。人生の道は険しい。
そんなこんなを受付のおじさんと語らっているのも楽しい。お仕事をされている方たちがみなさん優しいのも、この施設の良いところだ。次に伊豆高原にいる来れるか分からないのだが、サービス精神に溢れた施設としてとてもおすすめです。お隣の同じ会社(伊豆高原ビール)が経営する食事処もビール、海鮮丼、サバのひらきなどがとても美味しかった。
伊豆は温泉が素晴らしいためサウナに力をいれる施設は少ないと思う。しかしサウナの質が素晴らしく温泉旅館としても素敵な清流荘と、地元のみなさんを癒やしながらわれわれも楽しませてくれる伊豆高原の湯にお世話になりました。泥パックももっと頻繁にしてみたい。
男
[ 静岡県 ]
朝起きて10時チェックアウトまでテルマリウムのミストサウナと外の温水プールとを二往復。
穏やかなミストサウナも実は好きなのでじっくり蒸され、その後30度弱くらいのプールに浸かるとここがどこかわからなくなる。ローマか。あるいは60年代末のヒッピーたちが各地に温泉を残した北カリフォルニアか。
なんて思いつつまた温泉に浸かり宿を後にした。次はぜひ2泊で清流荘に来たい。ケロにもまた会いたい。
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[ 静岡県 ]
ついに来てしまった清流荘。
朝東京を経ち踊り子号に乗り下田へ。車内ではパートナーと今年のサウナ道の総括というトピックであれこれ話す。やはりストレス解消だけではなく、サウナそのものをじっくりと楽しむ方向にわれわれがシフトしているという結論にいたる。ふむふむ。
下田は寂れているかと思いきや、かなり古い町並みが楽しい。いず松蔭という海鮮和食屋さんで刺身盛り合わせと金目鯛煮物を頼む。両方おいしく特に後者はこれまで食べた煮物のなかでも格別の身と味付けの旨さ。
その後清流荘へ。
ケロサウナ。なんとまろやかな熱気なことか。ケロのログハウスの暗い中に、二つの窓から光が、そして夜の灯りがこぼれる。熱波には弱いわたしでも10分以上もいれてしまう。野尻湖LAMPに行かれた方は、そこのフィンランド式薪サウナのユクシちゃんをさらにまろやかに優しくした感じと想像していただければだいたい雰囲気が伝わると思う。
肌の表面を顔から足先まで、細かく柔らかに揺れる熱が滑っていく感じか。言語にするのが難しいのだが、でも普通のサウナ施設とは違う、優しいのだか深くもある感覚がやってきた。微細な熱がさざなみのように肌をつたわり、私の自律神経が微笑んだのだ。
水風船は家庭のお風呂のような桶を設置してくださっている。これも冷たいが冷たすぎず柔らかな水で心地よい。
テルマリウムにはミストサウナがあり格別の香りがし、アロマを垂らして入れる足湯もかなりあたたまる。
結局ケロサウナは6セット。滞在時間は3時間半ほど。
晩ごはんはリーズナブルなプランに含まれていた海鮮丼とローストビーフ丼。どちらもとても美味しい。旅館の豪華で大量な食事よりも、これくらいのサイズが良いね。もちろん食材は素晴らしく、十分に満たされた。
最後は温泉。透明な単純泉にみえたが、しかし入浴後は先ほど整った身体のあちこちが暖かく、湯の強さを感じる。
熱と湯が疲れたわれわれを柔らかくしてくれたのだが、私は一生分のポイントをつぎ込んで来たのでお金を払っていない。なのに宿の方は優しく、万平さん、美里ちゃんの話で盛り上がる。当初はポイント利用のお客さん、ご飯の時間です!などとフロントで呼ばれるのかと心配していたのだが。
ケロサウナの優しさにすっかり参ってしまった。旅館としても素晴らしく、とてもおすすめです。
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[ 東京都 ]
いままで行ったことがなかったラクーアにパートナーと二人で。結論から言うと自分にご褒美の施設として素晴らしかった。
まずはサウナ。内湯を出てすぐにフィンランドサウナ小屋があるのが良い。温度はやさしい低温で、長くじわじわと温まれる。実は熱に弱いサウナ好きの私でも10分前後いられる。時間によってはアロマ水が置いてある。ひしゃくが小さすぎて皆さんちょっとしかかけられないのだが、でもこれでさらに整う。
中温サウナのアウフグースはコロナのため、脱衣所フロントにて希望時間を言い、その時間の整理番号をくじ引きでもらうスタイル。15:30の10番にあたり、これはラッキーとサウナ室に入った。早い番号なので数少ない最上段をゲット。中温サウナなのだからアウフグースも余裕だろうと思っていたのだが、若い熱波師の方が扇ぎだすとどうもおかしい。熱い。激しいタオルの動きは一切ないのに、まず顔が灼熱にさらされ、その後肩に炎がついたように熱い。気持ち良い。だが、さらに気持ちが良くなる前に肩がダリの時計のように溶けてしまいそうだ。
ここでサウナ引退となるほどの後遺症が残ってはいけないと思い、私は少々恥ずかしいが一人目の離脱者となる決心をした。だがハードボイルド的に退出したいため最上段から最下段までバリトンの低音で「すみません」「失敬」と下りたのだが、その足は小走りであった。
思えば草加健康センターでも掃除機のような機械2台からの強熱波をあびて早々に退出したことがある。だが今回は余裕と思っていたのに最初の退場者となってしまった。でもどうやら私が退場した後にも数名が続々と退出されていた。みなさん身体から湯気がもうもうと上昇していて気持ち良く降参した感じだ。水風呂から顔だけ出して湯気を放つわれわれは太平洋の火山帯のようだった。
水風呂も良い。22度でバブルのものと、17度で深いものがある。温泉も都心でがんばって掘られたのと思うのだが、アンモニア臭のする黄色味を帯びたものでなかなか良い。私は色と匂いがあるとご利益を感じてしまうのだが、実際太ももや腰のあたりがずっとじんじんと暖かくなった。レストランや休憩スペースもきれいで電源も多い。仕事もここでできそうだ。
唯一の難点は特にサウナの面で男女平等施設ではないこと。サウナにジェンダーは関係ないと常々思っているが、今後検討していただけると嬉しいね。
ドームのジェットコースターの絶叫の下でサウナと温浴とリラクゼーション。ラクーアの良さを実感しました。
男
[ 東京都 ]
家で晩ごはんを食べながらパートナーとyoutubeでマグ万平さんの番組を見ていたら、ふと考えがよぎる。サウナを見るよりもサウナに行ったほうが良いではないか。というわけで松本湯へ。
入り口で今日も亀のカメ吉君とご挨拶。泳ぎ方がいつになく元気ですごい歓迎されていると思ったら、そうではなくてスタッフの方が通り過ぎるので気分が上がったらしい。家族の前だと普段とは違う別のカメ吉君だ。かわいい。
さて今日もお風呂場へ。サウナは3セット。私は実はサウナに弱いサウナ好きなので、あまり長くいられない。5分を3回。でも大満足。サウナストーブが今日もオートロウリュウの時間になると下から照らされて、やはりなにかの儀式のように見えてしまう。ロウリュウ教の信者だね、われわれは。
というわけで今日もあっという間に時間が過ぎてしまう。いつも書いているがサウナ以外もとても良い。熱湯もすばらしく、泡の冷泉も身体がふにゃふにゃになってしまう。ジュビナシャワーを全方向から浴びるのもとても気持ちが良い。
というわけで週の前半を乗り切るために、サウナのyoutubeではなくてサウナに行ったのだった。
男
[ 東京都 ]
ようやく戻って来れた東中野の健康浴泉。サウナ付き銭湯の激戦区東中野だが、広くないスペースの中に炭酸泉、シルク湯、サウナ、水風呂と全てが揃っていて、構成と動線が素晴らしい。アクア東中野も松本湯ももちろん素晴らしいが、こちらは東中野の商店街がすぐそこなので入浴後にすぐに飲めるのも嬉しい。
そしてこちらの先代の大旦那がチャーミングである。HPにもあるようにおしゃべりが趣味なおじいちゃんで、今日も入浴後に私がサウナハットをタオル回収箱に入れそうになってしまったあたりからおしゃべりがはずむ。「ご苦労さん。そこはタオルだけだよ」。「タオルとハットが同じ色でつい間違えちゃいました」。「日曜は人が多いだろ。平日に来てくれよ」。「ここは動線が素晴らしいですね」。「だろ、また来てね」。江戸っ子の端切れ良さに感服。
そして大女将さんもHPにあるように着物をお召しになって迎えてくださる。素晴らしい。
大旦那が日曜は人が多いと言っていたが、その中で若者の一人はマナーが悪い。水風呂に足をドボンとつけるので水が跳ねる。そしてタオルを水に入れる。整い椅子のおっさんも顔はしかめるが見てみぬ振り。
やれやれ、一言坊やにいわなくちゃいけない。「タオルを水風呂にいれるのはやめてくれるかな」。ここまでほっこりしていたのに俺の頭からボナかケロのように蒸気が出てしまう。心頭がオートロウリュウだよ、困ったものだ。若者よ、サウナはみんなの幸せの場所なのだから、乱さないでくれたまえ。
アクア東中野や松本湯よりはもっと地域に密着な感じだけれども、実はすごくクオリティが高く、そしてご家族で経営されている皆さんの優しさと真面目さが伝わる素晴らしい施設。若旦那は黙々とサウナマットを変えられていて、大旦那と大女将がチャーミング。
帰りにパートナーと商店街のDining Bar Kanaにて泡と白をいただき満足。その後、フレンチのテイクアウト専門ル・ジャルダン・ゴロワにてキッシュを買ったら、閉店時間が近いからか1ピース、キッシュをおまけしていただいてしまう。東中野の多様性に満ちた人情にやられてしまうね。その後二人で三次会までしてしまう。すべては健康浴泉のせいだ。みなさんも東中野の隠れた宝石なので行ってみてください。
男
[ 東京都 ]
かなり久々のなごみの湯。
まずは5Fの岩盤浴スペースにパートナーと行き熱風隊の方による12分のロウリュウを浴びる。ユーモラスな方もいれば、両手で扇風機のように扇ぎまくる方もいる中で今回の方は昭和のサラリーマンのように真面目に熱風を作ってくださる。途中で息切れもしていて、腕のストレッチングもされるので少し心配になってしまった。ロウリュウ後の片付けや、その後の男湯での整理もされているのを見ると、なかなか大変なお仕事だ。ロウリュウ師は熱波だけを担当する職場のスター、といった扱いにはなかなか出来ないのか。
そんな考えも抱きながらロウリュウ後は各自のお風呂へ。以前は露天が蒲田などにもある黒湯だったが、最近は日の出町のつるつる温泉になった。そして露天の前にはインフィニティチェアが5個ほど鎮座している。炭酸泉もパワーアップした気がする。ボナとロッキーとミストのサウナトリオも素晴らしい。
これらを一通り楽しんだ時点ですでに22時近くであったため、われわれは荻窪南口のVivo Daily Standへサウナ後の泡ワインを飲みに入店。お店の方もサウナが好きらしく、いろいろな施設のお話しで盛り上がった。ソーヴィニョンブランも美味しかった。
私はなぜかベルデホやソーヴィニョンブランといった瑞々しさがドライな味の中に凝縮された白ワインが好きだ。草の味がして、その草を食む羊の姿も想像できそうな白ワインだ。なごみの湯のボナサウナも炭酸泉も水風呂もシンプルだがキリッとした白ワインのようだ、とは少々筆が滑ったようだ。久々のスーパー銭湯も良いね、と思える土曜の夜。家にもどり山梨のベーリーAをさらに飲み、レキシが真似をしたジャーニーのSeparate Waysを見る。ジャーニーの出身地サンフランシスコにも良いサウナがあるけど、それはまた今度の話しとしよう。
男
[ 東京都 ]
誕生日の余韻も冷めぬ間に労働の疲労が押し寄せてしまう。私はリモートワーク主体で通勤の労苦からも比較的解放されていると言うのに。。。そこで火曜日の夜はやはり松本湯。
まずは入り口で今日もマスコット的存在の「かめ吉」君にごあいさつ。「サプライズでバースデーしてもらったんだってね。イイネ」と言ってくれたかどうかはわからないが、今日は寝ているかのように静かにでもプカプカと揺れている。
そして番台へ。男風呂は人数が多いらしく、番号札をいただいてしばしロビーで待つ。パートナーは私よりもサウナに強く滞在時間が長いので、こちらは滞在時間が短くてもちょうど良い。
そして順番が来てお風呂へ。まずは身体を洗い、真湯→薬湯→冷泉泡湯と使っていたらすでに整ってしまう。ここで家に帰ってもおそらく幸せなのだが、それではサウナの報告が出来なくなってしまう。トントゥもたまらない。これではいけない、という理由ではないがサウナを開始。松本湯では20分ごとのオートロウリュの時間に合わせて動くので、ここからは20分のインターバルの中にサウナ→水風呂→脱衣所の椅子で休憩→冷たい泡湯→薬湯→真湯を詰め込んでいく。それを3回繰り返す。毎回とても気持ちが良い。
オートロウリュウのときに照らされるストーブを見ていて、思ったのは映画『猿の惑星』のように人間がこのまま環境を破壊して絶滅してしまったら、未来の猿や人間の生き残りはサウナを見てなんと思うかということ。2021年、東京に住む人類はストレス過多に苦しみ熱波と冷水というカウンターストレスで「リセット」することで心身の健康を保っていた、とか言われそうだ。
だがカウンターストレスと言うには勿体ないこの悦楽。心身は整うし、身体は清められた感じがするし言うことない。そんな気持ちを胸に、帰りにカメ吉君に挨拶すると、「でしょ?」と言われた気がする。
男
[ 東京都 ]
実は誕生日だったのだが、パートナーに家から連れ出され渋谷で素晴らしいランチと演劇に連れていっていただいたその間に、我が家の鍵を受け取った友人たちが家の飾り付けやケーキの搬入などをしていた模様。(ちなみに演劇の主演は松たかこさん。歌はすごくコミカルな身体をはった演技も素晴らしかった。リスペクト。)
演劇を見た後も、まだ家をパーティー会場に変える時間が少々必要なため、本来は私を改良湯に連れて行き、その間にさらに作業をする予定だったそうだ。しかし土曜日は改良湯は休み。なにも知らない私は気を利かせて、「ではドシーはどう」と提案。われわれは渋谷から一駅電車に揺られてドシー恵比寿にライドオン!ってもちろんすべてパートナーの術中にはまっていたのだが。やられたね。
ホームページで見たおしゃれさとはちょっと異なり、ロッカースペースはやや狭く、サウナスペースも天井などはちょっと古びてしまっている。でもサウナ室はすばらしい。穏やかなに熱せられる感じがよく、またセルフロウリュウのためのミント系のアロマ水がたっぷり置かれている。サウナ室は片側4人ずつ計8人も入れば満員だが、ストーブとベンチの間にかなり距離があるため空間自体は実は広いのでゆったりと座っていられる。
水風呂の代わりにある、名付けて「冷水がちょろちょろ頭上から流れる装置」もなかなか良い。もちろん本当は全身を水風呂に埋めてしまうのが一番良いのだが、これも悪くない。
われわれは1時間1000円のプランにしたため、今回は味見だけして退散した感じだが、2時間じっくり滞在すればかなり整うだろう。ロッカースペースが狭く、整いスペースが真っ暗なのがやや弱点な気もするが、利用価値は充分あると感じた。
そんなことを考えながら家に戻ると、風船が舞う部屋のドアにこの日のからの年齢が、これまた緑と銀の風船型の数字で貼られていた。そして仕掛け人の二人がリビングで待ち構えていた。祝われるなら騙されるのもなかなか良いね、と思える一日だった。ドシーで整った身体にシャンパンが流し込まれ、クラッカーの爆音を浴びせられ、私は寝てしまった。パートナーを含む仕掛け人たち3名はそこからさらにパーティーを楽しんだそうだ。
男
[ 東京都 ]
松本湯に戻って来た。明日が祝日だからと火曜日の夜に来たが、男湯のほうは今日もほぼ満員状態。
初回のサウナ。今回もオートロウリュウに時間をあわせる。老竜寺の本堂とも言うべき光にストーブが照らされると、われわれはサウナ教の信者だ。マヤ文明とかならサウナに捧げられてしまう生贄といったところだ。
二度目のオートロウリュウを待ちながら、お風呂にあれこれつかっているとなんとサウナ前に3名ほどの行列ができている。中が満員ということだ。ビート板もすべてはけてしまっている。しかたなく列の4番目に並んで待っていると、なんとオートロウリュウの時間が来てしまいサウナ室の中で光の饗宴が繰り広げられている。われわれは見守るしかない。OMG, the ship has sailed away。船は行ってしまった。
気を取り直して2度、3度、そして4度目のオートロウリュウまでを楽しみ今日は終了した。
緊急事態が終わりひとびとの気持ちがリラックスして来たのは良いことだ。だが、大声で話す二人組などを松本湯のお兄さんが容赦なく、指でシーと注意をして黙らせていく。これは素晴らしい。若い人は注意をされる経験があまりないのか、ちょっと悔しそうなのだが、まあしょうがないね。
私などはソフトボイルドを隠すためにハードボイルドな振りをするただの生卵だが、この係のお兄さんはまさにハードなボイルド。香港ノワールに出てきそうな漢だね。おっといけない、男だの女だのいう時代は過ぎ去ったというのに。
さらに脱線するが、店の力が強い店は良いと思う。私はマンハッタンでもサウナに行きたくてローワーイーストサイドに伝統的なロシア風サウナを見つけて行ったが、ここでは19世紀のロシア移民の方たちそのままのような屈強な男性の店員たちにずっと悪態をつかれながら、でも実は情にあふれたサービスを受けた。店側は提供する経験に自信があるから、われわれに「ついて来い」と言える。そういうのが良いね。
松本湯はもちろん日本社会にあるので、とても丁寧なのだがでも情も感じられる。番台にも常にお二人ほど係の方がいるが、その向かいにタオルを受け取る係の方も二名ほどいらっしゃるなど、なかなかきめ細やかで、でも浴室の状態はしっかり把握しているのだ。
そしてやはりカメ吉君がかわいい。今日は施設を出るときにわれわれと目があったような気がした。
もっと褒めたいのだけど、今日はここまで。次回は隣にあるインド料理屋さんにも行ってみたいとパートナーと話しながら、帰宅。松本湯とカメ吉君に今日も感謝。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。