松本湯
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
松本湯に戻って来た。明日が祝日だからと火曜日の夜に来たが、男湯のほうは今日もほぼ満員状態。
初回のサウナ。今回もオートロウリュウに時間をあわせる。老竜寺の本堂とも言うべき光にストーブが照らされると、われわれはサウナ教の信者だ。マヤ文明とかならサウナに捧げられてしまう生贄といったところだ。
二度目のオートロウリュウを待ちながら、お風呂にあれこれつかっているとなんとサウナ前に3名ほどの行列ができている。中が満員ということだ。ビート板もすべてはけてしまっている。しかたなく列の4番目に並んで待っていると、なんとオートロウリュウの時間が来てしまいサウナ室の中で光の饗宴が繰り広げられている。われわれは見守るしかない。OMG, the ship has sailed away。船は行ってしまった。
気を取り直して2度、3度、そして4度目のオートロウリュウまでを楽しみ今日は終了した。
緊急事態が終わりひとびとの気持ちがリラックスして来たのは良いことだ。だが、大声で話す二人組などを松本湯のお兄さんが容赦なく、指でシーと注意をして黙らせていく。これは素晴らしい。若い人は注意をされる経験があまりないのか、ちょっと悔しそうなのだが、まあしょうがないね。
私などはソフトボイルドを隠すためにハードボイルドな振りをするただの生卵だが、この係のお兄さんはまさにハードなボイルド。香港ノワールに出てきそうな漢だね。おっといけない、男だの女だのいう時代は過ぎ去ったというのに。
さらに脱線するが、店の力が強い店は良いと思う。私はマンハッタンでもサウナに行きたくてローワーイーストサイドに伝統的なロシア風サウナを見つけて行ったが、ここでは19世紀のロシア移民の方たちそのままのような屈強な男性の店員たちにずっと悪態をつかれながら、でも実は情にあふれたサービスを受けた。店側は提供する経験に自信があるから、われわれに「ついて来い」と言える。そういうのが良いね。
松本湯はもちろん日本社会にあるので、とても丁寧なのだがでも情も感じられる。番台にも常にお二人ほど係の方がいるが、その向かいにタオルを受け取る係の方も二名ほどいらっしゃるなど、なかなかきめ細やかで、でも浴室の状態はしっかり把握しているのだ。
そしてやはりカメ吉君がかわいい。今日は施設を出るときにわれわれと目があったような気がした。
もっと褒めたいのだけど、今日はここまで。次回は隣にあるインド料理屋さんにも行ってみたいとパートナーと話しながら、帰宅。松本湯とカメ吉君に今日も感謝。
男
マンハッタンのサウナのロシアン対応に興味津々反応してしまいました!次回出張あればイキタイ!
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