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てるちん

2022.07.30

2回目の訪問

チェックイン

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てるちん

2022.07.18

6回目の訪問

藤の湯

[ 北海道 ]

「〇〇さん!熱くしてって!(って番台に言って!)」
浴室に入って来た常連〇〇さんに主浴槽で渋い顔をしていた常連Bさんが言った
僕には「ザラキ!」と聞こえた

15:30の藤の湯はぬるかったのだ
主浴槽で40度チョイ。サブはもう少しぬるい。ミストが最近絶好調で今日も「ブリブリ」熱くて楽しめているのだが熱湯風呂が藤の湯の「華」
チト寂しいなと思っていたところでの冒頭の常連さんの呪文
「マ、マジッ?!」
速攻でシッポ振って主浴槽の常連Bさんの隣にすり寄って聞き込み開始
「言えば温度上げてもらえるんすか?ワンワン」
Bさんは70歳手前位の渋カッコイイじーさんだ

「今日、全然キテないだろ?(水温計を見て)40度しか無い!」
「ぬるいなーって僕もおもってたんですよクゥーン」
はなから腹見せて絶対服従の姿勢
だって僕も覚えたいもん「熱くして」の呪文

数分で呪文の効果は現れた
「熱っちい!」「うあー熱いよ」洗い場のあちこちから悲鳴が上がる
主浴槽から盛大にオーバーフローしている湯がカランを使う人々の足を茹で上げているようだ

浴槽に浸かっている我らも久々の非常事態宣言
「あのオヤジ加減って物を知らねえからな」常連Bさんが苦々しく呟く
この段で主浴槽に参戦した常連Cが追い討ちを掛ける
「熱い湯を大量に足せばイイと思ってんだよ。あのオヤジ」
僕から見れば番台のオヤジさんの方が年少に見えるのだが藤の湯には藤の湯の勢力図があるのだろう
いい加減無理!ってタイミングで「熱くして!」と言った張本人が蛇口を開けた
少しだけ申し訳なさそうな表情だった

「死ぬかと思いました」そう挨拶して浴槽から上がる
BさんCさんから「ご苦労さん」と返礼頂く
「極上の空間だな」と幸福感に包まれながら着衣する

藤の湯に限らず出る時に一言挨拶をする事にしているのだが思わず「大変ですね」と言ってしまう
番台のシャイな店主は「いやー」と言って微笑んだ

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てるちん

2022.07.11

1回目の訪問

サウナ飯

今年も夏が本番を迎えた
四季それぞれ趣あるけれど、夏の始まりにだけ「ワクワク」する
やりたいことが次々に浮かんで来て多動性になる
この感覚はこどもの頃から未だに変わらない
ただ、人は歳をとる
私も四捨五入すると100歳だ
あと何回「ワクワク」できるのだろうとか頭をよぎる
行動できる体力を維持して迎える「夏」は
あと10回も残っていないのかもしれない

「いやいや」でもまだ大丈夫
致命傷になるような重篤なアレは今のとこ無さげ

まあ、ほんのりと
段差の無い平地でつまずいたり
(何につまずいてるんだろうね)
真剣にチャリをこいでいるのに老婆のチャリに抜かれたりする
まだその程度の「老い」だ
頻尿はむしろ「趣味と特技」として前向きにとらえている

「夏」の回数を増やすためには体力向上だ
そんなわけで交通機関でサウナに行こうと決めた暑い日曜日
ドニチカキップゲット
目的地は「ていねほのか」

市内有数の広~い更衣室
脱衣が短時間で終わるのも「夏」のチャームポイントだ
プール直前の小学男子のようなスピードで服を脱ぐ

スチームサウナから攻める
他の「ほのか」もそうだが
あなり人が居ない
独りぼっちなので
半笑いを浮かべながらタオルをぶん回す
「熱い!熱い!夏だ!熱い!」
立ってはしゃいでいるとすぐに身体が蓄熱する
スチーム愉し

あえて水風呂飛ばしで「塩のぬる湯」
水死体の様にオッサン達が放射状に浮かんでるところに
6体目の死体として混じらせていただく
「ぷかり・・・ふぅ・・・」
無限に浮かんでられるのだが今日は
冷え切らないとこでドライサウナへ

「え?ウソ?あぢぃけど?」
身体が温まってるのを差し引いてもA級の熱さだ
「ほのかってこんなに熱かった?ねぇ」誰に問うておる?
取り乱すほどの豹変ぶりに6分ほどでKO
「ほのか」にKOされる日が来るとは終ぞ思わなかった

今度こそ!の水風呂から露天のベンチ
目を瞑っても夏の日差しがまぶしい
夏が本気モードに入ったのだ

寝っ転がっているだけなので描写のしようが無いが
岩盤浴でも「とっぷり」と汗を流す

そ・う・し・て・か・ら・の
「チンカチンカのひゃっこいルービー」
マジで泣きそうになるほど美味かった
独りで来てるのに「くーーーーっ!」と声が出た

人間に生まれてこれてよかった
酒が飲める体質でよかった
今年も「夏」が来てよかった
ええい!もう泣いちゃおう!

ひのでそば

天ぷらうどん

大通り駅に行くと避ける事はできまへんなぁ

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てるちん

2022.06.26

2回目の訪問

宿泊客が引ける頃にお邪魔
セルフロウリュでもサウナは少し物足りない感があるけど
冷鉱泉の良さでチャラでいいよ
天気の良い日に露天でリクライニングしてると90分が瞬時に過ぎてしまうし

「あんま王」がただで使えるって頭おかしいとしか思えん!し

「あんま王」のケツ揉みは思わずエッチな声が出るし

色んな意味でエロい施設
ああ、婚前旅行で来たい

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てるちん

2022.06.21

1回目の訪問

鶴の湯

[ 北海道 ]

男女別の暖簾を潜ると
生粋の銭湯の光景に迎えられる

「こんにちは」
五百円玉を手渡す
「いらっしゃい」
五枚重ねた十円玉が帰ってくる
俺と女将の初遭遇
お互いに、いや誰だって明日の事なんて判らないんだ
思い残すことのないよう楽しませてもらおう

土曜の昼下がり
初夏の日差しが差し込む脱衣場 この空気
思わず長イスに腰を下ろして周りを眺めてしまう
女将の背後に大きな大きな時計
「薄野湯」からの寄贈と書かれている
「さつよく」ホームページ
昭和30年代の年表にその名を見ることが出来た
テレビのスイッチが入っていないのがとても良い

ほんの一瞬、女将の視線を感じた
初見の客に注ぐプロの視線
すぐに「すっ」と視線の強さは和らいだ

我に返る
竹籠に着衣を入れてゆく
やはり気になるのが
脱衣所に張り出したサウナ室
こちらに面する一面がガラスなので
中の客と目線が頻繁に合ってしまう

長い髪を後ろで束ねたおじさん、ややぽっちゃり
誰かに似ているのだが思い出せない

浴室内には富士山かしら小さ目の銭湯絵画 
桶には白ケロリンが混じっている
黄色の前、初期型の希少品
カランからはあまり熱い湯が出なかったので
主浴槽からお湯をいただきながら洗体洗髪
準備万端で主浴槽に胸を借りる
激熱ではないが「熱め寄り」
初顔合わせながら目をつぶってくつろがせる
懐の広さがある
腰の重いあんこ型の力士のようだ

さて念願のカルストーンサウナ
サウナの一番奥、ガラス寄りには先ほどのお客が居た
少し間隔を空けて隣に座らせてもらった
「ぬりぃじゃねえか!」第一印象はすぐにリライト
足元から立ち上る熱気とカルストーン壁からの輻射熱で
瞬く間に発汗 出すと止まらない感
まあ、暗示に弱いタイプだとよく言われるので
参考程度にしていただきたい

「♪ざわめきが起こったら私をごらん」
イイ感じの曲が続いていたところで「ラ・セゾン」が流れた
「あ!」
例の先客が「デカパンさん」に似ているのだと合点がいった
アン・ルイスの隣にいたギタリストだ
出来すぎだが本当のお話

身も心もすっきりして水風呂に入る
久しぶりに空間が「ぐにゃり」と歪んだ
実はあまり「整わない」方なんだ でも
昭和10年創業の銭湯はとてもグルーヴィーだった

「いいお湯でした。ありがとう」
「良かったらまたどうぞ」

余裕の一言

互いを知るための初顔合わせ
見事に寄り切られた

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てるちん

2022.06.13

4回目の訪問

鷹の湯

[ 北海道 ]

色んな意味で大満足して谷地頭温泉を後に

そういえば
土曜日は家人が寝ている早朝に家を出て来てしまった
「探さないでください」と書き残してもいない
既に日曜の昼近くだというのに
誰からも何の連絡も安否確認も入っていない
「全幅の信頼」とはこういう事を言うのだ

「いや待てよ」

「LINE」が故障しているのかもしれん
だとしたら今頃血眼になって私を探しているはず
それは大いに申し訳ないと
「ファミリー」というグループに
「函館に居て今から帰る」と投稿

グループに登録されているのは
私と家内と息子と娘
つまり「マイファミリー」

やはり心配していたのか そうかそうだろう
即座に3つの返信が入る

「チャイチキ」
「いかめし」
「塩辛」

3つの「名詞」が返信されてきた
「買ってきて」という言葉すら我が家には無いのか
リアル「マイファミリー」もどうやら
最終回拡大スペシャルのようだ

帰宅
流石に少し疲れたな
身体が強張っている
「熱~いお湯に入りたい」

こういう時に足が向く場所が
本当のホームなのかもな
で「鷹の湯」さん

「あ!」
ちょっと来ないうちに一大事があった様子
「あつめ」と「ぬるめ」の手書きポスターが新しくなっている
「水の・・・・に注意」の文言も変わってる
いや、もっと驚こう
「何と!文言も変わっているではないかっ!!!!」

そんな一人遊びをしていると
「あれ?」
鷹の湯じゃないどこかで一緒になったことがある
レトロ入れ墨のおじさんがサウナから出てきた
そして「おー!久々に見た!」
汗流しカット倒れこみ入水からの潜水後ぷかり浮きfeat仰向け
「スーパーコンボやんけ」
暫く浮いてるテレマークもバッチリ!
まあご本人には申し訳がどう見ても
ヤ〇ザの水死体だ

さて、今日はサウナは1度にして
「ぬるめ」「あつめ」にゆっくり入って
じっくりとにゅうポスターを眺めよう
もちろんそのたびに水風呂を挟む
すると多幸感のコンボが掛かる
水死体はやっと片付けられた
「ぬるめ」の色使いが好きだなぁ

2つの湯舟に疲れが溶け出す
その分だけ鋭気が身体に入ってくる
体液が入れ替わる時に走馬灯が走るのはよくあることなんだ

「やっぱり我が家が一番」
家に着くなり親がそう言った
「なら旅行なんて行かなきゃいいのにー」
一同笑い

そんな幼い頃の記憶が蘇って来た

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てるちん

2022.06.13

2回目の訪問

谷地頭温泉

[ 北海道 ]

頻尿が原因で上ノ国町でキャンプです
キャンプの愉しみは「地の味」を頂くことです
今回はローカルスーパーで
上ノ国の沖で獲れたという
鱒のお刺身を購入しました

もう本日の行動は終了ですので
ビールを頂きます「グビグビのプハー」です
ヤバいくらいの無敵感が満ちてきます
今なら井上某と空き巣犯を一緒にKO出来ます
しかし何事にも計画性は必要です
今、気づきました
お醤油がありません

「なのにあなたは京都にゆくの」
チェリッシュの名曲です
こちらは「なのにどうしてソースはあるの」です
新鮮な鱒のお刺身を中濃ソースでやっつけます
もちろんさっさと寝てやりました

さて日曜の朝
6時過ぎには谷地頭に到着です

気持ちが急いて仕方がありません
早送りで脱衣して浴室になだれ込むのです

「欧風」ってこんなんかね?
と思わせる空間

温度違いの丸い湯舟に順に浸かってみます
赤茶色の鉄臭い温泉
温泉力の高い「重め」のお湯
うっかり長湯しすぎると「腰にくる」ヤツ
朝からとても賑わっているのだけれど
自分を含めてみんな薄っすらと笑っているように見えます
みんな幸せなのだと思います

サウナは空いています
中温高湿の堅朗な作り
思っていたより汗が出るヤツ
マイマット持参したけど
でっかいビート版を使わせてもらうのが礼儀です
水風呂の塩梅がとても良いのとサウナも空いていたので
休憩無しの4セット行きます

3セット目あたりから
サウナや水風呂で目を閉じるおのれの姿を
天井あたりから眺め下ろす視線になってます
離脱っちやってます
4セット目はもう記憶されてなくって
露天の椅子で溶けているところから再生ボタンが押された感じ
「やばいよやばいよ」なのです

その露天は壁の一部がガラス張りになっています
室内側はガラス沿いにいくつかの椅子が並べられ
みなさん思い思いに寛いでいます
見て下さいあのおじさんなんて
おしりの位置を前にずらして
両足を壁に預けるような体位で寛いでいます
おじさんの気持ちが良くわかります
ガラス越しに日差しが降り注いで
植物園のような環境です
足を投げ出すのが光合成には一番です

ただ一つ問題がありまして
室内では鉄壁のガードかもしれませんが
露天からはノーガードです
全部見えちゃってますよーです
ハナから隠す気ゼロの悪質な編集で
肛門科医がすぐにオペできてしまう程のご開帳
寛ぐおじさんの笑顔とのコントラストが「HELL」です

歴史のある街は「さすが」と思った瞬間DEATH

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てるちん

2022.06.11

1回目の訪問

谷地頭温泉

[ 北海道 ]

ジジイになったから早くに目覚める
オマケにすっかり貧乳だ!もとい頻尿だ
今朝も3時にヨウを足すため起きた
「ああ、めんどくせえ」
すぐさま天気アプリを確認
今日は道南が晴れ
「では」風光明媚なキャンプ場を目指す事にした
上ノ国町だ

「到着!」何しろスタートが早いものだから
10時にはテントが立ってしまった
さすがに焚き火の時間じゃ無い
「近いな函館」

谷地頭温泉

何十年振りだろう
ワクワクしながら2階に上がる
「空いている!」いや違う
「すげぇ広いんだ」単位が違うの混んで見えない

それにしてもだ
風情に敏感な人は浴室を眺めるだけでちょっと泣くと思う

学校の体育館の真ん中に壁立てて男と女に分けたような作り
時計も照明もここが体育館だと言っているような設えなんだ
シャワーもカランもカッコいいんだぜ
せっかく北海道に居るんだから見といた方が良いと思う
客層も粋なオヤジが多い
洗い場の鏡にだって一点の曇りも無い
何が有ってもすぐに声を掛けられる範囲にスタッフが居る
昔の当たり前が高級に見えるのが現代さ
来る途中にあったすき焼き屋さんも佇まいがかっこよかった
すげえよ函館
サウナは今どきで6人制限
マットがデカくてどうにも6人以上入れないようになってる・・・うーん
「ダメだ!足りん!」
明日の朝イチまた来るわ
ハードだけで圧倒された

別荘なんで買えないけどとりあえず隣のアパート借りようか考え中

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てるちん

2022.06.06

1回目の訪問

「初めて」来る場所は今でも「ワクワク」する
ただ漫然としていると「ワクワク」が遠ざかっていくだけのお年頃
天気も良いので少しだけ足をのばしてみた

手稲や絢と比べて「ちんまり」していて
居心地の良いサイズ感
「俺は煮干しだな」
美味そうなラーメンのポスターを眺めて2階へ

パッと清めてまずは露天
晴れた空そよぐ風、そしてぬるめのモール泉
いきなり天国かよ
近隣にいくつかあるモール泉の中でも
ここは「とろみ」が強いように感じる
その手のローションか?おい!エロいぞ
エロモール泉で温まって露天の椅子に腰を下ろす

目を瞑って風の匂いを嗅いでみる
「夏の匂い」がする
また「夏が来るぞ」
物心ついた頃から毎年感じてきたこのワクワク感
あと何回感じることができるかな

さて、心地よく身体が冷えたところでサウナにIN
気密性がとても高いサウナ室
温度の割に汗が早く出てくる
休日の午前
嬉しそうな表情でサウナに入っている人が多い
ちょっと良い空間

水シャワーで汗を流しての水風呂
冷たすぎない水風呂の良さを再確認した

再び露天スペースで休憩、外を眺める
近くに池があるんだね
夜の雰囲気も良さそうだ

「初めてのワクワク」といえば私の「初」の歴史

甲斐バンド
GRECOの黒いレスポールモデル
ニコーリフレ
みきちゃん

初めて自分のお金で買ったLP
あの頃は中学1年でも学校公認でバイトが出来た
稼いで買うってーのがカッコいいって思ってた
アーティストのセレクトが何とも微笑ましい

初めてのエレキギター
今でも傍に居る
エレキじゃない初めてのギターは
学生服に付いてきた白いギターで
フォークギターとクラッシックギターが折中された
妙な作りのヤツだった
女子のセーラー服にはオマケはあったのかな?

初めてのロウリュ&熱波
もう一滴も汗なんて「出ねーよ」と思ってた身体に
熱波一発!アラやだ「出るものねぇ」
あの衝撃でサウナにハマった
初めてのサ活投稿もここ

最近はおなじみの銭湯/サウナの巡回ばかりだった
今年の夏は少し遠出をして初めての場所に行ってみよう
幾つかのワクワクに出会えるかもしれない

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てるちん

2022.05.31

5回目の訪問

藤の湯

[ 北海道 ]

薄々感じてはいたのだが、どうも「機能」が減っているようだ
こどものころや若いころの俺の機能一覧に載っていた「機能」の中で
今はもう使えなくなっているものを整理してみようと思う

・チャリでウィリー
「ロードマン」に代表されるドロップハンドルに移行するまで、主に小学高学年で多用された機能だ
テレビか映画の影響だったと思うが意味も無くハンドルを持ち上げて
自転車の前輪を浮かせることに夢中になっていた
ちなみに今やったら死ぬ

・種類に関わらず虫を手掴み
「カブトムシ」「クワガタ」「トンボ」までは今でもイケると思う
「ハサミムシ」あたりから下の奴らを素手でいく機能はかなり前に廃番になった
蝶々もムリっ!幼虫系なんて今さわったら死ぬ

・大喰らい
極最近廃番になった機能のひとつだ
例えば北24条「宝来」の定食や「チャン大(チャーハン大盛り)」あたりは
常食していたものだが、今食ったら死ぬ
この機能はある日突然使えなくなる
「あぁ、コレもう食べきれないんだ〜」
意外にショックが大きいので同世代の皆さまは注意されたし

他にも色々と使えなくなった機能は多い
「悔しけれどオマエに夢中ギャランドゥ♪」だ
仕方がない

それに新たに加わった機能もわずかだがあるんだぜ

・「あしだまな」が大好きに
脂身、しいたけ、だいこん、マメ類、ナマコ
こどもの頃は全て食えなかった
「あ・し・だ・ま・な」とつぶやきながら給食の献立表をチェックしたものだ
あの頃は「食べ終わるまで昼休みに入ってはいけません」
小学校も骨太の方針だったのだ
今は「肉の旨味は脂の旨味」だと確信しているし
ナマコ酢があれば死ねる

・熱湯愛
こどもだからそう感じたのかもしれないけれど昔の銭湯はもれなく熱かった
そしてもれなく水でうめると怒るじじいが居た
風呂あがり、真っ赤になったからだで
「ワイも大人になったら水を入れるこどもを怒鳴ったるんや!」
強く決意した小学生は商人(あきんど)の道には進まず
いつの間にか「じじい」の手前まで来ている

「藤の湯」は今日も熱く調整されていた
こどもをどやしつけるには実におあつらえ向きだ
ミストサウナも「チンチン」で最高なのだがこどもは好まないかもしれない
そう思うとミストサウナを楽しめるようになったのも新機能か
「センサーを勝手にちょすな!」注意書きは男子小学生の関心を惹くと思うが残念だ
ミスト、水風呂、主浴槽、水風呂、副浴槽・・・
命の残り火を費やしながら待ってるのだがこどもはなかなか銭湯に来ないんだよなぁ
怒鳴らないからさあ、キミも銭湯においでよ

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89

てるちん

2022.05.23

3回目の訪問

「想いの強さ」や「努力」や「祈り」や「願い」ではどうにもならない事がある
この場合「まじない」や「民間信仰」や「祈祷」などでも歯が立たない
「反社に仲介」を頼んだり「JAROに訴え」ても無理なものは無理だ

そうまでしても成就しないことを
想いが届かない事を
人は「縁が無い」と言ってあきらめてきた

自分にとってそれはゆう&ゆの「黄金の湯」だった
焦がれようと入浴できない「黄金の湯」
光(陽)があれば影(陰)がある
「黄金の湯」の陰が「シルクの湯」なのだ

ちなみに、永遠の光「黄金の湯」はこうだ!↓
①主浴槽
②源泉風呂
③電気風呂
④サウナ
⑤ミストサウナ
⑥ボディシャワー
⑦露天滝風呂
⑧ジャグジー(只今絶賛故障中)
⑨ジェットバス
⑩黄金の壺風呂
⑪陶器壺風呂

このラインナップに圧倒されない人物が現れたなら
私は迷わずその軍門に下る

そして縁が強過ぎるがゆえに陰となった「シルクの湯」はこうだ
①主浴槽
②ジェットバス
③電気風呂
④サウナ
⑤ボディシャワー
⑥露天岩風呂
⑦シルク風呂
⑧陶器壺風呂

「Why?Japaneseピーポー!」
光と陰の意味がお分かり頂けただろうか
基本、1日おきにこの2つは入れ替わる
なのに
陰、陰、陰、陰、陰、陰、陰、陰、陰、陰、陰・・・
太陽なんて昇らないと思っていたさ「へっ!」
それがっ!なんとっ!まさかのっ!初めての「黄金の湯」(/ω\)

いつも清潔なマットが使える④サウナは4段の大箱
温度計の精度は?だが最上段は相当に「熱い!」
座面や床が隙間なく熱いので足の裏がヤヴァイぜ
「あ、番号付いてないや」の水風呂は冷たすぎなくて良い・・・
っていうかここは②源泉風呂だろうが!
永年の想いがつのって泣きそうになったわ!

源泉温度30度、水温計表示がこの日は26.5℃
水風呂飛ばしてまっすぐ行ってもいいよ
もうね、3大!これ3大!世界3大源泉風呂でいいよコレ
「フラヌイ温泉」「えべおつ温泉」とここで良し!
ここは体温との差が約10度だね
身体がじーっくりと冷えてきて「出なきゃな」と思う2分前くらいに
全身がぐにゃぐにゃになって
蛸(タコ)の気持ちが理解できるようになります!
これも3大!3大!3大メーカーでいい!
「エスプレッソメーカー」「脳内メーカー」「蛸メーカー」

壺風呂>足裏火傷サウナ>蛸メーカー>ミスト>外気浴
を3回繰り返すと仮面ライダーに出てくる怪人になっちまうよ!怪奇!タコ男!
幸せです!ありがとう

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てるちん

2022.05.16

4回目の訪問

藤の湯

[ 北海道 ]

記録は「唐突に」そして「大幅に」塗り替えられた

「矢吹丈と力石徹」
「星飛雄馬と花形満」
「たけのこの里ときのこの山」

記録が塗り替えられる時はいつだって
ライバルとの切磋琢磨が裏にあったはずなのだが
そうじゃないパターンもある

「千代の富士と貴花田」

今回はこっちだろう

西前頭筆頭の地位にあったとは言え、齢18歳の若者が
たった一度の取り組みで大横綱を精神的奈落に突き落とす
そんな鋭さが藤の湯での記録更新にもある

そう。俺は藤の湯ではいつだって
「最年少(推定)」だったのだ
いつ来ても自分より若そーなお客が居ない
安心して「若造ヅラ」していられるチョー居心地の良い場所
そんな楽園にサウナハットの若者が居た!2人も!
解っている!チャンプ陥落は仕方のないことだ
ただ、今の俺は彼らの目に
「前チャンピオン」として映っているのだろうか
隣のおじいちゃんと同じ扱いなのだろうか
そんなことを考えながら主浴槽に浸かる

開店直後に来られる常連さんたちは
あまり「熱湯」にこだわってはいない
15時頃には日頃「ぬるめ」と誤訳されている副浴槽との
温度差を感じないことが多いのだ

でもね、ここからの30分が藤の湯の真骨頂だ
主浴槽の水温計が「じりじり」と時計回りに動き出す
ミストサウナで「タオル旋回ごっこ」をしているうちに
目盛は47℃付近まで勢いを戻しているはずだ
客層によっては更に高温化する日もあるし
副浴槽も同時に「大悪党」に育っていることもある
天国か地獄かはあなた次第なんだ
この日も身体は徐々に熱に対応しているはずなのに
このタイミングで今日一番の
「劇熱」を味わうことが出来てしまった
それだけでもありがとう藤の湯

最後のキメに長めにミストサウナに籠って
水風呂をオーバーフローさせる
新しく綺麗になった白いトタンの壁を眺める
「ん?」
天井の「蒸気抜きの穴」から入り込んだのだろう
桜の花が「ひらひらり」と降りてきて一片が水風呂に入った
鷹の湯の雪見風呂以来の風流テロだ

「大雪と藤の湯」

この2月にあった戦いだ
雪とはライバル関係じゃ無いし
藤の湯が負けたわけでもない
長い長い歴史の1ページが更新されただけの
ただそれだけのことなんだ

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94

てるちん

2022.05.09

3回目の訪問

七福湯

[ 北海道 ]

こどもの日だった
正午過ぎに喜楽湯に行った
チャりの数が半端なかった
駐車場からチラリと覗いたロビーにたくさん人が居た
「うーん」となっているとすぐ横を
4人連れがのれんをくぐっていった

GWをナメていたようだ
この時間の喜楽湯を諦めるとなると
次に開く銭湯は七福湯と神宮温泉 
13:30だ

少し迷って七福湯に向かう
GWの余波を七福湯はどのように受け止めているのだろう

13:45到着
「完全平常営業中」

ゴールデンウィークの「ゴ」の字も
こどもの日の「こ」の字も無い
いつもの七福湯が迎え入れてくれた
大事件や災害の時に「しれっと」ムーミンの再放送をしている
テレビ東京のような不屈の平常心に感服した

ロビーにはご主人ともうお一方
宴会はまだ始まってない・・・ようだがどうだろう
浴室には先客が4人でそのうちの2人が墨あり
他の銭湯もそうだけど特に七福湯で一緒になる墨の人たちは
朗らかでニコニコしている
墨無しのお年寄りとのあいさつや会話も弾んでいる
本気出した時のお姿は存じ上げないんだけど

ここは脱衣所に「浴室に向けて」テレビが置かれている
それを浴室内から見るのだけれど
浴室側のガラス壁が湯気で曇って見えなくなる
割と頻繁に
そうなると誰かがケロリンに湯を張ってガラス壁にぶっ掛けて見えるようにするのだが
初めて来た時に脱衣所側からその光景
つまり「入れ墨したおっちゃんがこっちにむかって湯をぶっ掛ける様子」
を見た時は「ずいぶんと遠いところまで来ちまったな」と思ったものだが
いまでは率先してお湯掛けをしている
何度も言うが「褒められて伸びるタイプ」なのだ

もう一点、浴室内ではテレビの音声があまり聞こえない
この日はちょうどファイターズ戦が映っていて
何やら清宮君がホームランを打ったらしかった
テレビ側に居た俺が「あ!」と声をあげた
洗い場に座っていた2人がその声でテレビをチラ見しながら
サウナ室に駆け込んでいった
中にスピーカーがあって音声が明瞭に聞こえるのだ
聞きたかったので自分も合流し暫し清宮談義に花を咲かせる

攻守交替のタイミングでサウナ室を出て
お風呂ルーティンを再開する
サウナ>水風呂>流れ湯>水風呂>でワンクール

本当に清涼感の強い水風呂で周回がやめられなくなる

で、そろそろフィニッシュというタイミングで
超音波浴槽に入りながらテレビを見ていた
今、入って来たおじさんがガラス壁に湯を掛けた 

「あ!」

二打席連続だ!

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てるちん

2022.04.26

1回目の訪問

ホテルいずみ

[ 北海道 ]

太平洋を望む露天風呂
遠くに渡島半島が薄っすらと見える
空気がよく澄んでいるし、風も無いので
今日は格別に遠くまで見渡せるようだ

虎杖浜の温泉だもの「とろっときりっと」の信条とおりで良い
無頓着な性質なので肌のコンディションとかよくわからないが
上がった後に「爪」の状態がとても良くなっているのに気づいた

サウナはとても小さい
月火水木土日の笑福の男湯サウナくらい
狭いけれど利用する人も多くないので
3人掛けに横向きに座って体育座りもイケた 週末なのに
席の奥に小さいけどパワフルなストーブが居る
狭くて、静かで、薄暗くて、湿っていて、熱っい空間
そこに独りきりとは「贅沢だねえ」

思いのほか汗をかけたことに満足しつつ水風呂
1人用のサイズで水は掛け流されている
夏場は少し温度が上がるのかしら 春の今は快適温度
体中の水分がキレイなこの水と入れ替わって
浄化されたような気分になる
「透析?いよいよ?」とか言われそうだけどそちらはまだ大丈夫です

身体が冷えたら「さあ、露天にでよう!」

ベンチが一脚置かれている
方向的にはここでも体育座りで海が真正面にくる
まだ花の色合いが少ないけれど
空の淡い青色と海の群青
何も考えず10分くらいは見惚れてしまう
十分に休憩したところで冒頭の露天風呂へ

静かなかけ流し
体を沈めてじっとしていると
水面のざわめきが静まって、やがて
鏡のように陽光を反射しはじめる
暖かい、大気の香り、陽の光。鳥のさえずり。。。にじみ出る多幸感
何か悟りを開いてしまいそうになる

「あ」静かな水面に羽虫が一匹浮いていた
今年はじめて見る光景だ

これをもって今年の春の訪れを宣言します by 俺は教祖だ

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てるちん

2022.04.25

3回目の訪問

望月湯

[ 北海道 ]

カウンターのご主人に「こんばんわ」とあいさつして脱衣所へ
ガラス越しに浴室に目をやる「おぉっと?」
空いている
「おいおい、ここは望月湯だぜ?」
急いで脱衣して浴室に入った

宝寿湯側じゃない方の壁のカランは丸っと1列誰も居ない
サウナをのぞき込むとサウナハットの彼が1人
メイン浴槽、宝寿湯ともに無人で洗体中が2人
露天スペースのドアを開けたが誰も居ない
「な、何だと!」総勢たったの4人 
すでに男湯の四分の一が俺のモノになっていた

男とはプライドと征服欲と独占欲で出来た生き物
この局面で「望月湯 男湯独銭!」の栄光から
目を背けることが出来るヤツなど俺は知らない

「ゴシゴシ」洗体しながら考える
単純に一番遅くやって来たのは俺
先客の3人はやがて去っていくだろう
問題はこれから来る客だ
邪魔してもらっちゃ大変だ
卑劣な手を使ってもやむを得ないだろう
例えその相手が
ク〇ちゃんさんであっても
CPAP事〇さんであっても
唐〇子さんであっても
アキネ〇トさんであってもだ 
ん?

落ち着くためにもサウナに入ろう
出入りが少ないためか温度計は100℃辺りを指している
いつもずぶ濡れの座面が薄っすらと乾いているじゃないか!
乾いた座面にMyマットを置いて尻を乗せる
「ううっ!」あまりの事に泣きそうになった
と言うよりも思った以上に座面が熱くて声が出たんだ
横尻がマットからはみ出していた
砂時計を3回反転 満を持してサウナを出る
「よしよし」先客1名が脱衣所に移動している
あと2人だ

水風呂のシャワーが出っ放しになっていないじゃないか
「馬鹿な!」シャワーのノブを荒々しくつかみ全開にする
「男湯独銭」の野望を抱く荒くれものなのだから当然だ
ゆっくり身体を冷やしていると
サウナハットの彼も出て行った
あと1人
「ふはははは!」デーモン閣下イメージで笑いながら
そーっとシャワーは止めておいた

露天に移る
ベンチをお湯で流して腰を据えるそして目を閉じる
これから来るお客への対策
くどいようだが、あの!人気の!いつも賑やかな!
望月湯の独銭があと1人のところまで来ている
嫌でも佐々木朗希の姿が自分に重なる
入って来ようとする新たなお客に
浴槽の入り口に桶とかイスを積み上げてバリケード。。。「なし」だろう
冷たいシャワーで応戦するくらいは「あり」だよなぁ「うーん」

唸っている間に浴室は常連さんで賑わっていたのだが
この時の俺はまだそれを知らない

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てるちん

2022.04.18

4回目の訪問

外壁の工事が終わっていた
あえてその感想は伏せておく

「がらがらっ」と引き戸を開けると中は変わっていない
休憩室の模様替えがあった程度なのかしら
なので、いつものように少し薄暗い脱衣所に入る
何度も読んでいる新聞の切り抜きに目を走らせながら
急いで服を脱ぐ 早く入りたい

「肌が合う」という言葉がある
色っぽいイメージを持つ言葉だけれど
「気が合う」とか「しっくりくる」というような意味で使う
「えべおつ」とは肌が合うんだ
前のめり気味に浴室に入る
右手の冷鉱泉に「チラリ」と目をやる

(;`ω´)ゴクリ

ホースの先端を指で潰した時のように
蛇口から冷鉱泉が勢いよく噴き出している
浴槽に溜まった冷鉱泉が艶めかしいく「青白く」濁っている

全てのカランの前にイスとケロリンがセットされていた
前からこうだっただろうか
一番奥、温泉浴槽の手前のカランに腰を下ろす
早く「サウナ」に「冷鉱泉」に「源泉」に入りたくて気が急いている
洗車機のごとき速さで身体を洗い
大きい方の温泉浴槽に身を沈める
早くサウナに入りたい
自分を制するためにゆっくり「100」数えてみた

サウナに入って気づいた
今日この時間、他の利用者はゼロだった
ペラペラのマット(普通のタオルとも言う)が乾いている
時刻から考えても一番乗りらしい
ここは自分にとって最短時間で汗をかかせてくれるサウナだ
「肌が合う」ってヤツだ
2、3分で汗が噴き出し始め10分もあれば十分

扉を開けて右を向いて屈みこむ
冷鉱泉を桶にすくって頭から被る
1杯、2杯、3杯・・・
鉄の香りが駆け抜けてゆく
「・・・最っ高だ」
もう後は無限にループが続くだけ

「また来ます!」
めずらしく受付にご主人が居た
満足して改めて工事の済んだ外壁を眺める
「あの人」の笑顔が浮かぶ(シャイな工事のオッチャン)
さよなら!オッチャン!「真冬のランデブー2022」は今日でおしまいだ
もう春なのだから

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てるちん

2022.04.16

3回目の訪問

藤の湯

[ 北海道 ]

ふかく熱いお湯が再開だ!うれしい!
じんじん来る!コレだよコレ!
のぼせる寸前まで耐えて耐えて
ゆっくりと水風呂に沈む 何も要らない
サウナも「ガッシャーン」の間隔短くなった
いちばんの変化はトタンが新しくなったこと
かなり明るく綺麗になった
いわおうじゃないか!今年はいい春が来たよ
おじいちゃんと小学生が入ってる
めずらしいよな今どきは
でもケロリンを頭に被る正しい子だった
とにかく藤の湯が再開したんだ
うれしいしか無いじゃないか

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てるちん

2022.04.14

1回目の訪問

ずっと前から来てる
これからも来つづけると思う
ただ3年に2回くらいの頻度だけどね
どっちかが消えて無くなるまで
この淡い関係が続くのだろうと思っている

いつ来ても賑わっているが
設備も大きいので洗い場が確保できなかったことは無い
ただしサウナは特に人気なので
満員で踵を返すことも珍しくない
サウナハット組から
サウナに「うんちく」や「こだわり」を全く持たない層まで
幅広ーいお客さんが楽しんでいる

そういうとこなので
細かなとこに「目くじら」立てると疲れる

広いサウナがディスタンス無しで「みっちみちだ!」然り
テレビのボリューム「でか過ぎゃしませんか」然り
そのテレビに映る日ハムの体たらくを大声で叱咤するオヤジ然り
広い水風呂に躊躇無く頭からダイブする輩しかり
水風呂の縁に腰掛けた状態で頭から水をかぶるアンタ然りだ

「リテラシー?」
野暮なこと言いっこなしでいこうや(ここじゃあ)

サウナは混んでいるので好みの席に座るのは難しい
「お!空いてる!」ってのはだいたいストーブ前の三角コーナーだ
遠赤パワーが直撃するのでとても熱い
直接的に熱いのでどうしても「焼きムラ」が出来てしまう
「生焼け」と言い換えてもいいだろう

水風呂から上がると決まって良く焼けた体の右半分にだけ
びっしりと「あまみ」が現れる
半身だけ真っ赤なんだ
ピンとこない人は「キカイダー」で画像検索するがよろしい

検索した?
そんな感じになるんだよ

なんならそのまま充実した露天スペースに出て
「とうっ!」とポーズを決めても「蔵ノ湯」なら許してくれそうな気がする
ではまたそのうちに

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てるちん

2022.04.11

3回目の訪問

ながぬま温泉

[ 北海道 ]

空知最高!そら!ちんちん!
春だ!ちんちんもスプリング・ハズ・カム

長い廊下を歩いて
突き当りを左に曲がれば男湯
浴室の広さの割に洗い場の数が少ないような気もするが
主浴槽からのオーバーフローが足元を流れていく
特等席があるので探してみるとよろしい

洗体後の塩ゆでには露天をお薦めする
岩風呂の岩が紙やすりにならないように
慎重に身を沈めて「どばどば」と投入される湯の音を聞きながら
空を見上げてごらん
この時期は白鳥のV字編隊が滑空している

高温サウナは大きい方
大きな遠赤ストーブが「ごうごう」と唸っている
90度ちょっとで湿気は低め
最上段は体育座りが可能で寛げるのだが
出入り口からの視線がストレートに股間に絡むので
タオルなどでどのように隠すか、あなたの技術が問われる場だ
3つある全身シャワーのブースで汗を流したら
冬~春限定の「切り裂きジャック」
恐怖の水風呂の階段を降りよう
「あ」今シーズはもう底をうってしまったようだね
「See you next Winter」また次の冬に会おう
でも十分に冷たい!まだ10度位

ジャックにやられたわが身には休息が必要になる
それには主浴槽の端っこに少しだけ設けられた
38度設定の小さな温泉スペースが最高だ
体温プラス1.5度の悦楽 他では会えない「溶けるヤツ!」
密かに「涅槃風呂」と名付けて可愛がっている
何十分でも居られるのだが「再始動ボタン」を押して
小さい方のサウナに潜り込もう
喜楽湯の地下サウナを「秘密基地」と言うのならば
こっちは「隠し部屋」忍者屋敷レベル

そしての締めにはアイツが居る
底からは「ボッコボッコ」とバイブラが沸き上がり
壁から「ジュゴー」とジェットが噴き出す
浴槽内はパーフェクトなカオス
「ボロ雑巾」のように扱われるのがツボの
あるタイプの「M」には言葉に出来ないだろう
数式にしてみると
cosα+cosβ=2 cos1/2 (α+β) cos1/2 (α-β)
となる
いかにもテストに出るヤツだ

足をの延ばせば身体が浮遊する
勝手に「腹筋運動をしたことにしちゃう」マシンを
全身に装着しているようだ
「あはは、ボロ雑巾みたい!ボロ雑巾」泣いていた

廃人になりそうなので立ち上がる
水深80センチ
ちょうど水面近辺が僕のオオカミ魚の生息域になる
そこに「下」と「横」から強力な「浮遊圧」がかかる
水面にオオカミ魚が「こんにちわーー!」と顔を出した

スプリング・ハズ・カム
春が来た

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てるちん

2022.04.06

1回目の訪問

水曜サ活

ユンニの湯

[ 北海道 ]

技術が進歩して色んなことが「解かってくる」ことは
嬉しいようで寂しいことでもある

例えば、日本各地の古墳で見つかった黒い米粒状の遺物の話し
亡者が「食べ物に困らないように」という願いを込めて
骸とともに葬られたお米の代用品であると習って
古代のロマンに見悶えたものだが
今やあれは「虫の糞」ということで正式に確定している
返してよ!俺のロマン

そんな訳で「ユンニの湯」だ

どんな訳かと言うと
ほんの少し前までは
帯広とドイツ連邦 世界の2か所にしか無いと言われた
モール泉がここにあるからだ
ただ「世界3か所目!わーお!」ということではなく
恵庭にも弟子屈にも何なら森林公園温泉「きよら」や「森のゆ」にもあるし
ぶっちゃけると日本全国にあるようになっちゃったモール泉
ね、少し寂しい気持ちになったでしょ?
高嶺の花だった「アワビ」がさ
韓国の養殖モノが格安でスーパーに並ぶようになって
嬉しいやら寂しいやらってのとちょうど同じ気持ちになるよね?

ここに来たら何は無くともそのモールに浸かる
この「つるつる」が嫌いなヤツってそうそう居ないんじゃないかね?
メイン浴槽の子ども用の浅い所、実は好きなおじさんは多い
「本物の子ども」が来ちゃったんで
仕方なく場所を明け渡す時のおじさんの表情は
オスカー獲れそうなくらい「グッとくる」
丸い浴槽は本来はジャグジーなのかしら
あと内湯には「ハーブ湯」があってテイストは日替わりってことらしい

サウナはレンガを多く配した剛の作り テレビは無い
L字の短い方の1段目 
ストーブ至近距離のこの席であぐらで臨むのがおススメ
「あぐら気分でろっけんろー(©️トムキャット)だ!」

水風呂は地下水だそうで、ちゃんと塩素ぶち込みを自白している
温度がね!ちょうどいい!こん位でいい!
露天には2つベンチがあるし内湯にもイスが何脚かあるので
休憩もバッチリだ!
文句なんてないさ!オバケなんてウソさ!

札幌起点1時間範囲は強豪ひしめく激戦区
特に空知方面は令和の関ケ原だ
強塩泉と露天の排水溝でおなじみ北村温泉
横並び4人用秘密サウナと飛べるジャグジーのながぬま温泉
伏兵中の伏兵 冬場の水風呂は「切り裂きジャック」月形温泉
南幌もあるし、パラダイスヒルズもある

素晴らしきかな!空知!キャッチフレーズが浮かんだよ
「そらち最高!そらチンチン!」

どうだ!

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