つむぐ

今日もめおとサ活。夫婦のとある記念日なのだけど、そんな日に過ごすのが素朴なスパ銭という夫婦でいてくれる我が家のおかみさんに感謝。

また来たいと思い続けて3年4ヶ月。ふじみ野駅からかなり歩いた記憶がありすぎて我が家のおかみさんを連れて来れなかったけど、今日はいい路線バスがいいタイミングで来てくれてとっても楽に到着できた。

気負いのいらないローカルなスーパー銭湯。お風呂もたくさんあるし露天には温泉も炭酸泉も。足元滑りにくい安心感。嬉しそうにとてとて小走りなちっちゃい子もあちこちに。

土曜日は炭酸泉の炭酸マシマシらしい。なかなか空かなかったけど運良く入れてしっかり10分。

サウナでも脱衣所でも甲子園で早実対大社。しっかりがっつり汗かける広いタワーサウナ。備長炭水風呂は18度。スチームは昔塩があった気がするけどなくなってた。でもなかなかのパワフルスチームを貸切で。

やっぱりここの魅力は露天の外気浴。なんでかと言われると、めちゃ広いわけでもないし、空が大きいわけでもないし、ベンチなんて坂になってるとこだから斜めってるし。でもなんだろう。お庭の植栽と建物の空気感、うっすらな風、リラックスな人々のお顔まで、なんだか気楽で安心で。

やっぱりいいとこだ。

帰り間際食事処のTVではタイブレークの末、早実が破れる瞬間が。そこにいた人みんなで「あぁー！」って声が重なる。我が家のおかみさんだけはまったく興味なし。

さてさて、日も暮れたし、帰りは20分くらいぽてぽて歩いて帰ろう。

冷鉱泉の黒湯と古代檜風呂、故・早川利光さんの壁絵、とても贅沢な時間を、女湯から聞こえる常連かしまし娘の皆さん方の元気な声をBGMに特別ではない日常の中で過ごす。しかも、夏季限定で露天の岩風呂が黒湯水風呂になっているだなんて。どっしり熱いボナサウナの後の黒湯水風呂、たまらない。女湯はかなりクセの強い常連文化が根付いている話を聞くけれど、男湯は平和。

銭湯めぐりが好きとはいえ、こんな暴力的な暑さだとさすがに水風呂がないとしんどい。それでも新たな出会いを求めてやってきたのは京急の雑色。銭湯好きにもサウナ好きにも愛される銭湯が三つもある駅。生活感と活気の溢れる商店街から外れて歩くこと10分弱。すっかりTシャツはびっしょりでげんなりしてたら見えてきた煙突にうきうき。さらにおもしろいON泉OFF呂と書かれた壁の文字。楽しい。入口の前はおばあちゃん達が日陰で座っておしゃべり。靴箱のところのこれは、ディズニー？めちゃインパクトあるアニメ的な絵。で足元にアンパンマンがいるかと思ったら上から光線が降ってくる。あわあわ。

TVのオリンピックに夢中なおばあがフロント。あいあいってな感じでサウナバンドもらって中へ。ゆったりめな脱衣所。明るいうちの銭湯はのびやか晴れやかで初めからいい気持ち。男湯は多少おしゃべりしてる人はいても女湯からの声に消されるレベル。年季の入った富士山の壁絵の味わい。洗面椅子はなくて、壁に面した各カランのとこに固定の石椅子。ナノ加工してるお湯はなめらかで気持ちいい。けして広いわけではない浴場だけど、古代檜風呂とジェットと白湯と黒湯の湯船が真ん中にぎゅっと絡んでまとまってる。いずれも入りやすい温度。特に黒湯なんてさらりともったりの絶妙な中間点の気持ちいい質感。檜風呂はまだ新しめ。露天の岩風呂は夏のみ水風呂。

#サウナ
パズル型マットを手に中へ。狭めだけど急勾配の二段で五人入れそう。サウナマットは敷かれておらず剥き出しの座面の板。上段に座ったら足裏が熱すぎた。人があまりいないときは足裏に置くマットもあるといいかも。ボナサウナ。なかなかにどっしりごっつり熱くてぼんぼこ汗かける。89度表示。暗めで無音（といっても女湯の声はよく聞こえる）、たまたまかほぼ貸切で無になれた。

#水風呂
中にも膝抱えれば二人入れる黒水風呂があって24度表示。表示なんか気にならないくらい冷たくもあり何より気持ちいい。夏季限定の露天黒水風呂なんて、簾の隙間から差し込む夕陽の光が照らしてキラキラ。露天も25度表示だけど関係ないや。こんなにゆったりこの冷鉱泉黒水風呂で過ごせるなんて幸せ。

#休憩スペース
露天に椅子が一つ。うっすら風も。夕暮れ時のこの露天は、マジエモい。

東武東上線の終点（？）小川町。改札を出ると山や森、草木の匂い。静か。池袋から一時間程度でこれだけ空気も景色も変わり、ストレートに言えば、田舎になる。人混みや思考の暴風雨に疲弊してしまったら、ここにこんな場所があるんだと伝えたい。

こんな贅沢でいいのだろうか。露天もサウナもほぼ貸切。サウナは木のいい香り。少しだけどオートロウリュもある。TVも音楽もなくとにかく静か。チラーのない水風呂は、夏は噂に違わずぬるかった。28度表示。でも素晴らしい水質でやさしくしっとり。ここでバキバキにととのうとかはいらないや。静寂の露天で木々に包まれての外気浴。

敷地を散策するのがとても楽しい。ごはんも美味しい。

この心のやすらぐ小川町へ、またすぐくると思う。

とり天定食 おくらとモロヘイヤのねばねば冷奴 辛モツ瓦焼き

なんでも美味しい

前来たときの暴力的な熱さではなく、いつもの熱さで安心。やっぱりチラー通してないこの素敵な水質の水風呂、夏でもぬるくならないの奇跡。森林浴で二曲も聴いちゃった。

帰りまた土砂降り。ママさんによかったら雨宿りしていってとやさしいお声がけをいただけて、嬉しかったな。

もつ焼 くろ

もつ焼き 串おまかせ5本 もつ煮込み 青いの（生ピーマン）

ここ美味しいから繁盛してほしい。

翌日に緊張感のあるイベントがあり、バチっとガツっとくるサウナがしたくてえごた湯さんへ。相変わらず浴場は体だけ大人になった子どもたちのやかましさと風呂の縁占領が鬱陶しかったけど、ばちばちに熱くヒノキの香りのいい110度サウナと、14度でキンキンの青の洞窟水風呂かませばどうでもよくなる。脳にダイレクトに強制リセット。

夫婦でお祭やってて盛り上がってる仙川に。なかなかな賑わい。サウナなかなかな熱さ。水風呂は23度だったけど、外気浴のとき暑さが落ち着いて風も吹いて、とってもよかった。

サ飯は隣のしゃぶ葉。たまたま少しの待ちで入れた。楽しすぎてはしゃぎすぎて飲みまくり食べまくり。

しゃぶ葉 仙川店

食べ放題

黒と黄金、二つも温泉が湧く武蔵小山の超人気銭湯。これまで何度も行こうと思っては、超混んでそうだと思って行かずにいた。そこに何を思ったかよりにもよって土曜の夜という大賑わいな時間に行く気になった。靴箱も大半埋まっててロビーもお年寄りからちっちゃい子までわっちゃわちゃ人たくさん。逆にその活気を楽しむことにして突入。白湯がなく温泉だけ。水風呂も黒。温泉二度も掘って、しかも別の種類の温泉掘り当てるなんて、勇気と強運、肝の座り方がすごい。

東京都だと新規開拓でサウナのある銭湯がかなり少なくなってきた。サウナなくてもいいか、いや、ダメだ！こんな猛暑で過ごしたあとだからこそ、さらっとした汗を大量にかいて心と体の澱みとべたつきを発散したい！そしてとにかく水風呂入りたい！四の五の言わずに行くのだ！と自分に言い聞かせてやってきた、練馬の我が家からは微妙に行きにくい武蔵小山。駅から5分ほど、大きな天然温泉ののぼりのある建物に次々に人が入っていく。サウナの人にはサウナマット代わりのバスタオルがついてくる。淡々とした年配のおかあさん。

浴場も人でごった返してる。黒湯で床が滑りやすい。わくわく。内湯は黒湯でその中にジェット類と穏やかめな電気風呂。すごいな。他の白湯が黒湯みたいな感覚だ。若い連れだったのが入るとこもジェットの後ろの縁も座って埋め尽くす。そこ座ったら他の人使えないじゃんってことよくあるけどもろにそう。ま、入るけどね。そして露天。手前の岩風呂も黒湯。段を上がったとこの岩風呂だけ黄金の湯。鉄と塩の濃い味な温泉。まったりな温度で大人気。なかなか空かないけど奥が空いて、変なとこから入ろうとしたらあると思い込んだ足の置き場がなく、危なく頭から飛び込むところだったのを必死でこらえて膝にアザができた。柔道でかけられた技を必死に堪える選手の気持ちだった。隣の男子が温泉ソムリエらしくてめちゃ説明してたのを聞きながらたんまり入ってやった。

#サウナ
入るや男の汗がしみついたようなハムっぽい匂い。よくある。案外段が多くて四段。12人くらい入るけどびっしり。刺激的な熱さではないけど汗しっかりかける。80度表示。熱々じゃなくても下段が広くて出やすくて入ってくる人が目に入らないから一番気楽で居やすい。TVはオリンピックの卓球。みんな一言も発さずに食い入るように。この満員の一体感、楽しい。

#水風呂
やはり大人気の真っ黒な水風呂。23度表示だけどいい冷たさでたまらなく気持ちいい。詰めれば5人くらい入るけど待ちになることも少なくない。

#休憩スペース
露天に椅子。広い露天でうっすら風も。賑やかさをBGMに。

二階にはごろ寝スペースとマッサージ機。また落ち着いてきたいな。

ラーメン家がんくろ

ラーメン ほうれん草増し

せたが屋系列の家系。パンチも食べやすさもある総合力の高さ。特に麺がうまい。

木の香り豊かな温泉旅館みたいな素敵なリニューアル銭湯。個人的にこれぞイマケン銭湯と思う和モダンデザイン。コンセプトは時をつなげる銭湯。込められた思いの通り、お年寄りはもちろん、中高生グループや親子連れと世代を超えて愛されてる。地元の人たちとってちょっと自慢にもなるような銭湯なんだろうと思う。でもよかったのは建物だけじゃなくて、お風呂もサウナもよくて。そしてやっぱりこのマーブルタイルの富士山の壁絵は惚れ惚れする。

どえげつなく暑い今日この頃、終日水風呂渇望だけど、ゆったりいいお風呂もしたい。乗った電車が中央特快。遠くまで行けということだ。ずっと行ってみたかった銭湯目指して八王子。バスで10分弱。この日昭和記念公園の花火大会があるからか浴衣姿の人も多く、街はお祭りのようなイキイキ感。到着すると早速外観にうきうき。立派な煙突も残してある。次々と人の出入りが。素敵なロビー。サウナの人にはタオル二種とサウナキー。脱衣所も楽しくて、頭上をN（？）ゲージの中央線が走ってる。東京タワーが光ってるし。あとやっぱり木の香りが落ち着く。

浴場入ると目を奪われる富士山。神々しい。あら賑やかだこと。特に女湯の賑やかレベルがかつてない。だけどギスギスはしてない。社交場としての銭湯の明るさが嬉しくなる。内湯は大胆に広く長く作られた高濃度炭酸泉と、ぎゅっと詰め込まれたジェット類三種。炭酸泉が広いとほんとありがたい。ちっちゃい子はこの温度だと嫌な顔せず入るから子連れには重宝するやね。そして温泉旅館感溢れまくりの露天の岩風呂。この雰囲気と木の香り、贅沢。そんな素敵な雰囲気の中でお風呂はくーりっし湯で真っ青で入ると香るなかなかのバニラ。こんな組み合わせが成り立つのは銭湯だけだ。

#サウナ
特に木の香りがいいのがサウナ。味わい深いいい香り。よくあるヒノキの香太くんではない。壁も一面木材で明るさも落ち着いていてとても好き。遠赤外線ストーブもふっくらどっしりたんまり汗をかかせてくれる。90度表示。詰めれば2段5人ずつ横並びなサイズ感。TV有。

#水風呂
サウナ出て目の前。ゆったり広め。やさしい。きっといいお水だ。ぬるくないのにリラックスする。小さなライオンの口からしゃばしゃばするのを感じながら安らぎながら過ごせる温度。18度表示。体感20度。

#休憩スペース
露天にベンチ。広々のびのびというわけにはいかないけれど、この温泉旅館の雰囲気を味わいながら深呼吸する喜びをじんわり感じながら。

二階は漫画コーナーと有人のマッサージ。めちゃいいとこだ。帰りは歩いて八王子に向かおうとしたら人の流れが。あ、花火！この辺からも見えるんだ。思いがけず夏らしい特別な時間、みんな嬉しそう。

名代 富士そば 八王子店

冷しゆず鶏ほうれん草

間違いない

あっつあつに圧のある熱さに数分で体中真っ赤で汗まみれになるサウナ、井戸水掛け流したっぷり水風呂、風の通る露天のベンチ、あぁ、もう、パウパウだ。