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激務の日々に一区切り、人生の節目にはサウナが似合いである。行くしかないと心を弾ませ働いていたのが2週間前のことである。
白い陶器のようなものが私の左膝を貫き、6針縫うことになろうとは──。
ドクターストップ明けのサウナは高温である金閣寺湯以外にありえない。もう少し優しいサウナに入ればという甘えた考えは、厳に慎まれるべきである。
秋刀魚傷をこさえ、鬼ともとれる形相の私には、背中に神を背負う男がいようとも関係などない。
金閣寺湯の高温サウナは一段目のヒーター側が一番よく燃え上がる。そして時計のないこの空間こそ、熱を我が遺伝子情報に素早く届けることができる。
鬼の遺伝子は金閣寺湯のサウナで書き換えられ、その姿は弥勒菩薩像のようじゃあないか。やはり金閣寺湯で正解であった。
露天風呂に浸かりながら、私は野球選手の苦難に想いを馳せていた。誰だったかは忘れてしまったが、輝く才能を持ちながらと怪我に次ぐ怪我で最後まで不運の連続だったあの人だ。年末からの激務と怪我によるサウナ出場停止。このままではサウナイキタイから戦力外通告を受けることもあったかもしれない。サウナには万全な体勢こそ礼儀である。今シーズンはまだ始まったばかりだ。サウナイキタイ選手の一人であることを自覚し、臨んで行きたい次第だ。
年末より今に至るまで、私はとある理由により山道を開拓し、ツリーハウスを建設している。工期は急くものであり、ととのえぬ大御神である私には満月の後光がさしていた。こんな日には勿論金閣寺湯を選ぶより他はない。450円を券売機に放り込み、ああいざサウナ......。
やはり高温のサウナは私のよこしまなる力を解してくれる。深い水風呂より露天へ至る。昔ながらの銭湯のなかで、この露天があることが嬉しい。しかしいつも人気はない。この金閣寺湯では温泉を汲んできて我々に提供しているのに何故だろうか。
2周目に入ると、露天と比べて盛況であるサウナ内。空いてるところは一段目のストーブ付近。
座るとどうだろう。2段目より暑いではないか。金閣寺湯のサウナはテレビ以外の余計な情報は一切ない。そしてここならそのテレビすら見えない。この拙文をここまで読んで下さった皆様、パライソはここにあります。ストーブに炙られる脚であるが、常々頭部と脚部の温度差を気にしていた私にはシンメトリカルに心地が好い。
3周目に入ると、人はおらず2段目も空いている。しかしストーブが近う寄れ、と仰るので私はへへぇ、とへりくだる。
長く水風呂に入った理由は外気浴の後、金閣寺湯の静かな露天風呂を味わうためだ。露天風呂は掛け流しではなく底面より沸き上がるこだわりの方式であるため、少しの音も聞こえない。贅沢を享受するには音もなく進水するのが礼儀である。
沸き上げ方式であるが些か波が強いように感じる。それは波ではなかった。
ととのいが、底から湧いてきていたのだ。
私は幼少の頃より転校を繰り返していたため、故郷というものがない。そういった理由でこのサウナイキタイでもホームサウナを設定する気はない。しかしそれでも、ここが故郷であったなら、悪くはないだろう。
追伸
ツイッターでツイートを始めました。ツイートを見ながらサ活投稿を見ていただければ、より写実的にサ活をお届けできるでしょう。何卒宜しくお願い致します。
今日は正月の定宿となったルーマプラザでカプセル泊ですが、その前に恒例の初詣ラン&銭湯サウナです。
まずはルーマプラザに荷物を預けたら、金閣寺湯に向けてランスタート!
正月の京都は人でごった返してまして四条河原町辺りは全く走れないので、歩いて錦神社へ。
まず最初の初詣、錦市場を観光気分で歩いたら、本能寺跡に寄り、信長に思いを寄せます。
そして北上し、北野天満宮までしっかりラン。
北野天満宮もやはり結構な人出ですが、横から小銭を遠投し、今年一年サ活を楽しめるように祈願します。
そのまま北上し金閣寺湯に着いたのは13時半前、走行距離約9キロ。
しかし14時の開店までまだ時間があるので、目の前の金閣寺に参拝しました。
6年ぶりくらいですが、相変わらずの素晴らしさ、今日は風が無かったので池に映る逆さ金閣寺も撮れました。
そしていよいよメインは金閣寺湯♨︎
常連さんに混じり開店と同時に突入!
通常450円ですが、手ぶらセットなるチケットが520円だったのでそちらを購入、使い古されたタオルと小さなボディーシャンプーが付いていました。シャンプーは無かったので持参の使い捨てシャンプーで洗髪、そしてサ室のドアが見える位置の湯船に浸かりながら常連さんの動きでここの作法を伺います。
すると入り口横のウレタンマットを目の前の水風呂の水で流してから持って入るシステムのようです。
なるほど心得た!と同じ所作でサウナイン♨︎
120度とありますが、座ってみると熱さは程々、気持ち良く発汗できます。
12分ほど蒸されてから目の前の水風呂へ。
そしてさらに奥の露天スペースにあった石のベンチで外気浴。
気持ち良すぎます。しかし石が冷た過ぎて痔になりそうだったので、露天風呂でお尻を復活。
もう少しゆっくりしたかったのですが、ランの後半が待ってますし、16時半のロウリュまでにルーマプラザに帰りたかったので、後ろ髪を引かれる思いでわずか1セットで金閣寺湯を後にしました。
ランの途中にサウナに入るのは初めてなので、汗に濡れたウェアをまた着て走るのはどうかなーと思ってましたが、サウナ後のぬくぬくの体だし意外と気にならず、その後のランも疲れがリセットされて案外大丈夫でした。
往復18キロのランでしたが、正月の京都を楽しく走れ、いいサ活&ランになりました。
ありがとうございました♨︎
![](https://img.sauna-ikitai.com/sauna/2629_20200103_181416_dw5K7yAzzU_large.jpg)
![](https://img.sauna-ikitai.com/sauna/2629_20200103_181449_MCJ8wCNbco_large.jpg)
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![](https://img.sauna-ikitai.com/sauna/2629_20200103_181620_U2rxiWZlUP_large.png)
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満月は危険である。すべての生物にとって月の満ち欠けは切り離せぬ自然現象であるからだ。例を挙げるならば運転にも現れる。ととのわぬ心身では普段よりあらぬことが起きやすいといえる。
もっと挙げるならば狼男の話である。満月により現れる怪物は、幽玄の道をゆく先人達の警告なのかもしれない。
理由はどうであれ、バイクに跨がる身としては死活問題に他ならない。
ではどうしたらよいか。
通勤路にあるこの金閣寺湯。まさに金閣寺の向かいにある銭湯である。実はずっと気になってはいたが、間の悪いことにバイクを置けるスペースを確保できず、今に至る。満月に照らされてか、スペースがあるように見えた。今である!
質素な受け付けを通ると、昔ながらの脱衣場の風景が広がる。良い。なんと露天風呂もある。良い!私の筆にまさに今、狼が宿っていることが画面の前の皆様にわかるだろうか?
サウナは露天風呂の手前、水風呂と対面する小さな扉の先にある。
入場すると、全身の毛が逆立つのを感じる。これはなんという暑さか!そしてこのテレビ以外は文字すらない無駄のなさとは!そこに入場する恰幅の良い男性!一礼のあとにストーブに向かってアウフグース!!
その場を去る男性の背中に大神を感じながら、水風呂に向かう。深い水風呂のなかに入る頃には、狼の私はどこにも居なかった。
露天スペースはエバーバンブー(プラスチック製の建仁寺垣)と石組、和風の屋根に天然の湯という出で立ち。横たわる石は贅沢なととのい椅子である。そして何よりこの露天風呂は静かだ。素晴らしい。
3セットを終え、ふと脱衣場にある自販機に目を向けると、なんとイオンウォーターが並んでいた。私は水曜サ活をしてみたいと思いつつも行く先々で見付けられずにいた。ここにあるとはーー!
金閣寺湯の脱衣場で、去ったはずの狼が蘇る。
![](https://img.sauna-ikitai.com/sauna/2629_20191112_195639_HqsJ4tbGjq_large.jpg)
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台風一過のさわやかな日、まさに絶好のルーマプラザ屋上の外気浴日和であったが、諸事情で日中向かえなかった…ということで変化球で、以前から気になっていた金閣寺湯へ。
番台で450円支払い、入ってみたら銭湯としてかなりゴジャースな印象。
洗体後、まずは水素風呂。水素は揮発しやすいからもう少し湯温を下げたほうが(参考 スパワールド)というのが個人的な印象。
そして露天の天然温泉を楽しんだあとにサウナへ。
サウナ内、見回しても時計、温度計がない…。体感では上段で90度弱か。やや湿度が高い感じ。
10分くらい入ったあと水風呂へ。三人ほど入れる、深さのある水風呂はなかなか心地よい。
露天の椅子の上でしばらく外気浴を楽しみ、二度目のサウナへ…。
と、先程から出入りしている常連らしきお客さんが、いきなり豪快にタオルをサウナ内で絞っていた orz
来客数が午後6時30分くらいで男湯10人程度、近くに京都を代表する船岡温泉があるとはいえ、もう少し近所の人は通ってもいいんじゃないの?